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- エルネスタが入室しました
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- アンゼルムが入室しました
- エルネスタ
- お付き合い感謝です
- アンゼルム
- こちらこそ
- どの辺どんな感じにやりましょ
- エルネスタ
- 確か2日間の猶予があるって言ってたから
- アンゼルム
- ネスカはサイゾウとおデートしてたし…(?
- エルネスタ
- ああうん
- アンゼルム
- 2日間あったねそういや
- エルネスタ
- そこの外出んところだと、時系列がむずかしいから(もしかしたら皆でCCできるチャンスもあるかもしれないし)
- あのお出かけ以外の自由時間のどっかのほうがやりやすそうかもしれない
- アンゼルム
- そうだね、その方がきっといい
- 自由時間で会うとして……
- エルネスタ
- つまりなんでもあり
- アンゼルム
- 花街!?
- エルネスタ
- 花街はいかなそう
- アンゼルム
- わかる
- エルネスタ
- えーとなんかマップ
- アンゼルム
- こ↑こ↓ https://sw.tale.blue/tmp/seiaanne/AZltIX.png
- エルネスタ
- なんか屋上とか話しやすそうな場所はないか
- アンゼルム
- そうなると宿屋が一番良い説ある? 外で全然問題ないならうーんどこか屋上
- エルネスタ
- 宿屋でいいか
- アンゼルムくんは屋根の上に登ったりしませんか
- アンゼルム
- 駅で見晴らしの良いところとかね
- 登りますよ~
- エルネスタ
- じゃあ朝霧の中か、夕暮れ、屋根に登ってるのを見かけてエルネスタも登ってくる感じで
- どうでしょう
- アンゼルム
- いいよ~
- 朝霧も夕暮れもいいシチュエーションね…
- エルネスタ
- 迷いそうならランダムで
- 希望はある?!
- アンゼルム
- いい感じの夜は割りとやってる感じあるから
- 朝霧どうでしょう
- エルネスタ
- OK
- じゃあ軽く描写します
- アンゼルム
- やったぜよろしくおねがいします
- エルネスタ
- うおおごめんちょっと先にといれ
- アンゼルム
- いっといれ
- エルネスタ
- ごめん戻りました
- アンゼルム
- おかえり~無理なさらず
- 漂流の末、たどり着いた異境の地、シュンカ。どことも知れぬ大地での滞留は、にわかに終わりの気配を見せていた。
- 一行にとって馴染み深いイルスファールとシュンカを繋ぐのは、一日わずか五分間のみ通話が許された、一対の通話のピアス。
- 制約だらけの通信手段なれど、それが蜘蛛の糸のように帰還への希望を繋げていた。
- どこか、張り詰めていた糸が緩むような安堵。残された時間はそれぞれの流儀で、報告のための調査を、または異国の空気を記憶に刻むように思い思いに過ごすこととなり――
-
-
- 空気が冷たく、冴えている。
- まだ、街が目覚めるには少し早い。
- 辺りには朝靄が立ち込め、シュンカの色彩豊かな街並みは、乳白色の帳をかけたように白じんでいる。
- そんな景色を、新緑亭の屋根の上から、静かに見下ろす人影があった。
- エルネスタ
- こんなかんじでおねがいします
- アンゼルム
- ほ=い
- アンゼルム
- サバイバルコートを着込み、首元を深く隠し、僅かにそよいだ風が柔らかな銀色の長髪を揺らす。
- 金色の瞳は朝靄に埋もれた街並みを見下ろしていた。どちらかというと何かを探るような視線ではなく、何かを思い起こしているように眺めている。
- エルネスタ
- 入ってよくなったら言ってね
- アンゼルム
- やがて思案中の手慰みに、この街で購入したと思われる武器を、手元でペン回しでもするかのように弄んでいた。
- アンゼルム
- いいよ~
- エルネスタ
- エルネスタは、特に気配を隠さなかった。
- エルネスタ
- は
- アンゼルム
- ほ
- エルネスタ
- 発言がかえられない
- アンゼルム
- なんやて。
- エルネスタ
- かえられた
- アンゼルム
- やれたやん
