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雪は残火に融ける 幕間Ⅳ

20250125_0

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GMが入室しました
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ルビィが入室しました
GM
でたわね
ルビィ
るっ
GM
るっ
ルビィちゃんどこでなにしてる?
ルビィ
どうしましょうか
GM
探しに行くか偶然遭遇してしまうか死ぬか
ルビィ
こわい>三択目
GM
こわいよ
ルビィ
薬屋さんに行ってきます~って行って迷子になるか
GM
迷子になるルビィ SR か
じゃあほなそんな感じで最初書きます
ルビィ
はい
あ、どうせだし迷子になったのは帰りにしとこ
GM
地下の民たちが“開拓の道”と呼ぶ坑道へ、〈大魔動核〉を見つけ出すための探索に向かうことになった一行だったが、
折り悪く、地下に傭兵を引き連れたホルガーたちがやってくる。
彼らとのいざこざを避けるため、一行は準備を整えながら出発の機を窺うことになり、各々ギンヌンガの街の中で自由行動を取ることになった。
ルビィはといえば心許なくなっていた薬品類などを補充するためにとある商店に向かったのだが……
その帰り、道という道をホルガー配下の傭兵が闊歩しているという不運に見舞われる。
なかなか彼らがいない道は見つからず、どうにか目を盗んで掻い潜っていくしかないかと考え始めた頃、不意に手を引かれて、路地裏へと引っ張られた。
GM
ほなこんなかんじで……
ルビィ
「オワッ」 思わず声が出た。すわ暴漢か!?と警戒心を引き上げる。
ヘル
――静かに」 君を引っ張った手は暴漢のそれではない。空いた手を口の前に立てて、静寂を促した。
ルビィ
「あ」 その顔にハッとなり。
さん……!?」 よしなんとか語尾は抑えた。
ヘル
声を抑えれば、手を離して。 「……ひとりで何をしているの。自分たちの立場が分かっていないわけではないでしょう」
ルビィ
「い、いやあー……ちょっとお買い物を……」 てへぺろ。
「と、いうか――
ヘル
「あの桃色の髪の子――ルリだったかしら。彼女みたいに戦えるのならまだしも……あなたはとてもそうは見えないのだけど」
ルビィ
「わ、私だってちょっと囲まれても神のお力でどかーん!とですね」
「それよりあの……知ってらっしゃるんですね、追われてるの……」
ヘル
どかーん云々には腰に片手を当ててため息をついた。 「ええ。兵団の一部もこの前一昨日あなたたちを追っていたのに、私が知らないはずがないでしょう」
ルビィ
「あーやっぱりそうなんですねー……」 >兵団の一部も 「……差し支えなければでいいのですが、どういう理由で追いかけられていたのでしょう、私たち……」
ヘル
「あなたたちがニヴルヘイムの秩序と平穏を乱す危険があると、ホルガーが父に進言したの。……滞在許可証まで発行していたのだから、そんな考えが通るはずはないと思ったんだけどね」
「父はそれを否定せず、黙認した。だから、ホルガーが傭兵たちと、自分の息のかかった一部の兵団員たちを使ってあなたたちを捕まえようとしているみたい
ルビィ
「えーっ」 >黙認
ヘル
「……一体何を考えているのだか」
ルビィ
「わ、割と和やかにお話ができたと思っていたのですが……」 やはりちょっと不躾なことを聞いたのがいけなかったのか!?
「……あれ、ではヘルさんはどうして私を突き出さないのですか?」
ヘル
「最初からあなたたちを嵌めるつもりだったのか、考えが変わったのかは分からないけれど」
「……私はホルガーの考えに完全に賛同しているわけではないから。あなたたちはまだ何か明確に罪を犯したわけでもない」
「それに、さっき少しルリと話す機会があったのだけど、そこで話した限り、少なくとも彼女は徒に秩序を乱すような行動はしないと感じた」
ルビィ
「おやルリさんも」
ヘル
「この状況で、わざわざ私を探しに来たみたいだった。おかしな人よね」
ルビィ
「そうだったんですね……ルリさんもなかなかダイタンな方ですね」
ヘル
「……あなたも負けていないわ。仲間に同行を頼めば良かったでしょう」
そう言って、物陰から通りを窺う。まだ傭兵たちの姿は見える。
ルビィ
「これくらいは大丈夫だと思っていたのですが……」
「……ところでヘルさん」 かなり真面目なトーンになって。
ヘル
「……ホルガーの傭兵たちは、以前にも増して素行が悪くなっている。分かったなら十分に気をつけて――
「……何?」
ルビィ
―――ララさん……というか、アザルゲイルさんのお宅の場所ってわかりますか」 真顔。
ヘル
「…………迷子になったの?」
ルビィ
