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霞蛇剣刃譚:幕間

20250726_0

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イクシアが入室しました
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コーデリアが入室しました
コーデリア
お時間頂きありがとうございます
導入はお任せしていいですか?
イクシア
こちらこそ、お時間いただきありがとうございます。
導入了解です。前回の終わりから宿屋のお部屋にいる想定でしたが、宿屋のお部屋でのお話で問題ないでしょうか。
コーデリア
大丈夫ですよ
イクシア
お待たせしました。
始めて行きます。よろしくお願いいたします。
コーデリア
よろしくお願いします
 
 
 
謎多きリアン島に出現した魔動機文明時代の遺跡の探索中、冒険者達はケルディオン大陸にある未知の大陸、高天原諸島の春霞国へと転移する事故にみまわれた。PTの1人であり春霞国を故郷とするカスミの伝手を辿り、一行は帰還のカギと予想される人物、ソウリと面会をする手はずを整える。これはその間の一幕である。
 
 
 
イクシア
冒険者一行の1人イクシアは春霞国の宿屋のある部屋の前にいた。同じ冒険者であるコーデリアの部屋の前である。
在室しているだろうか…とは思いつつも、まずは丁寧に部屋のドアをノックした。
イクシア
お待たせしました。
コーデリア
どうぞ、と返事が帰ってきて
扉が開けば、魔動人造人間の少女がイクシアを見上げた
「こんにちはイクシア。ご用件はなんでしょうか」
イクシア
「さっきの件も含めて、貴方に話があるの。時間をもらうことは可能かしら」
コーデリア
「問題ありません、食堂へ向かわれますか?」
イクシア
場所は部屋でも食堂でも問題はない件ではある。
「そうね、申し訳ないけど、食堂で話がしたいわ」
コーデリア
「分かりました。ではご同行します」 頷くと部屋を出て 扉を閉める
イクシア
コーデリアが扉を閉めたのを確認した後、食堂へと移動する。
コーデリア
とことことこと イクシアの後ろをついていって
食堂へ付けば椅子について 膝に手を置いてまっすぐにイクシアを見つめて 
「では、お伺いします」
イクシア
対面の椅子に座り、息を一息ついた。
コーデリア
と、話を促す
イクシア
「最初に、さっきの件について。あの場で私が貴方にした発言は不適切な物だったわ。ごめんなさい、コーデリア」
コーデリア
「不適切、と考えられた理由についてお伺いします」
イクシア
「あの魔動機が発した対象者の死のリスクについて、ラドロがあの場で本人を前に発言するのは事実軽率な発言だった。それについて貴方は正しい内容の指摘をした」
「私が貴方に言いすぎと伝えたのは、ラドロの発言から彼もずっと死のリスクについて想定していたわけじゃなくて、あの場で魔動機から発言が出たことで口に出たものだとわかったから、ただ、それを言うなら、私はあの場でラドロにも指摘をするべきだった」
「だから貴方にだけ言いすぎと伝えたのは不適切だった、と至った理由よ」
コーデリア
「了解。つまり貴方は、」
「感情を優先して言葉を口にしたということで間違いありませんか?」
イクシア
「そうよ、そしてそれは誤りだったと思うわ」
コーデリア
「了解です。ではそれで納得しました」
頷きを返して 「ご用件は以上ですか?」
イクシア
「魔動機については未知の部分も多いから、今答えが出るものではないのはわかっているわ、それも踏まえて」
「コーデリア、貴方の知見を聞きたいわ。あの魔動機が私達に伝えた転移時のリスクと条件について、貴方は事実だと思う?」
コーデリア
「部分的に肯定。事実だと考えます」
イクシア
「詳細を聞きたいわ」
コーデリア
「転移に大規模なマナが必要である、そして大規模な転移が可能であるという場合、術者本人の力を利用しきってしまうとなると、」
「おおよそ人が持ちうるマナの総量では要件を満たせません。いわゆるないものを搾り取ろうとして対象を死に追いやる可能性はあります」
「ただ、それはそのまま実行した場合に限ります。魔動機を始め、機械というものは保全装置セーフティが存在します」
「それを超えてそうする可能性は限りなく低く、その場合、転移は実行されず不発になるはずです」
「また、足りないとされるマナを外部供給によって満たす方法を考案したことはすでにお伝えした通りです」
「それを勘案すると、術者を死亡させるリスクはあれど、それが発動する可能性は限りなく低く、転移は失敗に至るであろう、という回答が部分的な肯定の内訳になります」