- エルネスタ
- 「おはよ」
- 瓦は朝露で湿っていたが、森で培った身のこなしで、するすると上がってきたのだろう
- 「早起きだね、アンゼ。……それとも、あんまり眠れなかった?」
- アンゼルム
- 警戒して出迎えることはなく、来るのであれば拒まずと、今の様子のまま静かに待っていた。
- 「ん、おはよ。ネスカ」 手を止めて顔を振り向かせると、穏やかに目元を緩ませて笑いかけた。
- 「それ俺のセリフだよ。ネスカこそ早いじゃない?」
- エルネスタ
- 冷気対策だろうか、エルネスタは厚手の防寒具を羽織っていた。たしかハンテンとか言う、宿で貸してくれたものだ。彼女の小柄な体躯にはいささか大きいのか、たっぷりした袖は指先まですっぽりと覆い隠していた
- アンゼルム
- はっ、和服のこと忘れてt まあええかサバイバルコートでも全然
- エルネスタ
- 手持ちのをつかったんじゃろう
- アンゼルム
- うすうす
- エルネスタ
- アンゼルムの待つ場所まで危なげなく歩み寄っていく。 その小脇には、ガサガサと音を立てる素朴な紙袋が一つ抱えられており、
- エルネスタ
- 朝でも売ってそうな食べ物なんだろ
- エルネスタ
- 「いやあーははは……、小腹が空いちゃって」 朝ごはんを待てなかったらしい。
- エルネスタ
- 売れ残りの焼き芋とかでいいか
- アンゼルム
- 夜通しw
- いいよ~ん
- ベイクドモチョチョでもいいよ
- エルネスタ
- 「どーです? おひとつ」 差し出された紙袋の口からは、甘く、香ばしい湯気が立ち上っている
- 紅色の甘藷だ。この街では、焼いた石でじっくりとふかして供す屋台がある。こんな朝からやっているとも思えないが、売れ残りをちゃっかりせしめてきたのだろうか
- アンゼルム
- 「ふふ、健全だね」 買食いが出来るくらいには、やっと落ち着けたのだろう。らしい行動に小さく笑う。
紙袋の口が開くと、美味しそうなにおいが鼻をくすぐる。胃袋が連動するように身動ぎして、空きっ腹を主張させた。
- エルネスタ
- サツマイモと言っても唐芋と言っても違和感があるからコレで
- アンゼルム
- かんしょ
- 馬鈴薯みたいな……あっ漢字がちげえ
- まあどっちもいもか へえ~
- エルネスタ
- 「我ながら、げんきんな身体でありますよ」 と、肩をすくめて。
- アンゼルム
- 「気が利くね。じゃあ頂くよ」 武器を仕舞い込んで、差し出された甘藷でやけどしないよう端の方を持って受け取った。
- エルネスタ
- ちょっと笑って、 「どーぞどーぞ」
- 「あち、あち」 自分も湯気を立たせる焼き芋を左右の手でパスし、ハンテンの袖で熱を遮る格好で落ち着いた。
- アンゼルム
- 「しばらくはこれで暖が取れそうだね」 一旦と、芋を割らずに手元で落ち着けた。
- エルネスタ
- どちらも、比較的小ぶりな芋だ。それをぱっきりと真ん中で割って、はふはふと食べ始めた。
- 「んー、おいひー」
- 「朝は冷えるからね」 冷めないうちに食べなさいよ、と言って
- アンゼルム
- 「相変わらず美味しそうに食べるよ」 食欲をそそるよね。
- 武器の代わりに今度は芋が手元で……とはならなかった。一つ頷きを返して、エルネスタが食べて始めて少ししてから、自分も真ん中で割る。左手の方から少しずつ口に含み始めた。
- エルネスタ
- 「だって美味しいし」
- 街で出会う凝ったお菓子も楽しいが、自分はこういう素朴な味のほうがやはり好きだ。
- アンゼルムの食べる様子を、横目で見やり
- アンゼルム
- 「正直だよねぇ」 とんでもなくハズレを引いた時のことを思い出す。面白い顔をしていたね。
- エルネスタ
- 「んー? ……なんで笑っているのかな、キミは」
- 言外の意味を感じ取り、半眼になり
- アンゼルム
- 「思い出し笑いだよ」 エルネスタの表情の変化に構わず、隠さなくてもいいかとあっさり答え
- エルネスタ
- 「………」 何を思い出したのやら…… と、釈然としない顔。追求はしない方向のようだ。藪をつついて蛇を出すこともある。
- アンゼルム
- しつこく笑いの尾を引くことなく、何度か焼き芋を嚥下した後、
- エルネスタ
- もぐ、もぐ、と食べ進めて
