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一の魔女:邂逅 幕間

20250308_0

!SYSTEM
GM苗が入室しました
!SYSTEM
アーネストが入室しました
アーネスト
(ヒーロー着地
GM苗
どういう状況でやろうかね
他の人もいるからね
アーネスト
休憩になってから、こちらから行くかそちらから来てもらうかならどちらの方がありそうですか?
GM苗
こちらから行くのはないと思います
ティアエレスとの関係をすべて知っているわけではないので
アーネスト
それなら全員が一度掃けているタイミングとかになるかなあ 聞かれて困る話はしませんし聞かれていても問題ないです
(他のPCに
GM苗
OKです
ではナレーションしていきます
アーネスト
よろしくお願いします。
 
 
 
 
GM苗
よろしくお願いします
 
ティアエレスが見た夢によって、古代の魔法王の一族ティタニウス縁の塔へと赴く君たち
そこに居たのは、"無限の魔女"という"世界の染み"に対して敵対すると自称する、"はじまりの魔女"を名乗る少女の霊体だった
彼女から事情と、それからティアエレスが協力できない理由などに触れられ、情報の開示が追いつかなくなった君たちはひと時の時間を置くことを望み、彼女はそれを了承した
彼女は、君たちから少し離れて佇んでいた
GM苗
という形で進めていきましょう
アーネスト
はーい
アーネスト
暫しの時間を経て、得られた情報によって理解したティアエレスの境遇への憤懣を可能な限り嚥下した少年は、深い深い溜息を吐いた。
茹っていた頭を何とか落ち着けた後、少女の霊体を一瞥した少年は腰を上げ、彼女のもとへと歩いて行った。
「……すみません。少しお話、いいですか」 先ほどまでの苛立った様子はなりを潜め、伺うように問う。
"一の魔女"
銀色の髪に青い瞳の半透明の少女は 君の声掛けに顔を向けて
「…構いませんよ。どうしました」
身体を少年に向ける
アーネスト
ありがとうございます、と伝えてから傍に腰を下ろし、三角座りになって。 
「聞くか、悩んだんですけど……」
「……アインシアさんとティアは、友人だったんですよね」
"一の魔女"
「……そうですね、友人、というには、年は離れていたのですが」
「良くしていただきました」
「とはいっても見た目の話で言えば私だけが幼かったので、そうでもなかったかも知れません」
アーネスト
返答に笑みを浮かべ、興味を示したが続いた言葉に小首を傾げた。
「……という、と?」
"一の魔女"
「私が、私達の本格的な交流が始まったのは」
「同じ師に魔法の何たるかを授けられてからになりますから」
「その時、ティアエレスは23歳、私は13歳、そして"無限の魔女"は30歳でしたから」
アーネスト
「10歳となると、確かに。友人というよりは先輩……みたいな感じに思えそうです」 うんうん。
「伺ってもいいですか、その時のこと」
"一の魔女"
「私の両親は、その頃には既に亡く、」
「貴族の力を持たない兄がジュスラン叔父様の後見のもと、侯爵位を私が成人するまで代行していました」
「そして兄の婿入り先が、"無限の魔女"になる女性のもとにだったのです」
「それからまずそこで交流が生まれて、それから私達一族の城に、当代でも屈指の魔法使いがやってきました」
「その名を、"停滞の魔女"」
アーネスト
首肯を返しながら、 「“停滞の魔女”……」
「これまでの話……には、出て来ていない人ですよね」
"一の魔女"
「"停滞の魔女"は藩王ティタニウスの許可を得て、弟子を城の中で取ることを許され、」
「はい。結局、彼女がどうしているかは今も分かりませんから」
アーネスト
「そう、なんですか……もしかしたら“無限の魔女”に与しているかもしれない、んですね」
「あっ、と。ごめんなさい、割り込んじゃって」 
"一の魔女"
「彼女の眼鏡にかなったのが、女性だと、私、"無限の魔女"、ティアエレス。そして男性では2人のティアエレスの友人とお兄様」
