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英傑は死なず:幕間

20220603_1

!SYSTEM
トゥエルヴが入室しました
!SYSTEM
アニトラが入室しました
アニトラ
いひぃ^p^
トゥエルヴ
んひ~^q^
だいじょうぶ!?!?!?!?
アニトラ
はらんなかぱんぱんだぜ
だいじょうぶ です
トゥエルヴ
じゃあ
はじめるざます!
アニトラ
よろしくざんす!
トゥエルヴ
ふんがー!
アニトラ
まともにはじまるのでOKです!
トゥエルヴ
はい!
戦闘した翌日とかになるのかしら
そこらへんはぼかしとくか・・・
アニトラ
きっとそうなきがするや
当日はどうだってところある
トゥエルヴ
そうやな…
トゥエルヴ
 
 
 
アニトラ
なんていってたかな…
トゥエルヴ
翌日はお話合いこいって言われてた気がするんごねぇ…
トゥエルヴ
 ――アグラヴェイン率いるブリタニア軍の急襲を退け、再び盾の街へと帰還を果たした冒険者一行。
アニトラ
次回まで、宿屋内(外も出るのは大丈夫)CC可能です。
会議は、後日の午後から予定してます
後日だから……イケル!?
トゥエルヴ
ブリタニア軍――引いてはパロミデスとラモラック――との闘いは多大な犠牲を払う結果となる。多くの兵士を失い、冒険者の消耗も少なくはない。
街に戻った冒険者がまず取るべきは十分な休息であった。
トゥエルヴ
いける!!!!!!!!!
トゥエルヴ
各々が休憩を取る中、損耗が少なかった少年は買い出しに商店街へ向かおうと、自室から出て階段を下りた。
トゥエルヴ
こんなとこですかね!!!!
アニトラ
K!!!!!!!!
トゥエルヴ
他の仲間はきっとまだ、部屋で休息をとっているはずだ。なるべく静かに、足音を殺して階段を下りるが……それでも殺しきれない軋みはあった。
アニトラ
昨日は、撤退時も体力的にまだ余裕だろうということで、街に着くなり兵たちの手伝いを積極的に行った。そのおかげか、帰ってきた頃には流石に疲れの色が見えていた。
トゥエルヴ
「……」 ゆっくり、ゆっくり。一段ずつ降りて。降りきったら階上を見上げ、誰も起きてこないことを確認する。ヨシ
アニトラ
軽食も程々に、軽く汗を流して眠りについて―― ふと、床のきしむ音を耳にして、まどろみから徐々に引き戻される。
トゥエルヴ
起こしちゃった><
アニトラ
ねても……いいよ!!!!
トゥエルヴ
起きて(無慈悲
アニトラ
アッー
トゥエルヴ
「おばちゃん、ちょっと出かけてくるね」 1階でばったり出くわしたおばちゃんにそう声をかけて、数ラリー分の会話が続く 「ん、うん。買い物――え?まあ、いいけど……」
階下ではおばちゃんに何事か頼まれたのだろうか、ちょっとめんどくさそうな声が続いた。
アニトラ
深く寝入ったカレンかフィオリが……それとも他の誰かしらが起きたのだろうか。時間を確認してから、眠気がまだ残る眼を指で擦りつつ、ゆっくりとベッドから降りる。
トゥエルヴ
――え、なに?もう一回……――メモに書いて」 努めて低く抑えられた声での会話の中で、そんな少年の声がした。
アニトラ
眠気がありながらも脱いだ寝間着はしっかり畳んでベッドの上に置き、いつもの衣服を上下だけ着る。そして軽食をのせていた空いた小皿を持って扉を開き、階下へと足を伸ばす。
トゥエルヴ
「……ん、どうもね」 階下では、おばちゃんから一枚のメモと買い物籠を受け取る少年がいる。
足音に、ぱっと階段の上を見上げた 「あっ」
アニトラ
食堂の店主のおばさんがいずれかとやり取りをしているようだ。起きているなら返すのもスムーズにいくだろう……軽くそう考えていたら、階段の下にちょうどトゥエルヴが居た。
「ああ、トゥエルヴさんだったんですね」 寝起き故か、少し滑舌が柔らかい。
トゥエルヴ
「……おはよう、アニトラ」 寝起き特有の声色を聞いて、バツが悪そうな雰囲気になった
アニトラ
「おはようございます、トゥエルヴさん」
とんとんと小気味よく階下へ降りて、店主にも同様に挨拶。
トゥエルヴ
私がおばちゃんになることだ!
アニトラ
自分の分だけですがと空いた小皿を手渡し、ありがとうございましたと。
アニトラ
!?
トゥエルヴ
描写だけでいけそう(いけそう
アニトラ
いいぞ
トゥエルヴ
少年はおばちゃんへと手渡された小皿を見下ろす。アニトラへ案じるような瞳を投げたおばちゃんは、そのまま厨房へと下がっていった。
「……体調、どう?」 空の小皿を見た限り、食事もままならないほどに疲労困憊、というわけではなさそうだ。いくらか疲労は取れたのだろうか。
アニトラ
柔和に笑みをみせて、その背を少し見送った。
「万全、とまではいきませんが、問題ない程度まで疲れは回復しましたよ」
「トゥエルヴさんも、よく眠れましたか?」
トゥエルヴ
「………そう」 漏れた相槌は、安堵の色が濃く滲んでいる
「ん、僕は……皆ほど体力を奪われたわけじゃなかったから」
魔法も使えないし。イーサンやフィオリ、カレンのように魔法を破る魔法を使ったわけでもなければ、アニトラやジャックのように生き残った兵士たちを介抱もできなかった。
普段通りに寝て、普段通りに起きた。その事をアニトラへ伝えて、どこか申し訳なさそうに手を後ろで組んだ。
アニトラ
「しっかりと二人相手に戦い抜きましたし、あの魔法にだって少しはかかったでしょう……? 少なくとも通常時よりは消耗しているとは思いますよ」
「何にしても、疲労を引きずる程では無さそうで、良かったです」
トゥエルヴ
「うん……」 控えめに伺うような視線が、アニトラへと向けられる。
アニトラ
気にしないでほしいとばかりに、首を緩く横に振った。
トゥエルヴ
「………」 むぐ、と口を噤んで視線を下に向け
そしてふと、手の中の籠を思い出した 「――あ、そうだ。今から買い出しに行くんだけど……」 籠の中に入っていたメモを取り出し、アニトラに見せる。
メモには、今晩の夕飯に使われるらしい食材や切らせがちな日用品などがリストアップされていた。
「アニトラ、何か欲しいものない?あれば、一緒に買ってくる」
アニトラ
「出来ることをやろうとしただけで……?」 一体買い出しとは……と、メモの中を見ればトゥエルヴが書いたものではなかった。内容的には店主が書いたものだとすぐ察した。
「そうですね……消耗したものがあるのでそれを……。でも、それならわたしも一緒に買いに行きますよ」
トゥエルヴ
「……疲れてない?」
アニトラ