- アンゼルム
- 「朝食まで持ちそう?」 お腹ね。
- エルネスタ
- 「ん」 と頷く横顔。
- 片方の尾を押し込み、咀嚼。 「……何だか、こうして二人だけで話してると、不思議な感じ」
- アンゼルム
- 「久しぶりに感じる……というよりは、こんな状況で、かな?」
- エルネスタ
- 朝靄に白じむ異郷の光景は、少女の言う通り、どこか現実感を薄れさせる
- 「知らない土地の、知らない国の、知らない街で……」
- 「まるで何かの夢なんじゃないかって――なんて、そんな事はないんだけど」
- アンゼルム
- 見慣れない地を眺める少女の視線の先を追う。
- 「朝靄が余計にそう思わせられるね」
- 「ここまでの過程もなんとも、現実離れしたものだったし。冒険っぽいことは多分にしている、とも思えるけどね」
- エルネスタ
- 「冒険かぁ……」 もぐ、 「まあ、確かに? ひとに語っても、あんまり信じてもらえなさそうだよね」 と苦笑する。
- アンゼルム
- 朝靄に烟る街並みを眺めたまま少し目を細めて、 「誇張した土産話、と受け取られないといいね」
- エルネスタ
- 「………」 土産は、持ち帰るものだ。
- 「キミは……さ。帰れなかったらどうしようとか思わなかった? いろんなことがあったのに、いつも通り、落ち着いて見えたから」
- アンゼルム
- 「ん………」 むぐ。芋を食べる手が一時停止した。
- 「……」 言いあぐねるかのような少しの沈黙があった。
- 確かに指摘された通り、自分は然程それについて強い反応は出さなかった……出なかった。
- アンゼルム
- うってるにょ
- エルネスタ
- 「私は――」 そこまで言って、やめた。きっと言う必要はないだろう
- エルネスタ
- おう
- エルネスタ
- ちらり、と傍らの少年を見る。
- アンゼルム
- 「ネスカとミシェラは特にさ、帰る場所がはっきりしてるでしょ。元の場所での目的だってある」
- 「俺にも無いわけじゃあ、無いんだけどさ。なんていうか……あんまり、執着がないんだ」 はぐ、と右手の芋を食んだ。
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- が入室しました
- アンゼルム
- !?
- いいねくんか!?
- エルネスタ
- 「ふうん……」 そんなものなのだろうか。
- 「でも、いざって時に帰ろうと思えば帰れるのと、そうでないのとでは違いそうなものだけど」
- アンゼルム
- 「どこに居ても同じかなって……」 もっと遠くを見るように、視線を街並みより少し上に向けた。
-
- 辻です!
- アンゼルム
- 「……ああ、別に俺もイータみたく流されてきたわけではないよ。正真正銘、ケルディオン大陸生まれ」
- エルネスタ
- 「……どこでも同じ……か」
- 不意にどこかに行ってしまいそうな、一抹の寂しさを覚える。
- アンゼルム
- 「むしろ余計なしがらみがなくなって楽になるかも……なんてね」
- おどけて、ウィンクしてみせた。
- エルネスタ
- この少年は不思議なことにこれまで自分に付き合ってくれているが、何か契約めいたものがあるわけではない。自分は気まぐれが起きないことを願うことしかできない。
- 「ま、キミならどこでもやっていけそうだよね」
- それは心底そう思う。
- アンゼルム
- 「あっさりここに溶け込んで暮らせちゃいそう」 ふふ。
- 「まあだから、俺自身は大したものがないんだ。強いて言えば、元の大陸に帰りたがってる仲間たちの手前、忍びないなって」
- エルネスタ
- 「……」 むう。
- 「だめだよ、一緒に帰るんだから」
- アンゼルム
- 「あはは。大丈夫だよ、ここに残りたいって話じゃないんだから」
- エルネスタ
- 深夜にスマヌ
- エルネスタ
- 「――……」 なら、まあ――よいけれども。
- きづければよかった。こちらもごめん
- アンゼルム
- 「何か言いたい?」 もぐもぐと食べ進める……そろそろ芋も終わりそうだ。
- エルネスタ
- 「んんー……」
- 何もないというのなら、どうして自分に付き合ってくれるのか――
- 聞きたい気持ちと、聞くのが怖いというそれが拮抗し合って
