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幕間 マギテック協会にて

20240326_0

!SYSTEM
カノエが入室しました
!SYSTEM
んごが入室しました
んご
ヌン
カノエ
ヌヌン
んご
如何いたしやしょうか
カノエ
おのぼりムジカの買い出しにセリオが付き合う的な感じか
んご
🎏
カノエ
導入卓であって以来なインサニアとメイベルでやるか
どっちかかな
んご
どっちも楽しそうやね…
NAYAMASHI
かのPのご気分的にどっちやりたいかなどは
ある!?
ない
わかる
カノエ
ウーンどっちもやりたいけど熱いうちにやるならムジカか?
んご
イイヨ!
カノエ
市場をブラブラな感じで じゃあ簡単に描写しちゃおう
#
 
 
 
んご
あでも
カノエ
んご
ごめんね!
このネタはぐろさんがいた時の方がいい…?か?な?とちょっと思いました。折角声かけてくれたので
カノエ
おう
okやで
んご
すまないね…案だししてくれたのに
カノエ
イルヤンカでもいいな
どれにしよう
んご
オルヤンカ!?
インサニアメイベルかイルヤンカ小僧かエゼルでもよいです
カノエ
うーんイルヤンカ小僧はまた今度お時間もらえる?!
んご
いいよ!
カノエ
じゃあインサニアメイベルでやろう
んご
モチロンモチロン
やりましょうやりましょう
カノエ
インサニアは普段どこにいるんだろう
んご
我儘言っちゃってごめんネ
星の標にはもちろんいますし、生活圏はマギテック協会になります
カノエ
マギテック協会は縁があるのでそっちにしますかね
んご
ヒャイ!
カノエ
描写描写……
んご
描写…
カノエ
インサニアの日常が分かっているほうがいいな… んごくんお願いできる?!
んご
いいよ!
カノエ
ありがとう!よろしくお願いします
んご
ゆーてもそんな丁寧な描写はしないですかなり適当です!
んご
 王都イルスファール西部には、防壁から突き出るような形で設置された巨大な建造物がある。王国鉄道公社ともその敷地の一部を共有しているかのように聳え立つ建物は、マギテック協会。通称"ビッグボックス"とも呼ばれる施設だ。
屋内からは日々珍妙な音が聞こえ、不審な爆発などは茶飯事。
カノエ
よいのよ
んご
その日も、普段のように建物内からはやかましい騒音が轟いていた。
そんなビッグボックス内――清潔感のある白を基調とした屋内を、一人の少女が元気よく駆けていく。今日の健康診断メンテナンスが終わり、開放感を体全体で表現するように大股で建物内を横切っていった。
勝手知ったる足取りで、外を目指してロビーへと続く扉を勢いよく開き――あわや人と衝突するところだった。
インサニア
んご
ってな感じで!
インサニア
「おわっとっと……。ごめんなさーい」 寸でのところで扉を引き戻して、衝突を防いだ。
カノエ
アッ
んご
ンッ
カノエ
ぶつかりそうになったのがメイベルってコトで…… いい?!
