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幕間

20220721_0

!SYSTEM
ノクスが入室しました
!SYSTEM
エルザが入室しました
ノクス
星の標で良さそうかな?
エルザ
いいわよ
ノクス
エルザチャン夜出歩くタイプのひきこもり?
エルザ
いつでも出歩くタイプだわ
生活リズム…
ノクス
リズムがたがたになってても人間の体内時計は24時間じゃないのよって言い張っていけ
よしでは夜のほししべなかんじでつらつらっと。先にいて貰う感じが嬉しいから、途中まで書いたらトスしちゃってよいかな
エルザ
分かったわー




 
――王都イルスファール、冒険者ギルド支店〈星の標〉。
朝には多くの依頼と冒険者がやってきて、
昼にはその大半が出払って、夜には朝と変わらない人数が戻って来る。
大きな依頼を任されていた者達が戻ってきたのか、この晩の星の標はなんだか盛況で
テーブル席はほぼほぼが埋まっていて カウンター席もちらほらと空いている程度だ。
店員達は忙しそうに走り回っていて、オーダーを聞いては届けて行っている。
 
ノクス
とりあえずこんなかんじで
テーブルでもカウンターでもお好きな方にちょんと座るがいい!
エルザ
ニ人がけのテーブル席に一人でちょこんと座っている魔女が一人。
何故魔女かというと魔女だろうそれという帽子を被っているからである。取っちゃうといいとこの子供にしか見えない。
テーブルには飲み物とちょっとした食べ物が乗ったお皿が置かれており、対面が空いている。
小さく切った食べ物を小さな口に入れてもきゅもきゅ
ノクス
そんなエルザのテーブルに、ひとりの青年が近付いて来る。上背のある彼が傍までやってくれば、灯りの位置もあってテーブルが陰った。
「こんばんは。向かい、いいかな」 座れそうな所があまりなくって、と続ける手にはアイスコーヒーがあって、第三の目はちょっとだけ細められていた。
エルザ
「ん?」 影に気付いて帽子のブリム(つば)を上に上げつつ、そちらを見た
「ああ、ノクスじゃない。こんばんは。遠慮せずにどうぞ」
ノクス
空いている手をぷらっと揺らして挨拶すると、返答にありがとうと答えながら静かに椅子を引いた。
エルザ
「他に空いていても私の所に来ていいのよ」 ふふ、とふわっと微笑んだ
ノクス
ちょんと腰かける――と、向かい合って座ればその座高差は親子の様になっている。
エルザ
せめて兄妹とですね。
ノクス
「優しいな。気に入ってくれてるんだね」 アイスコーヒーを手前に寄せて置いた。
しょうがないな……。
エルザ
「ええ。貴方のことは好きだもの」
ノクス
「嬉しいよ」 並べられている食器を見遣って 「食事中にごめんね」
自分も食事を注文すると、メニューをぽんと仕舞った。
「……それ、取らないのかい」 食べるのに邪魔になりそうなとんがり帽子を指した。
エルザ
「うーん」
「まあ、この店ならいいのだけれどね。私の角は異貌してなくても髪の毛じゃ隠せないのよ」 でも言われて素直に取るの
「あとこれが無いとただの子供と思われることが多くて……」
ノクス
「なら、僕といる時はそのままでいいんじゃないかな」 こっちで説明も出来るし、と続けて。
「僕だけじゃなくても、他の知り合いの人といる時にはね」
エルザ
「まあ、そうね。ちょっと置き場に困るけれど」
ノクス
「……」 きょとんとして。 「魔女は色々と、大変なんだね」
かろん、と氷がグラスに当たる音を零しながら珈琲を一口飲むと、運ばれてきた食事に手を付け始める。
エルザ
「ふふ。私の個人的な理由よ。やっぱりもう少し大きくなってから成長も止まりたかったわね」
「成人している様に見えない、というのは、やっぱりちょっと不便」
ノクス
「……ナイトメアって、いつ止まるかも人それぞれなのかい」
エルザ
「うーん、たぶんなのだけれど」
「私みたいなのは少数だとは思うのよね」
ノクス
「少数? ……若いままの人、よく見る気がするけれど」
エルザ
「エルフくらいの身長になることが多い、という風に本では読んだわ」
「あ、身長の話」
「年齢的には、そうね。人間でいう15歳から18歳くらいで止まるんじゃないかしら」
ノクス
「丁度成人したくらいになるんだね。……それなら確かに、」
