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幕間

20240106T_0

!SYSTEM
が入室しました
!SYSTEM
んごが入室しました
んご
テッテレー
んごご
何も考えてないいつものパターンだけど誰出すんご?
んご
君が何も考えていないとき
たんごもまた何も考えていない
過去の例から見て明らか
誰動かしたいんご?
んご
HOTなインサニアかエゼルかどっちかや!
HOT組がよ!
んご
妖精!
YO SAY 
んご
HOTLIMIT
(例の衣装でポーズをキメるインサニア)
んご
ジョジョ立ちの似合うロボ
じゃあどっちも登録はいらんかんじだな
どういうこと??
んご
どういうことだとおもう?(哲学
たんごくん何も考えてないとおもうよ
んご
正解!
じゃ~おじさんはアルヴチャンでも投げこんどこうかな
んご
(妖精たちが夏を刺激するインサニア,生足魅惑のエゼル) → 妖精たちが夏を刺激するインサニア
ということだそうです
最近導入やって貰ったから今日は俺が†領域展開†するわ
んご
無料空所





 
無料相談所みたいだね
――王都イルスファール、冒険者ギルド支店〈星の標〉。
高い依頼達成率や名を連ねる冒険者達など、リアン地方内外に名を知られるその宿には、今日も多くの依頼が舞い込んできていた。
んご
おうちイルスファール!?
確かにおうちではある
wwwwwwwwwwww
おうちwwwwwwwwwwwwwwwwwww
んご
開始直前からこのCCがギャグCCであることが運命づけられてしまった…
それを請け負い、旅立っていく何人もの冒険者らが宿を訪れては出立していって、
掲示板に張り出されていたものは殆どなくなってしまった、昼下がりの頃。
 
ガルバは今日の仕事の大部分を終え、現在は書類整理に追われている。
昼食時ではあるが、この日は普段よりも人数が少なかった。この場にはカウンターの奥にガルバがおり、他の店員達は休憩に入っている所のようだ。
イレナ
その他には長い丈のメイド服の様なものを纏っている、腰ほどまで伸びる白髪を持つ少女がカウンター席についていて、
アルヴと呼ばれる種族の特徴である、黒い白目に薔薇の様に赤い瞳を浮かべていた。
机の上には王都やリアン地方に関する書物が積み重なっていて、何やら勉強中の様子。
まあこの子はギャグも行けると言えば行ける……
いつでもいいずぇ
んご
よしんご
イレナ
タイトルから伺えるのは地図やその地域ごとの紹介をまとめているもののようで、娯楽書の様なものは――ある。
一冊だけ、この所有名になっている恋愛小説がひとつ、明らかに異彩を放っていた。
インサニア
吹き抜けの空いたロビー。その2階から、するすると細くて長い腕が積まれた本の山に伸ばされた。
山の天辺に積まれていた一冊を摘まみ上げると、引っ込んだ腕の代わりに今度は白い二つ結びの髪が垂れ下がる。
イレナ
「又貸しになってしまいますから、読むなら傍にしてくださいね」 本から視線を逸らさず、本に触れた手や本人にやんわりと言葉にする。
平坦な口調で、怒っている訳でも不快そうにしている訳でもなさそうだ。
インサニア
「ん~?」 しばらくしたのち、2階からそんな小さなうめき声が発せられた。
イレナ
「……おや?」 思ったよりも高い所から声が聞こえた。どういう事だろう、と視線をあげる。
インサニア
少女の言葉に、白い二房の髪が引っ込む。手すりの上からするりと細いしなやかな肢体が飛び降りてくるところだった。
イレナ
ぱちぱち。黒い目に浮かぶ赤い瞳が、飛び降りて来るインサニアをじーっと見つめた。
インサニア
ずどん!到底あの小柄な躯体からは発せられなさそうな、重量のある音と共に、1階に着地した。即座に、ガルバから「それはやめろと言っただろうが」なんて注意が飛んできて、現れた少女は後頭部を掻いて「えへへ」と笑った。
イレナ
「お元気ですね、お嬢さん」 ……お嬢さんって音かなぁ今の?
