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- マシロが入室しました
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- ファイが入室しました
- マシロ
- こんばんは
- ファイ
- Hello~~
- マシロ
- 星の標で登録あれやこれやとか卓直後で療養所にお見舞いとかなんかやりたいことございましたら…
- ファイ
- こっちは特にないから、なまさんがやりたい事あるならかな!?なまさんも特にないなら冒険者登録しにいきます
- マシロ
- 特に実はないです。様子が気になってる感じだったので。
- よろしくお願いいたします。
- ファイ
- ああい
- マシロ
- 軽く描写しますー
- ファイ
- わあい
-
-
-
- イルスファール王国冒険者の宿、星の標。数多くの冒険者が集うこの宿では日夜様々な依頼が舞い込み、数多くの冒険者が登録に訪れる。
- 朝方の依頼争奪戦が落ち着いた頃、宿に残っているのは依頼にあぶれたかあるいは適当な依頼がたまたまなかった者達である。
- こういった合間の時間は特に…新たな冒険者の卵が訪れる時間帯である。
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- 城下町(昼)70%
- ガルバ
- 元冒険者である強面の店主はいつも通り、羊皮紙の束を整理している。
- マシロ
- (ロールどうぞ)
- ファイ
- でぇぇぇん
- ファイ
- 木製の扉を、小さな手が押し開ける。きぃ…と小さな軋みの音と共に店内に現れたのは、白い長髪に灰色の瞳をした小さな少女。この暑い季節の中、黒い大き目なジャケットを着こんでいるが、涼し気な表情をしている。
- キャロライン
- 「いらっしゃいませ―!」看板娘の明るい声音が響く。
- ファイ
- 微かな靴音を立てながら、ガルバの方へ真っすぐ向かう。カウンターの前までやってくると、無言で用紙を一枚取り出した。王都の中に数ある神殿のうちの一つから発行された、推薦状だった。
- ファイ
- シムルグと関係ありそうなのはライフォスか。ライフォス神殿からの推薦状ってことにしておこう…
- ファイ
- 「……冒険者登録。お願いします」 たどたどしい口調で、そう呟かれた。
- ガルバ
- 「確認しよう」強面の店主は推薦状を受け取り、中身に問題がないか確認をする。
- 「これに記入を」中身の書類に不備がないことを確認した後、冒険者登録用紙を少女に渡す。
- ファイ
- 推薦状の中には、王都での彼女の身分証明に足るものが記載されている。竜帝シムルグの神聖魔法を行使できる事や、年齢に関して。神官だけでなく騎手としての技能が証明されている。
- ガルバの言葉に少女はこくりと一つ頷くと、用紙に拙い文字を書き込んでいく。
- しばらくすると 「ん」 と声を漏らして、記入を終えた用紙をガルバに滑らせる。
- ガルバ
- 記入内容に不備がないことを確認を行う。
- 「問題はない。ようこそ星の標へ。今は依頼はないが…朝になれば新しい依頼が張り出される」
- 新たな冒険者となった少女に簡単な説明をしていた時である
- からんころーん、とドアベルが鳴った。姿を見せたのは
- ファイ
- ガルバの示した掲示板へ、静かに灰色の瞳を向ける。
- マシロ
- その名前が示す通り、真っ白な神官であった。
- 「………」入ってきたばかりで店主と目が合った。あの目は「暇なら説明を引き受けてくれないか」という目である。
- 確かにこの時間帯、店主は本来後処理で忙しい時間帯でもある。意図を察した看板娘のキャロラインも苦笑いである。
- マシロとしては問題はない。星の標にはただ立ち寄っただけである。予定や依頼があればもっと早い時間帯に来ている。
- 問題があるとすれば…………
- ガルバ
- 「実際の依頼については俺からも説明できるが…現役の冒険者から聞いた方が早いだろう」
- そう言って入ってきた冒険者、マシロに視線を向けた。
- ファイ
- ガルバの視線を追って、あどけない瞳がマシロへと向けられる。冬の湖面のように静かで空虚な灰色の瞳。
- マシロ
- 同系統の色素が薄い瞳が見返す。
