このログにはBGMが含まれています。
音量設定をONにしますか?
(後からでもメニューから設定変更できます)

幕間 ある日の市場にて

20240607_0

!SYSTEM
アニトラが入室しました
アニトラ
( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
!SYSTEM
KGMが入室しました
アニトラ
どんちき└(^ω^)┐♫┌(^ω^)┘♫どんちき
KGM
yo
よろしくお願いします
アニトラ
やらしく
よろしくおねがいします
KGM
どういうシチュエーションがいいだろう
アニトラ
どういう…… アニトラ的にはそろそろフィオリさん落ち着かないのかな~チラッチラッて感じではあるので
どこかしらで出会えればいいんですが
この間12くんとしたCCにて
ちょっといけないことをしたあとなので
その間に偶然会えたらいいんじゃないかなとおもいました
KGM
アニトラ
ほししべ内でもいいし
フィオリのお部屋!!!???!?!?!?
廊下で出会って立ち話もなんだから?!?!?!?!?
すみません浮かれました
KGM
それなら街中でばったりでもよさそうかな
アニトラ
なんかありますか
まち
まち!
はい
KGM
時間はひる?夜?
アニトラ
どっちもおいしいですね(?
フィオリさんの気分的にはいかがですか
KGM
んんー
アニトラ
この間朝に12くんと出くわしたから今度は夜にしたらフィオリちゃんと出会っちゃったァ……でもいいし
あとはフィオリさんしだい
なぜフィオリがその時間帯にお外にいたのか……
KGM
あごめん「その間に」ってことは時系列的にはトゥエルヴとのCCで別れたあとってコト?
アニトラ
ああいや
別れた直後じゃないよ
日を置いてOK
KGM
OK
アニトラ
このひと途中で抜け出してまた戻ってるかもって話なので……(?
ぜんぜんもんだいはない
KGM
ああそういうことか
じゃあベーシックに昼下がりで
アニトラ
お昼ぅ
了解です
KGM
ちょっとまってね・・
アニトラ
( ^ω^)
!SYSTEM
BGMを変更 by KGM
無題100%
アニトラ
どんちき└(^ω^)┐♫┌(^ω^)┘♫どんちき
王都イルスファールの昼下がり、通りにはいつものように市が立ち、あたりは活気に満ち溢れていた。
石畳の通りには、カラフルな屋台や露店が並び、呼び込みの声が絶えない。
屋台の屋根から屋根へ、日よけ代わりに色とりどりの布がかかり、それもまた、景色に色彩を加えていた。
香ばしい焼き立てのパンや、甘く熟れた果物の香り。鼻につんとくる香辛料。かと思えば、遠い砂漠の地から運ばれてきた妖艶な香が匂いたつ。
フィオリ
そんな市場のとある露店の前で、ひとりの少女が、難しい顔をして何やら熱心に品定めをしていた。
木の台に布をかけた簡素な陳列台の上に、宝石や貴金属が展示されている。金色のネックレス、鈍く銀に光るブレスレット。色とりどりの宝石があしらわれた指輪やイヤリング。
「うーん……」 ひとつを取り上げ、まじまじと検分し…… 「これは…… ちょっと可愛すぎるかな……」
KGM
自由に入っていいわよ!
アニトラ
ハイ!
