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幕間

20230124_0

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イズが入室しました
!SYSTEM
ゾーイが入室しました
イズ
そこそこ広くてあまり一目につかなくてそれでいて寒く無い場所とは?
ゾーイ
部屋なのでは…
寒くない場所というのが屋内しかない。
魔術師ギルドとか温室あるかな…
イズ
まぁ、部屋で良さそう
ちょっと曲をさがしちう
ゾーイ
いいよ
しかしスマルティエ製品プレゼントしてHP盛らせるしかない
イズ
 
 
 
王都イルスファール〈星の標〉:宿の一室
窓越しに寒風吹き荒ぶ音が聞こえてくる、そんな日の夕刻。
窓を閉め切り、灯りは弱く絞ったランタン一つ。
薄暗い室内に薄衣を纏った一人の娘がしなやかな肢体をその灯りの中に浮かび上がらせている。
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BGMを変更 by イズ
ジプシーダンス60%
両の手に反りのある剣の鞘を手に、ほぼ立ち位置を変えることなく、のびやかに、軽やかに、激しいダンスを披露する。
音楽はない。あるのは娘の息遣いと鞘と靴に括りつけた鈴の音だけ
しかし、その感性あるものならばそこに奏でられるべき音色を見出すかもしれない。
踊りは佳境を迎え、娘の灰褐色の肌に玉の汗が浮き、激しいステップに合わせて散る。
情熱的で激しい剣の舞いは唐突に急から緩へと移り、艶めかしい所作と共に終わりを迎える。
―――……ふぅーー」
ゾーイ
「お疲れ」 ベッドに腰掛け、じっとその様子を見ていた黒髪の少女が声をかけた。
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BGMを削除 by イズ
イズ
踊り子の娘、イズは深く、長い息を吐き出しすと
「あーっ! あああーーっ! もう、駄目!あたし駄目すぎぃ」
ゾーイ
「上手く踊れてたじゃんか。ダメなの?」 首を傾げながら手招きする
イズ
「え、ちょっと、ヤバすぎ……いくら冬だからってサボり過ぎた……?」
!SYSTEM
BGMを変更 by イズ
紫煙59%
ゾーイ
「…そんなにか?」 踊りの良し悪しは分かるけど一定レベル以上になるとさすがに見て分かるものではない
イズ
「ステップ滅茶苦茶トチっちゃったし、剣は単調だし、音もあってないし、最後のも絶対ブスー!」
「もう、駄目、次、ステージ立ったら絶対トマトとか飛んでくるわよぅ」
ゾーイ
「お前が言うならそうなんだろうな。正直あたしには分からないレベルだけど」 「まあいいからとりあえずこっち来な」
イズ
「はぁー、はぁ……はーい」散々ネガティブな言葉を吐き出した後、素直にゾーイの下へと向かう
ベッドに腰掛ける彼女の前、床にぺたんと背中を向けて座り込んだ。
蘇生からそれなりに時間が経過しているが、あれ以来、冒険者の仕事には出ておらず、踊りの仕事もしていない。
ゾーイ
「今熱いだろうけどすぐ冷えるからな」 タオルを引っ掴んで立ち上がり、座り込んだイズの後ろに回って頭の方から汗を拭きだした
イズ
専らこうして勘を取り戻すべく自己練習に励んでいる。初めは体力の低下も著しかったが、ようやく息が続くようになってきた。
ゾーイ
「取り敢えず息切れしなくなってきただけでも、成果はあるんじゃない?」 ふきふき
イズ
「実際のとこはね、そんなには悪いくないと思うの。たださあ」
ゾーイ
