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雪は残火に融ける 幕間Ⅸ

20250406_0

!SYSTEM
GMが入室しました
GM
ヌルポインタ
!SYSTEM
ルリが入室しました
ルリ
ふっ
GM
案内する前にきた
ルリ
待たせたわね
GM
ミミミ
どこでどんな感じでやろう
ルリ
シチュエーションはどうしようかしらね
んー、アリスに違和感がないのはどういうタイミングかしらね
GM
場所次第かな。用があれば水晶宮に訪ねていってもいいし、逆にアリスがあれそれで街に出るタイミングもあるし
ルリ
話ができるタイミングであればいいと思うし、じゃあ武器はどんなの使ってるか見せてもらいに行こうかしらね
<水晶宮に
GM
おけぴ
じゃあそんな感じではじめていきましょう
よろしくお願いします><
 
 
ルリ
よろしくお願いします!
GM
ニヴルヘイムの窮状を救うため、ヘルの発案でアングルシ国の助力を求めることになった一行はその首都を訪れ、元巫女であるオリヴィアと現在の国政の中心のひとりスタンフォード侯爵らとの会談の機会を得る。
会談の後、彼らはニヴルヘイムへの協力を約束してくれ、侯爵が議会において他の貴族たちの承認を得るまでの間、一行はアングルシの街で過ごすことになる。
その中の一日、ルリは先日の約束を果たすため、アリスに彼女の扱う武器を見せてもらう目的で《水晶宮》を訪れた。
話はちゃんと通っているようで、君が訪れれば見張りはすんなりと中に通してくれ、客間の一室で待っていることしばらく、
扉がノックされて、目的の人物が現れた。
アリス
「お待たせ。何か用でもあった?」
ルリ
「やっほ、呼びつけて悪かったわね」 ひらひら、と手を振って
「アリスが普段どんなの使ってるか見せてもらおうと思ってさ」
アリス
後ろ手に扉を閉めてから、別にいいという言葉の代わりに片手を軽く振って。 「……あたしの武器? あー、あれ、本気だったんだ。ちょっとだけリップサービスかと疑ってた」 まあ、目の前の相手はそれができるタイプにも見えないと思っているのが本音だが。
ルリ
「リップサービスねぇ……」 苦笑して 「あんまり得意じゃないわ」
アリス
「だろうね。それより先に手が出そうなタイプだし」 すたすたと歩いて、テーブルについた。
ルリ
「ま、それは否定しないわ」 気分良さそうに頷いて
アリス
「別に悪いとも言わない。あたしだって似たようなもんだ」
ルリ
「それで、」 「もし手元にあるなら、握ってるところ見せてよ」
「ま、仕方ないんじゃない。性分だしね」 と笑って<似たようなもの
アリス
「握るって言っても……」 がさごそとどこからともなく数本の細い針を取り出して指の間に挟んで見せた。 「こういう針に毒を縫ってぶっ刺すだけ」
彼女の手にあるのはピアシングよりも短く、細いいくつもの針だ。
ルリ
「なるほど、針、か」
アリス
「あたしは鍛冶とかよく分からないから、こんな針に工夫の余地があるか知らないけど――
ルリ
ふーん、と見つめて
アリス
それとは別に、と付け加えて腰に佩いていた鞘に収まった剣をテーブルの上に置いた。 「最近は一応、こういう普通のも」
「オリヴィアの護衛が扱うのが暗器だけってのも、外聞が悪いでしょ」
ルリ
「余地はあるんじゃなくて作るもんよ」
任せろ、と表情が物語っている
アリス
「そういうもん? よくわかんないけど」
ルリ
「そうね、外聞気にするっていうのはポイントね」
アリス
「オリヴィア本人は別にそんなの気にしないでって言うんだけどさ」
ルリ
「うん」
アリス
「他はうるさいし、考えてみたら、普通の武器も扱えた方が暗器をより活かせるじゃん、と思って」
ルリ
「そうね、あたしが考えたのもその辺りかな」
「いかにもメインウェポンですっていう拵えの剣に、」
