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英傑は死なず:幕間

20220812_2

!SYSTEM
イーサンが入室しました
!SYSTEM
んごが入室しました
んご
あっ
イーサン
こんばんは
んご
ごめんなさいちょっとお待ちください。急にぽんぺが
イーサン
どうぞどうぞ!
んご
お待たせしましたすんません!
イーサン
いえいえ、体調は大事です。
んご
最近お腹の調子がとても悪い心当たりは星の数ほど…
イーサン
とりあえず、あの後、なんか女の子送り届けたあとたそがれてる感じですかね12君…
んご
あのあとはガレスちゃんを手伝って方々走り回ってるというのを考えてました!
じっとしてると嫌でも考えちゃうから考えないように~みたいな感じで…
イーサン
じゃあ走り回ってるのを回収しましょうか…。
たぶんご飯も食べずに走り回ってそう…
んご
そうかも!?
たぶんご飯で
ピピピッ
されるとは思わなくてびびったw
イーサン
ではそんなところから始めて行きましょう。
よろしくお願いいたします
んご
じゃあ導入は
こっちでやったほうがよいかな?
よろます!
イーサン
ありがとうございます、ではお願いします
適当に回収にいきます
んご
まかされよ
んご
 
 
 
 ブリタニアの奪還、その都市を統べるブリタニア王――モルドレッドの父君――の弑逆という大きな目的を果たした彼ら冒険者であったが、王に最期の一撃を加えた後に全く異なる世界へと彼らは転移した。
推定ランスロット卿の魔域内で起こった戦闘でボールスを失いつつ、辛くも生き残った者たちはブリタニアの街へと帰還した。
激しい戦闘の傷を癒すべく、現状の整理をつけるべく、つかの間の休息を手に入れた冒険者であった。
――そんな中、蘇ったガレスは現魔域の情報収集へと街を駆け回っているという。
彼女の後を追って、冒険者の一人であるトゥエルヴも、背中にボールスから託された子供を背負って、一足先に街へと帰還していた。
子供を施療院に預けてからというもの、少年もまた、ガレスに負けず劣らず街を駆け回っている。
トゥエルヴ
――これ、何処に運べばいい?」 とはいうものの、少年が出来る事と言えば力仕事である。荒廃としたブリタニアの街を一先ず住める環境にしようと、瓦礫の撤去、物資の運び出し等々に率先して協力していた。
「あっち? ……ん」 住民の指示に従って、邪魔な細かい瓦礫の詰まった木箱を歩道の脇へと運んで行った。
んご
おわり!
住民
「ありがとう!もうここまでできたらあとは俺達だけで大丈夫だ」
トゥエルヴ
「そう。じゃあ――」 次の仕事を見つめよう。木箱を地面に置いて、道の反対側にある建物を覗き込み、困っていそうな人間を探した。
瓦礫が頭上に落ちてこないように、扉の木枠を手で抑える。その両腕は、先の戦闘で火傷を負ったまま放置されていた。
そんな少年の真逆の容姿を持つ青年は探している少年を見つけると眉を顰めた。本人が気づいていないのか気づきたくないのかはわからないが…。
トゥエルヴ
それもそのはず。戦闘を終えてからというもの、こうして無心で駆けずり回って足を止める事はなかったのだ 「何か手伝える事、ある?」
住民
「こっちは大丈夫よ。手伝ってくれてありがとう、助かったわ。私達はもう少ししたら休憩するから、貴方も休むといいわ」
トゥエルヴ
「……そう」 ちらりと視線を彷徨わせた先で見つけたのは、瓦礫を持ち上げようとしている男衆。考えるより先にそちらへ歩を進めて、瓦礫の下に潜り込んでは一緒になってそれを持ち上げた 「よいしょ」
女性はあんな状況であるが、トゥエルヴを気遣ってそいう述べた。
トゥエルヴは次から次へとできることを見つけては手伝っていく。確かにそれは住民の助けになっているだろう、が。
同じようなやりとりをし、住民からは感謝され、一区切りつき、さてまた次の場所へと移動できるはずであった
イーサン
「トゥエルヴ」と作業に区切りをつけたタイミングで声がかかった
