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幕間

20250131_0

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んごが入室しました
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なまけものが入室しました
なまけもの
こんばんはー
よろしくお願いいたします
んご
イヤッヒィィィ
よろしくおねがいします
 
 
 
イルスファール王国。星の標。数多くの冒険者が集うこの宿には日夜様々な依頼が舞い込んでくる。
しかしながらいつも依頼に追われているわけでもなく、彼らにも休暇は存在している。
これは冒険の合間の一幕である。
!SYSTEM
BGMを変更 by なまけもの
Pastorale370%
んご
BGM付とは豪勢なCCだ
イルスファール王都、商業街。漂流者や冒険者がよく利用することもあり、様々な品物が売られている。
今日も一人の冒険者が、冒険に必要な代物かあるいは生活に必要な代物をそろえたのか、街を歩いていた。
なまけもの
(適当にロールどうぞ)
んご
わあい
導入ありがたし
ラファエラ
軍人を志す人間として、普段から軍人然とした服装を好んで身に着ける少女だが、完全なオフともなれば話は別だ。普段よりも多少ラフな格好――白いブラウスに黒のタイトスカート――をした少女・ラファエラは、小脇に買い込んだ紙袋を抱えて、商店街をうろついていた。
「……あとは――」 慣れない街では、目的のものを探し当てるのも苦労する。出立前に作っておいた買い物リストを上から順番に潰して行っているのだが、進捗は芳しくない。
「………」 そろそろ銃のメンテナンスもしたいところだし、祖国から持参した日用品も買い足さないといけない。果たして今日一日で全て買い揃えられるかと言えば、実際怪しいところだ。
苛立たし気に、少女は親指の爪を噛んだ。
さて、そんな迷える冒険者に救いの手が神から差し伸べられた。尚、救いの手といっても、頼りになるかどうかと言われたら微妙な線である。
イータ
「あれ?ラファエラさん?」
ラファエラ
静かにこれからの動きをシミュレートする。商業街である程度買い揃えたら次は工房街へ行って、それから――。考えながら、ヒールが石畳を叩いた。カツカツカツカツ… 「――え?」 そんなところに声をかけられて、脚の動きを止めると同時に振り返る。
イータ
荷物もほぼ何も持っていない、同じく休暇中の平凡な青年、イータ・テーモである。
ラファエラ
「イータさん? 奇遇ですね。貴方も買い物ですか?」
イータ
「ああ。このあたりざっと何が売ってあるか確認とか、工房街とか後で寄ったりとか。俺もこの街来たばっかりだからまずは色々まわってるとこ」マギテック協会で受けてる仕事に必要なものとかね、と続ける。
そういえばこの青年は魔動機術を扱っていたなと記憶のすごく片隅で思い出すかもしれない。
んご
(扱っていたか…?🤔
なまけもの
ターゲットサイト、ターゲットサイト!!
んご
使って……いたか……
ラファエラ
「あら。この街出身ではないんですね」
イータ
「ああ、俗にいう流れ者だよ」苦笑して。事実そうであるし、隠す事でもない。
ラファエラ
「流れ者? ああ……あの混沌の坩堝に迷い込んでっていう……」 話には聞いていたが、実際にそういった人物を見るのは初めてだ。
イータ
「このあたり結構そういう人多いらしくて、聞いたら安い店とかお得な店とか色々教えてもらえるのは助かってるよ」
「俺の場合は、遺跡ごと流されてきてそのまま…」はは…
ラファエラ
「へぇ。全然そのようには見えませんでした」 能天気そうで
「意外と苦労してるんですね」
イータ
「大変だけど、運がいい方だとは思うよ。イルスファール王国は色々な意味でまあ自由だから」流れ者が多いためか、異文化や異邦人への抵抗があまりないように思える。
ラファエラ
