- !SYSTEM
- エメリンが入室しました
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- ガラードが入室しました
- エメリン
- (すっ
- ガラード
- ここどこなんですかどうしてわたし連れてこられたんですか(AA略
- おはようございます
- エメリン
- おはようございます 釣果も上々でなによりでした
- ガラード
- 4時起きは流石に寝過ごしたから次はちゃんと日の出前に到着して再チャレンジするんだ
- 何だかんだある程度釣れるもんだと思ったら本当に夜明けの2、30分だけがピークやでっておいちゃんたちに教わってきた……
- エメリン
- なるほど
- ガラード
- 実際そこで釣り遊びしてる人から聞ける話は参考になる
- エメリン
- とりあえず、世間話というか久しぶりに動かしたいだけだから
- ガラード
- はーい
- エメリン
- 星の標の方が都合が良さそうかな 街中でばったり、でもいいんだけど
- ガラード
- どっちでもいい。後者なら傭兵仲間とワイワイしつつ歩いてるのかもしれない
- エメリン
- そうなると邪魔しないようにしようって避けちゃう気がするけどまあ
- 街中でチャレンジしてみようか
- ガラード
- CC1描写で終わりは新しい
- エメリン
- そうしないためにあれこれするのがコミュニケーションでしょうが!!!
- とりあえずじゃあ街中で描写始めよう
- 大丈夫…?
- ガラード
- そっちがこっちを先に発見すると避けるならそっちを先に描写させてこちらが発見することで逃げ道を塞ぐことが出来る
- エメリン
- それもそうか
- じゃあ描写しよう
- ガラード
- うむ……
- エメリン
- よろしくお願いします
- ガラード
- よろしくお願いします
-
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- イルスファール王国 王都イルスファール
- やや歪な円形を描くこの都市は、中心部に向けて主要施設が集まるのは他の都市と同様で
- 所謂商業街というのは、賑やかな場所であることは間違いなく、商店の他にもそこで働く勤め人や省庁街で働く役人などの腹を満たすための飲食店や酒場なども集中している
- エメリン
- くるくるとした黒髪白のドレスに青いケープの海エルフは、商店の一つから出てきたところだ
- そこは書籍を扱う場所であり、高級品の一つとも目される書物は、イルスファールでは流通量が多いのかそうした店も多い
- ただ、少女の手元に荷物はなかった 目当ての本がなかったためだ
- ここならあると思ったんだけど、と肩を落として歩き、ゆっくりと商業街の大通りへ出ると…人の波に圧迫されて 少し、う、とした表情を見せる
- 人の波を避けて、やや俯きがちにキルヒア神殿に向かうべく道を取ろうとする
- エメリン
- こんな感じ
- ガラード
- わいわいと騒がしくしながら、南方帰りの傭兵と思しき集団が街を歩いていた。
任期を終えて報酬として渡された宝石類を換金し、これから呑みにでも行くかなどと話していて。
ナイトメアの男の姿もその中にあり、当然その宴会に参加する予定でいた。
この国はいい国だと思う、自分のような忌み子への差別も少なく、露骨に冷遇されることも少ない。
「っと、悪い。後で合流するわ、どうせいつもんところだろ?」
そのまま飲み屋へ向かおう、という動きをしていた中で知った顔を見付けて、そう言って一団を離脱することにした。
なんだよなどと口では言いつつ、後でちゃんと来いよと言いつつ気を悪くせずに送り出してくれるのだから、やはり風通しがいい国なのだ。
- 「よう、エメリン。買い物か?」 見知った顔に追いつけば、俯いたその背中に軽く声を掛けた。
- エメリン
- (のみだから夕方ごろから夜くらいの時間帯でいいよね(描写忘れた
