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王都珍道中

20240429_0

!SYSTEM
んごが入室しました
!SYSTEM
セリオが入室しました
んご
数日前に王都には到着してたけど、道中人酔いが酷くて意識朦朧としたまま宿に運び込まれて今日起きて王都を目の当たりにするぜ!っていう
感じにしようかとおもいます
セリオ
あまりにも弱すぎる
んご
筋力9しかないから仕方ない
導入そんな感じだけどだいじょぶそ!?
!SYSTEM
あおちよが入室しました
んご
AOTYだああああ
あおちよ
まだきめてないのぉ…
セリオ
だいじょうぶよ
んご
じゃあAOTYさんにも出したいキャラを決めていただきながら
ゆっくりはじめるざます
んご
 
 
 
セリオ
セリオは同行してる感じだろうね
んご
 リアン地方は賢王リチャードが収る王都イルスファール。
森なき草の海、波無き海原の果てには地平線が見え、何者にも憚られない陽の光が王都を照らす。
風は西から東へ流れ、その風は妖精や精霊の声を運ばない。
今まで見た事のないような人種、人口、家屋に家畜。まるで全くの別世界へと足を踏み入れる事になったエルフの青年・ムジカは

――あまりのカルチャーショックに、王都到着前に激しい人酔いを起こしてダウンしていた。
うんうんと唸りながら意識朦朧とする中王都へ運び込まれては、新世界の様相を正しく目にすることも適わない。
そして、青年が体調不良を訴え倒れてから凡そ半日過ぎ。
漸く目を覚ましたエルフの青年は、その始まりの一日、見覚えのない天井から再スタートを切ったのだった。
 
 
 
ムジカ
――…ぅ…」 小さく唸って目を覚ます。自分と自分の親代わりだった老婆が建てた掘立小屋のような、雑な造りの天井ではなかった。
此処はどこだろう。自分は何をしていたんだったか。などと、今だ混乱覚めやらぬ頭で記憶を探りながら、手触りのいいブランケットを自分の上から退けた。
「………」 室内を見渡す。やはり見覚えのない一室だった 「――いや、そうか……此処は――」 そう声にしながら、ふとベッド横の窓から外を見た。
「………!?」 窓から見える景色に、青年が声にならない声を上げた。なんなのだ、これは――……これはあまりにも――
セリオ
――ん、」 少年の声がした。 「やっと起きた。大丈夫?」
台所からくすねてきた硬いパンの切れ端を食みながら、簡素な椅子の上にあぐらをかくようにして
ムジカ
四つん這いでベッドの上から窓の外を見ていた青年は、自分以外の声が聞こえた事にも驚きを見せて、振り向きながらその声の主の名を呼ぼうとした 「……セリ――ッ」
ぱくぱく、と口を魚のように開閉させる。
セリオ
もぐもぐ、 「――落ち着きなよ。また目を回してブッ倒れられちゃかなわない」
ムジカ
「……こ、此処が王都……なのか?」
セリオ
「………」 最後の切れ端を口の中に放り込み、 「そうだけど」
ムジカ
道中立ち寄ったどの町とも、その規模は段違いだ。よもや、こんな大きな人里が自分の生きる世界にあるなどと…… 「………」
セリオ
――というか、全く覚えてないわけ?」 その台詞は、到着前にも聞いたぞ。
ムジカ
「……覚えて、いない………」 王都の城壁が見えてくる、道中の町に立ち寄ったところから記憶は曖昧だった。あの"ドラス"と呼ばれた町でさえも、目が回るほどだったというのに。
いや、よくよく思い出せば、ドラスとやらの町の記憶さえも曖昧だ。古龍の褥から出て、ドラスへ向かう道中で立ち寄った村。もうそこからぼんやりしてる……。
セリオ
「これは重症だ」
――まあ、気持ちは分かるよ。僕も、はじめて都を見た時には、なにもかも違いすぎて面食らったし」
ムジカ
「……!?」 セリオとの会話を続けながら、視界の端に動く箱が見えた。勝手に動いている……!? 「な、な……なんだあれは!」 よく見れば馬が箱を引いている――馬車だった。
――…!?!?」 動く箱が無機質な四角い建物の角に消えたと思ったら、同じ角から小型の魔動機魔道バイクが現れ、目の前の通りを横切っていった 「な、な、な……」
セリオ
「……いや、さすがに牛車や馬車は見たことあるだろ……?」 素朴なつくりのものと比べると、立派な客室をしている事は確かだが
ムジカ
セリオの問いには、窓の外の世界に釘付けになりながらも、首を横にふるふると振った。話に聞くことくらいはあったが、現物を見るのは初めてだ。
セリオ
――……」 窓の外の光景に、いちいち新鮮に驚いているエルフの姿に、腕組みをしてうーむと唸る。
ムジカ
また頭がくらくらし出す 「……い、いやっ、この調子では何時まで経っても、人里に慣れない……」
「そ、外に……」 外?これ外って言っていいのか?"外"の概念すらも破壊されかけた 「……し、下に降りてみたい」
セリオ
世間知らずのエルフが心配だからというよりは、単純に面白そうだから、という理由で残ったセリオであったが、思った以上に危ういな、と心配になってきた。
「…………。いいけど」
ムジカ
「……」 こくん、と頷いて、顔を引き締める。ちょっと顔色が悪いままだが、歩行には問題なさそうだ 「よ、よぅし……」
セリオ
「大丈夫? まだ休んでてもいいんだよ?」
セリオ
ここってほししべ?
