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雪は残火に融ける 幕間Ⅶ

20250228_0

!SYSTEM
GMが入室しました
!SYSTEM
アデルフィアが入室しました
GM
きやがったわね。
温泉デート回なんだっけ(すっとぼけ
アデルフィア
たぶんおそらくそう(アキネイター)
GM
胸が小さいですか?
アデルフィア
部分的にそう
GM
部分的に……?
とりあえず温泉も必要なら作られるけど
適当にあるくか
アデルフィア
今も雪国の街並みなんだろうか
GM
雪はまあ降ってる
アデルフィア
TOUHOKUくらい積もってる?
GM
つもってる
冬だし
まだアングルシ観光に残ってる可能性あるし
アデルフィア
すごい
GM
すごいでしょ
適当に雪の中を歩くか
アデルフィア
もっふもっふ
GM
もふもっふ
じゃあなんか適当にはじめていこう
GM
 
 
アデルフィア
( ^о^)<ヨロシクオネガイシマス!
GM
〈大魔動核〉を手に入れた後、〈澱の魔剣〉に纏わるより正確な情報を得るため、魔動機文明に生きた天才研究者の元を訪れることにした一行が向かったのは、アングルシ妃国内にあるという魔女の隠れ里。
GM
ヨロシクオネガイシマス!
GM
ホークアイが見つけ出した転移装置は、あろうことかその研究者――ヴェルテリアの現在の住居と直通になっており、彼女の家の傍へと転移した一行は彼女との面会の機会を得る。
軽く話したところで、彼女は君たちのことを気に入ったのか、ただの気まぐれか、翌日に腰を据えて話そうと提案し、その日は魔女の里の中で過ごすことになった。
用意された部屋でさっさと休む者、外を見て回る者に分かれ、君たちは各々自由な時間に入る。
アデルフィアはホークアイの提案もあり、彼女と二人で雪に染まった魔女の里を歩いていた。
魔女の隠れ里といっても、外見上特筆すべきことはあまりない。降り積もる雪の中にまばらに家屋が立ち並んだだけの小規模の集落だ。
建物の内部に入ればその限りではないかもしれないが、少なくとも外から見る限りでは面白みは少ない。
ホークアイ
「見て回るとは言ったものの、これじゃああんまり見るところがないな」
アデルフィア
「……」 ザク、ザク、と雪を踏みしめて歩く。普段の灰色の修道服姿とは違うモコモコとした防寒着での歩きにも慣れてきた様子が見て取れる。性格的に勤勉ではあるが、新しい発見への強い興味、好奇心は余り持ち合わせていない方だ。半ばただ歩くことに集中している。
GM
入力していた文字が消えた
アデルフィア
「アイは何か見たいものがあったのですか」
ホークアイ
「神殿なんてものはあるはずもないし……これなら婆さ――ヴェルテリアに頼んでお風呂でも貸してもらった方がマシだったかな」 ため息をつくと、歩行に意識の大半を注いでいる隣の少女の様子を覗き見た。
アデルフィア
たまにある…
ホークアイ
「いや、特に。魔女の里っていうのがどんなところなのかは、ちょっと気になってはいたけど」
GM
いいえ、単純にマウスの戻るボタンを押してしまって戻ってしまっただけです
アデルフィア
「……アングルシという国があることは存じていましたが、魔女という存在やどのような立場にあるかまでは知りませんでした」
ホークアイ
「私も詳しくは知らなかったよ。アングルシって閉鎖的な国だったから、こっちにもあんまり影響なかったし、干渉もする気なさそうだったし」
アデルフィア
「……ルスルリアンに似ているのかもしれませんね」 灰色の少女は森の王国で発見され、神の声により目覚めた。深い森と雪という違いはあるが閉鎖性という点では似ていると言えるだろう。
ホークアイ
「ま、共通するところはあるのかも。っていっても、ルスルリアンはここみたいに物理的に閉鎖されてるわけじゃないから、まだ事情は違うんだろうけど――大丈夫?」
アデルフィア
「大丈夫です」かんじきをつけた靴で雪道を歩くのは舗装された道を行くよりずっと体力がいる。昔ならばもっと消耗していただろうが、今はずっと体力がついた。痩せ我慢では無い
ホークアイ
「そっちもだけど、昔のことを思い出して気落ちしてたりしてないかなってさ」
アデルフィア
「……私は自分がとても恵まれていることを知っています」立ち止まって真っ直ぐな目を向けて答える
少し屈んでミトンに包まれた手で雪をかき集める。
ホークアイ
こちらも歩を止めて見下ろし、小さく首をかしげた。 「それは他の“庭”の子たちと比べて相対的に? それとも、絶対的に?」