2階うえからやって来られたということは、登録されている冒険者の方という事で良いのですよね」 >ガルバァ
ガルバ
イレナの問いに、ガルバがせわしない書類仕事の片手間に「ああ」と短く答えた。
インサニア
オノマトペを添えるならば、ぴょこぴょこ、が適切な軽い足取りで少女の横の席に座る。手には先ほどかっさらっていった本。
イレナ
なら良いか。興味があって手を伸ばしているのだろうし、であれば自分と同じなのだから。
ちら。改めて少女が手に取った方を覗いてみよう。
インサニア
「これ、ここ。どういういみ?」 初対面の少女にも、人懐こく体を寄せて本の一か所を指差した。彼女が手にしているのは、例の恋愛小説。
適当に開いたページがそうだっただけの、クライマックスシーン。恋に落ちた二人の男女が、互いの気持ちを伝えあって口づけを交わす。そんな在り来たりで陳腐な、けれど冒険者にとっては馴染みのないシーンだった。
危なかったな
んご
なんだって
数秒遅かったらその本は横恋慕している奴が登場する作品になっていたぜ(?)
んご
横恋慕の話もあったかもしれねぇ!
横恋慕したやつとのクライマックスなのか、それとも王道な展開なのかは君の手にかかっている
イレナ
寄せられた身体を受け止めながら、こちらからも身体を緩く寄せて姿勢を楽にさせる。距離の近さには違和がないようだった。
「ふむ……ここは、愛し合っている男女が互いの想いを伝えて結ばれるシーンですね。恋愛小説において最も大きな展開です」
「どうしてこの2人がそうしているのか……想いを伝え合うだけでここまでもたもたしているのかは、最初から読んで行けばしっくり来ると思いますよ」
ぼくは王道好きだから……(ニチャア
インサニア
「あい?つまりコウビ!」 大声で発せられた。カウンターの奥で、ガルバが口にした珈琲を噴出した。
イレナ
「偏っていますね~」 でも交尾に愛はないかもしれません。
「気になるのであれば、そちらの本だけであれば私の私物ですからお貸ししますよ」
インサニア
「……別のオトコも出てきてる」 最初から読もうとして、途中のページでぴたりと止まった。そのシーンでは、女を取り合う別の男が登場しているようだった。
「そうなの?」
イレナ
「よくあるシーンのひとつですね。2人の男女が結ばれるまでに困難を配置しておくんです」 地獄を歩かせてから幸せになれって。
「ええ。他に積んである本は借り物です」 ぴーす
インサニア
少女も手をぴーすにさせて、指の先を少女の指先と合わせた 「すきなの?」
イレナ
「こういう本が、ですか? それとも、指が?」 合わされた指をちょいと絡めた。
インサニア
「本」 空いた手で、ぷらぷら、と手にした本を揺らした
イレナ
「そうですね、そういう本に限った事ではないですが」
インサニア
指先が絡まると、不思議そうに目を瞬かせる。にぎにぎ。力加減が分からないのか、たまに食い込むほどの力が込められた。
イレナ
「自分が体験できなさそうなお話を読むのは好きですよ」 
「いたた」 「緩めてくださいな」
インサニア
「ごめん」 ぱっと手を離した。特段悪びれていなさそうな、能天気な表情ではあったが。
「人間の女なら、交尾はできるよ?」 体験できないの?
イレナ
そこまで強く腫れている訳ではないが、アルヴ特有の白い肌には僅かな赤みより目立って見えてしまう。
少女に気にさせない様に、それとなしに手を隠して。
交尾そっちはしたことはあるんですけどね。ええと……」 なんだっけ。
「“流れ者”なんです、私。ここに来る前は、わるーい大人の召使をしていて自由がなかったのです」
「なので、私自身ではできない事をお話で読むのが好きなのですね」
インサニア
「わるーい大人の召使」 無垢な声と顔で鸚鵡返しして 「それは、かわいそうかわいそうさんだったね」 片手をふ、と持ち上げたと思えば、今度は無遠慮に少女の頭を撫でようとした。
イレナ
「まあ、今は私だけこちらに流れやってきたので自由を満喫していますが」 ダブルピース。
実はイレナは149しかないのでいんさにゃーよりも小さいということに気付いた
んご
ちっちぇー!