「私が言いたいのは――普通、見知らぬ世界に突然迷い込んだら、もっと悲観したりだとか、必死に帰る術を探そうとしたりしないのか、ということです」
「もしかして、そんな境遇にも関わらずまだ観光気分でいるんですか」 自分で組んだスケジュールが思い通りにいかない事に、苛立ちを覚えているのは自覚している。それを八つ当たりするように語気を強くしてしまった事に気付いて 「………」 言ってから罰が悪そうにした。
イータ
「え?あー…まあ、来たばっかのときはモームリって正直思ったのはそう。まーでも、幸い保護されてよくしてもらってるし、帰る方法については、正直見当たらないのが現状らしいし」
「しょうがない、っていうのが正しいかな」はは、と
ラファエラ
「……そういうところです。そういうところ」
イータ
姉達はともかく、親戚とは正直顔を合わせるのが億劫なレベルであるのは黙っていた。
「来て早々蟹に乗せられて落ちそうになって色々吹っ飛んだのもあるかなぁ…」トオイメ 蟹から落ちそうになったのはびびりちらした。
「っと…ラファエラさんは買い物の途中…だよな」
ラファエラ
「……か、蟹?」 カニってあの🦀
「……ええ、まあ」
イータ
「よかったら、それ、持とうか?」重そうだし、さっきから。
ラファエラ
「何故です?」 奪おうってんじゃないでしょうね。ジト目でイータを見やって
イータ
「え、重そうだから…?」
むしろ嬉々として持たせにきてたなぁ、姉さんたち…。
ラファエラ
「別に重くはないです。鍛えていますから」 甘く見られたものだ。ふん、とそっぽを向いて
イータ
「そっかあ、大丈夫ならいいけど…」
ラファエラ
「……まあ」
「進んで荷物持ちになりたいと言うのなら、やらせてあげなくもないですが」
イータ
「はは、いいよ。ラファエラさんにはお世話になってるし」おおせのままに、と少し笑って、預かれそうな荷物を預かろう。
事実、ラファエラのガンや斥候としての腕前には非常に助かっている。
ラファエラ
「中は見ないでくださいね」 軍人である前に、一人の女性の買い物袋なんですから。小脇に抱えていた紙袋を、イータに押し付ける。
イータ
「見ない見ない」そのあたりも姉達にしつけられている。
ひょい、と軽々と持つ。
ラファエラ
――そういえば、色んな店を教えてもらっていると言っていましたね」
イータ
「ん?ああ、保護してくれたマギテック協会の人たちから、色々教えてもらった」
日用品とか、安売り情報とか、ランチがお得な食堂とか
ラファエラ
「なら、蜂蜜とハンドクリームが買える店と、銃のメンテナンスが出来る店をそれぞれご存じですか?」
イータ
「ああ、それなら知ってるよ」
器用に片手で簡易的な地図を広げ、こことここ、と最短ルートを示す。
ラファエラ
「ふぅん」 なるほど、と頷いて 「此処からなら、蜂蜜が売っている店が近いですね。案内してください」
イータ
「了解」
こっち、と青年はラファエラを案内する。ラファエラを置いていかない程度のゆっくりとした速度で歩く。
ラファエラ
こつこつとヒールの音を響かせながら、通りを歩いていく。時折目に留まった店を、自身のメモに記録していっているようだ。
ほどなくして店が見えてくる。かわいらしい蜂がモチーフの看板が目に入る。
なまけもの
はちみーはちみー
ラファエラ
「ふむ。やはり国が違えば、陳列されている商品もディニス大鋼国のものとは違いますね」 ペンで顎をとんとん、と撫でながら
「………随分とファンシーな…」
んご
はぁちみぃつたぁべたぁいなぁぁぁぁ
黄色い熊のマスコットキャラクターがいる店
イータ
「蜂蜜の専門店。普通のはちみつも売ってるし、加工品もあるから、目当ての物は見つかると思う。値段もピンキリで、品ぞろえも悪くない」
ここまでマギテック協会のスタッフさんの受け売り、と笑う。
ラファエラ
「親しくされているようで。そのお零れに預かれるのでこちらとしては僥倖ですが」
イータ
「年中爆発音がどこかしらでしてるところ以外は…うん、いいところかなぁ…」
ラファエラ
「では、見てくるので少し待っていてください」
「………はい?」 年中爆発音…?