エルザの身長を思い出しつつ、顔を見遣って
「エルザは、少し幼いね」
エルザ
「気を遣ってくれるのね。正直に言えば、“大分”でしょう」 苦笑
ノクス
「正直に喋ってるよ。大丈夫」 もぐもぐ。
エルザ
「まあ、人間でもなんでも個人差はあるし、成人の女性で稀に180cm超える人もいれば、全然背が伸びないで私くらいで止まっちゃう人がいない訳でもないから」
「とはいえ私は幼すぎるんだけど」 はふ もぐ
ノクス
「……僕も、目付きが悪いってよく言われるから」
「悩みは人それぞれだね」 もぐもぐ
「そんな気は無いんだけど、フルールには怯えられちゃってたな」
エルザ
「あー、あの子ね」
「威勢はいいんだけど虚勢だからねぇ…」
ノクス
「でも、魔法の腕は確か……、エルザも知り合いだったんだね」
エルザ
「ええ、何度か一緒に仕事に出ているわ。妖精使いとしての腕は見事ね。年齢を考えれば天才的よ」
ノクス
「うん。……自分で言い張って、逃げ場を亡くしてる様にも見えたけど」 腕は確りしてるんだよなあ。
エルザ
「まあ、根はいい子だから優しくしてあげてね」
ノクス
「悪い様にはしてないんだけど、」 エルザに目付きの悪い視線を合わせてじっと見つめ
「怖がられるのは、どうしたらいいんだろうね」
エルザ
「自然に笑顔が出る様になればいいのだけれど、それをするためにいっぱいお話しましょって話だったものね」 苦笑
「そうね。一度褒める時にでも優しく撫でてあげたら?」
ノクス
「そうだね」 目元はこれっぽちも動かなかった。 「撫でる……
……手を伸ばしても、怖がらせそうじゃない?」 背丈も全く違うものだし。
エルザ
「もう怖がられているのなら、今更の気持ちでどう?」
ノクス
「騒がれちゃいそうだ。……でも、今度会ったらやってみるよ」 なんて怒られるかはわからないけれど。
エルザ
「まあ文句は言ってきそうだけれどねぇ」
ノクス
「……頭を撫でたら、それはそれでやっぱり怒りそうだから、ううん」
「いっそ、目を隠すとか」
エルザ
「えーと、それは貴方が見えなくなるだけだと思うわ……」
ノクス
「……」 なやましい。
「仮面みたいな、そういうのをさ」
エルザ
「それはそれで不審すぎるわ…」
「私はそのままで良いと思うの」
ノクス
「僕も、あまり気にはしていなかったんだけど」 誰かに言われても。 
エルザ
「フルールに怖がられたのが結構ショックだったのかしら」
ノクス
「……後から、じわじわとね」 少しだけ困った様に、目元が顰められた。
エルザ
「一緒にいるときなら、私と仲良くしているの見れば怖くないって思うかしらね?」
ノクス
「どうかな。……目の事ばっかりだったから、態度とかじゃない、と思うんだけれど」 
「もし機会があれば、エルザに間に入って貰える様にするよ」
エルザ
「うーん。目がそんなに怖いかしら?」 今度は私から覗きこむ
ノクス
覗き込んでみれば、目元と目付きは確かに悪く、上背も高いものだから圧迫感はある様に見える。
第三の目という見慣れないそれの存在もあってか、全体的に与える印象は冷たく見えた。
エルザ
「金と蒼の色違い(オッドアイ)。確かにきつそうな目つきではあるけれど、私は綺麗という感想が先に来るわね」
ノクス
「……気を遣って――、」 先程の言葉をエルザに返そうとして、こちらからもじっと見つめた。
エルザ
「ないわよ。素直な感想」 じい
ノクス
「……みたいだ。目が、真直ぐだから」
「同じ高さで見るからそう、ってだけで」
ゆっくりとエルザから離れると、その場から立ち上がって見せて 上からエルザを見下ろしてみる。
先程よりも幾分も悪い印象を与えつつ、どうだろうと小首を傾げた。
エルザ
「確かに距離が遠いと威圧感はあるのかしら」 ふふ 「でももう私は貴方を知ってしまっているしね。どんなに睨まれても怖いと思えないわ?」
「むしろ格好いい人だな、というくらいかしら」
ノクス
「そういう言葉、」 座り直しーの 「あんまり言うと、勘違いする人も出てくるよ」
エルザ
「勘違い──ああ、なるほど?」 「でもいないわよ。こんな子供の言葉を勘違いする人なんて」
ノクス
「子供じゃないって、僕は知っているでしょ」 フォークを手に取って、肉を口へ運んだ。
エルザ
