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罪夢者のイルマ・幕間Ⅰ

20240426_0

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ダインが入室しました
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が入室しました
電車が遅れてるのでスマホダインも登場

ダイン
でもなんやかんや5分10分で用済みになりそうスマホダイン
小僧……?
とりあえず駅から移動🚗³₃
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んごが入室しました
んご
失礼しましたたた
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 が入室しました
 
よかた。
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が退室しました
ダイン
お前は用済みだ、スマホダイン
 
 
ダイン
開始描写は承り太郎、よろしくお願いします

〈ホテルノクターン〉:一室

んご
ありがたややよろしくお願いします
ノウェと二人で話をさせて欲しいというダインの希望を聞き入れ、仲間たちが立ち去った室内は重苦しい空気の中にあった。
んご
ドヨーン
ダインはしばしの間、目を閉じ、黙り込んでいた。そして、目を開けると少年の顔を真っすぐ見る。
巨体と凶相に似合わず、元来、小心な男は負い目を抱いている子供たちとこうして目を合わせることを苦手としていた。
いや、避けてさえいた。
しかし、どんな心境の変化か、今日は目を逸らさずにいた。その拳は固く握りしめられているが……
 
ダイン
「……ノウェ」口を開き、少年の名を呼ぶ。掠れ気味の低い声。戦闘の時のような雄たけびとは打って変わった静かな口調だ。
ダイン
OK!
ノウェ
対して少年の方は、静かなままで、自分より頭数個分上にある男の目を険しい顔付きで見上げている。
相手は自分より一回り以上に大きな体をしている。にも関わらず、前髪に隠れた両目には不安や怯みよりも怒りの方が色濃く滲んでいた。
ダイン
「ノウェ……俺は君に、君達に恨まれても仕方がないと思ってる」 男は少年が自分に抱く恨みを肯定する。
「君が冒険者になったのは、俺や神殿の人たち……大人が信用出来ないから、なんだろう……?」
ノウェ
「そりゃ、気付くよね」 隠そうとしてこなかったわけだし、と。"仕方ない"とのダインの言葉に、握っていたミスティフォンをダインの目の前で簡単に操作した。ミスティフォンに格納されていた愛用の杖が、操作に応じて具現化する。これでいつだって自分には魔法が使える。
「神殿の人達には感謝してるよ、これでも。帰る所のない僕達に家を与えてくれたから…」
ダイン
「……」杖を具現化させたことに動揺は見せない。それを向けられたとしても変わらないだろう。
ノウェ
「でも、あそこにはいつまでもいられるわけじゃない。早く自立して、自分達だけで生きていけるようにしなくちゃ」
ダイン
――……家」しかし、少年が口にしたその言葉にはっきりとした表情の変化を見せる。目を見開き、その瞳が揺れている。
ノウェ
「………」 ダインの変化に、今度はこちらが訝し気に表情を変えた。
ダイン
「……そうか。そう、か……ああ……」目を固く閉じ、やや俯き、握り込んだ拳が震えていた。
ノウェ
「……」 相手が何を考えているのか分からず、その変化から一人納得したようにため息を吐いた 「……蛮族にさらわれて、家に帰れない。奪われたも同然だろ……家族がいれば、そうはならなかったかもしれないけど」
「……そう、家族がいれば――」 ふと視線がダインから逸れる。
ダイン
