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幕間

20220419_0

!SYSTEM
んごが入室しました
!SYSTEM
アンフィスが入室しました
アンフィス
こんばんは。
よろしくお願いいたします。
んご
よろしゅうです!
 
 
 
イルスファール王国 星の標。
数多くの冒険者が集うこの宿には、日夜様々な依頼が舞い込んでくる。
ただ、上位の冒険者ともなれば…呼ばれる依頼自体も少なくなるため、大きな依頼というものはそうあるわけもない。
平和であればあるほど、時間が出てくるものである。
今日はそんな余暇を過ごしていた少女のある一日の話である。
君は暇を持て余していた。時刻はおやつの時間より時間はさかのぼる。依頼もなく、本を読もうか、どこかへ出かけようか、あるいは誰かを訪ねようか、とあれそれ考えていたところに。
アンフィス
「ヘーレムさん、こんにちは」
と、顔を知っている…以前共に依頼をこなした年上の女性の姿がそこにあった。
ヘーレム
「……ん、あっ」 目ぼしい本を見つけて目を通していたところに、ふとそんな声が聞こえて、ぱっと顔を上げた
アンフィス
(ロールどうぞ)
ヘーレム
相手が知人だと分かればいそいそと本を閉じて、ぱっと表情を明るくさせた 「アンフィス、こんにちはなのだわ!」
アンフィス
「本を読んでいたのかしら?」と少女の手にある書物を見て
彼女は買い物か何かの帰りなのだるか、袋をひとつ持っていた。
ヘーレム
「うん。お勉強中なの」 幼い少女の手の中にあったのは、魔動機術に関する参考書。
んご
魔動機術??いや…
ふじゅつ!!!
アルケミストの本ですすみません素で間違えた
「錬金術…賦術の本ね」@OKです
アンフィス
@こっち
ヘーレム
神聖魔法だけではいざという時に間に合わないことがあった。以前それで悩んでいた所に、尊敬する先輩神官から錬金術についての話を持ち掛けられてから、少女は時折こうやって本から学んでいたのだ
アンフィス
勉強熱心な様子に、自然と笑みがこぼれる。
ヘーレム
「まだ難しくて全然上手に使えないけど……えへへ」
アンフィス
そういえば…彼も昔、図鑑を広げて…と少し昔にも思いをはせた。
ヘーレム
困ったように笑って、少女を見上げる
「アンフィスは何してたの?依頼ならもう全部――……アンフィス?」 少女の意識が逸れた事に気付いて、首を傾げて見せる
アンフィス
「錬金術なら、マギテック協会でも教えているみたいだから…機会があれば、行ってみるといいかもしれないわ」
アンフィス
昆虫図鑑を広げていた幼馴染がいまして
んご
早速無自覚ののろけが…
アンフィス
ヘーレムの首を傾げた様子に、なんでもないわ、と穏やかに
そして、ふとヘーレムを見て、自分の手元にある袋を見て
「ヘーレムさん、もしよかったら…お手伝いを、お願いしてもいいかしら」
ヘーレム
「うん、それが一番なんだろうけど……あそこの人、いつも忙しそうにしてて――へ?お手伝い?」
アンフィス
「子どもたちへの贈り物を考えていて…せっかくなら、貴方の意見も聞かせてもらいたいの」
ヘーレム
「子供達。……あ、アンフィスがいたっていう孤児院の……?」
アンフィス
「ええ。たまにベスティアと一緒に戻っていて…今回、依頼のお礼に、お菓子の材料を…結構、たくさんいただいてしまって…」
「だから、子ども達に、と思って。時間があったら、試作品の試食もお願いしたいのだけれども…いいかしら?」
ヘーレム
「……」 もしかして子供相手だから、子供の自分が選ばれたのだろうか。ちょこっとだけむむっとしそうになってから、アンフィスの続く発言に目を輝かせた 「お菓子の試食!」
閉じられた本を手近なテーブルに置いて、ぴょんと椅子から飛び降りる 「ふふー、任せて頂戴!甘いものは大好物なのだわ!」 どん、と自分の胸を叩く
アンフィス
「ありがとう、ヘーレムさん」
アンフィス
幼馴染はたぶん、何食べても「悪くない」しか言わないからね…。
んご
夕飯何にする?って聞いて何でもいいって答える夫じゃん?
