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幕間

20220601_0

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 が入室しました
 
お前は……誰だ(魔剣伝説)
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 が入室しました
 
誰だ……
お前は……誰だ(最強列伝)
適当にヤクザで相手しようかな
好きに闘え……
殺す殺す殺す!
こっちが後から入る場合は席が他に空いてなかったら相席すませんって行くけど
どうする?
あーじゃあこっちが先に席におる体でよい?
いいよ
わあいめう
じゃあ最初は任せました(他力本願寺顕如)
これマジ?
 






 
 
まじ
 
――王都イルスファール、冒険者ギルド支店〈星の標〉。
日々多くの依頼が舞い込むこの宿には多くの冒険者が訪れており、また併設されている宿泊施設の存在から、
昼食時、そして夕食時には多くの人々がテーブルを占めている。
この日もそれは変わらず、店舗内は盛況で――
 
 
昼と夜はどっちがいい?
夜かな
おkpy
フレデリク
そんな店内の1つのテーブル席にいるのは、痩せぎすの身体に散切りの黒髪を持つ少年だ。
夕食時だというのに、そのテーブルの上には軽食がちらほらと並んでいるだけで、
とても年頃の少年が食べる様な量の食事は並べられていない。周囲のテーブルと比べれば、冷やかしにも近い程に寂しいものだった。
「……」 少年はと言えば、そんな軽食を頬杖をつきながら口にしていて
 
名前スペースで入るとめちゃくちゃピピピンするので変えてきていいですか(いいよ)
!SYSTEM
 が退室しました
 
いいよ
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アルタニアが入室しました
アルタニア
ふう
フレデリク
食事の貧相さなどまるで意に介していない様子でちまちまとフォークを滑らせていた。
 
