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追憶のリテラチュア 幕間:アーネスト、ノーラ、アスミ

20220519_0

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GMが入室しました
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アーネストが入室しました
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ノーラが入室しました
ノーラ
何がはじまるであります??
アーネスト
お前にはバケツに戻って貰う
ノーラ
バケツは嫌だバケツは嫌だバケツは嫌だ
GM
お待たせしました。
じゃあ準備時間にどこではなそう
ノーラ
王都のどこかってことになるのかな
GM
アスミとオリヴィアの部屋だった気がする……
<アーネストが来るの
アーネスト
アスミとオリヴィアの部屋か、もしくは二人で出かけるんだったら
その近場でノーラと会う感じかな>アスミヴィアが出かけるなら
GM
まあ無難に部屋にしておこうか
ノーラ
新しい鎧を見繕ってきたところかもしれないであります(まだ届いては居ない
アーネスト
じゃあ部屋に行く所で
ノーラとばったり会って一緒に行くか(?)
GM
OK
ではやっていきましょう。
よろしくお願いします。
アーネスト
よろしくお願いします。
ノーラ
よろしくお願いします
 
 
GM
“紅き魔女”ルーベルリアの助言により“蒼き観測者”のことを知る青年らと出会った一行は、観測者の分体とも呼ぶべき存在に会うため、ニデア山の奥地を目指すことになった。
久しぶりのイルスファールの王都の景色を眺めながら、各々準備を整え、出発の時が刻一刻と迫る中、
“才気煥発の魔女”の二つ名で冒険者として(多少)知られている(自称)天才魔女の部屋には、部屋主の他にもうひとりの少女が居た。
薄水色の髪の神秘的な雰囲気の少女は、今は神秘的というよりは機械的で人形めいた雰囲気を醸し出している。
GM
いつでもどうぞ
アスミ
その人形のような少女を見ては、魔女は何かを思索するように顎に手を当てて唸る。
静かな時間が流れる部屋に、ノックの音が転がり込む。それに続いて、外から少年と少女の声がアスミへと呼び掛けてくる。
アスミ
「どうぞ。開いてますよ」
アーネスト
――先生、アーネストです」 普段通りのノックと名乗りを告げつつ、先程合流して共に訪問する事になったノーラに視線を向けた。
ノーラ
こ、こんにちは、あの、ノーラです」 思いがけない訪問になったことでやや緊張気味である
アスミ
「分かってます。ノーラさんが一緒に来ることも」
アーネスト
アスミの返答とノーラの声に頷きつつ、 「……えっ」
ノーラ
「ぇえ……っ!?」
アーネスト
その言葉に驚きつつゆっくりと扉を開いて、ノーラに先にお邪魔する様に促した。
ノーラ
「ど、どどうして……アーネストさんとは、さっき、偶然……」
アスミ
しばらく空けていたからだろうか。部屋の中にはあまり物が置かれていない。
アーネスト
「聞いてみましょう、ノーラさん」 アスミの言葉に興味津々と言った様子で、肩に載せている猫も落ち着きなくそわそわしている。
オリヴィア
ベッドに座ってぼうっと窓の外を眺めていたオリヴィアが、入ってきた二人を一瞥だけして、また外の景色へと目を向け直した。
ノーラ
「は、はい。し、失礼、します」
アスミ
「ふふん。どうしてノーラさんも一緒だとわかったのかしょうがない、という顔ですね」
アーネスト
「失礼します、先生。――気になりますよ、勿論」 ノーラに続いて部屋に入り、後ろ手に扉を閉める。
アスミ
テーブルの上に置いてあった大きなとんがり帽子を手に取ると、それを片手の人差し指で器用にくるくると回して。
ノーラ
コクコクと力いっぱい頷く
アスミ