アニトラ
色とりどりの布の下を通って陽の熱を避けながら、人混みの中を進んでいく。
それにしても最近は天気がよく、気温も夏に向け暑くなりつつある。
商人
「いやいや、よおくお似合いだと思いますがねぇ」 糸目の商人はもみ手をせんばかり。長年の経験から、少女が上客と見抜いているのだ。腰に下げた剣は、何らかの魔剣であることがうかがえ、そしてそんなものを提げているのは、ひとかどの冒険者であるに違いない。
他の業界がそうであるように、冒険者にはピンからキリまで居る。そしてキリの方へ近づくほど、冒険者というのは、それだけ金回りも金払いもいいものだ。
アニトラ
そのためか若干火照った様子で、服の下でもほんのり汗ばんでいる。細かな汗でしっとりした肌を、時折数本の指で払うように拭った。
フィオリ
「ほ、本当かな……?」 用意された鏡の前で、髪飾りを頭に当ててみる。
アニトラ
なんとなしに周辺を見やっていると、見覚えのある後ろ姿を見たような。歩を緩めながらそちらを見ていると、その全容が伺えてきた。
商人
「ほら、やっぱりよくお似合いだ。可愛らしいですよ、お嬢さん」
フィオリ
「いやいやっ…… やっぱり心臓型ハートはいくらなんでも……っ!」 と髪飾りを戻す。
商人
「……ちっ」 ちっ
アニトラ
ツーサイドアップにした、青みがかった銀髪。ちょうど差し込んできた陽に当たって、輝いて見えた。
まずはある程度まで近づいていってから、 「フィオリさん」
目を合わせば、微笑みを見せて 「こんにちは。奇遇ですね」
商人
「お嬢さん、こっちなんてどうですかね。このあたりには滅多に入らない、サデーニアからの品で……」 実際は怪しいものだが、まあわかるまい
フィオリ
知らず、商人の毒牙が迫ろうとしていた所に、ふと聞き馴染みのある声がして
「!」
アニトラ
えっちだねぇ……
フィオリ
「アニトラさん」 声のほうを振り向き、気安い口調で、小さな友人の名を呼んだ。
KGM
えっちではない
アニトラ
「何か装飾品をお探しでしたか?」 どちらかといえば売りつけられそうだったようにも見えたが……何の目的もなしに近づくとも思えなかった。
フィオリ
「そういうわけじゃないんですけど―― ちょっと目に入って、何となく」
アニトラ
何となくだった。
「そう……でしたか」 といっても別に立ち寄ること自体おかしいわけでもないが……ちらりと並んだ品々を見る。
フィオリ
今までなら、目に入っても素通りすることが多かったろう。こうしたモノに目が行くのは、彼女自身の変化の現れでもあるのだが―― おそらく、フィオリ自身はそれを自覚してはいない。
アニトラと会うのは、ひさしぶりだ。少し前までは、毎日のように一緒に居た――今までの経験の中でも、いちばんの長旅を、共にしていたから。
ちらり、と商人とアニトラの間を視線が行き来する。そして、 「ごめんなさい。もう少し考えてからまた来ます」 と商人にことわりを入れた
店の前で話し込むのも悪いだろう、 「アニトラさん、こっち」
商人
「あっ、ちょっとお客さん~~!」
アニトラ
冒険に役立つものが置いてある感じではないようだった。探せばあるかもしれないが、着飾る目的のものが多く並ぶ様子ではありそうだった。
「……いいのですか? では……すみません」 フィオリを伺いながら、ちらと商人を見て小さく頭を下げ、店から離れるフィオリに付いて行った。
フィオリ
商人の声はすぐに喧噪のなかに紛れていってしまう。 「なんだか久しぶりですね。……って言っても、数えてみるとそうでもないか」
アニトラ
「ええ、実際そう……久しぶりですよ。帰還前から、ゆっくりとお話できる時間はありませんでしたし……」
「会ったことだけを考えれば、そうなのかもしれませんけれどね」
フィオリ
「アニトラさんは、何を買いに来たんですか?」 フィオリは笑って、アニトラと歩を合わせて通りを歩いていく。
KGM
そいえばアニトラさんはどんな格好をしているんだ?
アニトラ
じゃあフィオリさんは!?!?!?!?!?!?
すみませんくいつきました
え~~~~~~と
冒険者のあの服装でなく普段着……
普段着の描写をしたことがないが……
いやなんか描写しないできたから今更おかしいな……いつもの格好にマントがないだけの格好でいいかな
案外皆さん普段着でいらっしゃるかな!?!?