(途中まで打ってる
んご
あっ、全然大丈夫です!そうだね、そういうパスに見えちゃうよね
メイベル
「にょわっ」 素っ頓狂な声があがる。急制動をかけたお陰で、制帽がずり落ちて視界を覆った。
インサニアの前に居たのは、小柄な彼女よりも、さらに幾分背の低い少女だった。
その制帽、そして身にまとっている服装を見れば一目瞭然、王国鉄道公社の者だとわかる
インサニア
「ごめんね。へーき?」 ずり落ちた帽子を片手で持ち上げて、被せ直そうと手を伸ばした。
メイベル
制帽をとると、明るいブラウンの癖っ毛が跳ねた。
同じく、赤みがかった明るいブラウンの目がまばたきをしてインサニアを見る。 「いやいや…… こっちこそごめんなさ――
インサニア
可愛らしい癖っ毛をそのままに、そっと制帽を頭頂部に乗せる。すると、自然と少女の顔立ちが露わになり、その相貌に目を瞬かせた。見た事がある顔だ。
メイベル
「おや?」
インサニア
メイベルを見つめる瞳、その虹彩部分が小さく縮小と拡大を繰り返した。ピントが合うと、瞳をくりっと斜め上に向ける。その所作は、記憶を探る時の人間の動作と同じものだ 「あ、思い出した」
メイベル
特徴的な白髪と瞳、何より街に居れば目立つ、魔動機時代を思わせるショート丈のジャケット……。
「思い出した!」 声がはもった
インサニア
「ムッティだね!」 途端、声と表情が明るいものへと変わって
俊敏な動作でメイベルの脇に両手を差し込み、その小さな体を持ち上げた 「会いたかったよ、ムッティ!」
メイベル
ムッティ……? 自分はそんな風に名乗っただろうか。怪訝に思いつつも、 「インサニア。久しぶりでありますね。ここで何を―― わああ」
インサニア
そのままぐるんぐるんとメイベルの軽い身体を振り回していたが、「こらっ!」と近くにいた職員にお叱りを受けると、笑顔を浮かべたままメイベルをすとんと降ろした。
メイベル
自身の体重は、その身長と比例して知れたものであるが、ジャケットの裏に大量のデリンジャーを仕込んだ上、背中には長銃を背負ったメイベルの総重量はなかなかのものである。リルドラケンの父母ならともかく、自分とそう変わらぬ少女に軽々持ち上げられるとは思っていなかった
インサニア
「えへへ。怒られちゃった。うん、あれから全然会えなくて、探してたんだよ」
メイベル
メイベルはくすぐったそうに笑い、 「わたしも、時々、元気でいるかなって考えてました。〈星の標〉の冒険者になったんだって、風の噂では聞いていたけど」
インサニア
「ほんとう?嬉しい! ムッティとファーティみたいになりたくて、冒険者になったんだ。まだ少ししかお仕事してないけど、皆とっても楽しい事をしているんだね」
メイベル
「そのうち店でバッタリ顔を合わせるかなって、密かに楽しみにしてて…… よもやこんなところで再会できるとは。灯台下暗しでありますねえ」
インサニア
「此処がぼくのおうちだからね。此処に来てくれれば、いつだって会えるよ。ムッティはどうして此処に?ぼくに会いに来てくれたの?」
メイベル
「お互い、意外と近くに居たのにね。わたしは、この通り王国鉄道公社の所属だから…… ふだんは、公社の訓練校むこうのたてもので勉学と訓練に明け暮れているでありますよ」
インサニア
「鉄道公社の?」 メイベルの言葉に、ふらりと視線が鉄道公社のある方向へと向けられた。
メイベル
「あはは、残念」 そういうわけじゃないかな、と笑って 「マギテック協会へ届け物に。でももうそれは済んで、いまは休憩時間ってところ」
インサニア
それまでぴんと張っていた後ろの二本のツインテールが、しわりとしな垂れた 「そっか。会いに来てくれたわけじゃないんだね…」 まあ元々彼女は自分の居場所を知らなかったわけだから、仕方がない
しかし、"休憩時間"というワードに反応して再び笑顔を深めた 「ムッティは休憩時間には何をするの?」
メイベル
「あ、あわわ……」 素直にしょんぼりするインサニアに少し慌てた。 「えーっと…… インサニアは何を? ずいぶんウキウキで歩いていたみたいだけど」
インサニア
「ぼく?ぼくは、さっきメンテナンスが終わったところなんだ」
