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IF/幕間

20230602_0

!SYSTEM
ルカティシアが入室しました
!SYSTEM
リアレイラが入室しました
リアレイラ
ヌッ
ルカティシア
ネッ
!SYSTEM
アクアマリンが入室しました
アクアマリン
ノッ
どうするかわかんないけど見に来た!
ルカティシア
どうなるかは私にもわからない
!SYSTEM
ルリが入室しました
ルリ
てやっ
ルカティシア
導入はさっくり映像見た直後、ちょっと整理の為の小休止を取り始めた所で始めるつもりだけど
こういうのがええっていうのがあればどうぞ
ルリ
それでいいよ
リアレイラ
うむ
ルリ
もっかい読み直してこよ
ルカティシア
ノリア(素振り
アクアマリン
;つД`)
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共有メモ1を追加 by リアレイラ
詳細リアレイラノート

●ナイトメア
姓名不明、男性、複数の蛮族を従えており、推定ダークナイトと見られる。
アマルガムの蘇生を餌にクヴァレとアマルガムに恩義を持つ元奴隷達を王都から連れ出し、
かつてドレイクが実験場として使用していたという遺跡で蛮族と合流。
元奴隷を人質にクヴァレに魔剣〈血の欲望(ブラッド・オブ・デザイア)〉の使用を強要。
魔剣を使用したクヴァレから発せられた何らかの能力*により現在も石化中(ターコイズと特徴が一致)。

目的・アマルガムとの関連性・所属勢力などは不明。
アマルガムを実験対象と見做していたドレイクの部下だった可能性が高い。

●石化能力について
クヴァレが視線を向ける前から、周囲を取り囲んでいた蛮族達に石化症状が発生。
視線を向けたことで石化の進行速度が段階的なものから瞬時に変化。
無意識で制御不能な範囲効果と推測されるが、実験場外の小部屋に居た元奴隷達には
被害が及んでおらず、段階的な方の石化の効果範囲は限りがあると思われる。
視線を向けられた場合の有効距離は不明。

男の反応から、この石化能力の発現は彼が意図したものとは思えない。
魔剣の能力を把握しきっていなかったのか、完全なイレギュラーかは不明。

生物学的には人族に分類されるナイトメアと蛮族双方に効力を発揮しており、特定種族に限定
した効果ではないと思われるが、蘇生したアマルガムには効果が及んでいる様子が無い。

▼仮説
  • クヴァレが無意識的に効果の対象を選定している(魔法制御と同様に意識したものを除外する方式か)
  • 魔剣による蘇生を受けたアマルガムは剣の影響下と見做され、除外されている
  • 魔剣によってアマルガムが強い抵抗力や石化耐性を獲得している


●〈血の欲望(ブラッド・オブ・デザイア)〉
外観:血に似た液体の下たる黒い刀身の魔剣
概要:別の大陸で生み出された秘薬と同等の効果をもたらす
効果:望んだ対象に穢れを付与する
   魔剣の影響下にあるものを強制的に蘇生させる
制約:人族と蛮族、両方の可能性を宿した身にしか扱えない

▼仮説
  • 穢れや衝動に作用する性質からイグニス系列の魔剣と思われる
  • ウィークリングやラルヴァなどの半蛮族の使用を想定している?
  • 本来の種族が持つ能力を増幅する作用がある?


▼懸念点
魔剣による蘇生が操霊魔法による蘇生と同等か不明。
クヴァレに伝えられた情報自体に欺瞞が含まれている事は十分考えられる。

人格と記憶はアマルガムと高い一致が見られ、自由意思を思わせる言動を取っていたが、
アダポシアのように外見で判別することが難しいアンデッドとしての蘇りの可能性も否定できない。
魔剣を通して精神や身体制御に干渉・支配を受ければ、本人の意図とは別に敵対行動を取られる
事態も考慮しておく必要がある。


●アマルガム
魔剣〈血の欲望〉の使用を強要されたクヴァレによって蘇生。
文字通りの蘇生なのか、魔剣の影響下に置かれた状態なのかは不明。
人格や記憶は保持しており、クヴァレを助ける為に協力を求めている。

実験場の主だったというドレイクの干渉を避けて逃走中。

●クヴァレ
魔剣〈血の欲望〉の使用により、穢れが増幅された状態にあるらしい。
アマルガムの蘇生時に発動した石化能力が現在も無制御状態にあるかは不明。
アマルガムと共に行動している。
リアレイラ
そんなあなたに事実+主観と仮説の混じった私の覚書を
ルカティシア
オボエガキ・マクダウェル
ルリ
たすかる
リアレイラ
概ね事実に即している筈だ
とりあえずあのナイトメア野郎はどこかで石化が解けるかもしれないから今のうちにすまきにするか手足を砕いておこう(外道
ルリ
それじゃ導入まかせた
ルカティシア
特定できるならしない理由もない>拘束
アクアマリン
とても分厚い考察書だった…
ルカティシア
この一週間続きを心待ちにしていたアクアマリンPLの心臓を潤す
アクアマリン
もっと乾く可能性は?
リアレイラ
アマルガムの状態に関しては仮説を立て、対策というか方針をいくつか決めておかないと動けそうにないので…
ルカティシア
明日続きがあるから……
!SYSTEM
たんGMが入室しました
リアレイラ
導入はどうするか……ノートをまとめたところからみたいな感じにするか
リアレイラ
 
