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- ゴドーが入室しました
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- リリスが入室しました
- リリス
- こんにちは
- ゴドー
- はい
- きたはいいが
- ノープランです
- リリス
- ゆったりすごしましょ
- よろしくお願いいたします。
- ゴドー
- よろしくおねがいします
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- ペラドンナ60%
- イルスファール王国。星の標。君は数多くの冒険者を抱えるこの宿の冒険者である。
- 日々冒険に出ることもあるが、今日は目ぼしい依頼もなく。たまたま時間があった現在、君の前の席に一人の女性がいる。
- 名前はリリス。君と同じ冒険者の宿に所属する冒険者兼花街の娼婦である。
- リリス
- 「貴方お人よしって言われない?いつか悪いヒトにワルイコトされないかお姉さんしんぱーい」
- 彼女がなぜここにいて酒を飲み交わしているかを振り返る。
- 出会い自体は冒険者の仕事であったが、その後、情報を得るために立ち寄った花街のとある店に彼女がいた。
- 花街自体情報も入りやすい場所である。どこにでもある店ではあったが、どこか静かな雰囲気で、料理や酒も美味く値段も手頃。利用するには都合がよかったのは否定できないだろう。
- たまたま用心棒がやめたばかりということもあり、何度か用心棒代わりに手を貸したりもした。
- 必然的に交流も増え…そうなったきっかけは忘れたが、いつのまにやら、家にもあげるようになった。
- 正確には彼女のいくつかの尋ねに対して「好きにしろ」と答えたら本当に好きにしてきたというのが正しい。
- リリス
- 『キッチン借りていい?おつまみ作るから』
- 『お掃除していい?物動かさないから』
- 『ベッドの隅借りていい?スペースそんなにとらないから』
- 最初は営業の一種かとも思ったが、大金を落としている上客の部類でもなし、何より明日をも知れぬ流れの冒険者である。営業をかけること自体が全く利がないとは言わないが、相対的な利は思い当たらない。
- いつぞや理由を尋ねると
- リリス
- 『えー?いい男にアプローチかけてるだけよ』ふふ
- と、本気とも遊びともつかない返答をされた。
- こうして、時折ふらりと訪ねてきたり、つまみを持ち込んできたり、酒を酌み交わしたり、時には丸まって眠っていたりするこの女性との交流は続いている。
- 本気で君が嫌がればスッと引くのだろうが、この気まぐれな猫のような女について今のところ君は好きにさせているし好きにされている。
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- リリス
- 「もう少し自分にも関心持っていいんじゃない?せっかくいい男なんだから」
- 酒のためかほんのりと紅く染まった頬。呂律は現時点正常である。夜に生きる女でもある。理性はまだ残っているだろうが、見目からは判断がつかないかもしれない。
- ゴドー
- 「──……」と、また上がり込んでは好きなように過ごしているアルヴの女を見て思う。ダークブルーの髪色をした男はそんな彼女を見て
- 「酔う前に帰れよ。別に家の中にあるやつは飲んでいいからよ……」はぁと、小さくため息をつきつつ
- 彼女の質問ははぐらかす形となった
- 「いやまあ、結局、帰るにしても俺が警備でつかなきゃならねえんだが……」どうしようとも彼女の付き添わないといけないのは変わらない運命らしい。天井の明かりを見つめた。
- リリス
- 「おかたいわねぇ。今はプライベートだし、自衛くらいはできるわ?」
- 手傷は負う可能性はあるが、先手をとれれば脳天をぶち抜くくらいはやろうと思えばできる技量はあるのは君も知っているだろう。
- ゴドー
- 「そりゃ知ってるが──一応、副業で用心棒の雇われでもあるんだ。言い方を変えりゃ美貌そのものが商品でもあるんだ──」
- 「冒険者としてならともかく、ついでいえばいくら傷ついてもいい男ならともかくだ。お前はそういう問題は極力避けるべきだろ」
- 「──流石に、標の依頼で傷つくことに関しては責任も取れねえし、そんな甘い仕事ばっかりじゃねえけどよ」
- リリス
- 「確かに冒険者の仕事は大変だけれども、その分、面白い仕事は多いわね」
- 遺跡のお仕事とか、私好きよ?ふふ、と女は微笑む。
- ゴドー
- 「猫になりすぎんだよ……たく」
- 「待ってろ。つまみくらい用意してやる」
- と、キッチンに向かって──
- 戻ってくると
- リリス
- 「イズちゃんが誘ってくれた時みたいに、一攫千金とか楽しそうじゃない?」くすくすと無邪気な少女のように笑う
