相刻のネクサス chapter 3 幕間13
20240215_0
- !SYSTEM
- レイヴェンが入室しました
- レイヴェン
- ネクサス!
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- KGMが入室しました
- KGM
- コンバンワ!!
- レイヴェン
- コンバンワ!!!!!!(チピチピチャパチャパ
- KGM
- なんとなくやりたいことは聞いていたけど、場所とかシチュエーションとか改めてどんな感じがご希望?!
- レイヴェン
- じゃあこう、一旦落ち着いたみたいなタイミングでおいたんが探してる、みたいな感じで!
- 夜の廊下とかどうですか!
- KGM
- 了解です、てことは寮じゃなくて校舎の廊下かな
- レイヴェン
- それで!
- KGM
- では軽く描写します
- レイヴェン
- お願いします!
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- KGM
- 突如襲った悲劇の余波が、ロージアンを厚く覆っていた。
- 魔剣の封印作業の進行中に起こった突然の惨事。フィオリエナの肉親らしき少年と、彼のそばに侍る謎の存在からなる襲撃者。その犠牲となり、行方不明となった者のリストの中に、多数の名前に交じって、フィオリエナ・ウル・シールの名も記されていた。
- 日が落ち、ロージアンに夜が訪れる頃、大部分の怪我人は安全な場所へ移されていた。場所柄、君たち冒険者たちがその場に居合わせたこと、多くの操霊魔法の使い手が居合わせたこと、儀式のために事前に大量に魔晶石が準備されていたことは、負傷した人々にとって幸運なことだった。
- 激動の昼を越え、懸命の黄昏を越えて、ロージアンに再び訪れた夜は静かで、しかし、その静けさの中には、痛みと悲しみが静かに息づいていた。
- KGM
- とそんなかんじで
- レイヴェン
- はあい
- レイヴェン
- どんな悲劇とて取り合えずどこかで一旦は落ち着くものであり、ロージアンにとっては今がまさしくその時なのであろう。
- しんと静まり返った廊下には靴の音がよく響く。かつかつと足音を鳴らし、ランプを掲げた男は人を訪ねて学び舎の廊下を歩いていた
- 「えー……と、聞いた話によるとこっちに行ったとかどうとか」尋ね人は3賢の誰か……いや、そのうち一人は面識もないわけで、残るともに旅をした彼女か温厚に服を着せたような人柄の彼かのどちらかである
- 男の要件そのものは大したことではないが、情報系統が混乱している今は手近かつその場で判断が出来る立場の人間に直接話を聞くのが早い。そう言う訳でどちらでもいいから見つからないかと探しているわけだが
- 「ま、レイラ君が一番いいかなと思いつつ一人寂しく廊下を歩くおいたんなのでした」
- KGM
- じゃあイクゾ!
- レイヴェン
- コイ!
- KGM
- そんな風にレイヴェンがひとり、暗い廊下を歩いていると
- ランプの照らし出す明かりの中に、不意に、ぼんやりと人の足が見えた。
- 状況もあいまって、幽霊のようにも見えてドキリしそうな光景だ。
- しかし、よくよく見れば、それは生きている人間で、窓のところにもたれかかって、外を眺めている女性で
- レイラ
- 「………」 窓枠に肘をつく姿勢から、ふと顔をあげ、レイヴェンの方を見やった。
- 「……いま人の名前をブツブツと呟いていらっしゃったかしら」
- 疲れが隠せない顔に、しかし変わらぬ意地を見せ、そんな憎まれ口がかえってくる
- レイヴェン
- 「なんとかの正体みたり、かな。お疲れ様レイラ君」いたいたと歩を早め彼女の元へ
- 「マルコ氏でも良かったんだけれど、こっちに君が行ったみたいな話を聞いたからさ……ちょっと聞きたいことがあってね」ランプと逆の手に持った何枚かの封筒をひらひらと振って見せて
- レイラ