「うん」
イズ
「視えるのよ、背中が」
ゾーイ
「視える?」 首を傾げ
イズ
「そ、」
「そいつは躓かないし、くじけないし、サボらないし、泣いたり、食べ過ぎたり飲み過ぎたり、あと……」なにやら少しだけ口ごもって、恥ずかしそうにして
「……とにかく、日々上達してどんどん先を行く奴なのよ」
「そいつの背中がね、踊ってる時はいつも視えてて……あたしはいつも着いてくのに精一杯なわけ」
ゾーイ
「ふぅん…知らないヤツだな。昔の仲間か何かか?」 ちょっと強めにわしゃわしゃ
イズ
「ちょ、痛い痛い、そういうんじゃないってばぁ」
ゾーイ
「ごめんちょっと嫉妬した」
イズ
「……そいつの正体はね、あたしよ」
ゾーイ
「……自分の理想か何か?」
イズ
「こう動きたい、こうありたいっていうあたし、その姿がね、視えるの」
「これってひょっとしたら、あたし達シャドウだけだったりするのかな?」
ゾーイ
「どうだろうな。その3つ目の瞳がそうさせてるのか」
イズ
「むかーし、旅の途中で会ったすっごい弓の上手いイケ……人がさ、これはって時は撃つ前に当たるのが分かるとか言ってたけど」
ゾーイ
「───」 「ああ、その感覚か」
イズ
「それに近い感じなのかなっーて、わかる?」
「こう動くべきだってのが分かってて、それをなぞればその通りになる感じ」
ゾーイ
「うん。それなら分かった。あたしは撃つ前に分かる程の域には無いけど、矢が手元を離れた瞬間に、当たるか外れるかなんとなく分かる」
イズ
「まぁ、あたしが視えてる感覚もそこまで凄い感じじゃないけどさぁ」
「前はもうちょっと近付けてた気がするのよねぇー」
ゾーイ
「その道のプロだからこそ分かる感覚だよな」 自分もイズの後ろにぺたんと座り、ベッド上から毛布を引っ張り
「ちょっと離れちゃったか」 イズに後ろから抱きつきつつ、一緒に毛布に包まる
イズ
「やっぱり、どっかでまだビビっちゃってるのかなぁ……」 汗で湿った薄衣に覆われた胸元に手を当てる。豊かな双丘の間を走るのは灰褐色の肌の中で浮き出るようにやや白い、傷痕
ゾーイ
「踊りでビビる様だと実戦に出られないぞ」イズの肩に顎を乗っけて
イズ
「やぁ~ん、こわ~いぃ~」甘ったるい声を出しておどけてみせる。こういう時は大体、本音を混ぜた独白なのだ
ゾーイ
「まあ、無理に出なくてもいいけど」 抱きついた手を回して指でイズの傷跡をなぞり
イズ
「わひゃ」
ゾーイ
「こういうのが増えるのはイヤだし」
イズ
「増えないってば」
「ゾーイがまたビャービャー泣いちゃうもんね……見てないけど」
ゾーイ
「びゃーびゃーは泣いてないし」
イズ
「ほんとぉ?」
ゾーイ
「どうだろ。覚えてない」 むぎゅり
イズ
「あたしだったらビャービャー泣いちゃうなぁ、たぶん鼻水も出ちゃう、あと、吐くかも」
「あ……、お酒飲んだ時とあんま変わんないなとか思ったでしょ」
ゾーイ
「吐かれたらびっくりして起きちゃうかもな」
「そこまでひどくはないぞ。辛うじて」
イズ
「ひっど」
「ぷっ、ふふふ」 コロコロと笑って体を預けた。少し寒かったのかもしれない
ゾーイ
「ふふ。冗談。酔ってるイズも可愛いよ」
イズ
「またすぐそういうこと言うー、この口かー」 関節の柔らかさを活かして後ろ手にゾーイの頬を探り当てて指でつまんでぐいぐい
ゾーイ
「いふぁいいふぁい」 文句言いながらも顔は笑っている
イズ
「ゾーイとこうしてんの、楽しいけどさ、そろそろ働かないと二人して干からびちゃうよねぇー」
ゾーイ
「まあ蓄えはある程度あるけど、あんまり先まではな」
イズ
