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鍛造のロストマウンテン:幕間②

20251112_0

!SYSTEM
GM苗が入室しました
!SYSTEM
クリスティナが入室しました
クリスティナ
スッ……
GM苗
うぃ
良ければ始めちゃうけど時間まもる?
クリスティナ
せっかくだしちょっとログ確認する
予定通りな感じで
GM苗
はーい
クリスティナ
よしちょっとみてきた
GM苗
はーい
じゃあ始めようか
クリスティナ
ウス。
GM苗
よろしくお願いします
クリスティナ
よろしくお願いします。
 
 
 
 
 
 
 
クリスティナ
私が切り出すやつ?(ちょっとまってた
 
"詩竜"を求めて、"詩響く山"への手がかりを探す一行。滞在しているウッズビーの宿屋は、遅くまで営業しているが、流石に酔客も寝床へ帰っていった
クリスティナ
あ、よかった。
GM苗
ナレーション書いてたのよ
クリスティナ
そうおもって待ってたんだけど、思ったより間があったから「もしかして」ってちょっと思って。
(正座して待つ
 
人も少ない……というより、寄合所でもあるためか店番がカウンターでのんびりと晩酌を始めている中、暖炉近くのテーブル席に 一人のドワーフが居た
ヴィールダルヴ。ヴィルという愛称をもつ青年は、暖炉で踊る炎を見つめて、夜を過ごしていた
GM苗
というところでどうぞ
!SYSTEM
BGMを変更 by GM苗
宿屋2100%
ヴィル
傍らには酒精を抜いた温かいワインの入ったゴブレットがあり、気を落ち着けるように炎を見つめている
クリスティナ
「眠れぬか」 小さな足音をあえて鳴らしながら、普段の装いから反転したかのように簡素なワンピースに着替えた女のドワーフが横へと現れ、断りもせずに隣の椅子を引いて腰を下ろした
ヴィル
「ああ……クリスティナ殿」 困ったように笑って 「はい……少し気が張ってるようです」
クリスティナ
「まあわからないではない。ここに居る事すら、あり得ないようなことだろうからな」
ヴィル
「……ええ、まあ。そもそも、あまり酒というものも好きではなくて」
「酒場、というものには近づきませんし、付き合いで口にする程度でしたから、余計に」
「………旅をするのも、それこそ、知り合ったばかりの方々と一緒に行動するのも、……全部が新しい体験です」
クリスティナ
「生まれる種族から間違ったのではないか?」 ちらりとゴブレットに視線をやってから、ははは、と笑う
腰のポーチからパイプを取り出し、ハーブを詰めて火を落とす
ヴィル
「……どうでしょう」 苦笑して 「内緒にしておいて下さいね」
クリスティナ
「いつか笑い話に出来る日まで、でよければ頷いてやろう」
ヴィル
「では、それで」 頷いて
クリスティナ
煙草と違い、ふんわりとリラックスできるような香りがにじむ。
「……ふむ。良い機会だ。ひとつ、話しておきたいことがあった。ここで語り合わせてもらってもいいか?」
ヴィル
「……」 ゴブレットを一口呷って 「ええ、是非」
クリスティナ
「私も、偉そうに言えた口ではないが……」 パイプを手でもてあそび、どう言ったものか、と悩む素振りをわずかに見せ
「王に。――王になりたいと、そなたは言ったな」 端的に、そう切り出した。
ヴィル
「……はい」 おどおど、とした様子ではなく 静かに、だがはっきりとそう言って
クリスティナ
「私は、臣下であったなら止めたとも、その場で言った」 くるくる、とパイプを回し、煙もつられて回る
ヴィル
「………」 ゴブレットの取っ手を握ったまま ドワーフの少女に顔を向けて
クリスティナ
「……そなたは自身が言った通り、きっと、王であってではない」 言葉を、ひとつ一つ選ぶように、ヴィルには視線を向けないまま、呟く
ヴィル
「王であって、王ではない、ですか」 「謎掛けのようですね」
クリスティナ
「王というタグが付いているだけだ。――そなたは、己の内に王を見いだせていない。私はそう思う」
