相刻のネクサス chapter3 幕間
20240203_1
- !SYSTEM
- レイヴェンが入室しました
- レイヴェン
- ボヨヨン
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- KGMが入室しました
- KGM
- payoe-n
- レイヴェン
- ばよえーんは相手の動きを1ターン封じる魔法
- KGM
- つよい
- レイヴェン
- 幕間部屋の様子を見て動こうと言う算段です
- KGM
- りょです
- じゃあちょっと様子をみておこう
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- アニトラが入室しました
- アニトラ
- 様子見しながら(
- レイヴェン
- 我々は見守り隊
- KGM
- こっちもちょっとやろうかな
- #
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- レイヴェン
- あいよう
- KGM
- 寮祭の夜は、魔法と歓声で満たされていた。ロージアンの広場に設けられた大きな火盆は、鮮やかな魔法の炎を放ち、輝く火花が空中を舞う。
- 夜が深くなると、音楽のリズムはゆっくりと穏やかなものへと変わる。
- 踊りの輪も徐々に小さくなり、代わりに小さなグループが形成され、心地よいメロディに合わせて歌を歌ったり、お互いの体験を共有している。
- 学生たちは、炎が描く影を背にして、軽いおしゃべりや恋の話で盛り上がっているようだった。ここに明日の課題のことを口にするような野暮な奴はいない。
- フィオリ
- そんな情景を眺められる位置につくられた休憩スペースに、買ってきた飲み物を手にやってくる。
- テーブルに置かれた食べ物のたぐいは、ほとんどトゥエルヴが買い込んできたものだが、当の少年はさきほどから姿が見えない。 「……へんなところに迷い込んでなければいいんだけど」
- レイヴェン
- 「おかえりフィオリ君、トゥエルヴ君なら……多分出店巡りかなにかかなあ」ぐったりと椅子にもたれかかりながら、やってきた少女にそう呼びかけて
- フィオリ
- ありそうだ、と思う。 「さすがにもう、そんなに食べられないですよ」
- アニトラ
- (((・ω・)))
- フィオリ
- 「……すこしお疲れみたいですね」 買ってきた飲み物…… レモネードだった。酸味と甘みのあるジュースを、くぴりと一口飲んで
- レイヴェン
- 「甘いものは別口って言ってクレープでも食べてるかもしれないよ? あいててて」あーよっこらせっと体を起こし
- 「慣れないことをたまーにやると無理が来る、そんなトシなんだなあと改めて思ってしまうおいたんなのでした」レイラ嬢以降何故か次々と誘われてしまったので応じた結果である。
- フィオリ
- 「モテモテでしたしね」 ふふん、と悪戯っぽく笑う
- レイヴェン
- 「明日は筋肉痛間違い無しだよぉ。薬屋から買っておいた湿布でも張って寝ようかねえ」ふいーと背中を逸らせると、テーブルにおいてあったグラスに口をつけて
- フィオリ
- 「年寄りぶるのは早すぎるでしょう。レイヴェンさん、まだまだお若いのに」 ……そういえば幾つなんだっけ?
- レイヴェン
- 「35は冒険者年齢だともうお年寄りの部類だよお」
- レイヴェン
- 35わっか!!!!!!!!