 
ルカティシア
すごいざっくりした導入を書くつもりだったけど
リアレイラがする感じならお任せするわよわよ
リアレイラ
用意してたならやってくれてヨシ!わよ
ルカティシア
(考察書がぶ厚かったのであっさり導入にするのはちょっと気が引けた
リアレイラ
いつもあらすじを書くか迷うの心
ルカティシア
テキストに起こしてる訳じゃないから用意していたというほどでもないのだ
リアレイラ
オッケー、じゃあ適当にやるわよ
ルリ
よろしくー
ルカティシア
OKDOS。ありがとうー
リアレイラ
まぁきっと映像見終わった後、即座に感想女子会とはならずに
各自休憩してからじゃないときっと受け止めきれないやつだ
ルカティシア
ダメージがある内容だからね
それで合ってると思う
アマルガムの遺体と共に失踪したクヴァレの行方を追って旅立った一行は、かつて、アマルガムと関係があったというドレイクが使用して居た遺跡へと向かった。
そこで目にしたものは、ターコイズの彫像と化した蛮族達が立ち並ぶ異様な光景だった。
たんGM
端っこで座っとこう…
アクアマリン
いっしょに座ろう…
ここで二人に何が起こったのか分からず手掛かりを探し始めた一行の前に、亡くなった筈のアマルガムが姿を現した。
ルカティシア
舞台袖で体育座りするクヴァアムマリン概念
クヴァレが手にした魔剣の力により蘇ったというアマルガムは、クヴァレが蛮族の策謀によってそれを行ったこと
ルリ
魔剣の影響を強く受けて、街には戻れない状態にあることを告げ、彼を救って欲しいという願いを述べてその場を立ち去った。
此処で起こった事、その記録の在り処だけを示して。
遺跡内に残っていた、クヴァレと共に連れられてきた人質たちを助け、その記録――マナカメラによって残された映像――を発見する。
個人的な目的は友人関係にあるクヴァレとアマルガムの救出だが、救助対象である彼らを捨て置くことも出来ないため、
彼らを無事帰還させるための手配を行うとともに、記録映像を確認しなければならなかった。
記録の中の衝撃的な光景はアマルガムとの予期せぬ再会と同様に受け止め難いもので、記録を見た後は各々、会話も無く、必要なことを行い、必要なこととして休息を摂り……
 