- ガラード
- 後方の傭兵仲間から、『なんだよ女かよ』『お前後から来てもワリカンまんまだからな』などと軽くからかう声が聞こえてきたので振り向いて「うるせえよ」と返して散らしておいた。
- ガラード
- おいおい
- 仕事上がりの傭兵なんて昼からでも飲むだろ
- エメリン
- 昼からか じゃあこんにちはだな
- ガラード
- つまり都合の良い時間で構わないんだ。
- エメリン
- 「……、」 聞き馴染みのある声に振り向いて 「…あ、ガラードさん。こんにちは」 更にその後方に恐らく彼の友人であろう人たち?が見えて
- ガラード
- 実際今日から暫く遊ぶべ!ってしてたら昼からでも飲む(断定
- エメリン
- わかる
- エメリン
- 「はい、少し、本を探して……、ガラードさんは、その」 いいのですか?とガラードとその後ろを行ったり来たり彷徨わせて
- ガラード
- 「いいんだよ。どうせ後で合流するしな」
- エメリン
- ただ、いつもオドオドした少女の表情が心なし柔らかいのは、気の所為ではないだろう
- 「……、そうですか」 ガラードにも ガラードから遠ざかってく後ろ……主に手を振られていたので……にも頭を下げて
- ガラード
- 「最近は傭兵仕事メインで〈星の標〉にはあんまり顔出せてなかったしな。最近はどうなんだ?」
- エメリン
- 「なんだかお久しぶりです……お元気でしたか?」
- 「私も……、標の仕事はあまり受けれてなくて、最近はキルヒア神殿で司書の仕事をさせてもらってます」
- ガラード
- 「何なら、ここ最近じゃあ今が一番元気がいい」 笑いつつ、じゃらり、とそれなりに重そうな革袋を鳴らしてみせた。
- エメリン
- 「………ガラードさんらしい、ですね」 小さく笑って
- 「……ガラードさんがご迷惑でなければ、少し、お話しませんか」
- ガラード
- 「平和な仕事してるなぁ。まぁその方がらしいっちゃらしいな」 司書と聞けば一つ頷いて。
- 「構わんっちゃ構わんがいいのか?」 向かおうとしてた先はキルヒア神殿への道だったし、仕事やらなんやらの用事があるんじゃないのかと尋ね。
- エメリン
- 「いえ、目当ての本が見当たらなかったので、もう一度所蔵されてないか確かめようとしただけなんです」 ふるふると頭を振って
- 「ただ、恐らく見つからないと思うので……、」 困ったように笑って 耳が若干下がる
- 「……これは所謂、管を巻く、というものですね。他のことをして、落胆を軽減したいんだと……思います」
- ガラード
- 「そんなに珍しい本を探してるのか?」 言いつつ、こっちだと人波の先導するように歩き出して。
- エメリン
- 頷きを返して ガラードの少し後ろを歩く
- 「はい。……"妖精郷"から、戻ってきた人の手記が、いくつか在るとされていて、」
- 「その中でも信憑性が高い手記は部数が少なくて稀少本なんです」
- 「私が、妖精郷へたどり着く方法を探してるのは、……」 は 「すみません、覚えてらっしゃらないかもしれません。一度だけしか話してませんでしたし……」
- ガラード
- 「そもそも信憑性が低そうなもんだってんだからそりゃあなあ」 妖精郷っていう時点でお伽噺分類なのに、それの信憑性が高いものとなれば早々ないのも道理だと。
- エメリン
- こくこく、と頷きつつも肩が落ちて
- ガラード
- 「言われてそんな話を聞いた気がするような気のせいなような、って考えてたところだったわ」 半ば忘れていた、と隠すこともなく笑って。
- エメリン
- 「すみません……」
- 「ガラードさんの、」
- ガラード
- 「そうやってまだ探してるってことは、やっぱ図書館の司書なんてしててもそうそうそんな情報は転がってこないってことだな」 そういう話、割と入りやすそうなもんだけれどと言いつつ。 「甘いものは平気だったか?」 唐突に別の話を挟む、どうやら行く先についての確認だろう。