KGM
そうだなえーと
アニトラ
どの格好しててもとりあえず小綺麗にしてるかも~って感じにはしたくあります 描写はおいといてこれからフィオリに返答はしようとおもいます
フィオリ
からりとした日差しが降り注ぐ昼下がり、彼女はいつものローブを脱ぎ捨て、軽やかなノースリーブのシャツを着ている。シャツの襟元には細かい刺繍が施されており、シンプルながらも上品なデザインであった。
アニトラ
「ああいえ、わたしも何か目的があって来たわけではなく……なんとなく、ここを通っていこうと思いまして……」
フィオリ
なるほど、 「おでかけですか」 街を貫く大通りだ、どこに行くにも便利な面もある
アニトラ
いつもの格好からマントと腰布を取った姿だ。遠目から見れば、行儀の良いどこぞの子のようにも見えるだろう。
小さく笑って、 「そうですね。この辺りを見てから、帰ろうとしていたところです」
フィオリ
それにしても暑い。湿気が少ないのは幸いである。夏はまだ先の筈なのだが―― 「……ん」 少女は、通りがかりに飲み物のスタンドを見つけて、絞った果汁に冷水を注いだジュースを2つ買った。魔動機仕掛けの冷蔵庫を活用したありがたい品だ。
アニトラ
くっそありがてえ
<魔動機仕掛けのありがたい冷蔵庫
自販機って意味じゃない 意味じゃない!! 活用した飲み物のスタンド!!!!!
今理解した 危ないところだった
フィオリ
「それなら―― もう少し、ぶらぶらしていきません?」 と、ジュースをアニトラに差し出す。入れ物は、中身がくりぬかれたトト椰子の実が流用されており、それに麦藁のストローがさしてある。見た目にも涼し気だ。
KGM
ドドドド
アニトラ
スタンド攻撃だッ
KGM
レモネード売り場みたいなイメージだよ
アニトラ
了解だよ
アニトラ
「ああ、すみません……ありがとうございます。なんだか最近、暑くなってきましたよね」 それを両手で受け取る。街中の様々なにおいに紛れて、花のような上品な香りがふわりと動作に付随した。
フィオリ
夏ですからねえ、と世間話のように返して、麦藁のストローを吸う。冷たく甘い液体が渇いた身体にしみこむようだ。
アニトラ
少し考えたような間を置いたあと、頷いた。 「せっかくですから、是非」
KGM
人を待たせているんでって言われるかと思った
アニトラ
フィオリ
「よかった」
アニトラ
おわっちまうよCCが!!!!!!
フィオリ
「実は…… アニトラさんに、ちょっと聞いてほしいこともあって」
アニトラ
「聞いてほしいこと……? 歩きながらで、大丈夫ですか。どこか、腰を落ち着ける場所を探しますか?」
フィオリ
「あぁー……」 辺りの様子を見まわしたが、ちょうどいい店などが見つかるとも思えず、
苦笑しつつ、 「別に歩きながらでも――」 などと言って歩いていたところで、店と店の間、道端にベンチが空いているのを見つけた
市場のものが、客の休憩用にとあちこちに設置したものの一つだ。まるで喧噪の中のポケットのように、二人を誘っている。
アニトラ
「……あちらに座って、お話……しますか?」 ちょうど空いているところのようですし……
フィオリ
――ですね」 少し笑って、ベンチに腰を落ち着けることにした。
ベンチの上の埃を軽く払ってから腰を下ろし、ふう、と一息
アニトラ
笑い合うように顔を見合わせてから、同じくベンチに腰を下ろした。背もたれに背を預けることもなく、揃えた足を宙に浮かせ、両手でもったトト椰子の実の中身をストローでゆっくりと吸った。
フィオリ
並んで座るふたりの前を、多くの人々が通り過ぎていく。まるで川の流れを岸から眺めているようだ。
歩き疲れた足がじんわりとほぐれていくのを感じながら、アニトラと肩を並べ、黙って冷たいジュースをひと口、ふた口とゆっくり飲んだ。
アニトラ
「ようやっと、様々な用事から開放されたのかなと思ったのですが……一体何か、ありましたか?」 ある程度飲んでからストローから口を放し、フィオリの横顔を見て問うた。
フィオリ
――……」 その言葉に、アニトラを横目で見て。
ふたたび人の流れにぼんやりと目を移しながら、 「あった……というか、ない、というか……」 何事もはっきりとした物言いをすることの多いフィオリらしからず、言葉もまたぼんやりとしたものだった。
アニトラ
「……」 そんな答えに、アニトラは胸中不安が募った。やっぱり、トゥエルヴさんとはあんまり会話がうまくいかなかったのではないかと……
「……トゥエルヴさんと、何か……うまく、いきませんでしたか……?」
フィオリ
「………」
自分がなにか言う前から、トゥエルヴの名前が出てきたことに、
アニトラ
「……」 はらはら……思わず肩が縮こまる……。
フィオリ
「と」
「トゥエルヴから…… 何か聞きました……?」
アニトラ
「えっ……」
何度か目を瞬かせ、少し思い出す間を置いて、
「いつか……は、わかりませんけど……落ち着いて話せるタイミングが、お二人にはあって……。ちゃんと言葉を交わせたのかなと、わたしは心配……していました」
「言いたい事は言えたから大丈夫、ただちょっと、勝手に離れないように言っただけ……と。彼のことですから、恥ずかしがってる部分はあるような気はするのですが……あまり詳しく口にしてくれませんでした」
「鍛錬をした後も特に……でしたし」 口を割らなかった……
フィオリ
「………」
トゥエルヴとて、アニトラに話しづらい部分はあったろう。小さく唸り、額を抑えて
それから、大きく息を吐いた。
アニトラ
「………」 やり取り……出来てなかったのでは……!?