- KGM
- 草
- フィオリ
- 「そんなものですかね……」 確かにベテランなのは間違いないけど。傍らの椅子に座り、祭りの様子を眺めながら、しばし
- アニトラ
- 草
- フィオリ
- 「――そういえば、前に聞いたことありましたっけ。レイヴェンさんは、どうして冒険者を続けているんですか?」
- レイヴェン
- 「まあそんなこと言うとガルバとかに何言ってんだ若造って返されちゃうんだけどネ?」
- フィオリ
- 「言われますね、確実に」
- レイヴェン
- 「ああうーん、冒険者を続ける理由か……そうだなあ」無精ひげを撫でつつ
- フィオリ
- レモネードをひと口。身体を動かした後だから、酸っぱい味がうれしい
- レイヴェン
- 「冒険者ってのが好き、なんだよね」
- フィオリ
- 金銭的な理由だとか、それこそ信仰から来るものだとか。そういった予想をいくつか思い浮かべていたフィオリは、レイヴェンの答えがずっとふんわりとしたものだったので、おうむ返しに聞き返してしまった。 「好き、ですか」
- KGM
- アニトラさんもこいよ
- レイヴェン
- 「まあ、極論を言えば野蛮だし危険だし、いいことよりはそうでないことの方が多い仕事だけれども……部屋と職場の往復だけじゃ見られない景色、合えない人と相まみえることが出来る」
- アニトラ
- ハアハア
- フィオリ
- まじまじとレイヴェンの横顔を見つめる。
- 職場、という言葉に意外を感じた。 「――差し支えなければ、冒険者になる前のことを聞いても?」
- レイヴェン
- 「そんな感動を酒の肴にして飲み交わすと言うのはとてもいい。もうやめとけって言われてもはいそうしますと諦められるものではなかったかな……」ウイスキーの入ったグラスを片手で揺らしながら天を仰ぐその先で、大きな花火が宙に咲いた
- 「冒険者になる前、って言ってもなあ。成人してすぐに冒険者だからねえ、その前は普通の平平凡凡な子供だったよお」
- フィオリ
- どぉん、と鳴り響く花火の音。辺りを照らし出す魔法の光が、少女の姿を赤に、蒼に染める
- レイヴェン
- 「まあ一回引退したんだけれども」そう言えばこの話はあんま人にしないなと思いつつ口が滑った
- アニトラ
- 祭りの賑わいから外れたところから小さな人影が一つ、そちらにやってくる。首巻きなど幾分か暖かい格好をしている。
- 今この場に残っているのはレイヴェンさんとフィオリさんかと思いつつ、視線があえば小さく頭を下げた。
- レイヴェン
- 「や、あったかそうだねえ襟巻き」などといいつつささ、どうぞどうぞと席をすすめて
- >アニトラ
- フィオリ
- 「それじゃ…… もう二十年ですか」 それは本当にベテランだな、と思った。レイヴェンほどに、あるいはさらに年を重ねた冒険者の知り合いは何人かいるが、おおむね後進の指導を中心にしたりしていて、第一線で積極的に外へ出ていく人は少数派だ
- 「――え、そうだったんですか? 引退って……」
- 「あ…… お帰りなさい、アニトラさん」
- アニトラ
- 「こちらの購買で買っておいたのは良かったのですが、動いている間はつける必要がなかったので……」 今やっとつけました、と。すすめられるままに、その席へと座った。
- ただいま戻りましたと言おうとしたところで、引退の言葉目を瞬かせる。
- レイヴェン
- 「病気?になっちゃってねぇ、間が空いちゃってるの。だから実際の活動期間はえー……十二、いや十三年くらいかな?」指折り数えて
- フィオリ
- 「……あ。レイヴェンさんがいま引退するというわけではなくて…… 冒険者の仕事を続けている理由のことを、話していたところだったんです」
- アニトラ
- 「……えっと」 引退……される!? 病気……間が…… いや、これは過去の話だろうか?
- 「あ、な、なるほど……」
- レイヴェン
- 「まあまあ、そりゃ何時かは本格的に一線を退く日は来るんだろうけどね? それはまだ先の話ってぇやつだ」お酒が美味しい内はやめませんよ~とグラスを煽り
- アニトラ
- ただそれでも、長いこと冒険を続けている方なんだなと、実際の活動期間を聞いても感心するのであった。
- フィオリ
- 「そうだったんですね……」 病気のことまでは深く聞かぬ方が良いだろう。療養してから復帰するまで7,8年かかるとなると、重い病気の筈だ。 「でも、それでも復帰されるって、それほどこの仕事がお好きだったんですね」
- KGM
- N
- じしん?