「鞘の方につける装飾に針が仕込めるようにして、」
「剣を引き抜くと見せかけて針を投げるモーションに繋げられるような位置取りのやつ」
アリス
「ふーん、それは確かにありかも。とりあえず剣で戦って、途中から不意も打てるし」
ルリ
「結局飾りですって見やすい奴の方がありだしね、まあ手の内バラすことになるからそれ以外にも持っておいて欲しいけど」
アリス
「今まで通りの場所にも隠し持っとくよ。いつでも帯剣してるわけじゃないし、それ以外を何処に隠してバレないようにするかがあたしの腕の見せ所だろ」
ルリ
「そうね」 「そんなところかな」 頷いて 「他に希望ある?」
アリス
「希望、希望ね……」
うーんと唸りながら考えて。 「剣も針も、毒を仕込みやすいような仕組みになってるといいkなあ」
「あたしのはそれとは全然違うけど、確かそういう技術もあるんでしょ」
ルリ
「その辺りは整備がやりやすいかどうかになるから考えてみるわ」
「そうそう、あるらしい」
「そっちは秘伝になっちゃうからあたしじゃ加工させてもらえないだろうけど、あたしならこうするだろうって、そうしやすいように作っておくわ」
アリス
「“庭”にいた頃、“葉”の中にそういうのを使うのがいたんだよね。あたしは当時はあいつらに見向きもしなかったから、覚える気もなかったけど」
ルリ
「庭ねぇ………、いい話は聞かないけど」
アリス
「そのものじゃなくていいよ。お前なりにそうだろうって思う改造でいい」
「犯罪組織なんだから、いい話なんて聞くわけないじゃん」
ルリ
「そんなあんたが今や巫女様の護衛なんだから、何が起こるかって分かったもんじゃないわね」
「そりゃそーだ」
アリス
「……ま、あたしもこうなるなんて思ってなかったし、あの場で死ぬと思ってたんだけどね」
ルリ
「良かったじゃない、生きてて」
アリス
「……んー、まあ、うん。今はそう思ってる」
「ただまあ、こうしてることに引け目はなくはないんだ」
ルリ
「………、」
アリス
「“庭”の構成員の中には、薬で自我を消された兵隊みたいなのもたくさんいるんだけど」
「あたしはそれとはまったく違う。“華”って幹部に助けられて、心酔して、その言いなりになって自分の意思でカスみたいなことを沢山してきたんだ」
「最終的に"華”に良いように捨て駒みたいに扱われて、〈星の標お前んとこ〉の連中に助けられたんだけど、」
「こんなところで普通の生活を送ってたら、そりゃああたしにも罪悪感くらい湧いてくるわけで……」
ルリ
「別にいいじゃない」
「あんたがやってきたことは消せないんだから、何しようと、どうしようと、それは動かないわよ」
「でも、」
「それで今後の全部をダメってことにするには、誰も報われないじゃない、あんたを助けた連中もさ」
アリス
「まあ、そういうこと言われてるから今はこうしてるんだけど、当人からすると悩みは尽きないわけ。……別に愚痴りたいとかそういうんじゃないんだけどね」
ルリ
「悩んでるだけ、マシでしょ。罪の意識があるんだからね」
アリス
頭の後ろに手をやって背もたれに深く体重を預けた。 「あたし、それで死にたいとか思ってるわけじゃないしね」
ルリ
「開き直られてたらそりゃあこいつはどうなんだってなっちゃうけどね」
アリス
「完全に開き直れてたらそれはそれで楽だったんだろうけどさ」
ルリ
「あんた、真面目ねぇ」
苦笑して
「そういうところは好きよ。結局そこじゃないかしらね、」
アリス
「真面目なやつが“庭”で犯罪なんかしまくるかっての」
ルリ
「あんたを助けた連中が、あんたを助けようとしたのって」
「本当にその辺りの意識がないやつは、」
「自分がやってることを悪意ある行動なんて思わないわよ」
「悪意ある行動を取ったことを自覚してんだから真面目でしょ」
「違う?」
アリス
