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幕間

20220608_0

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   が入室しました
   
天才だからスペース1つじゃなくて3つで入った
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 が入室しました
 
かしこい
私もそうしよ
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 が退室しました
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    が入室しました
    
そうした
とりあえず情景描写だけしちゃうか
    
 
 
 
 
 
 
 
   
ひゃい
    
リアン地方イルスファール王国 "星の標"
此処は国内でも有数の冒険者ギルド支店としてその名を輝かしいものとしている
数多くの冒険者を取り揃え 高い依頼達成率を誇り
国の内外、組織、個人を問わず依頼が舞い込んでくる
そんな依頼たっぷりな状況も、朝をすぎればそうでもなくなり
比較的ゆったりした時間帯
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The Last Stand100%
ガルバ
「──、」 朝の時間帯を過ぎれば、1つ額を拭って ふう、と息をつく
   
フリーならルーかロゼットかアイちゃんあたりかなあ
    
だーれでいこうかなー
   
だーれかなー
合わせて適当に放り込む構え
    
おっけい
試運転するか
   
いいぞ
あたらしいのならあたらしいのぽーんしてもいいし
 
きぃと静かに扉が開いて
入ってきたのは、藍色の髪に黒いドレスを纏った少女だ。首と耳元が硬質素材に覆われている様子から彼女が魔動人造人間であることは疑いない。抱えるように大きな本のようなもの 本にしては厚すぎるそれを持ちながら 店内に入ってくる
ガルバ
「……、おっと、今日だったか」 店主は事前にその少女のことを知っていたのか 姿勢を戻しつつ彼女に視線を向けた
コーデックス
ガラス玉めいたパッチリとした金色の瞳で周囲を確認しながら とことこと歩いてくる
ガルバ
「……で、」 店主は彼女がカウンターの前までやって来る頃に声をかけて
「結局、ギルドの方はお前さんが此処に顔をだす事を許可したんだな」
コーデックス
「肯定。当機の機能は強制起動によって制限がかけられています。自らの機能制限を解除するためにも、自己研鑽は必要です」
ガルバ
「まあそれは良いんだが……、」 ギルドの連中は問題をこっちに押し付けたようにしか感じられない
「お前さんの扱える技能は、冒険者の間でも好まれるもんじゃない」
「それは自覚して、その上でやりくりしていくって言うなら……まあ、これに記載していけ」
ぺらり、と登録用紙を置いて
「難しそうならギルドで過ごしたほうがお前さんのためでもあるかもしれないしな」
コーデックス
「提案を受理。ですが、自己研鑽という目的を熟す上で、多少の衝突や問題の提起は対処しなければならないものです」
「よって当機は、此方に登録し、冒険者として活動することを望みます」
   
落ち着いた雰囲気の店内に再びドアベルの音が鳴り響く。
ガルバ
「……、なら好きにしろ」
おや、と目を向けて
   
ひょこっと顔を出したのは、白い猫のような耳と尻尾を生やし、黒を基調とした軽装に身を包んだ少女だった。
一瞬、見慣れぬ場所を警戒した、あるいは怯えた様子で見回した様に見えたが
コーデックス
かりかり、と機械的な正確さで記載をしていく
ガルバ
「どうした。取って食うようなやつはいないぞ」
   