「ええ、大丈夫ですよ。マナの消費分だけで言えば、皆さんより疲れていないと思います」
冗談めかして小さく笑う。
トゥエルヴ
「……」 そういえば、グラスランナーはマナが無いのだったか。遺跡の眠る森の中で交わしたその会話が、何処か遠い昔の思い出のように感じられた。
つつっと視線がアニトラから外れ、虚空へ向けられる。何かを考えているようだ 「――…じゃあ、一緒がいい」
アニトラ
何か思うことでもあるのか……といってもすぐ予想できるものでもなく、今は強く気にしなくてもいいだろうとした。
「では行きましょう」
トゥエルヴ
「ん」 短く答えて、外に続く扉を開ける。昼というには早い、そんな時間帯の外の空気は、まだ少し冷たい。
石畳の舗装された歩道を歩く。敵軍からの急襲があったばかりだからだろうか、先日よりも街中は少し落ち着きがない。
道行く兵士たちに視線を送りながら、少年は真っ直ぐ飲食店の並ぶ通りへと向かった。時折ちらりと、小柄なアニトラを見下ろして。
アニトラ
撤退当時から何か問題が起きているということはなさそうな街の様子を見て、少し安堵する。
何度かこちらに視線が向いていることに、途中で気づく。一度視線を合わせて、微笑んでみせた。
トゥエルヴ
「………」 途端、困ったような表情になって、足の速度を緩めた。
アニトラ
「……トゥエルヴさん?」 どうしたのだろう。
トゥエルヴ
何事か伝えようと口を開いて、一度閉じる。今度は真逆に唇を強くひき結ぶと、んん…と唸った。言葉を選んでいる様子。
アニトラ
「えっと……何か言いにくいことでも……?」 ひどい寝癖でもついてただろうか。少し気になって、後ろ頭に手をやって確認している……。
トゥエルヴ
寝ぐせを確認するアニトラに、とつとつと言葉を絞り出した 「……外に出て、まず気に掛けるのが他人なの? もっと、自分の事、考えればいいのに」
外に出てアニトラの視線は真っ先に街行く人々へ向けられたのを知っている。今日の夕飯はなんだろうとか、今から向かう店でどんな美味しいもの買おうか、なんてそんな事を考えている素振りではなかった。
アニトラ
――……」 そのまま手を止めて、またたくこと数度……。
自分のこと……今の自分の調子は悪くはないのだから、自然と他人を見ていただけ……とは思うのだが。
トゥエルヴ
……まるであいつみたいじゃないか。自分の事はお構いなしに、他人の治療に向かおうとしたいけ好かない顔を思い出した。アニトラとあいつを重ねるのが嫌で、再び歩き出す。
アニトラ
トゥエルヴに問われて、考えを巡らせる……どうして他人の様子を見ていたか……
トゥエルヴ
どうしてなのアニトラ!!!!!
アニトラ
トゥエルヴの考えも知らず、歩調に合わせて自分も歩きだして暫ししてから……
アニトラ
!!!の!!!!!!
トゥエルヴ
の!?!?!!??!
アニトラ
――癖、なのかも」 「……です」
トゥエルヴ
危うく聞き逃すところだった。ふと呟かれた返答に歩調を緩めてアニトラを見る 「……え?」
アニトラ
「特に意識をしていなかったのですが……これまでのことを考えたら、不思議なことでもないです」
トゥエルヴ
「……」 今度はこちらが瞬く番だった。
アニトラ
どう話そうものかと、緩く歩きながら
トゥエルヴ
先程まで先導するように歩いていた少年だったが、今度はアニトラの少し後ろを歩く。まるで、話の舵を相手に執らせるように。ほぼ無意識での行動だったが。
アニトラ
「護衛……に近いことを、冒険者を始める前はしていたんです。護衛対象は勿論、周囲の様子もよく見ようとしていました」
トゥエルヴ
「………」 注意深くアニトラを後ろ斜め、ちょっと上から見つめる
アニトラ
「ですから役割上、何がどのような状態にあるかを把握し、必要なら護り、危険であるなら警戒すると……その癖がそのまま出ているのではないでしょうか」
トゥエルヴ
「……ショクギョービョーって奴…?」
アニトラ
「あるいは……護ることが叶わなかった、その裏返し……だったりするのでしょうか。何分、無意識でしたので」
「……ふふ、まあ、そう言ってもいいかもしれません」
トゥエルヴ
「……? アニトラはたくさん護ってたよ。護ることが出来なかったっていうのは、生贄にされた兵士たちの事?」
アニトラ
「いえ。かつての……ですね」
トゥエルヴ
「……」 ぱちりと瞬く。言葉を紡ぐ前に、アニトラの様子を確認した。突っ込むべきか、それとも―― 「……かつての?」 しかし結局は興味が勝った。
恐らくは冒険者になる前の、護衛の時の話だろう。何でも器用にこなす彼女でも、失敗する事もあるのか。人の失敗談を聞くのはどうなんだろう、なんて今更考えたところで、口から出てしまった言葉は飲み込めない。
アニトラ
冒険者になる前のこと……在りし日の光景を考えていたからか、表情には陰りがあった。後ろめたさにも似た様子は、いつかの遺跡の中にて見せた様子を思わせたかもしれない。
トゥエルヴ
「………」 どうしよう。やっぱりまずかった気がする。
どう撤回すればいいんだ。いや聞きたい気持ちは山々なんだが… 「……言いたくないなら、別に……」 尻すぼみになっていく声
アニトラ
「……わたし、その護衛対象を、結果的に護れなかったんです。命を賭すことさえ……叶わなかった」
トゥエルヴ
話し出すアニトラにこちらは声を潜めた。言葉を聞き逃さないよう、聴覚を研ぎ澄ませる。街の中にいるときは眼帯をつけて過ごしていた少年にとって、音に頼るのは慣れたものだ。
「…殺されちゃったの?」
アニトラ
――……」 そうだ、あの鏡があった遺跡の中で、かつての光景の一部を彼は見ていたんだった。
トゥエルヴ
^v^
アニトラ
にっこり
トゥエルヴ
あのご家族か……
アニトラ
「ええ。見つかってはならない相手に住処が割れて……」
トゥエルヴ
鏡の遺跡で見せた時の表情を何処か彷彿とさせる。彼女の言う護衛対象とは、あの鏡に映った家族だろうか。彼らが殺されて、一人になったアニトラが歩くのは、寂しい景色の中だった。
アニトラ
「以前、鏡が安置されていた遺跡の中で、人それぞれの過去の光景などが映し出されることがあったでしょう? あの時映っていた二人が……そうでした」
トゥエルヴ
「……ん」 丁度その時の事を思い出していただけに、どきりとする。
「あの時はアニトラの家族だと思ってたけど――」 ちらりと盗み見るようにアニトラの様子を見る。
アニトラ
「……偽装家族です。本当の家族のように、良い関係を築けていました」
トゥエルヴ
なん
SPY×FAMILY!?
