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幕間 相刻のネクサス後日談

20240524_0

!SYSTEM
KGMが入室しました
!SYSTEM
トゥエルヴが入室しました
トゥエルヴ
ヌン
KGM
来たか……
トゥエルヴ
来ちゃった
KGM
何となく考えていたんだけど
トゥエルヴ
ヌンウン
KGM
時間軸的には連卓のエピローグの後(何日か後??)、イルスファールへ発つ前の晩とかで
フィオリがトゥエルヴを呼び出したって感じ?
かしら
トゥエルヴ
あーい、OK!
学長に報告するとかなんとか言ってたし
残して先に王都に帰りますは、あの面子はしなさそうですね
KGM
待ってそうよね
トゥエルヴ
報告終わるまで学園で待ってたんだなきっとな
KGM
じゃあそのあたりを少し描写してみようかな
トゥエルヴ
はーい
KGM
そして1年後
トゥエルヴ
1 year later...
 
 
 
 
 
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BGMを変更 by KGM
Title Screen Night100%
トゥエルヴ
オクトラⅢ待ってます
KGM
過去と現在と未来を繋ぐ戦い――後の世に刻剣事件と伝えられる戦いが終わり、魔法都市ロージアンが一時の平和を取り戻してから、数日の時が経っていた。
ほんの数日前、空に浮かぶこの魔法都市では、世界の行く末を左右する激しい戦いが行われていた。
トゥエルヴ
後の世に伝えられちゃった
KGM
その傷跡は深く、美しかった校舎には無残な破壊の跡が残り、広い庭を見渡せば、あちこちに焼け焦げた跡がある。
時空の裂け目から襲来した魔物たちの遺骸を集め、焼いた後だ。昨日までは、長い煙があちこちから立ち昇っていたものだ。
トゥエルヴ
ボボボ
KGM
事件の中心にいたトゥエルヴたちは、フィオリエナの身柄が自由になるまで、滞在を続けることにした。
事件に対する後始末をしなければならなかったし―― フィオリエナがもたらした経験、見聞は、興味深いもので、それを語り切るには、一夜では足りなかったからだ。
トゥエルヴ
千夜一夜物語を語るフィオチャン
KGM
そのほかにも、身体的な検査、魔術的な検査―― フィオリエナはすっかり捕まってしまい、トゥエルヴ達とは、ここ数日はほとんど話せずにいた。
トゥエルヴ
身体的な……検査………
こちらはちょっと前から身体検査にハマってしまっているかのP
KGM
顔を合わせないわけではない。食事は一緒にとるし、夜になれば寮へと帰ってくる。
けれど、どこかすれ違いのような数日を送りながら―― トゥエルヴ達は、思い思いに残る日々を過ごした。
 
 
 
トゥエルヴ
身体検査の下りをもっと事細かくえっちに描写してくださっても私は一向にかまわない
KGM
トゥエルヴ
KGM
そんな中。
そして、イルスファールへの出立を明日に控えた、ある晩のことだった。
トゥエルヴが居室へ戻ると、テーブルの上に、見覚えのないものが置かれていた。
一枚の、手紙だった。差出人の名は書かれていなかったが、トゥエルヴには、すぐに分かったはずだ。
!SYSTEM
BGMを削除 by KGM
 
 
 
 
トゥエルヴ
「XYZ」
KGM
導入はこんな感じでしょうか
トゥエルヴ
わあい、ありがとうございます
KGM
手紙の要約:屋上へ行こうぜ……
トゥエルヴ
シティハンターの呼び出し合図じゃなくてよかった
キレちまったよ…>屋上
KGM
あこれもかいておくか
トゥエルヴ
っと
どうぞどうぞ
KGM
中央校舎屋上の観測エリアは、通常閉鎖されており、天体観測の授業などの際にのみその門が開かれる。
しかし、一部の悪い生徒たちの間では、ある場所の窓の建付けが悪いことが知られており、それを外せば屋外へと繋がる出口となることが公然の秘密となっていた。そして教師に垂れ込むような野暮な奴はいない。
KGM
いじょうです
トゥエルヴ
フィオリの報告が終わるまでの間、少年は普段通りの時間を過ごしていた。朝はアニトラと鍛錬をし、昼には仲間達と共に食事をとる。空き時間には警邏という名の散歩をして、気が向けば魔術師ギルドにも勝るとも劣らない規模を誇る図書館で勉学に励む。
KGM
えらい
えらくない?