トゥエルヴ
「…?」 小脇に修繕用の木板を抱えながら、足を止める。
イーサン
「話がある」相変わらず冷静な声である。
トゥエルヴ
――話なら、後にして」 イーサンの言葉を遮るようにして、心持大きな声でそんな言葉を発する。
「…忙しいから」 今度の声色は、先程よりも落ち着けられた。
住民
「ああ、かまわないよ。さっきからずっとあんたも走りっぱなしだっただろ。こっちはもう大丈夫だから」
トゥエルヴ
「疲れてないよ。あいつが心配性なだけ」 はい、と持ってきた木板を渡して
イーサン
息をついた。すたすたとトゥエルヴに近づき
わざと火傷の部分に手を
トゥエルヴ
注意は散漫。簡単に手で捕まえられる 「……ッ」 途端に走った痛みで漸く傷があったことを思い出した。顔を歪めて――内心困惑して――イーサンを見やった 「……何」
イーサン
手間をかけた、と住民に告げ、そのまま腕を引っ張った
平素ならば腕については何があっても優先してきたであろうこの少年が今のこの状態のままでいるということの重大さに本人が気づいていない
トゥエルヴ
「……?」 青年がこうした類のアクションを起こしたのが不思議で、顔を顰めつつも引っ張られていった。道中目に留まったあるものを見つけると 「――ちょっと待って」
イーサン
「…どうした」
腕は放さず。だがトゥエルヴの言葉は青年は聞く。
トゥエルヴ
「頼まれてた買い物、あったの思い出した」 視線の先は、再建中の市場。家屋は全て荒れていた為、各々露店のように簡易的な形で店を出していた。
イーサン
「…わかった、寄っていこう」
トゥエルヴ
無言で頷いて、今度はイーサンを連れていくようにしてこちらが先導する。
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BGMを変更 by イーサン
雲霧街の夜霧 ~イシュガルド下層:夜~70%
トゥエルヴ
「ねえ、こっちの薬草と、飴、頂戴」 まだ荷運びの途中だった男に、そう声をかける。彼が店主だと知っているのは、以前も世話になったことに所以する。
イーサン
(そっ
飴屋の男
「よう、いらっしゃい。またアンタらかい」 抱えていた荷箱を傍らに置きながら、男はそう答えてくれた。
「いつもの奴だろ?ほれ、持ってきな」 注文された品を紙袋に収めて渡す
イーサン
こんな状況下でも、露店が並び、営業している店もある。改めて…ここの人々のたくましさを感じる。
トゥエルヴ
「ありがとう」 少年が懐から銭を取り出して、硬貨をカウントし始める。
――……」 その動作の中、ピタリと動きが止まった。
以前もイーサンと、もう一人を連れてこうして飴を買い付けに来たことを思い出す。その時に、買い物の仕方や店に並べられた品々の検品方法等教わったものだ。
イーサン
ボールス(ほろり
トゥエルヴ
「……ま、また来るね」 若干声を荒げて、慌てて硬貨を渡して紙袋をひったくるようにして駆け出した。
飴屋の男
「……うおっ」 さしもの店主も驚いた様子 「どうしたんだい、兄ちゃんは」
イーサン
「おい…!……申し訳ない」と店主に一言詫びて追いかける
飴屋の男
「おう、毎度あり。また来いよ」 案じるような表情だった。
イーサン
だいたい予想はついた。この店主、あの時…かの人と彼と自分で同じように物資の補充を行ったから。
イーサン
ボールスと戦った場所とかにいきそうですね…。
んご
うっ
トゥエルヴ
市場を駆ける。何処を見ても、あの大きな背中を思い出す。
関わったのはほんの少しの期間だけだというのに、教わった事が、遺された言葉が、其の何倍もの重さを伴って心に居座っている。
ただがむしゃらに走っていたのか、それとも…その心の中にある大きな背中を知らず知らずのうちに追いかけていたのか。
気付いたら少年は…ある場所にたどり着いていた。
トゥエルヴ
「……」 絶望にも似た感情でその場に佇み、口を魚のように開閉させた。