- 「……。ええ、お疲れ様」
- レイヴェン
- 「イルスファールに連絡を取っておこうと思って。早馬……いやここだと早キャルモかな?は下の村に降りて借りた方がいいのかな?」
- レイラ
- 今日の救助活動でも、神官であるレイヴェンの果たした役割は大きかった。疲れているだろうに、そんな様子を見せない彼の前では、弱いところを見せるわけにはいけなかった。
- レイヴェン
- 「イルスファールに行ったことのある森羅魔術師がいれば手っ取り早かったんだけどね……まあ、時間はあまり関係ないのかもしれないけれど」
- 疲れていない訳でもなく思う所とて多分にあるが、そう言った物に上手く折り合いをつけ取り繕うのは得意な方である。
- レイラ
- ああ、と得心して、 「急ぎの便りなら、使い手をあたってみましょうか…… ルスルリアンの森の導師とは、繋がりもあります」
- 「もし万全を期するのなら、早馬と、森羅魔法による伝達と、両面で送ることも可能ですけれど―― その手紙、二通分用意することはできて?」
- レイヴェン
- 「はは……疲れてる女の子をそこまで酷使するつもりはないよ。明日にでもキャルモを借りて麓で頼んでみるよ。ありがとう」
- レイラ
- ふう、 「……まったく、あなたからすると女の子扱いなのね」
- レイヴェン
- 「ま、状況の報告と……万が一の時の保険さ」
- 「女の子扱いはお嫌いかな、レディ?」
- レイラ
- 「なら、いちばん翼の早い子を借りられるよう、話は通しておきますわ」
- レイヴェン
- 保険=俺ら帰ってこなかったらあとはたのんだ
- レイラ
- 「女性として評価されるにやぶさかではないですけれど、舐められるのは我慢できませんわね」
- 状況の報告はともかく、 「――保険?」
- レイヴェン
- 「冒険者だからね。帰らなかったらそう言うことだからよろしく頼むってね」難儀な商売だよ、と苦笑いしつつ窓枠に背中を預けて
- レイラ
- 「―――……」
- レイヴェンの言葉はつまり、帰るつもりは無いということで―― そして、どこかへ向かおうとしているという事になる。それが何を意味するか理解していながらも、
- 「……これから、どうするつもりですの?」
- レイヴェン
- 「まあ、その時出てくるのは魔剣か聖剣か下手したら……ん?どうするかって、そりゃあ――」
- レイラ
- レイラは聞かずにはいられなかった。
- レイヴェン
- 「どうにかならないかって頑張ってみるのさ」
- レイラ
- 「どうにか、って……」
- 「――私だって、なんとか出来るものならしたいですわよ!」
- レイヴェン
- 「でもどうにもならない? あんなのどうしようもない?」
- 「どうにもならないかもしれない、どうしようもないかもしれない。じゃあ何もしない?」
- レイラ
- 「……だって、そうでしょう。魔剣を回収しようにも、あの襲撃者の正体も、居所だって分からない。消えてしまった人たちのことだって、なにが彼らの身に起こったのかも分からない」
- あれが、魔剣の力ということは分かる。そして、それが刻を操る力に何らかの関係を持っていることも、レイラには予測できていて――しかし、そこから先はどうすればいいのか分からない。
- 「……なのに、どうしてそんな顔で断言できますの?」
- レイヴェン
- 「他の人はやってくれないからね」ランプを窓際に置き、ふーと息を吐きながら天井を見上げ
- 「あの時あの場所で何が起きたのかを知っているのは我々だけだ、ならやれる人間がやるっきゃない」
- レイラ
- 「――……」
- レイヴェン
- 「みんながそう思ってくれるかは別だし……んまあ荒唐無稽なこと言ってるのは自覚してるよ?」
- 「けどおいたん冒険者だからね、『冒険』するのさ」
- レイラ
- 「…………」
- レイラの脳裏に、彼らと共にした旅の日々がよぎる。
- 吐息、
- 「……確かに―― あなた方は…… いえ、あなたは、いつもそうでしたわね」