うふ
とりあえずこんなもんでDO
アルタニア
おkぷ
アルタニア
そんな盛況な店内を訪れたのは、大きく背中の空いたハイネックのノースリーブのシャツの上に薄手のジャケットを羽織ったリカントの娘だ。
アルタニア
頬などに僅かに紅く染まっていて、髪も艷やかに揺らめいている様子から、風呂上がりに食事を取りに来たのだろうと、よく観察してみれば気付くかもしれない。
近くに居た従業員を捕まえて注文を済ませると、何処に座ったものかと店内を見回して――
「すみません。此処、よろしいですか?」 偶々空いていた少年の対面にやってくると、小さく首を傾げながら訪ねた。
フレデリク
「はん?」 フォークに刺したサラダを一口運んだところで掛けられた声に視線を上げると、
アルタニアと視線を合わせ、小さく声を漏らしながら周囲を見回した。
アルタニア
「席が殆ど埋まっているようで。流石にこの時間は混みますね」
フレデリク
「……なんだ、ぼうっとしてたらがっつり混んでたか。いいぜ」 ひょい、とサラダが盛られた小皿――セットメニューについて来る程度のそれを手前に引くと、頷いて応えた。
対面の椅子に載せていた、散髪用の仕事鞄も自分の足元へと下ろすと、
「ほい」 軽く言って、座る様に促した。
アルタニア
「わざわざすみません」 狐のような耳と尾を揺らしながら頭を下げると、背もたれ部分の隙間に尻尾を通すようにしながら座る。
フレデリク
「そもそも一人でテーブル占領してた訳だしな」 苦笑して、気にするなと頭を振った。
「フレデリクだ。お前は?」 
アルタニア
「確かに、この時間にテーブル席を一人で占拠しているのは、要らぬ恨みを買ってしまいそうですね」 責めている口調ではなく、同意するように苦笑して。 「アルタニアと。一応、この店の末席に名を連ねている冒険者です」
フレデリク
「な、絡まれる前に来てくれて助かったかもしれないし」 明るく笑うと、名乗ったアルタニアに頷いた。
「どっかで縁がありゃ宜しくな、アルタニア」 テーブルに備え付けられていたメニューを差し出しつつ、そっとフォークをサラダに突き刺して口元へ。
アルタニア
「この店の客層は良い方ですから、早々喧嘩を売られたりはしないでしょうが、他の店ではありがちですしね」
フレデリク
「ん、そうなのか? 他の店って知らないんだよな、ここくらいしか登録してねえし」 もぐもぐ
アルタニア
「ああ、大丈夫です。注文は既に済ませましたので」 差し出されたメニューを手で制しつつ、テーブルの上に改めて目をやる。 「……もう食事の終わり時でしたか?」
フレデリク
「お、そっか」 ついーっと戻して。 「気にしなくていいぜ、元々そんなに食わないんだ」 
袖口から見える細腕は当然の様に骨ばっていて、種族柄肌色も決して良くはない。
アルタニア
「イルスファールは治安がいいとはいえ、酔客の多い店もありますから」 今までの経験を思い出しているのか、ふうとため息をついて。 「……それはよくありませんね。健康な成人男性で、特に運動量の多い冒険者なのに食が細いというのは」
フレデリク
鎧で隠れている内はそうでもないものの、普段着のままでは不健康そうな少年、という印象は隠せそうになかった。
「訳アリか?」 苦笑しつつ、 「良いんだよ、これでもそれなりに働けるんだぜ?」
アルタニア
「ここでは滅多に巻き込まれませんが、故郷の方では喧嘩やちょっとした抗争に巻き込まれることは少なくありませんでしたね」
フレデリク
「抗争って」 穏やかじゃねえなあ……
アルタニア
「動けるというのは疑っていませんが、あまり看過出来ることではありません」
「舎弟や手下の世話を見るのは兄貴分や長の役目。ガルバさんは口を出したりしないのでしょうか……」
フレデリク
「……」 舎弟……手下……
「舎弟に手下ってのはなんか、あんま聞かない表現だな? ……所属はしちゃいるが、そこまで近しいもんでもないからなあ」
ひとりの食生活に口出しまではするめえよ、と空になった皿にフォークを置いた。
アルタニア
「……そうですか? 舎弟はともかく、手下は一般的な表現かと思いましたが」 カタギにも伝わりやすいような言葉を選んだはずなのに、と小さく首を傾げた。 「ひとりひとりの面倒まで見るのは確かに難しいでしょうが、あなたは明らかに年齢、身長に対して体格が細いですから」
フレデリク
「まあ……手下っちゃ手下か……」 仕事を振る奴と振られる奴で。 「ここにゃ俺よりもっと危なっかしい奴らがいるからな」
「そっちを見て……」 見てるか……?>ガルバ
アルタニア
「正確には上下関係ではありませんけど……」 釣られてガルバの方を見たら、ガルバはこっちを見てはいなかったが代わりに店員が夕食をトレイに載せて持ってきた。
フレデリク
見ちゃいねえ!
アルタニア
どうも、と短く答えてそれを受け取り、テーブルの上に置いて。 「この混雑で流石にこちらを気にする余裕はないでしょう」