トゥエルヴ
しかし何処かで、"普段通りに過ごす"という事を意識して行動していた。長く厳しい戦いが終わってようやく一心地着くはずなのに、常に心の何処かがざわついて、落ち着かない。
トゥエルヴ
めっちゃえらい
トゥエルヴ
その原因も何となく分かってはいたものの、どうすれば解消できるかの手段が分からない。その落ち着かなさは故に、ずっと取り戻そうと追い求めていた少女と話す事を遠ざけた。――とはいえ、態々少年から遠ざけずとも、報告やら検査やらのせいでそんな暇は与えられなかったわけだが。
おかげで、学園で過ごす最後の日まで、その焦燥感を隠し通せた。そんな時に自室で手紙を見つけて、少年トゥエルヴは困惑した。
だが、それを無視できるほど、無名の差出人に興味がないわけがなかった。困惑は一瞬。気付いた時には外套……と、念の為のブランケットを手に、少年は学園の屋上観測エリアへと向かっていた。
 以前、少女がとっていた動作をトレースして、建付けの悪い窓をたんたん、と叩いてからスライドさせる。
一定の位置までスライドさせてから、かこんと窓を取り外し、出来た隙間から一息で外に出た。
KGM
屋上にたどり着くと、星々が瞬く夜空が彼を迎えた。あのときと違い、校庭から聞こえてくる音楽や歓声のかわりに響くのは、冷たい夜風が吹いていく音だ。
トゥエルヴ
「………」 吐く息はもう白くはなくなっていたけど、それでも標高が高い位置で浮遊する学園に流れる空気は冷たい。外套を持ってきて正解だった。
記憶の中の景色とは違い、静かで暗い屋上を歩く。風除けになるスポットへ。
フィオリ
トゥエルヴが観測台の方へ歩いていくと、そこには、フィオリエナの後ろ姿があった。彼女の長い銀髪が夜風に吹かれ、まるで星の光を映すかのように輝いていた。
!SYSTEM
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三葉のテーマ100%
トゥエルヴ
三葉ーーーッ
空見上げてたら流星が分解しそう
KGM
爆発しろ
フィオリ
思いがけず細い肩。黒のローブの縁に刺繍された銀糸、月光を受けて微かに光っている。
トゥエルヴ
えっちか?
トゥエルヴ
羽織った外套が風に揺らめく。フィオリの数歩後ろから、その後ろ姿を眺めた。12人の騎士たちを巡る魔域の中でも、似たような景色を見た事がある。あの時はすぐに声を掛けたが、今は―― 「………」 無言のままその姿を見つめていた。
トゥエルヴ
この黒いローブは新しく貰ったんのかな??
