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幕間

20230423_1

!SYSTEM
ルカが入室しました
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ルリが入室しました
!SYSTEM
クヴァレが入室しました
クヴァレ
キラー泣かせてきた
ルカ
強がるなよ
クヴァレ
カーッ!出口前で他人と治療し合ってる時の優越感たまんねーwww
ルカ
お前みたいな奴を血の番人でハメ殺すのが何より楽しい
クヴァレ
おやめください
ルカ
とりあえずほししべで喋る感じだとおもいます
ルリ
ほい
クヴァレ
いいとおもいます
!SYSTEM
リアレイラが入室しました
リアレイラ
わたしだ
ルカ
きたわね。
クヴァレ
リアレイラ様のはずがございません
ルカ
それじゃあ描写していきます。
よろしくお願いします。
ルリ
よろしくお願いします





 
クヴァレ
よろスマ着~
――王都イルスファール、冒険者ギルド支店〈星の標〉。
リアレイラ
よろしくおねがいします
君達はこの宿に名を連ねる冒険者であり、数々の依頼を熟してきた者の1人だ。
クヴァレ
もうすっかり熟練ですね。アイアンウィルだかアイアンハートだかさんも鼻が高い
この日はそれぞれの理由で依頼を請けて旅立つ事も無く 
リアレイラ
御老……安らかに
ルリ
殺すな殺すな
〈星の標〉を訪れて、或いはこれから訪れるところだ。
気温が上がっては下がりを繰り返していたが、この日はその中間、丁度良い塩梅で
からりと晴れた昼下がりは、その下を歩く者達の気持ちを明るくしていたのだが――
クヴァレ
ケルディオン大陸の令和ちゃん
ルカ
空いた店内の中でテーブル席の一つを贅沢にも使っていて
テーブルの上にはいくつかの甘味――少女が好んでいるスイーツ類――が置かれているが、一切手は付けず
リアレイラ
坩堝ガチャを無料と勘違いして親のカードで引きまくる悪戯をするケルディオン令和ちゃん
ルカ
傍にある窓から照らす陽の光にぼうっとしながら、橙色の髪にヘーゼルの瞳を持つ少女は、ひとりじっとしていた。
ルカ
令和のケルディオン
というところからどうぞでございますわ
ルカ
手に食器を持ち、いつでも好物のスイーツへと手を伸ばせる状態なのだが、どうにも食指が伸びずに固まっている。
悶々と瞳はテーブルの上、甘味を――見ていない。テーブルに視線を投げているだけで、何を見ているという様子でもない様だ。
クヴァレ
「………」 そんな少女の様子を遠目から心配そうに見ていた、まだ幼さを残した少年が、トレイに紅茶を乗せてやってくる。先ほど出した紅茶は、すっかり冷めている頃合いのはずだ 「――…あの、ルカ様」
ルカ
声がかけられれば、スイッチが入ったロボットの様に反応した。手にしていた食器を音を立てない様に置き、声の主に向き直る。
クヴァレ
「こちらを……」 冷めた紅茶を下げて、新しいものと入れ替える。
リアレイラ
晴天の日差しを受けてほのかに輝いてさえ見える白で統一された魔女装束を纏った女が店を訪れる。
以前の仕事では徹夜明けで参加し、同行者の顰蹙を買ったので今日はこの時間まで寝ていた、何も問題はない。
ルカ
「はい、クヴァレ。どうなさいましたか?」 普段通りの表情に普段通りの声で返答をして、差し出された紅茶に目を丸めた。
差し出された紅茶に、ああ、という表情を僅かに浮かべると、それを繕って微笑んだ。
「すみません。少しぼうっとしていたもので」
ルリ
裏庭から 汗を拭いながら、入ってくる 黒いタンクトップと黒のホットパンツという軽装の少女 首元にはタオルがある
クヴァレ
話しかければ反応する。だが一度一人になった途端、先ほどのように心此処に在らずといった様子に逆戻りするルカを、心配そうに眺めやった。さりとて詮索するのも憚られてか、紅茶を交換すると 「……い、いえ…」 と一言残してからその場を離れる。
リアレイラ
「……ふぁ」欠伸を噛み殺しながら店内を見回す。こんな時間だ、仕事などあるまい。別に働きに来たわけでもないのだ
ルリ
「──、ふぃー……あっちぃ……」 
「あ、ファロ、ちょうど良かったわ。レモン水頂戴」
通りかかった少年に明るく声をかけて笑う
クヴァレ
好物の甘味も手を付けていない。困惑した表情で厨房へ戻ろうとした矢先、ルリに声をかけられ 「……あ、は、はい。只今お持ちいたします」
リアレイラ
「クヴァレ、コーヒーを頼む。普通のものでいい」徹夜明けなどにはよく妙な注文(煮詰めろとかえぐみを出せとか不味くしろと)をするのだが今日は普通だ
ルカ
「……」 気を遣わせてしまった。しまった、と心中で零せば、またふっと物思いに耽り始める。
クヴァレ
「承知いたしました、リアレイラ様…」 リアレイラにも恭しく頭を垂れると、ぱたぱたと厨房へ入っていく。
ルリ
「眠そうね、長耳」 と挨拶して
ルカ
考えても仕方がない事、確かめようがない事を考えていてもどうにもならない。
リアレイラ
「この日差しの下で元気なことだ」別の入り口からそれぞれやってきてクヴァレ=ファロにほぼ同時に注文をした友人へ向き直り
