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長期依頼の後で

20221120_0

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フランシアが入室しました
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シリカが入室しました
シリカ
うむ。待たせた
フランシア
いえ、今来たところですから
シリカ
何処で話をするか
フランシア
家か、屋敷か、星の標、 後は
戦陣中かその帰りでも良いですね
シリカ
どこでも構わんぞ
フランシア
では近況を語るためにも
戦陣帰りにしましょうか
シリカ
よかろう。
フランシア
ではよろしくお願いします
 
 
シリカ
よろしく頼む。
 
 
 
 
 
 
 
白夜の盾と暗夜の剣 一揃いの武具と例えられることもある冒険者2人は、
今、ダイアンに居た
ユディスに最も近い、兵たちの慰安を行う施設が多いこの都市と、ユディス、それから4砦、カストレを行き来しながら、
各地の戦線を支えて戦い続けて3ヶ月。ようやく、契約期間が満了したのであった
ダイアンにある、仕事中の拠点の一つでもあった、〈微睡みの枕亭〉の一室で、王都に戻るための準備を終えて、ゆっくりしている所だ
フランシア
「休息を挟みつつとはいえ、かなり長期の滞在になりましたね」 向かい合わせの窓際のテーブルにつくシリカに、紅茶を準備して持ってくるのは、白いセーターに黒のタイトスカート、黒タイツに黒いのショートブーツのフランシアだ
ダイアンまできて緊急動員もないはずなので、平服姿である
シリカ
「ああ。まあ元々それなりに長期の契約だった。王都方面もしばらくは大きな動きもなかったようだし、丁度良かっただろう」 腕を組み、紅茶が運ばれて来るのを待っていた。こちらもラフな平服姿で、久しぶりの休みをゆっくりと過ごす気なのが見て取れる。
フランシア
「戦果もいくつか上がりましたし、シリカの評価もかなり堅いものになっているはずですよ」 どうぞ、とカップとソーサーを置いて
自分の前にも置くと席に着く
「冬になると雪で戦線が停滞しますから、最後の勝負だったところはありますね」
シリカ
うむ、と頷きを返す。フランシア相手には、それが礼であると十分伝わるだろう。
「元々、ユディス方面では私のことはそれなりに認められてはいたがな」
フランシア
「ええ、ええこれでギルドの方にも報告が上がると思って」 にこにこ笑って
「はやく、追いついて頂きたいですから」
シリカ
「荒野にはそこまでの雪は降るまい。蛮族共は、人族と違って雪中でも積極的に動くことはある」
む、と眉を寄せた。 「追いつくとは言ったが、お前に負けているつもりはないぞ」
フランシア
「平時と比べればそれでも頻度は減ると思っていますから」 カップを持ち上げて 「それは勿論ですよ」
「間違っているのはギルドの評価の方です」
少し不服そうにした シリカの言葉にではなく、ギルドに対してであるのは明白だ
シリカ
カップを手に取ると、温かな紅茶を口に含んで。
フランシア
カップを傾けて 温かい紅茶を口にする
シリカ
「生活に支障が出るようなことはないし、これ以上の名声はあまり求めてはいないのだがな」
フランシア
「……、温かい飲み物が美味しく感じる季節になりましたね」
「……、私は、欲しいですよ」
シリカ
「そうだな。王都の料理店でもそろそろ冬用のメニューに変わってくる頃だろう」 帰ったら沢山食べねばとひとり頷く。
「まだ何か言われることがあるのか」
フランシア
「……まあ、ないとは言いません」 でもシリカに伝えるつもりは無いようで
「名声が逆に高くなった結果とも言えなくはありませんから、一長一短です」
シリカ
「ふん……」 腕を組んで鼻を鳴らす。 「今度から、社交界とやらにもっと顔を出して掻き回してやるか」
フランシア
「元々、軍部も一枚岩に見えてそうではありませんから、」 少し砂糖を足して スプーンを音を立てずにかき混ぜる
「リチャード陛下の意を汲んで、名誉人族を受け入れる原則派と、」 「蛮族憎しの排斥派。更にそこから急進派が居て、基本的に後者に位置する人の方が多いですからね」
「普通のお仕事で、少し気分を変えたくはあります」 「それも良いですね、もっとアピールしないと」 ふふ、と笑って
シリカ
「当然だな。自国を侵略する種を積極的に受け入れようとする方がどうかしている」
フランシア
「ええ、軍に志願する人の殆どが蛮族への復讐や恐れからですから、それは間違いないんです」 頷いて
シリカ
「王都に帰ったら、荷運びの護衛依頼でも請けるか」 ふ、と小さく笑いながら冗談らしく言って。
