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“遠い日”の約束

20230128_0

!SYSTEM
GMが入室しました
!SYSTEM
フェリシアが入室しました
GM
ミッ
フェリシア
お邪魔します
GM
タイミングはイファロスに戻ってその日をとりあえず過ごしている間として
場所はどうしよう
お宿かどこかのお店でも入るか
フェリシア
お宿で良いかもしれない お店はどんなお店だろ
GM
お喫茶店でもなんでも
あとはフェリシアから声をかける(というか掛けた方がいいのか悩んでる感じ?)か、ディスノミアからちょっかいをかけにいくか
どちらがフェリシア的には自然かかな
フェリシア
ディスノミアからちょっかいかけてもらうほうが嬉しくはあるかも
GM
おこk
じゃあ夕方くらいに宿の部屋を訪ねていこうかな
フェリシア
りょー
GM
でははじめてまいりましょう。
よろしくお願いします。
フェリシア
よろしくお願いします
 
 
GM
幻の中の古代の世界で、アトランティス人であるディスノミアの任を手伝った一行は、昨晩と同じ宿に戻ってきていた。
イファロスの街に帰り着いたのは、陽が傾き始めていた時間で、辺りはゆっくりと薄暗くなりつつある。
街の高い所へ登れば、空と海が朱に染まり、太陽が海へと沈んでいく景色を眺めることが出来る。
各々好きなようにイファロスでの時間を過ごしていたが――フェリシアはまだ、宿の部屋に留まったままだった。
GM
そんな感じで部屋の中にいたら訪ねます
フェリシア
少女は、机に向かって長い書類を作成している
見たこと、知ったこと、そしてこれからのこと
冒険者である事以外の側面であり、彼女の務めの一つだった
深刻そうな表情で 書き連ねていって ようやく筆が止まる
紙が乾くのを待ってからそれらを纏めてしまうと ようやく少女は息をつく
GM
まるで少女が息をつくタイミングを見計らったかのように、部屋の扉がこんこんと叩かれて音を立てた。
フェリシア
慌てて書類を鞄にしまい込む 服の乱れなどを姿見の鏡で確認する
髪を少し払って それから 「どうぞ」
ディスノミア
「ディスノミアです。いますか?」 ついで投げかけられたのは、君のよく知る、けれど印象の大きく違う声。
フェリシア
「……ええ、お入り下さい」
ディスノミア
返事を聞くと、間を置かず扉が開かれる。
「眠っていた――わけではなさそうですね」
フェリシア
「少し仕事をしていました」
ディスノミア
「仕事、ですか?」 後手に扉を閉めつつ、首をかしげた。
フェリシア
「ええ、私達も自分たちが来た場所に対して、報告を上げる必要がありますから」
「報酬を受け取るためにも何をして、どう行動して、誰と会ったのかとか」
ディスノミア
「ふぅん……。少しくらい休んでからにすれば良いのに、真面目ですね」
フェリシア
「……性分なのです、それに…」
「……、」 息をついて 「それに、今はあまり、皆さんと一緒に居ても仕方がありませんから」
ディスノミア
「まるでアテナやティーヴァのよう――」 テーブルまで歩いていくと、小さな鞄から明らかにそこには入り切らないだろうティーセットを取り出して広げ始める。 「仕方がないとは、どうして?」
フェリシア
「………隠し事がある相手とは、仲良くは出来ないそうですから」 少し寂しそうに 視線を下にして
ディスノミア
「あらあら……喧嘩でもしてしまったのですか?」
一瞬フェリシアの表情を見てから、視線を手元に移し、慣れた所作で紅茶を淹れていく。
フェリシア
「喧嘩、ではないのでしょうね」 顔をあげると困ったように笑って
「ああ……ごめんなさい、ディスノミア、ありがとうございます」
「行き違い、たぶんそういうものです」 メーティスのことも、ディスノミアのことも
ディスノミア
「ふふ、突然押し掛けて来たのは私ですよ」 温かい紅茶にクッキーを用意すると対面の席を手で示す。 「お茶をするには少し遅い時間ですが、如何ですか?」
フェリシア
「‥…‥ええ、頂きます」
