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- アスラが入室しました
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- メーティスが入室しました
- メーティス
- おまたせしました
- アスラ
- うむ。
- ここは多分メーティスの部屋
- メーティス
- ではざっくり自室描写からはじめていきます
- アスラ
- おねがーい。
- メーティス
- メト子の部屋です
- アスラ
- るーるる。
- 巷を騒がせ、相応の被害を生んだ凶悪な魔物“黎の堂様”ブラック・スタマッグを狩猟し、
- 出立前に約束されていたガルバのもてなしを同行した仲間達とともに受け、その宴も終わった翌日のこと。
- 狩猟直後からどこか考えるような素振りを見せていたものの、それについて言及することのなかったメーティスは、
- 普段通りの時間に起きた後、アスラの顔をじっと見ると口を開いた。
- メーティス
- 「アスラ。少し触れて良いですか?」 寝て起きて着替える前、薄手のネグリジェを着たままに真剣そうな表情で告げた。
- アスラ
- 「うん? 別にいいけど」 こちらはいつもと変わらぬ様子。どれだけ食べても飲んでも、概ねいつも通りの時間までに起きる習慣は変わらない。早めに起きて朝の鍛錬を始めるか、メーティスが起きるまで添い寝に付き合っているかは日によるが。
- メーティス
- 「ありがとうございます」 失礼して、と続けながら普段よりも体温の高い手でアスラの頬に触れると、ふむ……と小さく漏らした。
- 触れるだけには留まらず、アスラのすらりとした腰に両手を回して身体を密着させると、やはりまた小さく声が漏れる。
何が目的なのかは未だに不明瞭だが、どうやら触れて何かを確かめている様子。
- アスラ
- メーティスに触れられることには慣れている。好きにさせつつ、じーっと目の前の相手を観察する。 「なにか変なことでもあった?」
- メーティス
- 「変……そうですね、普段とは異なる感覚を以前のモブハントの際に感じた……もしくは、あったものに気づいた、という方が正しいかもしれません」
- 口にしながら身体をやんわりと離すと、両手を広げた。
「アスラからも、同じようにして頂けますか?」
- アスラ
- 「なになに。もしかして、デュランディルの時代に修めてた技を思い出したとか?」 目を輝かせて言った後、流石に絶対違うと気づいてちょっと肩を落とした。 「え、うん。じゃあ失礼して……」 添い寝を求められる時のようにそっとメーティスの細い腰に手を回せば、互いの体温が伝わるくらいに密着を強めて。
- メーティス
- 「すみません、技の事ではないのですが……」 アスラの肩が落ちたのを見て申し訳なさそうにしつつ、腕に収まると自分からも密着させた。
衣擦れの音が僅かにした後、薄い唇から今度は納得したような声が漏れると、珍しく言いづらそうに間を置いてから口を開く。
- 「……普段とは異なることがあったのですが、私の中で結論が出ました」
- アスラ
- 「私が買ってきたお菓子を食べ過ぎちゃったとか……」 言いづらそうにしているメーティスを見て考えを巡らせるが、多分これも違う。あーでもないこーでもないと色々と考え出したが……。 「うん?」
- メーティス
- 「…………すみません。それは食べてしまいました」 本当にごめん。
- アスラ
- 「いや、まあそれはメーティスが食べること前提で買ってきてるしいいんだけど」 こっちも多少は食べておいたし。
- メーティス
- 続いた言葉にもう一度懺悔してから、金の瞳がアスラを見つめた。
- 「一般的な女性が抱く感情とは異なるのですが、アスラに関連することであるので伝えます」
- アスラ
- 「もしかして難しい話? それだと私はあまり分からないかもしれないけど、それでもよければ」
- メーティス
- 「……簡単に纏めて伝えます」 大丈夫、と頷いて。
- アスラ
- 皆目見当もつかず、じーっと赤い目がメーティスを見つめ返すのみ。
- メーティス
- 「私は、貴女に同性であると理解した上で性愛を向けているようです」 簡単に纏めるとは言ったものの、あまりにも事務的な物言いでアスラに告げる。
- 表情は動かず、じっと真剣にアスラを見つめて言葉にすると、しかしアスラの反応には強い興味と不安を見せているのか、緊張した面持ちで、アスラの反応を待つ。
- アスラ
- 「うんうん、なるほど」 言葉を聞いてうんうんと何度か頷いた。いつもの世間話をしている時の反応と変わらないが……。 「つまり、メーティスは私を好きだっていうことで。私ももちろんメーティスのことは好きだよ」 友人としてはその通りだ。そう返してから、言葉が途切れて数秒。 「……うん?」