「無論、魔術によって未来を読んだのです」
――と言えればよかったんですけど」
ノーラ
「未来!」
アスミ
「単純に、部屋に近付いてくる足音で分かっただけですよ。廊下を歩く音、階段を上る音って、結構人によって特徴が出ますからね」
アーネスト
「……もっと単純な所だったね」 ノーラに微笑みつつ
ノーラ
「わ、私の足音、そんなにうるさかったですか……?」未来を読んだという言葉を信じかけていたが種明かしの内容に、連れ立つ少年を見上げた。
アスミ
「うるさい、うるさくないとか、そういうのじゃありませんよ」
アーネスト
「うーん、うるさい……ってよりは、踏み出し方とか、かなあ」
ノーラ
工房街で鎧を新調に行った帰りなので、今は甲冑姿ではない。こうしていると小柄な少女に過ぎないのだ。
アーネスト
「自分だと解らないけど、人のものだと案外解ったりするよ。長い間一緒に居たりすると、やっぱりね」 ノーラさんも人のものならわかるかもしれないし、と続けて。
ノーラ
「か、考えたことが無かったです……それじゃあ、皆さん、それぞれ違うんですね……」
アスミ
「アーネストさんや私は、特にそういうのに敏感でしょうね。気にしなくても気になってしまうものなんです」 よっ、と掛け声を掛けて帽子を上に投げると、上手くそれを頭に被って。
「とりあえず座ってください。魔術の修行の成果の確認でも、質問でも、人生相談でも何でも受け付けましょう」
アーネスト
器用だなあ、と帽子を弄ぶ様子を見て小さく息を吐いた。
ノーラ
「今度から、気を付けて聞いてみますっ」ぐっと拳を握る。
アーネスト
「はい。……さ、ノーラさん」 どうぞどうぞ、と先に座る様促した。
ノーラ
「あ、はい、し、失礼します……あ、これ鍛冶屋さんに行ったら戴いたんですが……良かったら」小さな袋に入れられた数個の飴玉を取り出して
アスミ
「最近は鍛冶屋さんで飴とかもらえるんですか」
アーネスト
「……ノーラさんだからじゃないですか?」 タブン……。
アスミ
「……まあ、飴玉とかあげたくなるような感じはありますね、確かに」
ノーラ
「ええと、その……奥さん?用にたくさんあるからって……?」首を傾げながら
アーネスト
「……」 多分先生もそうなんだけど、とは口に出さずに腰を下ろした。
ノーラ
「そ、そうですか……?」
アスミ
「あー……ああ……」 ノーラの言葉に、納得が行ったけれどなんともいえない様子で頷いた。
「折角ですしいただきましょう。いただきまーす」 ひょいっと1つ飴玉を摘むと口に放り込んだ。 
アーネスト
「えっと、僕は成果を見て貰いに来ていて。ノーラさんは、さっきすれ違った時に、折角だから一緒にどうかなって」
いただきます、と自分も一つ頂きました。
ノーラ
「で、でも、凄いお店でした! 通常の3倍の速さで仕上げてくれるって」
アスミ
「使い魔を使役出来るようになっていれば、一応一人前ですしね。欲を言えばあと1段階は、ってところですけど」
ノーラ
「偶々、お客さんが少ない時みたいで良かったです……」
アスミ
ころころと頬の内で飴玉を転がしながら。 「代わりに見たこともないやばい武器になる確率も高いですけどね……」
アーネスト
頷きながら、白い長毛に蒼の瞳を持つ猫を抱えて持ち上げた。でろーん、と身体が伸びる伸びる。
ノーラ
「……?」
アーネスト
「……あれ。お知り合いなんですか?」 その鍛冶屋さん。>アスミ
ノーラ
「わぁ」長い猫だ、長い。ながーい
アスミ
「いえ、行ったことはありませんし知り合いでもありません。ただ噂は偶に聞きますので」
「なんというか」 猫に手を伸ばし、顎を指で撫でる。 「アーネストさんらしい猫ですね」
アーネスト
「カスパールと闘った時に、ボタンがかかったみたいな感じがして。……それから、巧く扱えるようになったというか」 
行った事が無い、という言葉にはなるほど、と頷きを返した。
ノーラ
「この猫、アーネストさんが作ったんですか……?」
