このログにはBGMが含まれています。
音量設定をONにしますか?
(後からでもメニューから設定変更できます)

幕間

20221113_1

!SYSTEM
クリスタリアが入室しました
!SYSTEM
リタが入室しました
クリスタリア
お時間いただきありがとうございます
リタ
いいのよ
それじゃ描写していくわね
クリスタリア
よろしくお願いします。
リタ
よろしくお願いします
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
リアン地方 イルスファール王国 王都イルスファール
商業街の中でもガメル神殿に近く、高級街の近く、王城前広間に挟まれた区画にある 大きなお店
フリーデゴード……Fgのロゴブランドでイルスファール内で知られるその服飾品店
クリスタリアは、リタに連れられて始業前の早い時間帯に呼び出されている
リタ
「ごめんなさいね、こんな朝早く」 前もって連絡はしていたが、かなりの早起きだ
クリスタリア
「いえ。お気になさらないでください」 言葉通り、普段と変わらない様子で頭を振った。
長い薄桃の髪は防寒着と共にマフラーの様に首に巻いていて、普段と同じポンチョコートの下には、戦闘用のスーツ――なんてことはなく。
 
Fg のロゴが看板の意匠にも使われている 品があるが気取らない様子の店構えは、ブランドイメージにあっている
そんな大きな店の前まで来ると リタがくいくい、と指を曲げて
クリスタリア
白のブラウスにスカート、タイツにスニーカー……といった様子。
リタ
「裏口からだから、こっちね。守衛さんには話を通してるし許可は貰ってるから」
クリスタリア
「……」 案内されて、大きな看板を見上げて。 「……大きなお店ですね、リタさん」
こっち、と促されれば歩いて来て、普段よりも興味深そうに周囲を見回している。
リタ
「でしょう。シャンデルとかとも引けを取らないと思っているわ」
「って言ってもこっちじゃ通じないか」
クリスタリア
「シャンデル……?」 続いた言葉通り、こてん、と首が傾げられた。
リタ
「私の故郷で流行ってたブランドなの」
「本社はすごいのよ。一度見に行ったことがあるの」
「虹の配色のステンドガラスがドーム状になって被せられてて」
「会社の建物なのに観光名所にもなっちゃってるのよね」
クリスタリア
「……この店舗で引けを取らない、という事は……」 もっと大きかった、という事だと思うのだけれど。続けた言葉でイメージを膨らませていく。
「ステンドグラスの、ドーム……」 思案する様に目を細めて、脳裏に浮かんだ光景にぱっと顔を上げた。
リタ
「ロシレッタっていう水の都に本社があって、私のお祖母様がそっちの人だったって聞いて」
「一度お会いしに行ったことがあるのよ」
クリスタリア
「見てみたいです。私も……いずれ、機会があれば」 
リタ
「そうねぇ、出る方法が分かったらその時は一緒に行きましょ」
ふふ、と笑って
クリスタリア
「水の都。……王都よりも、都の内部に川が多く流れているのでしょうか」
もわもわもわ、とイメージばかりが膨れ上がっていって こくこくと頷いた。
リタ
「ジョナスが近いわね」 裏口の鍵を開けて 魔動機式のカードキーを通す
「はい、じゃあ入って頂戴」
クリスタリア
「港町、というものですね」 頷きつつ、仕事場の入口に立って。
「……お邪魔します、リタさん、皆さん」 深々とお辞儀をすると、歩を進めて行った。
リタ
「大丈夫だと思うけど、触らないでね」
クリスタリア
「はい。大切な仕事道具、ですから」
リタ
と周りは高価そうなドレスや衣服のショーウィンドウ、生地の保管場所、糸の巻かれた大きなボトルなどが並んでいて
人が並んで通れる程度の場所を二人で歩いて行く
クリスタリア
両手は前で重ねておきながら、どこを見ても目に映る様々な服飾や機材に興味津々、と言った様子で
リタ
ぱちん、と魔動灯をつけると そこはたくさんの作業机が並んだ場所で 魔動式ミシンや様々な機器も並んでいる
大きな部屋だった
クリスタリア
依頼の際、常に警戒しながら歩を進んでいる様子とは打って変わって、