「……どーだろうね。助けられる時までは、あたしは悪いことを悪いなんて思ってなかったよ。“華”が一番、自分が二番、それ以外は価値なんてないって思ってたから」
「馬鹿みたいなこと、悪いことをしてたっていうのも、助けられた後に湧いてきた考えなんだよ」
「多分、助けてくれたのは同情とか、あいつらが馬鹿みたいにお人好しだったからとか、そういうのだと思うよ」
「少なくともあたしだったら、あの時のあたしなんて絶対助けないね」
ルリ
「………、」 ふふ、と笑って 「ならあんたは、今のあんたは」
「そいつらが助けて良かったって生き方しないとね」
アリス
「……まあ、それは思ってる」
ルリ
「結局、その時がダメだったとして、後からそれでも良かったって思えるふうにするしかないのよ」
アリス
「それは経験談?」
ルリ
「どれだけ大回り遠回りでも、最後にそれで良かったにしないと、……まあそれが難しいんだけどさ」
「まあそんなところね」 頷いて
アリス
「ま、今だってそのために動いてるんだろうしね」
ルリ
「そういうこと………侯爵閣下はどんな塩梅?もう少しかかりそう?」
アリス
「あー、多分ぼちぼち落ち着くんじゃない? デブで馬鹿でウザいけど、あれでも一応長年侯爵やってるわけだし」
ルリ
「それならやっぱり、鍛冶場を借りるよりは」
「ちゃんと時間取って作り込んでからにしないとね」
アリス
「職人からすると、アングルシの鍛冶場は面白みに欠けるものかもしれないしね」
ルリ
「そんなことないわよ、付与魔法のコツとかは魔女から聞き出したりしたし」
アリス
「あたしも急いでるわけじゃないから、ゆっくりでいいよ。それよりもまずは最初にそっちの問題を解決しないといけないんだろ」
ルリ
「冷却時間考えると鋼の精錬とかはこっちのほうが上手くいきそうだしね」
アリス
「ニヴルヘイムだって寒いんじゃないの?」
ルリ
「そうよ、あっちはあっちで見るべきものがいっぱいあったし」
「無事に終わらせて技術持ち帰るつもり」
アリス
「冒険者なんてやらずに、鍛冶職人一本で行ってもいいんじゃないの、そこまでガチなら」
ルリ
「ただそれはそれとして、こっちでも見れる場所は見ないとね」
「そうねー、あたしが剣を任せて良いって相手を見つけたらそうするつもり」
「結局自分が振って満足行くか、ってところはあるしね」
アリス
「ま、イルスファールからじゃそうそう来られる場所じゃないだろうしね」
「お前の眼鏡に適う相手を見つけるのは大変そうだね……」
ルリ
「そりゃあそうよ」 ふふ、と笑って
アリス
「武器を受け取った後もあれこれ言われそう」
ルリ
「そりゃ使い心地は確認しないといけないし」
「今度はこれを使えあれを使えってやらないといけないし」
「別に1人とは限らないしね」
アリス
「あたしが武器を受け取ったら、さっさとイルスファールに帰っていいよ。その後もあれこれ言われるのは勘弁」
「ま、使い心地が悪かったら文句言いに行くけど」
ルリ
「そいつは残念、」
「また会いに行くからその時は使い心地教えてよ、もっといい武器があったならそれを見せて頂戴」
アリス
「そっちこそ真面目じゃん。好きでやってるんだろうけど、テキトーに力抜きなよ」
ルリ
「まあそうね、最近勢いつきっぱなしだったから」
「そこは注意しないとね……ありがと」
アリス
「弱い所を誤魔化してたり、一つのことしか見てない奴が大きな失敗をするもんだからね。あたしみたいに」
ルリ
「言葉が重たいわよ」 困ったように笑って
アリス
「有り難いだろ?」
ルリ
「ありがたかってるじゃない」
アリス
「ま、今でも“華”に感謝してることはあるんだけどね」
ルリ
「ふぅん?」
アリス
「この顔」 指で自分の顔を指して。 「昔、事故でぐちゃぐちゃになってたのを“華”に治してもらったんだよ」
ルリ
「なるほどね」
アリス