ってこと!?
アニトラ
なんかはからずもちょっとそうw
トゥエルヴ
オホーーッw
アニトラ
いつこのキャラ作ったかは忘れたけど、あとですぱいふぁみりーしったは
トゥエルヴ
あまりにもタイムリーすぎて草よ!
アニトラ
全然関係ないけど別キャラにダミアンがいるんだけどすぱいふぁみりーにもダミry
トゥエルヴ
wwwwwwwww
アニトラ
おどろきだわよ!
トゥエルヴ
まずいわよギャグになっちまうわよ!!!シリアスに戻せ!!!!
アニトラ
ごめんて!!!!!!!
トゥエルヴ
「偽装、家族」 思ってもみなかった言葉に、目を見張った。
「…見つかりたくない相手に見つからないよう、身分を偽って一緒にいたってこと?」
アニトラ
「そうです。目的も知られぬように……」
トゥエルヴ
――…もしかしてその相手って、魔神とかと関係してる?」 彼女の魔神に対する敵愾心を、それと結びつける。
アニトラ
「ええ、間違いなく。直接の関係ではありませんが……裏に潜むものとして、あるいは悪意あるものの力として」
トゥエルヴ
「………」 今までの彼女に対して不思議に感じていたことが、その一言ですとんと落ち着くべき場所に収まった心地がした。
アニトラ
「……その時の後悔が、強かったんです、きっと。ですから、そういう風にこの街の様子を見てしまったんでしょう」
トゥエルヴ
こんな時、フィオリなら、カレンなら、ジャックなら――あるいは、いけ好かないが他人を気遣う事に掛けては無駄に頭の切れるアイツなら。アニトラを元気づける言葉でもかけてやれたのだろうに。
不用意にアニトラの柔らかい部分に土足で上がり込んだ心持になって、視線を泳がせた 「……」
視線を泳がせた中でふと、視界にあるものが映る。足を速めてアニトラを追い越し、そちらへ向かった。
アニトラ
複雑な表情……あまりいい顔をしていなかったことを今更自覚する。頬に手を添えて、一息ついて落ち着こう――
「あ……」 謝罪の言葉をかけられず、トゥエルヴが先へ行く。慌てて行く先を追いかける。
トゥエルヴ
少年の向かった先には、一軒の出店。そこで何某かを買い付けると、アニトラに振り向いて、購入したばかりのそれを彼女に差し出した。
手渡したそれは、かつて鏡映った光景の中の、食卓の上にあった洋菓子。家族と共に、幸せそうな表情でアニトラが口にしていたもの。
トゥエルヴ
何食ってたかは分からないからぼやかしました!!
アニトラ
わたしもなにくってたかわからないからぼかしたままでいい!!!!
アニトラ
――……よく……見て、いましたね」
トゥエルヴ
スコーン!?!?的な!?!?
トゥエルヴ
「……僕、は」
アニトラ
ちょうど記憶の中にあったものと合致する。それを選んだのか……それともいつの間にか、魔域に自分の一部でも読み込まれたのだろうか。様々な思いが脳裏に浮かんだ。
トゥエルヴ
「アニトラとこうやって一緒に散歩するの、好きだから……人と食べ歩くのがこんなに安らげるものだって知れたのも、人と繋がる事の難しさを知れたのも、りんごとみかんの数え方を知れたのも、アニトラのおかげだから」
「昔、アニトラに悲しい事があったとしても、今ここにいてくれるのが、僕は嬉しい」
アニトラ
もんかも!!!!!
トゥエルヴ
「……大切な人たちを護れなかった事が辛くても、護れなかった事が何にも繋がらなかったなんて、思ってほしく、ない」
アニトラ
「……」 その洋菓子を手にとる。出来あがった時間が近いのか、ほんのりとした暖かさが手に伝わった。
トゥエルヴ
「……今は僕がいるから、そんな周囲に注意を向けなくてもいいってだけ。それでも食べてて!」 アニトラがそれを食べてる間は、僕が周囲を見てるからと。背を向けて歩き出した。
アニトラ
――……ありがとうございます……トゥエルヴさん」 言葉を噛みしめるように、瞑目する。
かつてのことを思うことが多く、今に目を向けていなかったことがあるかもしれない。結果として、
「そういうつもりはなかったのですが……現在(いま)を侮辱していると思われても、仕方がないですね」
トゥエルヴ
「……そこまで、は思ってなかったけど」 侮辱だなんてそんな
アニトラ
「少し大げさに言いましたが、過去に目が行き過ぎてたのはあるかもしれません」 小さく笑って、洋菓子を口にいれる。
トゥエルヴ
「……それ、美味しい?」 渡しておいてなんだが、実はちょっと気になっていたのだ。
アニトラ
「はい。素材の風味を味わえるので、わたしはこのままでも……」 少し迷いを見せたが、ちぎりわけるのも難しいので、食べかけの洋菓子をそのまま差し出してみせる。
トゥエルヴ
「!」 アニトラの迷いもなんのその。ぱっと嬉しそうに表情を明るくさせると、控えめにぱくりとかぶりついた。洋菓子の大きさに合わせて、小さな一口分を持っていく。
アニトラ
勢いよくみえたが実際には控えめに一口……かわいらしい仕草を見せられて、思わず笑みが漏れた。
トゥエルヴ
笑いを零すアニトラに首を傾げたが 「甘くておいしい」 まるで語彙力のない感想を返す。ぱっと姿勢を真っ直ぐに戻すと 「宿でも食べられるように、もっと買ってこ」 足取り軽く、先程の出店に戻っていくのだった。
!SYSTEM
ジャックが入室しました
アニトラ
ジャ!?
トゥエルヴ
ジャック!?
アニトラ
もジャ
ジャック
ほのぼのとした空間にオレ参上!!
トゥエルヴ
もジャもジャ伯爵
アニトラ
でたな鍋英雄
ジャック
お呼びでない?こりゃまた失礼しました!)))
アニトラ
いいよ!!!!!!!!!!!
トゥエルヴ
いいぜ、こいよ…
派手にやってやろうぜぇ!!!
ジャック
お前達のデートを破壊してやるよ。。。
アニトラ
これはデートじゃないんだからね!!1
ジャック
しらじらしい!
