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星の標初来店!

20221120_2

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エイストラが入室しました
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キャロルが入室しました
キャロル
ワッ
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BGMを変更 by エイストラ
Feast Of Freedom100%
 
 
星の標。イルスファール王国でも名うての冒険者の集う所として評判の冒険者ギルド支部である。
一番人の集まる時間は朝の依頼争奪戦の頃合いであるが、料理も評判であって、昼食時を僅かばかり過ぎた今もまたそれなりの活気を見せているのであった。
 
 
エイストラ
「ふいー。ここが星の標ですね!」 そんな星の標の入り口前に女性が一人。エルフの女性程もある身の丈ながら、顔つきは幼く、まだまだ少女といった印象である。
髪は燃える様に赤く、目は浅い海のごとく青色だ。白い清潔感のあるコートを纏い、両腰には片手半剣を1本ずつ吊るしている
「……うん」 きょろきょろと付近を見回し、“星の標”と看板がかかっている事を認め 「ですね!」
キャロル
「やっぱり量があって味がいいよね、この店は。文系畑としては量がありすぎるのが難だけれども」 そんな昼食時にカウンターで、ちまちまとランチメニューを食べている優男が一人。
今食べ始めたのでなく、単純に量が多くて食べるのに時間がかかっているだけである。食べ始めた頃にはもっと混雑していた。
食べ残すのも礼儀として悪いのでゆっくりとやっつけているのだ……。
ガルバ
「あー。なんだ。それなら小盛り、という量も値段も減らしたのを提供しているんだぞ?」店主はある程度は暇になったのか、目の前の男に話しかける
キャロル
「えっ……」 そんな……知らなかった……。ちょっとショックを受けた
ガルバ
「グラスランナーとかレプラカーンだとか、そもそも食いきれないというヤツもいるしな」
「メニュー表を分かりやすくしておくか」
キャロル
「じゃあ次からはそうします……」 今までの苦労は……一体……。
エイストラ
「たのみまーす!」 さて、そんな折に少女が入店するなり手を上げて元気に声を出した。程々に喧騒がある時間なので、店内に響きわたるという程ではないがそれなりに声は通った。
キャロル
「おや、お客さんみたいですよ」 元気のいい声に入口の方を見やった。
食事に集中するとお腹いっぱいになりすぎるので程々に注意をちらしているのだ。
ガルバ
「まあ、こっちの伝達不足でもあるしな、今回は小盛り料金で──ああ?」
キャロル
「そうまでして貰うと却って気が引けるので、次から気を付けますよ」 料金はちゃんと支払いますぅ。
エイストラ
「あれ、レストラン…??」 少女はその姿勢のままきょろきょろと付近を見回し
キャロル
「こっちこっち」 ちょいちょい、と戸惑ってる様子に手を振ってあげよう。 「こちらが店主のガルバさんだよ」
ガルバ
「分かった。すまんな」キャロルに軽く謝りつつ うむ。キャロルが招いたならばいいだろう
エイストラ
「あっ、はーい!ありがとうございます!」 だっ シュしようとしたけど皆食事中なので大人しくとことこと歩きます
キャロル
「お昼時だからね、今の時間だとこんな感じだよ」
そういう僕の食事はこれくらい食べ終えている。
1D120 → 55[55] -20 = 35
エイストラ
「あはは、聞こえてましたか」 てれてれ 「ええと、冒険者のお店の、星の標でいいんですよね」
キャロル
まだ半分以上残ってる……
エイストラ
大変ね…
ガルバ
「ああ、間違いない。俺が店主のガルバだ。お前は?」
キャロル
「……」 無事に話し始めた様子に頷いて、食事という敵との戦いに戻った。いや、本当に美味しいんだけどね?