リタ
端の方には試着するためのカーテンで区切られたボックスがいくつも並んでいる
クリスタリア
そこにあるものにそれぞれ興味を示している、幼子の様に歩いて行く。
リタ
「まだ流石に誰も居ないわね。良かった」
「奥に行ってくれる?」
クリスタリア
「奥へ、ですね」 ミシン達に向けていた視線をリタに戻して頷くと、そのまま歩を進めて行く。
リタ
と促して 窓際の最奥、色落ち防止の暗いカーテンが掛けられた窓の近くの机に向かって
「此処が私のデスク」
「実はもう一つデスクがあって、それは神殿のやつね」
「神殿だと流石に趣味の仕事はさせてもらえないから、」
「今日はこっちに呼んだの」
クリスタリア
「ここが、作業スペース……」 しげしげとそれを眺めて、机にあるものをそれぞれ観察していく。
リタ
魔動ミシンと起動のためのマナチャージクリスタル、各種糸、針山、裁ちばさみ、糸切りバサミ、グローブ などなど 整頓されて置かれている
クリスタリア
「ここで織られた布が、先程の様な洋服達になっていくのですね。……こうして作業スペースを訪れたのははじめてですが、」
リタ
「そうねぇ、私の上司とかはそういうのデザインして仕上げまでやってるかしらね」
クリスタリア
「私から見れば、魔動機術よりも余程“魔法”の様に思えます」
自分が纏っているポンチョを摘まんでみて。
リタ
「一級の縫い子、デザイナーってところ。私はまだ2級ね」
「そう、ありがと」 ふふ、と笑って
クリスタリア
「では、あと1つですね、リタさん」 薄く微笑んでみせて。
リタ
「その一つが高いのよクリスタリア」
困ったように笑って
「で、」
クリスタリア
「応援しています。リタさん――、はい」
リタ
「早速だけど今日呼んだ用件を済ませましょうか」
「そこのボックスの中に、トルソーがあるから、そこにある服を見てみてもらえる?」 まずは、と
クリスタリア
「仮装、との事でしたね」 こくりと頷いて 「とるそー……?」
リタ
試着スペースを指差す
「マネキン。みたことない?さっきもショーウィンドウにあったと思うんだけど」
クリスタリア
こくりと頷いて、
リタ
「服を着ている人型のことよ」
「それが中に入ってるから、とりあえずまずは見て感想を聞かせてくれる?」
クリスタリア
「試着用の人形の事ですね。……では、失礼します」 納得した様に言うと、指示されたボックスのカーテンに触れて
丁寧過ぎるくらいに、それを引いて 中を伺う
リタ
中にあるのは 一つのマネキンが サウィンの仮装服を身にまとった姿だ
クリスタリア
「……!」 ボックスの中を見つめる背が少し伸びて、小さく息を呑む声が聞こえる。
リタ
胸元をダイヤの形にカットして大胆さを コルセットをレザー生地で編み上げて 下の方はレオタード状に そして腰回りには後ろからはロングスカートに見えるような腰布があり、手前側をミニスカート状にカットしていて
レザーの付け袖、指空きグローブ 飾り帽、ニーハイのハイヒールブーツがあり、脚は薄手の白タイツに覆われている
クリスタリア
トルソーが纏っているその服をまじまじと見つめながら、ちらりとリタを振り向いた。 
リタ
リタはと言うと それを見るクリスタリアの様子を楽しげに見ている
「どうかしら」
クリスタリア
「……これを、私に、ですか」 向けられた瞳は、普段とは異なる動きと色を灯していて、
リタ
「うん。普段ずっと働いてるでしょう?」
「だから、お祭りに参加しやすい仮装を用意してあげたくて」
「ちょっと作ってみたのよ」
クリスタリア
それは自分の為にと用意された感謝であったり、喜びであったり、はたまた緊張であったり。
少なくとも、出逢った当時には決して灯っていなかったようなものが、所狭しと押し込まれている。
リタ
「あ、そうだった。これ忘れていたわ」 ごそごそと袋からあるものを取り出すと
クリスタリア
「ありがとうございます、リタさん。……とても嬉しいです」 胸の下ほどで両手を合わせて頷くと、
取り出されたそれを見遣る
リタ
背中に背負えるように細い紐で作られた白い翼を用意して
「カジュアルな天使様っていうコンセプト」