アデルフィア
「縁に恵まれ、心を知ることが出来ました」集めた雪をぎゅっぎゅと固めて不格好な雪玉を作る
ホークアイ
「それ自体は当たり前のことで、恵まれてるって思うようなことじゃない、とも思うけど」 視線をアデルフィアの顔から、手元のいびつな雪玉に向けて。
アデルフィア
「どちらの意味でもです。このように歪なものかもしれませんが……」 作った雪玉をどうするのかと思えば、意外なことに振りかぶって人気のない雪原に向けて、投げた
へろへろ投擲
2D6 → 5[1,4] = 5
ホークアイ
「…………」 投げられた雪玉の軌道を目で追った。
アデルフィア
「このように、遠くまで来ることが出来ました」 雪玉は形の歪さ、投げ方の拙さから大した距離を稼ぐことも出来ずに雪の中に埋もれた
ホークアイ
「まあ、半ば巻き込まれて来たようなものだろうけど――納得してるならいいか」 しゃがみ、雪を集めて軽くぎゅっと手元でまとめると振りかぶり、同じ方向へと投げた。
アデルフィア
「当たり前であることは、私達にとって望みうる限りの幸福です。以前は後ろめたさを覚えたこともありましたが」
再び雪をかき集め、今度は投げずに二つ重ねて小さな雪だるまを作った。ひとつ、ふたつ、みっつ。どれも不揃いで形が悪い。
ホークアイ
「もうちょっと我侭に、高望みしてもいいんじゃないの。相変わらず、そういう主張は少ないし」
アデルフィア
「そう見えますか……? いえ、アイがそう言うのならきっとそうなのでしょう」 不揃いな雪だるまをこさえながら
ホークアイ
「周りが自己主張激しい人間ばっかりだ、っていうのも否定出来ないけどね」 今回関わっている人間は特にそういうタイプが多い気がする。苦笑を浮かべると、濡れるのも気にせずその場に腰を下ろした。 「楽しい?」 雪だるまづくり。
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アデルフィアが入室しました
アデルフィア
きたくにゃん
GM
本物に進化した
アデルフィア
「……よく、分かりません。雪遊びはこういうものだと知っていますが、こうして実践してみても勘所が掴めません」
ホークアイ
「そう真面目に考えるものじゃないからね。雪だるまなんて適当に作って満足すればいいし、雪玉を相手もなしに投げたって面白いはずもないし」
だからといって、二人で雪合戦をしても一方的になるのは目に見えている。 「投げ方くらいなら教えられはするけど」
アデルフィア
「いえ、上手くは投げられないでしょうから」 利き手、右腕の古傷は腱にまで及んでいるものだ
「こちらの方が私には向いているかもしれません」 そう言って、雪だるま作りを続ける。頭と体のバランスが悪く、相変わらず造形が良くない
ホークアイ
「……まあ、投げるよりはそっちの方が向いてるかな」 センスはともかくとして。 「アデルフィアは、芸術家に向いてるかもね」
アデルフィア
「……考えたこともありませんでした」 手を止め、不格好な雪だるまをまじまじと見つめて
ホークアイ
「一般人にはなかなか理解できないセンスはあるよ。芸術家っていうのは、たいてい最初は理解されないものらしい」
アデルフィア
「主の教えは、他者との理解、共感を育むことを貴びます。理解されない、というのは……少し、困ります」
「ただ、確かに今までも、今も、周りとズレがあることも感じています」
ホークアイ
「芸術的センスに関しては、別に共感されなくてもいいんじゃない?」
「あー……さっきもルリに突っ込まれてたみたいだしね」
アデルフィア
「私は本質的に悪なのだと思います。人の幸福を祝福できなかったこともそうですし、ロゼット……友人に対して歪んだ優越感を抱いたこともあります」
ホークアイ
「アンタのそれは、気にしすぎ。そのくらい誰にでもあることだって。反省してる分、善人よりでしょ」
アデルフィア
「ヴェルテリア女史には、問題を把握し、解決する能力を持ちながら何故国を離れたのか、と……憤り、だったのでしょうか、そういった感情を抱いた、ようです」
ホークアイ
「先達の火の不始末、なんて言ってたっけ。まあ、実際その通りではあると思うけど」
「気になるなら聞いてみればいいんじゃない?」 答えてくれるのかは保証できないが。
アデルフィア
「きっと、今に至る事情をこれからお話くださるのだと思います」
ホークアイ
「ああいう性格だから、どこまで話してくれるかはなんとも言えないな……」