イータ
いってらっしゃーい、と見送る。
ラファエラ
「………」 物騒なワードが聞こえて気がしたが、まあ気にしないでおこう。あの気の弱い青年なら、他人の大声だって爆発音に聞こえるのかもしれない。
「……ふむ、確かに品ぞろえは悪くないですね。これと、あとこっちも……。えっ、この蜂蜜ブランド、イルスファールだとこの値段で……?」
その後お気に入りの蜂蜜を何点か買い込むと、ホクホク顔で退店。
イータ
あ、これは俺でもわかる。気に入ってもらえた顔だ。
ラファエラ
先ほどまで抱えていた苛立ちも、ある程度解消された。良い店を教えてもらった。此処は行きつけにしよう。
イータ
お目当て品を見つけた姉さん達とだいたい同じ顔をしている。
ラファエラ
「ありがとうございます。確かにいい店でした。ほら、これ。僅かばかりですがお礼です」
イータ
「え?」
ラファエラ
そのままイータの横を通り過ぎながら、青年の抱えている紙袋の上に、ぽん、と蜂蜜ののど飴の個包装を置いた。
イータ
「飴だ。ありがとう、ラファエラさん」優しい人だ。
ラファエラ
「……。お礼にお礼を言われても困ります」
イータ
「はは…それもそうか」
本当にカモがネギと鍋を背負っているような、そんな青年であった。
ラファエラ
「さて、じゃあ次は……ハンドクリーム……」 ふむ、と顎に手をやり、考え込む。
「……ハンドクリームはいいです。後日自分で買いに来ることにします」
イータ
「ハンドクリームだとそうだなぁ…どんな香りが好きかでちょっと変わってくる」
ラファエラ
「………。いい、いいですから」
イータ
ハーブ系だとここで、果物系だとここ、と場所だけ教えた。
ラファエラ
「………」 良いって言ったのに。と思いながらも、地図で示された場所はきっちりと覚えておく。
なまけもの
尚、青年本人はは100%の善意だと信じているが、真実は女性受けしそうなお店も面白がって教えたという協会職員の仕業でもあった。
ラファエラ
自分の好みの香りを他人に知られるのはどうにも落ち着かない。相手が異性ともなれば猶更だ。話題を転換する為に、イータの手から地図を奪い取る。
んご
協会員くん…
ラファエラ
「工房街は此処から東ですか。……グレンダール神殿も近くに構えてあるんですね」
イータ
「次は…えーと、ガンのメンテナンスができる店?があるのと」
「工房街なら近くにミィルズ神殿の食堂もある」
ラファエラ
「へぇ、食堂」
イータ
「宿からはちょっと遠いけど、ここのご飯、マジで手頃で美味い」
ラファエラ
「もうそこで食べた事があるんですね」
なまけもの
???「リョウリノジカンダヨー」 が働いてる店である。
ラファエラ
「どんな料理が出るんです?」
んご
ハオダヨー
イータ
「ほぼなんでも。種族の郷土料理も対応してるし、近隣諸国の料理も出せる」
ラファエラ
「なんでも。ふぅん」
「………丁度昼時ですし、工房街に向かう前に腹ごしらえでもしましょうか。荷物持ちのご褒美に、奢ってあげてもいいですよ」
イータ
「はは、味は期待してくれていい、これはマジ」
ラファエラ
「別に、貴方が嘘を吐いているだなんて思ってませんよ。そういう度胸もないでしょう」 なんていったってカモネギ
イータ
「ソレハソウ」
散々姉達にもまれてきたのを思い出してちょっとトオイメ
ラファエラ
「ほら、早速案内してください。そんな遠い目していないで」
イータ
「姉さん達は気が強かったからなぁ…で自然とこう…はいはい」
ラファエラ
「姉さん? 貴方にもご兄弟がいるんですね」
イータ
「ああ、うん。姉さんが4人」歩きながら
ラファエラ
「4人も……」
「なるほど、貴方が末ということですか」 なんとなく納得してしまった
イータ
「うん、末っ子」
ラファエラ
「納得ですね」
「話を聞くに、それなりに交流はあったんでしょう? なら、やっぱりこんなところでノホホンとしていないで、帰る方法を死に物狂いで探すべきでは? ご家族だって心配されてるでしょう」
イータ
「まあ、帰れたら帰りたいし、でも、心配かあ……………」トオイメ 
ひいおじい様がなあ、年単位で工房こもって姿見せなかった人だからなぁ…
それに親戚連中俺の事嫌いだし…嫌いっていうのもまたちょっと違うけど。
ラファエラ
「現状は帰る方法がないというだけで、世界中探せば何処かにはあるかもしれないでしょう。諦めるには早すぎます」
「……なんです?」 なんでまた遠い目してるんです
イータ
「探してはいるんだけどなぁ…冒険者が一番情報集まるって聞いたのもあってあの宿選んだし…」
ラファエラ
「釈然としませんね。はっきり言ってください」
イータ
「あー、まあ、うーん、家族仲はよかったり悪かったりだから、心配まではされてないんじゃないかなぁ…と」
ラファエラ
「じゃあ貴方はどうしたいんです?」
イータ
親戚のおっさんとか、偉大な発明するまで帰ってくんなとかまで昔言ってたしなぁ…
「え?あー、今は、情報を集めつつ冒険者稼業かなぁ」
「遺跡とか遺構とか魔動機が見れたらいいなぁ、とか…」
ラファエラ
「宙ぶらりん。状況に流される事を良しとしているわけですか」
「帰れたらいいだとか、珍しいものが見れたらいいだとか……主体性がありません。目標をきちんと定めていないからそうなるんです」
イータ
「うぅ…目標かぁ…」返せる言葉もないとはこのことである。
すごいなぁ、ラファエラさんはしっかりしてるなぁ…。
ラファエラ
「貴方はもっと自分と向き合うべきです。自分の中に、嵐の中でも折れない一本の旗のようなものを見出だせば、自ずと自身の歩むべき道も定まります」
イータ
「ラファエラさんがイルスファールに来たのも、何か目標が関わってるのか?」ラファエラの言葉にその疑問が口に出た。
言っては悪いが、あちらの国では冒険者の地位はここよりもずっと低く見られている。
ラファエラ
「ええ、勿論」 すぱっとしゃきっと即答した。
イータ
ラファエラの言動も、行動も、軍の規範が元になっているように思える。そんな彼女がなんでわざわざ冒険者になったんだろう?