 
――……」 無言でペンを置き、首回りを自分の手でほぐした。
休息をとろうと告げつつ、ずっと書き物に集中していた。今の状況と、仮説を纏めあげたものを書き終えたところだ。
休め、休もうといって休めるものではない、体の疲れ以上に心の整理を必要としていた。魔導師リアレイラにとってはこれがその整理の方法だった。それだけだ。
リアレイラ
お待たせしますた、こんな感じでどうだろうか
ルカティシア
ありがとうー
リアレイラ
人質はどこに? わからん・・・
アクアマリン
人質はなんかこう…… (GMに視線を巡らす
リアレイラ
まぁ、まだ遺跡内におるかもしれないけどそっとしておいてくれ
ルカティシア
まあ休憩を取ったあと再調査するのだし別室待機しているのではなかろうか
たんGM
元いた部屋で休んでるとか、かな…
ルリ
まあ特段問題なさそう(居なくても
リアレイラ
今の状態でなんか謝られたりとかしても、酷い返しをしてしまいそうで・・・
ルカティシア
(中編の入りはそんな感じだと言っていた気がする>再調査の情報整理から
たんGM
MAP解放した後にNPCがMAPのそこらへんにぽつぽついるような感じでも良い
「……」こんなものを書き上げたところで事実の前には無力だ。それを痛感しているしさせられるばかりだ。
ペンを置いた彼女に、近付いて来る足音があった。殺しようもない足甲の音の主が誰かは、視線を向けずとも解る事だ。
リアレイラ
「……」二人はどうしているだろう。あの記録を見た後から会話をした記憶がない。いや、したかもしれないが意識から締め出していた。
ルカティシア
「休めていますか、リアレイラ」 
解散する前、酷く衝撃を受けた様な様子でいたルカティシアが、その表情にある程度の余裕を浮かべながらやってくる。
ルカティシア
名前が消えレイラになってる>リアレイラ
リアレイラ
記録を見たおっと
ルカティシア
友人としての付き合いも、もう暫くになる。彼女の表情が表面的に整えられただけだと、リアレイラには一目見て分かった。
リアレイラ
そんな事を考えていたところに、近づく足音に気付いて顔をあげる。 「ああ」
「休んだ」 周囲にはまだインクも乾ききっていない書類が何枚もある。
リアレイラ
名前消え状態から生やす為のクリックポイントを探り当てる難易度高杉晋作
ルカティシア
名前欄をemptyにしないで半角か全角スペースを入れておくと楽になる
(TIPS
リアレイラ
今度からそうしよう(まず間違わなければいい
ルカティシア
返答に対してそれ以上言葉を重ねる事は無く、彼女の傍らで歩を止めて腰を下ろす。
綴られていた書類に視線を落とせば、それが彼女の休憩の成果である事が解り、ルカティシアは小さく息を吐いた。
リアレイラ
そして見つからないわけだ、一番上の行で適用しなきゃだったんだな
ルカティシア
地続きになってるからね
ルカティシア
周囲に自分達以外の気配がない事を確認すると、もうひとつ小さく息を吐く。
「……どうしよう、リアレイラ」
リアレイラ
「概ね事実に即している筈だ。報告書として使える内容ではないがな」珍しく自嘲の混じった声音で生乾きのインクが手につくのも気にせず、書類をかき集め
「どうしよう、か……。まず、いまだに置かれている状況が分からなすぎる、諸々の条件がわからない」
これは自分たちの話というよりはアマルガムとクヴァレの事についてだろう。
ルカティシア
視線を正面に投げ、彼女に向ける事も無くぽつりと吐き出し、返答には緩く頭を振った。
「うん、それもそうなんだけど、そうじゃなくて」
リアレイラ
「……その上で、君達はどうしたい? 私達の達成条件を何処に置きたい」
ルカティシア
「達……、ルリの事は解らないけれど、私は、……〈星の標〉を出た時と、変わらないかな」
「クヴァレを助け出して、連れて帰る。言いたい事は沢山あるけれど、そこは動いてないし動かない……と、思う」
「アマルガムも、出来る事なら連れて帰りたいと思ってる。それが、彼女が生きられない場所に連れて行く事にならないなら」
ぽつぽつと呟く声は、普段と大きくは変わらない。ただ、少し強張っているだけで。
リアレイラ
「概ね同意する」
ルカティシア
「リアレイラの言った通り。解らない事が多過ぎて、今決められるのはきっとこれくらいだと思うもの」
リアレイラ
「……今のは卑怯な聞き方だった。すまない」 君達はどうしたい、などと自分を外に置いた聞き方をしたことを詫びた。
ルカティシア
「ただ、」 放っていた視線をリアレイラの横顔に向けた所で、彼女の言葉に言葉は重ねずに頷いた。
言いたい事は、きっとわかってくれているだろうと甘えを込めて。
「そうならなかった、出来なかった時にどうするかは、ルリに伝えた通り。誰かひとりに委ねるつもりも、委ねられるつもりもないわ」
リアレイラ
「ああ。ああ言って連れ出したのだから、今更反故になど出来るものか」
ルカティシア
「うん。……ルリが今平気かは、解らないけれど」
リアレイラ
ガルバからこの依頼を持ちかけられたときに、最悪の事態になったら自分が始末をつけると語ったルリに、冒険者は臨機応変に動くものだなどと無理矢理説き伏せたのは自分だ。
「……彼女は優しく繊細な心の持ち主だ。本当ならここで彼らと共に街へ返すべきなのだろう」
「だが、そうすべきではないとも思っている」
ルカティシア
「とも、なの? 私は、もうだめって言われても連れて行くつもりだったけれど」
リアレイラ
「自分ではあまり自覚が無かったが、私は君達に甘い」真顔でそんな事を言う
ルカティシア
「私に道を教えてくれたり、手を貸してくれた時から、……ううん、もっと前から解ってる」 対照的に、こちらは柔らかく微笑んだ。
リアレイラ
「ただ、これは自分向けの甘さという事になるのだろう。これ以上、傷つくところを見るのが望ましくない、などとはな……」
「だが、が起こった時にその場に居ることが出来なかった。それが心にどんな影響を及ぼすかも実感させられた」 これはアマルガムの死に際に関われなかったことだろう。
ルカティシア
静かに頷きを返し、彼女の言葉の続きを促す様に視線を向ける。
リアレイラ
「だから、彼女から向き合う機会を取り上げるべきではない、というのが私の結論だ。  どちらを選ぶにせよ、な」
「その上で、君が無理にでも連れて行くと言い出したら止める気がない。うん、これも卑怯なふるまいだな」
ルカティシア
「……そうね、卑怯。でも、何も言わずにいなくなるほどじゃないから、怒りはしないけれど」