- 「こんにちは。かしこまりました。マシロでよろしければ説明を引き継ぎます」
- ファイ
- 持ってきた小さな鞄を両手で持って、待機している。
- マシロ
- 「イーヴ神神官のマシロです。よければ、こちらへ」カウンター近くのテーブル席へ着席を促した。
- ファイ
- 言われるがまま、カバンを持って示されたテーブル席へと向かった。鞄を足元において、椅子を引き、そこにちょこんと座る。
- キャロライン
- 看板娘は急な頼みを聞いてくれた礼にか、レモン水をテーブルに2つおいた。
- マシロ
- 「ありがとうございます」と相変わらず淡々と応え
- 「では、マシロもわかる範囲ですが、依頼について説明いたします」よろしいですか?と座った少女に問いかける。
- ファイ
- こくり、と頷いて見せる。
- マシロ
- かくしかで割愛
- ファイ
- 便利
- マシロ
- 頷きを確認した後、神官のマシロは簡潔に可能な限り丁寧に、この国における冒険者の役割、依頼を受ける仕組み、大まかではあるが依頼の種類、報酬の受け取り等等、こまごまとした必要な知識を少女に説明した。
- 「全てを今覚えるのは困難と思われます。不明点があれば、他の冒険者あるいは店主にその場で尋ねればお答えいただけると思われます」
- ファイ
- 「ん」 一つ一つに律儀に頷きを返す。忘れないようにと、自前のメモ帳に書き残している様子も見られた。
- 「……。終わり?」 説明が終わったタイミングで視線を上げて、首を傾げる。
- マシロ
- 「はい。大まかな説明は以上となります」
- ファイ
- 「ありがとう」 抑揚のない声でそう言って、立ち上がる。鞄を持って丁寧なお辞儀を一つしてみせると、踵を返し、掲示板の方へ歩いていった。
- マシロ
- 真っ白な神官は目の前の少女にそう答えた。
- 掲示板は現在まっさらな状態である。
- マシロ
- 同じようにてくてくと掲示板へ
- ファイ
- 「……」 先ほど書き記したメモ帳を見下ろして、掲示板を見上げる。
- マシロ
- 「現在は依頼書は貼られていません。だいたい朝早くに貼られることが多く、自らの実力と報酬に合った依頼書をはがし、仲間を募り店主の元へと行き説明を受ける流れとなります。自分で依頼書をとるか、あるいは、依頼書をとった人物に声をかける、依頼書をとった人物から声をかけられる、が主です」
- 「癒し手ならば声をかけられることもあるでしょう」
- ファイ
- 「………」 いつの間にか背後に来ていた先達を振り返り、教示に対する会釈をもう一つ。再度掲示板を見上げると 「そうなんだ」 と呟いだ。
- 諦めてメモ帳を鞄にしまうと、そのままその場で立ち尽くした 「……」
- マシロ
- 「非常に人が多いため日常的にトレーニングを行うことを推奨します」
- ファイ
- 「トレーニングって?」
- マシロ
- 「身体的能力向上させるトレーニング、また、人込みでも最適なルートを算出できるトレーニング…これはライダーギルドでも教えている技術のため、それと似たようなものです」
- マシロ
- ライダーで判定できる…
- 探索…地図作成…
- マシロ
- 「…………ここからは個人的な質問です」
- ファイ
- トレーニングについての説明に、また頷きを返していく。メモ帳を再度取り出し、書き記そうとしたタイミングで動作を止めて、マシロを見上げた 「?」
- マシロ
- 「なぜ冒険者を選んだのでしょうか」
- ファイ
- 「選んじゃいけなかった?」
- マシロ
- 「貴方の能力ならば神殿務めあるいはライダーギルドでも問題なく、むしろ、その方が安全に過ごせると思われます」
- 「いいえ、選んではいけないという意味ではありません」
- 冒険者はいうなれば社会のはみ出し者である。才覚があれば神殿務め等の方がよほど真っ当な職であるのは事実だ。
- 普通の人間とは違うマシロとは異なり、人である彼女がなぜとは思った。
- …………目の前で兄弟を失い、後を追おうとしたのならば猶更。
- ファイ
- 問いに対する答えを出す事に、聊か長い時間が流れる。
- けれども瞳は真っすぐマシロを向いたまま、何処かに逸れるということもなく。
- やがて、小さな唇が再び開く 「此処は、此れがいた場所とは違うから」
- マシロ
- 色素が薄い銀色の月のような眼は静かに少女の答えを待つ。