純粋にそう思った。
よしんば留学するにしても、イルスファールの軍の方がよほど合っている。しっかりもしてるし、全然やっていけそうな才能もある。
ラファエラ
「父も兄も見返せるような、立派な軍人になる為です。その為に、今や蛮族との戦争の第一線であるイルスファールにきたんです」
イータ
「………すごいなぁ」見返すだなんて、そんなこと、考えも…昔はちょっとしたけど、しなかった。
「自分を真逆の違う環境において学ぶなんて、そうできることじゃないと思う」
適応できているかどうかはさておき…さておき。
ラファエラ
「……」 なんか含みのある言葉尻だな
「家の方針に反発する形で留学にこぎつけたので、生活費は自分で賄う必要がありますが……まあ、〈星の標〉は聞きしに勝るギルドだったので、後悔はありません。今のところは」
イータ
「あー…それはそうだろうなぁ…」ラファエラさん、絶対元々いいところのお嬢さんだ。イルスファール、ましてや冒険者になるために留学するなんて、反対されるだろうなぁ…
あっちはエリート、こっちは…まあ、アウトローなものだ。
「うん、俺も星の標はおすすめって聞いたし…俺を助けてくれた冒険者も星の標だし…」
ラファエラ
「だからあの店に留まり続けていると。そういうわけですか」
イータ
「色々な依頼は入っては来るけど、将来のラファエラさんにとって、必要な経験になると思う」
願わくばマギテック協会関連の依頼はない方が…いやまあ、あった方がいい経験…?でもあの年中爆発音はなぁ…。
ラファエラ
「ええ。何よりも私自身が、あのギルドで得た経験を無駄にするつもりはありませんから」
イータ
あと頼むからひいおじい様の工房は行かないで欲しい…いやまあ全部が変ってわけじゃないけど…
一瞬、あの燃える山羊も?と言いそうになったがお口チャックした。
ラファエラ
「……ちょっと」
イータ
アレはなんか触らない方がいい代物だ、うん。
「え?」
ラファエラ
「それ、貴方の悪い癖です」 イータの前で仁王立ちをして腕組をした。
イータ
「えっ?」
やっべ、(推定)動物嫌いなラファエラさんに山羊のこと言いそうになったのバレた…?
なまけもの
竜の置物を見てでっかと言ったら不潔と言われ
ラファエラ
「人と会話をしている最中にも関わらず、隙あらば遠い目をして一人考え込む。私が気付いていないとでも?」 目を吊り上げて、イータを穴が開くほどまっすぐ見つめた。
なまけもの
羊の足跡を見てでっかと言ったら不潔と言われた不運な男イータ・テーモ
んご
不潔!
イータ
「あ、あー…まあ…その…うん…」ばつが悪い。
「失礼だったな、ごめん、ラファエラさん」
ラファエラ
「失礼というほどではありません。思慮深いのは結構です。ですが言いたい事があるならはっきり言ってください。何か変なことを言ってしまったとしても、私はそう簡単に怒ったりなどしません」 します
イータ
「ほんとに?」
思わず口に出た。
ラファエラ
「本当です」 本当に?