KGM
そうなるかな
トゥエルヴ
進級
フィオリ
夜風を受けて、少女の髪がふわりと舞い上がる。
それが肩に落ちる前に、少女は振り返って、その瞳に少年を映した。
トゥエルヴ
ろまんちっくをあげ~るよ~~~
トゥエルヴ
「……!」 変に心臓が脈打って、思わず視線を逸らした。屋上の何でもないところを見つめながら 「何してんの」
フィオリ
「なんとなくね。星を見てた」
「ちっとも変わっていないなぁ…… って」 自分の言葉に滑稽さを感じ、こつんと自分の額を小突くようにして 「当たり前か」
トゥエルヴ
「……そう。……この前――」 言葉を切って、続きを飲み込む。自分にとっては"この前"。でもフィオリにとっては―― 「……寮祭の時に見つけた星、もうどれの事だか分かんないや」
フィオリ
時間というものは相対的だと、斬新な説を唱えた研究者は誰だったか。トゥエルヴにとってはつい最近の出来事でも、フィオリにとっては2年近い時間が流れているはずだ。
「……そう?」
少女の声音には、ただ穏やかな色がある。
「わたしは憶えてる」
白い指先が何かを探すように彷徨った後、ちいさな赤い星のあたりを指して、 「あれが―― ツァンナ座」
次いで、青く、強い光を放つ星を示す。そこを尻尾の先と見立てて、繋げた先が―― 「あれが…… そう、コーダ座。でしょ」
トゥエルヴ
フィオリの細い指先を見つめて、その先の星を探した 「よく覚えてるね」
フィオリ
「忘れるもんですか」
トゥエルヴ
「星の位置は覚えてるのに――ここが寒いって事、忘れてる」 手にしていたブランケットを、フィオリに向かって差し出した。
フィオリ
「三千年程度じゃ、星の配置はそう変わらないんだから」
「……あ、ありがとう」 ブランケットを受け取り、その生地を指でなぞりながら
トゥエルヴ
「………」 三千年"程度"……自分にとっては途方もない年月なのだが。フィオリがいうと軽く感じてしまう。
フィオリ
「………」 わざわざ用意してくれたのか、と
トゥエルヴ
「…なにか、大事な話があったの? 何かあったのなら……皆を呼んでくるけど」 案じる瞳が、隠されることなくフィオリに向けられた。
フィオリ
どこか気恥ずかしさを覚えながら、ブランケットを肩にかけて
――、ち、ちがう、違う」
「ほら。明日には、イルスファールに帰る…… でしょ」
トゥエルヴ
「うん」 こくりと頷く
フィオリ
「学長からの質問責めとか、評議会からの事情聴取とか、いろんな精密検査とかで、ここのところずっと忙しかったでしょ」
「やっと解放されて…… ……報告書は、イルスファールに持ち帰って書き上げることになると思うけど……
トゥエルヴ
「そうだね」 一言一句、一挙手一投足逃さないよう、用心深くフィオリを見つめた。
フィオリ
――、」
トゥエルヴ
「……どうしたの?」 言葉に詰まったとみると、眉間に浅く皺が寄った。
フィオリ
目を逸らしそうになるが、少女は途中でそれを止めて、金色の瞳で少年を見返した。
トゥエルヴ
相手を気遣うような優しい瞳は変わらない。ただ、何かを警戒しているようでもあった。
トゥエルヴ
フィオチャン、来週の自分が頑張ってくれるからと宿題にしちゃうと、後で自分の首を絞めることになるんだ(鏡を見つめる
フィオリ
「……この旅のあいだに、いろいろなことを考えた」
トゥエルヴ
「………」 フィオリの語り口が変わった事に不思議そうにはしたものの、それを遮る事なく、黙って見守った。
フィオリ
「怒り、後悔、……罪悪感、」
「わたしが、やらなければいけないこと。わたし達だけが、できること」
「何度、止めようと思ったかわからない。もう、諦めてしまってもいいんじゃないかな、って。……万が一うまくいったとしても、どうせわたしには、確かめようがないんだからって」
瞳が揺れる、
「それでも、何とかやって来れたのは」
トゥエルヴ
「………」 フィオリの言葉に、揺れた瞳に、少女の痛みを感じてそれに耐えるよう、目をそっと細めた。
フィオリ
「トゥエルヴ。あなたと、もう一度話がしたいと思ったから」
あのたった一夜の出来事が、どんなに心の支えであったことか。
トゥエルヴ
「……。僕も――」 一度唇を湿らせてから、開く。声を絞り出す力が要ったが、声色は柔らかさを留めたままだ 「…僕も、君とまた話がしたかった」
互いに深く傷ついて互いに絶望して、互いにまた話がしたいと願った。その事に、またずきりと胸の奥が痛んだ気がして、三度目を細める。
フィオリ
――……」 少女は涙の気配を感じさせつつも、朗らかに笑って
「すっかり遅くなっちゃったけど……ね」
「イルスファールに帰る前にどうしても、ここで、話がしたいって思ったの」
トゥエルヴ
「………」 フィオリの顔を覗き込む為に、僅かに屈めていた姿勢を戻す 「……ごめん」 "遅くなった"という言葉に、2年待たせた事と受け取って
フィオリ
かぶりを振る。
月明りの下に照らされる相貌。その顔立ちに残るあどけなさは、女性としての美しさへと変わり始めているようだ。
トゥエルヴ
ふつくしい
トゥエルヴ
「………」 本人であることは間違いないのに、その変化に年月の差を感じてしまって 「…ごめん、フィオリ」
フィオリ
トゥエルヴの二度の謝罪の言葉に、 「どうして、トゥエルヴが謝るの?」
トゥエルヴ
あのまま隠し通せると思っていた焦燥感が、再びじわりと身の内を焦がした。
KGM
もしかしてアニトラと付き合ってる?
