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泡沫のプロヴィデンス 幕間Ⅴ

20231012_0

!SYSTEM
リアレイラが入室しました
!SYSTEM
クヴァレが入室しました
リアレイラ
レストランで会食⇒この後、レアルタ様案内で観光に行きたいね⇒リア準備中にチョット外行ってくるレイラ⇒セイラ「あいつ迷子になりそうだから見てくる」⇒外でおしゃべり⇒ソロソロモドルカ……
クヴァレ
オルヤンカにお茶をお出しし終わった後にばったりって感じですかね!?
リアレイラ
もしくは、やっぱり心配になって見に行った
クヴァレ
まだお茶準備中だった
リアレイラ
たぶん淹れ直しお茶自体は飲んだと思われ
クヴァレ
じゃあ淹れ終わったあとにばったりが良さそうですわね
!SYSTEM
セイラが入室しました
セイラ
流れ的にいるはずなので入ってきただけですのであとは若いお二人でどうぞ…
レストランでのレアルタとの会食後、リアレイラは空きの時間にふらりと外の空気を吸ってくると言ってみせの外に出て行った。
クヴァレ
お前もくるんだよオオン!
セイラ
じゃあ後方保護者面で面談見守ってます
好奇心の塊で興味優先でいろいろなものを置き去りにしがちな性質は、短い付き合いでも伝わったのか、あるいは、よく似た性質の人物を知っているからか
セイラが同行を申し出、街の景観と運河を眺めながら、しばし、話に興じた。
自分達の置かれている現状、この街を取り巻く状況、疑念、推測、それから、ある少年について。
セイラ
割と真面目な話をしていました、まる
まとまりのない会話に区切りをつけ、二人はまた店内へと戻ることにした。
 
クヴァレ
えらすぎる
リアレイラ
お前の教育方針について…
クヴァレ
ぱぱままじゃん…
クヴァレ
「それでは――」 頼まれていたお茶の淹れ直しを終えた少年が、頭を下げてその場を足早に去っていくところだった。手早くテーブルの上の使い終わった食器を持って、厨房の方へと向かっていく。
「!」 その道中、外に出ていたらしいリアレイラとセイラを見つけ、彼女らにも恭しく頭を垂れる。
リアレイラ
「クヴァレ、そういう仕事は店の者に任せた方がいい」 帰ったところで丁度その場面に出くわして
セイラ
「貴方従業員じゃないんだから…仕事についてもそうだけど、私達にまで頭下げる必要はないわ」
リアレイラ
「もし、仮に君が食器を破損させてしまった場合、責任関係がややこしい事になる」
クヴァレ
「……」 薄く息を吐いて、自身の手元を見下ろす。完全な無意識、いつもの癖での行動だった 「……も、申し訳ございません。つい……」
リアレイラ
「謝る必要はない、大体、そんなところだろうとは思っていたし、私も温かいお茶が飲みたかったので、あの時は敢えて止めなかった
セイラ
ふと思い出した。
『……よし、クヴァレ。一つ、私から課題を出そう。ここでの一件が片付くまでの間、明確な失敗抜きでの謝罪は禁止としよう』
クヴァレ
「……では、すぐにお茶のご用意を――
セイラ
『達成できなかったら罰として、私の事を『おい』または『こら』、もしくは『リア』か『レイラ』と呼び捨てにすること』
セイラ
あーあ…
クヴァレ
これは失敗でございます故…
リアレイラ
あーあ
リアレイラ
「ふむ……それはそれとして、君に聞きたい事がある」
セイラ
課題を出したのはリアレイラである。彼女が何も言っていないのならば問題ないのだろう。
クヴァレ
「……? 私奴にですか?」 お茶の用意に向かおうとした足を止め、振り向く
身体ごとリアレイラの方へと向き直り、不思議そうな瞳を向ける。黄昏の魔物についての知見?それとも図書館の場所?