「ずっとじっと大人しくしていないといけないから、暇で仕方がなかったんだけど……終われば外に遊びに行ってもいいって約束だから、これから遊びにいくところ」
メイベル
「え? んー…… ご飯を食べたり、気晴らしに散歩をしたり、仮眠をしたり、次の科目の予習をしたり…… でありますかね」
インサニア
「ご飯食べたり散歩……。! ならぼくと遊ぼうよ」
メイベル
「メンテナンスかぁ……」 ふと、ある人物の顔が浮かんだ。あの子を助けてください、と訴えてきたときの。
「メンテナンスは大事でありますね……。もしかして、アデーレさんに診てもらっていたのですかね」
インサニア
「うん、そうだよ。ムッティ――」 アデーレの事もそう呼んでいるのだろう。しかし同じ呼び方をすれば混乱を招くと考え直して 「アデーレの他にも人はいたけどね」
メイベル
あはは、とメイベルは笑い、 「もちろん。こっちから誘おうかと思っていたところであります」
インサニア
「やったぁ! ぼく、ムッティともっとお話がしたかったんだ。人とたくさん話せば、もっと言葉が上手になるって言われてるし、ムッティの事も知りたいし」 背丈はメイベルよりも高いというのに、わざわざ腰を屈めて上目遣いで見上げた。
メイベル
アデーレともあれ以来だ。機会をつくって挨拶しにいってもいいかもしれない。と――そんな事を考えていると、インサニアが自身を覗き込むようにしてきた。ちょっとどぎまぎしてしまう
「そ―― それじゃあ、天気もいいし、その辺をぶらぶらしますか」
インサニア
「うん、そうしよう」 爛々と輝く瞳には、好奇心が満ちている。背筋をぴんと伸ばして、メイベルの手を引っ掴んだ。
メイベル
「………」 ルーンフォークは外見年齢と実年齢が合わないものだが、それにしてもインサニアはどうにも幼い。
弟が居たらこんな感じかな――と、兄妹の末っ子であるメイベルはそんなことを考えた
インサニアに手を引かれ、歩調を合わせて歩く
インサニア
そのままぐいぐいと、外に続く扉を目指して引っ張っていく。勢いよく扉を開いて風を全身で感じれば、まるで今生まれたばかりの新しい命のように、希望に満ち溢れた瞳で空を見上げた。
メイベル
途中、すれ違う協会員の視線を感じ、照れくささに口元をもにゅもにゅさせた。
――やっぱり、今日はいい天気でありますね」
新鮮な風を受け、制帽を抑えながら空を見上げて
インサニア
「うん、いい風だね。この前より温かくなってる気がする」
んご
モニュモニュ…
何故か妹ではなく弟で想像しておられる…
メイベル
「もうすぐ春だから。イルスファールは、よそに比べても四季がはっきりしているんだとか、なんとか」
カノエ
なんとなく弟っぽい……
インサニア
「あ、それこの前ムッティにも教えてもらった。ハル、ナツ、アキ、フユ」 メイベルの手を引いていない手で、指折り数えた。
カウントしながら、勝手知ったる足取りで通りを北に進んでいく。
メイベル
「そう、それが四季。……インサニアにとっては、もしかして、はじめての春でありますか?」
インサニア
「多分、そう!」
んご
πも小さいしね……
メイベル
ところで、そのムッティって言うのは――と思いつつ、 「春っていうのは、あたたかくなって、草木や花が一斉に芽吹く季節。冬眠してた動物や、じっと耐えてた虫も起き出して、賑やかになる季節でありますよ」
「人間にとっても、なにかといろんなことが始まる切欠になるような季節でもありますね」
インサニア
「……あ、だから匂いも賑やかなんだね」 すんすん、と鼻を嗅ぐ仕草をして見せる。すぐにメイベルに向き直って 「色んな匂いが混ざってる。新しい草や花の匂いもそうだし」
くんくん、と制帽越しにメイベルの匂いも嗅いだ 「ムッティも、新しい匂いがするよ」
メイベル
「………」 くんくん、と鼻を鳴らす。自分で言っておいてなんだが、協会の敷地は広く整地されていて、春の匂いより機械油の匂いのほうがする気がする。インサニアは鼻が良いらしい――と、そんなことを思っていたので反応が遅れた
「っ……?!」 空いている片手でインサニアとの間に壁をつくることしかできなかった 「ちょっ、やめっ…… わたし今ぜったいくさいから、汗とかっ!」