「どうかしらね」
「もし、貴方が受け取ってくれるなら」
「着てみて欲しいのよ」
クリスタリア
「可愛らしいと思います、衣装こちらも……」 もう一度こくりと頷くと、再びトルソーに視線をもどして 翼にもどしてを往復させていく
「はい、ぜひ。……お手伝いして頂いても、宜しいですか? 折角頂いた衣装をですから、」 
リタ
「ええ、勿論」
クリスタリア
「リタさんに着付けて頂きたくて。……ありがとうございます」 頷くと、嬉しそうに鞄を置いて  
リタ
ボックスに入るとカーテンを締めて
クリスタリアの着替えを手伝う
クリスタリア
この所はさておき、洋服への知識はまだ確りとは身についてはおらず
はじめて見るリタの衣装に、着付けの方法を教わりつつひとつひとつ纏っていく。
以前に採寸された際の情報を正確に活かされていて、
はじめて身に纏うけれども、どのパーツも正確にフィットしていく感覚に僅かな高揚感を覚える。
衣装を纏い、最後に差し出された翼を背負うと、リタを見上げて
リタ
「きつかったら言ってちょうだいね、ジャストフィットって中々難しいから、合ってない所もあるかも…」
「………、うんうん。悪くないわね」 胸の下で腕を組んで 満足気に笑う
クリスタリア
「いえ。調整は不要です」 ぶんぶんと勢い良く頭を振って、
「……いかがでしょうか、リタさん」 両手を開いて、普段よりも嬉しそうに明るい声色で問いかける。
リタ
「とっても可愛いわ、クリスタリア」
クリスタリア
衣装を纏っているクリスタリアには恥じらいはなく、浮かべられた笑みが普段よりも色濃く、またすぐに消えていく事もない。
リタ
「……」 ふふ、と此方も嬉しそうに笑って
クリスタリア
「折角作って頂いたこの衣装に、見合っていれば良いのですが」 
リタ
「とっても似合ってる。見立ては間違いじゃなかったみたいね」
クリスタリア
姿見を見て、くるりと回ってみせたりして。やはり普段とは違う行動を繰り返している。
リタ
「良かったらもらって頂戴、上司のお裾分けで作ったもので悪いのだけれどね」
「……」 はしゃいでる、可愛い
クリスタリア
「はい、ぜひ……!」 カジュアルな天使、というイメージに相応しい様子で、ともすれば衣装に心を引っ張られている様に 明るく微笑んだ。
リタ
「うんうん。今日の用件はこれで一応おしまい」
クリスタリア
こくこく、と頷きつつ ふとした拍子に、ぴたりと動きが止まる
リタ
「私、また今日も此処で仕事だから、服はハンガーとかでも管理しやすいようにはしてあるから、ちゃんとしておくこと」
クリスタリア
「……? 、……?」 次第に小首を傾げ始めて リタの言葉にははっとした様に頷いた。
リタ
「お仕事が終わったらまた呼びにいくから、夕方ごろからお祭りにいきましょうか」
「どうかした?」
クリスタリア
頷くと、視線を向けて。
「……鼓動が早まっているのです。以前洋服を準備し、着た時は同じ気持ちにはならなかった、ので」
リタ
「うーん‥ちょっと大胆だったかしら…」
クリスタリア
「何故なのだろう、と。……新たな衣装という点では、変わらないと思うのですが……」
リタ
「次はもうちょっと大人しい感じのデザインにするわね」
クリスタリア
「緊張、ではなく」 頭を振って。 「高揚です、リタさん」
「……嬉しく思っています。とても」
リタ
「……そう、そこまで喜んで貰えると、準備した甲斐があったものだわ」
「作り手冥利に尽きるってやつね」 嬉しそうに笑って
クリスタリア
「また、……今度は、私からの依頼として」 
「お洋服を、仕立てて頂けませんか?」 向き直ると、じっとリタを見遣った。
リタ
「んー‥・そうねぇ」 デスクに腰掛けて
「次はじゃあ、冬物ね」
クリスタリア
リタについてとことこと歩いて行って 
リタ
「秋物だとたぶん間に合わないからー‥・、コートに合わせやすいものとかを」
クリスタリア
「……はい。以前の依頼の際も、お話を頂いておりましたね」 防寒着を、と。
リタ
ちなみにブーツとタイツはリタ製ではないです
(主に上下がリタ
クリスタリア
上司さんの御裾分けってやつかな?