ルカティシア
どちらを選ぶせよ になってる>リアレイラ
ルリ
かつ、こつ、と ブーツが石畳を叩く
ルカティシア
もう一度視線を前方に放ると、長く、静かに息を吐き出していく。
「……どうしよう、っていうのはね、別の事なの」
リアレイラ
おっと
ルリ
足取りは辿々しく 覚束ない様子なのは万人が理解できるだろう
ルカティシア
「私は――……」 言葉を続けようとした所で、響いた足音に視線を向けた。
リアレイラ
「別……?」小首を傾げる、と同時に長い耳が足音を拾ってピクリと動いた
ルリ
涙の痕も 赤くなった目も 隠せていない 気がついたら此方に向かっていたという様子で 「──、」 2人が集まっているところに彷徨う視線が焦点される
ルカティシア
「ルリ」 その様子を見れば声をかけながら、ゆっくりと立ち上がる。
ルリ
「………、」 はー…と深い深い溜め息をついて 「わかんなくなった…‥」 つぶやくとへたり込む
リアレイラ
「……」痛ましい様子に眉を顰めるでなく、その言葉と動作を目で追いつつ、書き上げた書類をまとめて
「奇遇だな、私もだ」そう同意した
ルカティシア
その傍に歩いて行くと、へたり込んだ傍に腰を下ろした。
「うん。リアレイラも私も、同じ」
ルリ
「ファロは、間違ってる……」
「でも、それはきっとあの子あたし達のためだと思ってやってる……」
リアレイラ
「ああ」彼は方法を間違えた。強要されたとはいえ、悪手だった
ルリ
「間違った結果に、………、アムが生き返るっていう成果がついちゃってる」
「………、ファロは悪いわ。これは擁護できないくらいに」
「でも、間違ってるからそれを正そうって、手を差し伸べることは出来ると思ったの」
「………だけど、」
「間違ってるって言葉には、アムの生き返りを否定しなきゃいけなくて、」
「アムをもう一度死なせないと、ファロの正しいは帰ってこない……」
「…‥‥それは嫌なのに、どうしたら良いのか本当に分からなくて」
「………、………間違ってる結果にすがっても、絶対に何処かでケチがつくわ」
「……それは分かってるのに、アムがまた居てくれるかもって言う自分が否定しきれない……」 両手で顔を覆って
リアレイラ
「……ルリ、私は君達がアムを亡くしたとき、その場に居ることが出来なかった」
ルリ
「………、……うぅー……く‥・‥・ぅうー…」
ルカティシア
ルリの言葉を静かに聞き、嚥下して、言葉を絞り出した彼女の背を緩く撫でながら、リアレイラに視線を向けた。
リアレイラ
「その場に居たなら、彼女がそれを願っていなかったとしても蘇生を試みていただろう」
「もし、そこで彼女の魂が応えなかったら……そう思うと、その場に居ずに済んだことに安堵さえした」
ルリ
「………、」 ごしごし、と溢れる涙を拭って
リアレイラ
「死者の蘇生は毒や病気の治療とは違う。どれほど技術を高めても覆せない結末が常に付き纏う」
「私は再会を望むとともに失敗を恐れ、また、再び失う事を惜しいとも思う」
「……その場に居て、試し、失敗を共に経験すれば……あるいは彼にも納得をさせられたのだろうか」
ルリ
「わかんないよ……そんなの……ファロは……」
「そんなことしないって、ずっと思ってたもの……」
「それに、」
「……っ、……、」嗚咽を抑えながら 「それだけじゃ、ない……」
「アムが……あんな風に思っていたことも、ファロがそこまで思い詰めていたことも」
「あたし、何も気が付かなかったのよ……」
「バカよ………」
リアレイラ
「……彼にとって、私達はそれまでの彼の人生には存在しなかった善きものの象徴そのもので、それは、ある種の信仰に近いものだったのかもしれない」
ルカティシア
「なら、私達3人ともそうね」
リアレイラ
「私達は良かれと思い、彼に与えた。だが、彼には過ぎた薬だったことに思い至らなかった」
ルカティシア
「少なくとも、誰もふたりの事を見えていなかったんだもの」 ぽす、と背を撫でる手が少し強張った。
リアレイラ
「アムについても同様だ。私は彼女が蛮族であることを気に留めようとしなかった。アムはアム、個人であると」
「だが、血ではなく環境が人を作る、心を作る。蛮族であることがそれらに無関係な筈も無いというのに」
ルリ
「……どうしたらいいのよ…」 
リアレイラ
「いや、これは君達に対することでもそう変わりはしないな……君達がどのようにして今の君達に至ったのか、私は詳しく知らない」
「過程を知らないままに結果だけと向き合っても、正しい答えは導き出せないのにな」
ルカティシア
「うん。……だから、やる事はひとつだけ」
リアレイラ
「……知ることから始めよう。どう落着させるべきかは未だに見えないままだが」
ルカティシア
「追い付いて、話をする。過程を知って、出来る事を探そう?」
「私達は確かに知らなかったし、気付けなかった。……でも、それだけ、なのかなって思うの」
リアレイラ
「件の魔剣について、敵の背景・目的について、知らなければ対策の立てようもない事ばかりで頭が痛い」
ルリ
「………あのね、」
「……此処であったことが見れた装置、あれはどうしたらいいの」
ルカティシア
右上の歯車、何かと思ったら透過率とかの枠が消滅してたのか……
ルリ
「……ファロが人を石に変えて、アムを生き返らせた。全部映ってる…」
ルカティシア
「残す、しかないと思う」
リアレイラ
「状況証拠に過ぎない。あの石化能力が彼の種族特性に即したものであっても、それは魔剣によって引き起こされたものだ」
ルカティシア
「ギルドに誤った報告は出来ないもの。……それに、クヴァレは指示に従っただけに見えるし、逆らったら自分も、他の人も、何をされていたか解らないもの」
「ここに至るまでの事はともかく、あの場で出来る最善だった、……かな」
リアレイラ
「蘇生に関してもあの男は魔剣の能力と認識していた。それが事実であれ何であれ、な」
ルリ
「………、………」
ルカティシア
「あの映像だけなら強制されて従うほかに無かった、と言えると思う。……、クヴァレがどう思っていたかは、別として」
リアレイラ
「……あの映像を見ていて気付いた事がある。バジリスクの邪眼ではあり得ない事が起こっていた」 休憩と称した時間に書き記した書類を二人の前に広げた。
ルリ
「本当にそう思ってもらえるなら……いいけどさ」
リアレイラに視線を向けて
ルカティシア
広げられたそれに視線を落とした。
リアレイラ
そこには石化能力に関しての考察が記されている。