アンフィス
たぶんそう
アンフィス
移動しましょうか、少し歩くわ、とヘーレムを借りている住居まで案内する。
!SYSTEM
BGMを変更 by アンフィス
Halcyon Days60%
ヘーレム
「うんっ」 小走りでアンフィスを追いかける。
んご
じゅうさんきへいぼうえいけん!?
たどり着いたのはどこにでもある住居の一部屋である。
住んでいる人の性格がよく表れているのか、中はきちんと整頓されている。
アンフィス
「よかったら…一緒に作ってみる?」
アンフィス
お姉さんとのお菓子作り
ヘーレム
「お、お邪魔しまーす……」 そろりそろりと部屋に足を踏み入れる。綺麗な室内に、わあ、と小さな歓声を上げてくるくると見渡した。
「……え、一緒に?」
アンフィス
クッキーのかたぬきとか好きそう
アンフィス
「ええ。いろんな種類を作りたいから…お手伝いしてもらえると、助かるわ」
んご
うさぎ!ねこ!いぬ!きりん!ハダカデバネズミ!
アンフィス
あんまりこういう普通の機会なさそうというのもある。
こういう職業だからね…。
あとなんかかき混ぜたりするのとか
ちょっとした作業でも、頼られるのは嬉しそうなイメージですね
ヘーレム
「わ、私で良ければ!」 頬を紅潮させて、興奮気味に頷いた。
アンフィス
「ありがとう、ヘーレムさん」
はいこれ、とエプロンを渡してくれる。アンフィスも同じように、エプロンをつけている。
ヘーレム
実家にいた頃から料理の手伝いなどはしていたが、まだ幼かった為、入門程度の手伝いしか経験がない。ふとそれを思い出して、懐かしさと寂しさと嬉しさがないまぜになった。
「は、はい!」 がしっとエプロンを受け取って、少々手間取りつつもエプロンを身に着けた。
んご
キッチンボードに小麦粉ふりかけるだけでもうれしい年頃
アンフィス
「じゃあまずは………」
アンフィスは丁寧にレシピを見せながら、ヘーレムに作り方を順番に説明した。
ヘーレムにもできる作業は、任せられる部分は任せ、丁寧に作り方を教えただろう。
ヘーレム
「ふんふん、ふんふん……」 一つ一つに頷いて、レシピ本を凝視する
材料をまぜたり、こねたり…ヘーレムにとっては慣れない作業も中にはあっただろうが
きっと、少女にとってはよい経験になったことだろう。
アンフィス
綿棒でクッキー生地を伸ばしたり
綿棒じゃないな、棒?棒
んご
綿棒!?
伸ばし棒!?
アンフィス
かたぬきはすごい楽しそうにできるイメージがありますね
ヘーレム
「見てみて、うさぎの形!」
ぽこぽこ生地から型抜きをして、綺麗にできたものはアンフィスにどや顔で見せていった。
「かわいくできているわ」ふふ、と微笑ましく
アンフィス
@こっちです
「色々な形があった方が、喜んでくれるかしら…」
ヘーレムがかわいくぽんぽんと型抜きをしているのを見て。
アンフィス
おつきさまとかおほしさまとか色々作ってそうなイメージがありますね
ヘーレム
「うん、きっとそうなのだわ!好きな動物は皆きっとバラバラだろうし、折角型も色んな種類があるのだから、試してみた方がいいのだわ!」
「……こっちは犬で、こっちは猫!あとー……」 などなど、型を全種類使う勢いでぽこぽこと型抜きをしていった。
アンフィス
クッキーやらマドレーヌやら…あとは
君でも作れそうな簡単なレシピを教えてくれるだろう。(ただし火の扱いは要注意ね、とは言う物の)
アンフィス
https://www.fukuinkan.co.jp/ninkimono/cake.html
んご
ぐりとぐらで不覚にも
笑ってしまったw
アンフィス
混ぜる、焼く、以上!
んご
かんたん!!!