フレデリク
「……」 ちら、とアルタニアの前に運ばれてきた食事を一瞥した。
アルタニア
手を合わせると、ナイフとフォークを手に取った。
運ばれてきたのは、主食に主菜に副菜、サラダにスープとバランスよく揃い、量も程々の食事だ。
フレデリク
「そりゃそうだな」 はっとした様に視線を戻して、からから笑いながら頷いた。
これくらい腹が叫んだ。
1D100 → 33
アルタニア
「仕事をこなしている冒険者ならば、食事に困ることは早々ないでしょうし……」 腹の鳴る音が聞こえると、耳をぴくんと動かして。 「……やはりまだお腹が空いているのでは?」
フレデリク
「……」 ちぇ、と小さく息を漏らすと、観念した様に頷いた。 「もう少し腹入れとくか……」
アルタニア
「今日だけの問題ではありませんよ。健康な身体を作るには、正しい生活リズム、運動、食事が不可欠です」
フレデリク
「色々あってな、そんなに金が手元に無いんだ。だから最低限にしてんだけど――」 続けようとした言葉は、正論の前に二の句を継げなかった。
アルタニア
「重要な時に長く動ける持久力を身に着けておかないと、文字通りの鉄砲玉で終わってしまいます」
「……ふむ。冒険者としての仕事に困っているわけでもなさそうですし、賭け事や酒などの浪費が好きなようにも見えませんが」
フレデリク
「……耳が痛えや」 この所相手にしていた、受け流す事が出来る手合いでもない。その通りだと頷いて、
アルタニア
「自分でも理解出来ているのなら、ご自愛ください。あなたが倒れて困ったり悲しんだりするのは、あなただけというわけではないでしょう」
フレデリク
「俺はこっちに“流れ”て来ててな。その時世話になった奴に送ってるんだよ、いくらかだけどな」 冒険者としての収入も装備と食事に最低限だけを回し、
その残った大半と副業――元は此方が本業だったのだが――である髪結いの収入を全て回しているのは、いくらかの範疇を大いに超えているがそれは伏せておいた。
「何とかなるし、何とかするさ。どうにもならねえ範囲にはしてねえ、……筈」
アルタニア
「その心掛けは立派なものです。しかし、それであなたが健康でなくなるのならば、それは世話をしてくださった方々に対して義理を欠くというもの」
「何とかすると口にするからには、何とか出来るように常日頃から備えておくべきではないでしょうか」
フレデリク
「待て待て、これでも名剣の仕事は熟せてるんだぜ? 勿論、出る前にはそれなりに腹に突っ込んでるし……」
アルタニア
「普段はあまり食事を摂らず、特定の時だけ多量に摂取するというのは、逆に身体への負担が大きくなります」
会話の合間に食事を進めながら。 「……と、すみません。つい説教じみたことを長々と喋ってしまいましたね」
フレデリク
「……」 返答に詰まった後、続いた言葉に頭を掻いた。 「いや」
「全面的にアルタニアが正しい」 言葉と裏腹に、表情は気まずそうに視線を逸らした。
アルタニア
「私の故郷はお世辞にも治安がいいとはいえない地域でしてね。様々な原因で満足に食事を摂ることの出来ない子供も多かったのです。それでつい、お節介を」
フレデリク
「俺も似たようなもんだ。チビ共が腹空かすくらいなら、自分が空いてる方がマシだからさ」
「流れて来る前は妹がそうだったし、流れてきてからは世話んなった孤児院のチビ共がそうだ。傾きかけてたから、放っておけなくてよ」
「……だからって自分の分を手抜き過ぎだ、ってのはまあ」 「まあまあ言われるんだが、そりゃそうだよな」
アルタニア
「ええ。少なくともあなたの跡を継げるような子たちが育つまでは、あなたが倒れるわけにはいかないのでしょう」
「役目が終わったからといって、自分を蔑ろにしていいというわけでもありませんが」
フレデリク
「だな。……よし、食うか」 頷くと、近くに居た店員を呼び付けていくらか料理を注文していく。
アルタニア
「そうしてください。今日だけでなく、きちんと毎日、ですよ」
フレデリク
「あー、……解った。無理のない程度で、な」 何品か注文をすると、受け取った店員が離れて行って。
「アルタニアの地元は、この辺りじゃないのか?」 店員を見送ると、アルタニアに視線を戻した。
アルタニア
「極道の世界においても、親分、兄貴分が食事もまともに摂っていなかったり、身体を鍛えていなかったり、逆に身体が弛んでいたりするとすぐに舐められますからね」
食事の手を止め、腕を組むとうんうんと頷いた。
「私は少し遠く――リアンの西に広がるミール地方の出身です」
フレデリク
「極道っつったか今?」
アルタニア
「……」 咳払いをひとつ。
フレデリク
「いや誤魔化せてないからな! 言ったな今!」
アルタニア
「……まあ、言いましたが」
フレデリク
「……」 が。
アルタニア