●石化能力について
クヴァレが視線を向ける前から、周囲を取り囲んでいた蛮族達に石化症状が発生。
視線を向けたことで石化の進行速度が段階的なものから瞬時に変化。
無意識で制御不能な範囲効果と推測されるが、実験場外の小部屋に居た元奴隷達には
被害が及んでおらず、段階的な方の石化の効果範囲は限りがあると思われる。
視線を向けられた場合の有効距離は不明。

男の反応から、この石化能力の発現は彼が意図したものとは思えない。
魔剣の能力を把握しきっていなかったのか、完全なイレギュラーかは不明。

生物学的には人族に分類されるナイトメアと蛮族双方に効力を発揮しており、特定種族に限定
した効果ではないと思われるが、蘇生したアマルガムには効果が及んでいる様子が無い。

▼仮説

クヴァレが無意識的に効果の対象を選定している(魔法制御と同様に意識したものを除外する方式か)
魔剣による蘇生を受けたアマルガムは剣の影響下と見做され、除外されている
魔剣によってアマルガムが強い抵抗力や石化耐性を獲得している
 
「邪眼という能力はバジリスク固有のものではない。そして、基本的に視線を通すことで呪いを発動させる」
「あの時、クヴァレはアム以外には目もくれていなかっただろう?」
ルカティシア
視界には映してるな。>リアレイラ
ルリ
「………、あんたはどれだと思うのよ」
ルカティシア
周囲への石化発現→物音に驚いて視線を向ける→石化加速
 
魔剣というのは真実だった。もし、本当に、この魔剣の秘めたる力が"蘇生"という祝福を齎すのであれば――。少年が喜びと、困惑と、まだ残っていた理性のうちで藻掻いていると
――背後から、蛮族の汚い悲鳴が上がった。
少年が振り返ると、蛮族の身体が足元から石化している姿が視界に映った。
クヴァレ
視界に入れた途端、石化のスピードは速まり、一瞬のうちに視界に入った他の妖魔もろとも、美しいターコイズへと変貌する 「――……な、にが……」
 
「……何をした、お前ッ!」 この状況に混乱を見せたのは、少年だけではなかった。傍らで控えていたナイトメアの男が、少年の謀反に怒りもう一本の剣を抜く。
リアレイラ
「あの男は魔剣を扱える製薬として、人と蛮族の可能性などと言っていた。それはアムにも当てはまる条件だ」
「アム自身もあの魔剣から何らかの能力を獲得している、また影響下にある可能性を否定する要素は……ない」
ルカティシア
そしてこの場面、魔眼はしまったままだよね?>GM
アクアマリン
片目は出てて、全部石化させた後アムを直視して慌てて両方隠したはずだ
ルカティシア
その片目って普段出してる方のよね
アクアマリン
そうわね
リアレイラ
ルルーシュの両眼ギアス状態になったんだと自分で思って隠してる感じとおもった
ルカティシア
魔剣握る→石化発現→物音にびっくりして振り返り→石化加速→普段の目も覆う
流れはこうよね
アクアマリン
間違いない。
ルリ
視認してなくても範囲石化を起こしているのは
リアレイラ
「最悪、アムを現世に留めているのは魔剣の効力に過ぎないという可能性も考えている」
ルリ
邪眼ではなさげ
リアレイラ
うん
ルカティシア
目もくれてない訳じゃないよって話だな
リアレイラ
背後で石化し始めてるんよね
>雑魚蛮族
アクアマリン
はい >目も関係がないわけではないけど、目だけというわけでもない
ルカティシア
その後に振り返ってるから視線は石化能力に関与してるよって話
「あの時、クヴァレはアム以外には目もくれていなかっただろう?」
この発言は発動した時のみの話でいいのね
リアレイラ
ああ、無差別範囲発動の部分に対してだね
ルカティシア
発動した瞬間を指して「あの時」ね
(一連を通して「あの時」だと思ってた
ルリ
「……、」
リアレイラ
ごめんごめん
ルカティシア
いえいえ、こっちもちょっとこんがらがった
リアレイラ
「正味、アムの現在の状態が本当に蘇生なのかにも疑念がある」
「記憶や人格は確かに彼女そのものだった。彼女の発言や意図を疑う気が起きない程度には」
「だが……結果的に何が起ころうともあの魔剣は破壊するべきだと思う」
ルリ
「……、辛いね」
リアレイラ
「その時、何を取捨選択せねばならなくなるか……正直、恐ろしい」
ルカティシア
「でも、だからと言って止まるつもりもないでしょう?」
「進んで、追い付いて、話をする。知って、考える。……ここで考えていても、わからないもの」
「見えないものや知らないものから選ばないといけないのは、辛いし怖い。それなら、見て、知ってから選んだらいい」
ルリ
「………ごめん、」 「もうちょっと……休んでくる」
ルカティシア
「うん。……ゆっくりね」
ルリ
ふらふらと立ち上がって 背中を向ける
リアレイラ
「……ああ」
ルカティシア
背中を見送ると、小さく息を吐いた。
「……まだ、ここにいてもいい?」 再びペンを取り始めるだろうかと、リアレイラに視線を向ける。
リアレイラ
「……いや、」ルリの背中を目で追って、しばし考え込んでいたが、ルカの言葉に首を横に振って
「いや、そうじゃない、居て欲しい。だが、私は此処に居てもいいのか、とそう思った」
「アムならばこんな時、気の利いた慰めの言葉をかけてやることが出来るだろうかなどと考えたのだが、私には思いつかなかった」
ルカティシア
小さく微笑むと、喉に手を当てて唇を開いた。
リアレイラ
「だが、思いつかなかったからと言ってそのままでいいのか? 今、独りにさせるべきか?」
ルカティシア
何かを言い掛けたが、続いた言葉にそれを飲み込んで。
「答えは、自分で解っているんじゃない?」 
リアレイラ
「……休んでくる。私は眠い」 そう言って、ルリの去った方へと向かった。
ルカティシア
「いってらっしゃい」 頷くと、その背を見送って身体を壁に預けた。
リアレイラ
かける言葉は見つからない、ただ同じ部屋に横たわるだけのつもりだ。それで何が与えられるか、得られるかはわからない。
ルカティシア
見送るので2人が何もなければ終わりかな
たんGM
回答を思いっきりつきみさんにお任せしちゃってました
アクアマリン
てはいしておきました。
ルカティシア
(プップー
リアレイラ
独りにしてよと追い出されなければ同じ部屋か部屋の外でごろんしておくつもり>ルリ
ルリ
続いて入ってきた物音には反応を示さずに
蹲るようにして時間を過ごした
ルリ
同じ部屋で大丈夫よ
リアレイラ
ヨシ!
アクアマリン
ヨシ
ルカティシア
ヨシ
ルリ
ヨシ
たんGM
アクアマリン
大丈夫これ。誰も見てなかったりしない? >ヨシ
(みんながヨシっていってるから)ヨシ
リアレイラ
5チェックしたから明らかにヨシ
ルカティシア
明日の昼にちょっとCC繋げたいからこのままにしてもらってもよい?>たんごくん
たんGM
いいよお~~~~~
ルカティシア
これからやると終わりの時間が見えねえ(
アクアマリン
終わりの始まり
たんGM
CCが終わる
CCが終わるとどうなる
CCが始まる
リアレイラ
知らんのか
ルカティシア
Cの世界
じゃあ今日はここで閉じときます。退室ログ出ちゃってもあれだしみんな×閉じがよさそう
アクアマリン
ばつとじりょうかい。
たんGM
PCから見たときの情報の欠落が分かりやすくなるから、情報整理助かる(まじで
ルリ
おっけー
リアレイラ
うむ、お疲れ様でした!なんかいっぱいしゃべった
たんGM
ばつとじ~~~
アクアマリン
おつかれさまでした!
たんGM
お疲れ様でした!
リアレイラ
リアレイラノートは今後も何か追加してくことになりそう
ルリ
お疲れ様でしたー
たんGM
たすかる
ルカティシア
マ゜
アクアマリン
ミ゛
 