トゥエルヴ
実は……
KGM
なんと……
トゥエルヴ
フィオリももうだれかのおてつきに
KGM
振ってたでしょ!!!
トゥエルヴ
――僕は君と違う。僕は……一度諦めた」
まるで大きな秘密を打ち明けるような面持ちで、声が徐々に震え出す。
フィオリ
――……」 少年の告解に、フィオリは痛みを感じたような表情をした。
トゥエルヴ
「目の前で君が消えていって、伸ばした手を掴めなくて……ボールスが目の前で殺された時と同じような――あの時以上に自分が分からなくなった……っ」
フィオリ
震える肩に、そっと手を添える。自分なら、その痛みを共有できると思った。
トゥエルヴ
「ただ、君が目の前からいなくなったっていう事実だけが確かで、その事実だけで頭がいっぱいになった。酷く、醜い感情で満たされた気がした……」 ぐ、と両手が拳を作る。指先が白くなるほど、強く握り込んだ。
自分の肩に添えられたフィオリの手を取って、強く握る。先ほどまでの気遣いが嘘のように、相手を鑑みない強さが手に込められる。
トゥエルヴ
HP-5点です
トゥエルヴ
「……アニトラやソフィア、レイヴェンにイーサン。レイラ、リリ……皆がいなかったらきっと、僕は此処まで来れなかった」
フィオリ
激情から来る力に、今度こそ本当に、ズキリと痛みを覚える。反射的に眉をひそめるも、それは一瞬だけ。
トゥエルヴ
「君は知らない世界でたった一人、孤独に戦っていたのに――…。僕は、皆がいなきゃ、立ち上がれなかったんだ。支えてもらった、何度も……」
「それどころか、そんな皆を傷つけて――。あの時から、まだ胸の何処かがぐちゃぐちゃなままだ……っ。今の君を見て、もっと、それが酷くなった気がする」 空いた片手で、ぐっと胸元を握り込んだ。
フィオリ
「……トゥエルヴ」
「それは、わたしだって同じだよ」
トゥエルヴ
名前を呼ばれ、苦しそうに息を詰めてからようやく、手に力を籠めすぎた事に気付く。少しだけ、フィオリの手を握る力が緩んだ。
フィオリ
「自分は、ひとりじゃないんだって、そう言い聞かせて。未来さきで、きっと、みんなが待っていてくれるって信じて」
「……ううん。そうやって信じることでしか、自分をたもてなかった」
「疑ってしまったらもう、最後の繋がりも消えてしまうから。そうなったら、それこそ本当に、独りだから――
「わたしは、皆がいなきゃ、立ち上がれなかった。――支えてもらったのは、わたしの方だよ……」
手を握らせたまま、寄り添うように近づく。うつむくような姿勢で、トゥエルヴの胸に、とんと額が触れた。
トゥエルヴ
その言葉に、今度こそ握った手の力が緩んだ。激情をぶつけるような触れ方から、存在を確かめるような優しい触れ方へ 「………っ」 しかしフィオリが更に近づけば、またきゅっと、小さく力が一瞬だけ込められる。
トゥエルヴ
身長はそこまで
せいちょうしなかったみたいです
ね!