ルカ
解っている事を、延々と考え込んでしまっている事を自覚して、せめて気でも紛らわそうとこうして食事を摂りに来たのだけれど、
「…………」 困った。紛れるよりも前に手が止まってしまう。
ルリ
「この日差しだから訓練には持って来いなのよ。あんたもたまには体動かしなさい」
「……で」
クヴァレ
厨房の手伝いも大分手馴れてきた。手際よく二つの品を用意して、トレイに乗せると厨房から出てくる。ルリとリアレイアの元に戻る前に、足を止めて、ルカを見やった。
リアレイラ
「おとといは徹夜だったので今日は12時間ほど睡眠を取って帳尻をあわせた」
ルカ
フォークでケーキを小さくカットして、それを一口。
嚥下した後、運んでもらった紅茶のカップを手に取って、それも一口。
ルリ
「それは帳尻合わせじゃねえから」
ルカ
カップを置いて、――動きが止まる。何度目かもわからない物思いに耽り始めた。
ルリ
「なんかずっとああなんだけど、あんた達なんか知ってる」
ルカを親指で示して>リアレイラ、クヴァレ
リアレイラ
「それを実感しているところだ」帳尻合わせになっていないからこその眠気だ。 「ああ、というと」もう一人の友人に目を向け
クヴァレ
「………」 案じるような表情で、今度こそルリやリアレイラの下へ赴き、トレイを持ち上げてレモン水とコーヒーを取りやすくする 「……い、いえ――今朝からずっとああしていらっしゃっていて……」
リアレイラ
「食欲が無いのに注文だけはする気になったというのは興味深い。いや、惰性化しているのではないか」
ルリ
「………まあそうよね、あたしがちらっと見かけたときからああだったから」 レモン水を受け取って
「ったく、面倒くさいわね……行くわよ」
2人に声かけて
リアレイラ
「ふむ」少し考えてから、すたすたとルカの元へ向かい
ルリ
ずんずんルカの方に進んでいく
クヴァレ
正確に言えば、何か考え込むようになったのはもっと前からだった気はするのだが 「…えっ、あ、ル、ルリ様、リアレイラ様……」
ルカ
「……」 もぐ。ショートケーキをもう一度ひとくち。
クヴァレ
トレイを持ったまま、二人の後を追った。ひょこっと二人の後ろから、ルカを覗き見る。
リアレイラ
「ルカ、おはよう。君は表情や行動に気持ちが大変現れやすい。それはある種の美徳とも言えるのだが」挨拶と共に唐突な人物評、あくまでもマイペースなのだ
ルリ
「なぁに黄昏れてんのよ、まだ昼間よルカ」
クヴァレ
いよっ、ルリさまおじょうずです!
リアレイラ
「端的に問おう。心的なストレスがあるのか」
ルカ
「……、……」 丁度ショートケーキのいちごを口に含んだところだった。フォークを咥えたまま、やってきた2人に目を瞬かせた。
クヴァレ
「………」 ちら、ちら……
リアレイラ
「私の見立て違いという事はあり得るが、ルリ、それにクヴァレも大きく意見は外れていないものと思う」
ルカ
こくりと嚥下した後、もう一度瞳を瞬かせた。
ルリ
どかっ、と座り込んで
不機嫌そうな顔をルカに見せて
ルカ
「こんにちは、ルリ、リアレイラ。……わ」 座り込んできたルリに小さく驚きつつ
リアレイラ
「せっかくだ、クヴァレも同席するといい。休憩だ」
ルカ
おろ、と困惑した様子を見せたが、それを普段通りにぱっと切り替える。
「…………、……」 切り替える、のだが。
ルリ
「とっとと吐きなさいよ」
リアレイラ
そう言って、飲み物を運んできた少年を席につかせると自分も着席する。
「ルリ、それでは尋問だ」
ルリ
見るというより睨みつける表情で じーっとルカを見る
クヴァレ
「……は、はい…」 有無を言わさない語調だ…。
ルカ
正面に座ったルリの瞳をじっと見つつ、リアレイラとルリの言葉をはぐらかそうとしたが、それを友人にするものではないからとそれを止めて
クヴァレ
リアレイラの席の前には、用意したコーヒーを置いて、すとんと遠慮がちに座った。
ルカ
けれどではどうするかというと、素直に口にするにも躊躇いがあるのか、
ルリ
「言えないことの1つや2つ、人にあるのは当たり前よ」
リアレイラ
「ストレスにも種類がある、話せない類の者であれば無理に言う必要はない」
ルカ
ルリの視線を受け止めて応えつつ、しかし口を開けず。それまで見せた試しもない、何とも言えない表情で固まっている。
ルリ
リアレイラに視線を向けて
「でも、態度に出した上で話さないのはただのアピールでしかないわ。かまって欲しいっていうアピール」
リアレイラ
「どの道、何をストレスに感じ、どの程度重く受け止めるかは個人次第だ」
ルリ
「あたしの知ってるルカはそういう態度を取るやつじゃないはずだから、とっとと吐けって言ったのよ」
ルカ
あれルリって下のきょうだいがいたっけ
ルリ
いない
リアレイラ
「つまり、天然という事だな」 かまってアピールではないのだから
ルカ
OK。年長さんだったようなと思ったが多分勘違いしてるな……
クヴァレ
おずおずと、落ち着かない様子でルリやリアレイラを見てから、控えめにルカを見つめた 「………」
クヴァレ
多分身長のせい!