「……私がそうだと言ったわけではありません。創作小説の世界の話かもしれないでしょう」
フレデリク
「好きなのか? そういうの」
アルタニア
「ええ、まあ。義理、任侠、人情、いい言葉ではありませんか」
フレデリク
「……」 本好きな奴って特徴的な奴が多いな。
「と、……ミールったら、シラーのもう一個奥か」
アルタニア
「シラーの西にルスルリアン王国やディニス大鋼国があり、さらにその西ですね」
フレデリク
「あー……」 あったか……。 「ってなると、だいぶ遠出してきたんだな?」
アルタニア
「はい。故郷の方で色々とありまして、組を――こほん。跡目を継ぐための経験を積むために、こちらに出て来たんです」
フレデリク
「組っつったか今?」
アルタニア
「……家の聞き間違いでしょう」
フレデリク
「聞き間違えるかそこ!?」
アルタニア
「空腹で聴覚が鈍っているのでは――……というのは流石に無理がありますか」 はあ、とため息をついた。
「すみません。あまり人前では伝わりにくい言葉を口にしないようにと、注意はしているのですが」
フレデリク
「……気にするなよ。寧ろ意味は分かっちまうから、」
「何となく、どういう奴かはわかっちまったけど……」 治安の悪い地元の組の跡継ぎ!
アルタニア
「わかるんですか? そういえば、先程極道という言葉も意味を理解していたようでしたね……」
フレデリク
「知り合いの馬鹿の影響で、この所いくらか本には手を付けててな。何となく、だけど」
アルタニア
「家の名誉のために言っておきますが、私たちの組は、マフィアやギャング、シンジケートといった犯罪組織とは大きく異なりますからね」
フレデリク
「……」 「ってなると、何が残ってるんだ?」 シンジケートが解らなかった事は口にはしないでおこう。
アルタニア
「ふむ……どう言えば一番伝わりやすいでしょうか。極道というのもやや犯罪集団的な意味合いを持ちますし」
フレデリク
「何となく、俺もそっちのイメージだったからな」 
アルタニア
「まあ、呼び方はともかく、そういった組織がのさばらないように、抑止する役目を担っていたと思ってください」
フレデリク
「はあん。……その後継ぎの為の勉強、か」
「こっちまで来ちまってよかったのか? もっと、手近な所でだってあったろ?」
アルタニア
「当主であった父も、それを支えていた母も、主要な組員たちも皆亡くなって、組としての機能を維持することが難しくなってしまいましたので」
「残った者たちと相談した上で、一度私はこちらへ、ということになったのです」
「あちらに残ったままでは、いつカチコミをかけられるかわかったものではありませんし、周りの人々を巻き込んでしまう危険も高いですから」
フレデリク
「……」 む、と口元が少し困った様に結ばれると、小さく頭を掻いた。 「悪い、言い辛かったろ」
アルタニア
「いえ」 目を伏せて首を横に振る。 「済んだことです。事実として受け止めることは出来ていますから」
フレデリク
「……そっか」 強い奴だ、と心中で呟いて。
「にしても、組……人を率いるのに役立つ経験、か」
アルタニア
「人にそういった気遣いが出来るんですから、それをもう少し自分にも向けてあげてくださいね」 しつこいようですが、と咎めるような口調ではなく、優しく苦笑しながら口にして。
「様々な人間と触れ合い、背中を預ける機会は多いですから。単純に危険な状況に身を置けば、己の力を磨くことも出来ます」
フレデリク
「ん、……まあ、必要な時には必要なだけしてるからな」 気遣いを、という言葉にはやんわりと答えた。
「殊勝だな。人の上に立つとかじゃなく、そういう意味じゃあ確かにこの仕事は向いてるよな」
アルタニア
「力で解決することが多いとはいえ、それだけでもありませんしね。武力以外での解決は、炎武帝も推奨する所です」
フレデリク
運ばれてきた食事――当人としては沢山頼んだつもりだが、やはり量は少ない――をテーブルにいくつか並べて、
「まあ、色んな奴がいるからな。それだけ色んな方法も生まれるよな」
「……」 前回の仕事を思い出して少し頭痛がした。アトランティスからの話はまだなさそうだが。
アルタニア
「……」 やはり少ないのでは?と目を細めた。
フレデリク
「……」 「なんだよ」 その目は。
アルタニア
「ええ、まあ。色々な人間がいたのは、故郷の方も同じでしたが」
「まだ足りないのでは、と。見たところ、身長も私より低い気がしますし……」
フレデリク
「……」 ぴくっ。
アルタニア
「男性はまだ身長が伸びる余地はあるでしょうけど……」
フレデリク
「……止まったんだよな」
「いや、食ってないから自業自得なんだが……」
アルタニア
「背が高くないことにコンプレックスを持っているのなら、尚の事きちんと食べてください。男性としての魅力に背の高低は関係ないとはいえ、伸ばしたいと思っているのならそうすべきです」
 