- メーティス
- 返答と反応を受け取りながら、伝わっていなかったろうか……と表情の変化が乏しいなりに気にかけていた所で、アスラの変化に気づく。
- アスラ
- 「ごめんメーティス、もう一回言って」
- メーティス
- こくり。 「私は、貴女に同性であると理解した上で性愛を向けているようです」
- 「……いえ」 「向けています」
- アスラ
- 「えーと、それはつまり……友人としてとはまた別の話、ってこと?」
- メーティス
- 「はい。分かりやすく表現すれば、友人ではなく、恋人になりたいと考えている、と思いまして」
- 「しかし、……その」 金の目を伏し目がちにして、 「一般的な話ではない、と認識していますから」
- 「愛していると伝えるよりも、こうして伝える方が、私の感覚について理解をして頂けるのではないかと」
- アスラ
- 「…………」 数秒の硬直。 「ご、ごめん。理解が追いついてなくて」 そう言ってから、珍しく慌てたように首を横に振った。 「あ、追いついていないっていうのはメーティスがどうとかそういうわけじゃなくて」
- メーティス
- 「突然の事で、申し訳ないのですが。……恐らくはと思い立ち、今触れさせて頂いて、触れて頂いてやっとそうではないかと判断したのです」
- アスラ
- 言葉を続けようとしたところでメーティスの言葉が聞こえて、続きの代わりにそうこぼした。 「……そういうのって、触ったら分かるものなんだ」
- メーティス
- 「……すみません、伝え方にはもう少し気を遣うべきでした」 申し訳なさそうに胸元で指を組むと頭を下げて。
- アスラ
- 「いや、大丈夫。はっきり言われないと多分私には伝わらなかっただろうし……」
- 「ただ、ええっと」
- メーティス
- 「私も、こういった気持ちを抱いたことはあまりなくて……、は、はい」 普段よりもそわそわした様子で頷き、姿勢を正す。
- アスラ
- 「メーティスも知っての通り、私って剣の腕を磨くことばかり考えて生きてきたから、そういうのがどうなのかって、全然分からなくて」
- 「……自分がメーティスに対して抱いてる感情が恋心とか、そういうものなのか、自分で確かめる方法がなくて、よくわからないんだ」
- メーティス
- 「私も、自分が感覚や感情として把握できているものを知識と紐づけた結果、そうなのだろうという判断なのです。恋愛感情や恋心など、こころの動きに疎いことはアスラと変わりません。……だというのに、こんなことを告げられても、負担になってしまいますね」
- 「……すみません。自分が逸っていることにも気づけなかったなんて」
- アスラ
- 「……いや」 首を緩く横に振って。 「そういうのを裏に押し込めて過ごす方が負担でしょ」 そう言ったところで、同性に対する愛情の話だったからか、メーティスと訪れた過去の世界で出会った人物のことを思い出した。
- 「……あれだけオープンだった彼女は実はすごい人物だったのかも知れないね……」
- メーティス
- 「しかし、アスラの負担にしてしまっても……、そうですね」 友人の名が出れば確りと頷いて、逸っていた為かアスラに伝えるまでは口をついて出ていた言葉を思い返す。……あれをそのまま伝えてオープンにしていられるのは、自分にはできそうにない。
「…………そうですね」 そう考えた所で、口元に触れながら苦笑すると小さく言葉にした。
- アスラ
- 「……ひとつ確かなことは、」 メーティスの言葉に対して数秒目を閉じて考えてから、もう一度目を開き頷いてから切り出した。 「負担だなんてことはない、ってことかな」
- 「性愛とか恋心なのかは分からなくても、私がメーティスのことを好ましく思ってるのは確かだよ。君に関係することを負担に思うことはない」
- メーティス
- アスラの返答を受けて安堵したのか、ほっ、という声が聞こえそうなほどに大きく肩が落ちる。
- 普段は見られない、ともすれば出会って共に居るようになってはじめて見せるような反応を見せると、アスラの言葉にゆっくりと首肯を返した。しかしそれでも、まだ緊張は残っているのか胸元に組んだ指が落ち着かない。
- アスラ
- 「……メーティスとしては、答えがはっきり欲しい?」 こちらが抱いている感情がどういうものなのか、に対する。
- メーティス
- 「……わかり、ません。そうだという知識の上での理解はあっても、」
- 「心に、まだきっと私が追い付けていない、のでしょうか。……知ることも、知らずにいることも、どちらを想定しても落ち着いてはいられそうになくて」
- 「……すみません。自分から切り出しておいて、求めている答えが何かを提示もできなくて」 組んでいた指が解れて足の上に乗せられると、恐る恐る、という様子でアスラを見上げた。
- アスラ