インサニア
「んぐっ」 離れていくメイベルを追いかけようとしたが、壁のように差し込まれた片手に鼻先がぶつかった。
メイベル
午前中は戦闘訓練だったのだ。同性とはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい
インサニア
「良い匂いだったのに……。ぼくは匂いがしないから、人間の臭いは楽しくてうらやましい」 代わりに、くんくんと自分の手首を嗅いだ。
その動作にも満足したのか、ふすん、と最後に鼻息を零してから歩みを進めた。
メイベル
「臭いが楽しい……」 その感覚はあまり想像できない。が、何でも新鮮なお年頃なのだろう
――楽しくても、ことわりもなく人の匂いを嗅ぐのはよくないでありますよ? とくにレディの身体はね……」
インサニア
「ことわりをいれれば、嗅いでもいいの?」
メイベル
「え? あ、うーん…… まあ……」 メイベルには残念ながら恋愛経験はないが、年相応なりに興味がないわけではない。親密な関係のふたりならそういうこともあると聞いたことがある…… 「多分……?」
インサニア
「たぶん」
その反応から 「……人はあんまり、嗅がれるのは好きじゃないんだね」 おぼえたぞ
メイベル
「まあ…… いい匂いって言われるのは、そんなに悪い気はしないけど」
インサニア
「じゃあ代わりにどんなことをされるのが好き? あ、頭を撫でるのは好きだよね? この前いろんな子の頭を撫でたけど、皆喜んでた。ムッティも好き?」
メイベル
「……。それも、あんまり……」
インサニア
「……そうなの?」
無垢な瞳が、隣で歩く少女を見下ろす。その瞳が、不思議そうに瞬かれた。
メイベル
「んー、んー……」 メイベルは、言語化しようと少し考え
「わたし、こんな身長なりでしょう? いつも、自分よりずっと大きい人たちの中にいることが多かったんで…… 何かと上から見下ろされたり、ぐりぐりって頭を撫でられることが多くて」
インサニア
「たくさんされすぎて、飽きちゃった?」
メイベル
「もう慣れたし、いやって程でも無いけど、いまだに子ども扱いされてるみたいで、ちょっと…… みたいな」
まあ、実家に帰るといまも扱い変わってないのであるが。
インサニア
「ん~…」 メイベルの言葉に、インサニアが唸った。
「じゃあ、ぼくが撫でてきた人もみんな、子ども扱いされてるって感じたのかな。子ども扱いされるのは嬉しいから、喜んでたのかな」 ううーん
メイベル
「どうかな……。感じ方には、個人差があるから。わたしがそうであるだけで、嬉しい人もいると思うであります」
インサニア
「そっか。そうだよね。人ってみんな、同じじゃないもんね」
「じゃあ、ムッティは何が好き?どうすると喜んでくれる?」
んご
鉄道の話?
メイベル
「インサニアだって、わたしのこれまでのルーンフォークの知人とは、全然違うでありますよ? インサニアはインサニア。そういうものなんじゃないかなって思います」
メイベル
「んー……」 いざ面と向かって問われると、難しいものだ。
「魔動列車。機械いじり。……は、してもらって嬉しいコトとは違うし――
インサニア
「列車……そっか。ムッティは鉄道公社の人だもんね。列車が好きなんだ」
メイベル
「散歩、おしゃべり、食べ歩き……」 「それに強いて言うなら…… こんなふうに、興味を持ってもらえるのが嬉しいでありますね」
インサニア
「じゃあ今、ぼくはムッティの喜んでくれることができてるんだね」 うひひ、と笑って見せて 「ムッティの事はもっと知りたいよ。だって、初めて目が覚めた時、僕に声をかけてくれた人達だもん」
メイベル
「好き―― うん、好き。それそのものも格好いいと思うけど――精緻に作り込まれた魔動機きかいを見ると、自分の場合は、これを作った人はどんなことを考えてこれを作ったのかなって、よく想像するんです」
インサニア
「どんなことを考えて、かぁ……。例えば魔道列車は、どんな風に想像したの?」
メイベル