僅かな時間で問われる質問の内容について、憶測を立てていく。いずれの問いが投げかけられたとしても、淀みなく答えられるように。
リアレイラ
「"ジュディッタさん"――彼女の事をそう呼んでいるようだが、何故だろうか」 白皙の美貌には喜怒哀楽のいずれの色も伺えない。ただ、その瞳に興味と疑問を込めて、そう訊ねてきた。
クヴァレ
「……………」 数秒の沈黙 「……えっ」 予測していたいずれの質問でもなかった。
リアレイラ
「いや、そう呼ぶことを咎め立てるつもりはない。むしろ、君の性質・性格を思えば大きな進歩だ、喜ばしい」
クヴァレ
「……えぇと…」 咎めているわけではない。失礼というわけではなかったようだ。では何故……。視線を降ろして、彷徨わせる。
リアレイラ
「二人称の使い分けは、対人関係の基礎といってもいい。親しい仲であればごく自然なことだ」
クヴァレ
「た、大した理由はございません。リアレイラ様がご懸念されるような事はなにも……」
リアレイラ
「つまり、そう、私にも適用されても何ら問題はないのではないか?」
セイラ
2人のやりとりに現時点口を挟む気はない。クヴァレが見てもいつも通りの涼しい表情である。
クヴァレ
「………」 んぐ。そんなうめき声が聞こえてきそうな顔をした。
「と、とんでもございません。リアレイラ様に対して、そのような――
リアレイラ
「呼び捨てに抵抗があるならば、段階を落とす。これならば難しい事ではないのでは?」
セイラ
言い換えればクヴァレに助け舟を出すつもりも、リアレイラに助け舟を出すつもりもないということである。
クヴァレ
「………」 ちら、ちらと上目遣いにリアレイラを見やる。時折セイラにも視線を投げてよこすが……彼女からは何も言うつもりがないということは、表情を見て分かる。
リアレイラ
「ふむ……そうか……私には無理か……、いや、待てよ、そうか、そういう可能性もあるか……」
クヴァレ
「……?」 何かと結論付けた様子のリアレイラに、首を傾げる。
リアレイラ
赦しを乞う、あるいは助けを求めるような上目遣いそっちのけで、なにやら思いついたようだ。こういう時の思いつきは大抵突飛でロクでもなく、親友たちにツッコまれる類のものだが、今は止める者がいない
「君にとって、ジュディッタが特別な存在になっているとう可能性を失念していた、うん」
クヴァレ
「……」 隙を見てお茶を淹れに行きたい。逃げ出したい、が源泉のその気持ちと、一体何を思いついてしまったのか真意を聞きたい気持ちとが鬩ぎ合っていたが
クヴァレ
あっ
消えてしまった……
セイラ
あっ
クヴァレ
少し手直しするだけのはずが…!
リアレイラ
絶句を現しているのかとおもったW
クヴァレ
小僧「」
セイラ
リアレイラの発想についてはそんなわけないでしょとは思いつつ
とはいえクヴァレの真意もわからないため口をつぐむ。
リアレイラ
「私の両親は人間とエルフの異種婚だ。そういった関係には理解が無いではない」
クヴァレ
「特別……」 その言葉に、手を口元に寄せて考え込む
色々と教えを乞う相手という意味なら特別かも……。
リアレイラ
「いや、あまり察しの良い方では無いな……少なくとも私の時はそれで駄目になっていたのだった」
セイラ
これセイラちゃんさんづけを言えない雰囲気になっちゃった
クヴァレ
恋愛奥手野郎どもが夢の跡
クヴァレ
「そ、うですね……確かに、(教えを乞う相手、つまりは先生という意味で)特別な相手……かもしれません」
「あの時は、他に相手もおらず……」
リアレイラ
「では、君から関係を持つことを申し出たのか」
クヴァレ
「は、はい。そうなります」
セイラ
「一応確認だけど、そこのエルフは恋愛感情として特別な関係かって聞いてると思うんだけど、それで大丈夫?クヴァレ」
クヴァレ
――」 恋愛感情。
「……!?」
リアレイラ
「なるほど……確かに私は君に対して少々過干渉だったようだ、よもや、これほど進んでいるとは……」
クヴァレ
「そっ、そういうつもりで申し上げたわけでは……!」
セイラ
リアレイラの話を聞く限りクヴァレの情緒は未発達だ。知識としては知っているだろうが感情として理解しているかは別である。
クヴァレ
「リ、リアレイラ様!も、申し訳ございません……っ、あの、そういうわけでなく――
セイラ