リタ
ううん。単にリタじゃ作れない(ブーツ
クリスタリア
答えながら、リタの指先にふと目がいった。
リタ
買ったほうが安い(タイツ
だから
クリスタリア
ああ、革細工。
リタ
上司のお裾分けは
服に使った布と革
クリスタリア
素材の方であったかな
なるほどなるほど
リタ
だから実は値段的には 腕輪1個と等価くらいの原価がかかってる
(原価、ここ重要
1個で済むかな…
クリスタリア
1000ガメル原価っていうと
リタ
5個くらいじゃない…?
たぶん5個くらいだわ(納得
クリスタリア
服としてははちゃめちゃに高価 って思ったら5000ガメルだった
つよすぎる……
リタ
内緒です
クリスタリア
仕事がプロ過ぎる
リタ
(シラーの富豪からの依頼の余り素材を流してもらった
リタ
「うん。また呼ぶわ。ただ、完成は気長に待ってちょうだいね」
クリスタリア
こう
見る人が見たら驚く奴だな >素材原価
クリスタリア
「楽しみに、しています」 じ、と指を見つめたまま。
リタ
そうだねぇ
え、それ仮装にしてはガチ過ぎない…?ってなるやつ
クリスタリア
そうなんだよな
リタ
「…どうかした?」
クリスタリア
仮装なんだよなこれ
リタ
はい
仮装だから
気合い入れて作ってる
普段着だったらそんな素材使わない
クリスタリア
「綺麗な指先だな、と。……それから、」 す、っと手を伸ばして
ゆっくりとその手を取ろうとする。
リタ
「商売道具ですもの」 ふふ、と
「どうかした?」 手を預けて
クリスタリア
「魔法の手、だと思ったのです。こうして、衣装を創る事も出来れば、」
「頭を撫でて安堵させて頂いた事も、手を引いて守って頂いた事もありました。……与える事も、守る事も出来て」
「優しい手だと、改めて」 両手でリタの手を取ると、それを大事そうに見つめた。
リタ
「……照れちゃうわね。魔法の手なんて言われたら」 少し困ったように笑って
「でも、そう思ってもらえるのは嬉しいわ」
「ありがとう」
クリスタリア
「事実です」 頷いて、ゆっくりと放して。
リタ
「…‥私の手が魔法の手なら」
「貴方の目は、魔法の目。素敵なものを素敵と思える感性があるわ」
クリスタリア
リタの手に触れる事に多幸感を覚えながら、リタの言葉に視線を向けて
リタ
「貴方の耳は魔法の耳。よく話を聞いて、いろんな音を聞き分けるわね」
クリスタリア
「……それは、魔法、なのでしょうか? 皆、同じでは……?」 小首を傾げれば、髪がさらりと流れた。
リタ
「そう、一緒なのよ」
「特別じゃない。でもだから、」
「誰かにとって特別と思える事が尊いのよ」
「誰もが一緒」
「でも誰もが違う」
「貴方と私が違うように。でも、出来ることはそう大差はないの」
「だから貴方にとって、私の手が魔法の手なら」
「それは魔法の手なのよ」
「だからそれと同じ様に」
「私にとって貴方の目と耳が魔法なのは、一緒なの」
「分かるかしら?」
クリスタリア
リタの言葉に、彼女の手と、鏡台に映る自分の瞳と耳にそれぞれ視線を向けて
「誰もが一緒で、誰もが違う……」
「一緒だけれど、誰かの“特別”……」 ぽつぽつと反芻して、
自分から見ただけでは自分の瞳も耳も、普通、だ。
けれど、リタにとっての“特別”で。
自分にとっての“特別”であるリタの手は、誰かの普通。
やがてゆっくりと頷いて、
「では、この魔法の瞳は曇らせず、魔法の耳は澄ませて生きて行きます。貴女にとっての“特別”なのですから」