- ファイ
- 「此れと似たような人は、他にあんまりいないって聞いた。居場所を作るなら、誰かの力になれることを証明した方がいいって」 鞄を降ろして、頭のバブーシュカに手をやる。
- 後頭部の結び目を解くと、布を降ろす。そこには、竜のものと似た黒い角が生えている。
- 「それに、兄弟たちのお墓を作らないといけない。その為に、此れの居た場所を探す」 そう言ってからバブーシュカを被り直す。
- マシロ
- 「元居た場所については存じ上げませんが、貴方の兄弟達がいた場所ならばマシロも知っています」
- 「名声を得れば、現在立ち入りができない遺跡でも立ち入る許可はおりる可能性はあります」
- あの依頼の後については、研究内容の危険性から、おそらく軍部あるいは魔術師ギルドの管理下となっていると思われる。
- ファイ
- 「……」 ぱちぱち、と両目を瞬かせる。
- マシロ
- 冒険者として実績を積み、ランクを上げれば…立ち入ることができないところへの立ち入りも、制限付きやもしれぬが許可が下りる可能性はある。
- ファイ
- 「そこまで教えてないけど、よく知ってるね」
- マシロ
- 「………覚えていませんでしたか、貴女を連れ帰った時あの遺跡にマシロもおりました」
- ファイ
- 「……。そう」 視線を降ろす 「ごめんね。痛かった事と、苦しかった事、兄弟たちの咆哮以外、何も覚えてない――」
- マシロ
- 「貴方の責ではありません」
- 「………そうですか、あの後貴方は選んだのですね」
- ファイ
- 「他に、何もなかったってだけ」
- マシロ
- 「今はそう感じると思いますが、これから貴方の選択肢は増えていくと思われます」
- 「貴女自身で選べることが」
- 「冒険者と言う職業は良くも悪くもさまざな場所に赴き、関わりも多く持ちます」
- ファイ
- 「マシロもそうだった?」
- マシロ
- 「はい。マシロは元々魔法文明時代で生まれましたから現代については学んだのは最近と言えます」
- ファイ
- 「長生きだね」
- マシロ
- 「冒険者になってから知ったこと、学んだことも多くあります」
- 「大半は魔法で眠っていたため実年齢は15-16歳程度です。また、マシロの寿命は残り14-15年です」
- ファイ
- 「そうなんだ。……大変だね」
- マシロ
- 「大変…そう感じたことはありませんが…」考えるそぶりを見せて
- ファイ
- 「でも、大事なのは命の長さじゃないって」
- 「兄弟もそう言っていた」
- 「だからマシロも、冒険者を選んだんだね」
- マシロ
- 「………はい」
- 「少なくともマシロは自分のお役目を果たしたいと思います」
- マシロ
- 人のお役にたってから死ぬ
- これが私のお役目です。
- ファイ
- 「そう……。じゃあきっと此れも、こうすることが使命なのかもしれない」
- マシロ
- 「新たな発見にて変化する可能性もあります。事例としては、深酒をし翌朝二日酔いになったPTメンバーがしわしわの電気ねずみのような見た目になることはここに来てから遭遇しました」
- マシロ
- 某Yルヴィさんって人が…
- ファイ
- 「……。それは」
- 「何が変化したの」 マシロの内面じゃなくてその人の状態が変化しただけなのでは
- マシロ
- 「これは変化というより学びでしょうか…先人の教えは正しい事象に基づくと学べました」
- マシロ
- 酒は飲んでも呑まれるな
- ファイ
- 「………もっと、冒険者でしか学べない事、学べるといいね」
- 目の前の人に必要な事は、多分そういうことなんじゃなかろうか…。少女はそう思ったのだった…。
- マシロ
- 「冒険者でしか学べない事…魔物の危険性でしょうか…?」少女も気づくかもしれない。目の前の神官は冒険者として、神官としての腕前や実力はともかくとして
- 人としては下手したら少女より…
- ファイ
- 「…それは、冒険者以外の人も十分に知っている事だと思う」
- マシロ
- 人間1年生だから仕方ない
- マシロ
- 「例えばどのような事象が想定されるでしょうか」
- ファイ
- 「此れはまだ、冒険者になったばかり」
- 「冒険者でしか学べない事、何かを知らない」
- マシロ
- 「でしたら、もしそのような事象に遭遇した場合、共有いただけると助かります」