ルリ
「あんたと一緒にすんなっての」 ストローでレモン水吸いつつ
ルカ
怒られる事が解っていて言い出し辛い子供の様な様子を見せながら、ゆっくりと口を開いた。
「ええと、……考えても仕方のない事を、ずっと考えてしまっていて」
リアレイラ
「失敬な、時々計算してやっている」 これを表情を変えずに言うのだから性格が悪いと言われるのだ
クヴァレ
「……考えても、仕方のない事…ですか?」
ルカ
「良くない自覚があるので、気分を変えようと剣を振っても、眠っても変わらないので、甘いものでも食べようと思ってここに……」 
ルリ
「宛が外れるのは計算って言わない。当てずっぽう」
「それで朝からテーブル占拠して、」
ルカ
「……ええ」 普段の自信のある様子とは違い、おどおどした様子で答えた。>クヴァレ
ルリ
「甘いものをいたぶって過ごしてたわけね」
ルカ
「う」 「う……」 「はい……」
リアレイラ
「最終的に腹におさめるなら無駄にはならない。店の回転率にもさいたる影響は無いだろう」
ルリ
「それってさ、」
「あたし達にも言えないことなわけ?」
リアレイラ
「それで、どのようなテーマで思索を? 哲学か、将来設計か、恋か」
クヴァレ
「………」 普段と違うその様子に戸惑いながら、ルリの問いに対する答えを待った。
ルリ
不満そうな表情を隠そうともせずにはっきりと口にした
ルカ
「……そういう事ではないのですが。誰に言ったとしても、答えは出ない類のものなので」
ルリ
「誰に言ったって変わらないなら、」
ルカ
「……故郷についてです」 リアレイラの挙げたそれぞれにはゆっくりと頭を振った。
ルリ
「話したって変わらない。そうでしょ」
リアレイラ
「ふむ。真面目な君のことだ、故郷に残してきたもののこと、だな?」
「やはりか」
クヴァレ
「……故郷。もしかして、以前のご依頼で、何か――
ルカ
「そうですが、……余計な、」 口にしてから、しまったと言葉を留める。
リアレイラ
「君の武装、剣術の腕前、立ち居振る舞い、食事の好み、価値観、それらを総合すると、相応の名家の出と推測していたが」
ルリ
眉が釣り上がる
ルカ
余計な心配をおかけしてしまうかもしれないので、なんて彼女に言った日には、どう帰って来るかは想像がつく。
クヴァレ
――……」 小さく息をつめてから、口を閉ざした。
ルリ
「止めたのはいい心がけね、あんた相手だったら遠慮なく叩き込むわよ」
クヴァレ
「…………」 なんかめっちゃ分析してたんですねリアレイラ様…
ルカ
「…………」 リアレイラの言葉は耳に入っているのだが、眼前の少女の視線が痛い。
視線が痛いという事は、つまりはそういう事だ。自身が悪い事を自覚しているからこそそう感じる訳で。
リアレイラ
「そういった、享受してきたものに対しても責任を感じる方だろうとも」
ルカ
ついにはルリから視線を一度ふいと切り、またはっとしておずおずと戻した。
「……言葉もないです」 >ルリ
ルリ
「別に言わないのはあんたの勝手よ、ただ」
「今此処で話さないってことは、あたしがそんななよっちい態度取ってたときに、あんたはこれから先何も言う権利はないってことよ」
クヴァレ
「………」 ルリ様がなよっちい態度――全然想像が…いや、一度見たことがある。
リアレイラ
「発生する余地のあまりに少ないであろう権利を引き合いに出すとはな」
ルリ
「うっさい」
リアレイラ
「いや、失礼した。一度あったな」
ルリ
「口を溶接するわよ」
クヴァレ
「…」 きゅっとお口チャックした。
リアレイラ
「私の唇は金属ではない。さて、」
ルカ
ルリの言葉を受けて、やはり普段と違う弱った表情で口を開いた。
「すみません。……仕方のない事ばかりだけれど、聴いて、くれる?」 
口にして、3人にそれぞれ視線を向けた。
ルリ
「良いわよ。聞いてあげる」 まだ不服そうな表情は崩さずに
リアレイラ
「君自身が答えを出せないと断じている命題に私が答えを出せるかは確約できないが、聞こう」
クヴァレ
「……!」 ぱっと視線を上げる。頼られる事に、不謹慎ながらも安堵した。ルカと目が合えば 「勿論でございます、ルカ様」 とほっとした表情を浮かべて見せた。
ルカ
不服そうな表情にはやはりおどおどとしながら、口を開く。
「……先日、ルリとクヴァレが仕事で向かった、流れて来たという砦があったでしょう?」
ルリ
「………」小さく頷いて
ルカ
「……ラグノ砦の傍に、人族の砦が流れてきたの。その調査に向かう依頼で」 リアレイラに付け加えて。
リアレイラ
「ほう」
ルカ
「私も別動隊だったけれど一緒に向かって、仕事は無事に終わったの」 
「砦は蛮族に攻め落とされていて、中にいた蛮族とバジリスクを討伐して。……中には捕まっていた人族もいて」
訥々と要領の悪い説明をしながら、時折カップを取って紅茶を一口飲み下す。
ルリ
「1つ教えておいてあげるわ」
リアレイラ
「まさか、陥落した砦と蛮族ごと流れてきたという事か?」
クヴァレ
「………」 喉に刺さった小骨が取れたような気分だった。思い返せば、あの時からルカの様子はおかしかった。
ルリ
「自分の言いたいことは言い切るまで飲み物は飲まないこと、言葉まで呑み込んじゃうから」