流されて肯定してしまってかけちがっていたら目も当てられない、主にジュディッタが。
リアレイラ
「うん? ああ、そうか。私の思い違いか。すまない、逸った」
クヴァレ
「……い、いえ、こちらこそ誤解を招くような言い方を――
リアレイラ
「さん、という二人称は相手に対する親しみを表す」
クヴァレ
「親しみ、ですか……」
リアレイラ
「君とはそれなりの期間を共にしたと思っていたのだが、親しみとい点で先んじられてしまったのではという推論に対しての否定材料として、二人は男女関係にあるという仮説を立てるに至ったわけだ」
「端的に述べると、私はジュディッタがうらやましい」
クヴァレ
「め、滅相もございません!だ、男女関係など……分不相応にもほどが――」 まくしたてるように声に出すも、続いた言葉にそれも途切れる。
「うらやましい……のですか?」
リアレイラ
「うん」
クヴァレ
「……」
セイラ
本題に戻れたようである、改めて見守る。
クヴァレ
「………。 わ、私奴としましては、リアレイラ様に対して親しみを抱いていないというわけでは決してないのです」
リアレイラ
「ルカの事業の関係で渉外役も務めざるを得ないが、私は対人関係は元々得意ではないし、人の尊敬を集めるような人品も持ち合わせてはいない」
クヴァレ
「そんなことはございません!」
リアレイラ
「君が隔意を抱くのもやむを得な――うん?」
クヴァレ
「私奴はリアレイラ様に対して、尊敬の念を抱いております。誰よりも尊く、敬うべき方であると――
「リアレイラ様の……お嬢様方の存在が、どれだけ私奴にとって大きいか……。どのように言葉を尽くし、どのように恩を返そうとしても、きっと…足りません」
リアレイラ
「クヴァレ、それは君が比較対象となる人々を多く知らないことで発生している幻想だ」
クヴァレ
首をゆるりと横に振る 「この先どんなに多くの人々を知ったとしても、この想いが覆ることはございません……」
セイラ
「(まるで信仰ね)」
リアレイラ
「彼女達は怒るかもしれないが、私達はそこまで完全でも無欠でもない。10歳の人間にとっての1年は人生の10分の1だが、50歳、100歳になれば50分の1に100分の1だ」
セイラ
察するに地獄のような環境から救い出したのがリアレイラやイルヤンカ達だったのだろう、であれば、こうなるのも頷ける話ではある。
クヴァレ
100分の1の旅路………
ウッ
リアレイラ
「経験を積み、知るという事は、少なからずそれまで持っていた価値が薄まるという事でもある」
リアレイラ
私にとっては500分の1だ
セイラ
薄い
リアレイラ
「クヴァレ、君はこれから多くの物事を知っていく、より尊いもの、愛すべきものを見つける日も来るだろう」
クヴァレ
「………」 ゆるりとまた首を横に振る。
「ジュディッタさ……んに、多くの事をご教示いただいております。冒険者としての生き方や、人族様社会での常識……様々なことです」
リアレイラ
「なるほど、確かに彼女であれば私ではカバーできない実践的なノウハウを教えられそうだ」
クヴァレ
「……それも全てはお嬢様方に、これ以上ご迷惑をおかけしない為です。」
「不忠をお疑いなら、お試しくださっても構いません。それとも、リアレイラ様も……」
傍に置きたくなくなったのだろうか。あの時否定された事ではあるが、ずっとその事が頭の隅に引っ掛かっている。しかし、その問いを声に出すことを恐れて、口を閉ざした。
リアレイラ
「うん、まぁ確かに、あれを繰り返されると今度こそカバーのしようがなくなりかねない」
「次は別の地方への高飛びを考えなくてはいけない。新しい土地には興味があるがだいぶしんどいだろうな……」
クヴァレ
「……」
「な、何もリアレイラ様まで越境の心配をされる事はないのでは……」
まさか、呼び方を指摘されるとは思わなかった。ふと思い返して、悩む素振りを見せる 「………」
再びセイラを盗み見るが、彼女は依然として傍観者の立場を崩しそうにない。
セイラ
セイラはここまでは黙ったままである。
リアレイラ
「君が一人で犯罪を犯して逃亡する事になった場合、社会の中で真っ当に生きられる可能性は今の時点では皆無だ」
セイラ
「…これ、口をはさんでもいいの?」>リアレイラ いろいろ言いたいことはあるが、単にリアレイラの顔を立てているだけである
リアレイラ