エイストラ
「はい!拙の名前はエイストラです!冒険者になりにきました!」 赤毛の娘は元気良く手を上げて喋り出した 「拙はドワーフ生まれのナイトメアで、戦士、というより剣士と言えばいいんでしょうか。双剣を使います!あと、グレンダール様の神官です!」 しゅたっ
キャロル
「……」 元気がいいなあ。ナイトメアだと元気よく主張する辺りはこの国の気風だろうか。
ガルバ
「ドワーフ生まれで、グレンダールの神官戦士か。ふむ」 ガルバアイが見定める 「それなりには腕が立ちそうだな。いいだろう。この用紙に必要事項を書いてくれ」
エイストラ
「はい!ありがとうございます!」 やったー とかきかき
キャロル
「おめでとう」 嬉しそうにしているので横から祝福の言葉をあげよう。
エイストラ
「ありがとうございます!」 かきかきする手を止めてキャロルに向き直り笑顔を見せた
キャロル
「元気が良いねぇ。やっぱりドワーフ育ちだからかい?」 
エイストラ
「あはは、そんなことないですよ。拙は元気が良すぎるってよく言われます」
「あ、でも明るいのは皆が良くしてくれたからですね!ドワーフの中でも特にいじめられることもありませんでしたし!」
キャロル
「いやぁ、ナイトメアだと言ってそれだけ元気に育つことが出来たのはドワーフの――と、悪いね。邪魔するつもりじゃあなかったんだ、続けてくれてかまわないよ」
エイストラ
「あ、大丈夫です。あとはサインだけですので!」 かきかき、完成 「できました!」
キャロル
「うん、やっぱりそうだよね」 良くしてくれたから、との言葉には頷いて。 「僕も、これをやっつけないといけないから気にしないで」 これ、と食事を示す。
エイストラ
「実は気になってました。おいしそうですよね」 ふふー
キャロル
「早いね、書くのも」 僕結構かかったんだけどな埋めるのに。
ガルバ
「出来たなら出せ」
エイストラ
「あっはい!」 「特に迷うこともなかったのでー」
キャロル
「じゃあ、ガルバさん。同じのを――と、君。健啖家かい? ドワーフはそういうタイプが多いイメージがあるけれど」 エイストラに尋ねた。
エイストラ
「はい。食べることは大好きです。美味しい料理ならなおさらですね!」
ガルバ
「ああ、まあ、一応こちらを先にだな…、ちょっとだけ耳を貸せ」
キャロル
「なら、これと同じのを彼女に」 量を減らす必要はなさそうだ。 「あ、もう昼は食べた後だったりするかな」 どうだろう。
ガルバ
「エイストラ。当支部ではお前を歓迎する。支部の一員として、また己の名に恥じぬ活躍を期待する」
エイストラ
「はい!よろしくお願いします!」
「あっ、実はお腹ぺこぺこですが」
「いきなり奢ってもらうわけには!」
キャロル
「いきなりだからだよ。顔見知りになった記念と冒険者登録のお祝いとかで」
「それに君、前衛なんだろう? 僕は見ての通り貧弱な後衛だからね。いざ仕事でご一緒したときには是非守って貰いたい」
エイストラ
「ええと───では、こんど何らかの形でお返し致しますので、ごちそうになります!」
「それは勿論!改めましてご挨拶を、エイストラです!」
キャロル
「気にしないで。僕も最近、やっと余裕が出てきたところだしね」
「キャロルだよ、キャロル・クリーシュ。魔法使いだ」
ガルバ
「じゃあ同じモノで良いんだな。作らせるぞ」
エイストラ
「キャロルさんですね。よろしくお願いします!」 手を差し出す
キャロル
「うん、頼みます」 ガルバに。
「神官たちほどじゃあないけれど、ヒーラーとしても動けるつもりだよ。妖精ともある程度契約が出来ているからね」 うん、と。頷きながら握手に応じた。
エイストラ
あくすあくす
「へえー、でもその口ぶりだと、主とするのは別ですよね? 何を専攻されているんですか?」
キャロル
「一応は操霊魔法が軸になるんだよ。町中なんかだとあまり良いイメージを持たれないんだけれど」 はは。
エイストラ
「ああー、そういうイメージはあるかもですね。でもゴーレムは便利だし、戦いでの補助魔法もいろいろあるじゃないですか。それに複数の魔法を使えるなんて凄いです」
キャロル
「はは、褒めても食事くらいしか出ないよ」
「まぁ、アンデッドや蘇生なんかの魔法もあるのは確かだからね。そういう意味じゃあ悪いイメージを持たれるのも仕方がない」
ガルバ
「ついでに真語魔法も使えた筈だな。そしてお待ちかねの食事だ」 どん
キャロル
「真語魔法と操霊魔法は、分類としては近しいものになりますからね」 まあ多少は、とガルバの言葉に頷き。
エイストラ
「わぁ、ありがとうございます」 「ってウィザードじゃないですか。それに妖精も使えるとか才能あるんですねぇ…」 ほえー
キャロル
「代わりに腕っぷしの方は全くだからね?」
エイストラ
「うーん、アンデッドは確かにご法度ですけど、蘇生に関しては悪いとは思いませんよ。神様の教えとしてはちょっとアレかもですが、実利の方が大きいです」
