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- GMが入室しました
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- ルビィが入室しました
- GM
- はやい
- ルビィ
- ぬるっと参上
- GM
- ちょっとトイレとか色々してくるから14時までおまち
- にょい
- 地上にいっていぇーいみてるぅ~?する感じでいいか
- ルビィ
- うむ
- GM
- おけまる水産
- ちょっとログを確認しつつはじめていこう
- よろしくおねがいします
- ルビィ
- よろしくおねがいしまーす
-
-
- GM
- 反攻作戦の翌日、街は昨日の騒ぎが嘘のように静かだった。
- とはいっても、地上の街がいつも通りというわけではなく、単純に一般市民たちは不安がって家の中に篭っているからという理由で、
- 戦場となった総督邸前の広場から先は凄惨たる有り様であり、ニヴルヘイム兵団の者たちは忙しなく復旧作業に奔走していた。
- ヘルもまた、昨日今日と休みなく働いているのだろう。広場を訪れれば、現場で指揮を執る彼女の姿を目にすることが出来た。
- GM
- 時刻はなんかぼんやり午前中くらいで……なんかしろ!
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- 余燼100%
- GM
- 適当に動き出してよいんごよいんごだぁよ
- ルビィ
- さて、ヘルがそうして指揮を取っていれば、 おぉーい と手をぶんぶん振りながら近づいてくる人影がいるのだ。
- ヘル
- 指示を仰ぎに集まってきた兵たちに一通り指示を出し終えて息を吐くと、聞こえてきた声に振り向いた。
- 「ルビィ……? 休んでいなくて平気なの?」
- ルビィ
- 「いやあ~、朝から救護のほうのお手伝いに言っていたのですが、落ち着いたので貴女は少し休みなさい、と追い出されまして」 てへへ。
- ヘル
- 「ああ、そうだったの……。どうりでスムーズに行っていたはずね」 把握していなくて申し訳ないと片手を額に当てて頭を振る。 「悪いわね、本当はあなたたちにはゆっくり休んで英気を養っておいて欲しいのだけど」
- ルビィ
- 「いやぁ、傷病人がたくさんいるのに神官がぼんやりしているわけにはいきませんし」
- まあ今は手持ち無沙汰でぶらぶらしていたのですが、と苦笑い。
- ヘル
- 「手が空いたのは、あなたが頑張ってくれたおかげでしょう」 少しくらいちゃんと休んでと言った後に、バツが悪そうな表情に。 「……それは私も同じか。兵士たちからも、いい加減少しは休めと言われているのよね」
- ルビィ
- 「ふふ、ヘルさんもどうせそんなことだろうと思いました」
- ヘル
- 「お父様がいない今、総督の代わりを務められるのは私だけだもの。こんな時に休んでいるわけにはいかないわ」
- ルビィ
- 「そうですよねえ……とはいえ適度の休息は必要、ということで」 すっ、と水筒を取り出し。 「せっかくですし、ちょっとだけ休みませんか」
- ヘル
- 差し出された水筒を一瞥して、周りの状況を見回した。 「そうね……それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかしら」 そろそろ皆の視線も痛くなってきたしと苦笑し、「こっち」と近くのベンチへと先導していく。
- ルビィ
- 「ほどほどに休んでますよアピールをしておかないと、周囲の視線も厳しいですからねえ……」 などと言いつつついていく。
- ヘル
- 「今夜はちゃんと休むつもりだと何度も伝えているのだけどね……」 ため息をついて、ベンチを軽く払うと着席を促す。 「ほら、座って」
- ルビィ
- 「では失礼します、と」 着席すると、水筒からカップに液体を注いでヘルに差し出す。「はい、どうぞ。ちょっとしたジュースです」
- 「まあ、水に果汁をいくばくかと砂糖と塩を足したものなので、そんな大層なものでもないのですが……」 さすがに果汁100%とはいきません。
- ヘル
- こちらも腰掛け、両手でカップを受け取る。 「……そういえば、しばらく何も飲んでいなかったわ。いただきます」 そんなことも忘れていたと力なく笑うと、カップを口に運んで。