「……」彼女の母は蛮族の支配領域からの脱出行の際、犠牲になった。彼の目の前で。
「……俺は、俺達は君達に少しでも長く子供で居て欲しかった。本当は冒険者になんてなって欲しくない」
ノウェ
「…そりゃそうだろうね。下手に力をつけられでもしたら、報復されかねないんだから」
ダイン
「違う、そうじゃない……君が自立したいって気持ちは分かる、つもりだ……。他の子たちの為でもあるんだろう……?」
んご
違う、そうじゃない(例のポーズを取るダイン
ダイン
(松崎しげる色になるダイン
ノウェ
「………」 眼差しから一瞬、険が取れる
しかし、相手のペースに乗るわけにはいかない、と自分を叱咤すると、すぐにまたダインをねめつけた。
ダイン
「俺が怖いのは……君が命を落とすことだ。君が命を落とすことで、ハティやマーニ、皆が……また失うことだ」
ノウェ
「僕が、死に急いでるって……?」
ダイン
「……ノウェ、この仕事はいつだって死と隣り合わせだ。あの時と同じように」あの時と言えば、多くの犠牲を伴った大脱出のことだ
ノウェ
「冒険者が危険な仕事なんて、そんなの分かってる!いつまでも何も知らない子供扱いするなよな!」 握った杖の先を、ダインに向ける 「危険なのを覚悟してでも、やらなきゃいけなかったんだ!」
「こうでもしなきゃ、力を付けられない。アンタを殺す力を……っ」
ダイン
「……あの時、君たちは何も知らない子供だった」向けられた杖の先端、その向こうから睨みつける目を見て答える。
俺達そうさせたんだ。選ぶ余地もなくも君達をあの旅路へ連れ出した」
「……俺達がどうしてそうしたのか、何を選んで何を捨てたのかを……君に聞いて欲しい」
ノウェ
「何を捨てたかだって……? そんなの、態々聞かなくたって分かってる。また、また思い出せっていうのか…!」
ダイン
――そうだ」男の声音から躊躇いと優しさが消えた。
ノウェ
「……ッ! アンタは……母さんを――。母さんだけじゃない。ハティだって、父親を殺されたんだ!」
話している間にも、当時の光景がフラッシュバックしている。見開かれた瞳が揺れ、呼吸が荒くなった。
ダイン
「……」過去の傷の痛みを追体験しているであろう少年に向ける眼差しは、顔つきは厳しいままだ。
ノウェ
「お前があの時、母さんを見捨てたんだ……!自分が生き延びるために、この世界で生きる住民をあっさり見捨てた時みたいに!」 がたがたと杖を握る手が震える。内側から感情があふれ出し、それに反応を示すかのように、杖に魔力が集束し出した。
ダイン
皆さんが落ち着くまで五分三十秒かかりました(校長
んご
なので校長先生の話を5分30秒分短くします
ダイン
荒ぶる魔力の収束した杖に、大きな手が迫り、先端を握り込まれる。掌が傷つくのもお構いなしに強く握りしめられ、ぐいと引かれる。
んご
ずるいぞ(憤慨
ダイン
体格、筋力、戦士としての技量、比べる由もない二人の間では僅かな拮抗の余地もなく。あっさりと杖が奪われる。
ノウェ
「……っ!?」 杖の引っ張り合い。何度か主導権を取り返そうと杖を引っ張ってみるものの、力の差は歴然だった。
んご
ぼ、ぼくの杖があああ
ノウェ
前につんのめる。気付いた時には、手にあったはずの杖は消えていた 「……お前ッ!」
ダイン
「……そんなことをする必要はない。これからする話を聞いて……」
んご
目の前で杖を真っ二つにされなくてよかった。高かったんですそれ
ダイン
「死ね、というなら俺は死ぬ。ただし、ここを脱出した後だ」
ダイン
(四つに折った)
ノウェ
「……!?」 慌てて妖精の宝石を取り出そうとしたが、その言葉に動きを止める。
んご
ハイター様に頂いた杖なんですよ、フリーレン様
ダイン
ハイターも馬鹿だね、子供には過ぎた玩具だ
ノウェ
「そ――」 明らかな動揺。自分で殺そうとした相手が自刃すると聞いて、見せるべき動揺ではなかった。
「それは、どういう……。ば、馬鹿にしてるのか、お前……!?」