その表情はすぐに鳴りを潜め、快活、あるいは強気そうにも思える表情に変わると、尻尾を揺らしながら店内を歩いていく。
「え。やだな。そんな風に怯えてるように見えた?」
ガルバ
「さてな、見間違いかもしれん」
コーデックス
「………、」 記載を一通り終えて ようやく新たな入店者に目を向ける
猫耳の少女
「まったく、失礼しちゃうな。ボクがびびってるなんて」
コーデックス
「──、」 正確な動きで30度の角度をつけて少女に会釈をして
ガルバ
「依頼か、それとも、登録か」
猫耳の少女
体格はかなり細身で、胸も薄い。その分、一挙手一投足から身軽さは想像出来るだろう。
会釈に軽く頷きを返してから、腰に両手を当ててガルバを見上げた。 「依頼に見える?」
ガルバ
「使いっぱしりには丁度よい雰囲気だからな」
猫耳の少女
「ボクの何処を見てそんなこと言うのさ」
ガルバ
「ま、登録ならこれに記載しろ」
用紙を置いて とんとんと 指で叩いた
コーデックス
「此方をどうぞ。お使い下さい」
記載を終えたからか、黒い手袋のはめられた左右の掌で羽ペンを支えると 少女に差し出した
猫耳の少女
「はいはい。これだね」 カウンターに肘を乗せて。 「あ。ありがとう」
羽ペンを受け取ると、さらさらと用紙に文字を書き記していく。
コーデックス
「……」 もう一度頭を下げると 指示を求めるようにガルバを見た
猫耳の少女
速度も速く、見た目とは裏腹に字も綺麗だ。
ガルバ
「まあ待て、説明をするなら2人いっぺんにやったほうが良い」
猫耳の少女
名前の所には少し悩んだ後、「(ルシャ)」と記入すると、それをガルバに差し出した。 「これでいいかな」
ガルバ
「……、」 見るからに偽名のそれにも気にせずに内容を確認すると
「ああ、問題ない」
「コーデックス、それからルシャ」
ルシャ
「よし。じゃあ説明とやらをしてもらおうかな」
ガルバ
「お前達をこの店の冒険者として認める。己と店の名に恥じぬ活躍を期待する」
コーデックス
「承知致しました」
ルシャ
「うん、任せてよ」
ガルバ
「まあ説明と言ってもそこまで多いものでもない」
「依頼はそこの掲示板…今もペット探しくらいは貼られているが、そこから取る」
「だいたい朝に張り出されていて、それを皆で取り合いだ。怪我をさせたり殺したりは問題外だし、魔法の使用もするなよ」
ルシャ
「朝はすごいんでしょ? 他の店もなかなかだとは聞くけど、〈星の標〉は特に凄まじいって聞いたよ」
ガルバ
「まあな」
ルシャ
「流石にそんな非常識な人はいないんじゃないの?」
コーデックス
「肯定。星の標における依頼争奪は通常の戦闘行為に準じる難易度と伺っています」
「自衛のためならば使用は認められるのでは?」
ルシャ
「いやいや、普通に考えて駄目でしょ」
ガルバ
「‥…たまにずれてるやつがいる。だから言っておく必要はある」
こいつみたいにな、と
ルシャ
「……よくわかったよ」
コーデックス
「──、否定。自己保存は最優先事項の一つでは?」
ガルバ
「だめなもんはだめだ。記憶しろ」
コーデックス
「了解しました」
ルシャ
「……大丈夫なの?」 横目で若干心配そうにコーデックスを見た。
コーデックス
「肯定。機能に制限がかかってはいますが、普遍的な行動には支障ありません。」
「人族における社会性を当機は備えています」
ルシャ
「ボクも今まで何回かルーンフォークは見たことあるけど」 とんっ、とスツールに腰掛ける。 「君みたいなのは見たことないなぁ……」
ガルバ
「……、で」 卑怯にも ガルバは 話題を逸した
ルシャ
「物語の中のルーンフォークには結構ありがちだけど――何?」
ガルバ
「2階から上はうち所属の冒険者が寝泊まりしている場所になる」
「外に部屋を持って通うやつも居るし、うちに住み込んでるやつもいる」
「部屋は空いてるからうちが良ければ声をかけろ」
ルシャ
「ボクは大丈夫。寝床はあるからさ」
コーデックス
「肯定。限りなく純正のジェネレータによって作成されました。物語の中のルーンフォークというものと類似しているのはそのためでしょう」 「しかし、作成後休眠状態が長く、休眠状態を解除されたさいの障害で機能に制限がかかっている状態です」