んご
他の安宿かも
ほししべでも多分だいじょうぶ
あおちよ
ひとが いっぱい!
セリオ
AOTYさんのキャラがどこで加わるか
んご
まだ冒険者やるといってるわけじゃないから、ほししべに皆が連れて行くかな!?と思ったら微妙なとこだった
セリオ
なるほろ
じゃあ外でがいいかな…
同じ宿にいたでもよし
あおちよ
このまま続けてもろても
ええんやで
んご
ヨシ!
折角なので出てきて!1
出にくいのであればセリオの部屋のベッド借りてたってことにしてもよさそう
そうすればここはほししべになるのだ
セリオ
セリオの部屋は花街方面の安宿だな
んご
初手花街はやばい
じゃあ話あっちこっちしちゃってごめんけど、依頼の報告上がるついでに部屋を借りてそこに放り込まれたってことにしよう
セリオ
ほししべねOK
んご
依頼主じゃないけど関係者だからガルバも気を利かせてくれるにちげぇねえ
ここはほししべだ
ムジカ
のそのそとベッドの上から降り、フードを被る。どう見ても森羅導師然としている出で立ちだが、彼にはこれ以外の服がない。
セリオ
まあいいか、とため息。また倒れられたら面倒だが、あのときよりはいくぶんマシのようだ。
ムジカ
「……」 セリオの提案に僅かばかりの躊躇を見せるが 「だ、大丈夫だ」
セリオ
「それじゃ行こうか」
ムジカ
「あ、ああ……っ」 あからさまに緊張した面持ちと声
ぎくしゃくとした体の動きで、セリオについていく。
セリオ
ドアを開け、部屋の外へ。廊下を歩き、階段を降りていくごとに、階下の喧噪がはっきりと聞こえてくる。
ムジカ
「………!?」 突然聞こえてくる人の話し声――それも、かなりの人の数と分かるほど、うるさい。それが聞こえた途端にドア枠に手をかけ、ささっと半身を隠した
あおちよ
ほししべ!
セリオ
「ガルバが…… ああ、僕ら冒険者の元締めやってるオッサンが、気を利かせてくれてね。行く当てができるまで、しばらくあの部屋は自由に使っていいってさ」
ムジカ
「そ、そうか……。っ!」 人が大声を上げる度に、耳と肩がびくりと上がる 「そ、そそ……それは礼を述べねばなら――ひっ」
セリオ
振り返るとすぐ後ろにいると思ったムジカへの距離が遠い。 「………」 はーぁ。
ムジカ
「こ、これは何か……そう、騒ぎでも起きているんじゃないか!?道中聞いた、魔物の襲撃とか……」
セリオ
「いつもこんなもんだよ。むしろこの時間は、ピークを過ぎた頃だね」
ムジカ
「こ、これ以上があるのか!?」
セリオ
「まぁね。アサイチなんかは、仕事を探しに来た連中でごった返すし…… 夜は夜で、酒が入って声がでかくなりがちだし」
ムジカ
「………」 くらりと頭が揺れる。こんな喧騒の中で人は生きるのか 「か、彼らは、きちんと相手の声を聞きとれているのか?これでは、風の音も妖精や精霊の声でさえ聞こえない……」
セリオ
「そのうち慣れるよ」
ムジカ
「……」 それは一体いつになるのだろう…少なくとも今日明日では慣れそうになかった。
警戒心の強い小動物が辺りを警戒しながら木陰から出てくるような様子で、ムジカがドア枠からそろりそろりと出てくる。
セリオ
数歩を戻り、ムジカの手を掴む。 「ほら、行くよ。外が見たいんでしょ」 いちいち立ち止まっていたら、それこそ日が暮れてしまう。
出てきたところを捕まえて、1Fの酒場へ連れ出してゆく。
ムジカ
「わ、分かってる」 声の取捨選択が出来ず、全ての声を聡い耳が聞き取ろうとする。うるささに辟易して、フードの上から耳を塞いだ。
セリオ
ちょっと分かるなぁ、と横目に見る。最初のころ、鋭敏に訓練した聴覚には、都の喧噪はしんどかった。
ムジカ
――ぁ、あ……う、うわ、ぁ……」 1Fに連れられて、青年は初めて人の波、というのを目の当たりにした。文字通り、嵐の日に木々が葉を波立たせるかのように、人が地面を埋め尽くし波打っている。
んご
ちいかわ化した
セリオ
ちいかわになっちゃった
あおちよ
くさ
んご
そういや海も見た事ないんだった
ムジカ
ラウンジにいる彼らは料理を口にしているのか、強すぎる人の臭気に混ざって塩気の強そうな肉の香りが鼻をついた。失礼だとは思いつつも、鼻と口を片手で覆う 「……う、こ、これは……」
セリオ
「ここが冒険者の店・兼・酒場の〈星の標〉。僕たちがアイノアの依頼を引き受けたのも、此処だよ」
ムジカ
また人酔いを起こしそう……ふらふら 「……そ、そう、か…。〈星の標〉は仕事の斡旋をしているんだったか……」
セリオ
――おっと」 ふらふらするムジカを支えて、 「お姉さん、水をもらえる? この人、ちょっと調子が悪くてさ」 傍を通りかかったキャロラインに声をかける
ムジカ
「……ということは、此処にいる彼らは全員、セリオと同じ冒険者なのか?」 全員が全員?森の主に力を示すほどのつわもの達がこんなにいると……?