「美味しいもの食べたいし、旅行にも行きたい、あー、お金お金、いくらあっても足りなーい。また。宝の地図でも手に入んないかなぁ」
ゾーイ
「真面目な話、調子が戻るまではあたしが稼いでくるでいいんだぞ」
イズ
「それは駄目」
「あたしはお荷物にも籠の鳥にもなりたくないもの」
ゾーイ
「はぁ……まあそういうやつだよな。お前は」
イズ
「まー、今、絶賛お荷物&可愛い小鳥ちゃんしてますけどー」
ゾーイ
「鳥の様に軽い荷物だから全然平気だけど」
「──まあさ、まだ視えてるってことは、どうすればいいかも分かるってことだろ」
イズ
「またそういう、あたしが喜びそうなことを言う……」
ゾーイ
「着実にやってくしか無いんじゃないの」
イズ
「うん、まぁ、ね」
「ちょっと、思いついたことはあるんだ」
ゾーイ
「うん?」
イズ
「あたしの剣ってソックリ同じでしょ? 長さも硬さも反り具合も」
ゾーイ
「そうだな。まあその方が見栄えもいいし、扱いやすいんだろ?」
イズ
「あれ、あの方が振り回す分には楽なのよね。どっちも手の延長みたいな感じで。バランスも崩れにくいし」
「でも、それってリズムが単調で読みやすいって事にもなると思わない?」
ゾーイ
「うん。双剣使いは大体左右一対の使ってるイメージだけど」
「うーん、そうだな。右がこうきたから、左はこのタイミングだろう、ってのは後ろから見てても読めるよ」
イズ
「踊りだったらその方が映えるかもしれないけど、戦いだと結構隙になると思うのよね」
ゾーイ
「言われてみりゃそうかもなぁ」
イズ
「だから、ちょっと剣も新調してみようかなーとか思って……」
ゾーイ
「それはそれでまた訓練しなきゃだけど───まあ、それは仕方ないな」
イズ
「それにはお金お金お金かー、あー、もーう」
ゾーイ
「いいんじゃない?試してみれば。付き合うよ」
ゾーイ
あたしには射手の体術がある──
ゾーイ
「あー、魔化も考えると飛ぶな」
イズ
「受け流し用の短剣とかさ、そういうのだったら安上がりで済むと思わない?」
「後は~……あ」
「えーと、なんていったっけ……エロエロなワクワク…なんとか術!」 なるほど、わからん
ゾーイ
「エルエレナ惑乱操布術な」
イズ
「なんか布をぶわーって、そう、それ」
ゾーイ
「あれもたぶん、踊りが元なんだろうな」
イズ
「そうそう、あの布持って踊る奴、一度見たけどすっごい良かった!」
ゾーイ
「まあ、そうだな。あくまで両手での攻撃を考えるならマンゴーシュ辺りか、防御に比重置いてみるなら盾代わりの布か」
イズ
「でも,せっかく両手で剣が使えるんだから、そっちに専念しとけって言われてずーっとあの剣でやってきたのよねぇ」
イズ
ずるい
ゾーイ
「その辺りは悩ましい所だな」
「剣の方は練習は出来るだろうけど、あの布のは使えるやつに教わらないとだろ」
イズ
「うん、でも今のまんまで突っ走ったら心配かけちゃうし」
「この際、視えてる背中を追っかけるんじゃなくて、新しいやり方を色々試してみよっかな」
ゾーイ
「やらずに決めるよりやって決めるっていうのはアリだと思うよ」
イズ
「だからー」
「ちゃんと見て、追っかけてよね。あたしの背中」
ゾーイ
「追いかけるどころかちゃんと捕まえておくよ」 回した腕をぎゅっとした
イズ
「ほほほ、つかまえてごらんなさーい」と言いつつ、逃げたり暴れたりしない。茶化すのはさっきの自分の言葉の照れ隠しだ
ゾーイ
「そういうところお前は可愛いよな」 顔を擦りつかせる
実のところいつもくっつきにいく甘えんぼはゾーイの方であった
イズ
「もーぅ……っしゅん」
「ヤバ……寒……」
ゾーイ