あはは、と笑い、 「あのときは、一時はどうなることかと思ったけど――」 一歩間違えれば、全員仲良くこっぱみじんであった。いまとなっては笑い話だ。
インサニア
メイベルの返答に、少女はあっけからんと笑って見せた。
メイベル
「魔動列車なら、いかに速く、いかに安全に、多くのモノを運べるか。それを維持するための整備のしやすさも含めて、きっと沢山の技術者が工夫を積み重ねていたんだろうって。……知ってます? 列車が乗る線路の幅は、世界中どこから発掘されるものでも殆ど一緒なんでありますよ」
インサニア
「……えっ、そうなの?もしかして、全部同じ人が作ったのかな」
メイベル
「基礎を作り上げたのは、鉄道神王ストラスフォードその人でありますね」
インサニア
「じゃあみんな、ストラスフォードの決まりを守って作ったんだね。……世界中の人が、一個の決まりの元に結束して作り上げるなんて、やっぱり人ってすごいなぁ……」
メイベル
「鉄道技術の生みの親。大陸に広げていったのも―― でも、その仕事はストラスフォード一人だけでなく、名前も分からない沢山の人が繋いで、紡いで、作りあげていったものでありますから」
「そう、そうなのです。いまに伝わる魔動技術は、人の歩みの証! 各々の目的を果たすために作り上げられた魔動機はどれも、無駄がなく美しくて……」
インサニア
急にテンションを上げたメイベルの様子に目をぱちぱちと瞬かせ、にぱっと笑った。
メイベル
「………」
インサニア
「……あれ、ムッティ?」 黙ってしまった少女を、腰を屈めて見上げた
メイベル
「ああ…… つい早口になっちゃう癖、治したい……」
インサニア
「な、なんで?どうして?」
「楽しそうだったよ。悪いとこなんてなかったよ……?」
メイベル
同好の士以外の前でこれをしてしまったとき、流れる何とも微妙な空気が苦手だったのだが
インサニアに対しては、杞憂であるらしい。毒気を抜かれるように、ふっと苦笑して
インサニア
おろおろ。代わる代わるなメイベルの様子に、目を丸くしたり眉尻を下げたりと、こちらも表情が忙しない。
メイベル
インサニアの白い髪を、わしわしと撫でた。
インサニア
「わっ」
メイベル
「なら、良し!」 であります
インサニア
「? ?」 まだ状況が飲み切れていない様子でメイベルを見ていたが、ヨシ!の言葉に、まるで犬のように再び笑顔になった。尻尾の代わりに、後ろ髪のツインテールがぱたぱた揺れる。
メイベル
「ぐ……」
はじめての感覚にメイベルは戸惑った。インサニアのほっぺを両手で包むようにさわり、もちもち
インサニア
「……あれ?」 小さなうめき声が聞こえたぞ…
「むっひぃ?」 もちもち、のび~
メイベル
(かわいい……)
「……頭を撫でるほうの気持ちが、はじめてわかった気が……」 もちもち……
インサニア
ころもあふかひこどもあつかい?」
メイベル
「はっ」 手を止め、ぱっ、と放した。自分がいやがることを相手にしてしまった
子ども扱い。 「――っていうだけでも、無かったのかもって」
「何というか。……親愛の証……?」
そう思うと、あまり無碍にしなくても良かったのかもしれない。――いや、それでもやっぱり親類のアレは子供扱いだったと思う。
インサニア
「……?」 何かがメイベルの中でつながったのだろう。それを窺い知る術はいまのところないのだが……。それでも、メイベルが納得したのならそれはきっと正しい 「うん、ぼくもそう思う」 何の疑念を抱く事もなく、ぱっと笑って
カノエ
リルドラケンナイトメアなので一人だけちっこいのでしょうがない現象
チルチャックが永遠子供扱いされるのと同じロジック
んご
兄弟みんな二倍近くありそう
いんさにあ「メイベル……さん」
メイベル
つられるように、ふ、と笑って
インサニア
「でもとても残念。ムッティの一番好きな魔道列車は、ぼく、あげられない」
「でも、代わりにいいものあげるね」
メイベル
「まったく…… インサニアといると、いろいろと発見があるでありますね」 打てば響くような、純真のかたまりだからだろうか
そりゃあ、個人所有している者なんているわけがない。インサニアの言葉を冗談だと受け取って笑って―― 「――?」 いいもの?