キャロライン
「えっ、大変です!すぐ持ってきますね!」 >セリオ
セリオ
「ま、八割がたはそうだね」 ほかには、料理目当ての客とか、出入りの業者とか、それこそ依頼人とか
「ありがとー」>キャロライン
キャロライン
ぱたぱたと元気よく、人の波の間を軽やかに避けて駆けていく少女は、すぐにコップ一杯の水を持って戻ってきた 「どうぞ~。具合が悪いなら、座った方がいいかもしれませんね…」 ムジカを案じるように見ながらセリオへとコップを手渡す。
セリオ
「うん。ありがとう、お姉さん」 椅子を引いてムジカを座らせ、コップを差し出す。 「ほら。一口飲んで落ち着きなよ」
ムジカ
――ああ、アイノア……一念発起森から出てきたはいいものの、世界は……私には広すぎる……」 親代わりの老婆の姿が見えてきた…川の向こうで手を振ってるよ……。
セリオ
「……世界を語るには早すぎないかなぁ。いいけど」
ムジカ
「……うん」 ふらふらしながら椅子に腰かけ、セリオからコップを受け取ると、ずるずると啜った。
セリオ
AOTYは誰で来るのこいよ
あおちよ
結構迷ってた
うざ絡みするか
客が多いなら相席なら空いとるでって案内してもらえばいいかとか
ムジカ
甲斐甲斐しく世話を焼かれながら、水を口にし体を休めていると、ようやく頭が回り出す。とはいっても耳は勝手に周囲の音の何もかもを拾うし、鼻は人の匂いで曲がりそうだししているが 「……そういえば、どうしてセリオは私の所にいたんだ?」 他の3人はそれぞれの生活に戻ったのだろうと予測はできるものの。
んご
いいぞいいぞ
セリオ
「……本当に、まったく覚えてないみたいだから言っておくけど」
「王都にたどり着く前に、街道沿いの人通りに酔って、ぶっ倒れてたんだよ。そりゃもう、見事に目を回してさ。うわごとでアイノアーアイノアーって」
ムジカ
「…んな……ッ」 途端、耳の先まで顔が染まる。
あおちよ
ネフィーとユルヴィアフルスとアズガーだったら誰がいい???
ムジカ
「そ、そそそ、そんな事ないだろ!嘘も休み休み言え!」 そんな子供みたいなことになってたの!?
んご
誰でもいいぞ!
HOTな子でこい!
セリオ
「しょうがないんで、みんなでえっちら運んでさ。とりあえず部屋を確保して、あんたを放り込んだってわけ」
ムジカ
「……~~~~!」 両手で顔を覆った。はずかしい。あんなにかっこよく森を発ったのに……。いやかっこよかったか?随分泣き喚いていたような……
セリオ
「あんまり見事にぶっ倒れるもんだからさ。放っておくわけにはいかないだろ」
「で、他の3人は用事があるってことで、僕が残った。ま、ヒマだったしね」
「ほかに聞きたいことは?」
あおちよ
【✔:ゆ】 [×:あ,ね]
セリオ
「嘘だったらよかったんだけどねぇー」
セリオ
ムジカ
「礼を述べるべきなのは重々承知してるが、一言も二言も多すぎる……気を利かせて一部黙っててくれればいいのに……」
あおちよ
色かぶらんようにしよって
2つ目に設定した色を確認して自分で今びびってるところ
ムジカ
白く細い指先の間から、長い睫毛に縁どられた瞳が覗く。頬は赤いままだ。
ユルヴィアフルス
「あちゃー、満員御礼だねこりゃ……」 適当な時間にやってきてみたら意外と席が埋まっている。
んご
蛍光ピンクだった?
ピンクなのはあってた
あおちよ
>うにお願いします<
んご
ぎゃあ!
えっちな色してるねえ…
あおちよ
目に悪くてわろた
んご
ちょっとびびった
キャロライン
「あら?ユルヴィアフルスさん、いらっしゃいませ~!」
セリオ
「黙ってても、どうせ後で分かることだろ」
ユルヴィアフルス
「今日はまた一段と盛況だねぇ、キャロライン。なんか食べようかと思ってきたけど、席無いよね?」 全貌は見渡せないんだけど!
キャロライン
「お食事ですか?すみません、今丁度席埋まってて……――」 一応気を利かせたつもりではあるのだが、一席空いているには空いているのだ。ちらっとその空いているテーブル席へと目をやれば、先ほどよりも落ち着いている様子の青年が姿が見える。
大丈夫そうかな?そんなつぶやきのあとにユルヴィアフルスを見て 「あっ、いえ、まだ一席空いてます!相席になっちゃうんですが、大丈夫ですか?」
セリオ
「まあ、そんなに気にすることないよ。あの森と、この街じゃ、何もかも違いすぎる。人の気に当たって具合を悪くしてもしょうがない」
ユルヴィアフルス
「構やしないよ。勿論向こうがいいならだけど」 あとこの時間なら変なおっさんじゃなかろう!