- 残った芋を、親の仇のように喰らった。はぐっ、はぐっ ごくん
- アンゼルム
- ふー、と長い息を吐く。白い靄のように伸びて、あっという間に空気に溶け込んでいった。
- エルネスタ
- 「いいっ」
- アンゼルム
- 「ほんとに?」
- エルネスタ
- 気づけば、東の空から差し込む陽光が強くなってきている。
- 荷車の軋む音や、市場の準備をする人々の呼び交わす声―― 街が動きはじめていた。
- 「絶対に帰ろうね、アンゼ」
- 「それと…… 余計なお世話かもしれないけど、」
- アンゼルム
- 「はいはい。ここから脱しようね」
- アンゼルム
- <◯><◯>ハァハァ……
- エルネスタ
- 「……何か、見つかるといいね。アンゼが興味を持てる、面白そうなこと。執着することが、良いことばかりじゃないのは知ってるけど……」
- 「どこに居ても同じ、っていうのは、ちょっと寂しいよ」
- エルネスタ
- あおちよさん目ぇ怖っ
- アンゼルム
- <^><^>
- アンゼルム
- 意外そうに目を丸くして、何度か瞬く。
- 「そう言われるのは……初めてだな」
- エルネスタ
- 「……初めて言ったし」
- アンゼルム
- まあ、そもそもこういう話をするような人も、今まで居はしなかったけど。
- 芋を食べ終えて、指で口の周りを拭い、
- 「ま……うん。大丈夫だよ。本当に何もなかったら、誰かについて行くこととかなかったし」
- エルネスタ
- 「………」 ん…… ん?
- アンゼルム
- んん~~、と気が済むまで両腕を伸ばしてから、立ち上がる。
- 「なんか他のも口にしたいし、ぶらつこっかな」
- エルネスタ
- 「う、うん……」
- アンゼルム
- 屋根の端まで行って見下ろし…… 引き返してきました。
- エルネスタ
- 降りられないのかな?
- アンゼルム
- 「なーに、ネスカ。やっぱり言いたいことあるんなら、言いなよ」
- アンゼルム
- 微妙な距離感だったのでやめておきました、的な
- 一息に地面まで降りようとした奴
- エルネスタ
- うちの猫は降りられなくなったよ
- アンゼルム
- おかわいいこと
- エルネスタ
- 「……いいってばっ!」
- 改めて、面と向かって問われると何だか気恥ずかしい
- それに、いま聞きたいことは聞けた気がした。
- アンゼルム
- 「だったらしおらしい返事しないでよ~」 言葉詰まらせてるような、うん、とか言ってさ。口を尖らせた。
- エルネスタ
- そんなアンゼルムの声を聞きながら、エルネスタは、先に降り始めた。屋根に手をかけ、二階の窓から中へ入るのだ。
- アンゼルムに見えないところで、くふふ、と小さく笑う。
- 自分は、理由のひとつくらいにはなっているらしい。
- その笑みは、どこか満足げで誇らしげであった。
- アンゼルム
- 「こうなったら是が非でも言わないな。ま、いっか」 小さく肩を竦めて、その後をゆったりと追って宿に戻る。
- 「ねーえ、ネスカは行く、行かない?」 ぶらつくってさっき言ったから、その背に投げかけた。表情を窺い知ることなどなく。
- エルネスタ
- 「いいよ、一緒に行こう」 返事はすぐに返ってきて。
- エルネスタ
- ぼちぼち〆ますか
- アンゼルム
- しめよしめよ
- エルネスタ
- 最後しめちゃっていい?
- アンゼルム
- いいよ~~このままやってくれて
- エルネスタ
- 宿の廊下を、ふたりの異なる足音が遠ざかっていった。
- エルネスタ
- ってなもんで
- おつかれさまでした
- アンゼルム
- おつかれさまでしたありがとうございました
- んほ~~
- エルネスタ
- ありがとうございました
- じゃああとはGMにまかせて退出するんご💤
- うす!
- アンゼルム
- 幕間部屋ありがとなす~~
- エルネスタ
- 本編でもよろしくノシ
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- エルネスタが退室しました
- アンゼルム
- では私も こちらこそね~
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- アンゼルムが退室しました