ダイン
「手を汚す必要はないんだ、そんなことは誰も望んでない」
ノウェ
「ふ、ふざけるのも大概にしろよ!それこそ望んでない!これは復讐なんだぞ……、意味分かってる!?」
自分の杖を奪い返そうと、ダインの握る杖に飛びついた 「お前が勝手に死んで、それで僕達の気持ちが晴れると思ってるのか!自分の手でやらなきゃ意味がない!」
――…それで、他の子供達が諦めるわけがない!」
ダイン
「やめるんだ……こんなくだらないことの為に、俺達は選んだんじゃない!!」
ノウェ
「………!」 "くだらないこと"、怒りで腹の内がカッと湧き上がったが、それを上から抑えつけるのは驚愕だった。ダインが自分に向けて大声を上げる事は、今までなかったから。
ダイン
杖に縋るノウェを軽く突き飛ばす、それだけで尻もちをつかせることが出来る。魔法を抜きにすればそれだけの力の差がある。
「話を聞くんだ、ノウェ。……どうか、聞いてくれ。俺達が……スタリーさんが君達に何を願っていたか、伝えておかなければいけないんだ」
それは亡くなったノウェの母親の名前だ。
んご
これは突き飛ばされたってことで良い?
ダイン
かるくね
んご
ドンッ
黒塗りの高級車に
ダイン
DV!
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BGMを変更 by ダイン
Angela - Separation - Piano Tutorial - Ichky Version100%
ノウェ
「……うっ」 軽く押し返されただけだが、足元がおぼつかず、そのままぺたんと座り込んだ。
ダイン
そろそろBGM
んご
自前を用意してたからびっくりした
ノウェ
耳に届いた名前に、驚いた表情のまま固まった 「……!」
ダイン
「……俺は、人殺しだ。ハティの父さんだけじゃない、仲間を大勢殺して生き残ってきた」
「あの脱出は成功する見込みなんてなかった。ほとんど自殺行為だった」
「……だから、皆で選んだんだ。誰を生かして、誰が死ぬかを。ほとんどの人間が囮として死ぬことになる」
「俺はそっちに行くべきだった。報いをうけるべきだったんだ、俺は……っ」
ノウェ
「………」 戦慄く唇が、何度も開いては閉じてを繰り返した。ダインが言った通り、あの時の自分はそんな事を大人たちが話し合っている事を知らなかったのだ。
これは後悔だろうか。あの時のダインには、囮役を引き受ける勇気がなくて……という。そうであって欲しかった。
ダイン
「……でも、俺は皆の中では一番強かった。だから、役割なんて決まっていたんだ」
「……あのまま、あそこに居たら君達には未来なんてなかった。だから、俺達は百に一つしかない道にでも縋った」
「俺達は君達を逃がすために命を使うことに決めたんだ。一番近くで、最期まで君達を守るのが俺の役目だ」
ノウェ
「そんなの……何とでも言えるじゃないか……」
ダイン
子供たちに同行したのはダインを始めとする数人の戦える人間、そして、子供たちの世話役として数人……その中にノウェの母、スタリもいた。
ノウェ
「……お前が自分の身可愛さ故の嘘を吐いてないって、言える証拠がない」
「それに…それ、でも! ……あの時お前が、真っ先に戦っていれば………誰かは、助かったかもしれない!」
「お前が見捨てたって事実は変わらない……ッ!」 よろめきながらも立ち上がり、強く拳を作った。
ダイン
ノウェやハティ、子供たちを連れての行軍は過酷なものだった。食料や薬は優先して用意された。それでも余裕はなく、護衛、付き添いが一人、また一人と欠けていく。そんな日々だった。
「……選んだんだ、俺達は」
「何かを諦めて、その代わりに君達の未来を選んだ」
「俺が最後まで残らなきゃいけなかったのは、スタリさんじゃ君達を守れないからだ」
ノウェ
――嘘に決まってる……」 声が震えないように、下唇を噛み締めた。
ダイン