アンフィス
いつか君の大切な人に焼いてあげなさい…。
んご
まま。。。
アンフィス
しばらくすれば、ふんわりと…バターとはちみつのよい香りがするだろう。
アンフィス
https://images.folk-media.com/wp-content/uploads/2020/05/56431141_2384541318441954_3070248255711106940_n.jpg
https://images.folk-media.com/wp-content/uploads/2020/05/15043467_1881218652106581_2050182873306103808_n.jpg
https://www.fukuinkan.co.jp/img/next/cake/cake_img02.png
こういうのを、ちょっとずつ
ヘーレム
「……はわぁ、いい匂い……」 うっかり腹の虫が刺激されて、小さく鳴ってしまった 「……う」 慌てて両手で腹を隠すようにして
アンフィス
https://i.pinimg.com/originals/32/da/c7/32dac71aca55598b9db975343fe9b2be.jpg
んご
飯テロやめろ!!!!!!!!
アンフィス
そしてお友達は明日お菓子屋さんへ走るのであった、まる
んご
┗(^o^ )┓三
ヘーレム
「そ、それにしても、アンフィスってお料理がとっても上手なのね!お菓子屋さん始めたら、きっと大人気なのだわ!」 取り繕うように話題を振った
アンフィス
「ふふ…ありがとう。そうね、孤児院にいた頃は、皆で交代でお手伝いもしていたから、作ることは慣れているわ」
最もお店のような料理やお菓子ではなく、家庭料理レベルである。
ヘーレム
「へぇ、交代で………ん、皆で?」
「もしかして、ベスティアもお料理とかするの……?」 想像できない
アンフィス
「そう。持ち回りで当番表があって…といっても、おいもの皮むきとか、そういう作業よ」
「ベスティア君も…そうね、お料理はできると思うわ。よく森にも行っているから…」
森羅導師である彼は修業の一環として森に赴くこともある。
ヘーレム
「そうなんだ……」 ということは、お菓子作りが得意なのは、彼女の努力のたまものというやつだ。
アンフィス
レンジャーも持ってますし、サバイバル料理はできるでしょうね
<ベスティア君
ヘーレム
「……お料理に、森……??」
アンフィス
「機会があったら、野営の時頼んでみると作ってくれると思うわ…?」
ヘーレム
「……そ、そういうのはお料理とは違――で、でもあれも食べ物を作るからお料理、なのかしら……ううーーん……」
アンフィス
あんまり手を加えない料理が好きそうですね…マッシュポテトとか…。
んご
ああ…
虫料理も食べてましたわよ彼…
アンフィス
サバイバル料理…
ヘーレム
「ベスティアの、手料理――」 思わず前回の依頼での出来事を思い出してしまって、げっそりとした
アンフィス
「…?」
ヘーレム
「あっ、な、なんでもないのだわ」 両手でぱたぱたして、笑ってみせた
アンフィス
「きのこや薬草についても詳しいから…ベスティア君と出かけると、勉強になることも多いわ」
アンフィス
キャンプの男…
ヘーレム
「そ、そう……で、でもでも、アンフィスはこのままこういうお菓子作りしてた方が、ずっとずっと良いと思うのだわ!」
アンフィス
「ふふ、そうね。私もお菓子作りは好きよ」
ヘーレム
ふう、と安堵のため息を吐く。
アンフィス
「こうしてヘーレムさんと一緒に作るのも楽しいわ」
アンフィス
安堵されている…。
ヘーレム
「………」 ぽぽっと再び頬を赤らめて 「わ、私も!私もこうやってアンフィスとお料理するの、楽しい!」
アンフィス
「ありがとう、ヘーレムさん」
ヘーレム
「えへへ……」
アンフィス
「お料理以外にも…お洗濯やお掃除も…皆で分担してやっていたわ」
ヘーレム
「なんだか、本当に本当の家族みたいね」
「でもそれでナットクしたのだわ!アンフィス、家事とかお料理得意そうだもの」
アンフィス
「そうね。皆事情があってそこにいた子達ではあったけれども…皆で協力して、生活していたわ」
「お手伝いしているうちに自然に、ね」
「遠くではないけれども、お天気がいい春の日にお弁当を作ってピクニックに出かけたりもしたわ」
ヘーレム
「……! 素敵! 私もよく、お父様とお母様とピクニックに行ったわ!」
アンフィス
