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目覚めたばかりで

20221015_0

!SYSTEM
リーレリアが入室しました
!SYSTEM
ルイスが入室しました
ルイス
おまたせ
リーレリア
ようこそ
リーレリア
色の系統が似ているので一旦かえておきましょう
何処でどのようにお話しましょう
ルイス
すまないね。その色がいいかい?白髪と赤目という認識だけれど
リーレリア
特に色はまだ明確に決めていないので大丈夫です
ルイス
わかったよ
そうだね、人目のつくところで当たり障りのない話題でいいかもしれないよ
リーレリア
では無難に星の標でしょうか
ルイス
うん。それでいいと思う
リーレリア
わかりました。では
開始は請け負います。よろしくお願いします。
 
 
ルイス
よろしくお願いします
イルスファール王都〈星の標〉。
朝の混雑の時間を過ぎ、落ち着いた店内にもまばらにではあるが客の姿がある。
寝坊してきた、あるいは今日はオフだと心に決めている冒険者、朝の散歩などを終えて一服に来た一般客、急ぎではない依頼を個人的に持ち込んだ後、ついでに休憩を取る者など、
事情も様子も様々だが、その中に――その少女はいた。
リーレリア
長く白に近い銀色の髪に赤い瞳、人形のように表情の薄い少女は、膝の上に握った拳を置き、背筋を伸ばし、辺りの様子を伺っている。
身につけている衣服は年頃の女性が好みそうな小洒落ているものではなく、また冒険者の女性が好みそうな機能性とデザイン性に溢れた防具でもない。
「…………」 自分が居た場所と大きく様子が異なることはもちろん――とはいえ、街の様子など殆ど知らなかったのだが――情勢があまりに違いすぎて、少女は状況の把握に苦戦していた。
リーレリア
あ、いつでもどうぞ
ルイス
「周りが気になるかい?」 対面の席について 書類に目を落としていた青年はちらりとメガネの奥から少女を見やった
リーレリア
投げかけられた青年からの言葉に、控え目に頷く。赤い瞳からは微かにではあるが、不安や焦りといった落ち着きのなさが窺える。
ルイス
「じゃあ僕に分かることなら君に回答しよう。何でもいいから聞いてごらん」
書類を置くと 店員に葡萄のジュースを2つ分頼む
リーレリア
一応一通り教わり、周囲の人間の会話からも学べているとはいえ、共通語の認識には、まだ少々の時間を要する。
やや間を置いてから、口を開いて。
ルイス
会話の習得のために敢えて魔動機文明語は使わずにそれが変形されたとされる交易共通語を青年は会話の言語に選んだ
リーレリア
『都には、戦の影響は殆どないのでしょうか。都の中であっても、私が訪れた場所は、どこも空気が戦場のように張り詰めていました』
ルイス
「戦の影響、と言うのが何を指しているかは今は置いておこう」
「イルスファール……君が居るこの都の周囲には敵性国家もなく、代わりに南方にユディスという要塞都市があり、そこで南部の蛮族と長い戦闘状態にある」
「イルスファールは戦時下といえば戦時下だが、王都にその影響が出てくることは極めて稀といえる」
「だからこうして、平和な時間を過ごせているというわけだね。此処までは良いかい?」
なるべくゆっくりとしたペースで言葉を口に出し、少女の反応を見ながら身振り手振りを加えて話す
リーレリア
『はい』 頷きはしたが、実感は持てていないのだろう。表情の変化は薄くとも、そういった思考は彼女の様子からは読み取りやすいといえる。
ルイス
「言わば此処は内地。前線から離れたエリアだと考えてくれれば良い。加えて、イルスファールは現在防衛という点で見れば優勢状況だからね」
「外敵に勝っているから、落ち着いている。これが影響が出ていない理由だよ」
リーレリア
『私が所属していた国も、都は皇帝陛下の御威光により平穏が保たれていると言われていました。同時に我々のような兵士や人形には、無縁だということでしたが……』
『都の中で魔動機が見掛けられないのは何故なのでしょう』
ルイス
「最前線に行ってる人からするとたしかにピンと来ないかもしれないね」 頷き
「では次の回答に移ろう」 良いかな、と
リーレリア
『はい』
ルイス
「都の中にも魔動機は頻繁に見られるものはそう多くない。魔動灯や上下水道、その辺りはアル・メナスの頃のものを流用しているので最も目に付きやすい魔動機とも言えるね」
「ただそれ以外の自律型の魔動機械などは、生産プラントがそもそも壊滅状態で、現在は試作品などがマギテック協会……この街ならビッグボックスと言ったかな、そこで作成・実験されてる状態なんだ」
「君が知っているかは分からないけれど、」