トゥエルヴ
/////
アニトラ
「それは良か……あっトゥエルヴさん、買い物……本来の買い物もありますからね」
トゥエルヴ
「……んっ」 ぴたっ
さて、出店とへ足を運ぶトゥエルヴは通りの向こうから何やら騒がしいものが近付いてくる気配を察知してもいいだろう。
アニトラ
買うのはいいが持てなくなるのは危ない、と慌てて声をかけるのであった。
トゥエルヴ
「……ん?」 アニトラの声に足を止めて、しかし通りの向こうからの騒がしさにも首を傾げて
「あに…あにひょら」 まだ口の中に残る洋菓子を咀嚼しながら、アニトラっを振り返り、通りの向こう側を指差した。
荒い息遣いと駆け足の足音、謎の水音(?)を引き連れてそいつは近付いてくる。手足に何かがくっついた奇妙なシルエットをしたソレは一目散に通りを駆けてくる
アニトラ
「うん……?」 確かに何か賑やかな音が……
ジャック
「うおぉぉぉぉ!」 誰あろう、赤髪の英雄(自称)だ。彼は朝早く宿を出て行ったきり戻らなかった。昨日は疲労困憊でぐっすり寝ていた筈だったのだが
トゥエルヴ
「んん……?」 聞き覚えのありすぎる声…
アニトラ
音が近づいても予想がつかない――とおもいきや、聞こえてきた英雄(なかま)の声を聞いて、 「……えっ?」
ジャック
どういうわけか、手首足首と腰に小さな樽を括りつけ、手足を大きく振り上げて汗だくで駆けている。謎の水音はその樽の中からガッポンドップンと聞こえてくる。
トゥエルヴ
「………なにあれ」 なにあれ
ジャック
「ぉぉおおおおお!」周りの奇異の目などお構いなしに異様な疾走を続け、二人の前を通り過ぎて行き――
アニトラ
「わ……わからない、です……運搬……?」
トゥエルヴ
「うんぱん……届け物あんな風にしたら、壊れちゃいそう」
アニトラ
「あ、じゃ、ジャックさん! 一体何を――」 思わず声をかけそびれそうだったが、通り過ぎていったその後ろ姿に声を投げかけた。
ジャック
――ぉぉぉおお……お?」 十数m通り過ぎたところで急制動を駆けると 「よぅ!」と手を挙げて挨拶をしてきた。周りの視線がそちらにも集まる
トゥエルヴ
「ん」 周りの奇異の視線なんて慣れっこだ。やあ、と片手を上げる
アニトラ
前につんのめることもなく立ち止まった。頼もしい体幹だ(?)。
ジャック
「何って? 見りゃ分かんだろ?」 何も見聞きしていなかったようでいて、耳ざとくアニトラの声は聞こえていたようだ。だが答えになっていないし見ても何も分からない
アニトラ
「起きていたんですね」 調子は良さそうだ、うん。 「いえ、見てもわからなかったのでお聞きしました」
トゥエルヴ
「うん」 アニトラの言葉に同意するように頷いた
ジャック
「バターだぜ!」 両手首に無理矢理括りつけた小さな樽を見せるように両腕を大きく振り上げてみせ
なにもわからない
トゥエルヴ
「バター」
アニトラ
「液体では……?」
ジャック
「おう、朝練しようにも街の外、出るわけにもいかねぇだろ? こん中、ただ走ってても運動になりゃしねぇしな」
トゥエルヴ
「バターってこうやって作ってたんだ」 しらなかった。でもなんで今バター…?
ジャック
「おばちゃんの知り合いから山羊の乳貰ってよ、こいつ(樽)に入れて重し代わりにな!」
アニトラ
「訓練場では出来ない運動を、ですか。……なるほど、もののついでに……?」
ジャック
「知らねぇのか? すげー濃い乳を無茶苦茶振りまくるとバターになるんだぜ? そろそろ1時間くれぇ振ってるし、ちったぁ出来てる頃合いだぜ」
トゥエルヴ
ぱちぱち、と目を瞬かせて樽を見下ろして、そしてまたジャックを見てを繰り返す。
アニトラ
「……」 でもまだ大分水音が目立っていた気がする……バターの種が、ということだろうかと察しようとする。
ジャック
「お前ら、樽ん中身が全部バターになると思っちゃいねぇよな?」
トゥエルヴ
「違うの…?」
アニトラ
「本気でそういうつもりでやっているのかと思いました……。」
ジャック
「これに入ってる乳の量じゃあ、出来んのはこんなもんだぜ」と人差し指と親指で丸を作ってみせ
トゥエルヴ
「ちっちゃ」
ジャック
「だろぉ? だから、食いもん作る奴らってのは馬鹿にしたもんじゃねーんだ」
トゥエルヴ
「……そんな少量のバター作るのに、こんな恰好で走ってたの?疲れてたんじゃないの…?まだ、寝てるもんだと思ってた」
アニトラ
「よく考えられていますよね」 食べられないものでさえ試行錯誤して食べようとして生み出された食べ物だってあるし……
ジャック
「そんなもん、一晩寝りゃあ治るだろ。それよか、身体が鈍んねぇように訓練しとかねぇとだ」
トゥエルヴ
アニトラが今食べている菓子に合うのではないか?樽を一つ手に取って、耳の近くでしゃかしゃか振ってみる。
ジャック
「お、美味そうなもん食ってるじゃねぇか、なんだお前ぇら、デートか?」
トゥエルヴ
「……今は体を休める方を優先すべきだと思うけど…」
アニトラ
「結構消耗してた気がしますが……早いですね、回復が」 たくましい。
トゥエルヴ
「デート?」 アニトラをちらっと見て
「お散歩」 ジャックを見た
「……じゃない、買い出し」 おばちゃんを思い出した
アニトラ
「はい。買い物を頼まれましたので、そのついでに散歩をしています。このお菓子は、先程トゥエルヴさんが見つけて下さって」
トゥエルヴ
こくこくアニトラに頷く。やっぱり説明は僕よりアニトラの方がずっとずっと上手だ。
ジャック
そんな無駄口を叩きながら樽の一つを開けると中には泡立った乳が揺れている。表面にはヨーグルトのような白い固形物がぷかぷか浮いていた。
アニトラ
特に恥ずかしがる様子もなく、洋菓子を見せたり、それを買った店があそこにあるだとか示して見せたりした。
ジャック
「ほーん」と空返事をしながらその固形物を掬い取って、ほれ、と差し出した
トゥエルヴ
「……」 ちらっとアニトラを見た。
アニトラ
「えっと……作っている最中なのに、いいんですか……?」
売り物というわけでもないので、安易にそれを取るのは憚られる。
トゥエルヴ
真面目だ…
ジャック
「蓋してまた振りゃ出来んだろ。こっちにもあるしな」と両足の樽を片足ずつ上げて見せ
アニトラ
「うーん……まあ、そういうのでしたら、頂きましょうか」 戻すのも……ということで、受け取って一緒に食べることにした。
ジャック
少し草の匂いが強い濃厚な山羊の乳の香りがするコクのある油脂、まさしくバターだ。ただし、塩気が一切ない。触感はややボソボソしている
トゥエルヴ
ボソボソ。。。
アニトラ
「ああ……」 なるほど、当然だ。この状態では無塩バターだ。ある程度は洋菓子から補填できるとはいえ、バター単体ではあまり楽しめないだろう。
トゥエルヴ
「……美味しい?」