- エメリン
- 「あ、はい。大丈夫です」 こくこく
- ガラード
- 「ん?」 俺の?と首傾げて振り向き。
- エメリン
- 「あ、えと、」 おろ おろ 「ガラードさんの、目標は、」
- 「進捗……如何ですか?」
- 自分のことばかり話してしまわないようにと 会話に慣れてない少女は話題を探して振った
- ガラード
- 「そうだなぁ、やっぱそろそろ冒険者の方に復帰したほうがいいかって思ってる所だな」 大丈夫という返事を受ければ、歩みはそのまま戻して。
- エメリン
- 「……、」 懐は暖かそうだったけれど、 「それは、どうしてですか?」 仲間もいっぱいいたように見える
- ガラード
- 「金は入るし生きるのに苦労は――まあ、するっちゃするが、少なくとも困ることはないが」 戦場暮らしで生きるのに苦労しない、というのは流石に言葉選びが間違ってるなと軌道修正して。
- 「名声が足りないからな、結局。よっぽど派手な活躍ができればともかく、そうでないなら名前を売りたきゃやっぱり冒険者の方が手っ取り早い」
- エメリン
- 「なるほど……名声……」
- 「出資を募るのも、仲間を集めるのも、ですね」 小さく笑って
- ガラード
- 「知り合いが増やせた、って点じゃあ収穫はあったけどな。アイツラをそのうち顎で使ってやったら気分も良さそうだ」 あいつら、というのは先の傭兵仲間だろうか。
- エメリン
- 「…い、いけませんよ」 そういう事は……
- ガラード
- 「南で傭兵として戦働きをしていた、よかやっぱなんたらの遺跡からどすごい資料を手に入れてきただの、失われていた技術を再発見しただのって方がウケもいいだろうからな」 出資者である一般人たちには。
- エメリン
- 「それは……そうですね」
- 「その次もこの人なら、……って思わせられるか、と実現できそうか、で、……話が変わって来ますから……」
- 「となると、色んな場所に……出向かないといけませんね」
- ガラード
- 「よしと、着いた」 目的らしい場所に辿り着いたらしく足を止めた。見れば、ドワーフの夫婦が営んでいるらしいサイズ的にもあまり大きくはないカフェのようだった。
- 「まぁ、実際に金を出させられるかは話の持って行き方って話なんだが。まず話を聞いてもらうのには先制でパンチ入れる方がやりやすいからな」 名声のある冒険者の方が、という意図であって実際に殴りつけるという話ではない……はずだ。
- エメリン
- 「………何人くらい、」 と続けようとして 足を止めたところで看板を見上げて
- ガラード
- ちなみに当然ながら、この男の印象に合った場所とはとても言い難い。
- エメリン
- 「…ガラードさんの行きつけ……」 というよりは こちらに気を遣ってくれたのだろう
- 「………ありがとうございます」 小さく笑って
- ガラード
- 「たまに使う程度だな、行きつけってほどじゃあない」
- エメリン
- ガラードに続けて入店して
- ガラード
- 「菓子作りに天職を見出したっていう変わり者のドワーフがやってる店だな」
- エメリン
- 「確かに……お菓子は、特にパイは低温の方が重要ですから、」
- 「炎に優位性があるドワーフがやるのは、珍しい……かもしれませんね」
- 「でも指先が器用だから、結構繊細なものが作れるのかもしれません…ね」 うん
- 店主
- ガラードの説明が聞こえていたのか、睨むような目を男へ向けていた店主は、娘の言葉に笑みを取り戻した。
- 「わかっとるじゃあないか。それにな、熱に強いというのも長所にできるもんだ。例えば飴細工なんかは」云々。
- エメリン
- 「………、」 声をかけられてちょっと肩を震わせたけれど
- ガラード
- 「良いから、案内を頼んだ。俺はホットコーヒーと適当におすすめでいい」 そう遮って。 「そっちは席についてからゆっくり選べばいいさ」
- エメリン