「あの時の顔のままじゃ、流石にこんなに前向きにはいられなかっただろうしね」
「とりあえず、お前も気をつけなよってこと」
ルリ
「かわいい顔してるとは思ったけど、」
アリス
「平気そうな顔してる奴の方がよっぽど危ないなんてザラなんだからさ」
ルリ
「事故にあわなかったら、って思っちゃうわね。そうなると」 と困ったように笑って
「あたしはまあ、さっきも言ったけどそれが良く分かったからさ」
「………だいぶ勢い付きすぎて1人で頑張ってる感じになってたから」
アリス
「過ぎたことへの仮定の話なんて、しても無意味だ。事故に遭わなかったら、なんて想像、顔がぐちゃぐちゃになってから何回したか分からないけど」
「一度だって、それがあたしを救ってくれることはなかったからね」
ルリ
「それもさっき言ったじゃない」 ふふ、と笑って 「大回りでも遠回りでも、」
「ってさ」
アリス
「ま、それを自覚出来てて、ブレーキ掛けられたんならいいや。あたしからそれ以上は突っ込むことでもないでしょ」
ルリ
「寂しいこと言わなくていいわよ」
「心配してくれてありがとう、アリス」
アリス
「少なくとも、事故に遭って良かったなんてことにはならないだろうけど」 苦笑して。
ルリ
「なかったら華ってやつには会ってなかっただろうけど、」
アリス
「……別に心配してるわけじゃないっての。武器を作るって約束を反故にされたら嫌だろ」
ルリ
「なかったらオリヴィアとか〈星の標〉の連中やあたし達と会うこともなかったんだから」
「どっこいでしょ」
「リップサービスって言ってたくせに」 へ
アリス
「……言うと思った。お前たちみたいなのって、そういうクサい台詞好きだよね」
「世辞とかそういうの出来ないんだろ」
ルリ
「ひねてるよりマシでしょ」
アリス
「悪かったな、ひねくれてて」
ルリ
「悪いとは言ってないわ」
「ひねくれてるのは否定しないけどね」
アリス
「お前含めて周りが真っ直ぐ過ぎるんだよ。あたしくらいが普通」
ルリ
「ま、そういうことにしておいてやるわ」
アリス
「口の減らない奴……」
ルリ
ふふ、と笑って 「久しぶりに馬が合う会話が出来てて気持ちがいいのよ、許して」
アリス
「……訂正。結構捻くれてるわ、お前」 あたしと馬が合うなんて正気か……?
ルリ
「気を使わなくて良い会話っていうのかしらね」
「そういう距離感の会話が結構久々なんだってば」
アリス
「一緒にいた連中にも別に気なんて遣わなくてもいいじゃん」
ルリ
「抱えてるもんとか引っ張る相手だったりとかで、気は遣うは遣うし、」
「あんたの方が言葉投げても流すところは流してくれるから気が楽なのよ」
アリス
「あー……」 一緒にいた面々を思い出した。 「生真面目そうな奴が多いもんな」
ルリ
「だからまあ、付いてくるならこういう会話がしたいわね、っていう話」 と笑って
「忙しいところ悪かったわね。用は済んだし、今日はここでお暇するわ」
アリス
「好きにすればいいんじゃない。あたしは嫌だったらはっきりその場で言うし」
「別にいいよ。オリヴィアたちと違って24時間忙しくしてるってわけじゃないし」
ルリ
「そういうところが気が楽ね、やっぱり」
「それじゃ、また暇になったら来るわ」
と手を振って
アリス
「はいはい。忙しかったら追い払うだけだから、お好きにどーぞ」
雑に片手をひらひらと振って、自分も立ち上がった。
ルリ
こんなところかしらね
GM
うみ
おつかれちゃわんみやで
ルリ
おつかれさーま
GM
多分ログは 2025/04/06_0
ルリ
それじゃあ夜に……会おう……
GM
昨日のは多分 2025/04/05_1 になる(これから
うむ……
ルリ
お付き合いありがとうー
てったーい
GM
こちらこそー
!SYSTEM
ルリが退室しました
!SYSTEM
GMが退室しました
背景
BGM