アデルフィア
「ただ謝罪をするのでは私の自己満足になってしまいますので、お話を聞いた上で発言を詫びたいと考えています」
ホークアイ
「少なくとも、気にしてる様子はなかったけどね。大抵の悪口は聞き流しそうだ、あの人」 おばさんとか以外は。
アデルフィア
「だとしても、礼を失していたことは事実ですから」
ホークアイ
「真面目だなぁ……。私なら適当に流してそのままにするよ」
アデルフィア
「そうして曖昧なままにした方が、事実や真実をぶつけ合うより軋轢が少ないというのはあるのだろうと思います」
ホークアイ
「別にそこまで考えてるわけじゃあないけどね」
アデルフィア
「私は時々、感情のままに辛辣な言葉や態度を取ってしまうことがあります」
ホークアイ
「あー……」 身に覚えがある顔をした。 「そういうところはあるかもね。でも、普段静かな分、そういうところがあってもいいんじゃないの」
アデルフィア
「あなたやゴドー、ファルマー氏にも」
ホークアイ
「前2つはともかく、ファルマーにはそれでいいよ」
アデルフィア
「よくはないと思いますが……」
ホークアイ
「いいのいいの。あいつはわざとああしてるんだから」
「そういえば、ファルマーのこととかヴェルナーのこととか、アデルフィアからはもっと突っ込まれると思ってたけど、聞かないんだね」
アデルフィア
「知りたいと思わないわけではありません。ですが、言わないということにも理由があると思っています」
ホークアイ
「ファルマーはともかく、ヴェルナーのことについては単純に話すタイミングがいまいちなかっただけだよ。あいつとの関係で隠すこととか、特にないし」
アデルフィア
「知らないということが、その人を守ることになる。そういった類の情報はあります」
ホークアイ
「そうだね。それは否定しない」
アデルフィア
「シャルロッテに対してもそうされたのではありませんか」
ホークアイ
「……ま、そうだね。それも否定しない」
アデルフィア
「……申し訳ありません、今のは辛辣なところ、だったかもしれません」
ホークアイ
「私に対しては気兼ねしなくていいよ。アンタに言われでもしないと、私は多分自分に甘いことばっかりするから」
アデルフィア
「他人にもです」
ホークアイ
「ま、仲良くない相手には気をつけた方がいいかも」
アデルフィア
「いえ、私のことも出そうですが、あなたが甘いのは自分にだけでなく、他人もです」
ホークアイ
「……ええ……? そう……?」
顎に手を当てて考えてみたが、思い当たる節がない様子。
アデルフィア
「私の思い違いでなければ、あなたは親しいものの窮地と自分の不利益を天秤にかけた時、後者を選ぶのではありませんか」
ホークアイ
「……どうだろう。“親しい”の度合いによる、ってところじゃないかな」
アデルフィア
「自分のことは自身の能力や裁量でどうとでもなる。上手く捌けなければ、それは自分の実力が足りなかったのだと納得できるから……といったところでは無いかと思いました」
自分のことはてんで分からないのに、こういった事には不思議と頭が働く
ホークアイ
「……まあ、そういうところはあるよ。私はダルクレムの信者だから、自分の力不足ならそれは自分が悪い、って納得する」
アデルフィア
「ゴドーにもそういうところがあります」
ホークアイ
「あいつと同列か……」
アデルフィア
「あなたにはシャルロッテという護るべき家族がいます」
ホークアイ
「シャルももう大人だ。私がそこまで護らなくても、ちゃんと生きていけるよ」
アデルフィア
「本当は私のような弱点を作るべきではないのだと思います」
ホークアイ
「……ふーん」
「……アンタ、私にとってそういう相手だ、っていう自覚はあったんだ」
アデルフィア
「何故良くしてくださるのか考えました。シャルロッテのことを知ってからは、その代わりなのではとも」
「ただ、結局は、あなたがそういう人柄なのだろうと思うことにしました」
ホークアイ
「最初はそういうところもあったのかもね。出会った頃のアデルフィアって、方向性は違ってもシャルと似た危なっかしさがあったし」
「褒められるような性格はしてないよ。平気で人を騙すし、平気で人を殺すんだから」
アデルフィア
「私も騙し、殺す方法を教わってきました。この旅の中では人の悪意がどう働くか、そればかりに気が向いてしまいます」
ホークアイ
「でもアンタがそれに気を向けるのは、周りにいる人たちをどうやったら助けられるかを考えるためでしょ」