フランシア
「ガルバさんに怒られてしまいますね、戦争にでも行かせる気か?って」 ふふ、と笑みを返して
シリカ
「レベッカも、私に対してはまだ微妙にぎこちなさがあるからな。個人的な感情としては、蛮族のことは認め難いのだろう」
「まあ、新人どもの仕事を奪いでもしない限りは目くじらを立てられることもあるまい」
フランシア
「……そうですか」
「最近だとリアン島なども調査が積極的に進められているらしいですよ。詳しいことは聞けてはないんですが、拠点が新たにできそうだとか」
「ただ……」
シリカ
「あの幽霊島にか。物好きだな」
フランシア
「どうも、西側で色々と動きがある、という話も聞きました。表立っての動きではないとも」
シリカ
「西? シラーやディニスでか?」
フランシア
「もっと西ですね、ミール地方です」
シリカ
「ふぅん……。あちらの事情には、蛮族のことも含め明るくないな」
フランシア
「具体的なことは聞けてはないんですが、もしかすると大事の前兆かもしれない、と…まあ、」
「私達が動くような事態にはなるとも限りませんが、ディニスは滞在していたこともあるので、少し心配です」
「…‥結局、キヴァリ中佐ともお話はしそびれてしまいましたから」
「……やっぱり怖いんでしょうね、確認しに行くのが」 私が、と 窓の外に視線を向けて
シリカ
「こちらまで影響が出ることは余程ない――とも言い切れんか。ディニスの動乱もそうだし、ルセルメスとやらの一件でも〈星の標〉の者たちが関わったようだしな」
「……ふん」 そんなフランシアの横顔を見やって。 「心が決まったのならば、付き添ってはやる」
フランシア
「今度そちらに足を運んでみても良いかもしれませんね、それこそ、状況を確認しに」
「…ありがとうございます、シリカ」
小さく笑って見せて
シリカ
「ミールに向かうのならば、丁度ディニスも経由することになる」
フランシア
「はい、陸路にしろ海路にしろそうですね」
シリカ
「こちらで大きな仕事もなければ、しばらく西に向かってもいいだろう」
フランシア
「レストリノ王国には先輩の一人が居るんですよ」
「ミールで最も東にある国なのですが」
シリカ
「ふぅん。そちらの人間にも手を出していたのか」
フランシア
「シグネ先輩とも仲が良かった人で……ってなんでそうなるんです」
シリカ
「昔のお前は特に、誰に対しても優しくしていただろうからな」
フランシア
「セレスティアさんという方で、槍使いの方なんですよ。この方も留学生でした」
「むしろ優しくしていただいたのは私の方ですよ、シグネ先輩にもですが‥」
「それで、聞いたことがあるのですが、レストリノには面白い街があるということなので」
「挨拶に伺った後そちらも見に行きたいですね」
シリカ
「槍か。知人には槍の名手は多くないし、丁度いいな」 鍛錬に付き合わせる気満々だ。
「面白い街? どんなところだ」
フランシア
「流人街、というそうなのですが」
「治安はそれほど良くないと伺いましたが、独特の文化を育んでいて、いかにもケルディオンらしい街になっているそうですよ」
「観光で行くような場所ではないと思いますが、治安が悪いということはそれだけ情報が入ってくる場所でもありますから」
「話を伺いに行くにはいい場所だと思うんです」
シリカ
「確かにそういった場所ならば、表のみならず裏の情報も多く入って来てはいるだろうな」
「しかし……」 ふ、と笑って。
「年頃の娘が、喜んで行きたいと言うような場所ではないな」
フランシア
「まあ、そうですね。ただ食文化も服飾文化も独特で、アオザイという服が可愛いと聞いたものですから」
シリカ
「アオザイ……?」
フランシア
「足元にスリットが大きく入った、貫頭衣というか、それで色んな色に染め上げられていて、装飾が縫われているというものみたいですね」
シリカ
「ほう……」 それを着たフランシアを想像してみた。 「見てみたいな」
フランシア
「具体的なものが見られたわけではなく、説明も少し難しそうでしたが。それを上にして、下にタイツやズボンを履くこともあるし、履かないこともあるような」
シリカ
「……それで街に出る時には、下にはちゃんと何かを履いておけ」
フランシア
「私もシリカが着てみたところを見てみたいですよ」 ふふ、と笑って
「そうですね、ただでさえ治安が悪いということですから」
シリカ
「フランが着ることになれば、どうせ私も流れで着せられるのだろう。分かっている」
フランシア
「はい」 えへへ、と笑って
「でもまず帰ったら」
シリカ
「そうでなくとも、お前は普段から街の人間の目を引く容姿と格好をしているのだからな……」
フランシア
「空けておいた家の掃除からですね」
「シリカだってそうですよ」
シリカ
