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空き地にて

20250319_0

!SYSTEM
フェイが入室しました
!SYSTEM
フォリアが入室しました
フォリア
お付き合い感謝です よろしくお願いいたします。
フェイ
場所はどうする? 標でもいいけど、描写が面倒ならこんあのもあるけど
https://sw.tale.blue/log/20181101X_0.html
壁外の空き地鍛錬場
フォリア
空地で大丈夫ですー
 
 
【王都イルスファール西門外】

マギテック協会並びに王国鉄道公社の敷地を臨む城壁外の一角にある空き地である。
鉄道の資材置き場として整地され空き地になっていたが、いつの頃からか冒険者たちの手で勝手に木製の的や丸太、巻き藁が持ち込まれるようになった。
街中での刃傷沙汰はご法度とはいえ、仕事の無い日々に腕を鈍らせるわけにもいかないからと訓練場として利用されている。
あの“夜叉姫”も利用者の一人と噂されており、今となっては訓練用具を片付けて予定通り資材置き場にしようという声は無くなっているとか。
 
フォリア
ミカサ殿!?
フェイ
実際使ってたから……(ccで
フォリア
大丈夫?木人粉砕してない?
フェイ
してるし、真っ二つになった丸太があるよ
フォリア
ちぇすとみかさどの
そんな隠れ家的訓練場を朝早くから利用する者がいた。
フェイ
空欄発現を名前に治せなかった…
フォリア
まれにある
フェイ
「せいっ! はっ!!」 地面に突き刺された丸太に素手の拳を打ち込む少女だ。
意志の強そうな眉の下に活力に満ちた青緑の瞳を備えた症状は、おさげの黒髪を揺らして一心に鍛錬を続けている。
鉄砂に繰り返し突き入れて、分厚く硬くなった拳はさながら鈍器だ。素手とは思えない重い打撃音が響く。
フェイ
あ、いつでもどうぞ
フォリア
はーい
フェイ
腰を深く落とした構えから、素早い踏み込み、地面を蹴りつける力を、体幹と所作により、脚から腰へ、背筋、肩、腕と伝え、拳として放つ。
フォリア
早朝の澄んだ空気の中、一人イルスファール王都を歩く少女がいた。日課としている、朝の散歩である。「朝起きてすぐに陽光を浴びると健康にいいですよ」「日々適度な運動が大切です」と教えてもらったからだ。
少女は耳がいい。その重い打撃音も当然耳に入る。
「誰か、喧嘩してる?」街中での刃傷沙汰はご法度、そう教わった、見つけたら確か…
「戦闘行為を止めるように警告、のち、無力化する」
自然と音が聞こえる方へと歩を進める。そして、目に入ったのは喧嘩でも刃傷沙汰でもなかった。
フェイ
「ふぅぅ――……せいっ! はいっ! はぁっ!!」 左右の連撃から始まり、間合いを詰め、肘、肩口からの体当たりへと繋ぎ、地面すれすれに腰を落とし、足払い、と続ける。
丸太が拳を受けて砕け散り、足払いで倒れる――ようなことはない。
フォリア
彼女は見たことがある。えーと、うーんと、確か…。思い出すまでにしばらく間があった。庭にいた頃の後遺症の一つである。
フェイ
「……ふぅぅぅ……」 立ち上がり、呼吸を整える。若干、溜息に似た呼気だ。
フォリア
「フェイ」そうだ、フェイだ。闇狩の少女。姿勢が綺麗だったのは、覚えている。今も、綺麗。背筋がまっすぐで、動きに無駄がない。
フェイ
――……ん? ああ、フォリアじゃない。おはよう」 ほんの僅かの物憂げな空気は声をかけられて霧散。振り向いて、それが知り合いと分かると青緑の瞳には快活の色が蘇る。
フォリア
「おはよう」相変わらず表情の変化に乏しく、黙っていれば人形のような少女はそう応えた。
フェイ
「あなたもここの噂を聞いてやってきた口?」
打ち込み用の丸太から離れ、縦に真っ二つに割られた巨大な丸太を元にしたベンチに向かう。水袋とタオルを手に取ると、顔の汗を拭き、水を一口。
フォリア
「ううん、散歩してたら、音が聞こえたから来たの。噂?があるの?」
フェイ
「ここ、色々な冒険者が訓練に使ってるんだって。勝手にね」 空き地を見回すと確かにそれらしい用具がちらほらとある。
フォリア
「冒険者は、ここで訓練してるの、知らなかった」
フェイ
「あたしが使ってもいいのか聞いてみたら、勝手にすればいいって言われたからそうしてる」
「皆が皆ってわけじゃないみたいだけどね。来てみたら誰も居なかったし、あなたが来るまで誰も来なかったわ」
フォリア
止まっている丸太で訓練になるのだろうか。普通の冒険者はそうなのか。
「熊、倒さないんだ」
フェイ
「……は? 熊?」 青緑の瞳をパチクリとさせて鸚鵡返しに
フォリア
「うん。動いている相手を倒す訓練」
フェイ
「あ、ああ……訓練でってことね。探し出すのにどんだけ掛かるってのよ……」
フォリア
「森で足跡を追って…?」
「捕まらないようにすれば、大丈夫」
フェイ
「大体、もし見つけて倒したって一人で持ち運べやしないし、他の魔物とか蛮族に出くわしたらどうすんの」
フォリア
「終わった後は処理してくれたからわからない。他の魔物とか蛮族に出くわしたら、それも倒す…?と思う」
尚フォリアは知る由もないが、目撃者は須らく消せという意味合いでもあった。
フェイ
「はぁ……ノービスあいつも大概だったけど、あなたもあっち寄りなの……」
フォリア
死んだらそこまで、自分達はそういうモノである。あった?あった。
「ノービス…?…………」
少し間があった。
「宿屋で闇狩の技を使って見習い冒険者から始まった」
「ちゃんとお仕事ができてたから、冒険者になれると思う、って答えた」
フェイ
「まさか、いきなり糸を使ってくるような奴がいるとは思ってもみなかったわ」
「やたら人に向けちゃいけないって習わなかった……んでしょうね」
フォリア
「王都内では魔法、及び練技その他もろもろの戦闘の技能は決められた場所以外では、緊急時以外は使用してはいけない」
「って教わった」
「自分の身を守るのと決められた場所での鍛錬の時と仕事で必要な時以外はだめ」
フェイ
「人にナイフを突きつけたら冗談じゃすまないのと同じってくらい分かるわよね、普通……どこでどう暮らしてたんだか」
フォリア