「"魔女の私塾"の面々はその6人と、元々師についていたエルフの少女で合計8人でした」
アーネスト
もわもわもわ……。
“停滞の魔女”がティア、アインシア、“無限の魔女”の3人と、2人のティアの友人とアインシアさんのお兄さん……。
あとエルフの女の子を弟子とした、と こくこくと首肯した。
GM苗
エルフの少女だとはいったけど
停滞の魔女がエルフだとはいってないよ
アーネスト
ああ、エルフの少女が2人だと読んでた
GM苗
6人+元々のでし+魔女で8人でしょ
アーネスト
停滞、無限、アインシア、アインシア兄、ティア、ティア友2名、エルフの少女
で8人か
GM苗
うむ
アーネスト
停滞の弟子が8人だと誤読してましたわん。
"一の魔女"
「様々な魔法を作り、様々な仕組みを作り、様々な道具を作っては還元していきました」
アーネスト
“停滞の魔女”を頂点にする形で、集まった8人。……
「……女性の方が多かったんですね、“魔女の私塾”は」
"一の魔女"
「その点も含めて、ティタニウスでは異例でした」
アーネスト
「ティアから聞きましたが、確か……3rdワードの女性も、歴史上ではとても少ないんでしたよね」
「一時的になることはあっても、その後に4th以下になることが大半だとかで」
"一の魔女"
「はい。私と。それから"無限の魔女"。認可が出たのは、その2人しかいません」
アーネスト
「……なるほど」 今更だが、歴史的な人物であることは間違いないんだなと思いつつ、
「後に3rdワードや4thワードの女性が集まっていたとなると、“魔女の私塾”はティタニウスではよく知られていたんですか?」
GM苗
それもちょっと違う
停滞の魔女はティタニウスの人じゃないので
関係がまったくない
アーネスト
ああ、外部の人だった。
GM苗
ちゃんと城にやってきた人 って書いてるよ
アーネスト
OK
"一の魔女"
「知られていましたが、あまり良くは思われては居なかったでしょうね」
アーネスト
「……」 ふむむ。 「外部の人間が教鞭を取っていて、その殆どが女性だから、とかですか?」
"一の魔女"
「そうです」
「加えて、"無限の魔女"は初めての女性での2ndを許されるのではないか、と言われていました」
アーネスト
「……そんなに知恵と力を持っていたんですね」 だからこそ、話で聞いたようなことができたのだろうけれど。
"一の魔女"
「3rdの兄との許嫁であり、彼女自身も3rdの家柄。その高すぎる魔法の才は、男児であれば藩王位を狙えただろうと惜しまれていましたから」
アーネスト
「惜しまれて、って……、当時の事を考えると仕方ないですけど、嫌な感じですね」
"一の魔女"
「女性が藩王になることは不可能でしたから」
アーネスト
小さく首肯を返し、
「“魔女の私塾”の人達は、仲が良かったんですか? 同じ場所に所属しているティアのことは友人と仰られてましたけど」
"一の魔女"
「偉大なる初代の来歴を踏むことは許されていないのです」
「はい。仲は良好でした……破綻が始まるまでは」
アーネスト
「破綻……」 小さく肩を落としながら、 「仲の良かった時の事が、その。……嫌でなければ、聞きたくて」
"一の魔女"
「……そうですね」
アーネスト
「当時のティアの事を本人以外から聞くのは、良くないことだって思うんですけど……」 
"一の魔女"
「楽しかったです。自分と同じ力や才能を持った相手が、自分とは違う発想をして、形にして見せてくる」
アーネスト
「やっぱり、家でもティアは話してくれなくて。……内緒にするので、その」 興味が勝ちました、の表情。 
"一の魔女"
「自分はそれに打ち返すように相手のものを取り込んで、新しいものを作って発表する」
「彼女もティアも、私に様々なものを見せてくれました」
アーネスト
「……」 ふんふん、と頷いて。 「お互いに打ち返し合っていたんですね」
"一の魔女"
「無限の魔女はアイテムメイカーとして非凡な才能を持っていました」
「ティアは、生命に対する造形が深く、癒しの力に長けていました」