ガルバ
「お前さんもギルドに部屋があったな」 なら今回は然程案内は必要なさそうだ
ルシャ
「…………」 右目と、前髪に隠れた左目が半目になった。 「なんか、すごい子を拾っちゃったみたいだね」
ガルバ
「中庭には木人やらかかしやら、洗濯物を干してるやつもいる…言うな」
「1階には浴室やらシャワールームなんかもあるから上手く活用しろ」
ルシャ
「お風呂まであるの? 儲かってるんだなぁ」
ガルバ
「ただ公衆浴場のほうが設備はいいからそっちを使うやつが多い」
ルシャ
「覚えておくよ。まあ、あんまり使う機会はないかもしれないけど」
ガルバ
「駆け出しのうちは基本争奪戦か、駆け込み依頼まちだろうが、」
「指名依頼が来るようになるまで、まあ頑張れ」
「後は依頼の時にまた改めて、覚えてたら説明する」
ルシャ
「すぐに指名が来るようになったりして」 
ガルバ
「そういうやつも居る」
ルシャ
「冒険者がどういう風に活動してるかはある程度知ってるし、ボクの方は心配しないで」
コーデックス
「設備の説明ありがとうございました」
ガルバ
「ちなみに今は貼ってあるのが全部で駆け込みは今のところない…まあ親睦を深めるんだな」
「そいつは結構」 ルシャに頷いて
ルシャ
「親睦……まあいいけど。それより、本当に社会性が備わってるかの確認を急いだ方がいいんじゃない?」
コーデックス
「……親睦を深める」
ルシャ
「街中で魔法を使ってからじゃ遅いよ」 片手で頬杖をついて、顔を傾けて立ったままの少女を眺めた。
コーデックス
「魔法の使用については問題ありません」 「当機は、一般的な魔動人造人間と差がない程度には社会性の獲得を期待されています」
「当機が保有する技能が、社会的に排斥されるものであるというのも存じ上げています」
ルシャ
「獲得しています、じゃなくて期待されていますって辺りが不安を煽ってる……」
コーデックス
金色の目がルシャを見つめて
ルシャ
「え」 頬杖を解いて、若干身体が引いた。
コーデックス
「当機は、型式番号TADC-105。コーデックス。生ける写本として製造されたものです」
「貴方を、共通語における同期、というものであると認識しています。どうぞ、よろしくお願い致します」
45度に正確に曲げてお辞儀をする
ルシャ
「うん。まあ同期なのはその通りだし、よろしくするのは全然構わないんだけど」
コーデックス
「挨拶や自己紹介は、」 顔だけあげてじ、とルシャを見て 「人が社会を円滑に運用していく上で必要な儀式であると認識しています」
ルシャ
「気になる所をちゃんと話して欲しいな。社会的に排斥される云々って何?」
「儀式……」
コーデックス
「開示してもよろしいですか?」
ルシャ
「同期だっていうなら話しておいた方がいいんじゃない? いきなりびっくりするような魔法とか使われても困っちゃうよ」
コーデックス
「了解しました」
「此方になります」 する、と右手の手袋を外すと
そこには"悪魔の印"、"召異の刺青"と呼ばれる、デーモンルーラーであることを示すものが描かれていた
ルシャ
目を瞬かせるとまじまじとそれを眺めて。 「生で見たのは初めてだよ」
「予め聞いておいてよかった……」 ほ、と本心から安堵したような声が漏れる。
コーデックス
「此方の本は」 目の前に置かれた本と言うにはかなりの重量がありそうな厚さのそれを示して
「完全な本ではなく、中身は大半が空洞になっていて、魔神を呼び出すための大型容器になります」
「ご心配をおかけして申し訳ありません。操霊魔法も第三階位まで使用することができます」
手袋をはめ直すと 改めてルシャを見て
ルシャ
「魔神の召喚具、封入具……だっけ? 一応、仕――昔に見たことはあったけど。まさか冒険者になった瞬間に見るとは思わなかったな」
コーデックス
「肯定」 
ルシャ
「まあそれだけ魔法が扱えるなら周りに仲間外れにされるっていうことはないだろうけど」
コーデックス
「星の標でも若干名しか居ないと伺っています」
ルシャ
「イーヴ神殿でも研究されてるなんて聞いたこともあるけど、やっぱり多くはないんだね」
コーデックス
「イーヴ神殿の役割は研究のほか、誤って技能を習得させられてしまった方の駆け込み先というものが大半でしょう」