「知らない事はこれから教えてもらったり、勉強すると思う。冒険者になったのは、何か目的がありそうだったから」
「地道にこつこつ積み上げる…………ヘレナもいいことって言ってた」
フェイ
「闇狩の力は魔域や魔神どもを滅ぼす為のものなんだから、今度会ったらその辺をまたみっちり教えてやんなきゃ」 バシンと掌に拳を打ち付け
「さっきの話だけど、その地道にこつこつを此処でやってんのよ」
「動く相手とした方がそりゃ訓練にはなるでしょうけど、あたしはまだそれ以前だから」
フォリア
「?」
首を傾げた。先日の戦闘の事を思い出しているのだろう。
フェイの動きは無駄がなかった。的確に自分のできることを判断し、行動に移せていた。
戦闘能力だけ見れば、葉の候補と遜色がない動きだ。
それなのに、どうして、それ以前なのだろうか?
フェイ
「こないだの相手、強かったわよね。こっちからもあっちからも魔法が飛びまくって」
フォリア
こくり、と頷いた。
フェイ
「あの牛野郎もただの力任せじゃなかったし、ゴブリンだってまとまって動いてきた」
フォリア
「そう動くように命令されてたんだと思う」
フェイ
「二、三匹のゴブリンくらいなら相手をしたことあったけど、全然違った」
「あの時は何とか立ち回れたし勝てた。でも、後から気付いたんだけど途中で練技の呼吸を切らしてたのよ」
フォリア
「そうだったの」
フェイ
「それに前にいた皆、あたしより身のこなしや素早さは上だってすぐわかった」
フォリア
「うん、皆強かった」ヘレナも、ノービスも。後衛ではあるが、えーと…………ディアドラも優秀な神官だった。………信徒?だった。
かといってフェイが劣っていたかというと答えは否だ。
フェイ
「父さんも母さんもそんなに大柄じゃなかったし、たぶん、この先、急に背が伸びるって事もないだろうから」
「いま足りないのは地力。あと、自分の技をしっかり頭と体に覚え込ませること」
フォリア
「それは…ちょっと、わかる。私も、敵を倒す方法、たくさん教わった。ちゃんとできるように、何度も何度も」
体の急所、壊し方、動きを止める方法…それは何度も何度も教えられた。
でもなんでだろう、フェイの言っているソレと、自分のやってきたソレは…なんだか、違う気がする。
動く敵と動かない丸太だから?
フェイ
「フォリアの師匠は随分と実戦的な感じだったのね。剣の扱いはよく分からないけど、狙いがすごく的確だったわ」
的確というよりは躊躇が無い、というべきか
フォリア
「うん。そう教わったから」
「ちゃんと覚えたら、悩まなくていいんだって」
「…でも、さっきのフェイ、背筋が伸びてて、とても、うーん、綺麗だった」
「私のほかにもちゃんとできてた子もいたけど、あんまり、思わなかった」
フェイ
「ちゃんと、かぁ……」はー、とため息を吐いた
フォリア
「うん、えーと、熊も倒せてた」
フェイ
「んぇ……っ!?」 綺麗、と言われて素っ頓狂な声をあげ
「いや、まぁ、その……あれは型通りの動き、だから……」
フォリア
「型?だから違うのかな」
フェイ
「型なんて実戦じゃ意味ないって人もいるけど、あたしは続けろって言われた。ちゃんと覚えたら自然に出せるようになるって」
「あなたの師匠の言ってる“悩まなくていい”ってのと同じかもね」
フォリア
「そう、かも?」フォリアは知る由もないが、庭の教育上、意味は異なる。フェイのいう悩まなくていい、は技を実践でいつでも出せるようにすること、フォリアのソレは
いつでも躊躇いなく相手を殺せるようにすることである。
技を出せるようにする、結果、倒せる。うん、それなら同じ…かも?かも。
フェイ
「あたしが習った型の中には“秘伝”って呼ばれるものもあるんだけど、それを全部は使いこなせてないの」
フォリア
「フェイは、秘伝を使えるようになりたいの?」
フェイ
「一撃の重さを高めることはできるけど、それだけ。あの戦いの中では手数とか転がす方がどう見ても有効だった」
「そりゃあね」
「あの時、使えてたらあの牛野郎、もっと速く片付けられたかもしれない」
フォリア
「フェイは、秘伝を覚えたくて、冒険者になったの?」いつぞやエイノーに尋ねられた事である。
フェイ
「あたしは闇狩だから。操気があれしか使えなくても魔域と魔神どもをブチのめす。その為に技を覚えて、その為に冒険者になったわ」
「父さんと母さんの代わりにあたしが務めを果たす」 その瞳には仇敵への敵愾心と、強い決意・使命感が宿っている。
フォリア
彼女のその真直ぐな目に素直に語れる言葉に信念になんと名をつければよいのだろう。
フォリアの語彙は少ない。ボロが出ないように仕込まれはしたが、クスリの影響かあるいは生来のソレか、地頭は正直良い方ではない。
ゆえにフォリアはこう口にした。
「フェイ、綺麗」
自分にはない真直ぐな感情、信念、姿、総じてそれらを綺麗と表現している。
フェイ
「ま、またそれ……!? ……どう考えてもあなたの方が美人じゃないの」
「まぁ、お世辞として、受けとっとく……」
フォリア
「えっと…うんと…真直ぐ…だから?」
「美人…うん、その方が高く売れるって教わった。でもお人形でつまらないって言われちゃったこともあるから、いいことじゃない…のかも?」
フェイ
「あー、はいはい!じゃあ、もう、それでもいいか……良くない!?」 
「いや、ちょっと、それ、どういう……あぁー……っ」聞き捨てならない言葉に詳細を聞き出そうとして、だが、詮索にあたると思い至り頭を抱えた。
そして、訓練場に転がっていた程よい長さの棒切れに気付いて、それを拾い上げるとフォリアに向けて放り渡した。
フォリア
「…?フェイ、頭痛いの?」棒切れはそのまま受け取った
あ、高く売れた時はいっぱい情報を喋ってくれたから、シスターが褒めてくれた気がする。それならいいことなのだろうか…なのだろうか?
フェイ
「……ちょっとね。 それより、動く相手の訓練……付き合ってくんない?」
詮索したい、するべきではないという葛藤から意識を逸らすのには……そう、ここは訓練場なのだから二人で訓練したって何ら問題ない筈だ、そう決めた。
フェイ
訓練だから寸止めだと思ってるフェイ
殺す勢いでやらないと訓練にならない、なんなら実剣じゃなきゃ意味がないと教わる庭