ムジカ
「……それでも、余分に世話になってしまったんだ。あとで、3人にも礼を言わないとな……。セリオも、その………あ、あり――
キャロライン
「良かった!さっき仰ったように、今日は王都が制定した祝日ですからね~。お客さんもその分多くなっちゃって…」 えへへ>ユルヴィアフルス
セリオ
「いいって」 屈託ない笑みをみせて、ムジカの言葉を軽く押しとどめる。
キャロライン
「それじゃあ、こちらです~!」 ユルヴィアフルスを、件の席、今まさにセリオとムジカが座っているテーブル席へと案内する。
行きがけにセリオに向けて手を挙げて見せた 「セリオさ~ん」
ユルヴィアフルス
「へぇ、お祭りでもないのにどことなく浮かれた雰囲気なのってそういうことか……」 街の様子がそんなんだったかも。
セリオ
「ん、なぁに?」
ムジカ
「………」 声を制されて、むっつりと口を噤んだ。
キャロライン
「すみません、席が足りてなくって……相席よろしいですか?」
セリオ
「ああ、どーぞどーぞ」
人懐こい笑顔で、快諾する
キャロライン
「ありがとうございます~!」 セリオににぱっと笑ってから 「そちらの方も、具合は落ち着いたみたいですね、よかった!」 ムジカにも笑いかけ、再度ユルヴィアフルスへと顔を向けた
「お冷持ってきますね、少々お待ちください!」
ユルヴィアフルス
キャロラインの近くには高身長の女が立っていた。跳ねっけのある青緑色の髪を高い位置で一つに結わえている。
「はいよ」
セリオ
「どーも、お姉さん」
キャロライン
ユルヴィアフルスにも笑顔を見せてから、たったかとその場を後にするのだった。
ユルヴィアフルス
「それじゃーお邪魔しますっと」 目礼を二人に配り、椅子の背を引いて深く腰掛けた。
ムジカ
「………?」 あれ、いつの間にか会話が……自分宛ではないな、ゆるりと顔を上げる。
セリオ
知らない人がいる……わっ…… わァ…
んご
またちいかわになっちゃう
ユルヴィアフルス
座っても二人よりは大きいようだ。
あおちよ
わっ……
ムジカ
「……わっ……」
んご
わっァ……
ムジカ
えっえっ、これはどういう状況だ?女性とセリオを交互に見る。
セリオ
「店が混んでるからね。相席ってやつ」 詰めれば座れるだろ?
ムジカ
「………」 理解はできるのだが、えっえっ……セリオから視線を外して、向かいの女性をそろりそろりと見上げる。
ユルヴィアフルス
さぁて何を口にするか……ま、おすすめで投げとこ! とすぐに決定し、お冷がくるまで適当に店内を見渡そうとしたところで、ムジカと目があった。
赤みがかった紫色の目が何度か瞬く。
セリオ
「僕はセリオ。こっちはムジカ。彼は、最近こっちに出てきたばかりなんだ。見たトコ、お姉さんも冒険者でしょ?」
ユルヴィアフルス
流れでセリオも見る。
二人共えらい整っていると思われる顔つきの男だなと思った。
リルドラケンの集落住みのあたしにもわかる……
セリオ
恵まれた体躯。そして、引き締まった筋肉。彼女の服の上からでも分かる。
ムジカ
古典的な導師服を着こみ、フードを目深にかぶっているものの、その下には白い髪に、長い睫毛に縁どられた青緑の瞳が覗く。ふわふわな毛は腰よりも長い。頬は赤いような、青いような……そんな顔色をしていた。
ユルヴィアフルス
「そう、あたしも冒険者。ユルヴィアフルスって言うよ……なるほどね、それでこっちはなんだかおどおどしちゃってるわけだ」
ムジカ
ユルヴィアフルスと目があってしまって、一瞬戸惑いと怯みを見せたものの 「お、おどおど……なんてしていないぞ!」 口を開けば儚げな印象など何処へやら
セリオ
「うん、そうなんだ。こっちのやり方にはいろいろと不慣れだけど、いいやつだから、仲良くしてくれるとうれしいな。……あ、僕もね」>ユルヴィアフルス
ムジカ
威圧的だが、相手は女性だ。生物学上の雌。男の自分が弱ったところを見せては、自然界では生きていけないのだ。精一杯の虚勢を張ってみせた。
んご
別にそういう意図があるわけじゃないんだけど、雌って書くと急にえっちになるのは僕がもう駄目だからでしょうか
セリオ
駄目だからです
んご
だめなようです
あおちよ
ナイトメア(リルドラケン)雌
だめだったんですね
ユルヴィアフルス
「ああ、うん、わかった」 声音など見聞きしてわかった! 出てきたばかりじゃあしょうがない。
セリオ
「ほら、ムジカ。ムジカからも自己紹介自己紹介」
ムジカ
「……えっ」 張っていた精一杯の虚勢が剥がれ落ちる。
セリオ
ちょうどいいやと、ムジカに慣れさせるために話を振った
ムジカ
「………」 おろ…とユルヴィアフルスを見る。
セリオ
「………」 なんでもいいんだよ。何が好きだとかどこから来たとか趣味は何ですかとか。
ユルヴィアフルス
「どっかの村だかに居た子ってことかい。じゃ、都市で生活するのにあたって、自分なりに過ごしやすいようになるといいね」
んご
初めて合コンに来たオタク君と、そのオタク君を合コンに誘ったチャラ男と、合コンに参加した女性の図ね
あおちよ
チャラ男わかる
ほししべは合コン会場だった
んご
あたらずともとおからず
(そんなことはない
ムジカ
「い、いや…怯んでどうする!というか怯む理由がない……ッ」 はっとして、二人から視線を外すと急に独り言が始まる。
ユルヴィアフルス
セリオの方はどことなく慣れた様子だなーとか頭の隅で思う。
「……あたし眉間に皺でも寄ってた?」 普通にしてたと思うけど!?