「それは適材適所ということで!それで剣の腕まで立ったら拙の立つ瀬が無いです」 あはは
キャロル
「結局は当人の同意と言うか強い意思が必要になってくるものではあるんだけど、やっぱりイメージの問題がねえ……。それこそ詳しくない人だとなおさら」 >蘇生ばっちっち
エイストラ
「あ、頂きます!」 食事にも手をつけはじめる。喋りながらはお行儀よくないですけど、冒険者なら大丈夫でしょう
キャロル
「さ、せっかく用意して貰ったんだ。遠慮なく食べてくれよ。冷めても美味しいけれど、温かいうちはもっと美味しいんだ」
エイストラ
「まあ、それを言うとそもそも拙はナイトメアですから!」
「はい!」 もぐもぐ 「美味しいです!」 にっこにこ
キャロル
「たしかに。この国じゃあ割りとおおらかだけれど、やっぱり都会を離れると有るところには有るからねえ、差別というか」
「まあ実害がある以上、それを疎ましく思ってしまうことは仕方がない事だろうけれども」 母体への影響はねえ。
「ああ、君を悪く言うつもりじゃあないから。気を悪くしたら済まない」
エイストラ
「うーん。そうですねぇ。拙の出産の時は大変だったらしいです」 「父様も母様も神官戦士なので、ヒールしまくってなんとかなったと笑っていました」
「なので大丈夫です!はい!」
キャロル
「うん、実際。そうやって、どうにか出来る環境さえあればナイトメアに対する偏見というか差別と言うか、そういうのは薄くなるものらしいんだよね」
「魔動機文明時代なんかにはその辺りがほぼ解消されていたっていうデータもあるくらいだし……」
エイストラ
「穢れという良くないとされるものを持つことに加えて、生まれたのがナイトメアでなければ無事だったのに、という悪感情が向きやすいということですね」
キャロル
「そうだね。魂に穢れを持つ、と言っても。それこそ普通に暮らしている分にはその辺りを観測することは稀なものだし、どちらかというとその実害に理由付けとして言われている部分が大きいんじゃないかと僕は思っているよ」
「あ、この辺り、真面目な神官さんなんかに聞かれるといい顔はされないんだけれどね」
エイストラ
「魔動機文明だと、ナイトメアに限らず難しいお産だと、お腹を切って子を取り出すっていうのが結構あったというのは知っています」
キャロル
「今でもほそぼそ残っている外科手術っていう奴だよね。手間と危険があるから、魔法で済むなら魔法で良いって言われることが多いっていう……」
エイストラ
「普通の難産で奥さんが亡くなったならともかく、忌避するモノのせいで亡くなったとなれば、こいつのせいで、となりやすいですからね」
キャロル
「意外と……と言うと失礼かもしれないけれど、物知りだね、エイストラ」 すごいすごい。
エイストラ
「家に本が結構あったので!」
キャロル
「本かぁ。いいよね、本は」
エイストラ
「拙は体を動かす方が好きですけど、本を読むのも結構好きです! 先人の知恵が、習わなくても読めば手に入るんですから」
キャロル
「それが良くも悪くもってところなんだよね……」 苦笑した。
「特にこの時代、大昔のほうがよっぽど発達していたからねぇ」
エイストラ
「悪くも──というと」
「悪用もされやすいっていうところですかね?」
キャロル
「研究に研究を重ねてこれはという発見をしたと思ったら――ぽっと発掘された遺跡の中からまさにそれに関する資料が出てきたりするんだ」
エイストラ
「ああー……」
キャロル
「過去の知恵という恩恵を享受できるのは間違いなく良いことなんだけれどね。……こう、研究肌の人間としては、ね?」
エイストラ
「なるほど。ええと、なんでしたっけ。今の魔法の技術など、魔法文明のそれの後追いに過ぎない──とか」
キャロル
「うん、魔法の技術に関しては魔法文明に。生活の利便性なんかに関しては魔動機文明時代に、完全に劣っているからね」
「だからこそ、さっき言ったように。研究して結果が実るって時に、その結果の下手をすれば上を行くものがぽっと落ちてきたりするワケだ」
エイストラ
「はい。でも、後追いでも再発見でもそれはそれで凄いとは思うんですが」
「それは確かにやるせないかもですねぇ…」
キャロル
「まぁ、ある意味じゃあやる気も出るんだけどね、そういう時は」
エイストラ
「拙も負けたって思った時はやる気を出す方ですかね!」
キャロル
「負けたっていうかね?」 うーん。
――ほら。研究結果と同じか、それに近しいものが発見されたっていうことは、だ」
「つまりそれは、アプローチの方向性は正しかったということだろう」
エイストラ
「なるほど。間違ってなかったんだ!ってことですね」
キャロル
「そう。結果として自分たちの功績にはならなかったとしても、答え合わせとしては役に立つからね」