「彼女は弱かったから死に、俺は強いから生きなきゃいけなかった」
「でも、そうだ……彼女が死んだのは俺が弱かったからだ……っ」
「助かる見込みなんてもうほとんどなかった! 助けなんて来る筈もなかった!」
ノウェ
――……」
ダイン
「それでも!彼女は俺に行ったんだ! 君達を頼むって! 俺にも生きろって!!」
ノウェ
「……母さんが……?」 呆然とした声色だった。
ダイン
「生き残るべきなのは彼女だった! 俺みたいな人殺しなんかより! でも、しょうがないじゃないか!!」
ノウェ
あの時の記憶は酷く朧気だ。あまりの衝撃に、記憶が一部飛んでいる事に気付いたのは、つい最近の事だった。確かにあの時母は、何かを口にしていた気がする。その唇が"許さない"と紡いだのは、自分の願望故だったのだろうか。
ダイン
「俺は犠牲無しで皆を守れるほど強くなかった! 彼女じゃ誰も守れない!! 選ばなきゃ……選ばなきゃ駄目なんだ」
「……彼女は言ったよ。味方殺しだろうと何だろうと、あなたは生き残ったんだから、ちゃんと生きなさいって」
「"捨て鉢になって自分から死を選ぶなんて絶対に許さない"……あの人の言葉が、ずっと……」
ノウェ
「……そんなの…」 出鱈目だ。そう一蹴したいのに、言葉が詰まって出てこない。
ダイン
男は膝をつき、ボロボロと涙をこぼした。拳を何度も床に打ち付ける。
ノウェ
「何が本当で、何が嘘なのか……分からない。僕には――
ダイン
「次は、次こそ俺の番だった。このまま追いつかれて、何もかも台無しになってしまえばいい……誰も俺も責める奴はいない、何度もそう思った」
「……でも、そんな事できるわけないじゃないか……俺が投げ出したら全部無駄になるんだ……」
ノウェ
自分の目の前で床に膝を付く男が――自分よりも一回り以上も体躯が大きく、威圧的とさえ思った相手が、酷く小さく脆く見えた。
「……なんで、なんでその話を今になって言ったんだ」
ダイン
「……だから、君達は絶対に、絶対に生きなきゃいけないんだ。帰る家を見つけて、大切な人を作って、それから…それから……」
ノウェ
「もっと早く言えば良かったじゃないか……! なんで今更――今更、そんな事言われたって、全部信じられるか!」
ダイン
「……それは、君がもう子供じゃいられないからだ」
「俺はここで死ぬかもしれない。そうしたら、ハティや皆を守るのは君だ」
ノウェ
「……っ、子供だったら話しても受け止められないとそう、思ったのか?」
ダイン
「何をしても、誰を犠牲にしても、必ず君を皆の元に帰す……」
ノウェ
「それで、僕が皆の元に帰ったのを確認できたら、お前は命を絶つって……?」
ダイン
「……子供で居て欲しいと思ってた。自分たちの為にどれだけ失われたかなんて、そんなものは只の重荷だ……」
「でも、君はこの世界に足を踏み入れて、こんな場所にまで来ることになってしまった」
「だから、もう、例え重荷だろうと、受け止められなかろうと、背負ってもらう」
ノウェ
「……は、はっ…」 ダインの言葉に、少年は小さく笑いを漏らした。
――…」 汗で前髪が額に張り付き、いつもよりも顔が――"母"によく似た顔が空気に晒されている。笑いを漏らしたかと思えば、きゅっと唇を引き結び、今度は苦し気な表情で虚空を仰いだ。
ダイン
「……すまないと思ってる。これは、たぶん……俺からの復讐なんだ」
ノウェ
苦しそうに声を漏らす 「ほんとは、分かってたんだ」
ダイン
「……」床を見つめていた顔を上げ、少年の顔を見た。
ノウェ
「あの時アンタに出来る事は、何もなかったんだってこと。アンタに復讐したって、母さんは戻ってこないし、喜ばないってことも」
「でも、じゃあどうすれば良かったんだ。僕達は見てしまった、覚えてるんだ」
「大切な人が目の前で無残に傷付けられ、殺されていく中で、あんたがそれを何もせずただ見ていたのを。それでも、自分達には何も出来ないって事も」