セリオ
「あはは、大目に見てあげて……」
ムジカ
そう、威圧的な相手には威圧的に対応すべし。それが自然界の掟!急にがたりと席を立つ。一瞬ちょっとよろけた。そして自身の胸に手を当て 「……わ、私はムジカ!精霊の住処で研鑽を積み、この王都へとやってきた彼の偉大なる森羅導師・アイノアの弟子だ!」
ユルヴィアフルス
「んまあ……無理に話さなくっても」 あたしはいいんだけどって思ったら始まったぞ。
セリオ
意外とちゃんと言えたな……という顔。
んご
「……え、何?」 「さあ……」 「アイノアって誰だ?」 「知らね」 ざわざわ……
ムジカ
「………」 決まったな……。
セリオ
――という事なんだ」
ムジカ
「…………」 しかし耳に届いてくるのは、想像していた声とは違った。徐々に耳の先まで赤く染まる。
ユルヴィアフルス
んー、その線で言うと…… 「修行の一環、みたいなタイプか」 なるほどね
ムジカ
「………こっちを見るな、無礼だぞ…!」 不躾に、物珍しそうな視線が自分に集中していることに気付いて、か細く声を上げてから着席するのだった。
ユルヴィアフルス
「急にあんな声上げたら見るってそりゃ……」
ムジカ
「………………」 ぐぬぬ…
セリオ
「アイノアって言うのは、ホントに強力な術者だった。その弟子のムジカも、森羅魔法の腕前は相当なものだよ。それに関しては保証できる」
ユルヴィアフルス
「まあ理由とか話さなくっていいけどさ、とにかく腕が立つって言いたかったんだろ。それは伝わったよ」 とりあえずはね!
セリオ
周囲の反応など知らぬように、淡々と評して
ムジカ
「……そ、そう。私もいつかは立派な森羅導師に……」 今はこんな風にフォローされてしまってはいるが!
ユルヴィアフルス
「そのアイノアってのにも実際会ったってことか」 ふーん。
セリオ
――ただまあ、見ての通り、人と組んで動くことには慣れてないからさ。そこんとこも含めて、修行中ってトコだね。だよね? ムジカ」
ムジカ
「そ、そういうことだ。森羅魔法の術者が必要な時は、呼べば力を貸してやらん事もない」 あくまでもイニシアチブはこちらにあるとでもいうように、ちょっと偉そう。
セリオ
「うん。森の奥に住む、仙人みたいな婆さんだったよ」
キャロライン
そんな中、恐る恐るキャロラインがお冷を持ってくる。なんか急に立ち上がって自己紹介してたけど、なんなん?って目をしながら 「お、お待たせしました~」
ユルヴィアフルス
「あー……」 人馴れしていないのにも一役買ってそう。<仙人みたいな婆さん
セリオ
「ねえ。そういえば、お腹空いてない? お姉さんは何を頼んだんだっけ?」 前半はムジカに、後半はユルヴィアフルスに
ユルヴィアフルス
「そこはお互い様ってやつだね。縁があれば二人とも組むことあるかも」
ムジカ
「……え、腹?」 そういえば、ぶっ倒れてから半日以上、水以外何も口にしていない気がする
ユルヴィアフルス
尊大なふいんきはそのままスルーした。
セリオ
キャロラインが来たのをきっかけに、思い出したように尋ねた
ユルヴィアフルス
「あたしはまだ頼んでないよ。これから」
セリオ
「じゃあ、ついでに注文お願い」>キャロライン
ユルヴィアフルス
「あー大丈夫キャロライン、何も起きてないし起こしちゃないから」 若気の至りだよ
ムジカ
「その時は、よ、よろしくしてやらない事も、ない……」 >ユルさん
キャロライン
「あ、は~い!メニューはお決まりですか?」 >セリオ
「あはは、良かった!ちょっと驚いちゃって……急に元気いっぱいに挨拶するんですもん!」 >ユルさん
セリオ
「僕は、きょうは鶏って気分だなー……。ムジカはどうする? せっかくだから、何か食べたことのないものでも頼んでみなよ」
ムジカ
「………」 腹は空いているような、いないような……。何か固形物を口にする元気がないともいうが……
ユルヴィアフルス
「声が上がるとついそっち見ちゃうよね」 などと挟んで、 「あたしはおすすめで頼むよ」>キャロライン
セリオ
モケーレムベンベのフニフニ焼きとか、ゲゴゲロムバンバのペロペロ蒸しとか
あおちよ
すごいのでてきた
ムジカ
「……」 めにゅ~ってなんだ?そんな事を考えながら 「じゃあ……野菜のスープ……。豆が入っているのがいい」
んご
???
セリオ
「じゃあ、僕は鶏肉の香草焼きを。ムジカには…… んー…… この野菜と豆とベーコンのスープと、パンをお願い」
トマトベースの赤い野菜スープを勝手にチョイスしてちゅうもんしました。
キャロライン
「は~い!鶏肉の香草焼きに、野菜スープとパン……それと、本日のおすすめはジョナス産サーモンムニエルになりまーす!」
メニューを確認すると、再びホップステップでテーブルを離れていった。
ムジカ
「……彼女は一体なんなんだ?甲斐甲斐しく世話をしてくれるが……」 ちょっと親切すぎて怪しくない?ひそひそ
セリオ
「……え……?」
ユルヴィアフルス
「いや、何って……あー」
ムジカ
「……え」
ユルヴィアフルス
「店の中も初めてってことかい? 一人投げ出して、術以外の教育は放っぽる感じか……」
ムジカ
はっ 「い、いや分かった。分かる。彼女も冒険者か、こういう仕事もする……んだな。アンタ達も、散々私達を手伝ってくれたわけだし」
セリオ
「……ちょ、ちょっと待ってね……」 そうか、そこからか
「ムジカ、店で買い物…… ひとと取引をしたりとかは……?」
ムジカ
「し、失礼な!術以外の事もきちんと学んできた。食事をする前は神に祈るだとか、寝るときは腹を出さないだとか……寝る前は歯を磨き」
「…精霊となら」 >セリオ
ユルヴィアフルス
「あたしも初めて行く時、仲間と一緒じゃなかったらこうなっちまってたかね……」 あたしに限らずとも初めてのやつは……。
ムジカ
「………」 もしかしなくとも、これはまたやってしまったのではないか。また、無知を晒してしまったのか……?