「先程も助言をしてくれただろう、多角的な意見は望むところだ」
セイラ
「助言っていうものじゃないわ…私は貴方みたいに甘くもないわ」と言いつつ
クヴァレ
「……そのような事がないよう、心掛けております」 この先、同じような過ちは繰り返さないだろう。きっと。少なくとも、犠牲者が彼女たちでなければ。
「………」 そういえば、と船上での会話を思い出す。あの時罰として呼び方の矯正を促したのも、ジュディッタを"さん"という敬称で呼んでいたのが原因か…
試しに脳内でだけ呼び方を変えてみるも、考えただけで頭に血が上るような、引いていくような感覚。数秒の沈黙の間も、一人で紅潮したり青ざめたりしている。
セイラ
「クヴァレ」
その流れを断ち切るように、冷静な呼びかけが響いた
クヴァレ
「! は、はい」 はっと我に返って
セイラ
「貴方さっきからリアレイラ達のことを神様みたいに思ってるみたいだけど、言い換えると」
「貴方自身が彼女達を遠くに置いてることに、気付いてる?」
クヴァレ
「………」 困惑した表情で、セイラとリアレイラを交互に見上げる。
セイラ
「さっき言ったわよね、『それも全てはお嬢様方に、これ以上ご迷惑をおかけしない為です』ねえ、その迷惑って誰の迷惑?」
クヴァレ
「誰の……でございますか?それは勿論、お嬢様方の……」
セイラ
「だそうよ、リアレイラ」
リアレイラ
「私は確かに君達から迷惑を被った。これまで経験したことの無い心労を抱き、迷い、恐怖した」
「結論から言って、私達は投げ出すのではなく、迷惑を被る道を選んだ」
クヴァレ
――……」 視線を降ろす。
リアレイラ
「要するにその道を選んでも構わないと思う程度には、この私でも、君やアムに思い入れを持っているということだ」
クヴァレ
「……リアレイラ様が、アム様のみならず、私奴に対してまで心砕いてくださっている事は、存じております」
セイラ
「…貴女がリアレイラ達のことを恩人だと思ってるのは理解できた、でも、それと、彼女達から目をそらすことは違うでしょ」
クヴァレ
「目を……逸らしておりましたでしょうか……。その――
リアレイラ
「この見知らぬ大陸に放り出されて、私は独りになった。気楽なようでいて思いのほか堪えているらしい。ルカの事をあまりとやかく言えないな」
セイラ
「そらしてるでしょ、リアレイラが貴方とより近い関係にいたいって思ってることから」
クヴァレ
「………」 リアレイラが珍しく本心の柔らかい部分を吐露したことに、目を丸めて困惑する。
「よ、呼び方とは、そこまで重要な要素だとは……思えず……」
寂しい、ということ…?羨ましいとはそういうことだろうか…。呼び方を是正すれば寂しくなくなるのだろうか……。ぐるぐると思考が巡っていく。
リアレイラ
「そうだな、この大陸では君が唯一の家族といってもいいだろう」
クヴァレ
「…家族」
リアレイラ
「何せ、私は名付け親だからな」
セイラ
「貴方も貴方よリアレイラ。無駄な年数について語ってないで、さっさとそういうわかりやすい言葉で言いなさいよ」
リアレイラ
「まぁ、所帯を持ったことも子を為したことも無いが」
「うん? そういえば言ってなかったか」
セイラ
「伝わんない言葉に意味はないのよ。私も人の事は言えないけど」
リアレイラ
「クヴァレにとっては心外な認識という事もあり得るだろう。名付け親といっても四分の一でしかないのだから」
クヴァレ
「……心外などと――ただ、」
「……も、申し訳ございません。家族、というものも、あまりよく……存じ上げておらず――」 頭を下げる。
リアレイラ
「ただ、そうだな……ファーストネームに私の発案を選んだという点は,密かに自慢ではある」
クヴァレ
「………」 もごもごと唇を動かした。
セイラ
「知らないなら知ることができるんだから知りなさい、聞きなさい。ジュディッタからも学んでるんでしょ」
クヴァレ
「……ジュディッタさ…んも、まだ独り身のようなのですが…」
「……セイラ様の、ご家族は……?」
セイラ
「時間は有限なんだから、だったら他の人にも聞きなさい、ガルバとか身近に見本はいるでしょ、見本は」
「私?孤児よ、親の顔も知らないわ」
リアレイラ
「そう難しく考える事もない。時折、顔をあわせて、生きて、それなりに暮らしていることを伝えるくらいで構わない」
クヴァレ