ルカ
「……ん。うん」 おずおずと頷いて、両手を膝の上に。
リアレイラ
「ドワーフ的な迷信だが一理ないではない」
ルリ
「それで、察すると」
「あの小太りの親父がなんか関係あんのね」
ルカ
ルリに首肯を返して、リアレイラに補足していく。
「砦はね、攻撃はされていたけれど、建物自体への損傷は大きいものではなくて」 
クヴァレ
「……は、はい。そのようです。既に砦は蛮族によって占拠されており、そのままの状態でこちらに流れてきたようで…」 リアレイラに補足をして
ルカ
「中にいた人族達は、殺されているか慰み者にされていて、……でも、ひとりだけ無傷で確保されている人がいたの」 
「それが、ルリの言った人。……ガイドルクという、私の故郷の人間」
リアレイラ
「その人物が君の縁者だったと? なるほど、実に興味深い話だ。最後に会った時はいつだ」
「君とそのガイドルクの間に、記憶の齟齬やズレはあったか?」
クヴァレ
「お知り合いの方、だったのですね」 無事で良かった。とは思うのだが、ルカの表情からそうは言えず
ルカ
「流れて来るよりも前だけれど、故郷にいた頃はずっと居た人だから……」 こちらに来てからの日数程度だと思うと。
ルリ
「なるほどね……、で、あの親父はどうなったのよ」
ルカ
「ううん。私が流れた後の事を知っていたから、きっとズレていない、……と思う」
リアレイラ
「君がこちらに来ている間に外では10年20年流れていたという事はないのだな……そうか」やや残念そうに
ルカ
「軍の方やギルドの方が取り調べをして、私も縁があるから呼ばれたのだけれど」 クヴァレに頷き、ルリに視線を向けて
ルリ
「此処を何だと思ってんのよあんた」
リアレイラ
「聞きたいか? 仮説だけでも12あるが、20時間はかかるぞ」
ルリ
「黙ってろ」>リアレリア
クヴァレ
「……そ、それは後に、致しましょう…」
リアレイラ
「残念だ、とても残念だ」
クヴァレ
「か、代わりに私奴が拝聴いたしますので…」 残念がらないで…
リアレイラ
「……要するに、君はそのガイドルク氏から僅かなりとも故郷の情報を得たわけだ。それが悩みの根源だな?」
ルカ
リアレイラの言葉に久しぶりに苦笑をして。
「今は王都にいるわ。お世話になった人だから、解放された後の援助はしているから」 >ルリ
ルリ
「………援助ォ?」
眉が再び釣り上がる
「あのおっさん、子供でもなんでもないでしょ。自活させなさいよなんであんたが援助なんてしてんのよ」
リアレイラ
「家人であったか」 家族の方の意味ではなく、家来としての
クヴァレ
「………」 どうも、ルリはそのガイドルクなる人物に、あまり良い印象を持っていないようだ。少女のそんな表情を盗み見て。
ルカ
「だ、だって」 少し小さくなって。 「何もなしに生活を始めろ、なんて言っても……」
リアレイラにはすごすごと頷いた。
ルリ
「話つけてきてやるわ……まあそれは置いといて」
ルカ
「安定するまでの間は、だから……」 おろ……
ルリ
「期間を決めろ、どこまで世間知らずだ」
クヴァレ
「……」 なんか普段の自分を見ているようだ。
ルカ
「う……」 より小さくなった。
ルリ
「取り立てない金貸しは母屋まで取られるもんよ。しっかりしろ」
ルカ
しお……
ルリ
「出来ないならあたしがやるからね。わかった?」 じろり
リアレイラ
「その男の話は聞いて見たくはあるが処遇は特にどうでもいいとして」
ルカ
「う、うん……」 ゆっくりと首肯を返しつつ、リアレイラに再び視線を向けて。
クヴァレ
「……そ、その、近頃のルカ様はただならぬご様子でしたので……そこまで気が回らなかったのやもしれません。また、お話する機会はあるでしょうから、その折にでも……」
ルリ
「その辺りあたしはルカやあんたを信用してない」>クヴァレ
クヴァレ
「………」 うっ
リアレイラ
「君は断絶していた故郷の近況を聞き出すことができた。それで、その先の情報が途絶えている事に不安を覚えている。違うか?」
ルカ
「……砦を落とした蛮族の手が、」 説明を続けようと口を開いたが、クヴァレの言葉にぴたりと止まった。 
「……そこまででしたか」 仕事中はそうならない様にと努めていたのに……。>クヴァレ
クヴァレ
「…そ、その――…」 真実を告げれば落ち込みそうだ…
ルカ
「う、ん。……そう」 リアレイラに頷いて、僅かばかり俯いた。
ルリ
「ちゃんと言ってやれ、ファロ」
リアレイラ
「飲まず食わずで3昼夜を彷徨い、一掬いにも満たない水を得た。君は今そういう状況にあるのだろう」
ルリ
「じゃないと吐くまで口利かないわよ」
ルカ
「ルリ、クヴァレは悪くないから……」 やめたげてよ……
ルリ
「あんたが態度に出しまくってっからなのは明白でしょうが」 じ、ろ、り
リアレイラ
「ルリ、あまり追い詰めるのはよくない。これはある種の病なのだから」
ルカ
すん…………。
クヴァレ
「……」 ルリの言葉に視線を下ろして 「…た、戦いの場では普段との違いを感じさせぬものでございましたが、たまに、余暇ができますと考えに耽っていたご様子でした……」 
ルカ
縮こまりながら、改めてリアレイラの言葉に頷きを返す。