- 「ああ……そうですね、砂糖や飴細工の調整とかはたしかに熱が……」 うんうん
- 「あ、えと……、」 わたわた 明らかに慣れてない 「お、同じものを」
- ガラード
- 飴細工とかの高温の間にやらなきゃいけないのもそうだし、オーブン温度を肌感覚で確かめられたりするのは十分利点には出来そうなドワーフ菓子職人。
- エメリン
- そうだね、焼き上げとかはそう
- 店主
- 同意するエメリンの様子にもうちょっと話したいなぁみたいな顔を見せていたが、注文が入ったことで奥さん(ドワーフ夫婦の宿命で絵面はやや犯罪っぽい)に引きずられて行った。
- エメリン
- 「………、メニューを見るのって、あまり得意じゃなくて」 席についてからそうこぼして 「時間かけているうちに、店員さんにご迷惑が掛かってしまって……エルフのお店じゃない限りは基本的には見ないようにして、ます…」
- ガラード
- それなりに、主に女性客やカップルで埋まっている中で案内された窓際の席だろう。
- 「そういう時は、紅茶辺りか、豆から挽くような店ならコーヒーでも頼んでからメニュー選べばいいんじゃないか」
- エメリン
- 「………、」 ああ と若干の尊敬の眼差し 「なるほど……そうすれば席料の払いが先に……」 ぶつぶつ
- ガラード
- 「飲み物を用意するのにある程度が時間が掛かるから、その間に選びゃあいい。一気に注文しなきゃいけないもんでもないんだからな」
- エメリン
- 「……どうも、一度に頼まないといけない気がしてしまって……」
- ガラード
- 「例えば今みたいな時間にな」 ほら見てみろ、とメニュー渡して。
- エメリン
- 「あ、え、っと」
- 「読み込んじゃうと、そっちに集中してしまう、……のですが、」
- 「……よろしいでしょうか…」 メニューで顔を隠しつつ ちら、とガラードを見て
- ガラード
- 「メニュー表にもか」 筋金入りだな、と笑って。気にするな、と手を降って許諾した。
- 「何なら行きつけの店を作ってもいいんじゃないか?」
- エメリン
- 頷くと メニューを開いて
- 「一応、あるにはあるんです、キルヒア神殿の近くに……」
- 「ただ、やっぱり自分のことになると、無頓着になってしまって……、他のものを頼まなくなってしまうんです。もう最近ではいつものを、で通じるようになってしまいました」
- ガラード
- 「なるほどな。それで余計に冒険心が減ると」 他の店を開拓するより、慣れてるところに行くから……。
- エメリン
- 「はい………」
- 改めてぺら、とめくると メニューを見つめてからエルフの様子は顕著に変わって 徐々に集中が深まるのが表情から見て取れる
- ガラード
- 「なら、こういう機会にせいぜい冒険しとけよ。残したら食ってやるよ」 そう声を掛けたが、集中していくのを見れば余計な声を掛けるのは止めた。
- エメリン
- 「……なるほど、やっぱり焼き菓子が多いしカラメルの加工が………、後は焼きを入れたものでも生菓子類も……ああ、やっぱりあった……」
- 「………プリンとかも加工は上手く行ってるだろうし、パフェも器用な指先で作るから繊細な盛り方が出来る……なるほど、後は、豪快に割ったものは恐らくないけど………」 ぶつぶつ、ぶつぶつ
- 「…………、食事はドワーフ料理があると思ったけど、本格的なものはないから、やっぱりお菓子を中心に………、」
- 店主
- 途中、コーヒーとマドレーヌ、スイートポテトなどを運んできた。が、集中しているエメリンの様子をガラードに示されて、テーブルの上へと置いて静かに戻っていく。
- エメリン
- 「…………、」 一通り読み終わってから 次に入るのが選考作業らしい
- 「………、」 再びメニューを開き直して そして香りにつられて顔を上げる
- ガラード
- スイートポテトに卵黄を仕上げに塗るのとかも、あっついオーブンに手を突っ込んで塗りッとかも出来たりしそうだから、ニンゲンには無理なやつを色々試しているに違いない
