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幕間

20230123_0

!SYSTEM
フルールが入室しました
!SYSTEM
メーティスが入室しました
メーティス
す。
フルール
る、
メーティス
め。
ではするっと描写をしていきましょう。
よろしくお願いします。
フルール
よろしくおねがいするのです





 
――依頼を請け、パンデモニウムの調査へと赴いた一行は、
その調査の途中、施設の入口に生じた裂け目の先に現れた海上都市へと歩を進めていく。
踏み入ったその先にあったのは、古代――魔法文明時代に存在したとされる、アトランティスの都市の一つだった。
名をイファロスというその都市へと続く橋の上に立っていた一行は、歩を進め
現代のそれとは大きく人柄の異なるディスノミアや、アテナと言った人物と邂逅し 彼女らの任を手伝う運びとなる。
それに赴くまで、一度は休息や観光の時間を取り、
各々平穏な時間を過ごすのだが――これは、その内の一幕である。
 
イファロスの観光を満足行くまで終え、宿へと戻った後。
割り振られた部屋に荷を置き、さて一息。という所で、
メーティス
「……」 メーティスはほう、と息を抜きながら、宿の階下へと降りてきていた。
ゼロスと話――と言っても半ば問い詰めてしまいそうだが――をするつもりだったが、それは少し後に回した。
あまりに様々な事が起こりすぎて、思考の整理がままならないのだ。
――知りたいと思い続けてきたものではあるが、それが流し込まれる勢いと情報量が、端的に言って思考を麻痺させるほどに強く、多かった。
額に手を当てながら、併設されているカフェの看板を見るとゆっくりと歩を進めていく。
フルール
夕方くらいでええか
メーティス
先に居てもいいし後から来てもいいわゾ
よいよいよ
窓からは海が一望でき、夕暮れの空は柔らかく、煌びやかに海を照らしている。
メーティス
美しく、そして知らない筈のそれを懐かしく感じる事にやはり目を細めながら、カフェに入ってそのまま立ち尽くした。
フルール
「ふんふんふ~♪ ふふんふふん」 そんな素晴らしい景色を見るでなく、調子っぱずれな鼻歌を口ずさみながら3段重ねのパンケーキを頬張る少女が一人
夕暮れに照らされ、人族としては珍しい水色の髪が玄妙な色合いを生み出している。
メーティス
「……」 不快感から漸く逃れると、ゆっくりと顔を上げて。視界に映った同行者に、その視線を投げかけた。
フルール
観光の際、昼食もきちんと摂っている筈なのだが、甘いものにはとりわけ目が無いのだということは短い付き合いでも分かっているだろう。
メーティス
そのまま、ゆっくりと歩を進めて彼女の席へと近付いて行く。 「フルール」
「宜しいですか」 示したのはテーブルの上のパンケーキ……では当然(ええ、当然)無く、対面の席だ。
フルール
糖蜜とクリーム、フルーツなどで彩られたパンケーキに舌つづみを打つ様はまるで子供どのものである
「ふふんふ…ふぁ?」 今まさに一欠け口に放り込もうという時に声をかけられ、そちらに視線を向けてから
「よくないのです」
「これはボクのですからね、あげませんよ」 人の顔を見るや、すげなく断ったのかと思えば、同席を断ったわけではなかったようだ
メーティス
返答にゆっくりと頷くと、示していた手をそっと戻し――
「いえ、同席を、と。パンケーキの事ではありません」 
フルール
「そんなのは勝手にすればいいのです。ボクは見ての通り忙しいですが」 見ての通りどうみても暇だ
メーティス
「では、失礼します」 椅子を引いて、浅く腰掛ける。
フルール
パンケーキを小さく切り分けると、フルーツ、クリーム、蜜、それぞれ個別の味わいを堪能し、合せ技を楽しんでは相好を崩す。
メーティス
金色の瞳は、じっとフルールを見つめていたが、ゆっくりと口を開く。
「美味しいですか、そちらは」 表情もそう動かず、語調もそう動かず。その機微は上手く捉えづらいものだが、興味は確りと向いている様子。
フルール
表情豊かで幼さを感じさせる少女だが、その妖精魔法の腕、魔力、知識の広さは大人顔負けというより、大半の大人では歯が立たないレベルにある。