- ゴドー
- 「菓子だ。決して限定とかで釣られたんじゃねえ。たまたま、手に入ったから確保した奴だが──、意外と腹にくるからな。……やるよ」と、テーブルにシュークリームがやってきた
- 黄金のシュークリームという、朝早く並んで手に入る代物だ。黄金というのは緊迫──ではなく。トッピングされた蜂蜜の様子が金色に似ていることからついたシュークリームらしい。中にもクリームだけではなく、蜜が使用されており。いわゆる至高の逸品である。
- 「一攫千金で喜ぶような歳でもねえんだがな……」はぁと、大きくため息ついて
- リリス
- 「パティスリーヴィオレのチーズスフレもそろそろ期間限定商品変わりそうなのよね。また持ってくるわ?」ふふ、と微笑んで ありがとう、いただきまーす、と
- ゴドー
- 「食いたくなったら自分で買いに行くから必要ないっての……」といっても、勝手に持ってくるのだろうなあと思いつつ
- リリス
- 好きにしろ、と言われて以来、はいこれおみやげー、と、しれっと他の街の土産物(菓子類・酒類・つまみ類)が増えたのは言うまでもない。
- ゴドー
- 「──」
- 思えば、殺風景な部屋に荷物が増えたな……などと思いつつ
- リリス
- 「さすがねぇ。蜂蜜もいいもの使ってるわ」
- ゴドー
- 「まあ
- 「──黄金というくらいだからな……」
- リリス
- 「この時期にしか出回らない蜂蜜もあるのよね、それかしら」
- ゴドー
- 「さてな……」
- リリス
- おいしいー、と言っているので、女性が気に入った様子なのはまるわかりである。
- 「今度お店の女の子にもすすめておくわ」
- ゴドー
- 「もう喰ってるだろ……さすがに」
- リリス
- なお、その出資元がどこからかは想像がつくだろう。
- 朝早く並ぶ男たちの姿がうっすらと浮かぶかもしれない。
- したたかな夜の女であれば、それくらいはやってもおかしくはない。
- ゴドー
- 「──で、今日はいつ帰るんだよ」
- 「あー」
- と、思い出すように
- リリス
- 「え?」どーしよっかなー、という表情である。
- ゴドー
- 「マナいるなら勝手にもってけ。それくらいはやるよ」
- リリス
- この答え方をするときは決めてないときであろう。
- 帰る時もあれば好きにしろと言った時のようにまた丸まって眠る時もある。
- ゴドー
- 頭をかいて
- リリス
- 「マナはあったら嬉しいけれど」ソレ目当てじゃないのにー、つれない人ね、と持ち込んだ酒が入ったグラスを傾けて
- ゴドー
- 「──まあ、ベッドは好きに使えや。俺はソファで寝るからよ」
- ちなみに、ゴドーの家は殺風景だ。生活用品以外ほとんどないレベルで、最近、華が出てきたのはこの女が色々なものを持ち込んでいる(半ば倉庫???)みたいな扱いを受けているからだ。
- ベッドも宿にもともとあったもので、そう高くないものだが
- ソファだけはこだわりがあるらしい
- かなり高級なふわふわなやつだ。
- 席を離れ──、そのままソファに仰向けになる男。
- 結局、リリスには好きにさせている
- リリス
- 「あら、一緒に寝てくれないの?」つれない人ね、と。少女の顔から女の顔に。君の後輩である男が見れば頬を赤らめそうなものであるが、君には通じないだろう。
- ゴドー
- 「折角の美人を安売りしてんじゃねえよ。種族柄、万人受けじゃねえのは確かだが」
- と、仰向けになり、そこらへんにあった雑誌を頭にかぶせた状態で、男は返す
- リリス
- 誰にでも言ってるわけじゃないのに、と心の中で呟いて。
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- BGMを削除 by リリス
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- 人々も街も寝静まった夜。君はなぜか少し目が覚めた。視線を少しうつせば、きちんと片付けられ元通りに整えられたテーブルと
- ゴドー
- 「(──変に目ぇ覚めちまったな……)」雑誌をテーブルに置き
- ベッドの隅の方…身体を丸めて眠っている小さな姿が目に入るかもしれない。
- ゴドー
- 「(──結局、今日は居残りやがったか)」はぁとため息ついて
- 「毛布──どこにあったか……」と、立ち上がり、探す
- 毛布をみつけて──寝ているリリスのそばにいき
- 「……別に全面使えばいいだろうによ」と、毛布を掛けて、欠伸をして
- リリス
- まるまって眠っていたが…人の気配を感じたのか
- ゴドー
- 「寝るか……」と、ソファに一旦座る
- リリス
- 「…ごどー?」
- ゴドー
- 「まだ夜中だ。気にせず寝とけ」
- と、聞こえていても聞こえていなくてもいい感じで返事して
- リリス
- 「…ねぇ、ゴドー」
- ゴドー