「当機はその点、最初から扱うために製造されています」
ルシャ
「ごめん。大丈夫そうに傾きかけた天秤がまたやばそうに傾いた」
コーデックス
「?」
ルシャ
「いやだって、最初から召異魔法?を扱うために造られたって、絶対やばい目的で造られてるじゃん」
コーデックス
「誤って習得して暴走させる危険がない。という安心と安全に適した説明をしたつもりでしたが、」
「肯定。当機は、教主の写本として製造された人型の記録装置です」
「特殊な目的で製造されたのは疑いようがありません」 うなずいた
ルシャ
「でしょ? 暴走の心配がなくても、そもそもの目的が悪事だったら、そのために使われるんだよ」
コーデックス
「……、」 ぴた、と動きを止めて
ルシャ
「まあ、君自身にそういうつもりはなさそうだけど……」
コーデックス
「悪事、好事。人の間で過ごす上ではカテゴライズが必要な事項です」
ルシャ
「そりゃまぁ、みんながみんな好き勝手にやってたら収拾付かないし」
コーデックス
「当機は道具です。権限を付与されたものに知識と技能を伝えるためのものです。それ故に、」
「当機にそういうつもりがない、というのは肯定します」
ルシャ
「でも、造った人はそうじゃないかもしれない。君を悪いことに使おうとして造ったのかもしれない」
コーデックス
「肯定」
「当機を綴った教主が何を考えていたかは、当機が推し量るのは困難です」
ルシャ
「そういうやつには注意しなくちゃね。まあ、もう生きてないかもしれないけど」
コーデックス
「なので、ルシャが言う通りであることを否定する材料はありません」
「了解しました」 頷いて
「肯定。恐らく教主は死亡しています」
ルシャ
「話を聞く限り、随分昔のことみたいだったもんね」
コーデックス
「肯定。大破局以前であることは疑いありません」
ルシャ
「初めて来たばかりで、いきなりすごい人に当たっちゃったなぁ……」
ガルバ
「ま、そういうこともある」
ルシャ
「まあ、こういう人はチームで動くことが多い冒険者稼業が都合がいいっていうのはあるかもね。非常識なことしかけたら周りが止めてくれるだろうし」
コーデックス
「ご迷惑をおかけしないようにします」
ルシャ
「うん、頑張って。ボクだって迷惑を掛けることはあるだろうし、そこはお互い様だけどね」
コーデックス
「……」 ペコリ、と頭を下げて
ルシャ
「あと、日常生活で困ったことがあれば教えられるよ。この街のことはそれなりによく知ってるからね」
コーデックス
「その時はよろしくお願い致します。プリセットで様々入力されていましたが、」
「現代に照らし合わせると、マギスフィアが使えない事から当機が認識する日常と差異があるのは否めません」
ルシャ
「今と昔じゃ街も全然違うでしょ。昔のことは聞きかじりの知識しかないけど」
コーデックス
「肯定」 頷いて
ルシャ
「他の人も聞けば教えてくれる――かどうかは分からないから、聞く相手を選んで聞いてみるといいよ」
コーデックス
「了解しました」
ルシャ
「うん」 返事を聞くと立ち上がり、軽く伸びをして。 「それじゃ、この後用事もあるし、ボクはそろそろ行くね」
ガルバ
「おう。またな」
コーデックス
「ありがとうございました」 胸に手を当ててもう一度頭を下げる
ルシャ
「これからお世話になりまーす」 ひらひらとガルバに手を振って。
「コーデックスさんも、一緒することがあったらよろしくね」
それじゃ、と振り向きざまに軽く頭を下げて、尻尾を揺らしながら去っていった。
コーデックス
「はい」 ルシャに頷くと そのままガルバに視線を向けて
「当機もタスクを消化しました。帰還します」
ガルバ
「気をつけてな」
コーデックス
「改めてよろしくお願いします」
お辞儀を一つすると そのまま立ち去っていくのだった
    
お疲れ様様
   
おつかれさまさま
    
狼くんだせばよかたぜ・・・
   
そんなときもある
    
お付き合いありがとうー
   
こちらこそありむうー
おつてったいー!
    
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