ルカティシア
ふらふらと去って行った2人を見送り、ルカティシアはひとり息を吐き出した。
正直な所、今すぐ布団に潜り込んで、そのまま丸一日眠りこけてしまいたいほどに身体も精神こころも疲弊しているのだが、
それでもまだ出来ること、そしてしたい事が残っている。それらを片付けるまでは、それが実現する事はないだろう。
壁に背を預けたまま、三角座りをして膝の上に顎を載せる。
普段は確りと見開かれている瞳は、親友達と同じ疲弊の、そして混乱の色を灯しているが、
一方で、また違う色も灯していた。角度や光の加減によって色を変える、彼女のヘーゼルの瞳と同じように。
それは憤懣か、慙愧か、或いは落胆か。向ける相手は複数居て、けれどこの場には自分しかおらず、
そもそもこの感情を向ける事自体が誤っていないかすらも、ルカティシアには判断が付かずにいた。
きゅっと唇が結ばれて、小さな唸り声が漏れる。歳相応というには聊か子供じみた、ままならない声を零しながら両手をわなわなと持ち上げ
「……~~っ!」 らしくもなく、持ち上げたその腕で艶やかな橙の髪を乱雑にくしゃくしゃと搔き乱した。
普段は決して人には見せない素振りをしたのは、村人達は一所に、ルリとリアレイラは休みに、アクアマリンはまた別で休憩を摂っているだろうと踏んだからだ。
アクアマリン
「荒れておるの」 その横から、特に気配を消すでもなくただ普通に歩み寄ってきたエルフが、いつも通りの自然な声音で声をかけた
ルカティシア
「 」 アクアマリンのそれとは真逆、いつも通りではない不自然な、形容し難い声がルカティシアの口から漏れ
アクアマリン
――詮方なし、かの」 はー、やれやれ。そんな声が聞こえるような動作で、ルカの横に腰を下ろす
ルカティシア
くしゃくしゃになった髪の合間から、しまった、という表情を浮かべながら彼女を見遣った。
「……荒れてます」
アクアマリン
「そのようじゃな。そら、白湯じゃが」 そして、手に持っていたカップをルカの横にコトリと置く 
ルカティシア
「ありがとう、ございます」 ぱっと髪から手を放すと、よれたそれをそのままに小さく会釈をした。
置かれたそれに手を伸ばして持ち上げると、それ以上言葉や思考を重ねるよりも先に一口。 「――あつっ」
「……休憩は、できましたか?」 
アクアマリン
「魔法をかけてやろうか。やけどせんやつじゃ」 と、その様子に苦笑しながらつぶやき
ルカティシア
「今の私には、これくらいの気付けが必要かもしれませんから」 大丈夫ですよ、と微笑む表情は少しぎこちない。
アクアマリン
「ま、最低限は、の。じゃが、あのクソ重たい空気の中、ゆっくり休めると? 妾も気晴らしにきたんじゃ」 休憩できたか、という問いに肩をすくめて応える
ルカティシア
言葉を聞けば、そういう事ならばと一つ頷いた。先程親友達と話をしていた時と同様に、浮かんでいた感情を嚥下しようと試みる。
アクアマリン
――さてはぬしも重たい物を抱えも出来ずに右往左往しておるな。まったく……少しは下ろすが良い」 あきれたような表情で、しかし馬鹿にした風でもなく横目でルカに視線を投げかけた。
ルカティシア
しまった、という表情が再び浮かんだ。気晴らしに応える為に感情を隠すにも、それが相手に伝わってしまっていては意味がない。
「下ろすと言っても、……ルリやリアレイラのものとは多分、違うものだと思うんです。自分でもまだ、整理がついていなくて」
アクアマリン
「取り繕う必要はない。妾だけ――妾だけは、ここに居合わせただけの仕事仲間じゃ。重い荷など、抱えておらんからの」
「そなた部屋を汚したりしなさそうじゃな。では、散らかった部屋の手の付け方がわからんか」 ルカの言葉に、呵々と小さく笑う
ルカティシア
小さく笑みを零して頷きを返すと、ぽつぽつと語り始める。
以前の仕事や今回の仕事で恩がある相手にここまで察されているのを無碍にする事は出来なかった。
「棚にしまって、いつか贈り出そうと大事にしていたものを贈る親友がいなくなって」 
「溢れたそれを棚にしまい直して、その整理がついたら今度はまた問題が起きて」
アクアマリン
「ふむ」 先ずは聞こうか。ルカの語り出しに、ひとつ頷き、合間に相槌を打ちながら耳を傾ける
ルカティシア
「隣の大きな棚が倒れて、その中身が散らばったと思ったら、……整理がついた棚が、それに併せて倒れていって」
説明する間に、ルカティシアの頭の中で言葉が絡まっていく。その後も小さく言葉を漏らしていたが、ぶんぶんと頭を振った。
「整頓がついていた部屋の中に、外から色んなものを投げ込まれてるんです!」
アクアマリン
「そうか。そりゃあ……また大変なことになったもんじゃな」