ルリ
「それで済んだら医者や神官はいらん」 きっぱり
クヴァレ
肝っ玉カーチャン…
ルリ
「ったく……」
「1つ聞いていいかしら、ルカ」
ルカ
「砦を落とした勢力が、故郷に伸びている筈だろう、って」
「…………」 こくりと頷いた。
ルリ
「アイヤールって、あんたの故郷って、そんなに弱い国なの?」
「あんたが居ないと全部駄目なの?」
ルカ
ぶん、と首を左右に振るのは普段通り……を越して、普段よりも反応が素早かった。
「そうじゃない。……心配要らないのは、解ってるの」
ルリ
「信じきれない程度だったらそりゃあんたが気を揉むのは分かるわよ」
「ただね、気を揉んだって仕方ないじゃない」
「手伝いに行く方法も、帰る方法もないんだから」
リアレイラ
「だから、彼女自身も言っていただろう。考えても仕方のない事だ、と」
クヴァレ
――……」 ちらりとルリを盗み見る。
ルカ
「うん。……それもわかるの。本当かもわからない事だし、確かめられないし、行く事も出来ない」
「考えても意味がなくて、心配すれば家族を、故郷を疑うことになる事で、」
「……だからだと思うの。どうしたらいいかわからなくて、気分を変えようと思っても、上手くいかなくてぐるぐるしちゃ、って」
ルリ
「……別に疑うなとはいってない、心配するなとも言わない」
「ただ、それであんたがそんなだったら」
「あんたの家族が、心配しているはずのあんたの家族が、気を揉んでることが正しくなるでしょうが」
「だからあたしはいつだって元気よ。誰にも負けないくらい元気にやってるわ。だから、リリオのみんなが心配しててもあたしが死んだと思っていてもピンピンとしてるの」
「それからあたしが嫌いな長耳共が喜ぶでしょ、だからあたしは意地でもピンピンと元気に幸せに暮らしてるつもり」 に、とようやく笑って
「あんたもそうしろとは言わないけど、」
クヴァレ
俺はルリを泣かせなきゃいけない
ルリ
「元気で居ることは、あんた以外の人の安心に繋がるってことよ」
「それは分かりなさいよね。心配してるのが、此処に3人はいたんだから」
というと、言葉を結ぶ
クヴァレ
「………」 ルリを見つめていた視線を外して、ルカへ移す
ルカ
俯きがちだった顔が、ゆっくりと持ち上がる。ルリもリアレイラも境遇は同じだ。
リアレイラ
「私は此処に君が居ることを喜んでいる長耳にあたるので、君の仮説にはやや無理がある」ルリにそんな事を言ってから、ルカへ向き直り
ルカ
でも初泣きはお前のものじゃない
残念だったな
クヴァレ
ゆるせねぇ…
リアレイラ
「私は仮説を立て検証し、分析することを好む。
 しかし、この大陸の在り様、転移にまつわる事象は検証の余地もなく、仮説を重ねることしかできない。
 私はそれに無為な時間を費やしつつも楽しむ事が出来る。だが、君はそういう性質では無いだろう」
ルリ
「あたしの故郷の長耳共よ、あんたの100倍は性格悪いわ」
リアレイラ
「想像力は未来の予測、明日への備えに繋がる。だが、人が想像し得るものとは基本的にその人の中から生じるものだ」
「したがって、漠然とした不安や恐怖に想像力を費やすことは、心の力を徒に浪費することに繋がる」
ルカ
「……それは、わかるん、だけど」 わかっていて、それでも降って湧くこれとの付き合い方が、まだ解らないのだ。
リアレイラ
「時間が有限であるように、人の心もまた受け止められる事柄に限度がある。
 明日死ぬかもしれないと嘆いて徹夜で遺書を書くような真似はすべきではないのだ」
ルカ
ルリの言葉も、理解は出来る。けれども、それが出来る自信というものは、今はまだ――今だからこそ、乏しい。
続いたリアレイラの言葉をじっと受け止めながら、すべきではない事柄をしない様にする為の方法を探っていく。
リアレイラ
「今、ここに居る君は、どう足掻いても一個人でしかない。その何某に対しても私人として接するほかないだろう」
ルカ
「うん。……あの人にも、ルカティシアわたしとして生きるから、援助以外は関わらない、って言ったのにね」 
それでも考えてしまっているのは、言葉にしている自分がそう生きられていない証左だと小さく拳を握った。
リアレイラ
「地位、財産、縁故、なにも無いに等しいのだから、仮に君があの玉ねぎアイヤールおうぞくだったっとしても、此処ではただの小娘に過ぎない」
クヴァレ
おしゃれな言い回し
ルカ
実際にタマネギみてーだぜって言われる事があった気がする
>アイヤール帝国
ルリ
「薔薇よ薔薇。生っぽい表現してんじゃねえわ」
クヴァレ
つまりお前はオニオンナイト
ルカ
でも国章(存在しない)は薔薇だから……
クヴァレ
「………」 玉ねぎ?薔薇…?もやもやとそんな国を想像して見るが、発想力が乏しすぎた。
リアレイラ
「最も、私にとっては玉ねぎの皮の何枚目に挟まっていたのかなど何の興味も無い話だ」
「だが、ルカティシア、私たちの友人の個人的な悩みに関しては無視できない者がいることを思い知ったことだろう」
ルカ
「……うん」 ゆっくりと頷き、それぞれを見回した。
クヴァレ
「……」 ルカと目が合えば、未だ案じるような表情ではあったが、薄く微笑んで見せた。
リアレイラ