席に着く、いつかの状況と、似ている
「……」 いつだっただろうか、彼女が部屋を訪ねてきて そして同居の提案を此方からした
ディスノミア
席に着くと、窓の外の暗くなりつつある街を眺める。この時間になると、まだ活気はあれど日中程の明るさはなくなってくる。
フェリシア
いつも、扉を叩いてくれるのは、なんだかんだで彼女の方だった気がする
ディスノミア
窓から視線を外して紅茶を啜ると、ふと対面からの視線に気付いて――
!SYSTEM
BGMを変更 by GM
知恵は眠らず ~クリスタリウム:夜~70%
ディスノミア
「どうかしましたか?」
フェリシア
「…‥いえ、」
「私のよく知る人と貴方は、………とても良く似ているから」
「彼女は、きっと元は貴方のような人で、…」 ずるい 
ディスノミア
「不思議な偶然もあるものですね。そういうものを、縁と言ったりもするそうですが」
「今は違う、と?」
フェリシア
「貴方では絶対にしないであろうことをする人になってしまっています……」 私はまた、ずるをしようとしている
「……、ええ」
ディスノミア
「ふふ、昨日知り合ったばかりなのにまるで私のことをよく知っているような口ぶりですね」
フェリシア
「…‥…すみません」
ディスノミア
不機嫌になった様子は一切なく、面白がっているような言い方。
フェリシア
お茶に手を付ける
一口飲んで 少し目元が潤む
ディスノミア
「謝らなくていいのですよ。私もなんだか、貴女のことが妙に気になってもいますから」
フェリシア
それを見せないように 軍帽をわずかに深くかぶる
ディスノミア
「こんなことを言っていると、またアテナに『軟派の常套句だ』なんて怒られてしまいそうですけれど」
フェリシア
「私が、ですか?」
同じ味がした。淹れてもらった紅茶と。同じ味が
ディスノミア
「ええ。きっと、私のよく知る人間ひとたちと似ているところがある、と感じているからでしょう」
フェリシア
「……‥、人と触れ合おうとする姿勢は、その人も貴方も、変わりませんね」
「……、そうですか」
ディスノミア
「貴女の言う人物がどんな人間かは分かりませんが、」
「人には“絶対”はありません。私もいつか、貴女の言った絶対しないことをしてしまうことだってあり得るでしょう」
フェリシア
「……そうですね、そうかもしれません」
ディスノミア
「もしそんな状況でも変わらない部分があるのだとしたら、」
「きっとそれがその人の根本。その者がその者であるという証、なのかもしれませんね」
フェリシア
「………、」
その一言で 隠していた雫がテーブルの上に落ちた
ディスノミア
――なんて」 クッキーをひとつ摘み上げてひとかじり。味わってから飲み込むと顔をあげて。 「……フェリシア?」
フェリシア
「……ぅ……く……‥」
「………ごめ、なさい………、」
ディスノミア
「謝らなくて良い、とは先程も言ったでしょう?」
フェリシア
「………、」 こくり、と頷いて 目元を拭う
「……‥間違っては、居なかったのに……私は………私は……」
「………、」 貴方に酷いことを、と 言いかけてそれを飲み込む
ディスノミア
フェリシアとは対照的に、優しい笑みを見せて。 「やはり、貴女はとても真面目ですね。本当に、何処かの誰かのよう」
「その真面目さや貴女の優しさは間違いなく美点であり、」
「同時に、貴女の欠点――いえ、欠点ではありませんね。弱点、という表現の方が適しているでしょうか」
フェリシア
「……、争いごとには向かないと、言われたこともあります。剣を誰かに向ける時、今でも抵抗がないと言われたら嘘になります」
「………ただ、私には使命と、それから自らに課した役目があります……だから、その弱点も克服しないといけません」
ディスノミア
「他者を傷つけることに抵抗がない者はいませんよ。最初は誰だって、何かしらの躊躇いや抵抗を覚える者です。まして、相手が自分に近い姿形の者ならば尚更」
紅茶を一口飲むと、両手の指をテーブルの上で緩く組み。 「克服といっても、真面目さや優しさを捨てろというわけではありませんからね」