「そういう意味では、思考や経験としては全く身にならないわけじゃあない」
エイストラ
「そういう考えが出来ないと、学者さんはやっていられなさそうですね」 あはは
キャロル
「そうは言っても、まあ。結果に結びつかなかったっていう事実は残っちゃうからねぇ……」 起こらないに越したことはないんだ。
エイストラ
「そういえばキャロルさんが冒険者をしているのは何ででしょう? お話を聞くと、研究を専門にやっている感じですが」
キャロル
「自分たちに取っての未知が、過去にとっての既知だっていうのは。そういう答え合わせを出来る時代だからね、今は。いつか、過去にとっても未知というものに出会ってみたいものだよ」
エイストラ
「ふふ。いつかそういうものを見つけられるといいですね!」
キャロル
「単純にお金の問題だよ? 研究職だけして生きていければそれでよかったんだけど、生憎実家の資産も底を突きかけてしまったからねえ」 ははは。
エイストラ
「あー……そうですね。籠もって研究だけしていればいいなんて、よほど実家が太いか、国のお抱えじゃないと……」
キャロル
「まぁ、後は名前を売る必要もあったから、そういう意味じゃあちょうど良かったんだよ。学問も門を叩いた相手に無条件になんでも教えてくれる界隈じゃあないからね……」 ある程度名前が売れてくれたほうがその辺りもやりやすいんだ。
「うん、うちも結構太いと思っていたんだけど。それこそ遊んで暮らせる方じゃあなかったらしいんだ」
エイストラ
「ある程度の名前が無いと門も叩けないわけですかー。なんというか貴族的というか……うん、そもそも魔法ってそういうものでしたね」
キャロル
「ははは、そうだね。それこそ魔法文明の時代からそういうものだ」
エイストラ
「ドワーフは魔法にはあまり適正がないので、集落にも魔法使いはいなくて、そっちの方面は詳しくはないんですよ」
キャロル
「その割には十分に会話に付いてきてくれているし。きっと君は頭の回転が良いんだろうね」
エイストラ
「神聖魔法は魔法といっても特殊ですしねー」
「えへへ」 照れる
「よくアホだって言われるんですけどね!」
キャロル
「単純な頭の良さと回転の良さは別物だからね」
「まあ神聖魔法は、どちらかというと神の力の一端を借り受けるようなものだものね。学問として成立出来るものじゃあない」
エイストラ
「そうですねー。殆ど感覚で使ってますから。上達するのはどうすればいいとかもないですし」
キャロル
「それこそ」
「信ずる神の教えに沿うような行動を心がける、辺りなんだろうね」
エイストラ
「そうですね!」
キャロル
「まぁ僕には信仰心なんかがないからその辺りは予想みたいになるんだけれど」
エイストラ
「拙は昔は鍛冶師になりたかったんですよねー。凄い剣を作るっていうのが格好よくて」
キャロル
「ほほう」
エイストラ
「ただ鍛冶場に長時間いられなくて」 がっくし
キャロル
「って言うと……、って、そうか」
エイストラ
「ドワーフは炎に無敵ですけど、拙は火の粉で火傷しちゃいますから」
「一度大やけどして大騒ぎになりました」
キャロル
「そういえばドワーフの鍛冶師は、人によっては炉の中で打つくらいだったか。ドワーフ生まれのナイトメアじゃあとてもだね」
エイストラ
「はい。それなら、打たれた剣を誰よりも格好良く使ってやろう!というのが剣を振るう様になった始まりです」
キャロル
「そこで腐らないところは、良い性質だ」
「そういうところがグレンダールにも気に入られたんじゃあないかい?」
エイストラ
「だとすれば嬉しいですね!」にっこにこ
「まあ、まだまだ里にも拙より強い人はいっぱいいますが」
「冒険者なら腕を磨いてお金も貰えて、人助けにもなりますから、そういう理由でここにきました!」
キャロル
「そのまま曲がらずにまっすぐと自分を鍛えれば、きっと大成するよ」 「へえ」
エイストラ
「はい、がんばります!」
キャロル
「そんなにすごい人がいる里なんだね」 君も力量が低いわけじゃあなさそうなのに
エイストラ
「あはは、ドワーフって長寿ですし、国民皆兵!みたいなところありますからね」
「がっちり固めて身を守られると、軽い当たりじゃ全然通用しないんですよ。そこで隙を見せれば、どーん!と手痛い反撃が」
キャロル
「盾を用いたそういう流派もあるって聞くくらいだからねえ」
エイストラ
「はいー」
「盾自体を武器に扱う人もいますね。あ、盾といえば実は拙の尊敬する人がここで冒険者をやっているらしくて、それがここに来た理由でもあります」
キャロル
「そういう意味じゃあ、ずいぶんと頑張ったんじゃあないかい、君も」 「うん、尊敬する人?」
エイストラ
「頑張りました!」
キャロル
「ほら。ドワーフじゃあ君のその戦闘スタイルは参考になる相手もいなかっただろうし。だいぶ独学で鍛えたんだろうなと」 うん。 >頑張り!