KGM
1、2センチ伸びました
トゥエルヴ
おやおや
フィオリ
「……もし、逆の立場だったら、」
「アルカイス達のことを、殺したいほど憎んでたと思う」
トゥエルヴ
「………」
フィオリ
「……だから、トゥエルヴはおかしくない」
「絶対、おかしくないよ」
トゥエルヴ
「………」 鼻先にフィオリの後頭部が見える。少女の匂いを強く感じて安心感を覚えた。言いたい事はあるのに、聞こえてきた言葉に安堵する。
トゥエルヴ
くんくん
ファブリーズの香りがしますね
KGM
もっといい匂いです
トゥエルヴ
しょ~~うしゅう~~~りぃぃきぃぃ~~~
トゥエルヴ
徐々に焦燥感が溶け出していく、そんな感覚 「……2年」 そんな中で、ぽつりと呟いた。
フィオリ
「……ん」
トゥエルヴ
「…もっと、別人みたいに変わってるかと思った……でも、」 鼻先を後頭部に埋めて 「……あんまり、変わんないね」
フィオリ
「いいほうに受け取っていいのか悩むわ……」
少女は見えないのをいいことに、複雑な表情をした。
トゥエルヴ
「……」 ふ、と微かにほほ笑む気配 「……君の"絶対"は、根拠がないのに、なんだか勇気が湧いてくる。諦め悪いのも、変わらない」
フィオリ
「諦めの悪いのは、親譲りかもね」
「ん、ちょっと…… くすぐったい」 笑みの吐息を首筋に感じて、少し身をよじった。隙間があいた拍子に顔を上げる。
トゥエルヴ
えっちか?
えっちだねぇ…
トゥエルヴ
「………」 激情を吐露していた時に滲んだ涙が、長い睫毛に弾かれてぱっと細かく舞った。
フィオリ
とくとくと、鼓動が早くなるのを感じながら、それが伝わりませんようにと願う。
トゥエルヴ
えっちが代…
聞きたいことはまだいっぱいあるのにぼくはぼくは
フィオリ
「し、身長はちょっと伸びたと思うんだけど……」
「というか、こういう時は、きれいになったよ――なんていう所じゃない? 嘘でも」 分かりやすい照れ隠しだ。澄ました口調をつくって、時間稼ぎにそんなことを口にする。
KGM
どんどんきいていけ
トゥエルヴ
かのPがはやくやれっていってる
KGM
いそぐひつようはない
こころのままに……
トゥエルヴ
はあふう
トゥエルヴ
「……うん」 間近に見える瞳を、魅入られたようにじっと見つめた。そのせいか、返答は何処かぼんやりで、素直だった
トゥエルヴ
πも成長したんですか?
(マイクをつきつける
KGM
多少はしたんじゃないですか でもフィオリはどちらかというと下半身担当だよね
トゥエルヴ
やったぁ!