セリオ
「精霊…… まあいいか。精霊に何かをお願いする時には、対価を返すだろ?」
ムジカ
「う、うむ」
セリオ
「人里じゃ、基本的に対価にはお金を使うんだ」 と、銀貨ガメルを一枚取り出して 「僕らが誰かの困りごとを解決してお金を貰うように、街では誰もが、何かしらの役割を果たしてお金を貰ってる」
ムジカ
「ふむ、なるほど……。確か、アイノアもこのガメルをアンタ達に払ったんだったか……」 取り出されたガメル硬貨を指先で摘まみ上げて
セリオ
「あそこのお姉さんは、店に来た僕たちの世話をするのが仕事。カウンターの向こうにいるわんこ君は、僕たちの食べる料理をつくるのが仕事」
「適材適所ってやつさ。僕には美味しい料理はつくれないしね」
「人里じゃあ、人ができないことや、やりたくないこと、面倒くさいことを引き受けることで、お金が回っていくってわけ」
ムジカ
「仕事の対価に、ガメルを受け取り……そのガメルで自身の困りごとを他人に解決してもらう、と。自然界のマナ循環のような巡りが、街にはあるのか」
「……助けて貰ったら金を渡さなくてはいけない、か…」 思う所があったのか、顎に手をやった状態で考え込んだ。
セリオ
「マナ……」 まったくピンと来なかったが、 「ま、まあ、多分似たようなもんじゃないかな。多分」
ユルヴィアフルス
「自然の巡りとはまた違う気もするけど、そういうことじゃないかね……」
セリオ
そして、半目になり、コイツちゃんとやっていけるのかなとムジカを見た。
「……面白いヤツでしょ?」>ユルヴィアフルス
ムジカ
「……ふぅ、む……」 むむむ、セリオの視線の先では、まだ何かを考え込んでいる様子の青年。
ユルヴィアフルス
「対価を決めるの、苦手な兄弟居たなぁ。なんでもかんでも適当に支払っときゃいいもんじゃないし」
ムジカ
「……そうか、適量を見定める必要も……」 むむむ……
ユルヴィアフルス
「面白いっていうか、教わらなきゃこうかっていうのを間近で見れたっていうか」 >セリオ
セリオ
「太っ腹なぶんにはいいけど、適切な値付けは、信用にも関わるからなぁ」
ムジカ
「!」 そういえば、自分は今どのくらいのガメルを持っているのだろう。はっとして、懐を漁った。
セリオ
「僕もここまでとは思わなかったよ。いや、予想できても良かったけど……」>ユル
んご
財布を探すムジカ
https://www.youtube.com/shorts/koRlOEZhxcI?feature=share
セリオ
「? ムジカ?」 いきなりごそごそし始めたぞ
あおちよ
動きがどことなくオールドミッキー風味
セリオ
これ財布ないやつじゃないですか
んご
ないィ!?
ムジカ
「先ほどの娘が言っていた料理、いくらになるんだ……?」
ユルヴィアフルス
「村の中で大事に育てられたのかね……」 色々考えられるけど、それ以上言及する様子はなかった。>セリオ
セリオ
「……ああ……。ほら、ここに書いてあるだろ?」 さきほど見ていたメニューを渡す。料理についた数字を見れ。
ユルヴィアフルス
「法外なガメルを要求するような場所ではないし、ここで依頼受けてんなら問題なく支払えるもんだよ」 見な見な。
セリオ
「そうだね。文字通りの、秘蔵っ子だよ」>ユルヴィアフルス
ムジカ
「……こ、これか。そうか、依頼を受ければ……」
セリオ
「いい機会だ、憶えておくといいよ。街で暮らすには、何かとお金がかかるんだ」
ムジカ
「これは――早急に仕事を見つける必要がありそうだな……」 メニュー表の金額を見て、顔を顰めた。
セリオ
「ここには、鹿やイノシシはいないし、木の実のなる森もない。何なら、飲み水だってお金がかかるんだ」
ムジカ
数か月分の食糧費は問題なさそうなのだが……先ほどの話からすると、気にすべきは食費だけではないのだろう 「み、水も…!?」
「……まさか」 嘘だよね?とユルヴィアフルスに確認するような視線を投げた。
ユルヴィアフルス
「都市はねぇ……山や森に住んでるのとでは訳が違うから」
ムジカ
「外はもっと自由な世界なのだと思っていたが……よもや、これほどまで金に支配される世界だったとは……」
ユルヴィアフルスの答えに、がくりと肩を落とした。
セリオ
「自由だよ? ただ、その自由にもコストがかかるってだけの話さ」 顔に似合わず、冷めたようなことを言って頭の後ろで手を組み
「まあ、そんなに心配する事ない。ムジカの腕なら、喰うには困らないさ」
ムジカ
「……なあ、聞いてもいいだろうか。何故アンタたちは――
キャロライン
そんなところに、キャロラインが香ばしい匂い漂う料理を3人分運んでくる 「お待たせしました~!」
セリオ
「お姉さんが言ってたように、冒険者って、けっこう稼げるほうの商売なんだよ」 それだけ危険だから、なのだが。
「お、待ってました!」
キャロライン
「こちら、鶏肉の香草焼き、こっちはジョナス産サーモンのムニエル、そしてこれが野菜スープセットになりまーす!」
料理をそれぞれの前に置いていく。
ユルヴィアフルス
「ん~……」 うまい形に説明できる気がしない。考えを巡らそうとしたところで食事が配膳されて、おいしそうな匂いが鼻をくすぐる。
ムジカ
「……!」 思ったよりもボリューミー。しかし、意外と腹は減っていたのか、料理を目にした途端にくぅぅ、と腹が鳴った。
セリオ
「んー、うまそう。いっただっきまーす!」
ユルヴィアフルス
「そんじゃ早速あたしも。いただきます!」
ムジカ
「い、いただきます」 額の前でダリオンの聖印を切って、祈りを捧げる。
セリオ
ナイフとフォークで切り分け、鶏肉を頬張る。ハーブの香りが鼻に抜け、肉の旨味を何倍にも感じさせる
ムジカ
祈りもそこそこに、料理を口に運んだ 「……!?」 う、う、う、うまぁぁい!