「公人としての君に此処で出来ることは無い、とは言ったが」
ルリ
「……」 ふ、と笑って
リアレイラ
「まるで何もないという事はない。帰還の方法に目処も立っていないのは記録を紐解けば明らかだが」
「仮に帰還の方法が確立された時、君が酒と男と賭博と薬物に溺れていたりすれば台無しだろうし」
「力と技、知識はその身と共に持ち出すことが出来る大きな財産だ」
クヴァレ
「……か、仮だとしても、ルカ様がそのような事になるとは……」 思えませんぬが異論は述べられない…
ルリ
「酒と賭博と薬物は別にしても男ができてるのは悪いことじゃないでしょ」
リアレイラ
「男遊びなら構わないが、子供が出来るといざという時にフットワークが重くなるだろう」
ルカ
じっと縮こまって3人の言葉を聴く。これが素だとするなら、間違いなく彼女は末っ子であろうし、普段は兄や姉を真似ているかだろう。
リアレイラ
「文字通りの身重というわけだ」 イッツジョーク(ただし真顔)
ルリ
「笑えないわよくだらない」
ルカ
「…………」 じっと聞く。
クヴァレ
「…………」 笑うべきだろうか
リアレイラ
「転移についての情報を入手るのであれば、大陸の各地を探索する必要もあるだろう。それには実力、縁故、さまざまなものが必要になる」
「また、漂着者の支援を行う準備を進めていくのもいいだろう。相互扶助というわけだ。これには私達も助けられた」
ルリ
「あー、なるほど」
リアレイラ
「このように、その気であればやるべき事はいくつも挙げることが出来る。いずれも個人としての影響力が強いほど有力なのは間違いない」
ルリ
リアレイラの意図を読み取ったのか 頷いて
ルカ
「……、どうしたの?」 頷いたルリに小首を傾げた。
リアレイラ
「つまり、ランクを上げて名誉で殴ればいい」 良いことを言っていた筈なのになんか酷い台詞を口にした
クヴァレ
「……?」 リアレイラを見つめていた視線を、今度はルリに向けて
ルリ
「この長耳は今、」
ルカ
「な、なにを……?」
ルリ
「あんたの悩みを向ける方向を示しているのよ」
「転移して帰る方法探す、」 「転移してきちゃった漂着者達を支援して纏まった団体を作る、」
「そういう、あんたが悩みに対して向けられる、手がかりと手段をこいつは提示してるのよ」
リアレイラ
「ルカ、公人としての権力をこちらで握るといい。その最も近道はランクだ」
「私はこの大陸の成り立ちや在り方に非常に好奇心をそそられるので、正直、今挙げた方針を自分でどうこうしようとは思わないが」
クヴァレ
「……なるほど、悩みの種を抑えつける方法ではなく、芽吹かせる方向に昇華する。ということですね…」 確かに、悩んでいるよりはずっと健康的だ。
リアレイラ
「君がそれらに邁進するなら4,50年くらいは付き合う用意はある。私からは以上だ」
ルカ
「……、……」 リアレイラの提案に、固まったまま目を瞬かせる。
ルリ
「人々のために活動する、っていうのは、騎士道にも反しないでしょ」
「使える君主が居ないかもしれないけど、それなら自由騎士って言えばいいのよ」
リアレイラ
「漂流者の相互扶助組織という在り方に最も近いのは冒険者ギルドであろうが」
ルカ
「それは、うん。……でも、どうしたらいいのか、わからなくて」 身振り、手振り。
はらはらとしているのはやはり普段は見せない様子で、いわば“何が解らないのか解らない”様な状態でおろおろとしている。
ルリ
「ま、あたし達みたいに戦ってなんとかできる連中の方が少ないしね」>リアレイラ
リアレイラ
「彼らがそれを行うのは単なる善意ではなく、戦う力を持った所属不明の者が犯罪に走らないようにする治安維持活動の一環だ」
「統計的な資料はおそらく作ることが出来ないだろうが、非戦闘員の漂流者が困窮し、人知れず犠牲になっているケースは必ずあるだろう」
ルリ
「どうしたら良いかなんてあたしだってわからないわよ。だから今リアレイラがわかりやすい指標立ててるじゃない」
「あんたが冒険者ランクを上げて、信用を得て、立ち上げるときには考え事面倒事は引き受けてくれるって言ってんじゃないこいつ」
リアレイラ
「イルスファールは比較的、そうした保護・支援に国策としても力を割いているように思える。ここに流れてきたのはルカにとって幸運だっただろう」
「組織運営の経験があるわけではないが、調べて学ぶ、経験者を雇う、方策を練る程度のことは出来なくはない」ルリに頷いて
クヴァレ
「………仕方のない事だと、諦める必要はないのです、ルカ様。同じ境遇の者たちを率い、助け合いながら、帰還する方法を探しましょう。悩んでおられるより、その方がずっとルカ様らしいと存じます」
リアレイラ
「もちろん、君が私人として新天地での生活を満喫したいというなら、それでも構わない」
ルカ
ルリの補足に首肯を返して、リアレイラに視線を戻す。まだ普段通りのそれというほど、しっかりとしたそれではないけれど。
クヴァレ
「どちらの道を選ぶにせよ、私奴も、微力ながらお手伝いさせて頂きます」
ルリ
「あたしはあたしの目標があるから、全部割くわけにはいかないけど、」
「出来る限りのことはしてあげてもいいわ」