「《大破局ディアボリック・トライアンフ》と呼ばれる、ラクシア規模の災厄と蛮族勢力の一斉蜂起によって」
「アル・メナスネットワークは断絶、その為に魔動機兵などは限定的にしか運用ができなくなり、」
「各地で人族は殺戮されて、アル・メナスの多くの文化が失われている」
「だから現在は技術レベルが世界的に低下している。作れないから目につかないということだね」
良いかな?と確認するように見て
リーレリア
「…………」 既に文明が一度崩壊したという話は耳にしたが、にわかには信じられない話だ。 『災害と蛮族勢力に敗北するなど、考えられません』
ルイス
「だが実際には起きてしまった。《大破局》が生じたのは、」
リーレリア
『他国に帝国が開発していた兵器の情報が漏れたのでは……』
ルイス
「一番有力な説では、人族が作り出した気象兵器による、惑星規模の大地震だとされている」
「つまり人族の滅びの第一手は人族の手によって作られたもので起きた、というわけだね」
「それならば納得できるんじゃないかい?」
リーレリア
――……』 目を大きく開いて。 『やはり……』
『……それであれば、理解は出来ます』
『詳細は私のような末端の兵士には知らされることはありませんでしたが、当時、軍内ではそういった兵器が開発されているという噂が流れていました』
ルイス
「蛮族の中にも蛮王と呼ばれる強力な個体が何体も居て、妖魔たちの完全な統制が取れていたことも、数において人族よりもなお蛮族の方が勝っていたことも原因ではあるのだろうけどね」
「《大破局》直前期は世界的に緊張が高まっている時期でもあったと言われている。君の言うことも真実なのだろうね」
リーレリア
『蛮族は駆逐されており、私は蛮族との交戦経験はありません。帝国は周辺国家を次々に併呑し、国土を拡大、《魔動騎士》の技術を独占していたこともあり、地方、大陸の統一は遠くないと目されていました』
『その分、周辺には敵が多く、緊張が高まっていたという貴方の言は事実です』
ルイス
「……《魔動騎士》、イルスファールでも製造されているとされる魔動機兵の一種だね。先の機神事変と呼ばれる戦争でも複数運用されているはずだ」
リーレリア
『魔動騎士が、この国にも? ならば、蛮族を駆逐することは困難ではないのでは』
ルイス
「僕も詳しくは知らない。ただ常時運用するのには問題があるのではないかな」
「或いは、」
「ひけらかすことによって周辺国家との緊張を高めてしまうことも危惧しているから、使えないのかもしれないね」
「この国は最近…と言っても100年前なんだけれど、」
「リアンで一番若い国ではあるんだ」
リーレリア
『……確かに、魔動騎士は乗り手の資格を有する者が限定されていました』
ルイス
「だから敵を作りたくない、というのはありそうな話だよ」
リーレリア
開いた自分の両手へと視線を落として。 『私は……どうだったのでしょう』
『若い、国……』
ルイス
「そこは覚えていないんだね」
「そうさ」
リーレリア
『……はい。魔動騎士へ搭乗するための訓練を受けていた記憶はあるのですが、実戦で搭乗した覚えはないのです』
ルイス
「訓練をしていたなら、搭乗資格があるのかもしれないね」
「ただ、パイロット、操縦士というものは今も昔もどんな乗り物も適正試験があるから」
「一概にそう、とは断言は出来なさそうだね」
リーレリア
『……』 頷いて。 『私と同じように訓練を受けた兵たちは、先に魔動騎士と共に前線へ投入されていたはずです』
ルイス
「戦闘記録がどこかに残っているかもしれないけれど、」
「僕たちが君を見つけた遺跡も状態は良かったけれど軍事施設とは言いがたかった」
「だから、その辺りの質問には回答できなさそうだ。すまないね」
リーレリア
『いえ……』
『私は歩兵として前線に投入されていた他、皇女殿下をお守りするために、各都市での任務に当たることも多かったのです』
『軍の施設以外にも、色々な場所を訪れはしていたはずです。私が眠っていたというのは、そのひとつなのでしょう』
ルイス
「なるほど……」
「君の居た国、皇帝と皇女の名前とか、所属していた部隊名とかは分かるかな?」
リーレリア
『我が国は、ガンズランという大陸随一の国土と軍事力を有する国家でした。陛下は――…………』 走った頭痛に顔を歪めて。 『……申し訳ありません。記憶に障害が生じているようです』
『……部隊名も、明確には思い出せませんが、』
ルイス
「無理はしなくていいよ。それ以上は平気だ」
喋ろうとするのを遮って
「………すまないね」
リーレリア
『……私や部隊の他の兵たちは、他の部隊に所属する者たちからは、人形と、そう呼ばれていたと記憶しています』