イレナ
持ち上げられた手を避けず、ヘッドドレスがずれない位置に手が来るように甘えた。
んご
ヒールつきだと165くらいだった気がするので結構な差
あるゔの女、平均が155くらいだから平均ちょい下くらいのchang
インサニア
優れたバランス感覚頼りに、椅子の上で複雑な姿勢を取っていたインサニアは、撫でながら姿勢を正す
「こまってないならよかった。ぼくも同じ。気づいたらここにいたんだよ」
イレナ
撫でられる事に慣れていないのか、少しそわそわしながら触れられて。
「あら、あなたもどこかから流れてきたのですか?」
インサニア
「うん。どこからきたのか、全然おぼえてないけど」
イレナ
「記憶喪失というものですか」 ふぅむ。 「何か、手掛かりでもあれば良いのですが」
「普段はこちらに?」 彼女がやってきた2階を示し。
インサニア
「ううん。いつもはでっかい施設にいるよ。いつもどかーんばかーんうるさいところ」
イレナ
「どかーんばかーん」
「とは?」 キラーパス!>ガルバ
ガルバ
「マギテック協会だ。ほら、ビッグボックスって呼ばれてる…」
イレナ
「ああ。あの、列車が留まっている」
インサニア
「友達を呼んでもいいっていってたから、いつでも遊びにきてね」
イレナ
「楽しいですか? そちらでの暮らしは」
「友達を……」 ふむふむ。 
インサニア
「うん。知らないこと、いっぱい。みんなもやさしい」
イレナ
「なんだかすっかりお話していましたが、まだ名乗りもしていませんでしたね」 そういえば。
「私はイレナ、イレナ・パス・レッドローズ、と申します」 胸に手を当てて小さく礼をして。
インサニア
くるくるっとカウンターの椅子を手慰み程度に回していたが、名乗られればぴたりと止めた 「いれなぱすれっどろーず」
「イレナ!」 くるっと最後に一回転して、イレナの方に体が向いた途端、ずいと体をイレナへと寄せた。
イレナ
「どれか一つでも構いませんよ、イレナでも、パスでも、レッドローズでも――あら」 
身体を寄せられると、やんわりとインサニアの背に手を回した。
インサニア
「ぼくはインサニア」 小動物が親しい相手に鼻をつつき合わせるが如く近寄ると、人懐こい笑みを浮かべながらそう名乗った。
イレナ
「インサニアさん、ですね」 表情は殆ど動かないが、僅かばかり口角が上がった。
甘えたがりの犬の様だなあ、と半ば失礼な事を思い浮かべつつ。
インサニア
イレナの指先が、脊椎を覆う金属部と肌の境目に触れたのか。くつくつと笑い出し、体を離した 「くすぐったい」
イレナ
「あら、これは失礼を」 インサニアが離れれば、自分も椅子に座り直して。
インサニア
「そういえば、イレナは勉強中だったの?」 ふと、カウンターに積まれた本の山をちらりと横目で見る。
イレナ
「ええ。このイルスファールから出た所に何があるかも知らないと、仕事を請けるのも難しいだろうとガルバさんが仰られていたので」
「どこに何があるかくらいは、頭に入れておこうかと。インサニアさんは済みましたか?」
インサニア
「勉強できて、えらいえらいさんだね」 先ほど頭を撫でて、拒絶されなかったことに気をよくしたのか、再び頭を撫でる。
「まだ一回も外には出てないけど、地図はりかいした」
イレナ
撫でようとする手に甘える様に、小さく頭を寄せながら下げて。
「褒めて頂けると嬉しいですね」 役得のピース。
「成程。……ではイレナクイズの御時間です」 ててーん。
インサニア
「くいず?」
イレナ
「はい。簡単なクイズです、正解したら……」 んー。 「撫でて差し上げます」
んご
おうおう、PLに抜き打ちテストかおおん!
いんさにゃーが覚えてるなら全然見ちゃっていいぜ!
インサニア
「やったー!やるやる」
イレナ
「では第一問。てれーん」 平坦な声で言って。
んご
こいよ!進研ゼミで習ったんだ!!