そして、少女自身もそれを鼻にかけているところがあり、自信過剰で礼儀を弁えないところがあるのだった。
「なかなか、やるのです。こんな会場でどうやって小麦と蜂蜜を確保しているのかわかりませんが」
メーティス
「人を転移させる術があるのですから、物を転移させる術があってもおかしくはないかと思います」 魔法にはあまり明るくないけれど。
店員に声をかけて 自分もまた、コーヒーゼリーを注文して。それは程なくして届けられる。
フルール
「ゲートでの輸送や移動が可能なら、海上都市にメリットがあるとは思えませんが」
「まぁ、あのクソデカジオグラフの恩恵が一番なのかもです」
メーティス
「くそでか……」 特徴的な言葉遣いをする人だと改めて感じつつ、コーヒーゼリーを一口。
口に含んだそれを味わいながら嚥下して、ぱちぱちと瞬きをして。
フルール
「アレがこの一帯から汲み上げてる力の総量は測り知れねぇのです。たぶん、この辺じゃ自然発生する妖精どもは居ないか少ないのです」
メーティス
「……すみません。詳しい所までは、まだ……」 思い返して返答が出来ない事に、先程指摘された辛気臭さがまた面に現れてきた。
フルール
「そんなに環境魔力を吸い上げ続けたら砂漠にでもなっちまいそうなもんですが、元の立地がやべーのかインチキ技術の賜物なのかわかんねぇーのですよ」
「あの塔の原理をちょちょいと解き明かして持ち帰ったら、ボクの名声は間違いなくアゲアゲなのに、惜しいのです」
メーティス
「……普段私達が生活している世界ばしょには現存していないのでしょうから、持ち帰ったとしても評価がされるかは」 ふるふる。
それを理論上は可能だとして、それが土地由来であったり現存しない技術由来では再現も難しいだろうから、と。
フルール
口の周りを汚しながら、ペラペラとこの都市に用いられている技術について語る。そして、やはり自分の名声を高めることにも余念がない
メーティス
「…………」 語られる言葉は、確りと聞き込んでいく。
舐められまいとする彼女の素振りや、名声を高めようとする考えがどこから湧くかこそはまだ掴めないものの、強くそれを望んでいる事は間違いないだろう。
フルール
「グラーシャも言ってましたが、イファロスの遺跡は見つかっているのです。なら調べれば手掛かりだってボロボロあるに違いないです」
メーティス
「遺構が問題なく作用するのであれば、そうですね」 こくり。
フルール
「この中で得られる情報の信ぴょう性は怪しいものですが、断片的な情報だけでもあれば、このボクなら解き明かせますからね」ふふん
メーティス
「……」 ぱくり。もう一つゼリーを口にして。 「フルールは、名声を欲しているのですか?」
フルール
「当然なのです、ボクが優秀であることの証明になりますから」
「そうすればボクを馬鹿にしてきた、ウドの大木のうすのろバカチンどもも思い知るのですよ、ふっふっふ」
メーティス
「なぜ、その証明を望むのですか……、」 問おうと思ったそれへの返答があると、ぱちぱちと瞬きをして。
「見返したいが為に、ですか?」
フルール
「そうです! 思えば、ババアのところから飛び出して王都に来てからは、いわれのない差別との戦いだったのです」
「チビだとか生意気だとかガキだとか」 すべていわれのある真っ当な評価である
メーティス
「……」 ばばあ……。師だろうか。
フルール
「あまつさえ、妖精の力が凄いのであってボクが凄いわけじゃないとか言い出す奴までいる始末なのです!!」
メーティス
「外見から来るフルールへの不当な評価と侮辱は、確かに見過ごして良いものではありませんが、」 
フルール
「凄い妖精を使えるボクが凄いのですよ!おばかなひとにはわかっとらんのです!」
フルール
ジャックとかいう奴はオレが凄いんじゃなくて妖精に借りてるだけだしなぁとか言ってやがるのです
つまりあいつのせい
メーティス
まあどっちの言い分もわからなくはないのが悪い所
>俺は借りてるだけだぜ
>ボクが使ってるんですけど
フルール
「それもこれもあの自称大英雄おおばかのせいなのです!あのバカチンが余計なことを言うから!」
メーティス
「……これから、出逢ったばかりの貴女に対して、失礼な事を口にすると思います。不快であれば指摘してください、すぐに止めます」