「……は、はあ…」
リアレイラ
「君はまだ若木だ。苗といってもいい。それなり、の部分にだいぶ不安が残る」
クヴァレ
再び考え込む。現状手近な見本と言えば――ユノが適切だろうか…。とはいえ、彼女の御息女は今や行方不明なのだが……。
リアレイラ
「折れたり曲がりそうになった時の添え木のようなものだと私は考える」
「ルカに手を貸しているのも似たようなものだ」
セイラ
「…とにかく、話が少しそれたけど、恩人だからって神様じゃないんだから、その人が何を思ってるのか、自分だけで考えてないで、聞きなさい」
「あと、さっきの定義でいくと私は敬われる存在でもないし親しみがある存在でもないから呼び捨てね」>クヴァレ
クヴァレ
「……つまりは、挫折しそうになったとき、あるいは生きる気力を失った時などの糧になり得る存在、ですね」
――……えっ」
リアレイラ
「じゃあ、私もそれだ」
クヴァレ
「……………… え、」
「あ、あの……」
リアレイラ
「先を越されて悔しいなどと云う情動が自分に備わっていたのは驚きだが、もののついでだ。うん、この際、便乗していくに限る」
クヴァレ
「お、畏れ多いです、出来ません!」 ぶぶんぶんぶんぶんぶん、と首を勢いよく振った。
セイラ
「なんで?リアレイラは敬うべき存在だから様付け、ジュディッタは貴方にとって教師で親しみがある存在だからさんづけ」
「であるならどっちにも当てはまらない私は呼び捨てになるわ」
クヴァレ
「な、な、なんでもでございます!もう、ずっとこのように呼び続けて参りましたし……別の敬称ならまだしも、よ、呼び捨てなど…!」
セイラ
「私は貴方の事特別扱いしないって言ったわよね、言い換えれば貴方からも特別扱いされたくないの」
クヴァレ
「で、ですが……そ、それに人族様の社会においては、年功序列という概念があったりするようですし…っ」
セイラ
「年功序列?冒険者にそんなものないわよ。腕がよければ未成年でも上位の依頼受けれるわ」
リアレイラ
「冒険者は実力主義だ。それに種族ごとの寿命の違いもある」
クヴァレ
「………う、ぅ…」 じりじりと後ずさる。
リアレイラ
「そして、思ったのだが、セイラ。君は私が様付けされる点については改善の働きかけをしてくれていないな……?」
クヴァレ
ドライガール・セイラ
セイラ
「あの理由聞いた以上現状どうしようもないでしょ。変えたかったらクヴァレの神様意識を変えるしかないわ」
「…で、別の敬称ならまだしも、って言ったわね」
クヴァレ
「………」 じりじり、じり……ぴたっ
リアレイラ
「敬意を失くすような振る舞いを試みるべきか……」
セイラ
「だったら今はさんづけでいいわ。さんは別に親しみがある人だけに使うものじゃないもの」
クヴァレ
このままではリアレイラが朝起きれない・着替えられない・ご飯一人で食べられないエルフになってしまう
クヴァレ
「………そ、それ、でしたら――多少は……」 もごもご……
リアレイラ
酒・賭博・男遊びに興じる退廃エルフかもしれないじゃない
セイラ
「なら私の方は決まりね」
クヴァレ
「で、ですが……」 それだとリアレイラ様の不興を買ってしまうような…
リアレイラ
「法に触れず、無暗に健康を損ねず、時間的経済的損失の少ない、適度に人望を失う方法か……ふむ」
セイラ
「だったらリアレイラを呼び捨て、しづらかったら、さんづけで呼ぶことね」ばっさり >クヴァレ
クヴァレ
「お、おやめください。ルリ様とルカ様に怒られてしまいますよ…」
リアレイラ
「確かに」
クヴァレ
「……あ、あの、今更なのですが……」
リアレイラ
「うん?」
クヴァレ
「リアレイラ様は、本当にそこまで……上級敬称で呼ばれる事がお嫌なのですか…?」
セイラ
リアレイラだけじゃなくてイルヤンカあたりも拗ねそうであるがそれは黙っておこう。
リアレイラ
「私は自分をそれほど上等な人間だとは思っていない。そう呼ばれたとしても、社交辞令の一種と捉える」
クヴァレ
「………」
リアレイラ
「あと、単純に長い」
クヴァレ
「……………」 ああ…
「……では――、その……」
リアレイラ
「最初は君が呼びやすいようなら、そう呼んで構わないと言ったが、どうにも冗長だ」
セイラ
ここでリアレイラちゃんとかきたら
楽しい
クヴァレ
ちゃん付けはPLが楽しくなっちゃうから駄目!