- 返答を聞くと、腕を組んでうーん……と唸り始めた。 「……なるほど。じゃあ――そうだな」
- 「私もはっきりしないのは苦手だ。だから、探していくっていうのはどうかな」
- メーティス
- 小さく反芻すると、胸に触れて。
「この感情が何なのかを、正しく理解する……ということですか?」
- アスラ
- 「私にとってメーティスが大事なのは確かだし、ここで君の想いや考えを受け止めることはできる。だけど、自分でもはっきり答えを持てていないのに、それを曖昧にしたままでそう対応するのは嫌だ」
- 「うん。メーティスに対して抱いているのが、他の人に対するものと同じなのか、それらとは違う特別なものなのか。考えて、答えを探す時間が欲しい」
- 「メーティスは今まで通り、自分の好きなように接してくれれば大丈夫」
- メーティス
- 「……はい。私も知識の上だけではなく、正しく心の動きとしてそれを実感できるように探ってみます」
- 「次に貴女に愛を伝えるときは、恐らく、などと付けることがないように」
- アスラ
- 意図が伝わったことにほっと胸を撫で下ろして。 「……こ、こういう対応が失礼に当たるようなことだったらごめん」
- メーティス
- 「失礼というのならっ」 身を乗り出して声が大きくなり、はっ、とそのまま固まって
- 「……失礼というのなら、正確な理解もなく貴女に伝えてしまった私です」
- 「アスラが、悩むことではなくて……」
- アスラ
- 勢いよく身を乗り出したメーティスに驚き、一瞬仰け反った。 「き、気にしなくて大丈夫。言われなければ私、多分一生気付かなかったし……」
- メーティス
- 「……ご、ごめんなさい。驚かせてしまって……」 おろおろと姿勢を戻してから、流れた空気が普段よりも重いものになってしまっているのをどうにかしなければと焦り始める。あれでもない、これでもないと思考を巡らせながら、珍しく浮かべた困った顔でアスラを見ると、
- 「すみません。自分でも、変だと理解しているのですが……落ち着かなくて……」 申し訳なさそうに頭を下げた。
- アスラ
- 「……ふ、ふふ」 そんなメーティスを見ていたら、思わず笑いがこぼれて。 「……珍しい、メーティスのそういう姿」
- メーティス
- 「……仕方がないでしょう。こんな気持ちを抱いたのは、貴女がはじめてなのですから」 胸元の布をぎゅっと握ると、頬を染めて困り果てた様に口にする。
- アスラ
- 「ごめんごめん、馬鹿にしたとか、そういうわけじゃなくて」
- 「……えーと、多分。かわいいと思った……?」
- メーティス
- 「それなら嬉しい、です。……とても」 ぴたと固まったと思えば目元がそわそわと流れて、揺れた髪を耳にかけ直すと、消え入りそうな声で呟く。
- 「……どう、しましょう。これまで通りにいられるのかしら」 うう、と赤く染まった顔を両手で覆う。
- アスラ
- 「……」 ぺたぺたと自分の頬を触って。 「……まずい。今までなら平気で言えてたはずのことがなんだか言い辛い」
- メーティス
- 「……ご、ごめんなさい……」
- アスラ
- 「メーティスが謝ることじゃないってば」
- 「……とりあえず!」 ぱん、と手を叩いて。 「メーティス、そろそろ朝ご飯食べないと辛いでしょ」
- メーティス
- 「……は」
- 「……そうでした、朝食にしましょう。着替えを――」 しましょう、と自分の寝間着を見ると今更になって固まって。
- 「……朝食後、服を探してきます」
- アスラ
- 「……そこはぶれないんだ」 先に朝食なあたりがメーティスだなぁ……と苦笑して。 「着替えておいでよ。その間に朝ご飯、用意しておくから」
- メーティス
- 「……はい。今日も宜しくお願いします、アスラ」 こくりと頷くと柔らかく微笑み、寝台から起き上がっていった。
- メーティス
- こんな具合でしょうか。次回以後がすごいぎくしゃくしそうな女になった
- アスラ
- その背中を見送りつつ、ひとりうーんとまた唸り始めて。 「……うん。考えてもすぐにはわからないし、まずはメーティスが喜びそうなものを用意しよう」 こちらも立ち上がり、朝食の準備を始めるのだった。
- アスラ
- ぎくしゃくメーティス
- 発売中
- メーティス
- 肌の露出0へ
- アスラ
- そーなの!?(ビュティ
- メーティス
- お疲れさまでした お時間いただきありがとうございました。
- アスラ
- お疲れ様でした。回答が出せる状態に近くなるまでちょっとぎくしゃくです
- メーティス
- ぎくしゃくアスメティ 発売中
- アスラ
- お求めやすい価格で新登場
- メーティス
- では撤退します、お部屋ありがとうございましたー
- シュババ……
- アスラ
- シュババ
- !SYSTEM
- メーティスが退室しました