ヴィル
「……名ばかりというのはその通りだと思います」
クリスティナ
「だがな、私はこうも思った。ではなぜそなたは今その椅子に座っているか。――それはきっと、そなた以外の誰かが、そなたの中に王を見ているからだ。目に見える名札ではない何かを」 今はここに居ない、ドワーフの顔ぶれを思い浮かべるように語った。
ヴィル
「………、自分では見えていないのに、他の方々には見えている」
「やはり、謎掛けのようですね」
クリスティナ
「であれば、そなたをにするのは、そなたが一人で歩む道ではなく――その者を王と見る臣下たちだ。王は、王と掲げられて初めて王なのだ、と」 回していたパイプを止め、浅く握る
「だからこそ。この窮地に……その者たちの前に立ち、皆の前にいる事こそ、この時、王として示せる道なのではないか。――そう言う風に私は考えていた」
ヴィル
「………クリスティナ殿は」
「私が逃げ出したように見えていらっしゃるのでしょうか」
クリスティナ
「うん? ああ。少し困らせてしまった――いや、脅かしてしまったか?」
ヴィル
「……役割を果たせてない、と伝えたかったのか、と……私はそう思った、のですが」
クリスティナ
「そこのところ、私も気持ちが複雑でな」
ヴィル
「…複雑、ですか」
クリスティナ
「冷静な私は、その場にとどまり皆を鼓舞して、更にはその支持を得ることでこそ自信につながるのでは――そう考えた」
「だがなあ……」 苦笑し、パイプでコンコン、と机を叩く。 「そんなの――つまらんだろう?」
ヴィル
「つまらない……、ですか?」
「それはどういう…」
クリスティナ
「私が言いたかったのは、残って立つべきだというのが行儀のいい答えで、今ここに居ることが冒険心のある答えだと思う――ということだ」
「一応、そのあたりを言っておかねば、きちんと伝わらないと思ってな。不慣れにも長々としゃべってしまった」
ヴィル
「冒険心……、なるほど」
「……私は」 ゴブレットを揺らして ちゃぽん、と音がする
「死して尚、国と王のために尽くしてくれたあの勇士達が、命を賭して守ってくれたポーセプタが、先陣を切ってくれたランゴールとその部下達が」
「そして…いつも支えてくれるザルムルドが……今の私のまま、王として戴く状態が、……駄目だと思ったんです」
「……クリスティナ殿は、彼らが私に王を見てくれているとおっしゃいましたが、」
「……私は、王になりたいと、そう口にするまで……その言葉の重さも、意味も、分かっていなかったのだと…そう思ったんです」
一口、ゴブレットの中身を飲んで
「……、だから、私は……その冒険心…ですか、」
「外に出ようという、……決意をしないといけないと思ったんです。手を動かさないと、いけないきがして…」
クリスティナ
「……うむ」 柔らかく笑って頷く。
ヴィル
「……クリスティナ殿が仰るとおり」
「皆さんを信じて待っているのも正しいと思いました、でも」
「ポーセプタの顔が、ランゴールの顔がちらついて……このままでいいのかと、自分の声が聞こえた気がしたんです」
「…‥だから、この旅を、無駄にはしません。絶対に、手がかりを持ち帰って……、彼らに報いたい」
「王になるより先に、それが私の……やりたいことです、クリスティナ殿」
クリスティナ
「……問いたかった事は、間違いなくこの耳に届いた」
「だが、そうだな。……あの冗長な前置きを話したからには、きちんと言わねばならん」
「結果は出さねばならん。それは確かだ。だが、結果を持って帰ることを、目的にはするんじゃあないぞ」
「手がかりを探す、持って帰る。それは冒険者である私たちの務めだ」 ヴィルに向き合い、胸に手を当てる
ヴィル
「………、では、私は何を務めとすれば良いのでしょう?」
クリスティナ
「そなたは、その道中で見たもの、聞いたもの、触れたもの――その過程を持ち帰るべきだ」
「あの場に残るでなく、この場に来た。なら、どちらに居ても得られたかもしれない"答え"じゃなく、その"道筋"を大事にするんだ」
ヴィル