――大人は勝手だよな。子供は何も知らずに幸せで居られればいいと思ってる。でも、皆、本当は気付いてるよ。それを受け止める度量だって、少し時間は必要だけど持ってるんだ」
「………」 虚空を見上げていた顔をゆっくりと降ろした。涙を湛えた瞳でダインをじっと見つめる 「本当にアンタが僕達を想うのなら……」
――アンタは僕達と完全に関りを断つべきだったんだ。中途半端に関わってくるから、僕達は忘れたくて仕方がなかった怒りを思い出すしかなかった。もう少しで受け止められてた怒りを……」
ダイン
「……彼女は、間違っていた。死ぬべきじゃなかった。自分の子供の前でだけは死んだりしちゃいけなかった」
「俺は間違ってた……君達がどう生きていくかなんて気にせず、投げ出してしまえば良かった。俺の役目はもう終わってたっていうのに……」
「ほんの少し、あと少し、俺達が選んだ結果が、先に繋がっていくのを見たくなってしまったんだ……」
ノウェ
「……もう…いいよ――。アンタの気持ちは、理解した」
「母さんが誤ったんじゃない。アンタが間違えたんじゃない。そうなる運命だったんだ。……僕が冒険者を選んだのも、きっとね」
ダイン
「ノウェ……」 自分の抱えていた罪悪感、使命感、歪な愛情、復讐心、すべてを吐き出した男は燃え尽きた灰のようだ。
ノウェ
「でも、他の子を僕と同じ道に歩ませるわけにはいかない。どのみち、守る為の力を付ける必要があるのなら、尚の事冒険者をやめるわけにもいかなくなった」
ダイン
「……」街で生きていく方法だってある、そう言いたいが、子供たちの皆が皆、力や知恵、技能があるわけでもない。小さなマーニに至っては光を失っている。平坦な人生が約束されている筈がないのだ。
ノウェ
「僕達はもう、戻れないところまできちゃったんだ。だから、アンタも今更関わった責任を捨てる事は――許さない」
ダイン
「死んじゃ駄目だ、ノウェ。その道を選ぶなら……君は絶対に――なん、だって?」
んご
難聴系主人公か?
ダイン
君は死んじゃいけない=俺は死んでもいい、死にたい、と言ってるところに、イ㌔といわれたらそうなる
ダイン
男は死に魅入られている。犠牲を容認したその時からずっと停まったまま。約束を満了し、終わりを迎える事を願っていた。
自分の背負っていたものを、選び、救った命のひとつノウェに押し付けて、楽になろうとしていた。
ノウェ
「さっき言っただろ。アンタが中途半端に関わってくるのがいけないって。アンタには、僕達の怒りを受け止める責任がある。僕達全員分のだ……全員の気が晴れるまで、逃げる事は許されない。そう言ってるんだ」
ダイン
「……」 ノウェの言葉に唖然とした表情を浮かべる。
ノウェ
「……最初から逃げてればこんな事にはならなかった。でもアンタが選んだアンタの運命なら、やり遂げて見せなよ。大人なら」
ダイン
「……は、はは……」
掠れた、乾いた笑いが漏れる。
「……勝手なことを……。そっくりだよ、そういうところ……」
スタリの面影を強く受け継いだ少年の言葉は、とても残酷で、有無を言わせず、そして、優しい。
「……約束、してたんだ……マーニと。君達の家にケーキを持って話をしに行くって」
ノウェ
「……聞いてるよ」
ダイン
「……これも、破るわけにはいかないよな……、ふ、く……ふぅ……っ」
んご
やばい壊れた
ダイン
肩を震わせて泣いた
ノウェ
――言っておくけど、復讐を諦めたわけじゃないから。皆が満場一致でお前を殺せと言った時は、そういう手を下す……」 本心では、そうならないだろうとも理解していた。ハティやマーニが原因の筆頭だ。彼女たちは、ダインが死ぬ事を良しとしない。
ただ、これで今までの恨みを忘れて今後は仲良くしましょう、は出来ないのだ。
ダイン
めそめそとなく大男
んご
女々しい!
ノウェ
やはりまだ何処かで、ダインへの恨みは燻っている。すぐ解消できる問題ではなさそうだった。
 