- 「──なんだ」
- リリス
- 「一回だけでいいから、寝てほしいの」
- ゴドー
- 「ごほっ──」むせた
- 「お前──寝言じゃなくて、起きてんのか……」
- リリス
- 「そしたら…あきらめもつくし」
- 「夢だって、わかるもの」
- ゴドー
- 「……あきらめ……とか、夢って…なあ」
- 「……」
- リリス
- それきり声はせず。相変わらず、丸まって眠っている様子が見える。
- ゴドー
- 「アルヴって点を除けばだ。俺もそうだが、気にしない奴にとってはお前は上玉中の上玉だろ。俺から言われてもあんまり参考にならねえと思うが。容姿は抜群で、スタイルもよくて、匂いも雰囲気もある。種族さえ気にしなければ、むしろ、お前は選ぶ立場だろうがよ」
- 「……あきらめとか、夢とか、そんな大層なモンぶつけるほどの人間じゃねえよ。俺は」
- 「選ばれずに捨てられた人間だ。捨て身の戦いで、銃もヘンテコな使い方しかできねえ。正直、頭もよくねえし、勘もよいわけじゃねえ
- 「……そんな、価値がねえ男に、安売りするんじゃねえよ」
- 「……──」
- 「普通考えれば、こっちが、どうか一晩寝てくださいって、頼む──ようなもんだと思うが──」
- 「……」
- 「寝言か──今の?」
- 女の様子を見る
- リリス
- 君のその言葉がどこまで聞こえていたかはわからない。君の言葉が終ると、閉じていた目を再び開いて
- 「…そのひとたち、みるめがないのね、わたしだったら」うつらうつらと
- 「あなたみたいないいおとこ、そばにいてくれるなら、ぜったいに、てばなさないわ」
- ゴドー
- 「──たっく、寝ぼけてるなら寝とけての」と、ベッドの端の。リリスの反対側に座って
- リリス
- うつらうつらと、でも、ゆめだからつごういいのね、きっと、と
- ゴドー
- 「何が気に入った分からねえがよ──俺ができるのはこれくらいだ。とりあえず明日も仕事あるんだろうが」
- 一緒に寝るわけではないが、彼女が寝ている反対側のところで。彼女には背を向ける形でベッドに座る
- 「──夢と知りせば、なんて言葉もあるくらいだ。悪い夢を見てるんじゃなかったら、もう1回眠りについておけや」
- 「(そういう夢が見られるだけ、まだ幸せなもんだぜ)」と、天井を見て
- それが聞こえていたかはわからないが、再び規則正しい寝息が聞こえてくるだろう。
- ゴドー
- 「──ふぅ」
- と、一息ついて
- 「(明日は昼間、寝るとするか」
- )
- と、とりあえず今宵は起きていることに決めたのであった。
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- 翌朝である。
- 君がその後眠っていなかったが、反対側の隅で寝ていた女性は睡眠がとれたようで
- リリス
- んーっ、とのびをして
- ゴドー
- 「起きたか──」
- リリス
- 「あら?珍しい。初めてね、そこにいるの」
- 「もしかして、私の事気にしてくれたの?」ふふ
- ゴドー
- 「飯は作ってある。適当に作ったサンドイッチだがな。味は保証しねえが」
- 「毛布なしで寝てたからかけにきただけだ」
- リリス
- ねえねえ、と聞くその姿は、いつも通りのソレであった。
- ゴドー
- といいつつも、欠伸をして
- 「わりぃが──ちょっと寝足りねえんだ。今日は飯食ったら出て行ってくれるかよ。──この時間なら危険はねえだろ。仕事準備位はここでしていっていいからよ」
- 「それまでは起きてる──好きにしな」
- といって
- ソファにどかっと座った
- リリス
- 「はーい。ありがとう、ゴドー」
- するりと君の横を通り抜け…る際に
- 「必要だったらいつでも呼んでちょうだい?」ふふ と囁いた
- ゴドー
- 「──あぁ……」と、眠たげな返しをして
- リリス
- 本当に、気まぐれな猫のような女である。
- リリス
- こんなところでせうか
- 君が目を覚ました時、既に女の姿はなく。酒の貯蔵庫とつまみの棚に
- リリス
- 『よかったら食べてねー』
- と、チョイスは悪くない代物がまた増えていたのは、余談である。
- ゴドー
- 「──……まあ、食うか」と、それを食べて
- とりあえず、まとまったガメルが入ったのでブツの収集にでかけるのだった。
- ゴドー
- かな
- おつおつー
- どうやらまだまだ、君はあの猫のような女に…ふりまわされる、そんな確信めいた予感がするかもしれない。
- リリス
- おつおつー
- ゴドー
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- リリス
- わーい
- お付き合い感謝 お疲れさまでした
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- ゴドーが退室しました