ルカティシア
「散らかされてばっかりです、私の部屋は」 むっとした表情を浮かべると、頬をむくれさせながらアクアマリンを見遣った。
アクアマリン
「怒るでない。誰だって大変そうだな、ぐらいは思うもんじゃろそりゃ」
ルカティシア
他人ひと事みたいに……他人事でしたね」 むう。
「……クヴァレを見つけて、連れ戻して。アマルガムの遺体を連れて帰るだけ。たったそれだけ、というには大き過ぎる事件ですけれど、追い付いて、捕まえたらいいだけだって思っていたのに」
アクアマリン
「まあ、事の重大さはともかく、やることはシンプルじゃったよの」
ルカティシア
こくり、と頷きを返して言葉を続ける。
「それなのに――……クヴァレは魔剣の影響を受けて、アマルガムは起き上がっていて」
「それだけじゃなくて、彼女がずっと心に秘めていたものまで知りました。……知ってしまいました」 
アクアマリン
「ふむ……」 映像の件を思い返しながら、頷く
ルカティシア
「隠し事をするな、なんて言うつもりはないんです。……彼女への憧れから、直接言えずにいた事は私にもありますから」
「そうでなくとも、隠し事をしない者なんていませんし。……ただ、知ってしまったからにはもう、何もしないでいる、なんて出来なくて」
アクアマリン
「……それで部屋が片付かんのか」 自分用にと手にしていた白湯を一口、口に持って行き呟く
ルカティシア
一度捲し立てると少女らしい勢いでばっと言葉にしていたが、またむっと言い淀んだ。
言葉の整理がついていないのは、感情の整理がついていないからだろう。
熱いだろうに両手で包んだままの白湯をもう一度口に含みながら、こくりと頷いた。
アクアマリン
「少なくとも妾よりは小娘よなあ、ぬし」 カラカラとその様子を笑ってしまう
「まあまあ諦めと割り切りがきいて、大体雑な妾とはよう違うわ」
ルカティシア
むーっ、と表情がまた陰りつつ、アクアマリンの言葉に耳を傾ける。
「諦めていたのにっ、また部屋に乗り込んで来たのはアマルガムの方です!」
アクアマリン
「いやまあ、今回あやつは完全に流れ矢じゃと思うがの……」 言いがかりじゃろ一応。気休め程度にフォローを入れる
ルカティシア
「です……けどっ」 むう。
アクアマリン
「それに、じゃな。あの者、そんな鬱屈した人生のように見えたのかえ?」
ルカティシア
「ルリやリアレイラが、どんな思いで彼女の死を飲み込んだと……」  小さく、小さく言葉にしつつ、アクアマリンの問いに重い頭を回転させた。
「そうは、見えなかった。でも、それだけだったんです。……彼女が求めていたものは、決定的に欠けていた」
アクアマリン
「ふむ。まあ……そうじゃな」
「妾は付き合いがのうての。その者の代弁者なんぞにはなれんし、なれてもやらん。じゃが、整理のつかん小娘の小部屋はなんとかせねば明日以降に差し支えよう」
ルカティシア
むむ、と表情が沈んだ。が、ぐうの音も出ないのでどうとも返せない。
アクアマリン
「じゃから聞くんじゃが、それだけだったとして、何か問題があったのかえ?」 静かな目で、ルカを見る
ルカティシア
「……それだけで、問題はなかったのかもしれません。望む環境だったかもしれません。リアレイラの言う様に私達は彼女やクヴァレにとっての“善きもの”だったかもしれない」
「けれど、だからこそ彼女が苦しんでいたのだとしたら。それに気付けなかった事は、問題なのではないか、と」
アクアマリン
「ううむ……それは、難しい定義じゃな」
「いやしかし、なるほどの。それは部屋も片付くまいな」
ルカティシア
こくりと、小さく落ちた頭が頷いた。
アクアマリン
「なんの手助けになるかわからんが」 と、前置きし、ぼんやりと天井を見上げる
「それを問題とするのは、お主が正道と思う正しき行いが果たせていない――と感じるからではないかと思う」 人差し指をたてて
ルカティシア
正道。……正しく、自分が重んじる――或いは重んじようとするものがそれだ。
アクアマリン
「しかし。彼女は――はっきりわからんから、仮に苦しんでいたとして、じゃが――助けを求めてくれんことに水臭さを感じ、かつ気づかなかったことに自身に腹を立てておると」
ルカティシア
白湯を嚥下して落ち着かせながら、ゆっくりと首肯を返す。
アクアマリン
「じゃがのう……」 立てた人差し指を天に向けたまま、くるくると円を描くように回す
「助けの求めがなければ、ぬし、何にもせん――そう言っておるのと同義であることに、気が付いておるかの?」
ルカティシア
「それは、――……」 ぐ、と言い淀んで、また唇を開いたがどうにも歯切れが悪い。