「ごめん……」 背後から近づいてくる気配を気取って、何か言われる前に謝った。
自分でも何をしているのか分かっていないのだ。他人なら猶更、困惑しただろう。
イーサン
「それは、後であのご店主に言え」
トゥエルヴ
「……うん」
――やっぱり、ルツィは正しかった」 茫洋とした声色で呟く
イーサン
「…………」今この場で、司祭の名前が出たことに少し疑問をいだきつつもそのまま彼の好きなように話をさせる、否
吐き出させる。
トゥエルヴ
懐から取り出したのは黒い眼帯。ここ数日、ずっと身に着けていなかったそれを見下ろして 「色んなもの、見ない方が良かった」
「……嫌なものが、増えてばっかりだ」
このままだと、何かが決壊する。そんな気がして、逃げるように黒い布で両目を隠した 「……どこ行きたかったの?」 両目を隠すことで表情も隠して、いつも通り静かな顔でイーサンに振り向いた。
イーサン
「………そうだな」青年は肯定した。
「世界は綺麗なものばかりではない。お前の言うようにな」
「トゥエルヴ、俺がお前に声をかけたのは…お前とジャックが戦った後、ボールスが俺とガラハッドにした話をお前に伝えるためだ」
トゥエルヴ
「……」 穢れの事を言っているのだろうか。自分で両目を隠しておきながら、相手の表情が見えない分、青年が何を考えているのかのヒントも得られなくなった。
――…」 口を開いて、結局閉じる。
イーサン
「…昔、とある騎士がいた。その騎士は生まれながらにして…魔法が使えなかったそうだ」
誰を指しているのかは、すぐに少年にも察することができるだろう。
トゥエルヴ
中途半端に青年に振り向いていた体をゆっくりと捻って、青年に正面から相対する。
イーサン
「だが、騎士はそれを悔いたことはなかった。持たざるものといわれても気にしなかった。それなら、それを凌駕するだけの手段と力と技を手に入れればいい──そうすることで、魔術師にも魔法剣士にも負けない力をその騎士は手に入れた」
持たざるもの、という言葉は、大きな背中を持つ騎士と、そして、己が敵対した魔術師もまた…ある意味、望んだ物を持たざるものだった。
トゥエルヴ
「………」 押し黙って、口を挟む事もなく、じっとイーサンの言葉に耳を傾ける。
イーサン
「その騎士は弱さなどとは考えなかった。だが──ある時突然、その騎士は妻子を失った。それも、戦争のさなかではなく、ちょうど、その騎士が遠征に行った時…たまたま外に出た瞬間に、野良の獣に襲われたそうだ」
突然の喪失。それは今の少年の状況にもあてはまるものであろう。
「遠征から帰ってきた騎士は妻子の死を嘆いた。なぜ、救えなかったのか。何が足りなかったのか。何をするべきだったのか。果たして、己は本当に強いのか」
トゥエルヴ
指先がぴくりと小さく動いた 「……」
イーサン
青年の声音は静かなソレだ。ゆっくりと、トゥエルヴに…ボールスから聞いた話を語り掛けている。
「月日がたち──その騎士は一つの答えを見出した」
ボールス
『結果は変えることはできぬ』
イーサン
[
んご
]
イーサン
「俺が聞いたのはそこまでだ」
トゥエルヴ
「……答えに、なってないよ――」 平坦な声で返そうとして、言葉尻はそれに失敗する。
イーサン
「…続きはこの戦いを終えてから話をしてくれると、そう約束をしていた」
トゥエルヴ
「……」 細く長く息を吐いた 「……そう」
イーサン
「…だからここから先は俺の勝手な想像だ
「起こってしまった出来事は変えることはできない…お前が言う、嫌な事も、だからこそ、彼は」
「己の道をそのまま進むことを選んだ」
トゥエルヴ
「……あの死に様も、彼の進んだ道の結果なら受け入れられるって……そういう事?」
イーサン
「違う」
「必ずしもお前が受け入れる必要はないということだ」
常であれば受け入れ乗り越え前に進めとそういった言葉が出てきたかもしれない。
トゥエルヴ
――受け入れ、られるもんか!あんなの、人の死に方じゃない……!」 堰を切ったように声を荒げて