- レイヴェン
- 「まあ、派手な女が何なのかーって予測を立てるとさぶいぼが出てきちゃうんですけれども」たはーと自分の額を叩き
- レイラ
- 「…………」 窓にもたれ掛かり、ぼんやりと外の暗闇を見つめる。ゆらめくランプの明かりがその横顔を照らし出している。
- 「――それも問題のひとつね。アレ…… あなたは何者だと思います? あなたの見解を教えて下さらない」
- KGM
- 歳の差もあってレイヴェンの前だとなんか素直になる感じがする
- レイヴェン
- 「アレね、神聖魔法がお嫌いなんだそうだ。となると候補は幾つかある……いくつかあると言うか幾つかしかない」
- 「まあ、あの場であいつに魔法を向けたのはおいたんとイーサン君だけだったから魔法そのものが嫌いなのかもだけど」
- 「とは言え、今は神聖魔法がと言う前提で話を進めると、だ」
- レイラ
- 「いまは材料が少なすぎます。どんな的外れに思えても、考えられる可能性は挙げておくべきですわ」
- レイヴェンの言葉の続きを促して
- レイヴェン
- 「魔神、不死者――そして第二の剣の神、あるいはそれに連なる何か」
- レイラ
- 「……なるほど。……そうね、妥当な可能性だと思いますわ」
- 「そして、どれが正としても、朗報とはならないところも含めて」
- 身体を動かすことが逃避になるひとがいるように、レイラの場合は思考にふけることがそれであるようだ。
- レイヴェン
- 「そう言うこと。まあそれでも謎は山積みだ、どうして彼はあの女に付き従っているのか、『世界を救う』とはどう言うことか」
- 「何故あのタイミングでネクサスを狙ったのか。そもネクサスと言う魔剣は何なのか」
- レイラ
- 頷き、
- レイヴェン
- 「わからないことだらけだけど……今はわからないと言うことを分かっている。それだけは一歩前に進んでるかなと思うよ」
- 「あああと、『ネクサスと言う魔剣は実際に時間を巻き戻す、あるいはそれにきわめて近い現象を引き起こせる』ってことも知ったかな」
- 「は~、あれは封印すべきだと散々主張したのに格好が付かないなあ」
- レイラ
- 「魔神だとしたら、人族に介入するほど高度な知性を持った、高位の魔神ということになりますわね。あれは実体がないようでしたから、不死者ということも考えられる……」 見目麗しい不死者というのも中にはいる。吸血鬼のたぐいなどがそうだ
- 「そして、最後の予想、第二の剣の神、あるいはそれに連なる何か―― それは、あなたの神官としての直感ですの?」
- 「……そうですわね。己の不明を確認することは、学問の基本ですわ」 口元を笑みのかたちにした。
- レイヴェン
- 「まあ消去法だよ。神聖魔法を嫌うのは『不死者』か『対する剣の陣営』だからね」
- レイラ
- 「不死者が神の力を嫌うことは自明として、後者に関しては、対抗する神に由来する力を嫌った――と」
- レイヴェン
- 「そう言う事。忘れがちなんだけどサカロス様ってこれでも第一の剣の、しかも大神だからねえ」
- レイラ
- 「わ、忘れてはいませんわよ??」 不遜では?
- KGM
- サカロスって生まれたタイミングはいつごろになるんだっけ
- ぼかしとくが吉か……
- レイヴェン
- ちょっとぱっと出てくるところに情報がないなあ(2.0のルルブをさがしつつ)
- KGM
- ライフォス直系という説があるとは書いてあるけど
- 同時代かははっきりかいてないからぼかしとこうヨシ!
- レイヴェン
- 2.0のアルケミストワーク見たけど、いつごろって言及はないね!ヨシ!
- レイヴェン
- 「大丈夫大丈夫、サカロス様はそんなことで不敬!とか言わないさ」
- KGM
- 熱心なライフォス信者からはいやがられてるみたいな書き方わろた>ライフォス直系という説
- レイヴェン
- そんなこと言わずに飲もうぜ兄弟!