イータ
「言いたい事…うーん、さっき思ったのは、できればマギテック協会絡みの依頼は、変な依頼が多いから受けない方がいいかもなぁ、とか」
ラファエラ
「……変な依頼?例えば?」
イータ
「できればひいおじい様の工房の遺跡とかは、行かない方がいいんじゃないかなぁ、とか」
ラファエラ
「ひいおじい様……」 何のことだ
イータ
「前者は…例えば、美味しいコーヒーを淹れることができるバイクが暴走したからなんとかしてくれとか」
ラファエラ
「………???」
イータ
「マギテック協会のモットーはチャレンジ精神だから、良くも悪くもまあいろんな依頼もあって…ラファエラさん大変じゃないかなぁ、とか…」
「ひいおじい様については…あー、まあ、こっちで有名かは知らないけど、イーナ・テーモっていう発明家で…」
ラファエラ
「は、はあ……」 頭上に疑問符を浮かべたまま、曖昧に返答する
イータ
「この人の発明もまた妙な…例えば、雪を降らせる魔動機とか、新年のお祝いにお菓子投げる魔動機とか…まあ、うん、色々いい発明してたんだけど、変な発明も多かったから…ラファエラさん、戸惑いそうだなって…」
なまけもの
イーナ・テーモ、逆に読むと…
ラファエラ
「……まあ、多少面喰いましたが……」
んご
おかわいそうに…
イータ
「この前の山羊の時、すごい困ってたから…」
ラファエラ
「…………まあ……」
「で、ですが、イレギュラーなシチュエーションなど、軍に入れば山と出てくることでしょう。今の内に慣れておく事は、将来キャリアを積むうえで重要と考えます」
「当惑するからと、イレギュラーを忌避するのは敵前逃亡と同義」
イータ
「ラファエラさんは前向きだなぁ…」
なまけもの
でも山羊がしゃべることについて現実逃避してなかった?
んご
最終的には受け入れたからセーフ!
ラファエラ
「貴方が後ろ向きすぎるんです」
イータ
「それは、そう…」返せる言葉もない。
ラファエラ
「……けれど、そうですね――
「何を遠い目をしながら考えているかと思えば、他人を気遣い案じていたというわけですか……」
イータ
「ん?うん、さっき考えてたのは今言った通り…」
ラファエラ
「そういう部分は認めて差し上げるべきでしょう」
「後ろ向きだし陰気だし、何を考えているのか分からないし、たまに不潔ですけれど、貴方は他者を気遣える人です」
イータ
「あ、ありがと…う?そうだなぁ、考え方はうーん、頑張ってはみるし」
「なるべく動物の話もしないようにする」
ラファエラ
「……はい? 何故、動物の話を……?」
イータ
「え?」
ラファエラ
「…え?」
イータ
「いや、だって、初めて言われたとき、竜の置物がでっかいって言ったらそう言われて…」
「この前の山羊の時も、足跡がでっかいって言ったらそう言われたから、てっきり…動物が苦手なのかなとか…とか…?」
ラファエラ
「……何のことです…?」 そう言われて…とは…?
イータ
「三番目の不潔ってやつ…?」
あれ?何か食い違ってる?
ラファエラ
「…………」 片手は顎に、片手は腰に。そんなポーズで記憶を浚う。
「…………」
「…………え、あれってそういう」
イータ
「え?」
それ以外に何が?という顔
ラファエラ
「………っ」 かっと頬が赤く染まった。
ごほん。
「何か…そう、勘違いが起きていたみたいですね」
「その節は…その…………すみませんでした」
イータ
「え?あ、うん、気にしないで大丈夫。いやあ、俺がなんかやらかしたと思ってひやひやはしたけど…誤解ならよかった」
ラファエラ
「で、ですが貴方にも原因の一端はあるんですからね!女性の近くでああいう事を言うのは避けてください!」
イータ
「ア、ハイ」
ラファエラ
「大きいなら大きいと、丁寧な言葉づかいで!」
「主語、そう主語を付けて!」
「分かりました!?返事は!?」
イータ
「ハイ!」果たしてそれ以外に何があったんだろうかと思いつつも、イータ・テーモは今までの経験からこういう状態の女性に下手な返答を返そうものなら100倍で帰ってくるのを姉達で身に染みて知っていたので、こくこくと頷いた。
ラファエラ
「よ、よろしい」
「……ほら、そろそろ例の食堂とやらにつきますね。何が食べたいですか?何でも言ってください、奢ります。ほら早く。気が変わらないうちに」
なまけもの
誤解も溶けたところでこんな感じでしょうか
んご
うむ
食堂到着でしめましょう
イータ
「あ、うん。ありがとう」
ラファエラ
「…一応、お詫びのつもりなので」
「今後一切、先ほどの事については触れないように。いいですね?」 お詫びというか口止め料だった
イータ
「そんな気にしなくても…ア、ハイ」
気弱な男、イータ・テーモであった。
んご
おわった
なまけもの
おわった
お嬢様と従者だった
俺は荷物持ち…
んご
ぷりぷり
なまけもの
お時間いただきありがとうございました。
んご
いえいえ~こちらこそ
たのしかったですまたやろう
なまけもの
はーい
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BGMを削除 by なまけもの
んご
お疲れ様でした!
なまけもの
おつかれさまでしたー
んご
しゅっ
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んごが退室しました

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