あおちよ
調味料を知った男になった
んご
これが白い粉の力!!!
セリオ
味の複雑さや旨味がぜんぜん違うだろうな…
んご
味の素ってすげえや!
ムジカ
「な、なんだ、これは……っ。本当に野菜と豆のスープなのか!?」
セリオ
もぐもぐ、うまい。自分も、乾いたパン一切れしか腹に入れていなかったのだ
ムジカ
「そ、それにこのパン……外はサクサク中はふわふわ……」
セリオ
ふぁほあとへーほんらベーコンな
ムジカ
「へーほん……? こ、これか。これは、肉……?」 いいのか、こんな贅沢して……
ユルヴィアフルス
すっごい感動してるなぁ……
「程よい塩っけでいいねぇ、相変わらず」 腹も掴んでくるこの店は!
セリオ
ムジカの反応を面白がって、 「コレもひと口食べてみてよ」 と、鶏肉の香草焼きをひと切れ、パンの皿にのせてやった。
ムジカ
最低限のマナーは守りつつも、慌ててがっつくように次々と料理を口へと放り込んでいく 「……匂いだけでは分からなかったが、程よい塩気と、スープの出汁が絡み合い、複雑な味のハーモニーが口を満たしていく……」
セリオ
食レポうまいね
んご
☆3つ!
あおちよ
マリアーーージュ!!
ムジカ
「……こ、これも肉?」 すんすん、と鼻で匂いを嗅ぐ 「香草、そうか……これは――バジルか…?いや、バジルだけじゃないな……なんの薬草だ……?」
んご
奇蹟的相性!!
セリオ
「さあ?」 もぐもぐ。美味しければなんでもいい
ムジカ
はぐ、と口に運ぶ 「……ッッ」
セリオ
「何を頼んでもたいてい美味しいから、ありがたいよね」
ユルヴィアフルス
面白いぐらいころころ変わる。これにはガルバもにっこりだろうな。
「そうそう、安心して何でも選べる」
ムジカ
「鶏肉の臭みが全くない……!バジルとこれはローズマリーか!?二種の香りが程よく臭みを消し、かつ肉のうまみを引き立てている……。何よりも鶏肉は焼く前にしっかりと味付けがされていて、肉の中央まで味が染みている……」 はぐっはぐっ
セリオ
「……すっごい具体的な感想くれるじゃん」
「意外な才能……か……?」
んご
冒険者止めて料理評論家の道を歩むムジカ
あおちよ
それはそれでくっていけそう
んご
慣れてくるとYoutubeチャンネル開設して収入を増やす
ユルヴィアフルス
「まあ何が何かっていうのがわかるのもそれは」 そう
ムジカ
「……こ、こんな美味しい料理が存在していたとは……」 んなぁぁ~…
「なるほど、理解したぞ」 腹も満たされ更に余裕が出てきた
「こういう料理が食えるから、アンタ達は街の生活を続けるんだな。危険な冒険者という職業を生業としたのも、多少頷ける」 うまい、うまい
ユルヴィアフルス
「月次な言葉を借りれば、人の数だけ理由だとかは色々あると思うけど、そういう奴もいると思うよ」
セリオ
「……んー…… 当たらずも遠からず、というか……」
「ま、でも、気に入ったみたいで良かったよ」
ムジカ
「ふむ、それも確かにそうかもしれないな。動物や精霊と違って、人の思考は千差万別か」 >ユルヴィアフルス
セリオ
「その土地に溶け込むためにはまず、土地の者と同じものを喰うことだって、じいちゃんも言ってたし」 注:スパイ活動として
ムジカ
「おかげで少し体調も戻った。まさか、似たような食材を使って、こうも味が変わってくるとは……世界は広い、出てきて良かった……」
「なら、私もこれで王都の人間に溶け込めるというものだな」 >セリオ
セリオ
ふは、と吹き出すように笑った。 「そうだね」
ムジカ
「……?」 なんで笑ったんだ?