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- 余熱100%
- ルビィ
- 「冷える気候とはいえ水分補給はしなくてはいけませんよぅ」
- ヘル
- 「……いえ、十分美味しいわ」
- ルビィ
- それはよかった、と自分のカップにもジュースを注いで一口。
- ヘル
- 「昔からの悪いクセなのよね。何かに集中していると、それ以外のことを疎かにしてしまうの」
- ルビィ
- 「先々、そのあたりを注意してくれる方を秘書官にしたほうがよさそうですね……」
- ヘル
- 「一応、最近は気をつけるようにしていたんだけど……」 まだ細かいところにまで気が回っていない。ため息をひとつ挟んで。
- 「ああ、そういえば」
- 「伝言はちゃんと伝わっているかしら。夕方に広場に集まって欲しい、って」
- ルビィ
- ふと空を見上げつつ――太陽は顔を出しているだろうか。
「はい? ああ、もちろん。揃って聞いたので、みんな集まると思いますよ」
- ヘル
- ルビィの視線を追って空を見上げれば、空には厚く雲が掛かっている――のに、雲越しに不自然に黒い太陽の鈍い輝きだけが見える。
- 「そう、良かった。ニヴルヘイムとギンヌンガの住民に向けた話ではあるけれど、あなたたちにも聞いておいて欲しいことだから」
- ルビィ
- そんな空模様を改めて目にして、ううむ、となんともな顔に一瞬なりつつ。
「どんなお話を――、というのは、実際に夕方を待った方がよさそうですね」
- ヘル
- 「多分、あなたたちの予想している通りのことよ。地上の民も地下の民も、混乱してしまっているでしょうから」
- 「だけど、この街に残された猶予は少ない。一刻も早く、力を合わせて〈ダインスレイヴ〉を破壊しなければいけないの」
- ルビィ
- 「そうですね。いまもまだ、多くの人が惑われてしまったままでしょうし」
- ヘル
- 頷いて。 「私たちの置かれた状況を話したら、余計に混乱させてしまうかもしれないとは思うけど……皆に伝えるつもりよ」
- ルビィ
- 「確かに、そういう懸念はありますね。――でも、街のみなさんが一番受け止められる言葉で伝えられるのは、たぶんヘルさんだと思います」
- 「結局のところ、私たちやアングルシの皆さんなんかは他所から来たお客様ですし」
- 「この街の“太陽”になれるのは、この街の人であるヘルさんです」
- ヘル
- 「あなたたちが外の人間だなんて主張するつもりはないけれど、これは私たちが向き合わなければ問題なのはその通り」
- 「太陽――」 見上げた空に手を伸ばして、黒い太陽と重ねてみる。 「……あなたたちが来るまでは、自分がそうなろう、だなんて考えてもいなかったわ」
- 「街の抱えている問題を解決したいとは思っていても、地下の人々のことはずっと恨んでいたし、あなたたちがいなければちゃんと向き合う機会も得られなかったでしょう」
- ルビィ
- 「私もそうです」
- と、また空を見上げ。
- ヘル
- 「……ルビィも?」
- ルビィ
- 「小さい頃から太陽のような父と、月のような母を慕ってはいましたが、自分もそうなろう、などとは」
- 一度は身投げしてしまいましたし、などと苦笑いしつつ。
- ヘル
- 「……」 視線を落とし、彼女から以前耳にした父の話を思い出す。 「……それなら、私もあなたのご両親たちに感謝しないとね」
- 「彼らからあなたが受け継いだものが、巡り巡って私の目の曇りを払ってくれたんだから」
- ルビィ
- 「ふふ、ありがとうございます。両親も浮かばれると思います」
- そういって、やや間を置き、
「……多くの人は、月や、一部の惑う星々のようなのだと思います」
- ヘル
- 「……」 言葉に耳を傾けて
- ルビィ
- 「ヘルさんは知っていますか? 月がどのように輝くか」
- ヘル
- 「……いえ、考えたこともなかったわ」
- ルビィ
- 「月は……太陽の光を受けて、その照り返しで輝いているのだそうです」
- ヘル
- 「……自ら光を発しているわけではないのね」
- ルビィ
- 「私も、長く知りませんでしたが……これを知ったとき、思ったのは母のことでした。
父を失って、どんどん陰っていく母は……まさに、太陽を失った月だったんだ、と」
- ヘル