アーネスト
「……次もやったら実験に使うって怒られました」
照れ笑いを浮かべて、酷く嬉しそうにしながら頷いた。>ノーラ
アスミ
「そこは戦士も魔術師も同じですね。死線をくぐる時に、ふと閃くことはままあります。死ぬ危険も高いですけど」
ノーラ
「ええと、この子の目でものを見られるん……ですよね」
アスミ
「ええ。私たちが使役するものは、自我を持ちませんけど、使い魔の五感を通して物を感じることは出来ます」
ノーラ
――世界が大きくて広く見えるんでしょうか……」目を閉じて想像を働かせているようだ
アーネスト
「多分、」 つけたままの指輪をひとつ撫でて。 「指輪のお陰だと思うんです」
アスミ
「初めて使い魔の目を通してものを見た時は、確かにその大きさに驚いた覚えはありますね」
アーネスト
「これを貰ってから、色んな人と繋がって、色んな視点でものを見て。前の自分じゃないくらいに成長出来てると思うんです」
「……出来てすぐは、眼が回っちゃったから一旦解いちゃった」 >使い魔
アスミ
「そうですね。他人の考えていることが、普段よりずっとダイレクトに伝わって来るのは、いい意味でも悪い意味でも経験になると思います」
ノーラ
「急にたくさん見えるようになったら、私じゃきっと慌てちゃって歩くことも出来そうにありません」
アスミ
「大体の人はそうだと思いますよ。ま、私は秒で慣れましたけどね、秒で」
アーネスト
「溺れちゃいそうになったよ」 ノーラに応えると、膝の上に猫をおろせばぱぱぱっとアーネストの肩から頭に乗り上げた。
オリヴィア
「…………」 つい、とオリヴィアの視線が一瞬アスミを向いた。
ノーラ
「ふふ……っ」 アスミの物言いに笑みを漏らし
アーネスト
「まだちょっとあっぷあっぷするから、やっぱり先生は凄いなって……、」 オリヴィアが動けば、それに素早く反応してこちらも視線を向ける。
ノーラ
「あ……」 アーネストの動きで遅れてオリヴィアの挙動に気付いt、声をあげた
アスミ
「オリヴィア、しっ、ですよ」 人差し指を口の前で立て
オリヴィア
アスミの動作に小首を傾げると、会話への興味が失われたようにまた窓の外を眺め始めた。
アーネスト
彼女の動きだけではその意図を察する事は出来なかったが、アスミの様子に小さく笑みを浮かべた。
「……オリヴィアさんは、何か知ってるのかな」 
ノーラ
「……オリヴィアさん、その……少しは、よく…なりましたか……?」 よい、という言葉を口にするのに躊躇った。今の状態がわるい、かと言えば、奇蹟以外の何物でもないと知っているから
アスミ
「・3・)~♪」 アーネストの言葉にはヘタな口笛で答えた。
アーネスト
アスミの解りやすい反応に浮かべた笑みも、ノーラの言葉を聞けば真剣そのもの、といった色に変わる。
アスミ
「まだ大きな変化は。……まあ、何をしたわけでもないので当たり前ですが」
アーネスト
「これから、ですもんね。これから……」
アスミ
「私の紀行録には多少反応を見せてはくれるものの、やはりきちんとオリヴィアを取り戻すためには観測者に助言を乞う必要がありそうです」
ノーラ
「何かをすれば……変わるでしょうか……」
もっとも、ルーベルリアの館に居た時点でも、試せることは一通り試したことだろう。
アスミ
「今出来ることは、既にやり尽くしました」
アーネスト
「うん。……でも、今できない事を、やりに行くんだよ」
ノーラ
「そ、そう、ですね……」
アスミ
「魔女としては少し歯痒いところがありますが、やはり目には目を。魔剣には魔剣でどうにかする他ないのかも知れません」
「ま、どんな方法が提示されるのかは実際に行ってみなければ分かりませんけど」
アーネスト
「どんな試練があるのか、それを超えた先に何があるのかは想像も付かないですけど……、皆なら、きっと大丈夫ですよ」
ノーラ
ゴァンに呼ばれてしまった…速攻で片付けてくる!
GM
いってらっしゃい
アーネスト
ゴァヌ!?
GMのご飯とかは大丈夫?