太ももむちむちだあああああ
胸の分の肉は下半身にいってしまわれた
フィオリ
「……う、」 やり返してくると思っていたところ、思いのほか手応えがなく、話の行き先を失う。
KGM
しかたないね
フィオリ
「ちょっと、何か言ってよ……」
トゥエルヴ
「…フィオリ、僕は――…自信が無くなってきてる」 真っすぐ少女を見つめたまま、静かに呟く
フィオリ
「……」
「……自信、?」
トゥエルヴ
フィオリの手を、またそっと優しく握った 「……2年、君と一緒に時間を過ごした人達が三千年前に居て……2年は、僕がフィオリと過ごした時間よりも長くて……。そんな人達と君を別れさせて」
フィオリ
何の自信か。不安が忍び寄る。あのときの自分は何も知らなかったにせよ、過去から絵図を描いたのはその自分自身だ。トゥエルヴを深く傷つけてしまったのではないかと――
トゥエルヴ
「今更だけど、あっちに大切なトモダチが出来てたんじゃないかって思う……。別れる事が辛いって知ってるのに――それなのに」
「……」 空いた片手が、フィオリの腰に添えられた。まるで、寮祭の夜にダンスに誘った時のような自然さで。
フィオリ
――それは、」 それは、単純に比べられるものじゃない。だが、それでも、
トゥエルヴ
「大昔の人達がフィオリを取り戻しに来たとしても……離してあげられる自信がない」
フィオリ
それでも、自分の居場所は――
「わたしの居場所は……――
「……って、え?」
トゥエルヴ
もう一度少女を自分の胸に抱き込んだ 「……もう、手の届かない所に行かないで」
フィオリ
言葉は分かるのに、意味が脳に浸透してこない。そんな奇妙な感覚を、少女は味わった。取り戻しに来ても――何だって?
トゥエルヴ
わかってくれない
フィオリ
「……っ!」 気付けば、フィオリは少年の胸の中に居た。
少年の言葉の意味が染み入ってきたのは、それからだった。
トゥエルヴ
わかってくれた
フィオリ
その温かさと、思いがけぬ力強さが、言葉以上の説得力をもっていた。
――……」
頬が熱い。胸が、早鐘のように打っている。
ふわふわと浮いているようで、どこか現実味がない。
トゥエルヴ
これは不整脈 ギュッ
KGM
ギュッ
フィオリ
「……はい」
トゥエルヴ
敬語にもどっちゃった
フィオリ
フィオリエナは、トゥエルヴの胸に顔を埋めながら、半ばかすれ声で静かに答えた。
トゥエルヴ
「………」 返答に、安堵の息を吐いた。触れれば穢いと感じた事は遠い過去で、少し前までは触れれば変に緊張した。今は、酷く穏やかな気分だ。
KGM
独占欲を発揮していけ
トゥエルヴ
名前書いておけばいい?
KGM
どこに?
トゥエルヴ
太ももに正の字
KGM
わァ…
トゥエルヴ
ちいかわになっちゃったァ…
トゥエルヴ
だが、少し経てば少女の鼓動の速さが伝わってきたのか、安堵とは違うむず痒さを覚え始める 「………」 つい感情のままに行動してしまったが、悪い癖だ。
フィオリ
すべて受け入れてもらったような深い安堵と、そわそわと走り出してしまいそうな切なさ。
トゥエルヴ
恥ずかしさで走り出す四宮フィオリ
フィオリ
知られたくなかった胸の鼓動の速さも、もう、どうでもいい気がした。
フィオリは、慣れぬ様子で、おそるおそるトゥエルヴの背中に手を回した。それはほとんど、背中に手を添えているだけのような、ささやかな抱擁だったが、それでも多大な勇気を必要とした。
トゥエルヴ
いつまでもくっついているわけにもいかない。そうは思っても、なかなか手が動いてくれない。腕が何処かおかしくなって、言う事を利かなくなってしまったのかとさえ思った。そうしているうちに背中にフィオリの手を感じて、逆に力が込められる 「……フィオリ、その」
「嫌なら嫌だって、言って……いいんだけど」
フィオリ
「……厭じゃない。です」
トゥエルヴ
厭だ厭だ…
KGM
いやよいやよも
フィオリ
少女は借りてきた猫のようにおとなしい。
トゥエルヴ
ふ、ふわあああ
えっちだねぇ…
トゥエルヴ
「……… 一応……僕、男なんだけど。怖くないの?」 いつものように、男子は馬鹿だの不潔だの言ってくれれば、まだ引き下がれるのに。
フィオリ
「………」
「なに、その質問」
トゥエルヴ
「………」
「……だって…」
いや、だっても何もないけど。
フィオリ
「………」
手をゆるめ、身を起こすように少年を見上げた。
トゥエルヴ
「………」 体を僅かに離して、見上げてくる少女を再度見下ろした。
フィオリ
拗ねた猫のような表情、
トゥエルヴ
えっちが代!