「ああ、冷えちゃったか…着替えてベッド行く?」
イズ
「いま汗臭いからダメ」
ゾーイ
「今更気にしやしないのに」
イズ
「デ、リ、カ、シー!」再び腕をぐにゃんと曲げて頬をむぎむぎ
ゾーイ
「あたしはそういう匂いも好きだけど」 「いふぁいいふぁい」
イズ
「そういうこというのはこの口か!この口かーっ!」
「……よし、決めました。今日は、これからお風呂に行きます」 窓の向こうで風がものすごく冷たそうな音を立てている
ゾーイ
「でも実際どうする?湯と桶でも……いや行くのかよ」
「絶対湯冷めするぞ外出たら」
イズ
「そう、外は絶対、滅茶苦茶、すっごーーーく寒いけど」
「そういう時に入るのが通なんだって」
ゾーイ
「うーん……じゃあまあ……厚着していくか」
イズ
「ちゃんと乾かしてから温かくして帰れば平気でしょ」
ゾーイ
「あとでこの宿に湯船作れって要望しとくか」
イズ
「それいい、欲しい!」
ゾーイ
「シャワー浴びるだけだとなー」 たぶんシャワーはあるんだ
イズ
「そうそう、キャロちゃんも絶対喜ぶって」
ゾーイ
「まあコストは凄そうだけどこの店ならやれるんじゃないかって気がする」
イズ
「うんうん、みんなして稼ぎまくってるものね」
「よし、じゃあ支度していこっか、ただの湯治じゃなくてリサーチよリサーチ」
ゾーイ
「あたしは風呂屋いくと思い切り見られるのがちょっとなぁ」
等と言いながら出かける用意をするために立ち上がり
イズ
「だいじょーぶ、あたしが一緒なら大体こっちを見るから」ふふーんと胸を張り
ゾーイ
背中一面にタトゥーが入ってるから見られるのである。
「む───なんかそれは他のヤツには見せたくなくなってきた」
イズ
「まーた、そういうこと言うんだからー」
ゾーイ
「まあ同性だから仕方ないんだけど」
「でもあたしは嫉妬深いんだからな」
イズ
「そうそう、仕方ない仕方ない」 するーっとゾーイの腕から抜け出てころりと前転してからスチャっと立ち上がる
ゾーイ
自衛用のナイフだけ腰に指して、外着を着込んでいく
イズ
「……帰ったら全部あげるから、それでいいでしょ」
イズ
湯冷めして風邪をひくのは
【✔:ゾーイ】 [×:ひかなかった,イズ,二人とも]
ゾーイ
「────」 「イズも今から出かけようっていうのにそういうのずるいんだからな」 何かを我慢する顔
イズ
べぇっと舌を出して悪戯な表情を作って、照れ隠しをしながら、これでもかっていうくらい厚着をして出かける準備をする。
マフラーを2枚、ターバンか何かのように顔にもぐるぐる巻いて 「よふ」
ゾーイ
「極端すぎだろ」 笑って腕を取る
イズ
「だって、外絶対ヤバいでしょ。誰よ出掛けようとか言い出したのー」なんて冗談を言いながら腕を組んで出かけるのだ
ゾーイ
並ぶとゾーイの方が背が小さいのでやっぱりこっちが甘えてる図になってしまうのであった。
ゾーイ
お風呂から戻ってきたあとに調子に乗ってしまったようです
イズ
エロ魔人め、、、
ゾーイ
最近は反撃されてる気もする
イズ
コツを掴んできた
ゾーイ
風邪引いて暫くよわよわゾーイになる…
イズ
やったぁ反撃のチャンスだわ
よし、こんなところかしらんね
ゾーイ
はぁい
ありがとうございました
イズ
お付き合い感謝なのよ、武装とか秘伝とかとらなきゃ…
ゾーイ
なやめ なやめ
イズ
ファイラステンのカウンター秘伝は割とあり
20230124_0 ろぐ
ゾーイ
ヴィンド派かぁ
イズ
必中になる奴は駄目だ…
よし、部屋〆~

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