- 「…………」
- ルビィ
- 「……そして、一つの後悔も浮かんできました」
- ヘル
- 「……あなたが代わりにお母様を輝かせられる太陽になれればよかったのに、って?」
- ルビィ
- 「……はい」
- 「それで、強く思いました。父のように――太陽のようになりたい。他人を照らせるような――そんな存在に」
- ヘル
- 「……」 一番輝かせたかったものをそう出来なかった後悔と悲しみはどれほどのものか。想像するだけで胸が痛む。 「……強いのね、あなたは」
- ルビィ
- かぶりを振り。「一度は全部を諦めた身です」
- 「それでも、そう思えるようになったのは――奇跡があったから」 胸元の聖印に触れ。
- ヘル
- 「……奇跡があったとしても、あなたがまた昇ったのは、あなた自身の力よ」
- ルビィ
- 「ふふ、でしたらヘルさんもそうですね」
- ヘル
- 「私はまだ、山裾から顔を出したところといったところだけど……」
- ルビィ
- 「私達は、――少なくとも私は、少しばかり奇跡のお裾分けをしただけのようなものです」
- ヘル
- 「……その切欠が大事だったんでしょう。あなたにも、私にも」
- 「お母様はお父様を輝かせて、お父様は自ら陰の中に堕ちることを選んでまで、私に繋いでくれた」
- 「あなたたちは燻っていた私の中の熱に、もう一度火を灯してくれた」
- 「……だから、やっぱり次は私の番ね」
- ルビィ
- 「……ええ」
- ヘル
- 「ニヴルヘイムの人々もギンヌンガの人々も、きっともう一度立ち上がれる。……失ったものは決して軽くはないけれど、私たちが本当に望む道をもう一度歩むことができると信じているわ」
- ルビィ
- 「正直なところ、太陽になって人を照らす、なんて人一人には烏滸がましいと思うこともあります。けど――そうして、きっかけだけでもつくって、繋いでいけるのは、きっと間違いないと思うのです」
- 「なので、応援しています。ヘルさん」
- ヘル
- 「……そうね、確かに自分で言うにはちょっと大仰過ぎるし、気恥ずかしいところがあるかもしれないわ。でも、そうして誰かの助けになれるのなら、それはとても嬉しい」
- ルビィ
- 「はい! そうなのです」
- ヘル
- 「ありがとう。あなたのエールに恥じない働きができるよう努めてみる」
- ルビィ
- 「がんばってください!」 ぐ、と胸の前で拳を握り。
- ヘル
- 「ええ。〈ダインスレイヴ〉を破壊して、この街に本当の太陽を取り戻すまで……もう少しの間、あなたたちの力を借りさせてもらうわね」
- ルビィ
- 「〈ダインスレイヴ〉をぶっ飛ばすにあたっては、どーんと大船に乗った気持ちでいてください」
- ヘル
- 「もちろん。言われるまでもなくそういう気持ちでいるわ」 朗らかに笑うと、立ち上がってお尻を軽く払った。
- ルビィ
- 「さて――、」 よいしょ、と立ち上がり。「私はまた救護の方の様子を見てきます」
- ヘル
- 飲み干して脇に置いていたカップを手に取って。 「ええ。私もまた現場に戻らないと」
- ルビィ
- 「ヘルさんはくれぐれも、お昼ごはんを食べ忘れたりしないように、ですよ」 などと笑って。
- ヘル
- 「ルビィの方もね。皆にもよく言っておいて。空腹で力が出ないなんてことになったら困ってしまうわ」
- ルビィ
- 「はい、伝えておきます」
- ヘル
- 「よろしくね」
- ルビィ
- 「では、お互いがんばりましょう」
- ヘル
- それじゃ、と言い残すと手を振り、復旧活動に勤しむ兵士たちの元へと戻っていく。
- GM
- 我 ヨシ
- ルビィ
- こちらも、では、と言って手を振り、来た道を戻っていく。
- ルビィ
- ヨシ!
- GM
- ヨシ
- 2025/06/21_1 これ、ログナンバーです。。
- 所信表明前にちょうどよい話しができたんじゃ
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- ルビィ
- うむ
- では撤収じゃ……
- GM
- 時間もちょうどいいんじゃ
- ルビィ
- アリガトー!
- GM
- おつかれ~~~
- アリガトー!
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- ルビィが退室しました