「論が通っていなければ、それも指摘してください。……そもそもそれを聞く事を良しとしない場合も、今指摘してください」
フルール
「なんですか、お前もボクを馬鹿にする気ですか」じとーっとした目を向け
メーティス
「いえ」 頭を振って、金色の瞳が真直ぐにフルールを見つめる。
フルール
これが召喚型と自前型の隔意
メーティス
「貴女の力は、既にガルバより聴いています。貴女の知恵は、既に私達を助けてくださっています」
「それに感謝こそすれ、侮辱するつもりなどありません」
フルール
「ふふん、そうでしょうとも、そうでしょうとも。あのオヤジもたまにはまっとうな仕事をしますね」
メーティス
「……宜しいですか?」 口にして、と。
フルール
「しょうがないですね、聞くだけ聞いてやるのですよ」
メーティス
「ありがとうございます、フルール」 頷くと、言葉を選ぶ様にしながらじっと見つめる。
「フルール。貴女自身にも、敵を作る要因がある事は自覚されておりますか?」
メーティス
借りてんだから大きな顔は出来んやろ派の意見もわかるし
ボクだから借りられてるんだから大きな顔して何が悪い派の意見もわかる
フルール
「ふん、事実を告げてやっただけで怒り出す方が悪いのです」 やーい、お前の実力3レベル、とか
メーティス
「では、フルールに“チビ”、或いは“ガキ”という言葉を使う相手も同じ言い分だとして」
フルール
「むむっ」
メーティス
「どう思われますか? フルールをそう罵った者に対して」
フルール
「ボクの方があいつらより全然優秀なのですから、ボクの方が尊重されるべきに決まってるのです」
メーティス
「事実として、私も然程変わりませんがフルールの背丈は小さいです。年齢も、歳若いと言われて差し支えないものと見えます」
フルール
「ムぐぐっ」
メーティス
「事実の指摘に優秀である事、優秀でない事は関係はありません。そして、フルールは事実の指摘をして怒る相手が悪い、と言いました」
フルール
「ぐ、ムム……っ」
メーティス
「その罵倒をされ、怒るフルールが悪い。……あなたの論では、そうも取れませんか?」
「……」 フルールが詰まる様子と表情の変化に、少しだけ肩が落ちる。
フルール
「そ、それでも、そう、ランクです! 実施はあれの大小で全然扱いが違うのですよ!」
名声レベルをあげてランクで殴りつけてやれば、事実より、そっちの方が“強い”のです」
メーティス
「では、ランクを持つ者は、持たぬ者に対してその様な振る舞いを許されて然るべきものなのでしょうか?」
「本質を見ず、ただ目に見えるものだけを見て」
「自分の方が“強い”からと、事実だからと相手が望まぬ言葉を叩き付けて罵倒し、その心を踏み付ける」
「フルール。貴女が踏み付けられたその行いは、正しいものだと思いますか?」
フルール
「う、ぐぐ……む、むむ…ぅ…っ」
「ぼ、ボクだって……やり返してやるのです、じゃないと、ふ、不公平なのですよっ」 じんわりと目尻に泪を浮かべて
メーティス
「はい。貴女ばかりがそんな目に遭うのは、確かに不公平です。悔しかった気持ちも、辛かった気持ちも、簡単に消えてくれませんから」 
「……頑張りましたね」 目尻に浮かんだ涙を拭おうと、驚かせない様に低い位置から細い指を伸ばす。
フルール
「そうです!だからボクはムチャクチャ頑張って、出来ることだって増やして、したくもない勉強だってしたのですよ!全部、全部、その為で!」
メーティス
ひとつひとつ頷きを返して、その吐露を受け止める。金色の瞳は確りとフルールだけを見つめ、真摯に相対する。
フルール
「そんなの、ボクが一番わかってるのですよ!」 ペシンと伸ばされて指を払いのけ
「ボクは頑張ってるのです、すごく、すごーく、頑張ってるのです」
メーティス
払われた手はふらりと外へと流れて行って、表情は変わらずに見つめる。
フルール
「でも、きっと、絶対、ババアには怒られるに決まってるのです……」
メーティス
「……何故ですか?」 小首を傾げると、手を膝の上に戻して。
フルール
「ボクがどんなに強く賢くなっても絶対、絶対、絶対にババアは認めてくれっこないのです。ボクが修行から逃げ出したクソ雑魚ナメクジだって絶対叱られるんです」
メーティス
「……」 物凄い罵倒だ。 