「私は、その2人から薫陶を受けて、その双方とそれから家に伝わる魔法を扱うことが出来ていました」
アーネスト
「アイテム……」 その才能があったからこそ、彼女の目的を達成する為の様々なものが作り出されていったのだろう。
"一の魔女"
「その3つを扱うことで、私は様々な魔法を作り出しました。だからですね、彼女が私に師と同じ様な異称を付けてくれたのは」
アーネスト
ティアが生命に対する、というのは――そのまま、ティタニウス製ハイマンの創造に至った所以になるのか。
「“はじまり”……、無から生み出すのではなくて、組み合わせて生み出していくことを指したのかな」 ふんふん。 
"一の魔女"
「そうです」
「彼女からすれば、それは0から1を作るということだと言っていました」
アーネスト
「0から1にするんじゃなくて、1を10にも100にもしていく……」 
"一の魔女"
「それは1を無限に引き伸ばすよりもずっと尊いことであると」
「1を無限に引き伸ばすのは、彼女のほうが得意でした」
アーネスト
続いた説明を受け、浮かんだ疑問をそのまま口にする。
「でも、そうなると“無限”は――……1を、無限に引き伸ばす?」
"一の魔女"
「はい」
「彼女の魔法は増幅・増殖を主とした魔法」
アーネスト
「ううんと……“0から1を作り続ける”ということ……ですか?」
"一の魔女"
「あるものを同品質で複製するという離れ業を持ち得ています」
「それはどこに対する言葉なのでしょうか?」
アーネスト
「ええと、“1を無限に引き伸ばす”についてです」
"一の魔女"
「今言ったことが答えですが、理解できませんか」
アーネスト
「……」 やや間を置いて。 「生み出した1を無限に増やし続ける方、ですか」
"一の魔女"
「……、貴方は、複製というと」
「どういった意味で使っていますか?」
「例えば写本をするとしましょう」
アーネスト
「……既にあるものと、同じものをそっくり作る事?」
"一の魔女"
「貴方はそれを、どういうものだと思っていますか?」
アーネスト
首肯して、興味深そうに身を乗り出してアインシアの目をじっと見つめる。
「どういうもの……、オリジナルと、コピーの2つかな」 
"一の魔女"
「では、オリジナルとコピーとしますが」
「それは同じものですか?」
アーネスト
一拍置いて、
「……違うんじゃ、ないんですか?」
"一の魔女"
「では貴方は」
「何をして"同じもの"、と定義しますか?」
アーネスト
難しい質問だ、と表情がちょっと強張り。
「……自分の中に浮かんでいたものを分解していくと」
「作られた場所や時間が同じであり、」
「…………同じ過程で生み出された、もの……」 もごもごと言い淀みつつ、自信がなさそうに。
"一の魔女"
「……同じ作者、同じ品質、同じ素材」
「たしかにそれで同じ製法でものを作れば、同じものに定義しうるものは出来るでしょう」
「ですが、魔剣の世代が示すとおりです」
「コピーを作れば劣化する」
「そこに手を加えるのも人の力ですが、完全一致の複製は、作りようがないのです。普通ならば」
アーネスト
――……あ」
そこまで言われれば自分でも想像が付く。つまりは――
「その作りようのないものをつくることが出来たからこそ、“1を無限に引き伸ばす”ことができる……」
"一の魔女"
「そうです」
「"無限の魔女"は、ある部分を持って、神すら凌駕しています」
「だからこそ、恐ろしい敵なのですよ」
アーネスト
首肯しつつ、途方もないスケールの話に小さく息を飲んだ。
"一の魔女"
「………話が逸れましたね」
アーネスト
「あっ、すみません……」 おろ……
"一の魔女"
「彼女と私の話は、そこまでにしておきましょう。ティアの話ですね」
アーネスト
そちらにも興味はあるが、ティアの話を聞きたかったことに違いはない。首肯すると、先ほどの様にじっとアインシアを見つめた。
"一の魔女"
「ティアは、明るくて朗らかな女性で、非魔法使いに対しても丁寧な女性でした」
アーネスト
「…………」 えっ!? 
