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幕間

20220628_1

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ユーリスが入室しました
!SYSTEM
エルミニオが入室しました
エルミニオ
待たせたー
ユーリス
ううん。大丈夫 どういう感じが良い?
エルミニオ
こっちが後から入って来る感じだから、何でも大丈夫だ
あー、でも早朝とかはあれかもな。昼~夜で好きな事してくれてれば突っ込む
ユーリス
じゃあ普通に星の標の描写をしよう ガルバはほしいかな
エルミニオ
今日は登録ってより顔見に来た感じだろうし
居なくて大丈夫だ
ユーリス
じゃあ居なくていいね
それじゃ、描写入れてくけれど
乱入OKにするかい?
エルミニオ
俺はいいぞー
ユーリス
じゃラウンジに置くだけ置いておこう 描写が終わったらね
よろしくお願いします
エルミニオ
OK
よろしくお願いします
 
 
 
 
 
 
 
 
大陸中央部 リアン地方 イルスファール王国 王都イルスファール"星の標"
此処は国内でも有数の冒険者ギルド支店として、その名を輝かしいものとしている
数多くの冒険者を揃え、高い依頼達成率を誇り、
国の内外、個人、組織を問わず依頼が舞い込んでくる
しかし、それも朝の時間帯だけ
指名依頼の説明や争奪戦と呼ばれる依頼取得に成功した者達が旅立つと 店は穏やかな空気を帯びる
ランチタイムも過ぎて昼過ぎ 裏庭での素振りと型の修行も終えて 一人の少年が本を広げて 店内に居る
金色の髪に青い瞳 青いコートを席に立て掛けて 
ユーリス
「──、」 ゆっくりとページをめくる 水の入ったグラスを共にして
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トピックを変更 by ユーリス
星の標 昼過ぎ
ユーリス
置いてきたよ
エルミニオ
おっけーだ
 
――そんな穏やかな時間は、唐突に終わりを告げる。
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BGMを変更 by ユーリス
The Last Stand100%
 
ずばだんっ、と音を立てて、扉の近くにいたイーライの鼻先を掠めて扉が開かれると、その先には一人の少年が立っていた。
ユーリス
「──、」 うん?と紙面から顔をあげて 音の方を見る
 