ジャック
まぁしかし、小麦を主体とした菓子に乳の風味が加わるのは悪くはない味の変化ではあろう
アニトラ
「合わせてこそ、ですね。こちらと一緒ですと、バターの風味を一緒に味わえます」 はい、と普通に両方トゥエルヴに渡す。
ジャック
「……」飢えた獣の目でトゥエルヴへと渡されていく菓子を見送った
トゥエルヴ
先程の所作をそのままトレースする。アニトラがそれらを手に持った状態で、それぞれから一口ずつかぶりついていく。
アニトラ
この英雄運動してるから腹が減ってるな……
トゥエルヴ
「ん……思ったよりは、いけるね」 意外とうまい
ジャック
オレはいつだってへってるぜ
トゥエルヴ
「……ん?」 なんか視線を感じる……ジャックを見やって
アニトラ
「……」 すごい見てる……
トゥエルヴ
「……お腹空いてる?」
アニトラ
「……買ってきましょうか?」 すぐそこにあるし……
ジャック
「おう!」
「おう!!」
トゥエルヴ
いい返事だ…
ジャック
腹は減ってるし買ってきて欲しいと二度返事をした
アニトラ
「……っふふ」 とても勢いのいい返事なので笑ってしまった。
トゥエルヴ
「……」 笑うアニトラを見て、目を細めた 「僕買ってくるよ、待ってて」
ジャック
「思ってたよかバターで、思ってたよかバターって感じじゃねぇだろ? やっぱ塩いれてねーとなぁ」
アニトラ
「ああすみません、お願いしますトゥエルヴさん」
トゥエルヴ
「ん」 短く返答して、とことことたたー。軽い足取りで先程の出店に向かった。
アニトラ
「ええ、存在は知っていましたが口にすることはなくて……」
トゥエルヴ
ついでにおばちゃんの買い出しも済ませてしまうって寸法よ
ジャック
「塩入れねーと、傷みがはえーしなぁ」
「ああいう菓子作ってるとこに卸すのくれぇなんじゃねぇの」
アニトラ
あったまいー!
トゥエルヴ
ドヤァ…
アニトラ
「そうですね、普通に活かせるのはそういったところのイメージです。イルスファールにそういうお店があった……はずです」
トゥエルヴ
アニトラとジャックから離れ、通りの先。おばちゃんがくれたメモを頼りに食材と日用品を買い付けていく。途中何度も足を止めては、代金を計算するように指折り数えた。
トゥエルヴ
果たしてこの街にも消費税というものはあるのか否か
アニトラ
な・・・・・・・・ない!
ジャック
「ん? あいつに買い物任せちまって平気か? 金勘定、苦手つってなかったか?」
ジャック
塩には塩税、酒には酒税、その他もろもろが加味された額!
ジャック
「オレも人のこたぁ言えねーけどな」ガハハ
トゥエルヴ
まだその計算はアニトラから習ってない!!!!あにとらたすけてーーー!
アニトラ
「……」 はっ、とした顔だ。ついそのまま任せてしまったが、気付かされてからはそわそわとトゥエルヴを見やる。出来るだけ……出来るだけやってみてほしい気持ちもある……
ジャック
13ガメル1ハーフ、2クォーターだよ
トゥエルヴ
アニトラとジャックの視線の先――計算を続ける少年の姿。
アニトラ
指折り数えるのをみて、あっ駄目そう! と踏んでからは早く、 「すみませんちょっと行ってきます!」
ジャック
それは14ガメルなのでは・・・
トゥエルヴ
両手が使えなくなり出してから、困惑した表情で遠くから二人を見やった。
アニトラ
14ガメルっぽいきがする……
ジャック
「あー、でも、あいつ図書館でベンキョーしてたんだったけな」
ジャック
試されているのだ
しょうがないから15ガメルでいいよ!
アニトラ
「ふ、復習ついで……ということで……ええと」 これとこれとそれとあれと……
トゥエルヴ
ふえとるやないかーい!
アニトラ
13ガメルにせんのかーい!
ジャック
はい、おつりの1万ガメル っ①
トゥエルヴ
これがFXよ
アニトラ
?????????
アニトラ
――ということになりますね」 計算終わり!
ジャック
FXで全てを溶かした顔のアニトラ
トゥエルヴ
「おお…」
アニトラ
魔神じゃ 魔神の仕業じゃ
ジャック
「ほーん」 と顔を出し
トゥエルヴ
アニトラが示した通りの数の食材を店員から受け取り、代金を渡す。受け取った品は、ぽいぽいっと手に持っていた籠に入れていった。
ジャック
「なぁ、おやっさん、こいつを足すから端数、切ってくんねぇ? 掃かせどきだろ?」
トゥエルヴ
「……はすー?」
ジャック
やや萎びた野菜を買い物の中に加えて金額を交渉した。
トゥエルヴ
「あれ、何してるの?」 ジャックのその様子を見て、アニトラにこそっと聞いてみる
ジャック
提示した価格はその品の本来の値よりかなり安い。実質値切りである。しかし、速めに売り抜けたい品をしっかり見定めたうえで話をしているようだ。
トゥエルヴ
やったるぜ!
アニトラ
「細かな小銭となる部分ですね……それで、値切り交渉をしているようです。品物をしっかり見た上でやっているようで……慣れてますね」
店員
――はぁん」 ジャックの交渉に、きらりと宿る眼光
ジャック
「なぁ、よぉ。オレのバックにゃ誰がついてると思う? 泣く子も黙る果ての騎士亭のおばちゃんだぜ――?」
トゥエルヴ
虎の威を借りる狐じゃねえか!
ジャック
じゃあお前はおばちゃんに勝てるってのかよ!
店員
「果ての騎士亭だって?」 その一言に、店員もさすがに目を丸くした
アニトラ
アニトラ
「………」 英雄さん??
店員
「い、いやだがなぁ。俺もあっこにゃあよく世話になったもんだが――その値段はちっと安すぎるぜ。せめて8、いや7……」
ジャック
「おう、ここ最近、あすこで世話んなってんぜ。よーしよし、じゃ、この美味そうなリンゴも買ってくからよ、そしたら2足して」
店員
「お、目の付け所がいいねぇ。……わぁったよ。ならそれで手を打とうじゃねえか」
ジャック
「へへ、今日買ってく分なんて2日も持ちゃしねーから、また買いに来るからよ。次はオレンジのうめぇのがいいな」
店員
「おうおう、ならおばちゃんにゃあまた贔屓してくれるよう頼んどいてくれ。そしたら次回もまけてやる」
トゥエルヴ
「リンゴも買うと安くなるの……?」 何故だ…
ジャック
「任せとけって、じゃあな、ありがとよ!」
おばちゃんに頼まれた分以外の余計な買いものを勝手にしてしまったが、追加分はかなり割安で入手した。
アニトラ
「そういう場合もあります。不必要なら、結果的にリンゴの分だけ余計な消費をしたことにはなりますか」
トゥエルヴ
「……買い物って、難しいんだね」 はい、と買い物籠の口を開いて、ジャックに向ける
ジャック
「おばちゃんにゃあ、このバターを献上すれば許して貰えるって寸法よ……たぶんな」
籠に野菜とリンゴを入れ……ひょいとリンゴを1つ拝借
アニトラ
「そこは何とも言えませんね」 保証できません!