「一本取られたわね」 あやや
「でも、容姿は子供でしょう。正直、男にとって魅力的な体付きとは思えないわ」
こっちも座り直し、ポテトを頬張る
ノクス
「あまりそういう経験は無い……というか、覚えてはいないけれど」
「身体が全部じゃないだろうし、迂闊な所は改めた方が良いんじゃないかと思うよ」
エルザ
「楽して暮らすなら大金持ちに身売りしても良いかななんて考えたことも無いではないのだけれど、正直選考外よねぇ、とすぐ考え直したわ」
「うーん。迂闊かしら。相手は選んで言っているつもりだけれど」
ノクス
「選んでいるなら良いけれど、……まだ、数えるくらいしか会っていないんだから」
エルザ
「ふふ。その数えるくらいでそれだけの友好度を稼いだと思って貰っていいわよ」
「実のところ、仕事以外で私とここまで話をする人はノクス以外にはいないし、むしろノクスが初めてなの」
ノクス
「……意外だな。もっとよく喋る人だと思っていたのに」
エルザ
「元々引きこもりだからねぇ」
ノクス
「でも、はじめての相手に迂闊だよって言われるなら、やっぱりそうなんじゃないかな」 じっ。
エルザ
「それなりに考えてはいるつもりなのだけれど」 
「……怖くはないけれど、あまり見つめられると照れちゃうわね」
ノクス
「……もう」 小さく息を吐きつつ、どこか苦笑した様に口角が持ち上がった。
「そういう所だよ」
エルザ
「ふふ。今の顔はいいわね。苦笑だけれど自然な感じ」
ノクス
「……」 指摘されると普段の表情に戻っていて、自分の口元に触れてみる。
エルザ
「ああ、でも、見ていたければ見つめていてもいいわよ」 小さく微笑み
ノクス
「動いてたかな。……、」 続いた言葉には、今度こそ呆れた様な瞳になった。 
「そういう所だよ、エルザ……」
エルザ
「これは分かって言っていることよ」 ふふ
ノクス
ぱくぱく、と口を開いては閉じて、緩く口元から息が抜けた。 「もう……」
エルザ
「勘違いから本当に惚れちゃったら、頑張って口説いてみてね」 口元隠して小さく笑う
ノクス
「そうだね。本気になったらその時は、頑張ってみるよ」 
目を伏せて応えながら、第三の瞳だけはじっとエルザを見遣った。
エルザ
「期待してるわね」 第三の目にウィンクしてみた
ノクス
そろっ、と視線を逸らすと きゅっと第三の目も閉じた。
エルザ
「かわいい」
ノクス
「……聞こえてるよ」
エルザ
「あら、ごめんなさい」
ノクス
「本当に思っているかい」
エルザ
「ひみつ」
「まあ──なんて、ちょっと余裕のある女ぶってみたけど、勿論恋愛経験なんてゼロなのだけど」
ノクス
「いいんじゃない、お互いにゼロなんだから」 もぐ。
エルザ
「あら。ということは私と経験してみたいの?」 うふふ
ノクス
「……」 はぁ。
「そうだね、本気にさせてくれたら、そうする」
エルザ
「そ、そう」 なんかいまさらちょっと恥ずかしくなって顔を赤くする
「一応ね、聞きたいのだけれど、一応」
ノクス
「照れてるじゃないか。……うん?」
エルザ
「ノクスはその、そういう相手を選ぶとして、私の見た目などは気にしない人なのかしら…」 ちょっと上目遣いに
ノクス
「言ったでしょ、僕は経験が無いんだよ。気にするも気にしないもないよ」 
「……ああ、でも」 思い出した様に頷いた。 「貯蓄がある訳ではないよ」
エルザ
「そこはなんとなく分かったのだけれど……えーと」
「うん、とにかく幼すぎて興味なしとかそういう話ではないのね」
ノクス
「なんとなく」 なんとなく。
「そうだね。……それで言えば、」
「僕だって、記憶の無い流れ者だけど、良いのかい」
エルザ
「ふふ。そこ?まあ、私は気にしないわね」
ノクス
「それから、」
「僕は君を置いて行ってしまう事になるけれど」
それまでと温度は変わらない表情で、じっとエルザを見つめた。
エルザ
「──うんまあそういうのは考えないでもないんだけれど」
ノクス
「……」 エルザの様子を見つつ、第三の目はぱちぱち瞬いた。
エルザ
「後にすっごく寂しくなっていっぱい泣いちゃうだろうけど、そこまで愛する人が出来たら素敵だなって思うのよね」
ノクス
「よかった」 返答を聞けば、くいと珈琲を煽った。
「その時が来た時に、一緒に死のうとするようなら僕は嫌だったから」
エルザ