んご
こっちで描写した方がいいかな??
何か用意してくれてるならお任せしちゃおう
ダイン
そっちでしてくれてもよし!
地の文で描写してノウェに気付きをとも思ったけど
母に似ているといわれてふと思い出してもいい
んご
フワワ
どんな感じで気付かせてくれようとしたのか気になるので
お願いします!
――それにしても、“勝手なところがそっくり”とはなんという言い草だろうか。
母は優しい人だった。蛮族に捕まった時に亡くなった父の分まで懸命に自分を育ててくれた。
気まぐれに嬲り者にされるところを身を挺して庇ってくれたのも母だ。
髪も肌も荒れ、顔や手に大きな傷を負って……それでも美しい人だった。
母が犠牲になったあの日……最期の言葉を交わす暇さえ許されなかった。
その無念が、怒りが、後悔が、フロド・ダインへの恨みへと結びついている。
無残に命を落とすその光景が視界にずっと焼き付いている。
 
でも、それだけだったろうか。
母は最後に一度だけ此方を振り向いた。
その時、浮かべていた表情は――
んご
おうつくしい
ダイン
こんな美人に頼まれたら、そりゃ面倒も見るよ
恐くなかった筈がない。
遺していくことに悔いが残らない筈がない。
自分に出来る事はもう何一つない。それを誰よりも理解していたからこその選択だった。
だから、最期に自分が望む未来ノウェを目に焼き付けて、そして、選んだ道へと向かった。
そういう事だったのだろう。
 