尚、森に行ったっきり迷子になったベスティアを探しに行って自分も迷子になりシスターから叱られたこともあるのは彼の名誉のためにも黙っておこう。
ヘーレム
「最近は行ってないの?」
んご
かばいとう…
アンフィス
「そうね…最近だと…帰ったときにタイミングが合えば、子どもたちを外に遊びに連れていくこともあるわ」
ベスティアもついていくのかは不明であるが、たくさんの子どもたちを見守るアンフィスとベスティアの姿が浮かぶかもしれない。
ヘーレム
「そっか、良かった……。そういえば、アンフィスはどうして冒険者をしているの? こんなに美味しいお菓子を一杯作れるのだから、お菓子屋さんでもやっていけそうなのに……。それに、そっちのほうがもっといっぱい、孤児院の子達とも会えるのだわ」
「私は……アンフィスと一緒にいろんなところに行けるの嬉しいけど……」 危険な事だっていっぱいある。彼女にはもっと別の生き方だってあったのではないか、と視線が問う。
アンフィス
ヘーレムには過去については語ってはいない。重い過去であるがゆえに、知っているのはガルバと…幼馴染のベスティアくらいである。
「…そうね、確かに、冒険者以外の道もあると思うわ。危険も多いし、いいことばかりでもない…でも」
「色々な場所にいって、たくさんの人と出会って…ありきたりだけれども、悪いことばかりでも、ないわ」
ヘーレム
「……そっか、そうね。うん。私も、そう思うのだわ」 噛み締めるように頷いて
「アンフィスは冒険が好きなのね」 ふわりと微笑む
アンフィス
「…そうね
孤児院にいたころ、本を読んだことを思い出した。冒険者になると、そう、彼と互いに話したものである。
「今では冒険者だけれども…小さい頃は、色々な夢を持っていたわね、皆」
ヘーレム
「……アンフィスはどんな夢を持ってたの?冒険者?あっ、それともやっぱりお菓子屋さん?」
「ベスティアは……なんだか言わなくても分かる気がするわ。どうせ虫博士とかそういうのに決まってる……」
アンフィス
「そうねぇ…よくわかったわね」いつぞやダニエルには話をしたと小耳にはさんだが、ヘーレムにも…?
ヘーレム
「だって、隙があれば語ってくるもの……好きすぎて、食べてたみたいだし……」
アンフィス
「私は…」過去に思いをはせる。どんな夢を描いただろうか?
「あら…そこまで話したの」アンフィスに驚いた様子はない。きっと、昔からそうなのだろうとそれで察することができるだろう。
「確か昔から冒険者…だったかしら?」
ヘーレム
「! そうなんだ! じゃあ、今は夢がかなってるのね!」
アンフィス
「他の子は…お菓子屋さんとか、お花屋さんとか…ふふ、女の子はお嫁さんっていう子もいたわね」
そういえばいつぞや恋についてこの少女と話をしたが、あれから…あの時はダニエルの名前があがったが、何か話は聞けたのだろうか?
ヘーレム
「ふふ、お嫁さんはレディの憧れだもの!あっ、でも冒険者だって素敵よ!」 夢に優劣はないのだと、慌ててフォローする
アンフィス
「ふふ…そうね、イルスファールだと、冒険者になりたいっていう子は多いんじゃないかしら」
ヘーレム
「……そうなんだ。そりゃ、冒険は楽しいけど、すごく大変なのに……」
アンフィス
「実際なってみた私達からすると、そうかもしれないけれど…でも、英雄になりたい、っていうのは夢として憧れるものね」
ヘーレム
「エイユー……」
アンフィス
確か二つ名にしている魔剣の人もいたはずである。
ヘーレム
「……そうだっ。アンフィスは孤児院の子達の夢、覚えてる?」
アンフィス
「そうね…みんな色々な夢を話してくれるわ」
ヘーレム
「じゃあ、こういうのはどう?」 焼けたクッキーの上にアイシングやスプレーで飾り付けを施していく。――といっても手先がそこまで器用というわけでもないため、不格好になってしまった。
「さっき、お花屋さんになりたい子がいるって言ってたから、その子にはこれ!」 と花のクッキーを掲げて見せる
「冒険者になりたい子には、これ!」 古典的な魔法使いの帽子と大きな剣をアイシングでクッキーの上に描いた
アンフィス
「…なるほど。ふふ、素敵なアイデアね」
ヘーレム
「えへへっ」
アンフィス
「きっと、みんな喜ぶわ。ありがとう、ヘーレムさん」
ヘーレム
「うんっ、どういたしましてなのだわ!」
アンフィス
微笑ましくヘーレムがアイシングの飾りつけをしているのを見つつ、ふと
一番最初…本当に、小さな子どもの頃に描いた夢は。…………のお嫁さん、だった。