「……分かりました」
クリスティナ
「それが冒険だ。――そうだろう?」
ヴィル
「はいっ」
クリスティナ
「なにがあろうと、私が隣で護ろう。だから、目を閉じず、何もかもを持って帰れ。出来るな?」
ヴィル
「…やります。それが、私の今できることでしょうから」 頷いて
クリスティナ
「いい答えだ。適度に緊張しておくといい。リラックスしすぎても、固まりすぎてもいいことはないからな」
ヴィル
「……それが、心得ですね」 頷いて
クリスティナ
ニヤリと悪い笑みを浮かべて頷き、
「やれやれ小娘の説教臭い話はこれでしまいだ。……要らん世話を焼いたみたいで、無性に背中が痒くなってきたな。私は変なことを言ってなかったか?」 と、気の抜けた様子で笑いながらこぼす
ヴィル
「……」 きょとん、として 「お茶目な方なのですね、クリスティナ殿は」
クリスティナ
「どうだか。歳の割に達観しているとか、割と堅物よりに見られることのほうが多い」
「今回も、余計に気を回したせいでなんだかとても遠回りしてしまった気分だ。こういうのは得意じゃなくて、わかりやすく語れん」 腕組みし、もっと良い言い回しがあっただろうと唸る。
ヴィル
「私からすれば、そうですね……。背伸びをしているようには見えません」
「頼りになりますし、確かに達観している、という言は的外れではないのでしょう」
「ただ、それだけでないことが、今の会話で少しだけ分かった気がします」 と笑って見せて
クリスティナ
「要らんところを見せてしまったようだな。これは先ほどの笑い話にする予定のネタと取引にしないといけないか?」
ヴィル
「どうでしょう、まだ旅は長いですから」
「最終的な収支で判断するのが良いのかもしれません」
クリスティナ
「まったく、あっという間にやり返してくるようになったな。これはさっさと仕事を終わらせないと負債まみれにされそうだ」
ヴィル
「ははは」
「私が、勝てる見込みのほうが薄いですから。大丈夫ですよ」
クリスティナ
「本当だろうな?」 テーブルに肘を置き、寄りかかるようにして疑わしい、と言わんばかりの視線を向ける
ヴィル
「ええ。それに、」「こういう話をするのも、中々ない経験ですから」
「ボロを出すのは私のほうがきっと多いです」
クリスティナ
「そなたの友は、軽口などもってのほかと言わんばかりだからな。もっと気軽に触れ合ってくれとねだって困らせてやるべきだぞ」
ヴィル
「……、それは少し憚られますね。ただでさえ、皆忙しいですから」
クリスティナ
「なら、先ずはその忙しさを片付けてやらねばな」 パイプの片づけを済ませ、ポーチにしまう
ヴィル
「……」 頷いて
クリスティナ
「いい顔になった。まだガチガチで一人で寝られないようなら添い寝でもしてやるところだったが――いや、元々こんな硬そうな女はお呼びではないな」 そう言って立ち上がる
ヴィル
「………、」 ちょっと狼狽えたように 「未婚の男女がそれはちょっと……」 待って待って、と
クリスティナ
「ははは。生娘相手に慌てすぎだ。それに、先ずは酒からだったな」 うろたえる様子をみて、思わずという様子で笑い
ヴィル
「誂わないで下さい……」 もう…
クリスティナ
「もう眠れんということはないだろう。……ゆっくり休め」 ポンポンと肩を叩く
ヴィル
「…はい、もう少ししたら部屋に戻ります」
クリスティナ
「良い夢を」 ヴィルに頷いて返し、そう答えてその場を後にする
ヴィル
「おやすみなさい」 頷いて見送った
クリスティナ
(`・ω・´)ゞ
GM苗
ありがとうー
クリスティナ
こちらこそありがとう。やりたいことはだいたいやった
GM苗
20251112_0 ログなんばー
クリスティナ
(=゚ω゚)ノ
ここって退室抜け? ×閉じ?
GM苗
どっちでもー、ログ締まっちゃうからね
クリスティナ
じゃあ×でとじちゃお。
おつかれさまでした!
GM苗
はーい
お疲れ様でしたー

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