セリオ
ムジカ「緊急で動画を回しています
セリオ
「いや、なんでも」 と答えて、自分の料理に集中するそぶりをする。危なっかしいことこの上ないが、ひとまず、このエルフは何とかやっていける気がしてきた。
ムジカ
「……??」 また私、なにかしちゃいました?>ユルヴィアフルス
ユルヴィアフルス
「自信を早く取り戻したからかね……ムジカ、あんた結構お腹空いていたんじゃないかい?」
ムジカ
「……先ほどまでは空腹だとは気付かなかったんだ。本当に。むしろそこら中で漂う強い臭気で気持ちが悪くなるほどで……」
「森の中は清涼な空気が流れていたから、こんなに雑多な匂いを嗅いだことはなかった。春が訪れた後の、木苺畑でさえ、こんなに強い匂いは発することはないんだ」
ユルヴィアフルス
「ま……早いとこ環境に慣れるといいね。どうしても緑が恋しいなら、この町中にも公園とかそういうところ、何箇所かあるから、行ってみたらどうだい?」
ムジカ
「公園?」 ふと窓の外を見やる 「……この、広い街の何処かに……何か所も……?」
セリオ
「わかるよ。僕も、いまだに強い香水の匂いは苦手だからなぁ……」
ムジカ
「セリオは強い香が苦手なのか」
セリオ
「言っとくけど、ムジカの知ってる森とはまったく別物だからね。それでも良ければ、後で案内するよ」
「鼻が利きすぎるのも考えものってこと」
ムジカ
「……そうだな。今なら外を少し歩けるような気がする。頼――……」
「………」 顎に手を添え、考え込む
「そ、それはいくら払えばいいんだ?」
セリオ
――……」
ムジカ
「私には、冒険者に払えるガメルはない。ましてや、アイノアがアンタ達に払ったのと同じような額は、とてもじゃないが……」
セリオ
セリオは、うわぁ面倒くさい。という顔をなるべく出さないように努めた。
ユルヴィアフルス
会話をよそに、ぱっぱとムニエルを片付けていく! うまい! うまい!
ムジカ
「………今、面倒くさいと思ったか?」 分かってしまったぞ
セリオ
「うわ。なんでそういう所は聡いかな……」
ムジカ
「………。半分はったりだったのに……っ」
セリオ
「そんなら、これの支払いを頼むよ」 と空になった皿を示す。 
ムジカ
「……それでいいのか?到底、冒険者に支払うような額とは釣り合わないが」
「……」 ユルヴィアフルスの分と合わせたって、支払うのはそこまで苦ではない。ちらっと、目の前で美味しそうに料理を食べる女性を見やって
セリオ
「あのね、依頼料ってのは、危険手当が込みだから高いの。こんなのは仕事のうちに入らないよ」
ムジカ
「…そういう事なら……まあ助かるけど……」 そこまで大金を詰めるわけじゃないし…
ユルヴィアフルス
「ふう、ごちそうさま」
セリオ
「……ま、それに、半分はアイノアへのサービスだしね」 ムジカが都市で暮らす手伝いをするところまでは
ムジカ
「………」 そういえば自分も食後の祈りを忘れていた。ご馳走様でした、と心の中で呟いて
セリオ
良い食べっぷりだ。気持ちのいい人だなとセリオは思った>ユル
ユルヴィアフルス
あまり口を突っ込まないようにしているのは、何にでも首突っ込んでおせっかいを焼くものではない……からだ!
セリオがちゃんと見ているっぽいと認識して、その辺り任せて食事をしていたのであった。
ムジカ
「釈然としないが……」 結局まだ、親代わりの老婆の手からは独り立ちできていない気分だ 「…ありがとう」 >セリオ
ユルヴィアフルス
会話の最中、特に隠した様子もなく視線は二人を追っていた模様だった。
セリオ
んーっ、と伸びをして、「それじゃ、行こうか」 「お姉さんも―― 縁あって、いっしょに仕事をすることがあったら、そのときはヨロシクね」
ムジカ
「……ん」 残った水を飲み干して
ユルヴィアフルス
「あたしもそろそろ行くよ。相席ありがとうね」
セリオ
少年は片目をつむって、ユルヴィアフルスに笑いかけた。
セリオ
ボチボチねないといけない現実
ユルヴィアフルス
「なんだい気障なことして」 軽く肩を揺らして笑った>セリオ
ムジカ
「べ、別に礼を言われるほどのことじゃないっ」 べ、べつにあんたのためじゃないんだからねっ>ユルヴィアフルス
んご
いやだあああ
ユルヴィアフルス
「はいはい。それじゃあね」
ムジカ
「……」 ユルヴィアフルスを見送ってから、ムジカもまた立ち上がってセリオを追いかけた。
セリオ
くすっと笑って、彼女に別れを告げ
ユルヴィアフルス
キャロライン~と呼ばわって、ガメルを渡すとささっと出ていったのであった。
セリオ
ムジカを連れ、街へと繰り出していくのであった
んご
ぉゎ?
あおちよ
んご
お疲れ様でした!
セリオ
お疲れさまでした
あおちよ
おつかれさまでした!
んご
お付き合い感謝感謝、RPできてうれしかった
セリオ
祝・ムジカくんが動けるようになった
んご
ログはこれだよォ!「20240429_0」
あおちよ
これがとりあげた武器がもてなくてとりおとす子か……
んご
ぼとりっ
あおちよ
39ナス!
んご
し、しかたないんだ両手剣だったからァ!
セリオ
ありがとうー
んご
いつかどこかで
同卓してやってください
あおちよ
ヨロピクネ
んご
ドルイドメインの戦闘すごい大変だけど楽しみ
あおちよ
がんばって駆使しろ!
セリオ
また立てよう……
あおちよ
RPありがとう~~~撤退じゃい
んご
ウオオオッ
セリオ
ヨシ!それじゃあ撤退
!SYSTEM
あおちよが退室しました
んご
おつかれ!
!SYSTEM
セリオが退室しました
背景
BGM