「……まっすぐ帰るだけなら良かったのですがー…………傭兵さん達を避けているうちに“あれ? ここどこ?"と……」
ヘル
「呆れた……」
ルビィ
「ララさんとはお友達だと聞いたので……」 わかるかなー?なんて
ヘル
「……もちろん、彼女の家は知っているわ。近くまでなら案内はできるけど……」 少し歯切れ悪く。
ルビィ
「すみません、お願いできますでしょうか」
ヘル
「そのうち部下が私を探しに来るでしょうから、あまり時間はないわ。急ぎましょう」
ルビィ
「普段はこんなことはないのですが、地下なせいかどうにも調子が狂ってしまいー……」
「はい、ありがとうございます」
ヘル
「あなたたちと一緒に居るところを見られたら、混乱を招きそうだから、人目を避けて行くわよ」
そう言って、通りの様子を窺い、タイミングを見計らって先導を始める。
ルビィ
「は、はい」 フードを被り。
ヘル
建物の陰を上手く辿り、なるべく通りからの視界が通らないところを歩く足取りは、まるで歩き慣れているかのように迷いはない。
「そうね……空が見えないから、方角も分かり辛いでしょうし」
「私も昔はよく迷子になったものだった――
そこまで言って、余計なことを言ったと言葉を止めた。
ルビィ
「よく遊びに来てらしたんですね」
「やっぱりララさんに会いに?」
ヘル
一瞬足を止めてから、また歩き出す。数秒の間があってから 「……そうよ。昔は、仲が良かったから」
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BGMを変更 by GM
静かな雪100%
ルビィ
「……なんだか今は違うみたいですね?」
ヘル
「10年前、私の屋敷が襲撃されたのはもう聞いているでしょう」
ルビィ
「それは、まあ……」
ヘル
「……ララの両親は、その報復の犠牲になった。それからは、あの子とは殆ど会っていないの」
ルビィ
―――、そうなんですね」
ヘル
「あの子の両親は、当時父が進めていた飛空船の修復計画に大きく関わっていたから、矛先が向いてしまったのでしょうね」
ルビィ
「ビューレイストさんと関わりがあったのに……ですか?」
ヘル
「関わりがあったからこそ、よ。最初から私たちを害するために取り入ったのだとか、地下の人間は父を殺して地上を乗っ取るつもりだとか、様々な根拠のない憶測が飛び交ったわ」
ルビィ
「……なる、ほど」
ヘル
「父は最愛の人を失ったばかりで、失意の底にあった。紡がれる言葉にいつものような力強さはなく、過熱した人々を落ち着かせることができる人間はいなかったの」
「私も生死の境を彷徨い、目覚めた時には街の人々は様変わりしていて……ひどく混乱したのはよく覚えている」
「それ以外のことは、幼かったのもあってあまりはっきりとは覚えていないのだけどね」
ルビィ
「……なんだか、辛いことが積み重なってしまっていますねえ……」
ある種の熱狂によるものなのに、雪のように冷たく街を覆っていっているかのよう。
ヘル
「……そう。だから、今の状況はどうにかしなければいけないの」
ルビィ
「ヘルさんは……どうすればいいと思っているんですか?」
ヘル
「……地下の資源を含めて、すべてを地上私たちが管理する体制に変えるのも、ひとつの手だと思ってはいるわ」
「ただ、どういうやり方をしても地下からは反発が出るのは分かってはいるけれど……」
「ホルガーや今の父が取っている手段が正しいと言えるのかどうかは……分からない」
ルビィ
「………」
ヘル
「もしその過程で私のような者が生まれれば、その人は私と同じように、今度は私たちを恨み続けるでしょう?」
ルビィ
「……ヘルさんは、地下の人たちのことを?」
ヘル
「諍いの火種はずっと燻り続ける。それじゃあ、状況は変わらないんじゃないかと思うことはある」
「……ええ、恨んでいるわ。母を奪って、私の身体にも消えない傷をつけたのは彼らだもの」
ルビィ
「……傷、ですか」
ヘル
「精神的な意味もあるけれど――」 立ち止まり、自分の胸元……心臓部のあたりに手を当てた。 「この辺りにね、酷い傷が残っているの」
ルビィ
「苦しい、ですよね、それは」
ヘル
「刃で貫かれ、幾つもの銃弾で穿たれたそうよ。傷を診た者には、どうして生還出来たのか理解できないくらいだと言われたわ」
「……ええ、とても」
「……時が経って、気持ちが落ち着いたと感じたこともあったけど」
「その度に、心の中から黒い何かが立ち上ってくるように、耳元で誰かの囁きが聞こえるの」
「『お前の恨みは、お前の怒りはこんなものか』と」
ルビィ
「……少し、わかります」
ヘル
「その声を聞くと、屋敷に火が放たれた時のことを思い出してしまう」
「……あなたにもそんな経験が?」
ルビィ
「両親を亡くしたんです」
ヘル
「……そう。……どういう事情で、というのは尋ねてもいいのかしら」
ルビィ
