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相刻のネクサス chapter 3 幕間

20240210_0

!SYSTEM
KGMが入室しました
!SYSTEM
イーサンが入室しました
イーサン
ネクサス!(こんにちは、お声かけありがとうございます。よろしくお願いいたします。)
KGM
よろしくお願いしますー
基本ノープランなのですが、希望のシチュエーションなどありますでしょうか
イーサン
こちらからは特にはないです。
KGM
じゃあんーと
ちょっときのうのログもみてみようかな
イーサン
真面目な相談事なら素面でいきますし、聞きたいことがあればちょっと口軽めにもできる状況です。
KGM
レイヴェンと別れた後、イーサンはどこに向かいますか? それともまだそこに留まっているかな
せっかくなので打ち解けたい気も
するのでレイヴェンと話したあとがいいかなー
イーサン
レイヴェンが席を外してるのでそれ待ってお留守番してますね。適当な時間になったり皆が戻ってきたり大丈夫になったら宿帰る感じです。
KGM
じゃあ、レイヴェンと入れ違いになった感じにしますかのう
イーサン
OKです
KGM
じゃあ軽く描写しちゃおう
 
 
 
 
イーサン
ありがとうございます、よろしくお願いいたします。
KGM
楽しげな歓声とざわめきが、途切れることのない波のように響いている。
火盆を囲んで踊る生徒たちの長い影。鈴なりに飾りつけられた色とりどりの灯り。時折、空を染める大きな魔法の光。
夜に描かれる濃い陰影が、現実味をなくし、どこか夢を見ているような、非日常の世界を醸し出している。
それら喧噪の中にありながら、どこか遠巻きにするように馴染まずに―― ひとりの白髪銀目の青年が、その光景を眺めていた。
KGM
こんな感じかしら!
イーサン
ありがとうございます!
イーサン
平素であればかっちりときっちりとしている青年であるが、喧騒にあてられたためか別の理由か、今は珍しく襟元をゆるめている。
空に映る光の花々や星の煌めきは近くにあるはずなのにどこか遠い。
『極論、君が本当にわからない……ああいや、理解する必要が無いと思っていたのであればさっさと部屋に戻って寝てる時間だったりする。けどそうはしなかった』
『ならそれは義務感とか必要にかられてとかじゃなくて――何かしら、得難い物があったから、かもね』
イーサン
フィオリもずっと追いかけてきた出来事が解決して、ソフィアもアニトラもトゥエルヴもレイヴェンも楽しそうで
「…………何を望めるんだろう」十分すぎる結果である。
フィオリ
そのとき、仲間たちと三々五々別れ、いつの間にかひとりになっていたフィオリは、ドリンク片手に一回りして戻ってきたところだった。
イーサン
ちなみにトゥエルヴの前です、後です?
KGM
前ですね!
イーサン
Okです
KGM
あのあとはすぐに部屋に戻ったイメージなので
イーサン
OKです
KGM
ストローあるのかな…… って調べたら
5000年前にビールを醸造していた古代シュメール人は、貴金属でできた細長い筒を大きな壺に入れて、表面に浮いた発酵副産物の下にある液体を吸い上げて飲んでいた。 らしい
イーサン
金属ストロー…
フィオリ
――まだやってる。夜は長いなぁ」 麦稈ストローをくわえ、ドリンクをちびちびと飲み、輪になって踊る生徒たちを眺めながら歩く。
あの中に先刻は自分もいたのだ、ということが、不思議な感じがした。
イーサン
少女が目を向ければ、君が離れた時より菓子や食べ物類が幾分かきちんと整頓されている様子と仲間である青年の姿が見えるだろう。
フィオリ
そうして歩くうち、元の場所へ戻ってきたことに気づいた。視線は自然と、自分たちが陣取っていたテーブルの辺りに向かう
「すみません、戻りました」
イーサン
「…フィオリ」
フィオリ
「留守番させちゃいましたね……。大丈夫ですか? 代わりに見ておきましょうか」
KGM
お手洗いとかあるしネ>みておきましょうか
イーサン
目を見ればわかる。トゥエルヴやソフィアやアニトラが一緒にいないのは、幾分か酒精が抜けたのだろう。
「問題ない。レイヴェンも今は席を外しているが先ほどまでいた」