眼帯をしていても、表情が切羽詰まったように歪められているのはありありと分かる 「どうしてあんな……どうして、」
「どうしてライフォスは、彼にあんな酷い仕打ちをしたの……彼は、彼の愛する調和を保つ者に、寵愛を与えるんじゃなかったの……!」
「悪い事、何もしていないじゃないか……ライフォスを裏切るような事は、何も……っ」
「……裏切ったのは、むしろ――…!」 神への裏切り。心当たりのあるそれに、恐れと後悔と後戻りの叶わぬ絶望の色を滲ませた。
イーサン
少年が身の内に抱えていたものを静かに見守っている。
トゥエルヴ
「……ごめんなさい、ごめん、なさい――こんなに、空っぽな事だなんて、知らなかったんだ……ッ」 紙袋を取り落とす。地面に転がった紙袋の口から、ころころと色とりどりの飴玉が転がり出た。
眼帯の上から両手を押し当て、蹲る。子供が泣くような恰好で、ギリギリ耐えていた。
イーサン
スッとその時青年は動いた。膝をつき、落ちてしまった飴玉をよけ…少年と同じ視線の高さにそろえて静かに問うた
「…空っぽ、というのは己のことか、トゥエルヴ」
トゥエルヴ
「分か、らない……色んなものが、空っぽに見えるんだ……僕も、ボールスだって、死んだら、空っぽになるんだ……」
イーサン
「………本当に、そう、思うか?」咎めるものではなく、優しいソレであった。
「確かにボールスは死んだ…その身体は焼け落ち灰となり…その魂は、神の御許へといざなわれた…が」
彼はお前に何も残さなかったか?
トゥエルヴ
「……僕は、ジャックみたいに、なれないよ――
「モルドレッドから遺志を託されて……それでも、背負いきれるジャックみたいには、なれないよ……」 所々声に詰まりながら、ようやく絞り出す
イーサン
「そうだな、お前とジャックは違う」
「…起こってしまったことは変えられない、結果は変えることはできない、だが…自分が歩む道を選ぶことはできる
トゥエルヴ
「こんなに……後悔、しているのに……?」
イーサン
「できる。今のお前ならばなおさらだ」
トゥエルヴ
――………」
イーサン
「神殿から外に出て、お前はたくさんの物を得ただろう」
「ひとつしかないと思っていた生き方…そうではない生き方、生き様を、お前は知った」
トゥエルヴ
「…たくさんの、嫌なものも……それまで大丈夫だったものが、嫌になった。人を殺す事。人が、死ぬ事も……」
イーサン
青年は静かなままである。少年の心の整理がつくのを、待っている。
トゥエルヴ
「……知らなきゃ、良かった……身近な人を殺されたら、こんなにぐちゃぐちゃになるなんて……僕、今まで――」 後悔で体がずしりと重くなる。蹲った体が、より沈んでいく。
「それ、でも……」
悩み苦しみ…悲しみの海の中にいる少年の脳裏に浮かぶものは。
トゥエルヴ
「考える事、止めちゃいけないって――そう、お前は、言ってるんだね……」
「僕なら出来るって、信じてる……」
頽れる体。押しつぶされそうになりながら、眼帯越しの視線をゆっくり上げて、イーサンを見た。
イーサン
「………お前は俺の好敵手(ライバル)だからな」
あの時言われた言葉を返した。
トゥエルヴ
ぐ、と唇を力いっぱい噛み締める。そう言われてしまえば、これ以上へこたれるわけにはいかなかった 「……」
イーサン
「…今のように、己の選択に悩み、苦しみ、悲しみ…後悔することもあるだろう、が」
「…その先にある道を、お前なら自分の意思で選ぶことができると、そう、信じている」
「なぜならお前が外に出て知ったことは…嫌な事だけではないのだから」
「…もう何も知らない子どもではないだろう、トゥエルヴ」
トゥエルヴ
眼帯の奥できゅっと目を瞑って、決壊しそうな何かに耐える 「……そこまで言われたら…やるしかなるじゃん。お前、そういうとこ、ずるいよね」 不貞腐れるように、唇を尖らせた。
イーサン
じゃあそろそろ
泣く理由を与えましょうね…
トゥエルヴ
立てた膝を両手で抱えて、膝に両目を押し当てた 「……さっきの事、忘れて。格好悪いから」
んご
えっ!?