フルール
「だから、誰からも認められてる証拠が必要なんですよ」
メーティス
「であれば、猶の事ではありませんか?」
フルール
「……何がですか」
メーティス
「貴女の心が踏み躙られたからと、それを他者にぶつけて、……ええ、力づくで認めさせて得る証拠と、」
「実績と、更に信頼と尊敬から認められて得る証拠と。……お師匠様は、どちらをより認めると思いますか?」
「貴女が最も認めて頂きたいのは、お師匠様なのでしょう?」
フルール
「………です」
メーティス
「……、もう一度」
フルール
「……そ、そう、ですよ! ボクはあのババアに褒めさせたいのです!」
メーティス
頷きを返して、フルールの返答をただじっと待つ。
フルール
「……一度も褒めてくれたことがないのです……きっとボクがバカで足りないから、ミソッカスのゴミクズだから」
「……ボクの宝石飾りはババアのです……あれに見合う妖精もいまだにボクの呼びかけには応えてくれないのです……」
メーティス
絞り出す様に語られる言葉に、ぐっと胸が締め付けられる感覚を覚えながら、小さく唇を開いた。
「だから、焦っているのですね。……フルールの言動も、大きく見せようとする事も、」
フルール
「きっと、し、心配もされてないのです……か、帰った時になんで戻ってきたって、い、言われたらぼ、ボクは、ボクは……」
メーティス
「……」 席を立つと、ゆっくりとフルールの傍に歩いて行って。
払われる事も厭わずにフルールの手を取り、それを両手で包む。
フルール
そこまで吐き出すと、ボロボロと涙を零れるのを止める術はなく、膝の上で握り締めた拳を俯いて見つめるのだった
メーティス
「どうして、お師匠様はその宝石飾りをフルールにくださったのだと思いますか?」
フルール
「……くれたんじゃなくて、勝手に持ち出したのです……ローブも」
メーティス
その返答に、右手を包む両手は柔くそれを撫でて。
「ではどうして、お師匠様は宝石とローブを持って逃げ出したフルールを追わなかったのだと思いますか?」
フルール
「そ、それ、は……ぼ、ボクが、い、いらない……、から……ひぐ」
メーティス
「仮にフルールが要らないとしても、持ち出したそれらを捨て置くでしょうか。……今のフルールでも扱えない、高位のものなのでしょう?」
「私は、こう考えます。……お師匠様は、フルールの事を、フルールよりも信じていたのではないか、と」
フルール
「そ、そんなの嘘です、お前にあのババアの何がわかるのですか!」
メーティス
「はい、私はお師匠様の事は解りません。ただの憶測であって、違うかもしれません」
「ですが、要らない弟子が自分の宝石飾りとローブを盗んで飛び出したとして」
「何の手も出さずに捨て置いて、それをくれてやるような方なのですか?」
フルール
「……」何か思い出すような仕草、青ざめる顔、ガタガタと震え出し、ぶるぶると首を小刻みに横に振った。なにか余程怖い思い出を振り返ったのだろう
メーティス
「……では、改めてお伺いします」 手を引いて、ゆっくりとその小さな身体を正面から抱き寄せる。
フルール
https://img.animanch.com/2021/08/1630128133786.jpg
だいたいこう
メーティス
突然のギャグール
フルール
元からそっちの住人定期
メーティス
「お師匠様は、どうして宝石飾りとローブを、フルールにくださったのだと思いますか?」
フルール
「……わ、わかんないです、わかんないですよ、そんなの」
メーティス
「私の考えは、間違っていると思いますか?」 背に回した手でゆっくりと撫でて、あやす様に柔く言葉にする。
フルール
「……」俯いて首を左右に振る。わからない、という返答とも、間違っていない、という返答とも取れる
メーティス
「では、その答えが解るまでは」 ぽんぽん、と背を撫でて。
「偉大なお師匠様が信じてくれたかもしれない、そんな妖精使いである事を心掛けてみるのは如何でしょう」
フルール
「……ど、どういう、ことです」
メーティス
「先程、お伝えした様に」 
「力づくで認めさせ、他者を踏み付ける事を厭わない妖精使いか、」
「実績と、信頼と、それから尊敬で以て認められる妖精使いか」
フルール
「……人から尊敬されるようになったら、本当に、褒めてくれますか……」