トゥエルヴ
「……また勉強しなきゃいけない事が増えた気がする」
ジャック
「お前ぇ……意外とマジメだな?」
トゥエルヴ
「僕が…?」
ジャック
抜き取ったリンゴをシャクリと齧りつつ
アニトラ
「値切り交渉については、当分考えなくて良いかと……まずは通常時の買い物からです」
トゥエルヴ
「……ん、わかった」 今回も結局はアニトラとジャックの手を借りた形になってしまった。次こそは一人でできるもん…
ジャック
「お、こいつだな」 と菓子を目ざとく見つけて出来立てバターとリンゴの欠片を乗っけて食った 「うめぇ」
アニトラ
徐々にだ……徐々に……
ジャック
林檎の酸味と甘み、バターのコク、小麦粉!砂糖! 上手くない筈がない
アニトラ
「ええ、そうでしょうね」 あわないわけがない。
トゥエルヴ
「うん、アニトラの好きなものだよ」 多分好きなもの
アニトラ
推定スコーン
トゥエルヴ
推定スコーンの謎菓子
ジャック
スコーンにバターとリンゴ、もうアップルパイみたいなもんだよ
ジャック
「へー、こういうんが好きなんだなぁ」
「オレぁあんま菓子ってのは作らねーけど、やっぱ好きなもんか?」
アニトラ
「皆が皆、というわけではないと思いますが……はい、わたしは好きですよ」
ジャック
「……」菓子を作ってやったら、またあの吃驚した顔を見せてくれるだろうか、と誰かの顔を思い浮かべ
アニトラ
「今みたいに、途中から食べ方を変えられるところも好きですよ」
トゥエルヴ
「……どしたの?」 急に黙っちゃった
アニトラ
「最初からそういうものを食べたい時は、それを食べますけれど……?」
ジャック
「ヨシ!じゃあ帰ったら厨房借りてなんか作ってみっか!」
トゥエルヴ
「おばちゃんいるのに?急な発想…」
アニトラ
「もしかしたら助言が頂けるかもしれませんね」
ジャック
「ばっか野郎、おばちゃんへの献上品も兼ねてだよ!」
「甘ぇもんが嫌いな女はそうそういねぇ、ばっちゃもいってたぜ」
トゥエルヴ
「へぇ……」
「じゃあ、カレンに作ってあげるの?」
アニトラ
「ああ、お世話になっているお礼とか……」
トゥエルヴ
カレンにも!
ジャック
無塩バターを砂糖で練って、バターを抽出した残りに酢を入れてリコッタチーズを作り、スライスしたリンゴと共にクレープ生地にin!
トゥエルヴ
急にやめろやテロだぞHands Up!!!!!
ジャック
「お、おう、まぁな」 名前を出されるとやや目を泳がせ
アニトラ
「それは勿論ではないですか?」 わたしはそうすると思ったけど、とトゥエルヴを見て。
アニトラ
おのれ!!
トゥエルヴ
「ほんとだね」 当たったみたい、とアニトラと目を合わせる
ジャック
くくく、リンゴはシロップでくたくたに煮込んだのと生の二種類の味と触感をお楽しみください!
トゥエルヴ
「照れる事ないのに。コイビトって奴なんでしょ?」
アニトラ
凝ったらしいレシピのせくさっていただきやす!!!
トゥエルヴ
アップルペェ!!!
アニトラ
「でも、付き合ってないって……ううん、恋人……恋人、ですよね……?」
ジャック
「んン……?」
トゥエルヴ
「……ん?」
ジャック
「なぁ、恋人……ってぇのは、どっからだ……? いや、いつからだ……?」
トゥエルヴ
「コイビトって……場所で決まったり、時間で決まったりするの?」 ???
アニトラ
「えっ……と……」 こたえにこまるわ!
ジャック
「知らねぇよ!いたことねーし」
トゥエルヴ
ABCってこと!?
アニトラ
「友達以上恋人未満という言葉がありますし……経過の段階という説も……」
トゥエルヴ
「……つまり、まだコイビトじゃないってこと……?」
アニトラ
「場所や時間で決まる……?」 ぱっとしない。
ジャック
「あれ? オレ、あいつのこと色々連れ回したりなんだりしたけど、ちゃんと言ったか……?」
アニトラ
「……」
「自信がないなら、今一度伝えても良いのでは……?」
ジャック
「やべぇ」 って顔をした、声にも出てた
トゥエルヴ
「……?? ??」
アニトラ
「既に付き合ってるつもりで行動をしていた、ということでしょうか……」
ジャック
「やべぇ、なんか居るのが当たり前みてーに思ってたわ」
アニトラ
ジャックさんらしいかなぁと思いながら、少しカレンさんのことを不憫に思うのだった。
トゥエルヴ
「結局、コイビトなの?違うの…?」 自分からそう言っておいてわからなくなってきた
アニトラ
「伝えられて悪い気はしないと思います。言わないままで居るよりも……」
ジャック
「こ、こうしちゃいらんねぇ、あいつどこだ……って、寝てるに決まってんだよなぁ……」
トゥエルヴ
「伝えるって所謂、ぷろぽーずってやつ…?」
アニトラ
「恋人のつもりでいた、ということかと。これから名実ともになろうとしているところのようです」
ジャック
「そういうことになんのか??」 ぷろぽーず
トゥエルヴ
「へぇ……まだつもりなだけで、コイビトじゃなかったんだ」
なんかごめん
そんな表情でジャックを見た。
アニトラ
「明確に結婚を考えていらっしゃるのなら、プロポーズ……ということに……なります?」 ちょっと自信がない。
トゥエルヴ
「結婚」
「ジャックとカレンが、結婚」
ジャック
「一応、ランクだけはたけーし、そう、悪くはねぇ……よな? いや、アタマぁ悪いかもだけどよ」
「いや、顔か?背丈もか?うごごご」」
「いや、しかし、シドーの野郎だって行けてんだ、やれるやれるオレはやれる」
トゥエルヴ
「………」 だいじょうぶかな。
アニトラ
「お互い好いた相手なら迷うことはないのでは……??」
ジャック
「よし、やるぜ!オレはやる、やってやる」
トゥエルヴ
「そうだね、カレンなら例えジャックが頭悪くても、顔が怖くても、背が小っちゃくても、大丈夫な気はする」
ジャック
「おい、そこぉ! 喧嘩売ってんのか!?」
トゥエルヴ
「じ、自分で言った事じゃん……」
ジャック
「顔がこえぇは言ってねぇ!」
アニトラ
「自分で言うのはよくても、他人から言われるのはまた違いますよ」
トゥエルヴ
「ぐぐ……」
ジャック
「いや、怖ぇのか……?」
アニトラ
顔についてはたしかに言って……なかった。
「気迫はあるとおもいます」
ジャック
「きはく」
トゥエルヴ
こくこく頷く。
ジャック
「そりゃあ、いつもカッカしてそうってこと……だよな?」
アニトラ
「自信というか、力強さというか、熱というか……? 怒りっぽい、と言っているわけではないですよ」
トゥエルヴ
「カッカしてるのは事実じゃない?」 炎の妖精魔法使うし、盾も燃えてるし
ジャック
「けど、あれだろ? アマイマスク?みてぇなのがイイんだよな? よくわかんねーけど、笑えってこと……か?」
トゥエルヴ
「甘いマスクつけるんじゃない……?」
ジャック
ジャックは足りない頭で考えて意識して笑顔を作ろうと試みた。
アニトラ
「個人的には自然体のジャックさんが一番良いでしょうか……」
ジャック
https://www.oricon.co.jp/news/2162260/photo/1/
このようになった
トゥエルヴ
草ァ!