インサニア
それまで繋いで――というより一方的に引っ張って――いた手を離すと、ぱたぱたと駆け出した。インサニアがメイベルを連れて行こうとしていた公園がすぐ近くにあり、そちらへ向かったのだ。
メイベル
気付けば、公園のそばまで歩いてきていた。メイベルも知ってはいる場所だ。だが、何か特別なものでもあっただろうか――
内心首を捻りながらも、楽しそうなインサニアにつられて、歩を速めて追う
インサニア
入口に駆け込んで、公園の中に林立する木々へと向かう。そのうちの一本の枝に手をかけると、逆上がりを一回転決めてから、すぽん、と樹冠の中へ体を滑り込ませてしまった。
メイベル
「ふぁ」 妙な声が出る。リスか、ムササビみたいだ
「い、インサニア……?」 これは、追ってこいという事なんだろうか――? と、インサニアが消えた木の根元までいって、幹に触れながら見上げる
インサニア
何かを探しているのか、枝葉がガサガサと揺れる。メイベルが近くに来たのを感知すると、まずはひょっこりと二本のツインテールがぶら下がり、遅れて上半身が逆さの状態で突き出てきた 「ぷはっ」
メイベル
「わっ」 振り返ると、すぐそばに逆さになったインサニアの顔があった
カノエ
ニンジャ…… ニンジャナンデ
インサニア
「はい、これ!」 そうして、手の中に収めていたものをメイベルの鼻先へと突き出した。かさかさと動いているそれは、小さな甲虫。
んご
アイエエエエッ
カノエ
カのほうですかクのほうですか
ゴのほうじゃないですよね
んご
カの方で想像してましたがゴでもいいです(いいのか?
カノエ
よくない よくないぞ
メイベル
「!?」 鼻先でわしわしと動いている黒いものに、さすがに面食らったが―― 半歩退いて見てみれば、それが何かはすぐに分かった
「か、カブトムシ?」
カノエ
ああそうか、甲虫でカブトムシって読むんDな
インサニア
「そう。ムッティの話だと、これからもっとでかくなるんだって!魔道列車じゃないけど、これもかっこいいでしょ?」
カノエ
べんきょうになりました
んご
あっそうなんだ!?
ほんとだ
普通に虫の種類を指しただけのつもりでした。べんきょうになりました
メイベル
「………、ふ、あはは」
確かに格好いいけど―― 魔導列車もコレも、やっぱり男の子趣味だ。
インサニア
「うれしい?うれしい、ムッティ?」 笑い声にそう解釈して
メイベル
でも自分たちはそれでいいのだ。なんだかおかしくなって、メイベルは笑った。 「うん、嬉しい。感謝でありますよ、インサニア」 とカブトムシを受け取って、自分の手の上で遊ばせた。
インサニア
「よかった!」 カブトムシを差し出しながら、ふと 「ねえ、ムッティ」
メイベル
ちょいちょいちょいとメイベルが指を目の前で回すと、カブトムシは両手を広げて威嚇のポーズをとる。
――ん、何でありますか?」
インサニア
「ムッティは、魔動機を作った人達の気持ちを考えるのが好きなんだよね?」
メイベル
「で、ありますね」 それだけではないが、それらを一言で言い表す便利な言葉がある。浪漫というやつだ。
インサニア
「ぼくを作った人達は、どんなことを考えてぼくを作ったのかな」
メイベル
――……」
インサニア
押し黙ってしまったメイベルに、にひっと笑った 「ムッティが楽しそうに話すから、ぼくも気になっちゃった」
メイベル
ルーンフォークは皆、ジェネレータの中から生まれてくる。そしてそのジェネレータには、それぞれある方向性の調整がされていることがある
インサニア
腹筋の力を使って、再び上半身を樹冠へと引き上げる。今度はツインテールの代わりに脚がひょっこりと突き出て、今度こそ足から地面に着地した。
メイベル
「なるほど―― それは、わたしも大いに興味があるでありますね」
インサニア
「ぼくを作ってくれた人も、ムッティみたいに楽しい人だといいな」
その表情に不安などといった陰りは一切なく、期待に満ちた笑顔に溢れている。
メイベル
「アデーレさんからは、何か聞いていないのでありますか? インサニアが、どこのジェネレータから生まれた、とか……」
インサニア
「ムッティ――アデーレもよく分からないんだって。山の中に埋もれてた遺跡で見つかったらしいんだけど……大きな魔動機の中にいたって。それ以上の事はわかんないみたい」