フィオリ
「は――話は、しました」 手で覆っているおかげで、目元は見えない
アニトラ
「……」 困り眉のまま、小さく固唾をのんで見守る……。
フィオリ
「気持ちを、つたえて…… それで……」
――……」
アニトラ
「それで…………」
おろ…… もうどうにも出来なくて、そんな彼女、フィオリの背に手を伸ばして、優しく撫でる……。
フィオリ
「好きじゃ足りないって、言ってくれたんです。わ、わたしも、……同じ気持ちだって……」
アニトラ
「えっ」
いい方向ではあるのだが、それにしたって今の流れから大分意外だったためか、先ほどより驚きの強い声が出てしまった。
「………!」 言う事ちゃんと言っているではないですか……!?
フィオリ
アニトラから目元は見えないが、耳元はいつの間にか赤く染まっていて……。
アニトラ
「……ちゃんと、言葉になった告白……じゃ……ないですか」 撫で……
フィオリ
「………」 こくん。
アニトラ
「…………良かった。本当に」
フィオリ
――うまく、言葉にできたかは自信がないけど…… きっと、伝えられたと思うんです」
抱きしめられた感触が、記憶の底から浮かび上がってくる。
顔を覆っていた手を離し、無意識にくちびるに触れ――
アニトラ
――……」 自分の指を唇に滑らすように触れたのを見て、彼とはそこまでした、と受け取った。
……でも本当に? とちょっと、一抹の不安が過る。これは相手が悪い。
フィオリ
「………」 言葉を探し、探し……
瞳は落ち着かずに揺れていて
「……うれしかった。夢でも見ているんじゃないかって、何度も思いました」
アニトラ
報われていて欲しいと強く思うためか、それに対して穏やかに頷く。
フィオリ
「受け止めてもらえるとは、思ってなくて。――それでも、どうしても、伝えずにはいられなくて……」
そして、夜の屋上へと呼び出した。
切り出したのは、彼のほうが先だった。
―――」 冒険者であるとか、ロージアンの魔術師であるとかの肩書はそこになく、ただの年相応の少女の姿がそこにあった。
KGM
なにか打ってる?!
アニトラ
今ちょっと打ち始めたww
あこれ続き無さそう! って思ったさっき!!
KGM
言いたいことはまだあるんだけどアニトラの反応を待ってからのが良さそうと思ってるぜ
アニトラ
あっあっ
アニトラ
「夢じゃ……夢じゃ、ないですよ。わたしたちの……紛れもない現実にちじょうに、続いたんです」 宥めるように、慈しむように撫でてから、手を置いた。
アニトラ
大したことではないんだけど打ってしまったので打ち切った
言いたいこと全部待ちますぜ1!!!!