フィオリ
「なるほど」 あとで彼にもお礼を言っておかないと、と思いつつ、 「……まだ見ぬお酒でも探しに?」 冗談を言って、かたわらに腰かける。
イーサン
「すっきりする物を探しに行った」
「追加の酒も買ってるとは思う。祭りの夜だから、見慣れない珍しい物も多い」これとか、と空瓶を見せた。もしかしたらフィオリも見たことがあるかもしれない。
フィオリ
「すっきり……」
イーサン
「魔法のエッセンスが入っていて、途中で味が変わるジュースらしい」フィオリは知っていそうだが。
フィオリ
イーサンの見せた空瓶から、視線を彼自身にうつす。
イーサン
「レイヴェンは魔法というより錬金術に近いものではないかと言っていた」
フィオリ
ほとんど間違い探しのようだった。ほんのり色づき汗ばんだ肌、緩んだ襟元。
「ああ…… 脱法酒」
イーサン
平素ならばフィオリがいれば若い女性の前では…などと言ってこのような姿は見せないか、すぐ直す。
「…?酒ではないことは確認した。ソフィアやアニトラはともかく、トゥエルヴには飲ませられない」
KGM
我ながら良いネーミングセンス(自賛
イーサン
それをする様子がないということはつまりそういうことである。
フィオリ
「……まあ、お酒じゃないけど、お酒を飲んだような気持ちになれる飲み物というか……」
イーサン
「…ああ、そういうことか。レイヴェンがお酒を飲んでいたからそう感じたわけじゃなかったんだな」
フィオリ
「ここは未成年も多いし、そもそも酔って魔法を使ったら大変でしょう? だから飲酒は禁止…… という程じゃないにしろ、ふだんあまり良い顔をされないんですけど」
イーサン
「困ったな…トゥエルヴやソフィアやアニトラやフィオリの分も買ってしまった」
フィオリ
「でもこれはお酒じゃない。だから飲んでも問題ない。っていう」 本当だ、と笑って、瓶をひとつ手に取る。 「だから脱法酒。正式な名前はほかにあったと思いますけど」
「いいでしょう、別に。今日はそういうのが許される日ですよ」
イーサン
フィオリもいっているならば大きな問題がない品質なのだろう。
「…それもそうか」すんなりとそう言った。
フィオリ
「そうです」
というわけで、と、瓶を開けて、ちびりと一口。
舌がしびれるような味がする。
イーサン
「俺の時は最初はしゅわしゅわしていて最後が甘かった」
フィオリ
「それは当たりですね」 ひりひりする舌をちょっと出して
イーサン
「瓶によって味も違うのか」
「トゥエルヴあたりはより好きそうだ」そういうの好きそうだから買おうと思ったのは否定しない。
フィオリ
くすくす、 「みたいです」 と笑った。
「そうですね。彼は子供っぽいから」
イーサン
「何事にも興味を持つことはいいところだ」
フィオリ
別の青年の名が出てきて、 「……そういえば、前に聞いたことありました? イーサンさんとトゥエルヴって、どのくらい歳が離れてるんですか」
イーサン
「同い年だ」
フィオリ
「そ、そうでしたっけ……」
イーサン
「彼の後見人の司祭様が俺と同じ18と言っていたからそうだと思う」
フィオリ
それなら、自分と二つしか違わないわけだ。その落ち着いた様子から、自然と、もう少し年を重ねている気になっていた。ナイトメアの年齢は分かりにくいということもあるが。
イーサン
そう、トゥエルヴも君の2つ年上…
3つでした
フィオリ
「……トゥエルヴに妙にライバル視されているみたいですけど、年齢のせいもあるのかな」
イーサン
「それもあるし、トゥエルヴは自分の大事な者が関わると拗ねる」
フィオリ
やっぱり子供じゃないですか、と肩をすくめた。 「関わると、って?」
イーサン
「例えば彼の後見人である司祭様と俺が仕事の話をしていて拗ねたこともあるし、この前俺とフィオリが話していた時もむくれてた」
「好きな物は好き、嫌いなものは嫌い、興味がないことは興味がない、それらを隠さないし隠せてない」
フィオリ
先程から、後見人である司祭の存在が出てくる。いったいどんな人だろう――と、そんな思考は、後半の言葉によってかき消された。思わず吹き出してしまったのだ。
「それを子供と言うんです」
イーサン
「でも」
「その時のあいつの言葉や感情に嘘はない」