エイストラ
「はい。ウールヴルーンというドワーフの女性で、拙の従姉です。凄く格好いいんですよ」
キャロル
「ウールヴルーンというと……ああ、ドワーフの」
エイストラ
「凄く真面目でザ・武人、という感じなんですけど、凄く優しくてですね」
「あ、ご存知でしたか!」
ガルバ
「なんだ。あいつの親戚だったのか。そういえば髪と目の色が良く似ている」 横からガルバ
キャロル
「有名人のひとりだしね。名前や顔くらいは知っているよ。知り合いってわけじゃあないけれどね」
エイストラ
「ふふ。なんだか嬉しいです」
キャロル
「大好きなんだね、いとこのことが」
「褒められてそれだけ喜ぶんだからそういうことだろう」
エイストラ
「はい。昔はいつも姉様あねさまの後ろをついて回っていました」
キャロル
「今も、にならないようにしないとね?」
エイストラ
「人の街に一緒に行くと、拙が姉の人間の姉妹と思われて、苦い顔をしていました」
キャロル
「せっかく同じ場所に来て同じ生業に手を染めるんだ。後ろを付いていくだけ、じゃあ勿体ない」
エイストラ
「ふふ。そうですね。べったりしすぎると迷惑がかかってしまいます」
「あ、そっちの意味で! はい!」
キャロル
「迷惑かどうかは、僕は当人じゃあないからなんとも言えないからね」
「折角こうやって独り立ちしたんだから、その憧れの相手に頼ってもらえるように頑張るほうが健全だと思うよ」 後ろを追いかけるだけじゃあなくてね。
エイストラ
「はい。追いつけ追い越せですね!」
キャロル
「それは引っこ抜いてしまわないかい?」
エイストラ
「あはは、それも楽しそうです」
キャロル
「ははは怖い」
エイストラ
「そういえば話は変わるのですが」
「依頼というのはどうやって受ければいいんでしょう?」 首を傾げた
キャロル
「ああそれはね」
エイストラ
「なるべく早く依頼をこなさないと、所持金が心もとなくなってきまして」
キャロル
「大体は朝の早い時間にそこに、掲示板があるだろう?」
エイストラ
「あ、はい。今はすかすかですね」
キャロル
「そこに張り出されるから、そこからこれという依頼を狙って取ってくるのが習わしらしいよ」
「ちなみに僕は自分で取りに行くのは諦めた。その程度には、多くの人数が詰め掛けるんだ」
エイストラ
「なるほどー。朝を過ぎると無くなっちゃうんですね」
「そんなにですか」
キャロル
「争奪戦とか呼ばれるくらいだよ」
「ちなみに所持金はどのくらい心もとないんだい?」 宿は取れる?