アデルフィア
「アザルゲイル氏の目指す道は主の教えに叶う融和の道ですが、僅かなかけ違いで破綻し、今以上の不幸を招きかねないものです。そのようになって欲しくはありません」
ホークアイ
「ビューレイストの説得がうまく行ったとしても、ダインスレイヴが残ってる限りは薄氷の上にいるのは変わらないだろうね」
アデルフィア
「……何百年もかけて人々の間に生じた分厚い壁の存在もあります」
「自身に不利益がなくとも、誰かが幸福になることを祝福できない者もいるのですから」
ホークアイ
「10年前の事件が起きるまでは、そこはそれなりに上手く行ってたって話だったけどね」
「……そういうところに自分を持ってこない」 頬を指でつまんで引っ張った。
アデルフィア
「いまのはひがいまふ」
ホークアイ
「実体験から来る話かと思うじゃん」 ぱっと手を離して。
アデルフィア
「……まったく無いとも言い難いかもしれません」
ホークアイ
「アンタのことだ。そういう発言に自分の経験が含まれてないはずがないよ」
アデルフィア
「……本当はそういった分断や溝に対してこそ、協調と融和を促すべきなのですが」
ホークアイ
「私たちはまったくの部外者だ。私たちがどうこう言って、簡単にどうにかなるものじゃないでしょ」
アデルフィア
「私はこのように未熟で、あなた達と彼ら、どちらかを天秤にかけなればいけない時がきたら、どうすればいいのか分からずにいます」
ホークアイ
「……別に、どっちでもいいんじゃない? その時したいようにすればいいよ」
「どっちが悪で、どっちが正義かっていうことでもない。どうすればいい、なんて正解はそこにはないでしょ」
アデルフィア
「アイだけでなく、皆さんそう仰るのではないかと思います」
ホークアイ
「多分ね。自分がどうするかの答えは出せても、それが絶対的に正しいとは思える人はそうそういない」
「ま、私はその場合、間違いなくアンタたちを取るけどね」
アデルフィア
「後悔することになるとは思いませんか……?」
ホークアイ
「ない、とは言い切れないね」
「ただ、まあ」
「自分の直感に従って、その時大事なものを取った方が、後悔は少ないだろうと思ってるから」
アデルフィア
「あなたの経験に含まれるお話ですか?」
ホークアイ
「経験から来る話、っていうのは否定しない」
アデルフィア
「そういう所がアイの甘いところだと思います」
ホークアイ
「えぇ……何で」
アデルフィア
「状況判断が刹那的で、自己の安全や不利益に対する見積もりが甘いところです」 ぎゅっぎゅっと雪玉を固めながら
ホークアイ
「……いやいや、前半はともかく、後半はそんなことないでしょ。自分にとって大事なものを優先的に選んでるんだから、自分の不利益を避けるためじゃん」
アデルフィア
「その大事なものからどう思われるかに対しての想像力は欠けていたようですが」
ホークアイ
「別に好んで自分を危険に晒すとは言ってないでしょ……」
アデルフィア
「私もそういうところがあるのだと思います」
ホークアイ
「……ま、アンタはそうだね。自分のことに関しては、人からどう思われるか、っていう想像はあんまり働いてなさそうだし」
アデルフィア
「……私とあなたは似ているのかもしれません」 しっかりと球形に固めた雪玉でまともな形の雪だるまを二つこさえた。サイズは若干違うが
ホークアイ
「お、さっきよりだいぶ上手くなった」 ぱちぱち、と小さく拍手をしてからアデルフィアを見つめた。 「自分のことが見えてない、って? 私は結構客観的に見てるつもりなんだけど」
アデルフィア
「身の安全よりも他者や目的を優先して自らを省みない。他者からの好意や心配に鈍い。独りで考え独りで解決しようとする」
ホークアイ
「……別に鈍いわけじゃないって。ちゃんと分かってる」
わかった上でそうしているのは否定出来ないので、それ以上は何も言わずにおいた。
アデルフィア
「では、私のこの帽子の意味が分かりますか」 毛皮で出来た帽子には獣耳のような突起がある。リカント用のそれだ。
ホークアイ
「……リカント用の帽子」
アデルフィア
「これはあなたが好むのではないかと思って選びました」
ホークアイ
「ファッションには無頓着なアンタが、どうしてそれを選んだのかな、っていうのは疑問に思ってたけど――
「……そうだったの?」
アデルフィア
「気にいるようであれば、シャルロッテにも同じものを贈ろうかと」
ホークアイ