GM
よゆう
ノーラ
聞きに専念する
GM
適当なタイミングで食べる
アーネスト
OKDOS
アーネスト
不安が無い訳ではない所か、それよりも不安の方がもっと大きい。向かう先に何があるかもわからず、手に入るかもわからない。
アスミ
「お師匠様のことです。必要なものは用意して、お膳立てしてくれているはずです」
アーネスト
それでも進めるのは、仲間達と、それから師の師、“銀の魔女”が遺したものがあるからだ。
アスミの言葉に笑みを深めて頷いた。
アスミ
「後は弟子として、私がそれを活かすだけ。今は皆さんも居ますから、これほど簡単なことはありません」
アーネスト
「皆でいて、それでようやくスタートライン。……なんて気もしますけれど」 苦笑して。
アスミ
「スタートにすら立てていないのに比べたら、よっぽど簡単でしょう」
アーネスト
「そうですね。……あとは進んで、掴むだけなんですから」
アスミ
――幸い、弟子も思った以上の速さで成長を見せてくれていますから」
アーネスト
「……、」 口にされれば、ぱっと表情が明るむ。そしてそれよりも明確に、頭上の猫が尾を振った。
「先生の期待に応えられているなら、嬉しいです。でも、これからは」
「期待を超えて、驚かせるくらいになってみせます」
アスミ
「はあ……素直な弟子っていいですね」 とても実感の篭もった様子で息を吐いた。 「これも師の人徳でしょうか……」
アーネスト
「……」 頭上の猫の尾がぱたりと揺れた。 「先生って、“銀の魔女”さんの下で学んでる時は、素直じゃなかったんですか」
ノーラ
クッタ
アスミ
「師匠の性格があれだと、弟子の性格も歪みますからね。歪んだ性格の師から私みたいにとんでもなく品行方正な弟子が生まれることもありますけど」
アーネスト
クッタカ
GM
はやい
アスミ
「…………」 腕を組んでうなり始めた。
アーネスト
「……」 盛ったな??
アスミ
「いやでもあれはお師匠様が悪いと思いますよ?」
「最初は魔術を見てくれるって言ったのに全然見てくれなくて、自分は魔法でちょちょいと出来る雑用も全部私に押し付けてきましたし」
「自分の嫌いな食べ物はぽいぽい人のお皿に投げてきますし」
ノーラ
「し、しろがね様、好き嫌いがあったんですか……」しばらく聞き手に専念していたが、意外な言葉を聞いて思わず
アスミ
「初めての里の外での修行は、いきなり一ヶ月冬の雪山にひとりでぶち込まれましたし」
「今思えばどこだったんでしょうねあの雪山……」
アーネスト
「す、好き嫌いは良くないなあ……、でも、きっと見ていてくれたんでしょうね、その時も」 >雪山
アスミ
「ブロッコリーとか嫌いでしたよ」
アーネスト
「美味しいのに……」
ノーラ
「美味しい、ですよね……・」
アスミ
「流石に見てもらってなくちゃ死ん…………いや、どうかなあ……」 遠い目
「まあ、お陰様で好き嫌いはなくなったのでその点は感謝してますけど」
ノーラ
「き、きっと、アスミさんならこなせるって、信頼していたんですよ」
アーネスト
「……その為にしてた! とか」 >好き嫌い
アスミ
「いやあれは体よく自分の嫌いな食べ物を処分してただけですね」
「無事?に帰った時、あたかもその辺を散歩してきただけみたいに迎えられたのは確かですね……」 >ノーラ
「しかし――
アーネスト
「……?」
アスミ
「私と同じような修行を、アルギュロスも受けていたんでしょうか……」
ノーラ
「……」
アーネスト
「……、どう、なんでしょう。もしかしたら、また違っていたのかも」
アスミ
「あんな修行を受けたら、お師匠様やアングルシ妃国を恨むのもやむなしではありますが……」
ノーラ
「あの人達は、」何がしたいんだろう、何故ああなってしまったのだろう。疑問は尽きないが口にしても答えが出るものではないと気付いて口を噤んだ
「そ、それは、違うと思います……っ」
アーネスト
「……」 口を噤んだノーラに視線を向けると、小さく首を傾げて促そうとしたが、
小さく瞬きをしつつ、アスミへと口を開いた彼女の言葉を待つ。
アスミ
「冗談ですよ。……ソーテリアを演じていた彼女を見てはいましたが、」
「彼女がリアーヌを通して、オリヴィア……巫女の身を案じていたことは、事実だと思います」