- エメリン
- 「あ、っと、」
- エメリン
- そうだねw
- ガラード
- コーヒーを飲みつつ外の風景を見てた。
- ガラード
- 一度外に出して調整して焼き直し、みたいなのの一度冷えちゃう過程が省けたりするのはまあまあアドになるのが多そう
- エメリン
- あれは素材を休ませる行程でもあるから
- その辺りは製法次第だね
- ガラード
- 「お、帰ってきたか」 おかえりと声を掛け。
- エメリン
- 「………、えっと、焼きプリンを……」 頼もうかと…
- ガラード
- ものによってはって感じね。
- エメリン
- 「すみません……どれくらい経ってましたか…」
- 「………せっかくお話しませんか、と誘ったのに……」 スン……
- ガラード
- 「そこまでは、って所だな」 言って飲み終えた自分の一杯目のコーヒーと、ややぬるいというのが正しい表現になっていそうなエメリンのカップを示した。
- エメリン
- カップに触れて 「あ、良かった、まだ温度が……」 ある…
- ガラード
- 「面白かったぜ、メニュー表でも没頭しているエメリンの様子は」 からかうように言いつつ、店員を呼んでコーヒーのおかわりと焼きプリンの注文を入れて。
- エメリン
- そ、と持ち上げて マドレーヌをいただいてからコーヒーを飲む
- 「お、面白い……ですか?」
- ガラード
- 「俺なんかは普段流し見しかしないようなもんに、よくもまぁそこまで集中出来るもんだなと」 ブツブツ呟いていた……という部分には触れないでおいてやろう。
- エメリン
- 「……書いてあるものは何でも読んでしまって」
- 「……、意味を考えたり意図を考えたりする時間があるのは、私にとっては、読むという行動だから出来ること…なので」
- 「普段皆さんが交わしてる会話は、文字じゃないから…ついていけないことが、ありますね…」
- ガラード
- 「こういう場所で、ならいいんじゃないか、別に」
- 「そんなコト、いちいち気にしちゃあいないからなあ」 意味やら意図やら。
- エメリン
- 「………、きっと、」
- 「その方がいいんですけど、その、私は……」
- 「………、……」 言っても困らせるだけだな、と 言葉を飲み込んで 「………不器用なので…」 言葉を濁した
- ガラード
- 「……」 急かさずに待っていたが。 「そうか、まあ器用な奴ばっかじゃあないからな」 何か言い淀んだ様子を見て取ったが、実際に口に出された言葉にリアクションを返して。
- エメリン
- 「………、でも、ガラードさんは、」
- 「私の話を、言葉を、待ってくださるので……、お話が、しやすいです」 吠えるのは、怖いけど
- ガラード
- そうしている内に、コーヒーのお代わりと焼きプリンが運ばれてくる。 「うん?」 コーヒーを受け取り、焼きプリンの容器をエメリンの前に置いて。
- 「そりゃあ。相手の話を聞くっていうのは、ナンパの基本だからな」 エメリンの言葉に、にぃと笑って見せて、何事もなかったかのようにコーヒーを口にした。
- エメリン
- 「どうにも、口にする言葉って……、校正された文章じゃないから……出すまで、時間がかかってしまって」
- 「あ、あう」
- プリンを見つめて
- 「………、」 軽い相手だと思われただろうか……
- ガラード
- 「添削も出来ないしな」 校正された、という表現に笑い。
- エメリン
- 「……」 こくこく
- 焼かれたカラメルを割って 所謂ブリュレと呼ばれるものだが プリンをスプーンで突く
- 「………、だから、お話を聞いてくださって、ありがとうございます」
- エメリン
- ちなみに同じ理由で話聞いてくれるのは男性職員のほうが多いので
- 女性職員からの受けがくっそ悪いのがエメリンです
- ガラード
- 「話を聞くだけでお礼を言われるんなら安いもんだ」
- ガラード
- かまととぶっちゃって!
