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幕間

20230327_0

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が入室しました
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 が入室しました
一身上の都合により夜だぜ。





 
――王都イルスファール、冒険者ギルド支店〈星の標〉。
 
実はセスさんじゃない
リアン地方内外に広く知られるその宿は、今日も多くの依頼と、それを請け負う冒険者達が訪れては旅立って行った。
早朝の争奪戦も終わり、昼時も過ぎ 余裕が出来る日中が終わって、
今はすっかりと陽も沈んでいて、店内は夕食を摂るものや酒を煽るものがわいわいと騒いでいる。
誰だ貴様は……
店員は早朝とはまた異なる忙しさにぱたぱたと働いていて、
 
当ててみな、ハワイ旅行にご招待だ
客も店員と同様に、早朝とは異なる活気を見せていて 人数のピークは早朝であろうが、喧しさでは今の方が上だ。
 
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雪斎が入室しました
くろっさい
雪斎
うむ
こうすればPLの方でも判別がつくのだ
(カーソルあてれば
半角がツムギで全角は多分苗だ
植物くせえ
 
正解だ錬金術師
持っていけ、すべてを
この日は人が多いものの、殆どが仲間連れだった。依頼終わりの打ち上げだろう、酷く酔っ払った手合いが多い。
店内の席は全てが埋まっているという訳ではないが、店員とも絡めるからかカウンターで飲んでいる者が多く
テーブル席も多くは席についているものが多いが、窓際にぽつんと置かれているテーブルがあり
その内の1つに、ちょんと1人の少女が座っていた。
ルカ
普段は見せない、どこか居辛そうな様子で座っているのは、橙の髪にヘーゼルの瞳を持つ少女だ。
おどおどする様な性格ではないのだが、1人でテーブル席を利用している現状を気にしている。
どこかのテーブルに声をかけて混ざろうかとも思ったのだが、他のテーブルについている者はその殆どが出来上がっていたのだ。
サフィール
「おやぁ?おやおや?そこにいるのはルカじゃないかな? 相席いいかなー?もう殆ど埋まってるしさぁ」 そんなルカの近くにやってきたのは銀髪に名前通りの蒼玉色の瞳を持つ酔っぱらいのお姉さんである。
右手にボトル、左手にグラスを持っており、やはりというか顔が赤らんでいる。
ルカ
その手合いの相手は得意ではない――特にふたつ隣にあるテーブルの、不躾にじろじろと見て来るような相手は――為、それも断念。
1人でテーブル席についていたのだが、これはこれで居心地が。……なんて考えていると、
「こんばんは、サフィールさん。……勿論です、1人でテーブル席を利用しているのは気にしていたので」 どうぞ、と向かいの席を示す
サフィール
「こうも埋まってるとねぇ。カウンターもダメだし仕方ないけど、居心地悪いよねぇ」 くすくすと笑って席についた 「ありがとね」
 
どーしよっかな
ルリで行っても面白いんだが連日はちょっと悩むな
ルカ
「いえいえ。……そのお酒は、お店のものですか?」
 
女男男女 だーれだ
【✔:ユーリス】 [×:レグナム,エメリン,ルリ]
よし。久しぶりに動かそう
サフィール
「そうだよ。さっきまで別の席で他の子と飲んでてお開きになったんだけどね。僕は飲み足りなくてさー」
ユーリス
夕飯のセットをトレイに載せて 金色の髪、青い瞳の少年がキョロキョロとしている どうやら、テーブル難民らしい
ルカ
鎧姿とは異なり、薄手のジャケットに白のブラウス、膝丈ほどのスカートと、この日は普段とは違う軽い服装で店にいたのだ。
サフィール
「まあ席は空けたんだけどどうしようかなーとふらふらしてたら君を見つけたってワケだ」
ルカ
「そうでしたか。……そうでしょうね、そのご様子だと」 微笑んで応えたが、彼女が出来上がるだけ飲んでいるのだよなと苦笑した。