両開きの扉を両手でどちらも開け放ったのは、オレンジの癖毛に紫の瞳、首にはザイアの聖印を提げた少年で
エルミニオ
「あー……っと」 勢いよく扉を開けたはいいものの、目の前で怯んでいるイーライを見れば頭を掻いて 悪い悪いとぽんぽんと撫でた。
ユーリス
「エルミニオ」 本を閉じて 少年の方に歩いていく
エルミニオ
「なー、ユーリいるか?」 「星の標、ここだよな?」
ユーリス
「来てくれたんだね……ということはなにか問題でもあった?」
エルミニオ
イーライの頭をぽんぽんと叩いて上下させながら問うていたが、 「おっ」 声がかかり、ユーリスがやってくれば顔をあげ、よう、と手を振った。
「問題……、あぁいや」 ぶんぶんと手を振って。 「そういう話で来た訳じゃないんだ。あれから何日か経ったけど、漸く聴取も落ち着いてさ」
ユーリス
「それは良かったね」 小さく笑って
「お疲れ様」
エルミニオ
「店の名前は聞いてたからさ。顔見に来たんだ、っと」 イーライの前に屈んでいた腰を上げて。 「こちらこそ、改めてありがとうな」
ユーリス
「ううん。仕事だったのもあるからね」 首をゆるく横に振って
エルミニオ
「あれからも色々てんやわんやしてるけど、まあ。……何をするにも鍛錬あるのみだ」 ぱし、と掌を拳で打つ。
「夜の森を抜けて来てくれたのが大きかったよなぁ……」 いい仕事をしてくれた、と続けて。
ユーリス
「……前向きなのはいいことだね」 頷いて
エルミニオ
「それだけが取り柄さ」 両手を頭に回して組むと、明るく笑ってみせた。
ユーリス
「皆なんだかんだ夢中だったからね」 また小さく笑って 「無事な人が一人でも居て、良かったと本当に思うよ」
「立ち話もあれだし、どうかな、飲み物でも」 暑かったでしょ、と
エルミニオ
「俺もそう思うよ、本当に。……、いいのか? 俺、自慢じゃないけど貧乏だぜ?」 へへ、とあくどく笑って。
ユーリス
「誘った側だからね、持つよ。それに、」
「会いに来てくれたんだもの」
エルミニオ
「だけじゃないぜ」 背負っていた袋を置けば、かろん、と木がぶつかる音がして。
ユーリス
「それから、ユーリって呼び方だけど、多分別の人が来ちゃうから、やめておいた方がいいよ」 と席に誘いつつ言葉を投げて
エルミニオ
「木剣も持ってきた。……後で軽く、どうだ?」 
席に着きながら、少し身を乗り出して誘いつつ、 「っと。じゃあ、そーだな……」
ユーリス
「うん、いいよ。午後はまだ体動かしてないから」
エルミニオ
「ユス!」 「……は、地名だったっけか」
ユーリス
「宝剣っていうすごい上のランクに、その名前で登録している人が居るんだ。だからいるかって聞いたらまずはそっちを思い浮かべちゃうと思う」
「ユス…は地名だね」 困ったように笑って
エルミニオ
「なるほどなぁ。……あー、んー」 「普通に呼ぶか」 ・3・)
ユーリス
「どうしてもって言うなら…そうだね」
「ユウとか」
エルミニオ
「YOU!」 
ユーリス
「えらく発音いいね」
店員を呼びつつ苦笑して
エルミニオ
「良い発音だろ」 適当な事ばかり言いながら笑って、 
店員がくれば、ユーリスと同じものを頼んでおく。視線は確りと、値段を見て記憶していく。
ユーリス
柑橘類の果汁に炭酸水を混ぜたものを頼んで
「それで、ザイアの教えはなんとなく分かったの?」
エルミニオ
「なんとなーく、だけどなぁ」
ユーリス
「神様の教えって詳しく見ていくと難しいよね」
「僕もティダンの教えって、嘘をついてはいけない、正直に生きる。くらいだもの」
エルミニオ
「……正直、声を聞いたのが俺っていうのも、いまいちピンと来てないってのがある」
ユーリス
「ええ……それは、大丈夫なの?」
エルミニオ
「分かりやすくていいな。……ま、ザイアも法を守れ、弱い奴を助けてやれ、ってもんだと思ってるけど」
「だって、別に信じてた訳じゃないんだぜ? 何だったら、どういう神様だったかも知らなかったんだ」
ユーリス
「それでよく応えて貰えたよね……、そういうのをよく見てる神様なのかな」
エルミニオ
「確かに、世話になった村の人を、目の前で傷付けられてるギルドの人達を守りたい、って気持ちは強く在った、と思うけど」
ユーリス
実際蛮族の将を倒しに行ったヒューレを神様に引き上げたり
魔神の生贄になってたルーフェリアを引き上げあり
ちょっと見る目がありすぎる神様として有名なんだよねザイア
ちなみに一部地域では女神説がある
エルミニオ
「……俺ぇ? って所は、ちょっとあるよ」 人差し指と親指の間を小さく開けて示しつつ、
内緒な、と人差し指を立てて見せた。
エルミニオ
結構いろいろやってるねザイアくん??
ほほう。>女神節
ユーリス
「そういうのってよく聞こえるもんだよ」 困ったように笑って
「きっとエルミニオじゃないと、出来ないことがあると思ったから声をかけてくれたんだと思う」
エルミニオ
「だーから、内緒にしてくれって」 無邪気に笑いながら、背凭れに身体を預ける。