「(小さい頃は夢見るものね)」
んご
あらあら~~~まあまあ~~
ご馳走様です……
アンフィス
今は彼も自分もいい大人である。自分はそういった浮いた話はないが…彼は、そういえばどうなのだろう。
ヘーレム
「……アンフィス? アンフィス~?」 少女の意識がまた逸れた事に気付いて
アンフィス
「そういえば…ダニエルさんから、あの後、恋のお話は聞けたのかしら」
「っと…ごめんなさい、少し考え事を」
ヘーレム
「……えっ」
アンフィス
ちょうどヘーレムが花嫁さんらしきアイシングをしているのを見て
ヘーレム
「あえ~、えぇっと……」
「……あ、あの時は、聞こうと思ったんだけど……そ、それどころじゃなくなっちゃって……」 もごもご
アンフィス
「…そうね、あの後バタバタしていたものね」
ヘーレム
「……気になるの?」
アンフィス
「ふふ、そうね、ちょうど、ソレが目に入ったから、少し浮かんだの」ソレ、とヘーレムがアイシングしたクッキーを見て
ヘーレム
「……」 ちらっと手元のクッキーを見下ろして
「じゃ、じゃあ……今度またチャンスがあったら聞いてみる!分かったら、絶対アンフィスに教えてあげるのだわっ」
アンフィス
「孤児院でも女の子達の話題は…やっぱり、恋のお話も多いのよ」
いいわね、ふふ、とまるで微笑ましいものを見るような、完全に姉の表情である
ヘーレム
「それはそうなのだわ!コイバナはレディの嗜みだもの!」
アンフィス
「私はどちらかというと聞き役だったから…そうね、機会があれば、教えて欲しいわ」
アンフィス
恋をしたことがないのに
恋の相談にのるアンフィス
ヘーレム
「もちろん!」
アンフィス
女の子は答えを持っているけれども背中をおしてほしいものだから
背中をそっとおしていた
んご
おすなよ、おすなよ……
アンフィス
勇気を少しあげたのさ
アンフィス
「といっても…私自身は、やっぱり、うーん……」ぴんとこない表情である
ヘーレム
「……どうしたの?」 こてんと首を傾げ
アンフィス
「恋をいうものをしたことがない…から、彼女達に適切な助言ができていたかは、わからないわね」
「話を聞いてくれてありがとう、って感謝はされたことはあるけれども」
ヘーレム
「はわ……」
恋をしたことがない。した事ない……?なんとも疑ってそうな表情。
「ほ、ほんとにしたことないって思ってる……?」
アンフィス
「…?そう、ね。思い当たることは…」むむむ…と考えるが
ヘーレム
「………じぃ……」
アンフィス
「ない、わね」
ヘーレム
「ええっ!ほ、ほんとのほんとにないの!?」
アンフィス
「一般的な恋の定義から考えると…」う、うーん…。
ヘーレム
「い、いつも一緒にいる幼馴染の人に対して、とか……」
「……そ、それともやっぱり、ずっと一緒にいると恋人というよりも、家族の感覚に近いのかしら………」 ごにょごにょ
アンフィス
「…?ベスティア君?」
ヘーレム
「う、うん……だって、すごく仲良く見えたから……」
アンフィス
「ベスティア君は…そういうのではないわね」アーニャも誤解していたが。
「一緒にいると安心するし、皮肉やなところはあるけれども、優しいところもあるし…」
「厳しいところもあるけれども待っていてくれるところもあって…」
ヘーレム
「……そ、そうだったの? わ、私てっきり……二人はそういう関係なのかと――」 ハヤトチリ、というやつだろうか。両頬を手で覆って、バツが悪そうにした。
「……ん、んん?」
アンフィス
「とても素敵な人で、私の大切な幼馴染よ」
ヘーレム
「うん……う、うん?」
「で、でもでも、幼馴染でも恋人になることって、あるでしょ?」 以前見たお話でもそういうのを見た事がある
アンフィス
「…ベスティア君、そもそも恋に興味あるの、かしら」いやだがしかし彼も一般の成人男性である。
「今は冒険のことで…いっぱい、じゃないかしら」
ヘーレム
「ベスティアがどうとかじゃないのだわ!此処は、アンフィスがどう思ってるかなのよ!」
アンフィス
こどものまっすぐさがまぶしい
ヘーレム
これは脈ありなのでは?途端にずずいと詰め寄って 「アンフィスは恋に興味があるの?ないの!?」
アンフィス
「えっ」
ヘーレム
ふんすふんす
アンフィス
「興味…?!前にも言った通り、あまり考えたことがない…し、ぴんともこない…わね」たじたじになりながら言葉を紡ぐ
ヘーレム
「その反応は……以前よりも興味が湧いてきたと見たのだわ……!」
アンフィス
「えっ」そういうものなのだろうか…?