「あんたが、本気になってるんだったらね、ルカ」
「あんたが悩んで終わりだったらこの話は此処で終わり。そういうこともあったなーって笑って酒を飲める日が来ればいいと思うわ」
「どうしたいかはあんたが決めなさいよね。騎士になるって夢が本当にあんたのものなら」
「ただ少なくとも、騎士とかそういう理想に生きるものって」
「生半可じゃないし、借り物じゃなれないし、なって欲しいもんじゃないわ」
ルカ
「……うん。私は、」 息をすっと吸い込み、ひとつ頷く。縮こまっていた背筋が伸びて、君達が知るヘーゼルの瞳は確りと見回した。
ルリ
「中途半端に夢見てるだけって状態はあんたのためにもならないからね」
リアレイラ
「日々の糧を得るために剣を振るい、対価を得て、酒を飲み、友人知人恋人を作り共に過ごす」
「ルカティシアという人物はおそらくそれだけに従事していることに我慢がならないのだろう? 難儀なことだ」
クヴァレ
「……そう、ですね…」 それだけで満足できる方なら話は早かった。しかし、それはルカではないのだ。
ルカ
「リアレイラ、あなたの手を借りたい。ただ、ミラリアベルへ帰る為だけではなく、この地で生きる者、そして帰る事を望む者の為にです」
リアレイラ
「この口で言ったからには否とは言うまい」
ルカ
「私には、組織を率いるだけの知恵も経験もありません。あなたの力を借りられるのであれば、それを頼らせて頂きながら私も学び、この身の力としたい」
「その道行きに、ルリ、クヴァレ。あなた達が力を貸してくれるのであれば、とても嬉しく思います」
ルリ
「ま、せめて宝剣魔剣になったときに」
「今この時間を思い出して切り出してくれなきゃね」
「まだ同格のうちは返事してやんないんだから」
ルカ
「はい。……今のままではただ理想を語り、手を伸ばしているだけですから」
ルリ
いたずらっ子の笑みを浮かべて
リアレイラ
「調べれば同じような試みを企てた先人の失敗談も数多く見つかりそうだ」
クヴァレ
ルリの返答に苦笑しながらも、ルカと向き合い口元に笑みを浮かべて 「……はい、ルカ様」 わたくしめはいつだっててをかします
リアレイラ
「ふむ、リチャード・イルスファールに謁見が叶うなら知見を求めたいところではあるな」
クヴァレ
「イルスファール国王に、ですか……」
ルリ
「それこそランクを取りなさいよ小剣ショーティ
クヴァレ
「魔剣以上ともなれば、それも可能なのでしょうが……」
ルカ
「先人の失敗談を辿るなんて、知り得ているものをなぞる様な事は貴女はしない。そうでしょう、リアレイラ」
リアレイラ
「金を借りるように取得したが、本格的に昇格を意識せねばならなくなったか……」
ルカ
「……本当にごめんなさい。情けない所を見せてしまった上に、道も示して頂いて」
ルリ
「謝ってほしくて言ってんじゃあないんだけど」 じとー
クヴァレ
「……わ、私奴は何も…」
リアレイラ
「それは違う。失敗には多くの情報があるし、未知の試みとは無意味故に誰も試さなかったものかもしれないのだから」
ルカ
「言わなければ、気が済みそうになくて」 視線は確りと受け止めて、ルリへ応えた。
ルリ
「えー、そこまで言わせんの……」
やーれやれよと大げさに肩を竦めて見せて
「謝るよりも先に言うべき言葉、あるでしょ。別に沈んでることは悪いことじゃあないし心配したのはあたし達の勝手よ」
リアレイラ
「同じ轍を踏まず、だが必要な部分を踏襲しつつ、その匙加減こそが知の研鑽であり伝道だ」誰に聞かせるでなくそんな事を語りつつ、うんうんと頷き。
クヴァレ
「……リ、リアレイラ様」 納得顔のリアレイラを見て、苦笑した
ルカ
しまった、と小さくルリへ苦笑してから、一つ頷いて。胸に手を当てると、一礼しながら口にした。
「……ありがとうございました、3人とも」
ルリ
「よしっ」 今日一の笑顔を見せて
クヴァレ
「……恐れ入ります、ルカ様」 安堵の息を吐いて
ルリ
「それじゃあたしはシャワー浴びてくるから。後よろしく」
「ごちそうさま、ファロ」 銀貨を置いて
ルカ
ぱちん、と両頬を叩いて ぱっと開いた瞳は普段通りのものだった。
クヴァレ
「では、湯浴みの用意を……えっ」
ルリ
レモン水代を置くとさっさか立ち去った
リアレイラ
「うん、うん?」何の話だったか
ルカ
「……リアレイラ」 疑問符を浮かべた彼女に苦笑して
クヴァレ
「……」 お礼を言われることではないのだが…銀貨を手に取って
ルカ
「いってらっしゃい、ルリ」
クヴァレ
ルカに向き直り 「…空腹ではございませんか? 今朝から、あまりお食事が進んでおられなかったでしょう? 甘味もよろしいですが、精のつくお料理をご用意いたします」 これなら大丈夫そうだと判断して、席を立った。
リアレイラ
「ルリ、言い忘れていたのだが」
ルカ
「頼みます、メニューはクヴァレにお任せしますね。……ありがとう」 
クヴァレ
「………」 にこりと優しく微笑んで、ルカとリアレイラに恭しく頭を下げてから厨房へ向かった。
リアレイラ
「少し汗くs――」とてつもなく今更&言い終える前にきっと口を塞がるかなんかした(ルリ以外にも
ルカ
「リアレイラ!」 こら!
クヴァレ
わたくしめはきにしておりません!