ユーリス
「………、」 あそこもどこもかしくも埋まってる……顔見知りは生憎と居ないようだし、どうしたもんか とキョロキョロしていると
サフィール
「ふふ。そんなコトより今日は可愛い格好をしているね。コーディネイトはばっちりだ。はなまるをあげましょう」
ルカ
「あまり、羽目を外し過ぎないでくださいね?」 小言を付け加えた所で、視界の隅にきょろきょろしている少年を見て。 
サフィール
「ルカに肘鉄は喰らいたくないからね。控えめにしておくよー」
ルカ
「ありがとうございます。あまり得意ではないんですが……、と。席に困っている方がいらっしゃるみたいですし、お声かけしても?」
「ああ、」 「お隣に座りましょうか?」 にっこり。
ユーリス
楽しげにしているのは見ていて気分が良いけれど、それで自分の席がないというのはなんとも情けない 「……参ったな」
サフィール
「もったいない。もっとおしゃれしてもいいのに」 「た、対面でいいから」
「それより呼ぶのは別にいいよー」
ルカ
「自分で、というとあまり縁が無くて……ピアスを開けたのもはじめてだったんですよ」 先日初体験。
「では」 頷くと、ゆっくりと席を立って少年の方へ。
サフィール
「それは冒険したね。いいことだと思うよ。女の子は着飾ってこそさ」 にこにこ
ルカ
少年を覗き込むと、先に手を振って見せながら視界に入って。
「お困りでしたらどうぞこちらに。宜しければ、如何ですか」
ユーリス
「……」 立ったまま食べようかな、なんて思ってトレイを見つめているところに 「……え」 声がかかって少し抜けた声が出て
「……ありがとう、助かるよ。まず席を取ってから注文しなきゃね」 と笑って
サフィール
目をくしくししてルカの方を追う
ルカ
驚かせてしまったかな。少し気にしたが、続いた言葉にそれもふいと拭った。
「盛況ですからね、その方が良いかもしれません」 にこにこと明るく微笑みながら、こちらです、とテーブルへ案内。
サフィール
「おや、随分可愛い子だなぁ」
ユーリス
金色の髪をわずかに揺らして ルカに視線を返すと 「ついていけばいいかな」
頷きを返すと とことこと続く
サフィール
「やっほー。ようこそー」 上機嫌にひらひら
ルカ
頷きを返しながら歩いて行くと、どうぞ、と好きな席に着く様に促した。
ユーリス
「こんばんは、歓迎ありがとう」 小さく笑って 席の1つへ
サフィール
「お酒も飲むー?」
ユーリス
「お酒は……あんまり飲んだことないんだ、潰れても迷惑だろうから、少しだけなら」
ルカ
「サフィールさん」 にっこり。
サフィール
「じゃあ軽く一杯どうぞ。ワインだから大したことないって。ルカもどう?」
ユーリス
正直に酒歴を告げてから 「僕はユーリス。よろしく」
ルカ
「いえ、ご理解頂けていれば大丈夫ですよ。……そうですね、ではお付き合いします」 >いっぱい!
「私はルカティシア、ルカとお呼びください」
ユーリス
「………、」 なんで笑ったんだろう 欲しかったのかな…
サフィール
「そうこなくっちゃね」 グラスを2つ店員から貰い受けてボトルからワインを注ぐ
ユーリス
「うん、よろしく、ルカ」
サフィール
「僕はサフィールお姉さんだよ。よろしくね」
ルカ
「無理のない範囲で大丈夫ですので。楽しくなってしまいがちな方なんです」 苦笑した。>ユーリス
ユーリス
「サフィールだね。よろしく」
サフィール
「僕は妖精使いでねぇ。特に酒精と仲がいいんだ」
ユーリス
「…なるほど、」 小さく笑って 「お酒が好きな人なんだね」
「そんな妖精は僕も話したことがないな。僕も少しだけ、妖精の声が聞けるんだ」
と笑って
ルカ
「酒精……」 うろんな め ! >サフィール
ユーリス
「………、も、勿論冗談だと思うよ?」 
サフィール
「飲みに飲めば声も聞こえてくるよ。でもそこまで行くと記憶を奪ってくるんだ。知らない場所で目を覚ますことになったりする」
ユーリス
ディナーセットに手を付けつつ
ルカ
「……適当な事を仰っていませんか?」 ほんとにいるんかー?