「……やれやれ」 ため息をついて立ち上がり、帽子の突起ごとわしゃわしゃと撫でた。 「確かに似てるみたいだ」
「私は思いの外人のことを分かってなかった。もちろん、アンタもね」
アデルフィア
「はい。人によっては似合う、似合わないを気にするものだという視座に欠けていました」 ファルマーはこの帽子を被るのをあんなにも嫌がっていたし
ホークアイ
「そういうことじゃなくて。そういう狙いがあって用意したのなんて口にしたら、私にどう思われるかなんて、分かってないでしょ」
アデルフィア
「こういった贈り物はサプライズで行うものだと聞きましたが、確証が持てなくなり、こうして話してしまいました」
ホークアイ
「……そういうことでもなくて」 わしゃわしゃ撫でる手に力が籠もった。 「はあ……。アンタから目を離したら、すぐに人を勘違いさせて危ないことに巻き込まれそうだな」
アデルフィア
「悪意を向けられたことは無かったように思いますが……」
ホークアイ
「好意的な悪意というか、なんというか」
ひとつ息をついて。 「ニヴルヘイムよりマシとはいえ、やっぱり結構寒いな。そろそろ一度、ヴェルテリアの家に戻ろうか」
「こんなタイミングで風邪なんて引いてられないしね」
アデルフィア
「その点、この防寒着はとても優秀です」帽子を脱いで差し出した。ついでにミトンも片方
ホークアイ
「え」 ミトンはともかく、帽子を被れって……?
アデルフィア
「とても暖かいのです」 たしかに内側にも起毛があり、外側の雪が染み込んだ様子もない
ホークアイ
「……」 これは断るとしばらくじーっと見られ続けるやつだ……。
観念したように頭に手を伸ばすと、リボンを解いて髪を下ろした。 「持ってて」 解いたリボンをアデルフィアに手渡すと、代わりに帽子とミトンを受け取って。
「…………」 頭に帽子を装着。ミトンも片手に嵌めて。アデルフィアの体温も残っているし、確かに温かい。温かいが……。 「……絶望的に似合わないだろ、これ」
アデルフィア
「はい」 リボンを受け取って、もう片方のミトンも渡した。改めて寒さを感じるがそれよりも満足感がある
「そうしているとシャルロッテとよく似ていると改めて思います。とても似合っています」
ホークアイ
「……風邪引かないようにね」 しょうがない。もう片方のミトンも受け取って装着する。もう一度自分の手を見て、手頃な家の窓に映った姿も見てみたが、ため息が出そうだった。 「まあ……満足そうだしいいか」
「髪色も違うし、目元も大分違うでしょ。並んでて姉妹だって思われたこと、殆どないんだよね」
アデルフィア
「似ていると思います」
ホークアイ
「そう言うのは、多分アンタくらいだよ」 素手になったアデルフィアの片手をミトン越しに掴んだ。片手だけでも暖かくしていればまだマシだろう。 「とりあえず、戻るよ」
アデルフィア
「そうでしょうか……はい」
ホークアイ
「少なくとも、あんまり他の人に言われた覚えはないな」 そう言って、アデルフィアの手を引き始める。顔は進行方向に向けていて、彼女には敢えて見せないようにしていた。恐らく、少しばかり赤くなってしまっているだろうから。
――手袋これがあって助かった」 そう呟いて、アデルフィアを先導して、ヴェルテリアの家へと戻っていった。
GM
とりあえず時間的にこれで〆にするにゃん!
アデルフィア
適当にだべっていたらこんな時間になってたにゃん
GM
そうだにゃん
2025/02/28_0 だにゃん ログ番号は(倒置法)
アデルフィア
本筋に関するお話はほとんどしなかったので、ヴェルナーは相変わらずただの胡乱な男のまま
GM
かわいそうなヴェルナー博士
アデルフィア
ごめんなヴェルナー
GM
話をしても胡乱な男だから
大丈夫だにゃん
アデルフィア
でも聞いてもやっぱり胡乱な男
GM
そうだぞ
アデルフィア
お付き合い感謝なのにゃん
GM
こっちこそなのにゃん
また明日なのにゃん
ヴェルナーの話はどこかで挟んでやるにゃん……(ほんとぉ?
アデルフィア
また明日!
GM
おっつにゃん
ログ処理しちゃうにゃん!

出目統計

23456789101112合計平均
23456789101112合計平均
アデルフィア
0.0%0.0%0.0%1100.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%0.0%1回5.00
背景
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