ユーリス
店員が炭酸水のグラスを置いて 下がる
「分かってるよ」 笑みを返して
エルミニオ
「だったら、」 自分の掌を拡げて、そこに視線を落とし
「俺じゃないといけない事があるなら、まずそれを見つける。そんで、やり切る」 
ぎゅっと拳を握り込むと、顔をあげてユーリスを見遣り。 
「それが人助けだったらさ、きっと皆笑ってられるだろ。俺も、助けられた人も」 
ユーリス
「……うん、そうだね」 頷いて
エルミニオ
「っと」 運ばれてきたグラスをそっと取って 「いただきます!」
ユーリス
「うん、どうぞ召し上がれ」
ストローで啜りつつ 「見つかるといいね……それから、記憶も」
エルミニオ
ごくごくとグラスを傾けて飲むと、ぷはーっと唇から放し 
「キンッキンに冷えてるなぁ……うめえーっ……!」
ユーリス
「〈永久氷片〉…だったかな、冷やすのに使ってるんだって」
エルミニオ
「箱で欲しい」 「……あいや、今置くとこねえや」 ぽりぽりと頭を掻き。
「そっちはまあ、あんまり気にしてない……っつうか、気にしない様にしてるんだ」 グラスを置くと、視線を向け直して。
ユーリス
「1つで何千ガメルもするやつだよ」 確か、と
「……そっか」
「気にしないでいられるのも、すごいね」
エルミニオ
「俺が“流れて”来た? のも、あの遺跡が来たのと近いって話だったからさ」
ユーリス
「僕はきっと、気にしすぎてしまうと思うから」
エルミニオ
「もう、コーグの村はねえけど……あそこの調査は、これからも続くらしいんだ」
「だからさ。もしなんか関係あるなら、ぐだぐだ気にしてても気にしてなくてもどうせ出て来んだろ、ってな」
ユーリス
「……やっぱり前向きだね」 小さく笑うと 少し羨ましそうにして
エルミニオ
「それが悪いって事じゃないって。俺だって、なーんも気にしてない訳じゃなかったし」
「どっち向いてるかなんて、人によって違うもんだって。良い悪いじゃないって」
ユーリス
「……そうかな、そうだといいな」 頷きを返して
「そういえば、……ええと」
「これからどうするの?村はなくなっちゃったし、神殿でお世話になるとか?」
エルミニオ
「それがなあ」 
腕を組み、じっとユーリスを見て。 「一先ずは神殿で色々教わるつもりなんだけど、じゃあ何するんだよって言うと、な?」 
ユーリス
「うん」
エルミニオ
「色々あるっていうか、あり過ぎるだろ? やろうっつって踏み出せるものって」
ユーリス
「それはまあ……」
エルミニオ
「折角ザイアの声を聴かせて貰ったんだ。それに、鍛えるのを手伝ってくれる奴もいて、」 
「……だったら、助けが必要な奴を助けてやらなきゃ嘘だろ?」
ユーリス
「……、じゃあ、冒険者に?」
エルミニオ
「それか、神殿勤めとか。……なんだけど」
ユーリス
「ああ、そっか‥…神官戦士になるのも、確かに一つの道だよね」
エルミニオ
「冒険者、まあ勧められなくてさ」 
「なんだろうな。そんな危なっかしく見えてんのかな……」
ユーリス
「エルミニオは確かに、危なっかしい所あると思うよ」 それはそうだよ、と
エルミニオ
「はーーん?」
ユーリス
「だって初対面からして戦えないのに魔神の前で身体張ってるんだもの」
エルミニオ
テーブルに肘を突くと、おうおうおう、と下からユーリスを見上げた。
ユーリス
「そういう無茶をしちゃう人だって、神殿の人にも見抜かれてしまっているんだと思うな」
エルミニオ
「剣を振るくらいはまあ、できなくは無いんだぜ?」 いやほんとに、と重ねて。
「向こう見ずだ、とかなんとか」 
ユーリス
「そりゃ、僕だって振れるもの」
「まあそれまで斧を数え切れないくらい振ってたけど……」
エルミニオ
「ん。……そういや、樵、って言ってたっけ?」
ユーリス
「うん。ずっと大きな一本の木を切ってた」
エルミニオ
「何で樵が冒険者になったんだよ、そういえば。……一本の木ぃ?」
ユーリス
「お爺さんの代からずっとね」 「まあその木は魔神が化けたもので、僕たちが死ぬのをほくそ笑んでたんだけど」
「切れない木に人生をかけて、お爺さんと父さんは死んでしまったからね」
エルミニオ
「……、ユウもかよ。魔神ってのはほんっとに……」
「その木、自分で切り倒したのか?」
ユーリス
「僕もその内動けなくなって死ぬだろうって思ってたみたいなんだけど」
「聞いた話によると、魔神に操られて僕たち一家は罪人扱いになってたみたいだしね」
「僕が切ったわけじゃないんだけど、星の標の冒険者が訪ねてきてくれて、その人達が倒してくれたんだ」
エルミニオ
「……ん、ん?」
ユーリス
「他の木を切ったことがないから、魔神が化けてる杉がそんなにおかしいものだなんて知らなくて」
「…どうかした?」
エルミニオ
「じゃあ、そうか。ユウも〈星の標(ここ)〉の冒険者に助けて貰ったんだな」
ユーリス
「うん。そうなんだ」
「だからエルミニオを助けた仕事は、早速僕も助ける側に回る番だって張り切ってたんだ」
エルミニオ