"一の魔女"
「決して、元気いっぱい、ということはありませんが」
アーネスト
という驚きは、すぐに腑に落ちた。 ――彼女がどれだけの時を重ねてきたと思っているんだ、僕は。
"一の魔女"
「怪我人が出れば、自分の魔法で癒せないかを試みる。そういう女性でした」
アーネスト
「そう、なんですね。……今のティアは、どちらかというとアインシアさんみたいだったから」
「……ティアの境遇を考えれば、変わってしまうのも仕方のないことですけど。少し意外でした」
"一の魔女"
「…そうですか」
アーネスト
「……“魔女の私塾”の中でも、明るい人だったんですか?」
"一の魔女"
「一番声が大きかったのは"無限の魔女"ですね。彼女がいると、賑やかでしたが、彼女が居なくてもティアが居れば、和やかでした」
「私は一番幼いのもあって、引っ込み思案だったのですが」
「言葉が強くなりがちな彼女との間によく入ってもらいました」
アーネスト
「ムードメーカーだったんですね、“無限の魔女”は。……それこそ、三姉妹みたいだ」
「僕も、弟には言葉が強くなりがちだったから……」
"一の魔女"
「…そうですか」
アーネスト
「“魔女の私塾”にいた、エルフの人やティアの友人というのは……?」
"一の魔女"
「……それは、私の口から語るべきではないと思います」
アーネスト
「そう、ですよね。根掘り葉掘りすみません」 そう言われれば食い下がりはせず。
"一の魔女"
「……彼女と関わるなら、恐らく知る機会が来るでしょう」
アーネスト
「…………」 関わるなら、という言葉にそれまでの話が脳裏を過ぎる。
「何とかします。絶対……」
"一の魔女"
「…私からも一つ良いですか」
「貴方はティアの、なんですか?」
アーネスト
三角座りしていた手に力を込めつつ、アインシアの問いに視線をあげる。
「……ティアにとっての僕は、自惚れが入っているかもしれないけれど」
「仲間であって、恋人であって、」
「……この時代の人間だ、って。思われていると思います」
「でもそれは、ティアの境遇を考えれば仕方のない事だから」
「僕は、ティアを本当の意味で自由にして、本当の意味で生きて欲しいって思ってます」 
「……あ、すみません、自分のことまで入れちゃって。答えになりましたか?」
"一の魔女"
「…いえ、」
「私から言えるのは、頑張ってください。とだけ」
アーネスト
「はい。……その為なら何だってします」
"一の魔女"
小さく頷いて 「もう十分ですか?」
アーネスト
「あ、じゃあ最後に一つだけ」
立ち上がって、先ほど――情報の開示の際に浮かべていた憤懣の表情ではなく、清々しい表情でアインシアを見つめる。
「昔のこと、アインシアさんのこと、ティアのこと……教えてくれて、ありがとうございました!」
明るく、そして朗らかに言い切って 深々と一礼する。
"一の魔女"
「……、」 小さく頷いて
アーネスト
「では、また後で。失礼します、アインシアさん」 言って、休憩の際に行っていた方へと歩いて行く。
GM苗
ではこんな感じでいいかな
アーネスト
はい。ありがとうございましたー
GM苗
20250308_0
ログ番号はこれです
アーネスト
ありがとうございます。では撤退しまーす
本編でまたよろしくお願いします。
!SYSTEM
アーネストが退室しました
背景
BGM