一人で泣こうと思ってました!!!
イーサン
泣く理由(物理)
んご
殴ってくるじゃん………
イーサン
「善処しよう」
トゥエルヴ
「……善処じゃ足りない。忘れてってば」
イーサン
「吹聴はせん」とだけ述べて、トゥエルヴに何かの袋を渡した
「あと、せめて何か腹には入れておけ。イゾルデ夫人に聞いて作ってもらった…かの人の好物だそうだ」
トゥエルヴ
「したら絶対許さない。ルツィに言いつけてやる。その前にぶん殴ってやる」
イーサン
「お前は俺を何だと思っているんだ…」
トゥエルヴ
「……?」 差し出された袋を片手で受け取った
「頭の固くて融通の利かないワーカーホリック」
イーサン
「………かの人にもゆとりをもてとは言われた」中からよいにおいがする。どうやら…ミートサンドのようだ。
トゥエルヴ
「………」 傍の地面に置いて、がさがさと口を開いて中を覗き込んだ。
くぅぅ、と腹の虫が鳴る。体の奥の痛みが激しくて、体の痛みは忘れられていた。腹の虫が鳴るのを契機に、体が一気にその痛みを訴え始めた。
「……美味しそう」
イーサン
「…………今回だけだぞ」と言いながら、キュアウーンズをかけた。腕の火傷痕はそのため残らないだろう。
トゥエルヴ
「彼の言う事、間違ってないよ。もっとゆとり持って」 大人しく腕を差し出した
イーサン
「故人を偲ぶために、故人の好物を食し、思い出を語るという風習も異国にはあるそうだ」だから作ってもらった、と
トゥエルヴ
「………ふぅん…。思い出を語るって……お前と……?」
「やなんだけど……」 嫌そう
イーサン
「俺とでなくとも、かの人が残したものはここには多くある」
「ひとまずはそれを食べて体力の回復につとめろ」まだすべてが終わったわけではない。
トゥエルヴ
「……やっぱ、そっちの意味合いの方がでかいんじゃ…」 体力の回復
イーサン
「ちなみに好物は肉だそうだ」
トゥエルヴ
「……彼らしいね」
「分かったよ。食べとくよ。折角イゾルデが作ってくれたんだし」
「でも、お前とじめじめ語らうのは、ごめんだ」 ぷい、と顔をそっぽに向ける。
それまでの自身を棚上げしている発言とは気づいていない。
イーサン
ばくっとひと口かじってくれると嬉しいです…(こごえ
んご
はっ
イーサンが少し離れたら食べる!予定!でした!