サフィール
「あと胃の中をからっぽにされたりね」
ルカ
注がれたワインをユーリスと自分の手元に運んで行って。
ユーリス
「………、」 苦笑して
「ああ、ありがとう」
ルカ
「いえいえ。……それでは、乾杯しましょうか」
グラスを両手で持って、それを2人に緩く掲げた。
サフィール
「実体験だよ。まあそこまでいっちゃうのはオススメできないけどね」
「はいはいかんぱーい」
ユーリス
「うん、乾杯」
「……でも何に乾杯するの?」
ルカ
「今夜の出会いに、ではいけませんか?」 はにかみながら照れ笑いを浮かべつつ、乾杯、と持ち上げた後に口元へ持って行った。
ユーリス
「じゃあ、それにあやかって」 頷きを返すと笑みを浮かべて グラスを小さくぶつけた
サフィール
「そうそう。今日という日は今日しかないんだから」
ちりーん
ルカ
えへへ、と微笑みつつ、ゆっくりと一口。
「ふー……」
サフィール
「可愛いー」
ルカ
「もう。やめてください」
サフィール
くいくいとグラスの中身を飲み飲み
ルカ
言葉の割に嬉しそうに言いつつ、既に手を付けていた夕食を一口。
ユーリス
「……はぁ……」 なれない酒精に顔をわずかに赤くして
サフィール
「んー。だってルカってば、構えてることが多いじゃない。自然な感じで笑うの見るのあんまり機会ないんだもの」
ユーリス
「よくそんな勢いで飲めるね……」
とサフィールの飲みっぷりを見て呟いて
ルカ
「そ、そんな事は……ありますね」 苦笑が深まった。 「あまり力を抜くのは得意ではなくて」
「ずうっとあの勢いで続ける方なんですよ。今日は穏やかな方かもしれません」 列車の中なんてすごかったもの。
サフィール
「真面目な話すると僕はアルコール耐性が強いからねぇ。そうそう酔わないし酔っ払っても後をひくことは少ないんだ」
ユーリス
「2人は仲が良いんだね」 夕食に手を付けて 肉を切り分けながらコメントする
「列車の中でまで飲んでたんだ」 少し呆れの混じった笑いを浮かべて
サフィール
「まあ、そういう世界で長く生きてるとなかなかね」>力抜くの得意じゃない
ユーリス
「少し羨ましいな。身体が丈夫だね」
サフィール
「ちょくちょく一緒してるもんね」 冒険に
「まあ、人より丈夫な方ではあるかな?」 寿命とか
ルカ
「ええ、そうですね。頼りになる方なんです」
「…羽目を外し過ぎる所が無ければ」 ぼそり。
ユーリス
「?」 なにか続けていったような
「そっか、もし同行することがあったらよろしくね」
ルカ
「いえいえ」 なんでも。
サフィール
「そんなに外したっけなぁ……まあ外しすぎると覚えてないから記憶が無いのは当然かな…?」
ルカ
「サフィールさんは妖精使い、私は剣士なので、機会があれば是非」 うん。
ユーリス
「ああ、君も剣士なんだ」
ルカ
「外しそうになっているから止めているではないですか」 むー
サフィール
「うん。そうそう。僕はヒーラーとして運用するのが正しい用法だよ。攻撃も出来るけどね」
ユーリス
「僕も剣を使うんだ。長剣だけどね」
ルカ
「も、という事は……そうでしたか、私は両手剣を」
サフィール
「最近は神官の子と組むことが多くてもっぱら攻撃担当だったけど、実はあんまり得意じゃないんだ」
ユーリス
「両手剣か…力持ちなんだね」
ルカ
「あら、……そうだったんですか?」 >得意じゃないんだ
ユーリス
「攻撃することに抵抗が?」
ルカ
「力の扱い方には自信があります」 ちょっと得意気になりながらユーリスに言って、彼の言葉に続けてサフィールを見た。
サフィール
「ルカってば結構重たそうな剣持ってるもんねぇ」 「うーん。そういうワケじゃないんだけどねぇ」
「自分が剣と盾持ってる戦士だとして、攻めと守り、どっちに長けているか、って感じ?」
ユーリス
「ああ、そういうことか」
「回復とかのほうが得意ってことなんだね」
「妖精魔法は幅広いもんね」
ルカ
「妖精魔法に限らず、魔法を扱える訳ではないのでイメージだけなんですが……変わるもの、なのですか?」
サフィール