ルイス
葡萄のジュースが届くとストローを刺してリーレリアの前にグラスを置く
リーレリア
『……何故謝罪するのですか?』
ルイス
「無理に思い出させようとしてしまったからね」
「君の質問に答えるはずなのに、僕からも聞いてしまったし、その謝罪だよリーレリア」
リーレリア
『敬愛する皇帝陛下、皇女殿下の御名前を思い出すことが出来ないなど……その場で除隊処分が下されてもおかしくありません』
『糾弾されるならば理解出来ますが、謝罪される理由は見当たりません』
ルイス
「僕は軍属でもないからね、軍の規律はよくわからないんだ」
リーレリア
言ってから、目の前に差し出されたジュースを受け取るのを辞退するように、そっと手のひらで制した。
ルイス
頬をかきながら
「のどが渇いては居ないかな?毒ではないよ?」
自分の分を啜って見せて
リーレリア
『最後に水分を摂取してから、6時間程が経過していますが、まだまだ活動は可能です』
ルイス
「……それは良くない。もう少し飲んでくれると嬉しいな」
「必要最低限と余裕がある状況は別だよリーレリア」
リーレリア
『戦場では物資は限られています。そのため、必要最低限の栄養と水分で活動を続けられるよう、訓練を受けています』
ルイス
「それは素晴らしいことだけれど」
「此処は戦場じゃないし、余裕がある生活を心がけてくれると、僕も心配が減るんだけれど」 困ったように笑って
リーレリア
『余裕がある生活……』 グラスの中の色のついた液体を眺めて。 『それがどのようなものを指すのかは分かりませんが、それが命令であれば、従います』
ルイス
「常に張り詰めていなくて良いんだ」
「外出も好きにしてもらっていいし、興味あるものには触れてくれると嬉しい」
「幸い、兵士ということであれば、戦う技能はあるのだろうから、冒険者をしてみても良いかもしれない」
「イルスファールでも志願兵は募集してるから、それでも困らないと思う」
リーレリア
『冒険者――この施設は、冒険者の店と呼称されていましたね』
ルイス
「君の身元引受人……保護者は書類上僕になっているけれど、自立できる頃にはそれも解消できる」
リーレリア
『ガンズランの軍人である私は、イルスファール国軍に籍を置くことは出来ません』 
ルイス
「うん。そうなんだ、此処は君みたいに戦える人が、戦えない人の困った悩みや事件を解決するために仕事を斡旋する、そういう場所なのさ」
「店主のガルバさんに冒険者になりたいと相談してみるのも良いかもしれないよ」
「うん。そうだね、軽率だった、すまないね」<イルスファール軍には籍を置けない
困ったように笑うとまた謝った
リーレリア
謝罪にはやはり首を横に振って。 『……ですが、今の私には装備がありません。当時、武装を解除することは殆ど無かったはずなのですが、何故私は武具もなしにあのような場所に居たのでしょう』
ルイス
「装備が必要なら用立てることは出来ると思うよ」
「そこまではわからないな…あの遺跡を調査すればなにか分かるかもしれないけれど」
リーレリア
『……よろしいのですか?』
ルイス
「学者仲間から、仕事の報酬が遅れて届いてね、余裕はあるし、」
「何より一人のお世話が出来ないのに、引き取る、なんて言わないよ」 ふわっと笑って
「ただ、代わりに、といって良いのか……、これはなんというか強制みたいに思えるし卑怯だな……」
リーレリア
『……では、装備の用意をお願いします。その分、ご命令には従います』
ルイス
うーん、と少し考えて
「うん。ひとまず君の装備を整えよう」
リーレリア
『何でも仰ってください。それが国益や皇女殿下に背くことでない限り、私は従います』
ルイス
「………僕は学者でね、フィールドワークに出るには護衛が必要なんだ」
「だから…‥交換条件と言うにはいささか卑怯だからあれなんだけど、君にその護衛を頼むことが出来たなら、と思ったんだ」
リーレリア
『了解しました。私の歩兵としての経験を役立てられるかと』
ルイス
「報酬は確りと払わせてもらうから、そこは安心して欲しいな」
「それから……装備を用立てた後、君の当面の目的を決めないとね」
「君は皇女殿下を探したいかい?」
リーレリア
『我々はそのために兵士としての訓練を受けました。皇帝陛下に皇女殿下――長い時が過ぎていても、その血を引く方々が何処かにおいでかもしれません』
ルイス
「それなら僕も探すのを手伝うよ」
「色々遺跡を見て回ることも多いからね、僕の知識が役に立つことがあるかもしれない」
ルイス
るいす「此方アカシアさんです」
リーレリア
皇女殿下のお顔は覚えておりません
リーレリア
『貴方がそうお望みであれば、私はそれに従うのみです』