ファイッ
フォリア
「いいよ」あ、でも刃傷沙汰はいけないから…ちょっとだけ動く、がいいのかな。
フォリア
超スローモーションで動くフォリアと違うそうじゃないって頭抱えるフェイが見えます
フェイ
とりあえず、結果と内容はボカして、この辺で中断か一旦切るのが時間的に良さそうかしらん
フォリア
ですね。たぶんフェイが正しい寸止め訓練方法を教えてくれた。
殺傷までいかなくても動けなくなるまでやってたけどそれはだめなことって教わったから、丸太になればいいと超スローモーションになる どうしてそうなったと頭を抱えるフェイ
フェイ
「じゃあ、出来るだけ寸止めで、目とか首とかは無しね……あたしは、これでよしと」 拳にタオルを巻いた。拳の保護ではなく威力を減らす為だ。
フォリア
お付き合い感謝です。
フォリア
「わかった」寸止め、つまり動きを遅くすればいい。
フェイ
真っ直ぐな心と真っ当な社会性・常識を持ち合わせた少女は、自分の訓練の相手がどのような環境で育ったかを知らない。
フォリア
後日エイノー氏への手紙に
こんなやりとりをしましたってそのまま書いて
エイノー氏が頭を抱える図もあるかもしれないしないかもしれない
フェイ
訓練相手がどれほど非常識で無知で奇矯な発想を持っているかをすぐに思い知ることになるのだが、それはまた別の話――
フェイ
そうよ
こんな感じかな。結構、お互いに肉付けになったんじゃなかろうか
フォリア
ありがとうございました
キャラシに追記ができそうです。ヨシ
フェイ
ヨシ!
フォリア
20250319_0
ログでーす
フェイ
ちゃんえなと被っているところがあるけど、良い感じに差別化をはからなきゃ…
フォリア
お疲れさまでした
フェイ
お疲れ様でした
フォリア
お掃除しまーす
背景
BGM