「私はそういう悲劇は好きじゃないもの」
「寂しさがありつつも希望がある様な終わりがある物語が好きね」
ノクス
「……そうだね。僕も、物語はハッピーエンドが好きだよ」
頷きながら、背凭れにゆっくり体を預けた。
エルザ
「気が合うわね」
「あとそうね」
ノクス
「そうだね。……?」
エルザ
「私の容姿が好みであれば、相手にとってはお得だと思うの。お爺ちゃんになっても、奥さんずっと可愛いままよ?」
ノクス
「見た目の好み、っていうのは僕には解らないけれど……そうなのかな、普通の人は」 見た目……
エルザ
「一般的には私は“可愛らしい子供”扱いの様だけれどね」
ノクス
「こんなに綺麗な瞳なのに」 もぐ。
エルザ
「………ええと、そう…?」 なんか褒められてきょどる
ノクス
「……うん。その反応は、見た目通りの反応だけれど」 大人らしくはない、と。
エルザ
「うぅ……なんか途端に恥ずかしい…」
ノクス
「……帽子、被る?」 頭は隠せそう。
エルザ
「負けた気がするから被らない」 ぷすー
ノクス
「勝ち負けじゃないのに」 
エルザ
「そういう気がするの」
ノクス
ごくごく僅かに笑みを浮かべながら、その様子を見守りながら
珈琲の入ったグラスを傾ける。
エルザ
ちょっとでんわ
ノクス
いってらんわ
エルザ
「なんか自爆っていうのかしらこれ…」
ノクス
「慣れてないから、仕方がないよ」
エルザ
「……もうちょっと余裕を作らないと…」
ノクス
「……そういう所が、隙がある様に見えるのかな」 じーっ。
エルザ
「だって、やっぱりお姉さんでいたいというか」
ノクス
「いたいって思っている間は、なれてない証拠じゃない?」
エルザ
「お姉さんなの」 言い切った
ノクス
「……」 言い切ればいいってものじゃ……。
エルザ
「私は甘やかす側なの」 そうなの
ノクス
「それじゃあ、頑張らなきゃね。今のままだと、途中でだめになっちゃうから」
エルザ
「く……」
ノクス
「……そういう所だよ」 「僕は、そろそろ休むけれど」
「もう暗くなって来ているし。送ろうか、エルザ」
エルザ
「え、いいの?ちょっと歩くわよ?」
ノクス
「構わないよ。気になる様なら、やめておくけれど」
「夜道をひとりで歩かせるのは、ね」
エルザ
「ううん。そういうことならお言葉に甘えるわ」
「エスコートしてもらうわ」
ノクス
「そういう上品な仕方は、調べておくよ」 頷きを返すと、ゆっくりと席を立って 
エルザの傍らに屈むと、低い位置から手を差し出した。格好も場所も不釣り合いで、作法も確りと解っていないけれど、どこか様になった様子で待っている。
エルザ
「ありがとう」 お金は席に置いて手を取った
ノクス
自分の代金も置くと、エルザをエスコートする様に動いて行くのだが、
手を差し伸べるまではまだよかったものの、それからの動きはとてもぎくしゃくとしていて
エルザ
「普通に歩いて貰えればいいわよ?」 とくすくす笑いながら
ノクス
時折、困った様子でエルザに薄く薄く笑い掛けながら送り届けるのでした。
エルザ
抱えられたら顔真っ赤になるけど大丈夫のようだ
ノクス
「そうだね。でも、いい機会だから」 真直ぐに前を見ながら、夜の街を歩いて行った。
エルザ
傍目には親子か兄妹のシルエットだけれど、ご満悦でした
ノクス
こんな具合な気がしますわね
エルザ
はぁい
ノクス
エルザチャン……
エルザ
なんでいきなりこんな付き合う一歩前みたいな会話を…
ノクス
わからん……お互いフレンドリーな子だからかもしれん……
エルザ
一つだけ言える真実がある。エルザチャンはちょろい
ノクス
チョロザチャン!?
エルザ
そうよ
ノクス
まあノクスも結構……
悪い奴らにひっかかるなよおまえら!!
エルザ
むしろ意識したのでもう予防線が。
こんな会話しといて他の男に目を向けないですしおすし…
ノクス
ちょ、ちょろい……
エルザ
300年モノの処女なので…
ノクス
2が立った時にまた相見えようぞ……
エルザ
うむ…
ノクス
言葉がすっげえ重い
よしではおつかれさまじゃ!お付き合いありがとうー!
エルザ
こちらこそー
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エルザが退室しました
背景
BGM