ダイン
微妙にそっち側に踏み込んだ心理描写をいれたグレーなキラーパスだ!オラッ
んご
丁寧な内面描写にオラ、ワクワクすっぞ!
ノウェ
――……」 母さん、と呟く。喉が張り付いて声が出ず、唇の動きだけで母を呼ぶ。自分に残るのは辛い記憶ばかりで、思い出す事を無意識のうちに避けていた為か、母の笑顔を思い出すのは酷く久しぶりな気がした。
ダイン
カーチャン。割と勝手な人だったと思うんだよね。やっぱり
んご
気が強い人なのはそうだったかもしれん
ダイン
弱い人じゃ蛮族の街で子供を守って生きてけないし…
ノウェ
この世界に来てからというもの、心を引っ掻き回されてばかりだった。思い出すのはリアの辛そうな表情と、そんな彼に言葉をかける仲間達の姿。
!SYSTEM
BGMを変更 by ダイン
愛、ひと欠片100%
んご
LOVE!?
ダイン
流れが変わったな
んご
BGMで改心を迫ってくる高等テク
ダイン
音楽の力でなんかいいようにする、ぐろ絶技
これが大人のやり口だ
んご
やっぱり大人ってきたねえわ!
ノウェ
「……僕もアンタも、足りないのは話す事だったんだろうな。アルタニアさんの言った通りだ」
ダイン
「……すまない、お、俺は、その……」生来の不器用さ、口下手さと、負い目、諸々の合わさった結果と言えよう
!SYSTEM
BGMを削除 by ダイン
ダイン
愛は失われた
んご
誰も俺を愛さない
ノウェ
「おかげでやっと、思い出した」 未だ、ダインの言葉を全部まるっきり信じられはしないものの、あの脱走の最中、ダインに向けて"死を選ぶことは許さない"と母が口にしていた事は事実だった。それで自分には十分な気さえした。
ダイン
「……辛いことを思い出させてしまって、すまなかった……」
ノウェ
「辛い事ばかりじゃなかったんだ」
ダイン
「……そう、か」
ノウェ
「……まだ、整理し切れてないけど……ただ、そうだな。一つだけ決めた」
ダイン
「……何を?」
ノウェ
「皆は大丈夫だ。本当に、強い子たちばかりだから……だから、子供だからって、話す事を先延ばしにしないでやってくれ。皆も何か、思い出す事があるはずだ。託された大切な何かを――僕みたいに」
「この世界から無事に抜け出せたら、一緒に帰って、話をしてやってよ」
ダイン
「それ、は――……」しばし逡巡し、目を泳がせ、そして
「……わかった。わかったよ、ノウェ……ケーキも、忘れずに、持って行く」
ダイン
このいかつい男が菓子店で子供の為のケーキを選ぶ姿よ
んご
店員さんが何かと勘違いする
ダイン
お金をさしだす
ノウェ
「……ああ…」
んご
ケーキは何かの隠語だと思う
ダイン
と、こんなところかしらんね
刑期のことです
んご
あ、じゃあ最後にいいですか
ダイン
どの刑期がいい? 強盗なら5年、殺人なら10年だ
どうぞどうぞ
ノウェ
「話し終わったら、皆に声をかけるって話だったっけ……。その顔じゃ心配されるし、洗ってきなよ」
ダイン
「は……? あ、ああ……」そう言えば、目の前でボロボロと泣いてしまった。急に気恥ずかしく感じる
ダイン
赤面ダインis誰得
んご
一部界隈には大変ご褒美
バーンブレイバーンの視聴者とか…
ダイン
この回でノウェ×ダイン派が急浮上
んご
よせ!!!
ダイン
いや腐状
んご
わざわざいいなおさなくていい
ダイン
「……ノウェ、話を聞いてくれてありがとう。必ず……皆で帰ろう」
ノウェ
「………」 こくり、と頷く。それまでよりも反応が薄い、というよりも、原動力であった激しい情動がすっぽりと抜け落ちて、気力がないと言った方が正しい。
ダイン
お前は俺から復讐心という糧、原動力を貰っていたのだ…
んご
これからどう生きればいいんだ
僕はお前が出て行った後に大声で泣くんだうえーん
ダイン
男はそう言って顔を洗う為に部屋を後にした。その顔はずっと纏っていた陰と険がやや抜け落ちたように見えた。
ダイン
俺は背負っていたものを一部お前に返したことで楽になった
んご
一人だけ楽になりやがって許せねぇよ
ダイン
おれは年金を貰ってリタイアだ、お前たちが稼いで糧になってくれや
ノウェ
少年の顔つきは、笑顔こそ見せないものの静かなものだった。しかし、背後で扉が閉まる音がしてから、そんな表情はすぐに崩れた。落ち着いて話せるように耐えてきたありとあらゆるものが流れ出て、顔をぐしゃぐしゃに歪んでいく。
んご
イルスファールに年金制度なんてあるものか年寄りもくたばるまで働くんだよォ!
ノウェ
――……ぅ、ぐ…っ、ふぅぅ……!」 嗚咽が口をついて出てしまって、そこからは決壊したように涙があふれた。
ダイン
ここには辛い過去を共にした仲間、妹や弟たちは居ないんだ
ノウェ
一人部屋の中で、大声を上げて少年は泣き出した。無念も向け場所のなくなった怒りも吐き出すように。
ダイン
お前は一人で真実を受け止めて飲み込め……大人になれ、シンジ
んご
碇司令にだけは言われたくなかった大人になれ
お前が一番子供ッ!!!
ダイン
それな!!
んご
大人になってからエヴァを見て、シン・エヴァを見て
そう強く思うたんごなのだった
終わり!
ダイン
見れば見るほど大人不在のアニメエヴァ
んご
ミサトさんは好きだった
ダイン
ミサトも大概だったけど人間臭くてよし
んご
あの中で一番大人だったのって多分ケンジとケンスケだよ
ケンジ??トウジ
ダイン
よくわからん転生なんかしないで第三村に帰るべきだったよシンジ
んご
第三村のエピソードほんとすき
ダイン
第三村から逃げるな
んご
逃げるんじゃない、父さんのしりぬぐいをしに行くんだ
ダイン
こんなところかしらんね! 一気に吐き出した!
んご
ヨシ!
ダイン
これからは陽キャになります
んご
もうちょい復讐は引き延ばそうと思ってたけど、落ち着いちゃった
陽キャのダインは逆に怖すぎ
笑顔で体をズタズタにされながらフレイルでぶん殴ってくる
ダイン
年上の男のギャン泣きで正気付いてしまった小僧
んご
(僕が大人にならなきゃ…)
ダイン
そうだぞ
んご
まあでも復讐をまるっと諦めたわけではない、ので……(ただのポーズ
そういうところでお疲れ様でした!
ダイン
結婚して幸せな家庭築かれるのがこえーなー!こえーな!
(饅頭怖い理論
おつかれさまでした!
んご
あいつに復讐する為に結婚して幸せな家庭を築いて大きくて白い家を買って子供は三人大型犬が1匹!
その大型犬がお前だ
ダイン
わん!
んご
では次回のイルマも楽しみにしつつっていうかイルマって何!?(今更
お疲れ様でした~!
ダイン
埼玉県入間市
んご
ご近所
ダイン
そう、あの街は埼玉だったんだ
んご
なるほどね…
さいた魔域
ほなな……シュッ
!SYSTEM
んごが退室しました
ダイン
シュッ
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ダインが退室しました

BGMリスト

背景
BGM