ノーラ
「……ただ、アングルシとの繋がりを失くすだけじゃ駄目だったんでしょうか」
アーネスト
「……あの人が望んでいたものには、それじゃたどり着けなかったんじゃないかな」
アスミ
「あの時だけの印象にはなりますが、彼女にとって最も重要だったのはリアーヌとの再会だったのでしょう」
「リアーヌは、一度死んだ存在――しかも、普通に死んだのではなく、恐らく“巫女”として生命力を使い果たして死んだのです」
「そんな存在を蘇らせるには、超常的な力が必要となるでしょう」
ノーラ
「……神様を降ろす、とかですか……?」
アーネスト
「……」 会話を重ねれば、あの場での記憶が蘇って来る。
アスミ
「そうですね。そのくらいの奇蹟が必要だと思います。――実際、あれが〈ヘミ・イグニス〉と呼ばれる魔剣の力の一端ならば、それは並の神が引き起こす奇蹟の範疇を大きく越えた事象を引き出すことも出来るでしょう」
蒼い瞳の猫
尻尾と耳がへなりと落ち、瞳はそれぞれを見回した。
ノーラ
「なら……それだけの事をして、再会できたら……次は」
アスミ
「その過程で、アングルシでの一連の事件を引き起こし、舞台を整える必要があった。《教団》や“庭”は、その過程や結果から何かしらの利益を受けることが出来るから、手を貸していた」
「……ただ再会してはい終わり、とするつもりはないでしょう」
アーネスト
「……《教団》と“庭”も、その利益の為にまた手を出して来るんだろうし、」
ノーラ
「……この先の目的次第じゃ、あの人達の中で仲たがいすることもあるかもしれないんですね……」
アーネスト
「リアーヌ達も、リアーヌ達の望みがあるだろうから。……うん」 ノーラに頷いた。
アスミ
「そうなってくれれば、こちらとしては助かりますね」
「……リアーヌはあの時、永遠の楽園を築き上げると言っていたはずです」
「その言葉が真実なら、今はその準備を進めている、といったところでしょうか」
アーネスト
「永遠の楽園、か……」
ノーラ
「楽園……皆が平和に暮らせるっていう意味なら……ううん、皆の、じゃないです、きっと」
アーネスト
「……自分達にとっての、だと思うんだ」 
アスミ
「残念ながら、皆が皆永遠に平和に暮らせる楽園など、存在しませんよ」
ノーラ
だって、それなら無関係な人をあんなにも犠牲にすることは矛盾しているから。アーネストの言葉に頷き
アスミ
「さっきの話の後、少しシンさんにも話を伺ったんですが、」
「それこそ、《虚音事変》のような事が起きなければ、達成出来ないものでしょうね」
ノーラ
「神様が地上にいらっしゃった時も、そうじゃなかったんですからね……」
アスミ
「かの事件においては、首謀者がとある神器の力を用い、ルキスラ、ダーレスブルグという国の人々を洗脳し、意のままに操ることで恒久に平和な世界を作り出そうとしたそうです」
アーネスト
「……せ、洗脳って」
アスミ
「確かに皆が皆、ひとりの言葉に従うようになれば争いが生まれることはないでしょうが、それは人として生きているとは言えません」
アーネスト
「そんなの、ただの人形だ。……そんな世界に生きたって、何が楽しいんだろう」
ノーラ
「私、その頃は身体が弱くて……詳しい顛末は知らなかったんですが、お父さんたちも話してくれませんでした」
アーネスト
「自分達だけになりたいなら、……納得はできないけど、まだ、理解は出来るんですけど」
アスミ
「何故首謀者がそうするに至ったかのまでは聞けませんでしたが、解決の立役者たちは、あなたと同じように考えたようですね」
「……まあ、そんな事件があったことなど、知らずに生きていけるのならその方がいいでしょうからね」
ノーラ
「私達に、出来るんでしょうか……」途方もない英雄譚の入り口に居る事を改めて自覚させられると、不安がこぼれる
アーネスト
「出来るよ」 ノーラの言葉に即答すると、じっと彼女を見遣った。
アスミ
「強気ですね、アーネストさん」
アーネスト
「出来る。……皆で、やってみせるんだ」 言うと、アスミにも薄く笑ってみせて。
ノーラ
「!」 即座に返ってきた言葉に驚いて
アスミ
「英雄のような活躍をするとか、そんなことはノーラさんは考えなくていいんです」
アーネスト
「先生こそ、すぐにそう言うと思ったのに」