イレナ
「王都から東へ列車で向かった場合、到着するのは何駅でしょうか」
インサニア
能天気な性格に反して、頭の出来はそこそこなのだろうか。透かさず声を上げる 「ドラス!」
イレナ
「おや早かった」 ぱちぱち、と手を打って。 
「正解です、おめでとうございます」 驚かせない様に、視界に入る様に下から手を伸ばしてインサニアの頭を柔らかく撫でた。
インサニア
しっぽがあれば、魔動機の回転翼が如く振り回していただろう。少女はすこぶる嬉しそうに撫でられた。
「次、次は?次はあてたらなにくれる?」
イレナ
「……」 何かをしてあげてここまで喜ばれるとこっちも嬉しくなる。わさわさと撫でて
「そうですね、ではデザートにしましょうか」
インサニア
「やったー!」 ぱっと両手を広げて。勝つ気満々
イレナ
「では行きましょう。イルスファール周辺に存在する街の中で、列車が開通していないものが2つ存在します」
「それぞれお名前をどうぞ」
インサニア
頭上のマギスフィアが、一度だけくるりと回る 「ファティマとラプラス!」
イレナ
ぱちぱち、とまた手を打って。
「正解です、お見事ですね。……では豪華景品を、ガルバさん」 ほら。
ガルバ
「仕方ないな……注文は――今日のおすすめの一品でいいな?」
イレナ
「はい、2人分を」 ぴーすぴーす。
ガルバ
それまでチェックしていた書類をカウンターの汚れない場所に置いて、早速調理に取り掛かった。
イレナ
「さて、到着まではこちらをどうぞ」 再び手を伸ばして、ふりふりと頭を撫でた。
インサニア
「ムッティ、あまやかすのじょうず」
ガルバ
漂ってくるのは、リンゴをくたくたに煮た甘い香り。それを生地の中に収めていくガルバの背中が見える。
イレナ
「それがお仕事でしたからね。お褒めに預かり光栄です」 髪質が良い子ですねえ。
インサニア
「……?人を甘やかすのが仕事?」
イレナ
「アップルパイでしょうか。楽しみですね、インサニアさん」 なでくりなでくり
wwwwwww
興味を持つなガルバwwwwww
んご
わたくし!!!!!!!!!!!!!
バブみに飢えるガルバ
んご
ガルバも男の子だね……
やめろめろ!!!
イレナ
「ええ。ご主人様を愛しご奉仕する事が、」 にこにこしながら言っていたが、ふっとそれが消えて
「お仕事でしたから」 あーだるかった、とばかりに無表情に。
インサニア
「……ぜんぜん愛してなさそう…」
イレナ
「そうせよと言われて出来るものでもありませんしね」 
インサニア
「そうかな」
イレナ
「私はそう、でしたね」 他に色々と手を出されていたからというのもあるのは間違いないけれど。
インサニア
「……ぼくは、人間がすき。ムッティは、それが基底プログラムによるものかもって言ってたけど、でもすき」
「ぼくを目覚めさせてくれるのは、いつだって人の声。人の声は、温かくて良い」
カウンターに頬杖をついて、床にぎりぎり届かない足はぷらぷらと揺れさせた。
イレナ
「成程……あぁ、誤解を生んではいけないので念の為、なのですが」
インサニア
「?」 ぱちぱちと瞬きをしてイレナへと向く
イレナ
「私はどの人に対しても好きではないだとか、愛していないだとか、そういう事ではないのですよ」
「ただ、元ご主人様に関しては、そうであったというだけで」 
インサニア
「うん、分かってる。イレナはわるーい大人が嫌いだったんだよね」
イレナ
「ええ。わるーい大人が」 こくり。 「インサニアさんの様に可愛らしい方ばかりなら良かったのですけれどね」
インサニア
「えへへ」 誉め言葉に、にぱりと笑って
「でも、わるーい大人って、イレナに悪い事したの?」 そこまで考えて
「イレナ、傷負わされた?いたい?」
案じるような表情で、イレナの周囲をくるくると回る。
イレナ
悪い事、と問われてどう返答するかと一瞬悩んだ直後にはインサニアはふらふらと回っていて、
インサニア
目に留まるところに怪我がないとわかれば、わしゃしゃっと頭を撫でた。
イレナ