「そうそう。元々は村でお医者さん代わりみたいなコトもしてたしね」
「結構変わるよ。扱い方に差が出るというか」
ユーリス
「うん。得意不得意はあるかな」
ルカ
「扱い方に……。力を借りる妖精の気勢であったりですか?」 ふわふわしたイメージだ。
ユーリス
「僕は水と氷の子たちとは仲がいいけれど土とか風の魔法は全く使えないし」
サフィール
「攻撃魔法は相手の守りを突破しなきゃいけないからね。突破しやすいような魔力の扱い方を覚えないと、抵抗されて効果があまり期待できないから」
ルカ
グラスを手に取って、再び一口。 「そ、そうなんですか? ……属性ごとに大まかに違うんですね」
サフィール
「全部が全部妖精任せってワケでもないんだよねぇ」
「あらそうなんだ」 >土とか風が使えない
ルカ
ピンと来た顔で、サフィールに頷いた。
「成程、力を借りるとは一口に言っても、つまりは攻め立てる指示をするのですしね」
サフィール
「まあ、妖精魔法だと、属性ごとに妖精の気質があるからねぇ。相性が良い悪いもあるかなぁ」
ユーリス
「うん。どうにも相性悪いみたいで」 困ったように笑って
サフィール
「相性悪いと仲良くなるのは大変だからなぁ。僕も大変だった」
ルカ
「何か、親交を深める良い方法があればいいのですが。……ふむふむ」 なるほど、その点式を紡いで解を出すリアレイラは、また他に困り事があったりするのだろうか。
ユーリス
「だから僕も攻撃に魔法を使うのはまだまだ全然だめで、火を起こしてもらったり、水を綺麗にしてもらうくらいなんだ」
ルカ
魔法使いの悩みを耳にして、興味深そうに2人の話を聞く。
「サフィールさんの苦労とは、どの様なものだったのでしょう」
サフィール
「その2つだけで旅をするには圧倒的に便利なんだけどね」
ユーリス
「それはそうだね」と笑って
サフィール
「ああ、うん。そもそも嫌われてるところからスタート」
ルカ
「そうですね、火を起こすのも手間がかかりますし、水の方はもっと大変ですし」 苦笑して。
「そ、そもそもからですか?」
ユーリス
「‥……ああ、なるほど」 それだけでユーリスは察したようで 「でもそれで仲良くやれてるならすごいな」
サフィール
「妖精は穢れが苦手なんだよ」 指で角を作る
「僕は気が長いからねぇ」
ルカ
「……なるほど。すみません、気が回りませんでした」
サフィール
「妖精たちのいるところで日がな一日何もしないで過ごしたりして、まずは“何だコイツ?”と興味を覚えて貰うところからスタートした感じ」
ユーリス
「それは大変だ、でも効果的に思えるな」 
「ワクワクさせたら勝ち、みたいなところは間違いなくあるし」
サフィール
「いいよいいよ気にしないで」
ユーリス
「妖精が姿を見せてくれてからが、本番だしねぇ」
サフィール
「母親も妖精使いだったからまあ、素質はあったみたいだしね」
「そうそう」
ルカ
頷きを返しながら、2人の会話を聞いて。
「それから、どうなったのですか? 今は自由に付き合えている様に見えていましたが……」
サフィール
「妖精にいたずらしたりいたずら仕返したり、マナをプレゼントしてみたりとか、地道に仲良くなる感じだったかなぁ」
「僕の場合は“妖精使い”と言える様になるまでは10年はかかったよ」
ルカ
「し返したり……。興味を惹ける様な、ワクワクさせる様な事をする、という意味では確かに良い方法な気がします」
サフィール
「まあでも、剣の修業だって一人前って言える様になるにはそのくらいはかかるのかな?」
ユーリス
「どうだろう、僕はまだ1年経ってない気がする」 苦笑して
ルカ
「10年……そうですね、何を指して一人前、とするかにはよりますが」 
サフィール
「ユーリスは才能あるねぇ」 ふふ
ユーリス
「7歳くらいから、ずっと太い木に斧を入れてきたから」
サフィール
「なんというか単純明快な修行方法だなぁ…」
ルカ
「1年で冒険者に……、ああ」 下地が無い、という事ではなかった。
ユーリス
「多分基礎体力はしっかりあったんだろうね。腕がボロボロになっててよく怒られたな」
ルカ