ノーラ
「で、でも」
アスミ
「自分の目の前にあるものに全力で挑み続ける。物語の英雄というものは、得てしてそうして英雄と呼ばれるような存在になるものです」
「私が答える前に、弟子に答えられてしまいましたからね」
アーネスト
「あなたの弟子ですから。似たんです」 嬉しそうに言って、改めてノーラに視線を戻す。
「……でも?」 
ノーラ
「……いいえ」 でも、に続く弱気な言葉を飲み込んだ
「……頂上の高さに目が眩んでしまってたみたいです」
「今は目の前にある坂道を登ることから、ですね」
アーネスト
「うん。それがどれだけ高くたって、ひとりじゃないんですから、大丈夫です」
アスミ
「ええ。休憩はもう十分しました。ここからは脇目も振らず駆け抜ける時です」
アーネスト
「今一緒に居る人達だけじゃない。これまでに助けてくれた人達も、進んで来た道のりも、全部があって僕達は立っているんだから」
「それだけ沢山あったら、きっと何とかなるよ」
アーネスト
2010くらいから20分ほど飯で離席しそうな気配
GM
そろそろ〆ようかと思っている気配
僕もご飯食べて固定の準備しなきゃ
アーネスト
じゃあこの辺りで〆〆してもらおう
アスミ
「タイトルはまだ決まっていませんが、今回の旅のことも、本に書くつもりですから」
「記されても恥ずかしくないように、頑張ってくださいね」
ノーラ
「ほ、本に」
「わわ、私も、のの載るんですか……!?」
アスミ
そういうと、掛け声と共に立ち上がって。 「ではアーネストさん、外に出て場所を借りて、魔法のテストといきましょう」
ノーラ
あい
アスミ
「当たり前ですけど」
アーネスト
「任せてください。先生の一番弟子だって、ちゃんと書いて貰える様に頑張ります」
「……とと、はい! お願いします!」
アスミ
「無事に私のテストを越えられたら――そうですね、“灰色”の称号をあなたに譲りましょう」
ノーラ
「わ、私がアスミさんの本に……」 オリヴィアが抱え持つ紀行録に目を向けた。あの本に、皆と一緒に。
アーネスト
「!」 改めてそう告げられると、嬉しそうに席を立ち。
ノーラ
それをオリヴィアに読んで欲しい、そう思った。
オリヴィア
「…………」 視線に気付いたのか、少し本を抱く力を強めて。
アーネスト
「頑張ります!」 感極まった様に小さく唸ると、ぐっと両手を握り込んだ。
ノーラ
「わ、私!頑張ります!あの、ちょっと、訓練に行ってきます!!」
アスミ
「いえいえ、ノーラさんも今から私たちと一緒に来るんですよ」
「とってもいい訓練をさせてあげます」
アーネスト
「……えっ。えっ?」
訓練とは……?
ノーラ
「えっ」脇目も振らず駆け抜ける時、の言葉を実践するように駆け出そうとして
アスミ
「いやー、ちょうどいいところに前衛を連れてきてくれて助かりました。これでテストの幅が広がります」
ノーラ
「……ゆ、雪山、ですか……?」 泣きそうな顔になった
アスミ
「ささ、ふたりとも早く準備して。私はオリヴィアを連れていきますから」
「転移魔法は私はまだ使えませんってば……」
アーネスト
「……ノ、ノーラさん」
「何があるかわからないから、先に言っておくね……ごめん……」
ノーラ
「え? えぇ……っ」
アスミ
「ふんふふんふふーん♪」 会話を終えると、アスミは楽しげにがさごそと荷物を漁り、準備を始める。
アーネスト
「……行こうか。一緒に頑張ろう」
アスミ
彼女の修行は“銀の魔女”のものに比べればまだずっとマシなのであろうが、その薫陶を受けている以上、影響が色濃く出ていることを――この場ではアーネストだけが理解していた。
ノーラ
「……こ、これも特訓なら、が、頑張れ……頑張れ、私、頑張れる、うん
アーネスト
っと申し訳ないちょっと離席!
GM
こっちはこれでOKっぴよ
ノーラ
こちらもOK!
GM
ちょうど良さげになったッピ
ノーラ
お付き合い感謝!
GM
ログは2022/05/19_0 の予定
ノーラ
やったぁ
GM
とりあえずあねおが戻ってくるまではこのまま残しておくっぴけど多分終わりっピ
お疲れ様でしたー
ノーラ
おつかれさまでした!
アーネスト
もどったっぴ
お疲れ様でした!
GM
おつぴっぴ
掃除するっぴー
背景
BGM