フィオリ
―――。まあ、それはそうかもしれませんけど」
イーサン
いつもならば諫める言葉も一緒に出てくるはずである。いつもならば。
フィオリ
イーサンの言葉に含むものを感じたが、それを確かめるのも憚られる
だから、あえて軽い口調でたずねた。 「じゃあ、逆は? イーサンさんは、彼のことどう思ってるんですか?」 ライバルとして見ているのもトゥエルヴの片思いだろう、という言い方だ。
イーサン
イーサンはその軽い言葉に少し考える様子を見せ
「初対面の印象は箱入りでぬくぬく育った甘ったれのクソガキだった」
フィオリ
「………」 これほど歯に衣着せぬ言い方は珍しい。イーサンには悪いが、何だかそれが面白くて、邪魔をせず先を促す。
イーサン
「今は…友人でありたい存在であり、あいつが言うライバルであり…手がかかる弟…?上手くまとめられない」
いやでも甘ったれなところはまだあるから変わってないのか…?と表情は真面目であるがゆえにいつもの彼を知っている人物からするとギャップが大きいと感じるかもしれない。
フィオリ
「ちょっと意外です。……ああ、手がかかる弟、って言うのは納得ですけど」 「イーサンさんも、彼のことライバルだって思っているんですね」
イーサン
「トゥエルヴみたいに意固地になって無駄に張り合おうとは思っていないからな」
フィオリ
「でも、対抗心はあると」
ふと、レイラやミアの顔が脳裏に浮かんだ。
イーサン
「…隣の芝は青いというやつだ。俺はあいつにないものを持っていて、あいつは俺にないものを持っている。そうだから、あいつの前で無様は晒せないし、あいつに期待している部分もある」
フィオリ
「イーサンさんに、無いもの……」
やはり意外に思う。ちびり、と瓶の中身を煽ると、痺れの中に甘さが垣間見えてきた
「いつも落ち着いているし、頼りになるし…… わたしから見ると、そんなもの無さそうですけどね」
イーサン
「素直なところとか?」
フィオリ
「素直じゃないんですか?」 悪戯っぽい口調で問い返す。
イーサン
「時と場合をわきまえているだけだ」
「ただ…素直な言葉の方が、より人の心に響く」
フィオリ
――……」 ちびり、 「それはそうかもしれませんね、時に」
――でも、そう簡単に出来たら苦労はないか」
イーサン
「人が頭を巡らせて考えた答えを、あいつはただそのまま受け止めて心のままに答えを出して行動ができる」
フィオリ
「……よく言えばですけどね、よく言えば」
イーサン
「………うらやましいと思うこともある。先ほど言った隣の芝はなんとやらというやつだ」
フィオリ
「………」
「少し、わかります」
「わたしも、そういうの苦手で…… つい言葉が足りなかったり、逆に多すぎたり。後からああすればよかった、こうすればよかった、なんて思っても―― いざそういう時になったら、時と場合と、意地と体面が邪魔するんですよ」
イーサン
「…ああ」脳裏に浮かぶのは苦い過去だ。
フィオリ
――……」 低く同意する青年の顔をちらりと見やる
イーサン
どこか遠くに一瞬目をはせ、そして
「…意地の悪いことを言う」前置きするあたりがらしいともいえる
「あいつに何か伝えたいことがあるなら早い方がいい。わからないことがあると一旦逃げるから捕まえてからの方が尚いいと思う」
フィオリ
「……助言アドバイス、どうも」
「というか、また人の心配をしてますけど。わたしは、いまの話を聞いて、イーサンさんの方が心配ですよ」
イーサン
「ただの、あいついわく小姑のお節介だ」
自分の話が出てきて一瞬虚をつかれた表情を浮かべた
「俺の?」
フィオリ
視線は、火盆で踊る生徒たちへ向けられている。以前そうしていたように、遠巻きに眺めている。
「うらやましい、っていう事は、何か――我慢している事があるんでしょう?」
「それが何かは、別に言わなくてもいいです。でも、本当はこうしたいのに――って、そんな思いがどこかあるから、うらやましいって思うんです」
イーサン
少女が言った言葉は的を射ている。
フィオリ
「イーサンさんはトゥエルヴにはなれないし、わたしだってそう。でも、……もしそれに気づいたなら、一つ変わるチャンスかもしれない」