フィオリ
「一応…… わたしも、女なんですけど?」
KGM
えっちしか言ってない…
トゥエルヴ
「………うん、……」
「……………」 唇を引き締めて、少女から目を離す。何かを悩む素振りを見せていたが
トゥエルヴ
はあふう
えっちだなああああ
トゥエルヴ
――…フィオリ」 寮祭の時と同じように、瞬く星を映す少女の瞳を覗き込むようにして、顔をそっと寄せた。
トゥエルヴ
今日は邪魔してくれる生徒は売り切れですか?
KGM
ここで突入するのはリスクが高い
トゥエルヴ
一理ある
フィオリ
フィオリは逃げない。蒲公英色の瞳が近づいてくるのを見て――
ゆっくりと目を閉じた。
トゥエルヴ
PLは今すごく悩んでいます
KGM
ほほう
トゥエルヴ
ちゃんと言葉で伝えた方がいいのか…どうか
KGM
言葉は大事ですね
トゥエルヴ
そうですね
NTRが好きだって告白します
KGM
まあでも取っておきたいならそれもありですが
ちゅーして暗転でもいいし
乱入が入ってそいつらを埋めて暗転でもいいよ
トゥエルヴ
じゃあ…ちゃんとしましょう。がんばれ12君
KGM
やるのかライナー
トゥエルヴ
今、ここで!
トゥエルヴ
片手を少女の頬に添える。誘われるように、フィオリの唇に自分のそれを近づけた 「――じゃ、……ない」 距離は近いのに、絞り出されたような言葉は途切れ途切れになる。
フィオリ
少年の手が頬に触れると、ぴくり、と震え 「……?」 
これほど近づいても、聞き取れない程、微かな吐息のような声。
トゥエルヴ
掠れた声では、きちんと伝わらなかったと自覚している。唇が触れ合う、その直前で、今度こそ聞こえるように言葉を紡いだ 「君の事――"好き"じゃ、足りない…」
フィオリ
―――」 驚いて、ふたたび目を開いてしまった。
トゥエルヴ
ピタッ
トゥエルヴ
「……っ」 驚くフィオリを見つめ、頬を赤く染めながら、触れ合わせるだけの口付けをした。
KGM
あらかわいい
トゥエルヴ
キッズちゅー
フィオリ
それは、ほんのささやかな口づけ。
それでも、まるで一瞬が永遠に感じるように、その感触は長く残って、その場に立ち尽くしたまま、少女は耳を赤くした。
トゥエルヴ
かぐや様ならここで鈴木雅之のOPが入る
KGM
それだと爆発オチじゃん
トゥエルヴ
意味わかる
フィオリ
確かめるように、自分の唇に指を触れ
トゥエルヴ
「………」 いつの間にか少女の背中に回していた手は離れていた。名残惜し気に頬に触れていた手も離し、伺うような視線を送る。
フィオリ
「……ん」
熱を逃がすように溜息をつくと、表面上は少しだけ平静を取り戻し、
トゥエルヴ
えっちじゃん
フィオリ
先程の告白は、トゥエルヴの精一杯の言葉だった。好きじゃ足りない、か。 「――言葉って、不便だよね」
「わたしも……わたしは、トゥエルヴの事もっと知りたいし、トゥエルヴにも、わたしの事をもっと知って欲しい」
後ろ手に手を組んで、トゥエルヴを見つめながら、一歩、二歩と下がっていき
くすり、と笑った。
トゥエルヴ
「……」 ひらひら舞う蝶を追いかける子供のような無垢さで、フィオリの動きを目で追いかけた。
フィオリ
「2年――
トゥエルヴ
この手の平の上で転がされてる感
フィオリ
「ううん、」 笑みは悪戯っぽいものに変化して、 「3000年分の思いがあるんだから、覚悟しておきなさいよ」
トゥエルヴ