「ま、待って、でも心当たりはないし…ベスティア君だって…」
ヘーレム
「だから、ベスティアは関係ないのだわ!」 両手でぱたぱたして見せる
「アンフィスの気持ちが大事なの!それに、私から見たら、ベスティアだって満更じゃないに決まってるしっ」
アンフィス
「えっ」
ヘーレム
「レディの勘よ!」
アンフィス
「気持ちって…やっぱり、心当たりはないし…確かに、近くてかっこよくて素敵な異性はベスティア君だけれども…!」
ヘーレム
「もうそれはセケンイッパンでは恋心って呼ぶやつなのよ――!」
アンフィス
「えっ」
ヘーレム
「ベスティアの事、カッコいいって思ってるんでしょ?素敵って思ってて、優しいと思ってて、一緒にいると安心するって思ってるんでしょ?」
アンフィス
「そ、そうね」
アンフィス
13歳の少女にたじたじになる17歳
弱い…。
ヘーレム
「ベスティアの事考えたらちょっとドキドキしたり、ずっと傍にいたいなって思ったり、自分の事見てて欲しいなって思ったりもする?」 ずずい
アンフィス
「………そ、そばにいたいとは、思う、わ。もちろん、ベスティア君の迷惑にならない範囲…で…」
後半の付け足しは実にアンフィスらしいといえばらしい言葉である
ヘーレム
「じゃあそれはセケンイッパンでは恋心って呼ぶやつなのよ!!」
アンフィス
「えっ」
こい、コイ、鯉………じゃなくて、恋?
ヘーレム
「言っておくと魚の事じゃないのだわ!」 思考を読んだわけじゃないが、なんとなく釘を刺しておく
アンフィス
「お、落ち着いてヘーレムさん」自分が落ち着いていない事には残念だが気づいていない
「仮に…そう、だと、してもね」
「そういうのは、やっぱり、こう、お互いの気持ちが大切、なんじゃないかし、ら」
ヘーレム
「……確かに普通の人ならそうだと思うけど――
「でも相手はあのベスティアなのだわ……このままウヤムヤにしてたら、多分ずっと恋愛なんて出来ないに決まってるわ……」
アンフィス
これはまごうことなきラブコメ
んご
ラブコメの波動を感じる
アンフィス
「そう、かしら…ほら、ベスティア君も成人男性だし…好きな人、とか、お付き合いしている女性…と、か」後半が若干声がしぼんでいる
ヘーレム
「……いると思う……?」 いないとおもう。。。
アンフィス
「…本人から聞いたことがないわ、ね」そもそもベスティアに恋愛の気配を微塵も感じないのは事実であるとは思う。そして自分もあえてそんな話題を出したことは全くないし、出したところで
呆れたようなため息が帰ってくるのは目に見えている。
ヘーレム
「ほらね!」
「このままにしてると、ベスティアはずぅぅぅーーっと!恋愛なんかできないのだわ!」
「だから、まずはアンフィスからアプローチしないとなのよ!」
アンフィス
割とヘーレムちゃん、べすおにたいして容赦ない認識持ってますね(冷静な中身
んご
いつもからかったり意地悪してくるし。。。
アンフィス
「えっ」
アンフィス
まあ、それは、そう…。
ヘーレム
「ベスティアはアンフィスをよく知ってるだろうから、普通にアタックするだけじゃ威力が低いのだわ……例えば、二人きりで出掛ける時に思い切りおめかしするとか……」
――そういう……」 何すればいいんだ……?少女もなかなかに無知だった 「と、とにかく!普段のアンフィスとは違うところを見せてやるといいのよ!」
アンフィス
「出かける……そうね、今まで行ったことがあるのは…商業街の冒険道具の店とか、ちょっと離れたところだと…森、とかかしら」
ヘーレム