- エメリン
- 後出力までが遅いから余計にね
- ガラード
- どんくさいふりして男にやらせてるのよ
- エメリン
- そして話を聞いてくれる人の方に話に行くのは当然なので
- いつの間にか嫌われてると言うのを繰り返している女
- エメリン
- 「……話すのは好きなんですけれど、」
- ガラード
- 不憫と言い切るには悪い部分が大きいのは否定しがたい
- エメリン
- 「なかなか上手くいかないので……」
- エメリン
- そうなんだよね、逃げ回ってるだけなので
- ガラード
- 「ちゃんと話そうとしすぎてんだろうな」 コーヒーを口に、ずずっと音がした、マナーが悪い。
- エメリン
- 「………、」 困ったように笑って
- 「すみません、また私の……話ばっかり」
- 「ガラードさんは、」 これは聞いてもいいのかな 「南方ではどういう暮らしぶりだったんですか?」
- ガラード
- 「美人の話なら金払ってでも聞くのが男ってもんだぞ」 冗談とも本気ともつかないことを言って気にするなと返して。 「どういう、って言われると困るが。それこそ雇われる目的に依るよな」
- エメリン
- 「大体は、蛮族の……攻勢に対する対応とか、協力とか、ユディスってそういう場所だな…という認識です」
- ガラード
- 「例えば今回なんかは、冬が近いんで蛮族共もある程度蓄えようって考えてるのか動きが割と活発になってて、その動きに備えて軍の兵士をしっかり休ませる為の増員って感じで雇入れられた感じだったな」
- エメリン
- 「なるほど……お疲れ様です」
- 本気とも冗談ともつかない言葉には目線を下に下げて分かりやすい反応を示す
- ガラード
- 「大きな攻勢って言うよりは、それぞれが勝手に動くから逆に始末が悪かった。攻勢なら予備動作もあるから国の方もまだ身構えられるってもんなんだが」
- 「3日連続で動きがあったと思えば一週間何もなかったりな。それなら毎日襲撃があるってわかってる方がまだ楽だったぜ」
- エメリン
- 「そう……ですね、大きな動きほど、相手に読まれる、というのはそうです。だから、大きな攻撃ほど、突破力が大きいか、長続きする……」
- 「でも連携を取れていない攻撃は、補給とか、準備が整ってないからそこで尽きたらお終いで、途切れてしまうから、」
- 「攻撃が逐次的になるので、攻撃自体は苛烈さが減じる傾向がある…とは」
- 「大変…でしたね」
- ガラード
- 「あれだ」
- 「夏に窓を開けて寝てたら、蚊が入ってくることあるだろ」
- エメリン
- 「はい」 頷いて
- ガラード
- 「感覚としちゃあそれに近いよな。見付けて始末するのは簡単なのに、気配だけあってなかなか見つからないんだ」
- 「しまいにゃあいなくってもいるんじゃないかって思わされるし、しかもこの場合その蚊は立派に被害を出すってんだから余計に鬱陶しい、って具合にな」
- エメリン
- 「……殺虫剤があるわけでもありませんし、ね」
- ガラード
- 「そりゃ正規の兵士以外を働かせてでも、気を休める時間を作らなきゃ兵士でもどうにかなるって思ったね。ちなみに俺はもう二度と受ける気はない」 とオチをつけた。
- エメリン
- 「………」 苦笑して 「お疲れ様、でした」
- ガラード
- 「話を聞いた時は随分楽な仕事で実入りが良い、って思ったもんなんだがなぁ」
- エメリン
- 「なかなか難しい…ですよね」 うんうん
- 「今度は、〈星の標〉で仕事が見つかると、いいですね」
- 「それこそ、名声が響き渡るような……私も、」
- ガラード
- 「ま、暫く休んだらまた顔を出してみるよ」
- エメリン
- 「それが必要なんじゃないかって、思えてきました」
- ガラード
- 「妖精郷に行くために名声が、って?」
- エメリン
- 「きっと、内々で処理されている情報がある、と思うんです」
- 「それに触れるためには、高位のランクが必要なんじゃないか、って」
- 「あとは、そうですね、」