メイベル
――……」 インサニアと出会うきっかけとなった日の、アデーレの振る舞いを思い出す。
いま思えば、何か事情が、含みがあったように思える。あのときは、それを確かめる考えも起きなかったが――
「わたしみたいな人かはともかく――」 その部分には、ちょっと笑ってから 「きっと、いい人でありますよ」
インサニア
「ほんと?」
メイベル
そう言うことに、心のどこかで、無責任かもしれない、とは思ったが
同時に、インサニアの笑顔を見ていると、素直にそう感じた。あるいはそう願った。 「インサニアと話していると、こっちまで楽しい気分になるから。――そんな子をつくった人が、悪いヒトなわけないでありますよ」
インサニア
創造者の人物評価の先達たるメイベルがいうなら、きっと間違いない。少女の言葉に、ぱっと目を輝かせた。
「ムッティが言うなら間違いないね!いつか、見つけられるといいな」
メイベル
――ん」 心の底から、そう思う。くすり、と笑って 「もし探す気になったら、わたしも手伝うでありますよ」
インサニア
「! あ、でもぼく……お礼とか何も用意できないや……」
「か、カブトムシもう一匹いる?」 自分用にとっておいたやつ……、と木の上を指差して
メイベル
制帽を脱いで、カブトムシを保護する。――インサニアには悪いけれど、後で、こっそり返しにきてあげよう。狭い箱の中より、彼が生きるにふさわしい場所はある。土と緑の匂いのする場所のほうが、幸せなはずだ。
「お礼なんて―― ……そうだな」
「それじゃあ、インサニアの使ってた魔動機を見せて欲しいかな。カルキノス、一回さわってみたかったんでありますよね」
インサニア
「……それだけでいいの?」
カノエ
多脚戦車ってロマンでありますよね…
んご
そうだねバトーさん…
メイベル
「え? ん、うーん」 もっと要求すべきなのか。メイベルは悩み―― すぐに、簡単なことに気づいた。
「それじゃ、わたしが手を貸して欲しい時に、応援を頼めるでありますか? お互い、晴れて冒険者になったことだし―― 冒険の借りは、冒険で返すでありますよ」
はやい話が、いっしょに冒険にいこうというお誘いだ。
カノエ
ぼーくらはみーんなーいーきているー
インサニア
その意図を汲めたのか否かは分からない。しかしその言葉に今日一番の笑顔を見せた 「……もちろん!」
んご
さようなら、バトーさん
メイベル
メイベルは、その笑顔を見られて良かったと、心の底から思った。 「よし。決まりでありますね!」
空いた手の、ぐーを差し出す。
んご
本当に空いている方?
カノエ
えっ
インサニア
「?」 その所作に疑問符を頭に浮かべながら、癖なのか反射なのか、同じ動作を返す。
カノエ
片方に制帽をもっているから片方はあいているはず…
メイベル
こつん、と拳の先を合わせて笑った。
んご
ぐしゃられたカブトムシくんはいなかった
カノエ
カブトムシくんは帽子の中ですから!
インサニア
不思議そうに目を瞬かせていたが、メイベルの笑顔にまた笑った 「えへへ」
カノエ
冒険、しよう!
んご
ぉゎ?
しよう!
カノエ
おわりでヨシ!
んご
インサニアさんの敏捷が伸びればもっと俺だって……
カノエ
メイベルは星2に一歩踏み入れた程度だから
きっと機会はある
んご
そうね!
☆1はモチベ高いPCが多いので、どんちゃか動かしていきたい所存
カノエ
じっくり話させてもらってありがとう! インサニアの生まれた経緯きっと闇があるんだろうね怖いね…… 幸あれ……
んご
^q^
カノエ
ログは20240326_0です
んご
こちらこそCCありがとね!RPしたい気持ちが強かったのでありがたかったです
りょ!
カノエ
こちらこそ! 遊びたい気分だった
またよろしくお願いしますー
んご
またあそんでくだたい…次はムジカとセリオとぐろさんのキャラあたりでも…
カノエ
というか明日はネクサスだ
そっちもやりましょう
んご
そうね!
どきどきですわ
カノエ
GMは毎回震えてる
んご
はやくフィオチャンにあいたいょ。。。
カノエ
もうちょっとだ…
んご
ウッウッ
ではお疲れ様でし、た!
カノエ
ふぁい!
んご
失礼致します…ススス
!SYSTEM
んごが退室しました
背景
BGM