- レイヴェン
- 「好き、好きかあ……そうだね、好きなんだなあ」生業を好き嫌いと考えたことなかったなあと付け加えつつ
- レイヴェン
- なんだと
- KGM
- ちょっとゆれてるね
- まあ震度2くらいだと思う
- フィオリ
- 「普通の生活をしてたら見られない景色を見て、会えない人と会って……」
- アニトラ
- 「色んな方と交流されるのが好きそう、というのは、傍目見ても思いますね」
- フィオリ
- 「……そうですね。言われてみたら、その通りかもしれない。大変なことや、苦しいことの方が多かったけれど……」
- 少女の言葉が途切れる。その瞳は、燃える炎を見つめているが、いまを映してはいない。
- アニトラ
- ちょっとあった
- フィオリの胸は震度2か……
- レイヴェン
- 震度2に気づける程度には敏感なのに震度2如きは雑魚といいきってしまう我等ジャパニーズ
- フィオリ
- 「……思い返してみれば、どれもいい思い出のような気がします」
- アニトラ
- ジャパニーズミステリー
- レイヴェン
- 「この旅もそろそろ終わりだし、大変な目にもあったけど――いつかは酒の肴になるんだなあってそう思うよ」
- フィオリ
- 「終わり――……」
- 「……終わるんですよね」
- アニトラ
- 「一旦の終わりですから、長い目で見れば一区切り……ですよね」
- レイヴェン
- 「始まりがあったのだから終わりもあるのは必然……うん、アニトラ君の言う通りだ」
- フィオリ
- 「…………」
- レイヴェン
- 「『かくて冒険者達は一つの区切りを迎え、新たなる旅立ちを迎えるのだった』――そんなとこかなあ」
- フィオリ
- またひとつ、空に花火が咲いた。
- その残響が消える頃、少女は口を開いた。
- 「……わたしが冒険者を始めたのは、父の仕出かしたことを拭い去るためでした」
- 「最初は、依頼という形で…… それから、〈星の標〉の冒険者の一員として。色々な事件や、色々な場所にいく冒険者の仕事が、父を探すための糸口になるんじゃないかって」
- 「……事実、それはその通りで―― 今にたどり着くことができて」
- そして、目的を果たした。
- 「……考えてみたら、わたしにはこれ以上、冒険者を続ける理由がありません」
- レイヴェンの言う、新たなる旅立ち―― どこへ旅立てばいいのか、分からなかった
- レイヴェン
- 「それは……まあ、そうだね」うーんと考えながらグラスの中身を煽り
- アニトラ
- 「この流れで言えば、フィオリさんはこの依頼が終わったら退くと。そういうことになりますか……?」
- レイヴェン
- 「まあでも、理由が無くなればやめなければいけないなんてルールも無いからね」基本的に冒険者と言うのは適当な存在なのである
- フィオリ
- 「………」 アニトラの言葉は、肯定も否定もできなかった。拠って立つところが気が付いたらなかったような、宙ぶらりんな気持ち。
- 「……それは、そうですけど」
- レイヴェン
- 「こんな足元がおぼつかない気持ちで冒険者を続けるのは気が引けちゃう?」
- フィオリ
- 「気が引ける…… そうなんですかね」
- 少女はちょっと苦笑して、 「白状してしまうと、〈星の標〉に加入した頃は、魔道具の回収に目途がついたら、冒険者いつでもやめてやる、って思っていました」
- レイヴェン
- 「こんな仕事と言われて否定できないのが冒険者の冒険者たる所だねえ」苦笑いしつつ少女の言葉に耳を傾け
- アニトラ
- 「……なるほど」 その時はまだ“氷壁”が残っているフィオリだったろう。
- 「命の切り売りみたいな側面も強い仕事ですしね」
- フィオリ
- 「興味深いことは沢山ありましたけどね。それ以上に危ないし、汚いし、ロージアンにいたら出逢わないような話の通じない人や、荒っぽい人はいるし」
- 「なんなのー、って思ってましたよ。よく」 いまは、もう、笑って語れることだ。
- レイヴェン
- 「うーん、わかる、わかっちゃう! もはやこれは冒険者あるあるの類!」
- フィオリ
- 「夜になると、みんなお酒くさいし……」
- レイヴェン
- 「てへ」
- フィオリ
- 終わっていなかったようで、レイヴェンの膝を打つ言葉の後にぼそりと
- くすり、と笑った。
- アニトラ
- 「お行儀の良い方だけではありませんね」
- レイヴェン
- 「おほん……それで、今はどうだい?」一つわざとらしく咳ばらいをしてから問いかける
- フィオリ
- 「今は、ですか?」
- 「―――……」
- レイヴェン
- 「危ないとか汚いとかっちゃべえ奴一杯とかはまあ、それは変わらない所だけど。今もそれだけかなって」
- フィオリ
- 「……そうですね――」 グラスの中に映る液体に、無数の魔法の明かりが映り込んでいる。
- 「とても。楽しかったです。みんなとする冒険が、旅が、楽しかった」