やっぱりお手付きルートなのでは🤔
KGM
どうだろなw
トゥエルヴ
そんなことなかった
KGM
正史ではないです
トゥエルヴ
分史にはあります
KGM
なんかいい感じだった気がする
トゥエルヴ
脳内で鈴木雅之のOP流れてきた
ダーリダリダ
KGM
本人に動いてもらわないと本人の気持ちや行動は分からないから何も考えずにぶっつけで来たのだけど
いい感じにおさまってよかった
わかる
トゥエルヴ
やったぜ
KGM
ウルトラロマンティック
トゥエルヴ
「……うん…」 そんなフィオリに小さく朗らかに笑んで 「…楽しみにしてる」 それまでの焦燥感や悩みなど、すべて振り切ったような声色だった。
KGM
わたしの方は全部言い切った気がする
と言うかこれ以上このままこいつら動かしていると
ウルトラロマンティックになりかねない
トゥエルヴ
ウルトラロマンティックになれ
ちなみにリリにはなんて自分の事を伝えていたのかも聞きたかったんですが、おまけ的な感じで聞けちゃいます??
P「なんて伝えてたのか実は考えてなかった」
OK!!!
KGM
聞いてもいいけど答えないかもしれない
はずかしいから
トゥエルヴ
おかわいいこと
KGM
リリに聞いた方がポロリすると思う
トゥエルヴ
じゃあきっとこのままが綺麗だろうし、聞かないでおくか…
リリ!?
KGM
だっていままで聞かなかっただけだしね…(そういう状況ではなかった)
トゥエルヴ
まあね…本人に聞くよって言っちゃったから聞こうかなとも思ったんだけど
ん~~~
いや、いいか!もう聞かなくても分かってるよね、ね!12君!
ということでわたくしも言いたい事は全部言えた……かな?かも。かなかな?
KGM
うん
ここで〆てもキレイかなと
トゥエルヴ
ダーリダリドゥ ほーしいのさー あーなたのすべてが~あ~
KGM
でもきっとこれから試練が待つのでしょう?
トゥエルヴ
幸せになったんだから
次は不幸になるべき
KGM
そうですね
ただしい
トゥエルヴ
世界平和樹立
KGM
いやーごちそうさまでした
トゥエルヴ
悩みに悩んで時間かけてしまって申し訳ない~~~
たのしかったです
ごちそうさま!!!
KGM
いやぼぐも
なかなかレスが遅くてもうしわけない
ログは20240524_0みたいです
トゥエルヴ
そんなことないヨ
今回はいつにも増して悩んでしまいました
でもその分満足感も高いです
KGM
ようやっとって感じだしね
トゥエルヴ
やっぱり友達というステップをスキップしてきてしまったな
KGM
それはそう
でも間の関係は難しいかなって思う
トゥエルヴ
恋は突然やってくるから仕方ない
KGM
まあフィオリもこの件がなければだいぶ先まで勇気でなかっただろうしね…
思い詰めた乙女はつよい
トゥエルヴ
恋のPOWER
はやいところウルトラロマンティックになれ
おれちょっと矢らしい雰囲気にしてきます
矢矢矢
KGM
ヤヤヤ
感想はつきないがそろそろ寝ますか……
トゥエルヴ
うむ…
気付いたら2時だ
KGM
うむ
トゥエルヴ
また遊んでください。次は12君のキャラセでお会いしましょう
KGM
おやすみなさい。ありがとー! 本編でもよろしくお願いします
トゥエルヴ
不幸に、なれーーーッ!
こちらこそありがとう!おやすみーーー
!SYSTEM
トゥエルヴが退室しました
KGM
ヤーーーーッ!!

BGMリスト

背景
BGM