「まあ、それはそうだけどよ……、背は今から食っても伸びるかどうか、だな……」
フレデリク
俺!
アルタニア
「私は流石にもう伸びないでしょうけど、あなたはまだ間に合うのでは?」
フレデリク
「止まってそのまんまだからな。食ってたら案外伸びるかもってのはそうだな」
アルタニア
「それに、背が伸びずとも体格が良くなれば頼り甲斐があるように見えますよ」
フレデリク
「ナメられるのも別に少なくはなかったし、良い機会かもな。……見直すか、諸々」
アルタニア
「そうしてください。どういったものをどのくらい食べればよいか、どういった料理が向いているのか、あるいはその作り方などは教えられますから、必要になったら聞いてくれて構いません」
フレデリク
「……何だよ、メシにも詳しいのか?」 ぱちぱちと目を瞬かせて。
アルタニア
「舎弟……家族や仲間のために料理を振る舞うのも、上に立つ者の務めでしたから」
フレデリク
「そうなのか? そういうのは大体、上ってよりは下のイメージだったんだが」
アルタニア
「勿論、上の者に対して奉仕するために作ることもありますが、下の者たちを食わせるのもその者の器量と見られるんです」
「普段から世話を見てやっておけば、裏切られる可能性も少なくなる、なんて考えに基づいている者もいるようですが、まあそれも器量のひとつでしょう」
フレデリク
「そういう打算もまあ、まるきり無い奴ばっかりじゃないよな」
「……例えば、俺は何喰えばいいんだ?」
アルタニア
「打算であっても絆が深まるのならば、悪いことではありません」
「そうですね……。全体的に栄養が不足しているようですから、バランスよく様々なものを食べるのは前提として、」
「やはり肉や魚を沢山食べるようにしてください。身体を作る素になります」
フレデリク
「……大体食うのと肉と魚、か」
アルタニア
「ええ。鍛錬の効果も出やすくなるでしょう」
フレデリク
「ガルバのおっさんに声かけて、明日からそれなりに食ってくよ。……チビ共に食わせる分の確保と自分の分もしなきゃな」
アルタニア
「そうしてください。子供たちにも振る舞ってあげると、喜ばれると思いますよ。手が空いている時なら、私が教えましょう」
フレデリク
「して貰ってばっかになっちまうからな、……何か出来る事がありゃいいんだが」
アルタニア
「同じ宿に所属しているよしみです。気にする必要はありませんよ。どうしても、というのなら思いついた時に返してくれれば十分です」
フレデリク
「それじゃ気持ちよく頼めねえからな、手が足りない事やら困り事、何かないか?」
アルタニア
そういうと、自分の分、フレデリクの分の空になった食器をトレイにまとめて載せてから、筆記具を取り出すとさらさらと自分の宿泊先をメモに書いた。
フレデリク
「……っと、おい!」 自分の分も纏められると、慌てて声をかける。
「待て待て、そんなにして貰いっ放しじゃこっちも引っ込めねえって」
アルタニア
「では、時々訓練に付き合ってもらえれば。自分以上の実力者との訓練は貴重です」
「食器をまとめて片付けるくらい、大した手間でもないでしょう」
トレイを手に立ち上がると、代わりにテーブルにメモ書きを置いた。 「ここか、炎武帝の神殿に伝言を残しておいてくれれば、連絡は取りやすいと思います」
フレデリク
「そんなんでいいなら構いやしねえけど。……そうだ、これでも理容師の端くれだからよ、何かあればいつでも言ってくれ」 言いながら、メモを描いたアルタニアに手でペンを貸す様に示して。
アルタニア
「理容師……なるほど、そうでしたか」 ペンを手渡しつつ、ふむ、と考えて。 「だったら、その方面で頼むかもしれません。こちらでは馴染みの店もありませんし」
フレデリク
拙い字で自分の名前と、〈星の標〉の部屋番号を記していって、
「これでも“髪結い”の、なんて呼ばれてるんだぜ」 笑いながら言うと、記したメモをアルタニアに差し出し、彼女のメモを受け取った。
アルタニア
「それは不勉強でした。冒険者としての二つ名にそれとは、良い宣伝効果がありそうです」 笑ってメモを受け取って、トレイを手にしたまま軽く頭を下げる。 「それでは、今日はこれで。また会いしましょう」
フレデリク
「ああ、色々助かった。……んじゃ、またな」 緩く手を振って、その姿を見送った。
アルタニア
片手で手を振り返すと、食器をカウンターに返してから、店を後にした。
フレデリク
胡散臭くない、真面目そうな奴との会話は穏やかでいい。そんな事をぼんやり考えながら、
残った皿に手を付け、それを食べ終える頃には胃もたれに襲われ始めており、日頃食事を減らしていた事を後悔する事になるのだった。
 
こんな感じでおkpyです
アルタニア
ログは恐らく2022/06/01_0になる……
お疲れ様ぽよです。
お付き合い感謝~
 
おつかれさまぽよ~~
固定がんばえー!
アルタニア
がんばえ~~~
ぷいきゅあ~~~
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 が退室しました
アルタニア
!SYSTEM
アルタニアが退室しました
背景
BGM