「使命や役目を果たすために、時に冷徹な判断を下さなければならない。いつかはそんな時も来るでしょう」
フェリシア
「………、」 帽子をあげて 顔を上げてディスノミアを見る
ディスノミア
「私が弱点だと言ったのは、きっと貴女はそんな時、周囲を頼り、巻き込むことをよしとはしないだろうことを言ったのです」
フェリシア
少し目はまだ赤い
「………、そうですね」
ディスノミア
「それが己の役目だからと、自分がそれをしなければ周りを不幸にしてしまうからと、」
「自分を追い込み、追い詰め、進むことも逃げることも出来なくなって――壊れてしまう」
まるでそんな人間を間近で見て来たかのように、声は真に迫っている。
しかし、表情をすぐに元の微笑みに戻すと、
「私は、貴女にはそんなことにはなって欲しくないのです」
フェリシア
「……、……、」
ディスノミア
「隠し事をする相手とは仲良く出来ない、でしたか」
「ふふ、それをそのまま捉えてしまうのが、貴女の可愛い所ですね。いえ、上手く言葉に出来ていない相手も相手ですけれど」
片手を口元にやり、面白そうにくすくすと笑う。
「きっとその人物は、私と同じことを伝えたかったのだと思いますよ」
フェリシア
「………、」
ディスノミア
「他人に見せていない一面があるのは、誰だってそうです。自分ですら分からないことがあるのに、他人にすべてを理解してもらうなんて出来るはずがありませんから」
フェリシア
「そうですね……」
ディスノミア
「私とその誰かが伝えたいのは、もっと周りを頼っても良い、ということです。悩みがあれば打ち明ければ良いし、言い辛いのであれば今は言えないと伝えて謝ればいい」
「必要な時には頼らせてくださいと言えれば、もっと良いかもしれませんね」
「人とは案外、頼られて疎ましく思うことはないものですよ」
「まして、貴女のような可愛い女の子からの頼みであれば」 片目を瞑ってウインクする。言外に、自分のことも頼れとアピールしているのだろう。
フェリシア
「……、そういうものですかね」
ディスノミア
「納得出来ませんか?」
フェリシア
「いえ……、」
「務めに出る前には、そういう付き合いがあったことを、思い出しました」
「……故郷を離れて1人で、全部やらないといけないと……そう思ってたんですね」
ディスノミア
「私やアテナ、ティーヴァだって、大きく困難な状況を前にしてしまうとまだまだ周りが見えなくなってしまうことがあります」
「私たちより若い貴女であれば、尚の事視界は狭まってしまうでしょう」
「故郷でのその関係が今此処になければ、また新しく、それを此処で作ってしまえば良いのです」
フェリシア
「……、作れるでしょうか」
ディスノミア
――では、まずひとつ」 小さなテーブル越しに、小指を立てた右手をフェリシアへと差し出した。 「作ってみましょうか」
フェリシア
「………」 小指を見て ディスノミアを見る
ディスノミア
「どちらが先になるかは分かりませんが、」
「ひとりではどうにもならない事態に陥った時は、私は貴女を頼り、貴女は私を助ける。貴女は私を頼り、私は貴女を助ける」
「こうして約束しておけば、真面目な貴女はしっかり覚えておいてくれるでしょう?」
フェリシア
「………、」 肩を震わせて
また涙が頬を伝う、けれど それでも笑顔を作って見せて
「はい、約束します、ディスノミア」
「貴方を頼り…私を頼って下さい」
ディスノミア
「やっと笑ってくれましたね、フェリシア」
フェリシア
「……私は、」
ディスノミア
「貴女の泣き顔もそれはそれでとても魅力的ですけれど、笑っている方がもっと可愛いですよ」
フェリシア
「………、すぐには難しいかもしれません、でもそれでも、」
「少しずつ、作っていきます」
「…‥‥う、ありがとう、ございます」 少し照れて
ディスノミア
「ええ。でも無理はせずに」
フェリシア
「…辛くなったら」
「故郷の使命とは別に……あなたとの約束を、思い出すようにします」
小指を絡めて
ぎゅ、と握る
ディスノミア