- ファイ
- 「ん」 ことり、と頷く
- マシロ
- 「そういえば」今思い出したようだ。
- 「貴女の名前を聞いていなかったです」
- ファイ
- 「――ファイ。知ってるかもしれないけど、そう書かれてたって」 遺跡に残ってた資料に
- マシロ
- 「ファイ、シンプルで発音しやすいですね」着眼点がどこかずれている。
- ファイ
- 「なら、良かった」 呼びにくいよりはいいだろう、うん
- マシロ
- 「ようこそ星の標へ。店と自分の名に恥じぬ活躍を期待しています」
- 「と店主は新しく冒険者になった方々に伝えています」
- ファイ
- 「………ん」 再びゆるりと頷く。
- マシロ
- こんなところでしょうか。
- ファイ
- 終わるなら最後に一言いっておこうかな
- マシロ
- どうぞどうぞ
- ファイ
- 「マシロ。兄弟たちを助けてくれて、ありがとう」
- そう言うと、鞄を持ち上げて、頭を下げる。
- マシロ
- 「事実誤認が発生していると思われます。マシロは貴女の兄弟…飛竜を助けることはできませんでした」
- 鎮静の魔術は彼の心には届かなかった。
- 届いたところで助けられたかどうかはわからないが…届かなかったという事実はそこにある。
- ファイ
- これ以上此処にいても、仕事もないしやる事もないだろうと、そのまま店を出て行こうとしたが、背中に駆けられる言葉に足を止めて振り返った。
- マシロ
- 「マシロが行ったことは貴女の兄弟含め犠牲者たちの魂が迷わず神の御許へゆけるように神官として祈りを捧げたのみです」
- ファイ
- 「マシロは、その事についてどう思ってるの?」
- マシロ
- 「…………マシロが行ったことは誤りではありません、ただ、あの時、私の左胸は軋むような痛みにみまわれました」
- 「マシロは造られた存在で人族の分類ですが人ではありません。正しいかはわかりませんが…人の言葉で定義するならば」
- 「貴女の兄弟を助けたかった、結果助けることができなかった、それを”悲しい”と”悔しい”ととらえているのだと思います」
- ファイ
- 「なら、誤認じゃない。兄弟たちの痛み、苦しみ、恨み。それを悲しんでくれて、ありがとう。兄弟たちの肉体は失われたけれど、彼らの咆哮は空の果て、シムルグに届く。彼らの最後の咆哮を聞き届けし人が、彼らの死を悲しいと感じてくれるマシロで良かった」
- 「此れはそう思う。だから、ありがとうを取り下げない」
- マシロ
- 「…そうですか」
- ファイ
- 「ん。……じゃあね」
- マシロ
- 「ええ、貴女の旅路に神のご加護があらんことを」
- ファイ
- 鞄を持ち直すと、今度こそゆったりとした足取りで店を出て行った。
- マシロ
- ではしめまーす
- ファイ
- はあい
- こうして、また一人星の標に冒険者が生まれた。
- 彼女の冒険者としての生き方がこれからどのような生き方になるのかは誰も知らない。
- 苦難の連続になるやもしれないが、その旅路をきっと
- 天高くから彼女の兄弟が見守り続けるだろう。
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- BGMを削除 by マシロ
- マシロ
- お疲れさまでした。
- ファイ
- おちゅかり~!
- マシロ
- シムルグで思いました
- アンフィスとかいう幼馴染関連以外の部分ではまともで優しい冒険者の方がよかったのではないかと。
- 幼馴染が絡むとポンコツになるから…。
- ファイ
- そういえば
- アンフィスってシムルグ信仰だったのか
- マシロ
- はい。実はシムルグ信仰です。
- ファイ
- まあまあまあ
- 折角参入卓でご一緒したのだし
- 1回は誰かとやりたかったので
- マシロ
- あとシムルグだとサカナちゃんもですね
- ファイ
- 私はマシロで良かったと思っておりますのよ
- マシロ
- ありがとうございます。
- ファイ
- ギョギョッ!?
- マシロ
- ではではお付き合い感謝です。
- 貴女の旅路に神のご加護があらんことを
- ファイ
- はあい
- お疲れ様でした
- お声がけありがとね!
- また遊びましょう
- !SYSTEM
- ファイが退室しました
- マシロ
- おつかれさまでしたー