セイラ
セイラちゃんとかよばれたら
は?って顔で威嚇する
クヴァレ
^v^
リアレイラ
セイラちゃん様
クヴァレ
ギークっぽさがUPした
クヴァレ
「……  、……」 もごもご、と唇だけでリアレイラを呼ばわってみたが、途中でぎゅっと唇を引き締めた。
セイラ
呼び捨てじゃん
甘やかして妥協するんじゃなかった…小僧
クヴァレ
「す、すこしお時間をいただけますか……ま、まだ……その………こころのじゅんびが―― 蚊の鳴くような声
リアレイラ
「わかった」
クヴァレ
ほっと安堵の息を吐く 「……」 ほっ
リアレイラ
「出来れば2、30年以内に頼む」
セイラ
「は?」
クヴァレ
「………」 意外と気が長いな。さすがエルフ
「しょ、承知いたしました」 ほっこりと小さく笑んだ。ヨシ
セイラ
まあいい、これでセイラさんになったのはまあ進歩だ
クヴァレ
セイラさん様
殿になるかもしれない
セイラ殿~~~
セイラ
は?って顔で今すぐ呼び捨てにしてもらうわよって威嚇するぞ小僧
セイラ
「ちなみに様ってつけたら呼び捨てにしてもらうからそのつもりで」ばっさり >クヴァレ
リアレイラ
「うん、いや、だが待てよ。その頃にはルリやルカが店主くらいの歳になっているか……あまり、自慢が通じそうにもないな……」
クヴァレ
「……き、肝に銘じておきます…」 >セイラ
セイラ
ルカさんからもさんづけだったはずだから
まあさんづけは妥協…
クヴァレ
「このような事、自慢にはなりませんよ……」
リアレイラ
「いや、なる」
セイラ
「エルフ基準で年数考えてたら、ルリやルカの方が先に呼び捨てにされてるわよ」ばっさり >リアレイラ
クヴァレ
「……そ、そんなに」 呼び方って大事だったんだな…
セイラ
「さっきの貴女の話でいうところの、人間にとっての30年は十分分厚いと思うけど?」
リアレイラ
「確かに……」
クヴァレ
「……」 まずい、このままでは話がぶり返す 「そ、そんな事よりも、そろそろ図書館に向かう準備を致しませんか?先ほどウィスカ様とカスラーン様に場所をお聞きしましたし、先に向かわれたアコナイト様とロゼット様も、到着している頃合いでしょうし……」
「リアレイラ様も、本が気になっておりましたでしょう?」
セイラ
「ああ、それについては、今からウィスカとレアルタ様に街を案内してもらう約束してるのよ」
リアレイラ
「じゃあ、2、3日に――」 図書館 「すぐに行こう」
セイラ
「行くならその後に時間があったら…ちょっと」
クヴァレ
ヨシ! 「……で、ではレアルタ様もご一緒に……」
セイラ
「おすすめのところをって話をしてたから、おすすめには間違いなく入ってると思うけど…」
リアレイラ
「……最も、どうせ大した本は残ってはいないだろうが」
セイラ
「どうせあの男が先回りしてるでしょ、また話も聞けばいいわ」
クヴァレ
「リアレイラ様なら、数日で読み尽くされてしまうかもしれませんね」
リアレイラ
「量の問題ではなく、質の問題だ」
クヴァレ
「そうかもしれませんね……。ですが、質がどうあれ、リアレイラ様なら手に取ってしまうでしょう?」
セイラ
「もし一緒に行きたくなったら…使い魔でも預けておいたら?」>リアレイラ
おそらくこの後クヴァレはイルヤンカとジュディッタと話をするだろうと予想して
リアレイラ
「うん、読みはするだろう」>クヴァレ
クヴァレ
「はい」 嬉しそうに笑って 「私奴も情報収集のお手伝いをさせていただきます」>リアレイラ
リアレイラ
「使い魔は意見交換に向かない。預けるなら人形だな」>セイラ
セイラ
「ならそれで」魔法については素人である、任せる >リアレイラ
リアレイラ
「では、そうしよう」
セイラ
これでイルヤンカじゅでぃっちゃ達も合流しようと思えばできそうである
リアレイラ
ヨシ!