フィオリ
こく、こくん、と小さくうなずく。
その仕草は、いつもより幼く見えて。アニトラに手を重ね、きゅっと握った。
アニトラ
しっとりとした柔らかな感触と、体温が互いに伝わる。
フィオリ
「そ、それで――
「これってもう、こっ、こっ」
「こ、交際しているってことですよね……?」
KGM
コケーーーーッ
アニトラ
とうとうかのPまで狂ってしまった
アニトラ
「……交際は……結ばれたところで、終わりではありません」
「時間を作って……二人の時間を作るべきだと思います」 手と、それと若干眉間に力が入った。
何故そう踏み込んだかは、先日のトゥエルヴの様子を見て……ここまできて、予感するものがあったからだ。
フィオリ
「で、ですよねっ」
アニトラ
「ただでさえ疎いのです。恋愛小説のれの字も見ないでしょう、トゥエルヴは」
フィオリ
「実は―― イルスファールに帰ってきてから、きょうまで、一度もトゥエルヴと顔を合わせるタイミングがなくて……」
アニトラ
「頑固で、妙に恥ずかしがるところがあって……」
「…………」
「こちらに帰ってきてから話した……のではないのですか!?」
フィオリ
握っていた手に力が籠る。 「これってどう思います……?」
アニトラ
そこまで言って、あ、と口元をおさ……えられなかった。今握り合ってるもん……
フィオリ
「は、話したのは…… ロージアンを発つ前の日の夜です……」
KGM
ベキベキ!
アニトラ
無意識の内に呼び捨ててしまっているが本人は気づかない。
アニトラ
ぎゃあ!
アニトラ
「約束を取り付けましょう。フィオリが今までそう出来なかったのは、色んな方面で雁字搦めになっていたからでしょう?」
「フィオリと違ってトゥエルヴのやることといえば庭弄り、鍛錬、何かあってもせいぜい神殿勤め……も今はどうか……貴方より余程時間があると思います」
フィオリ
「それは―― こっちにも、落ち度があるとは思いますけど……」
アニトラ
「ほっつき歩いてさえ居なければ……」
KGM
アニトラさんと鍛錬する時間はあってもわたしとデートする時間はないんですよ?
とは言っていない
アニトラ
あの野郎はよぉ!!!!!
ごめんなさい
時間を
とってしまって!!!!!!<鍛錬のこと
フィオリ
「……そうですね。トゥエルヴも変わったんだって、きっとトゥエルヴから誘ってくれると思っていたのが間違いだったんだわ……」
ごごご…
アニトラ
こうして徐々にヒートアップしながら話し合うに比例して顔もなかなか近そうだ……
「……嫌でなければ、鍛錬も、わたしと入れ替わった方がいいのでは……?」
フィオリ
「それは駄目です」 ぴしゃり。
アニトラ
「えっ……ああ、と……そんな気分ではなくなってしまうからでしょうか」
フィオリ
「いえ、勿論、わたしも研鑽の為に機会は作りたいですが、正直、アニトラさんの代わりが務まるとは……」
――そんな気分……?」
アニトラ
「…………お互い……負けん気が……」 控えめに言った。
フィオリ
「………」
アニトラ
「……それとは別に、研鑽の機会を作るのでしたらいつでも協力致します!」 気を取り直すのに少し必死さが見え隠れした。
フィオリ
微妙なすれ違いを感じる……。
「ありがとう、アニトラさん。自分がいま、なにをすべきか分かった気がします」
「受け身の姿勢ではだめという事……。やっぱり、現実は、本で読む知識とは違うんだわ……」
アニトラ
「……い、いえ、お力になれたのなら良かった……です」
「でも……そうですよね。実際の見聞きは……本当に、違いますよね」
フィオリ
こくんと頷き、 「きょう、聞けてよかった……。やっぱり、アニトラさんは大人ですよね」 人生経験が違う……。
アニトラ
「そ、そんな。わたしだって、知らないことはとても多いなと……よく思います」 特に最近は……。
フィオリ
「また、相談に乗ってくれます……?」
――あ! トゥエルヴには内緒で……」
少女の瞳には、秘密の共有を持ちかけるような高揚と共に、懇願するような色が揺れていて。
アニトラ
「勿論、わたしで良ければ」 強く頷く。
フィオリ
―――」 束の間、息を詰めてから、
アニトラ
「具体的な恋愛の相談ですと……わたしじゃないほうが、良いところもあるかもしれませんが。わたしなりに、思ったことをお伝えしますので」
フィオリ
はあっ、と脱力し、大きく息をついた。
「そんなコトないですよ。こういう話ができる人も、なかなかいなくて……」
ともかく、強い味方を得た、と。フィオリの表情には自信が戻りつつあった。
アニトラ
「……その……その代わり……と、言っては……なんですが」
フィオリ
「ん」
「代わり…… なんですか?」
「この際、なんでも言って下さい!」
アニトラ
「わたしからも何か……もし……その……あったら……」
歯切れがどうも悪いがそのまま、 「……その時は、お話させて、頂けたら……」
フィオリ
「何かって…… えっと、あの」
言外に含まれた意味に、どぎまぎしてしまう。
――も、勿論です。どんと任せてください」
こちらの分野は、未知のことばかりだ。そんな自信はないくせに、勢いのままにそう言ってしまった。
アニトラ
「……」 やっぱりやめた方がいいかと謝罪を入れる前に了承されてしまった。
「…………わ、忘れて頂いても結構です、ので」
フィオリ
「いえいえ、そんな!」
アニトラさんにも思い人が―― どんな人だろう? 背の高い素敵な男性だろうか? それとも同種族の男の子だろうか?