「1年足らずと聞いて驚きました。それが下地になっていて、剣を振るえているんですね」 
ユーリス
「祖父の頃から切ろうとしていた木があったんだ」
サフィール
「お爺さん世代から切ってて切れないって世界樹か何か??」
ユーリス
「でも、父の代でも切れなくて、僕の代になった。まあその木は、祖父と父に恨みがあった魔神が化けていたものだったんだけれど」
サフィール
「って魔神かい」
ルカ
「…………」 サフィールに苦笑しつつ、けれど同じ様な事を想っていたので言葉にはしなかったが、
ユーリス
「僕は助けてもらうまでその事に全く気がつけてなかったし、多分そのままだったら野垂れ死にしてたんだと思うな」
ルカ
「魔神が、化けていた……」 続いた説明に目を瞠りながら小さく漏らした。
ユーリス
「母が妖精使いっていうのは僕もそうだったみたいで、朧気に覚えてるよ」
サフィール
「領主かなにかにこの木を切るまでは一族が許されないとか言われてたのかい?」
ルカ
「恨みがあった、という事ですが……直接手を出して来なかったのですか? 代替わりしても?」
ユーリス
「魔神に村の人達も洗脳されてたみたいで、村八分だったんだ」
「そんな感じ」
サフィール
「おーう……重たい」
ユーリス
「だから境遇にあんまり疑問とか抱けなくて」
ルカ
「それは…………」 こくり。>サフィール
サフィール
重たいのでワインをあけよう。くぴくぴ
ユーリス
「ただ木を切り倒す事を父が望んでいたから僕もそうしようと決めて、倒して次に行くことを考えて暮らしてたところに」
「星の標の冒険者が来たんだ」
ルカ
「物心ついた時から変わらずそうであったのなら、仕方のない事ですよね……」
ユーリス
「それでその木がおかしいぞって言われて」
ルカ
「この宿の方が」 ふんふん。 
サフィール
「それが魔神だということを暴いて──村にいるのもなんだったからこっちに来たという感じかな?」
ユーリス
「そうしたら魔神が姿を現して、助けてもらったんだ」
「そうそう。長い間操られていたからすぐには納得できないし戻らないだろうって」
「それに、住んでた家に戻っても僕しか居ないし」 あはは、と笑って
「だったら、恩返しもしたいし、此処で働こうと思って」
サフィール
「なるほどねぇ」
ルカ
「ふむ……」 そっとお代わりをお願いしつつお話を聞きました。
サフィール
「ほんとにここに居ると飽きないなぁ。出自だって色々と凄い話が出てくる」
どーぞどーぞ
ユーリス
「長剣は父さんの遺品なんだ。唯一持ってる、僕の財産みたいなものかな」
ルカ
「……操られていたとはいえ、お互いに空気は良くはなれませんものね」 >ムラハチ
サフィール
「それは大事にしないとね」
ユーリス
「うん。ただ、そのうち買い替えるつもりではあるかな」
「ずっと使い続けてると、どこかで折れてしまうかもしれないからね。なるべく早く、次のを用意したいんだ」
ルカ
「それでしたら、良いお店を知っています」 
サフィール
「ルカが言う良い店なら間違いなさそうだ」
ユーリス
「本当?伝手があるなら助かるな」
ルカ
「ええ。後程場所と名前を認めて、メモをお渡ししますね」
「少し独特な店員さんですが、きっと大丈夫です」 きっと。
「以前、仕事で材料の確保のお手伝いに行ったんですよ。ルリさんもいらっしゃる事もあるそうで」 >さっふぃー
サフィール
「あ」
「あー、ルリのところか」
「それなら間違いなさそうだね」
ユーリス
「2人の知り合い?なら安心して任せそうだね」
ルカ
「ええ。……ルリさんというのは、直剣を扱う剣士でして」
サフィール
「うん。この店の冒険者でもあってね。最高の武器を作ることを目標にしてる可愛い子だよ」
ルカ
「ここの冒険者の方なので、お話はし易いかと。実際に振るっている職人さんですので」
ユーリス
「わかった。伺ってみるよ」
サフィール
「ふふ。良い出会いになったねぇ」
ルカ
「では、忘れないうちに……」 手荷物から用意したメモにつらつらっと情報を纏めて
指でなぞって確認。……☜ヨシ!