ルイス
「それじゃあ、僕の仕事に手伝ってもらえるのだから、僕がそうしたいからそうさせて貰おうかな」
ふふ、と笑って
リーレリア
『はい』
ルイス
「部屋は分けて貰ってるけれどすぐ近くにしてもらったから、困ったことがあったらすぐに訪ねてくるといい、鍵は2つ作ってもらったから一つは君に預けておくよ」
そ、と鍵を渡して
リーレリア
そう言ってから、まだ手つかずのジュースに再び視線を向けた。 『……やはりこれを摂取した方が良いのでしょうか』
ルイス
「もう一つは君の部屋の鍵。今日は装備を注文に……」
その隣に鍵を置いて
リーレリア
控え目に頷いて、鍵を指で摘んで手元に引き寄せた。
ルイス
「……、まあ一口だけでもね」 困ったように笑って
リーレリア
『……分かりました』
グラスを両手で取ると、それを顔に近付け、匂いを嗅ぎ、
片手の指でストローを挟み、口を付けて吸い上げた。
――……』 目を見開いて驚いたような反応を見せて、ストローから慌てて口を離して呑み込むと、むせるように咳き込んだ。 「……けほ……」
ルイス
「だ、大丈夫かい?」
リーレリア
『……不思議な色の液体だと思っていましたが、味が……あります』
ルイス
「……味がないものを口にしてきたんだね」 なるほど、と
「うん、甘いし、少し酸っぱいと思う」
「これからの食事は薄口にするということを覚えておくと良いかもしれない」
「あまりいきなり濃い味付けを味わってしまうと味覚がおかしくなってしまうからね」
リーレリア
『…………』 口を閉じたまま、中で味わうように舌を動かして。 『……大丈夫です。驚きましたが、有害なものではないようです』
ルイス
「うん、それは僕も飲んでいたからね」 くすくすとおかしそうに笑って
リーレリア
『……これは、甘くて、酸っぱいという味なのですね』
ルイス
「うん、葡萄という果物を絞ったものだからね」
「葡萄がそもそもそういう味なのさ」
リーレリア
『次に驚くことがないよう、記憶しておきます』
ルイス
「色んな味に触れてみるといい」
「その刺激一つ一つが、君を豊かにしてくれるからね」
「僕のことはルイスでも…まあ、先生でも、呼びやすいように呼んで」
リーレリア
『兵士としての役割を果たすことにも役立つでしょうか』
ルイス
「役立つと思うよ」
「例えば知らないより知っていたほうが有利になる状況というのはあるだろう?」
リーレリア
『了解しました。では、様々な味を摂取するよう心掛けます』
ルイス
「知らなかった、というのは一番損なんだ」
リーレリア
『貴方のことは、ルイス先生とお呼びします』
ルイス
「なぜなら知ってる相手は相手も知っているだろうという前提で話や戦法も組んでくるものだからね」
「うん。じゃあそれで」
「……」 また、先生と呼ばれるんだな
「よろしくね、リーレリア」
リーレリア
『はい』
ルイス
「とりあえず装備の発注に行こう、でられるかな?あと歩行に問題はあるかい?」
リーレリア
『問題ありません。イルスファール到着後、毎日訓練を行い、身体機能は取り戻しつつあります』
ルイス
「いい心がけだね。今後も続けていこう」
「それじゃあ職人街に出るよ」
ついておいでと銀貨をテーブルに置くと席を立つ
リーレリア
ジュースを飲み干すと、立ち上がってルイスの後ろに付いた。
ルイス
こんなところかな
リーレリア
はい
ルイス
お付き合いありがとう
リーレリア
お付き合いありがとうございました。
常識がないので買い物中はきっと大変だったことでしょう
ルイス
そうだね・・・センチネル指さして動かなさそうだし…
あと電子決済が使えないって言われて二度見されそうだし
リーレリア
魔化されていない欠陥品しかありません。詐欺です
ルイス
防具もなんかこれ本当に防具なんですかって顔されそうだし
革とかアホですかみたいな
リーレリア
きっと丸一日かかりました
ルイス
まあ付き合ったよ
リーレリア
お陰様でどうにか注文できました
ルイス
経験点差がついてるから
☆1の間は普通に別行動であっても僕は問題ないから
リーレリア
わかりました(大丈夫でしょうか)
ルイス
色々揉まれてきても良いかもしれない
まあ何回かは一緒できたら良いけども…!
リーレリア
機会を待っていましょう
ルイス
そうだね
とりあえず今日は此処まで
撤退するよ、またね
リーレリア
ログは2022/10/15_0です
はい、また
ルイス
了解
では撤退
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ルイスが退室しました
!SYSTEM
リーレリアが退室しました
背景
BGM