リタ
「そういう事。大事にしてね」
「それじゃあ、着替え直して頂戴」
「朝からその格好だとちょっと目立っちゃうから」
「それから星の標まで送るわね」
クリスタリア
「……」 ちょっと名残惜しそうな空気を僅かに醸し出して
「はい。不明点があれば、お聞きします」
>着替え
リタ
「うん」
クリスタリア
改めて着替えを終えると、用意されていたハンガーにかけ直して
「……完了しました」 ちらちらと衣装の事ばかり気にかけながら、カーテンを開いて出て来た。
リタ
「あ、はいこれね」
大きめの紙袋 ──Fgロゴのもの── をクリスタリアに渡して
クリスタリア
頷くと、慎重になり過ぎているくらいのペースで、ゆっくり ゆっくりと紙袋にそれを詰める
リタ
「付き合ってくれてありがとうね」
クリスタリア
「付き合って、なんて」 頭を振って。 「こんなに素敵な衣装を頂いて、ありがとうございました」
ぎゅ、と紙袋を抱いて、普段よりも緩んだ表情を浮かべた。
リタ
「ふふ」
「一つ覚えておいてクリスタリア」
「今回はうまく行ったけれど、サプライズプレゼントって難しいのよ」
クリスタリア
「難しい……ですか?」 ぎゅっと抱えたまま、小首が傾げられた。
リタ
「相手が喜ばない、或いは喜ぶに喜べないものを用意してしまうと」
「その時点で失敗なの。だから、もしかしたら迷惑掛けてたかもしれない」
「だから付き合ってくれてありがとう、なのよ」
「相手を驚かすのってけっこう大変なんだから」
クリスタリア
「……」 ふんふん、と興味深そうに頷いて 
「では、私もリタさんに、サプライズプレゼント、を」
リタ
「それを言っちゃうと」
「もう失敗」 ふふ、と意地悪に笑って
クリスタリア
ぱちぱち、と瞳を瞬かせて 喜ばないものかもしれない、とは少し思ったけれど
リタ
「私が忘れた頃にもう一度挑戦してみて頂戴。頑張って忘れるから」
クリスタリア
今は、キャロラインから渡された本で読んだ内容に従ってみよう。
「いえ。この場で出来る事ですから、リタ
「親しい間柄の者は、こうして呼び捨てるものと読みました。……間違っている、でしょうか」
リタ
「………、そうね」
「いい線いってたわ。ちょっとびっくりした」
クリスタリア
じ、っと 魔法の瞳がリタを見つめている。
リタ
びっくりを隠せないまま 少し笑って
「そういうのを覚えていきなさい。クリスタリア」
「きっと、それが貴方を豊かにしてくれるから」
クリスタリア
「……、ふふ」 柔らかく微笑んで、嬉しそうに紙袋に顔を寄せて。
「……サプライズは、成功です」 
リタ
「うんうん、大成功」 頭をなでて
「さ、戻りましょうか」
クリスタリア
目を伏せながら、撫でる手に頭を寄せて その魔法を堪能する。
「はい。……夕方、〈星の標〉でお待ちしていますね」
リタ
「うん。呼びに行くわね」
クリスタリア
頷くと、ぎゅっと紙袋を抱いて リタについて歩いて行く。
リタ
魔動灯を一度消して そのまま部屋を出ると廊下を進んで裏口へ
朝日が王都を照らす中を二人で星の標に戻っていく
夕方を楽しみにしながら
リタ
という所でどうかしらね
クリスタリア
はーい、ありがとうございました
2022/11/13_1
ログはこちらで生成されます
リタ
わかったわ
ではお付き合いありがとう また遊びましょ
撤退するわ
!SYSTEM
リタが退室しました
背景
BGM