「こちらです。……読みづらい所があれば、教えてくださいね」
ユーリス
「‥‥‥」 目を走らせて 「うん、工房街だね、ありがとう、ルカ」
サフィール
にこにこしつつ二人を見ている
ルカ
「いえいえ。良い出会いになる事を祈っています」
サフィール
「剣は持とうとか考えた事は無かったなぁ。昔から運動音痴だからねぇ」
ユーリス
「向き不向きはあると思うけれど、」 「冒険者ができているならだいたい大丈夫じゃない?」
ルカ
「移動を苦にしている様な事はなかったですから、瞬発力がない、とか?」
サフィール
「あ、うん。脚は遅い」 ふふ
「持久力はある方だけどね。瞬発力がないな」
ルカ
「私は逆に、魔法に関するものはからっきしで。憧れたのが家族の剣であったので、そちらに集中していて気にはなりませんでしたけれど」
サフィール
「ルカがそう、とかは分からないけど、魔法の方は素質が無いとダメな人はどんなに頑張ってもダメだからねぇ…」
ユーリス
「そういうものなんだ…」
ルカ
「そう聞いていますね。修練よりも、才覚が影響する部分であるとか」
サフィール
「そうだよ。操霊魔法や真語魔法もそうだけど、妖精魔法、森羅魔法なんかは特にそういう傾向が強い」
ルカ
「剣の才があった事は、とても嬉しく思いますね。……兄や父、母ほどのものはありませんでしたが」
サフィール
「ああ、あと最たるものは神聖魔法だね……あれこそ素質があった上で神に認められなきゃダメだ」
ユーリス
「一家皆剣士だったんだ、すごいな」
「妖精の声はともかく神様の声はちょっとイメージがつかないな…」 困ったように笑って
ルカ
「ええ、自慢の家族です」 にっこりと微笑んで。
サフィール
「それは僕もだね」 >かみさま
ルカ
「わ、私からしたらどちらもですよ」 >神様、妖精
サフィール
「ふふ。家族仲が良くてなにより」
「家族かぁ……ちょっと会いに行くの難しいよなぁ」
ルカ
「……そうですね。外の大陸ですので」 困った様に微笑んで、けれど気を落とす様な素振りは見せない。
ユーリス
「ルカは外から来たんだね」 なるほど、と
ルカ
「はい。テラスティア大陸、という所から」 
サフィール
「ルカもそうだったねぇ」
ユーリス
「も、ってことはサフィールも?」
サフィールの出身地ってきいてたっけ(うろ
>ルカが
雪斎
聞いてないね。言ってないから
>誰にも
だよね
サフィール
「そうだよ。たぶん言うのは初めてだけど」
ルカ
「サフィールさんも、だったのですか?」 目をぱちぱちと瞬かせて。
サフィール
「うん。うっかり転移陣の起動に巻き込まれたというか、あれ殆ど罠だったなぁ…」
ルカ
「て、転移陣…………」
ユーリス
「……そんな事もあるんだ」
ルカ
「では、それで気付けばここに……ですよね」
サフィール
「そうそう。暮らしてたとこの近くにすごく小さな遺跡、というより遺物が見つかって」
「調べるためにすこーしマナを使ったらいきなり起動するんだもの。それで気付いたら平原で地面にキスだよ」
ユーリス
「海の上とかじゃなくてよかったね…本当に」
ルカ
「家の近くにそんなものが……、ええ。地面で良かった」
サフィール
「地面の中とかでも笑えなかったから、まあ、マシかな…」
「ま、他の人が巻き込まれなくて良かった良かった」
ルカ
「……」 お子さんもいると言っていた。ちょっと、なんて言って、普段と変わらない様子だけれど、自分よりも帰りたい気持ちは強いのだろう。
ユーリス
「……戻れたら良いね」
「生きてるなら、また会える、会う方法はあると思うから、…‥その、諦めないで、ね」
少年は気遣うように二人を見た
ルカ
その視線がサフィールでなく、自分を向けば瞬きをして。