頭を撫でて動きが留まれば、その身体に緩くハグをして。
「いえ、撫でて頂いたのでもう何ともありませんよ」
「インサニアさんのお陰です」 良い子良い子。
インサニア
「……?」 撫でたら治った…?いつの間にかそんな機能が…?などと思い、自分の両手を見下ろした。
ガルバ
そんな折に 「ほら」 とガルバがアップルパイ一切れずつをそれぞれの前に置いた。
インサニア
匂いにつられて、すぐさまインサニアがアップルパイへと飛びつく 「!」
イレナ
「ありがとうございます、ガルバさん」 ぱっと飛び付いたインサニアを手から離して。
「さ、どうぞインサニアさん」
インサニア
イレナが名前を言い終える直前には、アップルパイの一部はすでに少女の口の中に消えていた
「おいしい」
イレナ
そんな様子を眺める表情は、それまでよりも柔らかいもので
「それはよかった。私もいただきますね」 妹でもいれば、こんな気持ちになるのだろうかと考えながら優美な所作で一口食べて。
「……本当に。とてもおいしいです、ガルバさん」 もぐもぐ。
インサニア
お世辞にもマナーなんてものはなっておらず、フォークで切れ端を刺し口に運ぶ頃にはぼたぼたとソースが落ち、指先で落ちたソースや生地を摘まんで口に運んだりなど。まるで幼い子供のような食べっぷりを発揮していた。
ガルバ
「このリンゴはこの時期にしか採れないらしいからな。味わって食っておけ」
イレナ
インサニアの食べ零しやソースなどは、すっと自分の手を止めるとハンカチを取り出してそれを食べる邪魔にならない程度に拭ってあげて。
インサニア
「………」 もぐもぐ、と口を動かしながらされるがまま
イレナ
「とても美味しいです。上質なものなのでしょうね」 >ガルバァ
ガルバ
「ニデア山付近の村が産地だ。寒い時期になると、甘みが増すんだと。そこまで高級なもんってわけじゃあないがな」
インサニア
豪快な食べっぷりで、一瞬にしてアップルパイを食べきってしまった 「ごちそうさまでした」 と両手を合わせて
イレナ
「ふむ……」 こちらの果物は随分と美味しいのだなあ、と小さく考えて。
「インサニアさん、お顔を見せてくださいな」
インサニア
「んっ」 ずずい、と距離を詰める。
イレナ
「はい、そのまま少しだけ」 慣れた所作でインサニアの口周りと手を拭っていって
てきぱきとお掃除を終えると、お待たせしました、と微笑んで彼女の頭を撫でた。
インサニア
「おお」 不思議そうにしていたが、口元を指先で触れて初めて、口の周りのソースも食べかすも綺麗に拭き取られていることに気づいた。
「………」 そうして少し黙り込む
「イレナは、こっちでも新しいごしゅじんさまを見つけて、世話をしないの?すごくお世話が上手なのに」 遠回しに、どうして冒険者なんだろうという問いだった。
イレナ
「……?」 おや? と小さく首を傾げた。もしや、なめとるのを楽しみに――していた訳ではなかった。よし。
んご
れろれろれろれろ
インサニア院
んご
院サニア
イレナ
「折角誰かのお世話をしなければならない状況から脱したのですし、自分で好きに生きようと思いまして」
「勿論、その中で尽くしたい方が見つかれば別ですが、そうでない場合は尽くすのではなく普通に生きて、普通に恋をしてみたい、と」
インサニア
「こい」
イレナ
「はい。先程の本の様に」 それそれ。
インサニア
それそれ、と先ほどの本をチラ見して
「! なら、かっこいいオトコが欲しいんだ」
イレナ
「なので勉強中、なのですね」 一応あれも。
「ふふ、」 直接的に言うととんでもないな、とくすくす笑って。 「そういう事になるのでしょうね」
インサニア
「ファーティがいいよ!イレナはすごく優しいから、きっとお似合い」
イレナ
「ファーティ、とは?」
インサニア
「ぼくを助けてくれた人」
んご
わけあって同じ時空には存在ができないのですが
一体何者なんだ……
イレナ
「助けてくれた……目覚めた時に御傍にいたのでしょうか」 ふーむ?