「もーっ、それじゃいつも通りになっちゃうのだわ!もっと、コイビトドウシが行くような場所に行くのよ!」
アンフィス
2人きりという状況ではあるのだが、それが果たして世間一般でいうデートというものには残念ながら当たらない場所である。
ヘーレム
「観劇とか、星を見に行くとか……」
アンフィス
観劇は…寝そう…べすお…。
アンフィス
「後者なら…なんとか…かしら」
もともとベスティアは自然の中にいるのが好きである。
ヘーレム
「じゃあ決まりね!星を見に行く時に、思いっきりおしゃれして、それでベスティアに好きな人がいるのかどうかとか聞くといいのだわ!」
アンフィス
「えっ」
ヘーレム
「ふふん、さすがのベスティアでも、そんな素敵なしちゅえーしょんで聞かれたら、真面目に答えざるを得ないのよ!あわよくば、アンフィスの事意識してくれるかもだし……」
「気になるんでしょ!ベスティアに好きな人がいるのかどうか」
アンフィス
「えっ…そ、それは…」
ヘーレム
「……知りたくなかった?」
不安そうに首を傾げる
アンフィス
「…気に、なるわね」
ヘーレム
「じゃあ決まりね!」 食い気味
アンフィス
もしベスティアに好いた女性がいるのならば…全力で、応援しなければ。幼馴染として。
もしいないのなら……なら?
『あわよくば、アンフィスの事意識してくれるかもだし……』
「そう、ね…。やって、みるわ」
ヘーレム
「うんっ」
そんなアンフィスを余所に、ちーん、とオーブンが菓子を焼き終えた事を報せるベルを鳴らす。はっとしてオーブンを覗き込んでから、時計を見やって 「……あ、もうこんな時間……」
アンフィス
「あっ…ごめんなさい、長々と」
ヘーレム
「ううん!恋のお話できたし、アンフィスの孤児院のお話も聞けたし、とても楽しかったのだわ!」
アンフィス
「…ちょうど焼けたところだし…おやつにしましょうか」
いただきもののジャムがあるの、と微笑んだ
アンフィス
余談ですが
ヘーレム
「やったー!」 先ほどまでの勢いは何処へやら、嬉しそうにきゃっきゃとはしゃいではテーブルの準備をするのだった。
アンフィス
森に誘うはたぶんいけます
んご
ほしをみにいけ…
アンフィス
おしゃれはまあ動きやすい範囲での服装でいけます
星を見るのは
あの男、寝ますから、できませんでしたっ
んご
くそう!
こちらはこんな感じで大丈夫です!
アンフィス
無邪気なヘーレムの様子に微笑ましさを覚えつつも
自分の気持ちと、ベスティアの気持ち…いったい、自分達の関係はこのままでいるのか、あるいは…?
!SYSTEM
BGMを削除 by アンフィス
 
 
 
アンフィス
お疲れさまでした
んご
お疲れ様でした!
思いっきりラブコメしてくるんだぞ…
アンフィス
定期コイバナ報告会が開かれそうな
予感がしております
んご
キャッキャッ
おかげさまで昨日は規則正しい時間に寝て、翌日めちゃんこ爽やかに起きれたので
今日も規則正しく寝て明日爽やかな朝を迎えるんだ…
アンフィス
では今日もラブコメの波動を感じておやすみなさいませ
んご
スピャ…
アンフィス
そうですね…きっと、今からクリスタルコンフリクト
んご
CCありがとうございました!また遊んでください!
アンフィス
30戦ですね
んご
寝ます!!!!!!!!!!!!!!!
アンフィス
健闘を祈ります
んご
おやすみ!!!
!SYSTEM
んごが退室しました
アンフィス
おつかれさまでしたー
ありがとうございました

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背景
BGM