- レイラ
- 「………」 気が抜けたように肩をすくめて
- 「いずれにしても、そんな存在を伴って、アルカイスはここに現れた」
- 「次元の狭間に呑み込まれたはずの彼が、どうして帰ってこれたのか、そしてどこであの存在と出会ったのか」
- 「――おそらく、そこに何か…… 理由があるのでしょうけど」
- レイヴェン
- 「そこにある何か、がキモかもね」
- レイラ
- 「…………」 肝心なところまでたどり着けない思考の迷路。レイラは無意識のうちに爪を噛んでいる
- レイヴェン
- 「口さみしいなら爪を噛むよりいい物があるよ」腰に下げたスキレットを一つ取り出し、中の液体を揺らして
- レイラ
- 「―――、」 は、と気づいて、指を隠す。
- 苦笑して、 「お気持ちだけ頂いておきますわ」 今宵はお酒は、と。
- レイヴェン
- 「そう? じゃあ無理強いはできないね」と普段ならここで一口しそうなものだが、すっと腰に下げなおすのであった
- レイラ
- それから、しばしの沈黙が降りる。自分の爪を見つめながら、ふと
- 「――さっき、ロビーの所で、アニトラさんとイーサンさんに会いました」
- 「2人とも、見ているのが辛くなるほどの様子でしたわ」
- 「……彼らも、――あなたのように振舞うことができると思います? ――レイヴェンさん、あなたの言う、『冒険』を」
- 自分は無力だった。彼らの感情を癒す言葉は何も持たなかったのだから
- レイヴェン
- 「どうかな――俺はね、彼らより少し長生きで、彼らより少しだけ理不尽な物を見る機会があっただけだから」
- 「『冒険』ってのももしかしたら上手い具合に自分に折り合いをつけた言い訳なのかもしれない」
- 「でもおいたんとしては信じたいかなと思ってる」
- 「何にしろ、彼らの傷は奇蹟や魔法で癒せる類のものでは無いからね」
- レイラ
- 「―――……」
- レイヴェン
- 「起きたことってどれだけ悔いても基本はやり直せないから、そこを見ている間は、ね? 」少し、そっとしておいてあげるのも手だよ、と言外に語り
- レイラ
- レイヴェンの言葉を噛みしめるように胸に抱く。ランプの光に慣れた目には、窓の外は暗すぎて、星の明かりも殆ど見えない。窓に映る自分の顔はみたことがないほど疲弊していた
- 「そう、ですわね」
- レイヴェン
- (とは言え、言わなきゃならないことは言わなければいけないんだろうなあ……)そんなことを喉の奥に押しとどめ、彼女の言葉に鷹揚に頷いた
- レイラ
- レイヴェンの内心をよそに、レイラはため息をつき
- 「――少し、疲れました」
- レイヴェン
- 「ぐっすり眠れる魔法をご所望かい?」
- 「それともぐっすり眠れるかもしれない寝酒がいいかな?」
- レイラ
- 苦笑し、 「……両方、心惹かれるものがありますわね」
- 「それじゃ、私のために祈って下さるかしら。神官レイヴェン殿」
- レイヴェン
- 「勿論、僭越ながら今日一日に毅然と立ち向かった貴女へ、心からの祈りを捧げましょう。レイラ嬢」
- 「お部屋までのエスコートはご入用で?」いつかのように膝を付き
- レイラ
- 「……ふふっ」
- その笑みは、久しぶりに見るような――あれから、たった一日しか経っていないのだけれど――もので
- 「ええ――、それでは、お言葉に甘えて」 戯れに、カーテシーの仕草をみせた
- レイヴェン
- 「光栄、痛み入ります」調子を合わせると恭しく手を取り、紳士めいた素振りで静かな廊下をエスコートして歩いていく
- レイヴェン
- お部屋に行ったらまず安眠の魔法をかけます
- お部屋の外に出ます
- KGM
- ダンディ!
- レイヴェン
- 外からスカウト技能で鍵をかけます
- 完璧
- KGM
- アフターケアもできる男
- KGM
- 暗い廊下、ふたりの足音が遠ざかり―― ランプの明かりも見えなくなって
- レイヴェン
- 道化とそしられてもそんな奴がいることで助かる心もあるのサ
- KGM
- それぞれの思いに千々に乱れる人々の姿を、夜は平等に包み込んでいた
- KGM
- レイヴェンさんおいしい役回りだぜ
- ヨシ…… でいいかな?
- レイヴェン
- ヨシ!
- 根本的な解決はできないからネ!それぞれの心の問題であり、レイヴェンがつけ入れられる程浅いものではない>それぞれ
- KGM
- うむ
- 時間が必要だ……
- ほんぺんもがんばらねば……
- レイヴェン
- すこしだけほっとして、ここにゆとりが出来るようなことをしていくのであった
- がんばりぇ~~ぷいきゅあ~~!
- KGM
- それじゃありがとうございましたー
- レイヴェン
- ありがとうございました!本編もネクサス!(よろしくお願いします)
- ではてったーい
- !SYSTEM
- レイヴェンが退室しました