イーサン
了解です。
まあおちはまあささやかなものです…
んご
なんだろう…ごくり
イーサン
「話は以上だ」立ち上がり
あの優しい声音はどこにいったのかと思う程のいつも通りの冷静なソレである
トゥエルヴ
「ん」 こちらもいつも通りの調子で短く応えた
イーサン
すたすたと歩いていく。
紙袋には美味しそうなミートサンドと飲み物(お茶)が入っている。
トゥエルヴ
眼帯の奥で瞼を降ろして、街の喧騒と歩き去っていく足音に耳を傾ける。視覚が奪われれば、その分他の器官が色んな情報を伝えてくる。結局、目で見ようが見まいが、変わらないのだ。
後頭部に手をやって、結び目を解く。金色の瞳が、袋の中のそれらを見つめた。
ミートサンドを両手で掴み、口元に持っていく。目に映るのは、かつてボールスとジャックと、模擬戦を行った広場。
パンにはさまれているのはキャベツと玉ねぎと焼いた肉である。そういえばいつぞやタビット族の少女とサンドイッチを作ったことを思い出すかもしれない。
トゥエルヴ
視線を広場に向けながら、はむ、とミートサンドを一口頬張った。
しゃきしゃきのキャベツと玉ねぎ、良く焼かれた肉のうまみが口いっぱいに広がり、正直美味しいと思うソレであろう、が。
イーサン
「あ」
「…しまった、言い忘れていた」とトゥエルヴをちょうど振り返った
んご
イーサンったら!!
イーサン
「トゥエルヴ、そのサンドイッチ…西洋わさびのソースがきいているから少しずつ食べすすめるようにと」
んご
物理ってそういうこと!!!!!!!!
少年の鼻の奥がツン…とするだろう。
イーサン
泣いても
トゥエルヴ
一口目で思い出したのは、タビット族の少女。二口目で、在りし日の模擬戦の光景を思い浮かべて、じわりと目頭が熱くなった感覚。三口目でようやくイーサンの声が耳に届いたが、時すでに遅かった。
イーサン
わさびがきいてるからっていう言い訳になるかな、と
トゥエルヴ
――……ッ!?」 甲高い短い悲鳴
イーサン
そういう意図もありました(ろくろまわし
トゥエルヴ
目頭が熱くなったのはこれか!と自身を納得させる。
鼻の奥で感じるそのツンとした感覚に、再度蹲った 「………っ」
んご
なるほどじゃん!
「…………」一瞬泣いているような顔が見えてしまって気まずい。………見なかったことにしよう。
イーサン
@こっちです
トゥエルヴ
「た、べる前に……言って、よッ」 青年に悪態を吐いて
イーサン
「…すまん、忘れていた」
トゥエルヴ
「……ほんと、痛い……鼻の、奥……」 後から後から止めどなく滲んで、地面を濡らす水滴。とんだ辛さだと思わずにはいられなかった。
イーサン
「一緒に入っているお茶を飲みながら少しずつ食べすすめるように、と」
「………ゆっくり食べるといい」そう言って、青年は再び少年に背を向け立ち去る
トゥエルヴ
返答するのも辛いのか、こくこく頷いた。
イーサン
つらいのは辛さのせい?それとも
みたいな(ろくろ回し
んご
辛さのせい!!!!!
だけじゃない!!!!!
トゥエルヴ
鼻の奥の痛みが引いても、止まる気配のない水滴。誰の気配もなくなったことで安堵した途端 「………ッ」
――……あ、ぅ……ぐ…ッ、」 押し殺しきれなかった声を漏らしながら、ミートサンドをゆっくりと頬張っていった。
んご
私は、おけい!!!
イーサン
お付き合い感謝です。
んご
むしろ私が感謝
イーサン
泣かせるミッションは達成ありがとうございました
んご
ヨシ!!!!!
次回までに空でも元気になりたかったのでありがてぇ…
イーサン
言葉として吐き出すのはちと兄では厳しいかなあと思ったのですが、次回までにいっぱい泣かせてはおきたかったので…(ろくろまわし
んご
折れては立ち上がり、折れては立ち上がっていけ…
大丈夫だよ吐き出せてたよ!
イーサン
悲しみを内側じゃなくて外側に出させたかった感じですね(ろくろまわし
んご
わーい!
ボロボロのままでもきっとこれで戦える
イーサン
また次回も楽しみにしましょう
ありがとうございました
!SYSTEM
BGMを削除 by イーサン
んご
ありがとうございました!また次回もよろしく!!
イーサン
おつかれさまでしたー
!SYSTEM
イーサンが退室しました
!SYSTEM
んごが退室しました

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