アニトラ
はは、うそつき。えがおやくにたたない。
トゥエルヴ
「……え、こわ…」
ジャック
「……」にごぉ
トゥエルヴ
いきなり右ストレートふっかけてきそう
アニトラ
「……それはそれで……別の機会に、カレンさんにお見せしてもいいかもしれませんね」
「告白の際にはおすすめできませんが」
ジャック
「マジか!? イケてるか、これ!?」
「顔の肉、攣りそうだったんだけどよ……」
トゥエルヴ
「………」 なんか面白い事になってきたぞ
アニトラ
「もう一度言いますが」
「告白の際にはおすすめできません」
トゥエルヴ
「いけるいける。プロポーズする時その顔で――」 
アニトラ
口元を手で隠した。
トゥエルヴ
口を閉ざした。
ジャック
「お、おう」
アニトラ
だめです、トゥエルヴさんだめです。とばかりに首を横にふる。トゥエルヴに。
ジャック
「いけてねぇじゃねぇか!」 がっしぼっか>トゥエルヴ
トゥエルヴ
(・3・)こんな表情をした>アニトラ
「……冗談、冗談だよ。いたい、いたっ」
アニトラ
「だったらトゥエルヴさんこそ、そのお顔をフィオリさんに見せてみては?」
トゥエルヴ
「……え、なんでフィオリに……」
ジャック
「ん? お前、アニトラとじゃなくてアイツと付き合ってんのか?」
アニトラ
「わたしは今の話を聞いていますから、異性相手に見せてみるという意味で……」
ジャック
「そういや、アイツ、けっこーお前ぇのこと、見てんよな」
トゥエルヴ
「僕、笑うの苦手だし……」 アニトラに困惑した表情を見せてから 「……フィオリは僕の事以外も、よく見てるよ」 とジャックに返した
ジャック
「まぁ、あいつもカーチャンみてぇなとこあるしなぁ」 この場合のカーチャンは特定の人物を指す
トゥエルヴ
「……あいつの事思い浮かべただろ、今」
ジャック
本人たち「「大変遺憾」」
トゥエルヴ
ほんまになぁ!
アニトラ
「穏やかだったり、近い表情なら見ますが……」 最近よくわたしに見せますよね!
>トゥエルヴ
トゥエルヴ
「……え、そうなの?」 ほとんど無意識だった
ジャック
「よく見てるってぇと、まぁ、あいつの方だよなって」
アニトラ
ちょっと深いところは本人同士でもうちょっと話してもらったほうがいいきがするのであんまりつっつけない、ふたりのじじょう。
トゥエルヴ
姉トラ…
アニトラ
「そうですよ」 そうですようんうん。
ジャック
「そもそも、笑うのに苦手もクソも無ぇだろ」
トゥエルヴ
――……」 ジャックをからかって楽しい気分だったのに。いけ好かないアイツの話が出ると途端に気分が落ちた。
ジャック
「まぁ、やれっつって笑うのは確かにアレだったけどよ……」
アニトラ
「……イーサンさんのこと、そんなに好かないですか? 確かに融通がきかないところはありますけれど……」 この場合のカーチャンとあいつって言葉で誰のことか把握できたわ。
ジャック
「おいおい、どうしたぁ? 浮かねぇ顔しやがって」
トゥエルヴ
「笑うのは、難しいよ」 だから苦手なんだ
アニトラ
遺憾砲
トゥエルヴ
「……嫌いだよ、あんな奴」 アニトラにぷいっと素っ気なく返して
ジャック
「融通きかねーし、クソ真面目で小うるさいし、テメェのこと後回しで危なっかしいしでな、分かるぜ」
「オレんちの兄貴もそういうとこあったわ」
トゥエルヴ
仲間を得たり。そんな心持でジャックを見た……のに、続く言葉でげんなりした。
「あいつは兄じゃな――…ん?ジャックって兄弟いたんだ」
ジャック
「あれやれ、これやれ、あれはすんな、これはすんな、で口うるせーのなんの」
「そりゃあ、オレんち農家だしな、上も下もいるぜ?」
アニトラ
「近しいとそうなってしまうのでしょうか……?」
トゥエルヴ
「へぇ~」
ジャック
「うちの兄貴は10以上離れてっから近しいっつーとどうかね」
「あいつ、お前ぇと同じくれぇだよな? どうしてああなった??」
アニトラ
「じゅ、じゅう……」
トゥエルヴ
「……アニトラに聞いても分からないんじゃ」
アニトラ
「え? どなたとわたしがです?」
ジャック
「ん? ああ、イーサンとこいつの話な」 トゥエルヴを指差し
トゥエルヴ
――…まあ、同い年だけどさ」
アニトラ
「あ、ああ。……育った環境が違うなら、年頃関係なく違うものでは……?」
ジャック
「そういや、お前ぇって何さ……げふげふん、い、いや、きかねぇ、効いててねぇ、よし、よし」 女に齢を訊ねる、よくない、おれしってる>アニトラ
トゥエルヴ
危なかったなジャック!
ツァンナミサイルが飛んでくるところだったかもしれない
ジャック
体重を聞こう
トゥエルヴ
殺される
アニトラ
「い、いえ…………はい……」 ジャックとの付き合いはまだ短いので年を伝えるかどうかはまだ考えてしまうのだ。
ジャック
髪切った?今日何キロ?
アニトラ
それカレンさんにもききました?
トゥエルヴ
気軽すぎィ!