「また、ソウリを転移起点にした場合、やはり恐らく同様のことが言えるはずです。そのため現時点ではサギリとの差異は条件的には存在してないと考えられます」
「以上です」
言葉を終えると イクシアを見上げて
イクシア
「なるほどね…ありがとう。………あとは、そうね、これは抽象的で的外れな質問になってしまうけれど」と前置きして
「貴方はあの魔動機に意思、人格はあると思う?」
コーデリア
「それは必要な情報ですか?」
イクシア
「貴方の知見も聞きたいわ。間違っているかもしれないけれど、あの魔動機が出した条件について疑いも持っているの。過去に魔動機の形をした意志ある魔剣…インテリジェンスウェポンに遭遇したこともあることもあるわ」
コーデリア
「必要以上の対話は行っていませんので、人格や意思があるかは不明です」
「ただ、インテリジェンスウェポンであれ、意思を持つ機械であれ」
「その意思を今に介在させるには、力が足りていません。彼はただの端末でしかなく、それ以上でもそれ以下でもありません」
「指示を聞き、実行する以上の役割を持っていませんし、それ以外の目的を果たそうとも思ってないのではないでしょうか」
「インテリジェンスウェポンは何も魔動機に限ったことではありませんし、魔動機だからと判断するのは思考にバイアスが掛かっている可能性が高く、思考の方向性として危険です」
イクシア
「行きの転移の状況もあるけど、過去の経験から疑念を抱いているのも否定しないわ」
コーデリア
「それが関連しているという根拠はなにかあるのですか?」
コーデリア
もうちょっとレスポンス速度は上がらない?大丈夫?
イクシア
「過去の経験との関連性については、明確な根拠は乏しいわ。あの魔動機については、必要な情報も足りていない」
コーデリア
「ではそれは俗に言えば」
「思い込みというものでは」
イクシア
「…自分でもそう思うわ」間違っているかもしれないけれど、と置いたのはそれである。
イクシア
大丈夫、色々考えてしまっているだけだすまない…
コーデリア
「であれば」
「思考をフラットに保つべきだと思います。それは、正しい認識を阻害します」
「ラドロの件といい、魔動機に対するスタンスといい、貴方の思考は偏りすぎています」
「それは、貴方にとっても周りにとってもよくありません」
イクシア
ラドロの件も魔動機の疑いについても否定はできない。
「…そうね、それはよくないことだと思うわ」息をついた。実際、事実そうである。目の前の事実を事実としてとらえ、疑念を持つが、それが深められていない。ユウサクにも言われたことである。
コーデリア
「事実のみを勘案するべきです。貴方のそれは、結局のところ推測ではなく妄想ですから。事実のみを積み重ねるべきです」
「情報が足りてないなら集め、そのうえで仮説を立てるべきです」
「キルヒア神官であるならば、それが出来ないとは思いません」
イクシア
知識の研鑽、学び、考え、実践せよ、それがキルヒアの教えである。
「そうね、情報を集めて考えてから聞くべきだったわ、時間をとってごめんなさい、コーデリア」不確定な情報のまま尋ねたのはこちらの落ち度である。
コーデリア
「否定。謝罪には及びませんイクシア」
「極めて人らしい行動だったと思います」
「貴方もまた、考えが纏まっていなかった、だから誰かに聞いて欲しかった。のではないでしょうか」
「貴方が結論を出すその一助になれるとしたら、この時間にも意味はあります」
イクシア
「私もある程度学んではいるけれど、魔動機含め、貴方は知見に優れている。だから尋ねたのはあるわ」
「…さっきの言葉、訂正するわ。時間をくれてありがとう、コーデリア」
コーデリア
「はい。その言葉でしたら、受け取らせて頂きます」
頷いて
イクシア
尋ねたいことは聞けましたー
コーデリア
「まだ日没まで時間があります。どうか良い1日をお過ごし下さい、イクシア」
席を立って お辞儀する
イクシア
「ええ、貴女もね、コーデリア」
コーデリア
「それでは、失礼します」
イクシア
時間をくれてありがとう、ありがとう
コーデリア
はーい、こちらこそー
イクシア
ログはGMにお願いしておきます
コーデリア
はーいでは撤退します
お疲れ様でしたー
イクシア
お付き合い感謝、おつかれさまでしたー
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コーデリアが退室しました
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イクシアが退室しました
背景
BGM