「言ってくれなければ解らない事も、あるではないですか……」
アクアマリン
「それじゃよ」 回していた指を止め、す、っとルカに向ける
ルカティシア
「そう在る事を、肯定する訳ではありませんが、……」 向けられた指に、すっと言葉を止めた。
アクアマリン
「横で妾もそなたらの会話を聞いておったがの。やれ魔剣じゃ、やれ蛮族じゃと……わからんから決められんと、そう言うてばかりじゃ。そうじゃなかろう」
どんなことがあろうと、こうする。なぜそれがそなたらは言えんのじゃ」
「相手ありきの人付き合いじゃ、気も遣おう。じゃが、己あっての相手じゃ。己は鏡ではなく、己じゃ。――問うべきは自分の心じゃろう」
ルカティシア
ひとつ、ふたつ。唇が開いては閉じる。
アクアマリン
「相手の意に添わん? 知ったことか、そなたの心を折り曲げてまで、気にしてやることではなかろう。其方の部屋が――気が付けば、個室ではなくなっているから、困っておるだけなんじゃよ」
「他人の私物だろうと、邪魔だから片付けてきれいに棚にしまっておやり。そうすれば、片付かんかった部屋があっという間に整うじゃろうと……思うがの」
ルカティシア
――ああ。いつの間に、そんな当たり前の事すら忘れていた? 
これから何を選ぶにせよ、何を選ばないにせよ、自分の道を見失っていればそんなものは揺れて当然だ。
「……すっかり、忘れていました」 ぽつりとアクアマリンに答える。
アクアマリン
「大方散らかった本の下敷きにでもなっておったんじゃろうよ」 ルカに視線は向けず、天に向けたまままた白湯を口にする
ルカティシア
ならば、自分はどうしたい。己の道はここにあると示せる道は、どこにある?
思考を回して、ふと、アクアマリンの言葉に小さな笑みを浮かべた。
「……下にあるのなら丁度良い」
「纏めてすべて、拾い上げられる。……私の望みは皆でともに在る事なのだから、皆を抱えられるのなら、それ以上の事はない」
アクアマリン
「やれやれ……ようやく抜けた気が戻ってきたところかの?」
ルカティシア
「恥ずかしい所を、お見せてしまいましたね……すみません」 苦笑しながら、けれど先程とは打って変わって普段通りに近付いた表情で視線を向ける。
アクアマリン
「ま、今度は逆方向に振り切れて、相手を困らせんようにの。――意に添わぬ、終わったはずの旅路をまた歩んでいる彼女は明確に被害者じゃ。意に添うように……あるいは、意を変える何かを、してやるべきじゃの」
ルカティシア
「あら、アクアマリンさん。どんなことがあろうと、と言ったのは貴女ですよ」
アクアマリン
「いやな、妾は犯罪者の肩を担ぐ気はないからの?」
「まったく吹っ切れすぎじゃろ……」 ポンポンとルカの肩を叩くと、するりと立ち上がって白湯を入れていたカップをルカの手から回収する
ルカティシア
「法を犯すつもりまではありませんよ」 苦笑すると、カップを彼女が取れば、ありがとうございますと一言付けて会釈する。
「殊更に、」 
アクアマリン
「明日も戦えるか、冒険者殿」 そして、立ち上がってルカにまっすぐ視線を向ける
ルカティシア
「クヴァレやアマルガムは、私にとって大きな存在だというだけで。……こうと決めたひとつを貫くのなら、悩んでいる暇はありませんからね」
「ええ。……2人を、迎えに行きます」
アクアマリン
「うむ。もし、まだ友が立ち上がれていないようであれば、次はぬしの担当じゃからの」
「慣れんことをして妾は肩が凝った。当面やりとうないわい」
ルカティシア
「私は先を歩いて示す事しか。……言葉を尽くすのが苦手なのは、解って頂けたでしょう?」
アクアマリン
「……急に強かになったのう。背で語って駄目というなら……まあ、困ったら呼ぶが良い。」 肩をすくめて、苦笑する
「ではの。妾はもうひと眠りするのじゃ」
ルカティシア
「本来はこう、なんですよ。アクアマリンに叩き起こして頂いただけで」
「はい。……ありがとうございました、アクアマリン」
アクアマリン
「礼は貰うが、あんまり妾に重たいもの持たすでないわ」 ひらひら、と手を振ってから、その場を立ち去る
ルカティシア
その背を見送ると、ルカティシアはひとつ頷いて
休みに行った仲間達とは別に、保護した者達が集められている部屋へと向かい 彼らとの会話に努めていった。
ルカティシア
こんなかんじかのう?
アクアマリン
せやんの
じゃあ×閉じしといてGMに片づけてもらっとこうか……
ルカティシア
おつかれさまです。たんごくんにはこちらから要請しておきましょう
はーい
アクアマリン
したらの!
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