「仲間だな。……助ける側に回るのも、その内仲間になりたいけど」 へへ、と笑いつつ
「周りの連中の事を操れる、バケモノ杉か……しかも爺さんと親父さんも殺されたってのは、キツいな」
ユーリス
「ちょっと実感なくてね、お爺さんは僕が物心付く前に死んでしまったし、父さんも僕が11の時に死んでしまった。母さんもすぐに死んでしまったらしくて」
「だから魔神に殺された……というよりは、そうだな」
「方法は限られていたけれど、戦い抜いて死んだ、んだと思うんだ」
「だから父さんも僕にあれを倒せって言ったんだと思うから」
エルミニオ
「……って、待ってくれよ。ユウの母さんが、死んでしまったらしい、ってのは?」
ユーリス
「覚えてないんだよね、やっぱり物心付く前にもう死んでしまってたみたいで」 頬をかいて
エルミニオ
「……そっか。悪い」
ユーリス
「だから、殺されたって実感が、あんまりわかないんだ。憎いとか、そういう気持ちも」
エルミニオ
「あー……」 がしがしと頭を掻いて。 
「俺、よく言葉選びがすげえ下手だって言われる。だから、気分悪くしたら悪いんだけど」
ユーリス
「……うん」
エルミニオ
「凄ぇ、格好いいな。……ユウの爺さんも、父さんも母さんも」
ユーリス
「かっこいい…」 きょとんとして
エルミニオ
じ、っとユーリスを見つめる瞳は真剣そのもので、テーブルの上で拳がぎゅっと握られている。
「だってそうだろ!」
ユーリス
「それは…‥初めて言われたかな」
エルミニオ
「周りからは罪人扱いされてんのに、逃げないで魔神と闘ってたんだろ?」
「しかもそれも、三代もだぜ? 闘ってた男手も格好いいけど、それを支えてた婆さんや母さんだって同じだ」
「出来ねえって、そんなの普通」 身振り手振りをしながら、伝えようと必死になって言葉を重ねた。
ユーリス
「……ありがとう、エルミニオ」
「僕も、……父さんの背中はかっこいいって思ってた」
エルミニオ
「見たかったな、俺も。……絶対、絶っ対忘れられないもんな、それ!」 
ユーリス
「……」 照れたように頬をかいて 「まだ魔神の影響は抜けてないから、近づかないほうがいいとは言われているけれど」
「いつかはまた墓参りしに行きたいな」
エルミニオ
「行け行け、それはちゃんと行くべきだって!」
ユーリス
「うん。ただ当分は帰ってくるなって言われてるから」 困ったように笑って
エルミニオ
「なんだよそれ、もうこっそり行こうぜ……?」
ユーリス
「迷惑がかかっちゃうし、僕も、今じゃないとは思うから」
エルミニオ
「……」 「やー、だめだ。家族の墓参りに行くのにこそこそする理由がねえ」
ユーリス
「せめて、もう少し……立派になった姿で、行きたいよ」
エルミニオ
「……」 今じゃない、と聞けばぴたりと動きを止めて。に、と笑って見せる。 「そっか」
「じゃあ、ユウが今だって思ったら、そん時だな」
ユーリス
「うん」 頷いて
「その時には声をかけるよ。もし、よかったらだけど」
エルミニオ
ごく、と音を立てて飲んだ後、グラスをテーブルに置いて。 「――ん。俺ぇ?」
「そりゃ嬉しいけど、……いいのか?」
ユーリス
「みたいって言ってくれたからね」
「きっと父さんも喜ぶよ」
「ただその時エルミニオが立派な神官戦士になってたら多忙で捕まらないかもしれないね」
小さく笑って
エルミニオ
「生憎、」 へへ、と笑い返して。
「当然俺は立派な神官戦士、もしくは冒険者になる訳だが? ……友人とした約束を後回しにする程、駄目な奴にならねえ訳さ」
ユーリス
「そっか。それじゃあその時はよろしくね」
エルミニオ
「ああ。……こっちこそ、よろしくな」
ユーリス
「それじゃあそろそろ、身体を動かしに行こっか」
エルミニオ
「ん。そうだな、……あーっと、どこにいけばいい?」
ユーリス
「庭があるんだ。そこで手合わせしよう」
銀貨を置いて立ち上がると 親指で扉を示して
エルミニオ
「おう。……それじゃ、胸を借りるつもりで行くか!」
ぱっと立ち上がると、ユーリスに続いて歩いて行く。
ユーリス
「立派な神官戦士になるならもうちょっと落ち着きが必要だね」 と笑って
「うん。よろしくお願いします」
エルミニオ
「これくらい行動派な方が、色々手を伸ばせるってもんだぜ?」 へへへ、と悪びれずに笑って。
ユーリス
「まったくもう…」 美点だと思うけれど、欠点になりそうでちょっとだけ不安なんだ
きぃ、と扉を開けて 夏空の下に出ていくのだった
エルミニオ
「よーっし、動くぞ!」 その心配を知ってか知らずか――、知らずだろう。少年もそれに続いて行った。
ユーリス
こんなところかな
お付き合いありがとうー
20220628_1 ログ番号
エルミニオ
はーい、こちらこそありがとう
おつかれさまでしたー
ユーリス
それじゃあまた遊ぼう 撤退どうぞ!
!SYSTEM
エルミニオが退室しました

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