- 「きょうだって、そう。寮祭なんて何度もあった。同じものを目にしていたはずなのに…… きょうが一番、楽しかったです」
- レイヴェン
- 「そっか、それなら良かった」ふっと笑うとグラスに残った最後の一口を煽って
- フィオリ
- 「……もし、もしですよ」
- アニトラ
- 「不満は端々にあったけれど、それでもフィオリさんにとって、良い環境になったんですね」
- レイヴェン
- 「うん?」
- フィオリ
- 「仮の話。仮定の話です」
- 「――もし、もう少し旅を続けたいと言ったら……」
- 言葉は尻つぼみに途切れた。
- レイヴェン
- 「勿論、大歓迎さ!」
- アニトラ
- 「ええ、勿論。わたしたちは歓迎しますよ」
- フィオリ
- 「―――……」 レイヴェンとアニトラなら、彼らならきっとそう言ってくれるだろう。言わせてしまった、との思いもある。それが分からないほど、フィオリは子供ではないし、短い付き合いでもない。
- ただ、それでも、その言葉は何より嬉しくて、一番聞きたかった言葉なのだと、それを耳にしてから少女は分かった。
- 「……ありがとうございます」
- レイヴェン
- 「どういたしまして、さ」ウインクを一つ
- フィオリ
- 「いけませんね。お二人の前だと、つい甘えちゃいます」
- アニトラ
- 「冒険者は色々なことをする仕事ではありますけど……レイヴェンさんが言ったことにも通じることですが、どんな目的・理由があってもなくてもよい職ですので」
- 「良くも悪くも……。気負いは無用ですよ、きっと」
- 「そうした一面が気兼ねなく出せるのでしたら、ええ、今のうちに何度でも。いいですよ?」 小さく笑みを見せた。
- レイヴェン
- 「そうだねえ、気負わず行こう!」
- フィオリ
- ふっ、と肩の荷が軽くなるのを感じて
- レイヴェン
- 「また甘えたくなったら、是非ご指名を待っておりますよ?」
- フィオリ
- 「み、みんなには内緒にしてくださいよ」
- レイヴェン
- 「勿論」そこはちゃんとしてますよって胸を叩き
- KGM
- 貴重な大人組の存在よ
- レイヴェン
- アニトラおねえちゃん
- KGM
- アニトラおねえちゃんレイヴェンおじさん
- アニトラ
- レイヴェンおにいちゃんだッ
- おじちゃん
- レイヴェン
- あいむおじちゃん
- フィオリ
- 「………」 面はゆい思いをしながら、二人に少し笑って
- レイヴェン
- 「……っと、戻って来たみたいだ」喧噪の中、こちらに歩いてくる二つの人影に気付き
- アニトラ
- 「大丈夫です。この胸にしっかりと」
- フィオリ
- 「また何か買い込んできたんじゃ……」
- フィオリは苦笑しつつ、最後のレモネードを流し込んだ。
- 「ありがとう、アニトラさん。レイヴェンさん。聞いてもらえて……よかったです」
- 彼らが戻ってくる前に、それだけは伝えておきたかった。
- アニトラ
- 「先程ツァンナたちに花火の様子を見せがてら、食べられそうなものだけは分け与えましたが……それにしてもですね」 あの量はと、苦笑する。
- フィオリ
- 「これからも、よろしくお願いします……ね」
- レイヴェン
- 「こちらこそだ。これからもよろしく」ふっと笑うとよーし頑張って食べるぞーと気合を入れなおし
- アニトラ
- 「いえ。わたしはそれでお力になれたなら……。こちらこそ、これからもよろしくお願いします」
- KGM
- ツァンナたちにも食べれるものがあってよかった
- ヨシなら〆かしら
- レイヴェン
- ヨシ!
- アニトラ
- 焼いただけのやつ! いけるはず!!
- ヨシ!
- KGM
- さまざまな思いを乗せて、祭りの夜はふけていく。
- かつて見た同じ景色も、何かが違って見えるなら、それは隣にいる大切な誰かの存在のおかげかもしれない。
- そして、それは自分自身が変化している、成長している証なのだろう。
- KGM
- ヨシ! ありがとうございました
- 貴重な機会をいただいた
- レイヴェン
- おつかれ&ありがとうございました!
- アニトラ
- おつかれさまでしたおつかれさまでした
- レイヴェン
- ここでフィオリが冒険者をやめるきっかけになってたらソフィアのランキングに躍り出てしまう所だったぜ
- アニトラ
- ありがとうございました!!
- ヒェ……
- KGM
- アブナイネ
- この話はどこかでしておきたかったの
- レイヴェン
- コワイナー
- アニトラ
- 大事な節目
- ありがた
- レイヴェン
- ありがたや
- KGM
- 押忍!では本編でもよろしくお願いしjます!
- レイヴェン
- はーい!では撤退!
- KGM
- ログは20240203_1になります
- !SYSTEM
- レイヴェンが退室しました
- アニトラ
- りょ~
- ほんぺもよろぴく
- !SYSTEM
- アニトラが退室しました