「友人なら…… 友人でありたいと思うなら、時にはその思いを示すのも大事だと思います。……内に秘めただけでは、伝わらないことも多いから」 「――なんて。意地っ張りの〈氷壁〉からの助言なら、少しは説得力あると思いませんか?」
イーサン
「…なるほど。君は変わろうとしている…いや、変わったんだな、フィオリ」
フィオリ
――……」 細い肩をすくめる。耳が少し赤いのは、照れがあるからだろうか。
イーサン
こちらも少し平素より表情が柔らかい。ある意味…年相応のソレとも言えた。
「………フィオリ」
フィオリ
飲みかけた瓶から唇を放して、 「……はい?」
イーサン
「俺と友人であってくれないか?」
フィオリ
「………」
「あの」
イーサン
「…………いや、すまない、困らせる意図はなかった」
フィオリ
「とっくに友達…… のつもりだったんですけど」
「……そうか…… まだ違ったのね…… 難しい……」 ブツブツ
イーサン
「…………いや、その、恥ずかしい話で言い訳にしかならないんだが」
「…自分にそんな存在がいていいとは思えなかったんだ、星の標に来るまで」
フィオリ
「…………」
ことり、と瓶を置いた。
そして、イーサンをじっと見つめる。
イーサン
「だから…その…無論、ここにはいないジャックやカレン含め、ここに来た仲間の事も信頼している。が、それは、その…俺の一方的なものであるものでもあ…って…」
「君に友情の感情を抱いていなかったとはまた違って…さっきの君の言葉はすごくありがたい話で…」
フィオリ
「………」 しどろもどろになっているイーサンをまじまじと見つめて
「呆れた。一方的だなんて、みんなが聞いたら怒りますよ?」 笑いながら、言葉に反して語気は柔らかい
今更ながら、彼の不器用さの一端が見えてきた気がする。彼の普段の立ち振る舞いは、自分を律しているだけではなくて、どうすればいいのか分からない――のかもしれない
長く旅をしていても、そばにいても、形にしなければ伝わらないものがあるものだ。
イーサン
正解エサクタ
フィオリ
そう思って、フィオリは少し考え、口を開いた。 「――じゃあ、助言ついでに、もう一ついいですか?」
「わたしからの、教訓として」
イーサン
「問題ない」
イーサン
余談ですがトゥエルヴにも友人にならないかって言ったことはありまして
その時の返答は「嫌だ、お前は僕の好敵手だ」でした
フィオリ
「……ひとに心を開いてほしかったら。自分が心を開く必要があるんです」
「踊りの輪のなかに入りたかったら、思い切って飛び込まなくちゃいけない」
――でないと。わたしみたいになっちゃいますよ」
イーサン
「…昔の君、か」
KGM
がんばろうね!
フィオリ
「です」
説得力あるでしょう? と自嘲まじりに笑った
イーサン
「…そうだな、自分から切り開いていくことも必要なこと…そして」
「その悩む自分があったから、今の君がある、か」
言外に自分の過去を恥じる必要はないという意味合いである。
フィオリ
「はは…… そう言われるとだいぶこそばゆいですけどね」
イーサン
パスタをぶつけた件については言及しない男
フィオリ
「ま、何かの参考になれば。です」
イーサン
「ありがとう、フィオリ」
フィオリ
「こちらこそ」
ふう、と息をついて。
ぱたぱたと自分の顔を仰ぐ。 「……やっぱりこれ、ちょっと来ますね。風に当たって来ようかな」
イーサン
「そうした方がいい」
フィオリ
そうですね、と同意し、立ち上がって――
――イーサンさんも、楽しんでくださいね」
イーサン
その言葉に、珍しく
「ああ、楽しませてもらおう」穏やかな笑みを浮かべた
イーサン
脱法酒があのいい雰囲気の後押しを…?!
どんどん素直になっていこう
フィオリ
その言葉に、微笑みを返す。彼の様子に、何か自分も返すことができただろうか―― そんな思いがかすめる。
フィオリエナはイーサンに軽く手を振ると、飲み物片手に歩き出した。
KGM
うむ
こちらはヨシ
イーサン
ありがとうございました!
KGM
ありがとうございました ログは20240210_0
イーサン
お誘いありがとうございました。
KGM
はーいありがとうございました
イーサン
お疲れさまでした
!SYSTEM
イーサンが退室しました
背景
BGM