- ガラード
- 「あぁ。キルヒアの図書館にしたって、禁書庫があるって噂もあるもんな」
- エメリン
- こくこく
- 「………、あればきっと、無意味に攻撃されたりすることは、なくなるんじゃないか、って」
- ガラード
- 「それについては、どうだろうな」
- 眼の前の相手が、そうされているのか、という部分には触れずに。
- エメリン
- 「……、」 あ、という顔をして 「……忘れてください」
- ガラード
- 「確かに名声やら立場がありゃあ無意味に攻撃を掛けられるってのは減るかもしれないけど、代わりに意味のある攻撃を受ける機会は増えるぜ?」
- エメリン
- 「……そういうものですか」
- ガラード
- 「人間、自分より優れてる相手を見りゃあやっかむもんだからな」
- 「だからまぁ攻撃されたくないってんなら、一番確実なのは名声やランクを手に入れてマウントを取るよりは、あれだ」
- エメリン
- 「………、」 耳がやや垂れ下がって
- ガラード
- 「さっさと仲良くなっちまうのが間違いない」 そんな風に、一番簡単で難しい解決策を口にした。
- エメリン
- 「……ガラードさん、らしいですね」 困ったような笑みを浮かべて
- ガラード
- 「そう出来る相手なら、そうするのが良いぜ」
- 「ちなみに仲良く出来ない相手の一番規模がでっかい相手は人族と蛮族って話になるからな」
- エメリン
- 「…それは、そうですね」 それはそう
- ガラード
- 「まぁ、そんな人族と蛮族でも個人個人なら仲良くなれたりするんだし、そう思えば人族同士なら楽な――っと、なんでもないなんでもない」 そこを突っつくつもりはないんだったと途中で発言に添削を入れるように空中をぱっぱと払って誤魔化した。
- エメリン
- 「………、」 目線を下げて 「…はい」 声音は落とさないように努めて
- 「でも、うん」
- 「やっぱりお話できて、良かった、です」 気を遣うように 笑顔を作って
- ガラード
- 「美人にそう言ってもらえりゃ光栄だ。ま、さっきの失言の詫びにここの払いはこっちで持たせて貰うぜ」 元からそうつもりだった男は、取って付けた理由をつけて。
- エメリン
- 「……、あ、……はい」 「ありがとう、ございます。ガラードさん」
- 敵わないな、と思いながら 厚意を受け取って
- ガラードが席を立つのに合わせて席を立つ
- ガラード
- どういたしましてと言うようにひらひら伝票を振り。
- 「この後はキルヒア神殿に?」
- エメリン
- 「はい。一旦戻って、書庫を見てみます」
- ガラード
- 「なら、途中までは送るか」 商業街抜ける辺りくらいまで。
- エメリン
- 「……何から何まですみません」 恐縮したように身を縮ませて
- ガラード
- 「この辺抜けりゃ後は大丈夫だろ」 高級街などに入れば人混みということもないしと。
- エメリン
- 「はい」 頷いて
- ガラード
- 「手がかりの一つでも、見つかると良いな」 なんて言いつつ、人混みを抜けるまでは防波堤になっていったんだろう。
- エメリン
- そんな気遣いも嬉しくて 別れ際に頭を下げて
- 「……楽しかったです、ありがとう、ございました」 ぺこり そう言うと海エルフはキルヒア神殿へ足を向けた
- ガラード
- 「おう、またな」 そう返すと、こちらも傭兵仲間に合流する為に王都の南東部に向かっていった。
- エメリン
- こんなところで かな
- ガラード
- うむう。大体時間通り。
- エメリン
- お付き合いありがとう。楽しかった
- ガラード
- そろそろ動くか~の理由付けとして一番強いやつ、名誉欲しいから。
- エメリン
- 20241013_0 ログ日付はこうね
- そうだねw
- ガラード
- 生活するだけなら他でいいになるからな!
- それじゃあご飯の用意とかしにいこう。お疲れ様!
- エメリン
- お疲れ様ー
- !SYSTEM
- ガラードが退室しました