「父は事故、……というか、川で溺れている子を助けようとして、その子は助かったんですけど、父はそのまま流されてしまって」
「母は……父を失ったショックからか、どんどん弱ってしまって。そのまま病気で」
「私は親戚の家に預けられたんですけど、それはもうひどい扱われ方をされてしまって」 苦笑いを浮かべ。
ヘル
「あの子が居なければ、あの子が溺れなければ、父も母も失うことは無かったのに。私がこんな酷い仕打ちを受けることもなかったのに」
「……私なら、そう思ってしまうでしょうね」
ルビィ
「そうですね。その子にも、親戚にも、昏い感情を抱きました」
「私の場合は、なんだかだんだんと諦めてしまいそうになりましたけど」
ヘル
「……家を、外の世界へ出たのはどうしてなの?」
ルビィ
「そうなってくると聞こえるんです。【もういいんじゃないか。お父さんたちのところへ行こうよ】って」
ヘル
「…………」
ルビィ
困ったように笑みを浮かべて。「身投げしたんです。父と同じ川に」
ヘル
「え……」
ルビィ
「それで、沈みながら、これで父のところに行けるって思ってました」
ヘル
「誰かに助けられたの……?」
ルビィ
「……手を」
「誰かに引き上げられたような気がしたんです。温かな手で」
「次に目覚めた時、私は下流の近くに住む女性の家のベッドで寝かされていました」
「なんでも、川べりに打ち上げられていたそうで」
ヘル
「……その人が助けてくれた――というわけではないのね」
ルビィ
「それで……手には、ずっとこれを握りしめていたと」 胸元の聖印に触れる。
ヘル
「太陽神の聖印……」
ルビィ
「これ、父が持っていたものなんです。……父と一緒に、川に流れていったはずだったんです」
ヘル
「それがあなたの手元に戻ってきただなんて……まさに奇蹟と言える出来事ね」
ルビィ
「ふふ、なんだかちょっと不思議体験ですよね」
「……だから、きっと父はずっと見守ってくれているんだって、そう思うようになりました」
ヘル
「ええ、とても。……でも、いい話だわ。私の話より、ずっと温かくて、素敵な話」
「……私の両親も、同じように私を見守ってくれているのかしら」
ルビィ
「だから私は―――私のたいように、見られていても恥ずかしくないように生きよう、って」
「何かに迷うことがあったら、いつもそう思い返しています」
「……きっと。ヘルさんも。見守られていますよ」
ヘル
「……立派ね。迷っていて道も分かっていない私とは大違い」
ルビィ
「あはは……それで怒られるコトもありますけどね」
ヘル
「父は昔程私に興味を持っていないし、母も……今のこの街の状況を見たら私に失望してしまうでしょう」
ルビィ
「……でも、それでいいとは思っていないんですよね?」
ヘル
「……ええ。私たちの祖先である開拓者たちが拓いた道を閉ざしたくはないもの」
ルビィ
「その気持ちは、きっと応援してくれますよ」
「私も応援します」 ガッツポーズ。
ヘル
「仮にも手配されている人に応援されて、素直に受け取っていいのかは悩むけど……」 苦笑を挟んでから。 「ありがとう」
ルビィ
「それはそれ、これはこれですっ」
ヘル
「すぐに私なりのやり方を見つけられるかはともかくとして、」
「私たちが今回地下に来た目的から逸脱しないように、ホルガーたちには目を光らせておくつもり」
ルビィ
「はい、頑張ってくださいっ」 ぐっ。
「……あ、この通りは覚えがあるかも」
ヘル
「あなたたちが何をしようとしているか知らない以上、応援できる立場ではないけど……何かするつもりならくれぐれも気をつけて」
――……と、そうね。大分近くなってきたわ」
「ここからならもう戻れそう?」
ルビィ
「ええ、たぶん―― ララさんには、会っていかれませんか?」
ヘル
「……止しておくわ。まだ心の準備が出来ていないから」
ルビィ
「……そうですか。そうおっしゃるなら無理にとは言いません」
ヘル
「ええ。そう遠くない内に、会いに行くつもりではあるから」
ルビィ
うんうん、と笑顔になって。「では、また! ヘルさんもお気をつけて!」
ヘル
「ありがとう。……それじゃあ、このあたりの目は引きつけておくから、その間にどうぞ」
ルビィ
「助かりますっ」
ヘル
そう言って、ヘルは先にその場を離れると、近くに居た兵団員や傭兵たちに声を掛け、そこから彼らを引き離していった。
ルビィ
ぱたたた、とその隙にアザルゲイルの家の方まで駆けていく。
GM
落ち着いたら~完~だ
ルビィ
OKです!
GM
うむ
お疲れ様やで~
ルビィ
お疲れで~す
GM
ログはなんと
2025/01/25_0 です
よくなったら退室どぞ~
本編でまた会おう……
ルビィ
でゅわっ
!SYSTEM
ルビィが退室しました

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