「ああ。エリンたちに様子を見てくれるように頼んではおいたが、自分たちの手でも掃除はせねばな」
「私はお前程、年頃の女子らしい格好はしていない」
フランシア
「……、すごく綺麗になってそうな気はしますね」
「それでもお綺麗ですから、シリカを見る人も多いんですよ」
シリカ
「出る前よりも綺麗になっているかもしれんぞ」
「そういう輩は全員睨んで追い払っている」
フランシア
「御見逸れしました」 困ったように笑って
シリカ
「……掃除もそうだが、ゆっくりと、その、デートもしたいな」
フランシア
「……ああ、ごめんなさい、シリカ」
「仕事の話や生活の話ばかりで、」
「貴方とのいちばん大事な時間の話をしてなかったですね」 と手を取って握る
「勿論です、お付き合いお願いします、シリカ」
シリカ
「む……」 手を握られると、顔を赤らめて逸らして。 「……当然だ。お前は私のものなのだからな」
フランシア
「遠乗りもしたいですし、王都を歩きたいです」
「ええ、そして」 「私のものでもありますよ」
「シリカ」
「愛してます」 にっこり笑って 
シリカ
「レストリノまでの移動手段は、騎獣でも――
「……わ、わざわざそのようなことを口にしなくても知っている」
フランシア
「口に出したくなったんです」 えへへ、とまた笑って
シリカ
「……仕方のないやつだな」
フランシア
「バイクが良いでしょうね、休ませる必要がないので」
シリカ
「収納スフィアの扱い方は、流石にもう問題ないのだろうな」
赤らんだ顔を誤魔化すように、少し訝しむような表情を作って。
フランシア
「そ、それは勿論です…」
少し肩を落とした
シリカ
「…………」 不安だ。
フランシア
「いつまでも分からないままではいません。大丈夫…」
シリカ
「ライダーギルドや協会の奴らが、不安そうにするのが目に見えるな……」
フランシア
「ひ、酷いですよ…‥」 シュン・・
シリカ
「魔動技術を利用した家具を取り入れ辛いのは、それが原因でもあるのだからな。ちゃんと教えているのに、なぜあんなことになるのだ……」
フランシア
「うう……精進します」 しおしお…
シリカ
「……」 ふう、なんとかそちらに意識を逸らすことが出来たようだ。
「荷造りはもう終わったが、いつ戻る? 今日か、それとももう一日くらいはこちらでゆっくりしていくか」
フランシア
「帰ったらまた確認しないと…」 ぶつぶつ は
「そうですね、手紙を送って貰って それから戻りましょうか」
シリカ
「手紙?」
フランシア
「エリンさん達に戻ると連絡の一本は入れておきたいなと、前から手紙のやり取りはしていたのですが」
「王都の様子なども書いてもらったりしていたんですよ」 あとシリカが喜びそうなお店のリサーチとか
シリカ
「相変わらず律儀だな。まあ、奴らもお嬢様を出迎える準備をしなければならんだろうし、そんなものか」
「ふぅん。王都の様子だけならば、ユディスにもいくらでも情報は入って来ていたが」
フランシア
「だからもう1日、休んでいきましょう」
「色んな視点からは必要ですよ」 と少しごまかした
シリカ
「…………」 あやしいな。何かを企んではいないか。
「休んでいくことについては了解した。では、今日はダイアンを回るとするか」
フランシア
「はい、そうしましょうっ」
「シリカの気に入っていたお店を巡ってもいいですし」 ご飯は
シリカ
カップを手に、紅茶を飲み干して。
「新しい店を訪ねてみるのも良いな」
フランシア
「そうですね、また来るときの楽しみに出来ます」
シリカ
「兵士たちの慰安のためか、此処には良い店も多い」
フランシア
カップを下げると お盆に載せて
「食器を預けて来ますから、先に出ていてください」
「寒いですから羽織るものを忘れずに」
シリカ
「わかった。任せるぞ」
「お前の荷物と上着は私が持っていっておく。済んだら外へ出て来い」
フランシア
「分かりました、お願いします」
シリカ
立ち上がると、じーっとフランシアの全身をしっかりと確認して。 「……うむ」
フランシア
「どうされました?」
シリカ
「今日のフランの格好に似合う上着を考えていただけだ」 持ってきている数は限られているとはいえ、選ぶだけの種類はある。
フランシア
「ありがとうございます」 えへへ、と笑って 「ではいってきます」
シリカ
「ああ」
フランシア
ではこんな感じで
シリカ
うむ。
フランシア
お付き合いありがとうございました
シリカ
こちらこそな。
また西に旅した時のこともやらねば。
フランシア
20221120_0 ログ番号は此方になります
シリカ
うむ。
フランシア
はいっ、楽しみにしてます
では撤退どうぞ。お疲れ様でした
シリカ
お疲れ様。またな。
!SYSTEM
シリカが退室しました
背景
BGM