インサニア
「ここの冒険者って聞いて、ぼくも冒険者になったんだよ。すごくかっこいい。綺麗なムッティもいっぱいいたけど」
イレナ
「成程。……なるほど?」 うん? 「インサニアさんはどうして冒険者に? 他にも、暮らし方は沢山あると思いますが……」
インサニア
「ぼくを起こしてくれた人が、とってもかっこよかったんだ。誰かを助けたくて頑張る人は、みんなかっこいい。ぼくも、あんな風になりたい」
「あと……」
イレナ
「……」 憧れか。 「後……?」
インサニア
「探さないといけないものがある……と思う。それは、世界のいろんなところに散らばっていて、自分で動けないから、こっちから見つけに行かなきゃいけない」
イレナ
「インサニアさんの、忘れてしまった記憶に関わるものでしょうか……」 ふむ。
インサニア
「そうなのかな……そうかも。ずっとずっと、そんな声が聞こえるから」
イレナ
「散らばっているものが、見つけられると良いですね。何かお手伝いができる事があれば、何でも仰ってくださいな」
「声……ですか?」 
インサニア
「あ、壊れてるわけじゃないからね?」 変なこと言ってるって思わないでね
イレナ
「ふふ、」 くすくす笑って、緩くインサニアを撫でて。 「思っていません、大丈夫」
インサニア
くつくつと笑う 「じゃあぼくも、イレナが助けてほしいことがあれば助けてあげる」
「何でも言ってね。イレナがまた痛いことされないように、わるーい大人は退治してあげるし」
イレナ
「頼りにしています。何かあれば御名前を呼ぶので、駆け付けてくださいね」 
子供に対して言う様な柔らかい口調だが、そこに茶化す様な素振りはなく言って。
「……さて。アップルパイも頂きましたし、私は一度本を返却して来ないと」
インサニア
「うん!」 ぱっと笑って
「あ、これも」 先ほどとってしまった恋愛小説を差し出した
イレナ
「そちらは私のものですから、気になるのでしたらお貸ししますが」 どうしましょう?
インサニア
「……」 じいっと手にした小説を眺め 「じゃあ、借りてもいい?」
イレナ
「ええ、どうぞ。読み終わったら、……」 適当なメモに自分の部屋番号を記して。
「どこかでお会いした時か、こちらの部屋にお持ち頂けたら」 
インサニア
これでおとなのオンナに一歩近づくのだ 「りょーかい!」
メモを受け取り、嬉しそうにそれを胸に押し当てた。人からの初めてのプレゼントだ。
イレナ
二人分の会計をしれっとすませると、よいしょ、と本を重ねるとそれを手に持ち上げて。
インサニア
「おお……」 手伝おうとしたが、なんだか余裕そう
イレナ
「……」 随分と素直で良い子だ。とっくの昔に手放してしまったものをこの子は持っているな、と小さく笑む。
実はお前とイレナの筋力は
同値
インサニア
「またクイズしてね、イレナ。またね」
んご
なんだって
イレナ
「ええ、また問題とご褒美を考えておきますね」 本を手にしつつ、小さくぴーす。
んご
だがお前はバトダン!俺はフェンサー!
イレナ
「それでは、ご機嫌よう」 ぺこりと一礼して、イレナはとことこと歩いて店の出口へと向かって行く。
んご
同値に見えて半分の重さしかもてねぇ!
イレナ
クラシカルなメイド服を身に包んでいるその姿は、やはり誰かに仕えている姿が似合っていそうな印象を与えるのだった。
雑魚が……
こっちはこれでヨシ!
インサニア
「ばいばいねー!」 ぱたぱたと両手を振って、鼻歌交じりに本を胸に中庭へと駆けていった。
んご
こっちもヨシ!
おつきあいせんきゅ~~~!いんさにゃーかわいいね……
んご
こっちこそせんきゅー!
段々と可愛くなくなるんだ…
わるいこインサニアになる……ベネディクトはそんなの許しませんよ!
というかベネおともCCしても楽しそうね。今度やりまっしょい
んご
みてみてベネディクト、これが大人の必殺技(投げキッス
20240106T_0 卓もあるしログナンバーはちょっとずらしてこう!
やめないか!!
んご
やりまっしょい!
ではここは爆破する!!!
んご
うわあああああああああ!!!!
背景
BGM