「はい」 絡んだ小指に力を込めて、強く、しかし優しく握り返して。
軽く手を上下に揺らした後、ゆっくりと指を離した。
――あ、大事なことをひとつ」
「……この会話の事は、アテナにはしばらくは内緒ですよ? 絶対また小言を言われてしまいますから……」
フェリシア
「……」 クスクスと笑って 「はい、内緒ですね」
ディスノミア
「アテナもティーヴァも、真面目過ぎるのです。少しでも私が遊んでいるとアテナは呼びつけて説教をしてきますし、ティーヴァは何も言いませんが、絶対あの目は私に不満を抱いています……」
フェリシア
「………‥もしかすると」
「アテナ様もティーヴァ様も、ディスノミアとお話したいのでは…」
ディスノミア
「……ふふ、話をしたい、ですか。確かに、昔に比べれば忙しくて会話をする機会も少なくなってしまいましたからね」
「まあ、ティーヴァの方は昔は身体が弱く、会話出来る機会は昔も今も大差ありませんけれど」
「……と、いけない。これはゼロスには内緒ですよ。彼からも説教をされてしまっては敵いません」
フェリシア
「きっと、……気を散らしているように見えてしまうのが、問題なのかもしれませんね」
「ええ、秘密が、増えましたね」 ふふ、と笑って
「……ただ、これが手口だったりはしませんか…?」
ちょっと冗談めかして
ディスノミア
「貴女までそんなことを言うのですか」 む、と少し頬を膨らませた。 「……まあ、相手に寄り添うようにして近付くというのはよくある手段のひとつではありますが、」
「私だって、いつでもそんなつもりで生きているのではありませんからね」
フェリシア
「ごめんなさい、ディスノミア」
自然に笑ってみせて
ディスノミア
「いいえ、簡単には許してあげられません」
フェリシア
「ええと…」 ちょっと困った
ディスノミア
「許して欲しいですか?」
フェリシア
「……そうですね、どうすればいいですか?」
ディスノミア
「では――」 今までよりも深く、悪戯っぽい笑みを見せて。 「これから、デートに付き合ってください」
フェリシア
「……」 や、やっぱり手口なんじゃ
「私で良ければ……」 押されたように頷いて
ディスノミア
「それでは片付けは後にして、早速行きましょう。イファロスは夜も明るい街ですが、疲れもあるでしょうからあまり遅くならないうちにいかないと」
フェリシア
「了解です。……案内していただけると助かります」
ディスノミア
立ち上がると、フェリシアに手を差し出そう――として、代わりに腋に手を入れて立ち上がらせた。 「手を繋ぎたいのは山々ですが、アテナのお膝元ではすぐに知られてしまい、大変なことになりかねませんからね……」
「ええ、案内しますよ。デートのために各都市の地図は頭に入っていますから、任せてください」
フェリシア
「わ、とと」
「ええ、…お願いします」
ディスノミア
「はい、楽しみましょうね」 笑みを向けてから先導し、部屋を後にして――暗くなり、魔法の灯りに照らされて日中とは異なる顔を見せるイファロスの街へと、フェリシアを連れ出していった。
GM
とこんな感じで大丈夫そうなら:w:
フェリシア
「……、」 久しぶりに心が軽い気がした
でもだからこそ、…この先のことに対して気を引き締めなければならない
ディスノミアとの時間を楽しんだ後、再び少女は心に甲冑を着込み直したのだった
フェリシア
大丈夫ー
GM
ミッ
お疲れ様でした
フェリシア
お疲れ様でした
約束できました
GM
ログは2023/01/28_0よ
フェリシア
はぁい
GM
やったあ:w:>約束
この会話がこれからで活きると信じて! 第三部・完!
フェリシア
完結編!
最終章完結編!
クライマックス完結編!
GM
スピンオフもあるぞ
フェリシア
怖い世界だ
では撤退します。お疲れ様でしたー
GM
金のなる木は簡単にはなしてもらえない
おつみー
!SYSTEM
フェリシアが退室しました
!SYSTEM
GMが退室しました

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