ひとりでに想像の翼をひろげながら、それを問うことはできずに。
アニトラ
顛末を聞いたふぃおり「ぎぶです」
KGM
聞いたら手に負え無さそうだから聞かない
アニトラ
任せてください!(でも聞かない)
許せねえよかのぴー
アニトラ
「…………」 これは……気を遣わせてしまった。こうは話したけど、やっぱり言うのはよしておこう……と心の中にしまったのであった。
何も悩みを持つ友人に対し、自分のことを今、におわすべきではなかった……と小さく首を振って、
「この後、どうしますか。トゥエルヴさんを探しますか?」
柔らかく笑みを見せる。
フィオリ
―――」 フィオリエナはすこしだけ考えたが、目の前の友人との時間も大切だと思えた。
ゆっくりとかぶりを振り、
「いいえ。そっちの方は、また改めて」
「せっかく会えたんだし…… 少し、お店を回りませんか?」
胸の内にしまっていたことを話したせいか、心が軽い。このささやかな休日を楽しみたい気分だった。
アニトラ
「そうですか。いいですよ……では、ゆっくり見て回りましょう」
「先ほどは装飾品を見ていましたが……別のお店で、それらを探します?」
爽やかなジュースの風味も、もう少しで味わえなくなりそうだ。
フィオリ
「はい。気になったのが見つかったら、で」 肩をすくめて、軽く笑い
ベンチから立ち上がって、雑踏の方へと踏み出し 「さあ、行きましょうか」 アニトラを振り返って、いざなう。
アニトラ
2年ほどの歳月。依頼当初と同じようでいて、ほんの少し違う成長したフィオリ。
「ええ」 感慨深さの混じった和やかな笑みを間に置いて、ベンチから降りると近づき、付いて行く。
アニトラ
おわ!?
フィオリ
ふたりは、夏の眩しい陽射しの下へ、歩み出して行って――
KGM
り!
アニトラ
完!!!!!!
はやくおでーとしてください
KGM
おつかれさまでした
アニトラ
おつかれさまでしたおいしゅうございました
こっそりしっぽりしてるんで……
KGM
ログは20240607_0の予定
アニトラ
約束ぅ!!!!!
KGM
おでーと…
アニトラ
あざす!!!!
KGM
たぶん交際とか付き合うってことに対するイメージのすり合わせができていないのでアレです
アニトラ
なので
約束をとりつけて
すりあわせろ!!!!!!
KGM
すりあわせは大事
遅くまでありがとう!!
アニトラ
こちらこそ!!!!
とてもよかった
好きじゃ足りないと言ったことをしれて
よかった
KGM
よかった
アニトラ
フィオリの様子もおいしいよ
またもぐもぐさせて
KGM
またよろしくおねがいします
アニトラ
ではまたよろしくありがとう!!!!!!
!SYSTEM
アニトラが退室しました
KGM
ありがとーーー

BGMリスト

背景
BGM