サフィール
「ふふ。ありがとうね。ユーリスはいい子だなぁ」
ルカ
「ありがとうございます、ユーリスさん。……ですが、心配は御無用ですよ」
「私、諦めが悪いんです」 微笑みながら、明るく答えた。
ユーリス
「それなら良かった」 と笑みを返して
サフィール
「世の中絶対は無いからね。出ようとすれば何か方法はあると思うな」
「僕は気長に頑張ろう」
ルカ
「ええ。大事なのは諦めず、歩みを止めない事ですから」
「歩いていれば、何か起きます。きっとね」
グラスを傾けて、そこに入っていたワインを飲み干すと、ぷは、と息を抜いた。
ユーリス
「うん」 ごちそうさまと手を合わせて
サフィール
「良いことを言うね。頼もしいや」
ルカ
「……ごちそうさまでした」 両手を合わせて。
「ええ。頼ってくださいな」
ユーリス
「工房の場所、職人さんを紹介してくれてありがとう。また一緒にできたらその時はよろしくね、ルカ、サフィール」
「僕はそろそろ行くよ」
サフィール
「丁度話も食事も一段落だね。これ以上飲むとルカに怒られそうだしここまでにしておこうかな」
「うん。よろしくね」
ルカ
「はい、またお会いした時は宜しくお願いします。私も、そろそろ部屋に――、ええ。小言は出さずに済みそうです」 にこにこ
ユーリス
「またね、今晩はありがとう」
にっこり微笑むとトレイを手にして 席を立ってカウンターへ向かう
「ワイン、ごちそうさまでした」
ルカ
「また、お会いしましょうね」 ユーリスを見送ると、自分も席を立って。
「サフィールさんは、宿はどちらに?」
サフィール
「いえいえー。また付き合ってね」とはユーリスに 「ん?ああ、近くの安宿だよ」
ルカ
「お送りしましょうか? もうすっかり、陽も落ちていますし」
サフィール
「この店の方が都合がいいんだけど、登録する前から泊まってたから引っ越すのが面倒になっちゃってさぁ」
「んー、大丈夫だよ。と言ってもいいんだけど折角だしお願いしようかなぁ」
ルカ
頷きかけたが、続いた言葉にぱっと表情が明るんだ。
「では、お送りします。……片付けてきますので、少し待っていてくださいね」
サフィール
「はぁい」
ルカ
椅子を戻して、テーブルの上の食器を持ってカウンターへ行くと、会計を済ませて戻って来る。
「お待たせしました。外はまだ冷えるでしょうから、使ってください」 薄手のジャケットをぱっと脱ぐと、それをサフィールの肩にかけた。
サフィール
「あらあら。おばあちゃん扱いかな?」 くすくす
ルカ
「いえ、友人扱いですよ?」 にこにこ
「ルリさんであれリアレイラさんであれ、同じ様にしていますとも」
サフィール
「ふふ。そっか、ありがと。ルカも冷やさないようにね」
ルカ
「鍛えてますから」 えへへ、とはにかんで。 「それでは、参りましょうか」
サフィール
「うん。じゃあお願いね」 頭を撫でちゃう
飴ちゃんいる?
ルカ
「はい!」 嬉しそうにしつつ、エスコート※ しました。
では、いただきます
サフィール
じゃあ仲良く送られましょう
こんな感じでよろしおすか
 
よろしおす
サフィール
子供が小さかった頃にお母さんに気を使って同じようなことをしてくれたのを思い出していたのは内緒である
雪斎
良いどす
子ども扱いしてー
よしではおつかれさまでした。ログは2023/03/27_0どす。
雪斎
ちなみに最初の子供はもう死別しているくらいには歳を取っている
突然クソ重い設定を出して来るな
雪斎
ひょっとすると曾孫どことか玄孫がいる可能性。
どころか。
ビッグマミーがよ……
雪斎
ふふ。
ではではありがとうございました
お疲れ様でしたぁ
 
こちらこそー、お疲れ様でしたぁ
背景
BGM