トゥエルヴ
「……?」 ジャックとアニトラの間に漂う妙な雰囲気に小首を傾げた
ジャック
「ま、まぁ……小うるせぇカーチャンみてぇな野郎だけどよ」
トゥエルヴ
ご懐妊した後にお聞きそういうのは
アニトラ
うっかり口が滑ってしまいそうなタイプでもあるし……ちょっとデリカシーないところもありそうだし……だなどとは言えない。
ジャック
「良い奴だぜ、あいつもな」
トゥエルヴ
「………」 ジャックを苦虫をかみつぶしたような表情で見つめて 「………知ってるよ、そんなのは」
アニトラ
「同じ年だからこそ、あれだそれだと言われるのが余計に耳についてしまうのかも……」
ジャック
「なんだよ、分かってんじゃねぇか」
トゥエルヴ
「………」 アニトラの言葉も一理ある。なんだか自分の心を冷静に解析されているようで、心がざわついた。
ぷるるっと首を横にふってそんな考えを払って 「……そんな事より、ジャックはいつカレンにプロポーズするの?僕も見に行っていい?」
ジャック
「つーか、ああ、隣で何でもソツなくこなされっとテメェがアホなのが丸分かりでつれーのな」と笑っていうのだ
「ぶっ」
アニトラ
「……」 余計な一言を言ってしまっただろうか。
トゥエルヴ
そんなからかい3割、本気7割の調子でジャックに聞いて、歩き出す。
ジャック
「ば、馬鹿野郎、見せもんじゃねーぞ!!」
トゥエルヴ
「……」 ジャックの言葉は聞かなかった事にしよう。アニトラの不安気な表情も、今は見なかった事にしよう。
「いいじゃん、僕も見てみたい」 プロポーズ
トゥエルヴ
頭が回らなくなってきたよママーーッ!
アニトラ
「ま、まあ後日、結果を見るということで……」
トゥエルヴ
二時なのママーーーーッ!!!
ジャック
こんな時間じゃん!
アニトラ
ンマアアアアアア!!!!!!!
ジャック
誰の仕業だ!!
アニトラ
み ん な
トゥエルヴ
楽しいから続けたいけど頭ぼんやりしてきて上手い言い回しが考えられなくなってきたのママーーーッ!!!
ジャック
「よくねぇわ!」
アニトラ
普通につづけちゃったw
トゥエルヴ
楽しいからしかたねえよ…
でもちょっと目がしばしばしてきたのも辛い…
楽しいからこそ頭働かせてやりてえええまたやろう!!!!1
トゥエルヴ
「ええー…」
ジャック
「オ、オレぁ走ってくるかんな! お前ぇら、買い物の途中なんだろ!早く戻らねーとおばちゃんに大目玉食らうぞ!」
アニトラ
おう!!!!!!!!!!
ジャック
「あ、あと、カレンの奴には言うなよ!? ぜってぇ言うなよ!?」
アニトラ
「あ、そ、そうですね。用事も終わったのです、持って帰らなければ……」
トゥエルヴ
「今日のデザートで手を打とう」
ジャック
「特におめーだよおめー! ああ、クソっ、わぁーったよ!」
アニトラ
「えっ」 よもやそんな言葉がトゥエルヴから!?
トゥエルヴ
???
「ならいいよ」 秘密にしておいてあげよう
ジャック
「とびきりのモンこさえてやっから、そいつを口に詰めて黙っとけ!」
トゥエルヴ
「とびきりのモン」 ぱっと目が輝いた
アニトラ
「ふふ……応援しています」
ジャック
「じゃあな!」 赤髪の少年は髪の色と同じくらい顔を真っ赤にして走り去っていった
トゥエルヴ
「また後でね」 ぱたぱた小さく手を振って
「…かえろっか」 とアニトラを見た。いつもと変わらぬ無表情。
アニトラ
「ええ、後ほど」 早く去っていく後ろ姿を見送る……
「そうしましょう。時間もほどよく経っていますし、皆さん起きてきているかもしれません」
トゥエルヴ
「……ん」 こくり頷いて宿に向けて歩き出し
アニトラ
「あの、トゥエルヴさん……」
トゥエルヴ
「……ん?」
アニトラ
「今ある繋がりを、自覚させて下さいまして……ありがとうございます」
トゥエルヴ
――……」 ぱちぱち、と目を瞬かせた
どう返せばいいだろうか。今更ながらにして、ジャックを一人帰らせた事を惜しく思うなんて
アニトラ
改めて言っておきたかったことを伝えてから、トゥエルヴが持つ買い物の荷物の一部を持った。
トゥエルヴ
「……どう、いたしまして」 頬をうっすらと染めてようやくそれを口にする。荷物を一部持ってくれたアニトラを見て、今度はアニトラの小柄な体格に合わせて歩調を緩めた。
ジャック
くくく、明日休みだから終りの時間など何も気にしていなかった(まさに外道
アニトラ
CCはつづくよどこまでも!!!!!!!!
トゥエルヴ
宿から商店街へ向かう時は先導する、される二人だったが、帰りは二人並んで歩いて行った。
トゥエルヴ
おわ!?
アニトラ
かわいいわね|~~~~
おわ!?
トゥエルヴ
僕も明日はお休み!!!!!
おわわわ!?
アニトラ
おやすみです!!!
り!?
トゥエルヴ
おわりーーー!ピピーーッ
セッションの長さじゃね?(n敗目
アニトラ
ゆっくりはなしちゃったから……ごめんね///
トゥエルヴ
熱い夜で楽しかった///
アニトラ
わたしはそうしがち……牛歩ロールするタイプ……
トゥエルヴ
ゆっくりロールはじっくり考えられてよいし、しゃかしゃかロールはぽんぽん進んでよい!
みんなちがってみんないい!!
アニトラ
しゃかしゃか(樽)
ジャック
アニトラとの親交度を上げることは出来たのか……?
トゥエルヴ
ログはいいねさんに尾根愛しておきます!!!
アニトラ
できてるできてる!!!!!
また話そうよジャック!!!
トゥエルヴ
できてるよーーー!!!ぼくともできてる!!!!
ジャック
いや、できた!オレたちはもう同じ飯を食ったダチだ!
トゥエルヴ
おーいえー!おれたちベストフレンド!!!!
ほな、われ!!!おやすむなり!!!
アニトラ
うおおおおおおおお
おやすあいsなtw-えあ
おやすみなさい!
トゥエルヴ
昔は明け方までロールする元気があったのにな……年か――
ジャック
ヨシ!寝よう!対戦ありがとうございました!
トゥエルヴ
なんて!?!?!
アニトラ
勢いづいて日本語がしんだ おやすみありがとう!!!!
トゥエルヴ
対あり!!!!!!!
!SYSTEM
アニトラが退室しました
!SYSTEM
トゥエルヴが退室しました
!SYSTEM
ジャックが退室しました
!SYSTEM
が入室しました
背景
BGM