ルリ
「──、あ”あ”!?」 
リアレイラ
「お勧めの香水があるのだが……何故怒っている??」
ルカ
「言い方を……考えましょう……」 
リアレイラ
「考慮に値する」
ルリ
掴みかかって行こうとして止められるところでフェードアウトしとこう
ルカ
苦笑しつつ、自分の中で揺れていた、定めるべきものを見つめ直して
そして自身の夢がその形を変えて定まった事を自覚しながら、リアレイラに示された道を進もうと、ひとり決意を新たにしていた。
リアレイラ
相変わらず、ちょっとズレた思考を披露しつつ、コーヒーを飲み、またマイペースに調べものに行ってくるとふらりといなくなるのだ
ルカ
クヴァレの料理が届く頃には、またいつもの様子で受け取るのだった。
クヴァレ
ご飯はいきなりステーキでございます
ルカ
肉マイレージたかそう
よければこんな感じで!ちょっと思わぬ方向の示唆が出てびっくりしてしまって反応が鈍くなってしまって申し訳ない
ルリ
私はこんなところで大丈夫だわ
クヴァレ
二郎系でも大丈夫です。精はつきます
ヨシ!
ルリ
まだまだ青いのぅルカよ……
リアレイラ
ヨシ!
クヴァレ
おばあちゃん!?
ルカ
この子は最初から小娘ではないか??
クヴァレ
ほな明日はその覚悟の程を確かめさせていただくとしよう…
ルリ
それじゃログ番号をよこしな小娘
ルカ
確かめられるのは本当にその覚悟なんですか?
リアレイラ
アイデアは出したが本当にそれでええんか??
クヴァレ
た、たぶん…
ルカ
2023/04/23_1 です
クヴァレ
これで魔剣候補が増えましたねやったぜ
ルカ
互助組織って言うのは普通にありそうな雰囲気だからね……>あいであ
リアレイラ
たぶん、あるはあるんと思うんだよね
ルカ
誰かに剣を捧げるにせよそうでないにせよ運営しておかしくなさそうな気配はある
ルリ
ないとは言わないけど
そこまで間口が広いものはたぶんないよ
<一般人まで拾い上げる
リアレイラ
転移者を出来るだけ雇うようにしてる商会とか、受け入れる開拓村とか
(ただし有用な人材に限る)
ルリ
だって運営費考えたらとんでもないから
リアレイラ
はい
クヴァレ
お前が青学の柱になれ、ルカ
ルカ
はい
お前は青学の恥なんやで
ルリ
だからネームバリューで出資募って回していくしかないのだ
(本当にやるなら
リアレイラ
ランクを上げて名誉で殴るが正解
クヴァレ
ヒェェレムも協力するよ
ルカ
まあなるだけの実績を積めたら
やると思いますよ
>宝剣魔剣以上になったなら
ルリ
多分実働に動かせるのは
リアレイラ
財力コネともども絶対に必要
ルリ
地域全域推薦の聖剣じゃないと
だめですね
リアレイラ
そうね
ルリ
イルスファール1国じゃ手にあまるので
リアレイラ
魔剣だとあくまでも国の英雄で
ルカ
あくまでそれを目指すであるので現実にそこに辿り着くかはまた別よ
ルリ
シラーの財力とかそういう含みで動かせないと
頓挫するので
リアレイラ
聖剣でようやく地方ローカルヒーロー
ルカ
宝剣魔剣になって漸く手を伸ばし始める、だからね
ルリ
メジャーリーグまでは遠いぞ オオタニショウヘイになれ
クヴァレ
世界の救世主なのに地方合同なのかなんか世知辛いな
ルカ
個人的に王都に事務所なり開いて細々支援するとかは
しているかもしれんけどね。
クヴァレ
ルカプロダクション!?
リアレイラ
フリー環境ではちょっと聖剣は扱いが難しくてとれないでいる
ルカ
魔剣も難しいゾ
事務所の受付はリアレイラに(大変なことになる)
ルリ
魔剣もだいぶ難しいよ
ルカプロダクション草
クヴァレ
なんやかんや☆4解放されたらちらっと出てきそうではある>聖剣
ルリ
結局GMが一人じゃないので
それに値するかどうかの判断を誰も出来ないのだ
リアレイラ
事務だけやらせておけ>リアレイラ
クヴァレ
Excelマクロと格闘するリアレイラ.exe
ルリ
すべての事柄がサイト公式になるわけじゃなく、
例えばウィス卓について言えば魔剣が出てもおかしくないあれだけど
それをサイトに参加しているPL全員が把握しているわけじゃないのだ
ルカ
大規模に発展するとかではなくあくまで個人的にやるとかなら割と現実的なのでそっちでやるでもいいな 受付嬢リアレイラになれ
ルリ
そうね>個人事務所
ルカ
功績はともかく人格面でどうなのって話もあるからね ランクの話は難しい
クヴァレ
でも目標としては全然ありだから聖剣を目指せルカ!
ルカ
その辺りの相談も含めて暫くリアレイラとは話しているはずだ……
ルリ
頑張れ……
クヴァレ
クヴァレ「奴隷人生を考えさせルン」
ルカ
クヴァミュやめろ
リアレイラ
交渉相手に 協力して欲しければ…分かるよね?(ニチャア されたら、減るもんでもないしいざとなったら交渉材料に使えそうだから(ええか)
ルカ
よしではそろそろログを閉じよう
クヴァレ
ええのか!?
ルリ
お疲れ様ー
撤退しよう
クヴァレ
おつさま!
ルカ
お付き合いいただきありがとうございました。お疲れ様でしたー
リアレイラ
おつかれさまー
!SYSTEM
ルリが退室しました
!SYSTEM
クヴァレが退室しました
!SYSTEM
リアレイラが退室しました
背景
BGM