メーティス
「それは解りません。私は、あなたのお師匠様ではありませんから」
「ですが、」 ゆっくりと身体を放して、フルールの瞳を覗き込んで。
「優しいあなたがこれだけ大事に思っているお師匠様が褒めてくれないとは思えませんよ、フルール」
フルール
「!?……こ、根拠がないのです!だ、大体ボクのど、どこが優しいっていう証拠ですか!? ふ、節穴なのですよ!」 ハッとして、それから段々と色々なものが恥ずかしくなって、憎まれ口を叩いてぐいぐいメーティスを押しやった
メーティス
「あ、あ……」 ぐいぐいと押し込まれると、一歩後ろに下がって。
フルール
ぐしぐしと乱暴に丈のあってないローブの袖で顔を拭う
メーティス
「……ごめんなさい。根拠のない憶測だけで、言葉を重ねてしまいました」
フルール
「お、お前の言い分にもい、一理くらいは、ある……と、思いた、  思う、のです!」
「た、ただ、そ、その程度の事はボクもとっくに思いついていたんですからね! もちろんです!」
メーティス
「であれば、良かったです」 頷くと、自分の椅子にちょこんと座り直して。
フルール
「だ、だからお前には感謝なんかしませんから……謝罪は受け取らないのです」
メーティス
「……ええ。解りました、フルール」 対応や言葉の選び方はまだ少しずれているとは思うけれど、それを今この場から――それも、噛み砕く前からしろというのも無理な話だ。
……けれど、1つだけ気にかかったので。
「メーティスと申します」 お前、と口にしたフルールに対して、彼女が既に解っているだろう自身の名前を返した。
フルール
「……そんなのは、知ってます」
メーティス
「お前ではなく、そうお呼びください」 こくり。 「出逢ってすぐではありますが、私達はもう友人でしょう?」
フルール
「……今日の事、誰かにバラしやがったら、ぜ、絶交ですからね、メーティス」
メーティス
「勿論です、フルール。……」 メニューをちらりと見て。 「何か、2人で食べませんか?」
フルール
「ハッ」急にキョロキョロとあたりを気にし始め  「だ、誰も見てないですよね……!?」
メーティス
「おそらくは? 気配を消して立ち聞きする者が居なければ……参考までに、アスラは突然生える様に現れます」 気配を殺してるかはさておき。
フルール
「い、いませんよ、絶対いません、いちゃいけないのです!」
メーティス
依頼を請けてからずっと固まったままだった表情が薄く笑んで、頷きを返す。
「では、気にしない事にしましょう」 いたかどうか、なんて。
フルール
「ボ、ボクはもうお腹いっぱいですから、こ、こんなところに居られるかなのです!じ、自分の部屋に帰らせてもらうのです!!」
メーティス
「あら……」 こんな所、なんて言ってはいけません……という言葉は飲み込んでおいた。後で店員には謝っておこう。
「はい。ゆっくりお休みくださいね」
フルール
グラーシャが居たら、それ翌朝死体で見つかる人の台詞ですよとでも言いそうな台詞を口走って、席を立つ
ダッとあまり素早いとは言えないスピードでカフェのある一角から離れて振り返る。
メーティス
その背を目で追って、振り返ったフルールに小首を傾げた。
フルール
夕日が水平線の向こうに沈んでいく様が目に映る。その最後の名残のような赤光に照らされたメーティスへ
「……あ、……ありがとう、ございました……」と尻切れトンボの言葉を残して再びダッシュでその場を後にした
メーティス
その言葉を受け取ったメーティスは、胸元に手を当てて優しく微笑んで応えたのだが、
それを駆け出して行ったフルールが受け取ったかどうかは、定かではない。
メーティス
こんな感じかな!
フルール
対ありでした。やっぱりボクの大勝利でしたね
メーティス
ではこの対戦はアップロードしておきますね
フルール
は??(は?)
メーティス
ではログがー
20230123_0 こう
フルール
やったぜ
メーティス
では任意に離脱するが良い……
フルール
このシーンを見て居た奴なんてきっといないのです、いいですか、いませんからね!
メーティス
ほんとぉ?
フルール
おすなよ、ぜったいおすなよ!
)))
!SYSTEM
フルールが退室しました
背景
BGM