セイラ
こんなところでせうか
クヴァレ
「お好みの珈琲をお運びできるようお支度もしておきます。それと外は水路が張り巡らされていて、お体が冷えやすいので厚手の服も……すぐお持ちいたします」 ぺこりと頭を下げて、準備に向かおう
クヴァレ
ヨシ!
セイラ
お付き合い感謝です
クヴァレ
こちらこそありがとうございましたー!!!
リアレイラ
こうして小僧は煙に巻くスキルを身に着け、着実にタラシの道を・・・
クヴァレ
難聴系主人公に・・・
セイラ
大変残念なことを言うとそれが通じるのは優しい人だけで
優しくないセイラちゃんはドストレートに捕まえるからな…
クヴァレ
スン…
セイラ
リアレイラ自身が30年っていったんだから
まあいいかって感じで今回は見逃した
クヴァレ
2,3日というワードはスルーする、という事にした小僧
リアレイラ
これはノウェ小僧張りのクズ
クヴァレ
声が被っちゃってェ…聞こえなくてェ……
セイラ
そういえば
ノウェ小僧は話せたの?
クヴァレ
話すか話さないままトラブル起こすかで迷っておいででした
セイラ
その背中を見送りつつ
リアレイラ
そっちの卓も考えなきゃね…‥
セイラ
「伝わってよかったわね」>リアレイラ
クヴァレ
殺してやるぞダイン…
リアレイラ
「……おおむね予想はしていたが、やはり、印象が固まってしまっている」
セイラ
「恩人っていう部分はなんともしがたいわね」
リアレイラ
「一筋縄ではいかないものだ」
「1年の価値が薄まると言ったが、濃いうちに経験したことは実のところ残る」
「それも、理想か妄想で微妙に形を変えてな」
セイラ
「次は貴方達をちゃんと見てもらうようにしないと、かしらね」
リアレイラ
「いっそ、抱かせるというのはどうだろうか」
セイラ
「は?」
クヴァレ
Hな目!?
未成年淫行はまずいですリアレイラ様
セイラ
「なんでそんな突拍子もない発想に飛ぶのよ…」
「たまったら花街くらい行くでしょ」
リアレイラ
「こんなものか、と思わせるには有効なので?」
「勿論、そういう年頃になったらの話だが」
セイラ
「ルリやルカにばれたら説教どころじゃすまないんじゃない?」
リアレイラ
「たぶん沈められるか吊るされる」
セイラ
特にルカは一度仕事をしたがそういったことに抵抗感がありそうな性格であった
「だったら現状やめときなさい」
クヴァレ
おねショタの薄い本が厚くなるなぁ
リアレイラ
「そうしよう」
セイラ
こんなところですかね
最後の終わりが酷い気がするのは気のせい
クヴァレ
ヨシ!
オチましたね
セイラ
おつかれさまでしたー
皆さんありがとうー
リアレイラ
「それはさておき、また世話になった。ありがとう、セイラ」
セイラ
明日も社畜
リアレイラ
御礼だけ言ってシメ
クヴァレ
重ね重ね、こちらこそ!
リアレイラ
おつきあいかんしゃ!
セイラ
「別にただのついでよ、ついで」
クヴァレ
小僧のこと一杯可愛がってくれてありがとな…
セイラ
では撤退
おつかれさまでした
!SYSTEM
セイラが退室しました
クヴァレ
お疲れ様でした~!
!SYSTEM
クヴァレが退室しました
リアレイラ
おつかれさまー
!SYSTEM
リアレイラが退室しました
背景
BGM