エイストラ
「お恥ずかしながら残り200Gと少し──というところですが」
「衣食住はとりあえず大丈夫です。グレンダール神殿に仮住まいさせて貰う話はついているので!」
キャロル
「ああ、それなら安心だ」
「ただまぁ、よそから来ていつまでもとなると肩身は狭いだろうね」
エイストラ
「うーん。ご奉仕などは好きなので神殿住まいも悪くないんですけど」
キャロル
「実は軽めの依頼とかが残ってたりはしませんか」 明日張り出す用のとか。 >ガルバさん
エイストラ
「そっちに時間を取られ過ぎると、冒険者としての活動は短くなっちゃいそうですしね」
ガルバ
「……あのな。そういうのはズルと言うんだ。今回だけだぞ」
キャロル
「話がわかりますね」
ガルバ
「ただ安いがな。ファティマ行きの馬車の護衛がある」
エイストラ
「いいんですか?」
キャロル
「当座の活動資金の補填になれば十分じゃあないですかね」 今の所持金状況を聞く限り。
「よくはないだろうから、秘密にしておこう」 
ガルバ
「街道を行くから危険性は低い。故に安いし、本来なら新人向けだが……まあお前も新人だ」
「そうだな」
エイストラ
「はーい」 ('✕'
ガルバ
「で、お前も一緒に行くのか」
キャロル
「とりあえず、冒険者としてのスタートダッシュの体裁としては悪くないだろう。よかったね」 うんうん。 うん?
「あ、その方がいいですかね」
ガルバ
「俺の見立てが間違いなけりゃ、本来この依頼を対象とする辺りの駆け出しとこいつじゃ力量が違いすぎる。組ませるには不向きだ」
キャロル
「かと言って報酬的には同じ程度の面子を揃えるのはなんだ、と」
「まぁ、それならしょうがないですね。一緒に行きましょうか」 話を振った手前もあるしね。
ガルバ
「同じ新人と思って組んで……お前ならそうだな。同じリープスラッシュが使えると思ってたくらいのヤツがファイアボールを放ち始めたらどう思う」
エイストラ
「あー……なんか申し訳ないです」
キャロル
「楽が出来るなあと」
ガルバ
「分かってて言ってるだろ」
キャロル
「まあ冗談は置いておいて、戸惑いはするでしょうね」
「まあそれなら二人で受ければ役割としても内容としてもそう問題にはならないでしょう。依頼人の同意が取れればゴーレムも戦力に数えられますしね」 ガルバに頷いて。
ガルバ
「まあそういう事だ」
キャロル
「気にしなくていいよ、こっちで話を振ったんだしね」 申し訳ないという言葉に笑い。 「少ない人数で受ければ元の報酬は少なくても取り分は増えるんだし」
エイストラ
「ええと……じゃあ、ありがとうございます!」
キャロル
「うん、どういたしまして」 「それじゃあガルバさん、その依頼の方進めさせてもらいますね」
ガルバ
「ああ、明日の昼前の出立予定だ。人数が少ないことに関しては先方には一筆書いておいてやる」
エイストラ
「はい!よろしくお願いします!」
キャロル
「まあそれはそれとして、一度、依頼の奪い合いの様子は見ておくほうがいいかもしれない」
「初見は呑まれそうだしね、あれ……」
エイストラ
「ああー、そうですね!では朝早くから来てみます!」
キャロル
「うん、それがいい」
「さてそれじゃあ、今日は腹ごなしも兼ねて街の案内をしておこうか。道具類や武器防具の扱う店なんかは知っておいて損はないだろう」
エイストラ
「いいんですか? ありがとうございます!」 わーい
「あ、ごちそうさまでした!」 ご飯は綺麗に食べました
キャロル
「明日一緒に依頼に行くわけだしね。僕も準備を整えるついでみたいなものだよ」
僕も頑張ってようやく食べ終えた。
エイストラ
「ではよろしくお願いします!」 ぺこり
キャロル
「とりあえずは道具類、装備、後は……マジックアイテムなんかを扱う店を主に教えておこうか。他も興味があれば、また今度か別の人を見つけて案内してもらうといいよ」
エイストラ
「はーい」 「武器屋とか鍛冶屋はもう、結構見て回っちゃったんですけどね! 見てるの楽しくて!」
キャロル
「あー、まあ確かにその辺りはグレンダールの足元か」 などと言いつつお会計を済ませて、ご案内しましょうか。
エイストラ
にっこにこでついていきます
ではそんなこんなでお世話になります!というところで
お開きにしましょうかー
キャロル
うむ。おつかれさまよ
エイストラ
お付き合いありがとうございました。ログ番号は 20221120_2 となります
キャロル
ちゃんと冒険者なれて……よかったね!
おつかれさまあ
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キャロルが退室しました

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