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- クリスタリアが入室しました
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- テレーズが入室しました
- クリスタリア
- 参られたか
- テレーズ
- 君は片言のままでもいいし、もうすっかりウェイトレスとしてやれていてもいい
- クリスタリア
- 給仕の仕事中にばったりと、予定を合わせて会っているのと
- さあえらぶのだ……
- 博多弁で喋っても、それは君の自由だ。
- テレーズ
- ばりすいとーよ♡とかいうテレーズ!?
- まぁ仕事を始めたばかりの頃でおやつたタイム辺りに様子を見に来たってとこかな
- ランチタイムだと忙しそうだし。。。
- クリスタリア
- 解釈違いテレーズ、参戦!
- じゃあおやつタイムに君は現れる……
- ――王都イルスファール、冒険者ギルド支店〈星の標〉。
- 早朝から巻き起こる依頼争奪戦と呼ばれる喧噪を乗り切った店員達には、
- その疲れを癒す間もなく昼食時のピークが襲い掛かり
- 午前から昼過ぎにかけてのその闘いを乗り切った店員達は、
- 食器の片づけ等々を終わらせ、15時を過ぎる頃には夕食時のピークが訪れるまでの休憩時間を漸く取る事が出来る。
-
- ガルバは皿をきゅっきゅっと拭いていて、
- イーライとヴィーネは、裏に引っ込んでいるのかその姿は見えず
- キャロラインは、今すぐにでもくてっとその場に突っ伏したいほど疲れていたが、
- ――その疲れの種である新人のウェイトレス、クリスタリアの対応に追われていた。
-
- 彼女自身には目だった問題はない。迎えられてから数日間しか過ぎていないが、言語の習得も極めて速く、
- 説明と指示を受けた仕事は忠実に熟していく。まさに新人の鑑の様な部分と、
- 機械的で融通の利かない部分とが干渉し合い、その補佐を務めているキャロラインは心労が絶えないのだ。
-
- 思いやりがない訳ではなく、寧ろ気は利く。頭が悪い訳ではなく、寧ろ回転は速い。
- テレーズ
- 可哀想なキャロちゃん…
- けれども、ルールから逸脱する事に関しては全く行えない――機械の様に規律に嵌った動きのみをしているクリスタリアに対して、
- さてどうしたものか……そう考えながら、キャロラインは彼女に自分が休憩を取る旨を伝え、
- ゆっくりと裏へと入って行った。
- クリスタリア
- キャロラインの背を見送った所作は、機械的な融通の利かなさとは裏腹に、どこまでも人らしい動きで、
- その風貌も相まって、彼女からはいっそ気品すら漂って来る。
- 客がいない事を改めて確認すると、仕事もないなら掃除でもしなければ、店に尽くさねばと淡々と掃除用具を取り出していく。
- ウェイトレス服に掃除道具はよくよく似合っているのだが、下ろしたままの脹脛まで伸びる髪を結ぼうともせずにいる姿は、
- 彼女ほどの髪の長さでは埃やゴミが巻き込まれてしまいそうにも見える。
- クリスタリア
- いつでも――いいぜ!
- テレーズ
- そんな折、一人の客が店の門戸をくぐった。颯爽とした立ち居振る舞いをした金髪の女性だ。
- きびきびとした所作は軍隊という規律の中で訓練を受けた者のそれ。テレーズ・デュノワは元王国軍兵士だ。
- しかし、今日は普段の軍服めいた装いではなく、いつもは邪魔にならないよう三つ編みにまとめている腰丈の髪はふわりと広がっている。
- 編み込みの癖が残っているのか、髪の束がゆるやかなウェーブを描く様は、彼女のきっちりとしたイメージを幾分和らげているだろう。
- クリスタリア
- おっぱい見て縦セタの方だ……
- テレーズ
- 今日の恰好 https://sw.tale.blue/tmp/wannya/uoaww9.png
- ブーツは違うが
- クリスタリア
- すけべがよ……
- クリスタリア
- 屈まずとも掃いたごみを収められる、蓋付きの三つ手塵取りを左手に 右手には箒を持ったところで、
- テレーズ
- 「――」 店内を見回す。忙しいであろう昼時を避けて来たおかげで直ぐに目当ての人物が発見できる
- クリスタリア
- 薄桃の長髪を揺らしながら、ベルの音に振り向いた。来訪した客を迎える為に、表情を動かさない――ここは直して欲しいんですけどね――まま口を開く。
- 「いらっしゃい、ませ」 まだ少したどたどしく、それでも良く通る声と活舌の良さからしっかりと聞き取れる声色で、テレーズに頷いた。
- 「テレーズ」 続けて名を呼ぶと、ぱたぱたと歩いてやってきて、
- カウンター席をひとつ示して どうぞ、と続けた。
- テレーズ
- 「やあ、クリスタリア」 凛とした顔にあたたかな笑みを浮かべて応えた 「うん、ありがとう」
- クリスタリア
- 表情はやはり変化が乏しいが、薄紫の瞳は口よりも物を言う。最後に会った時よりも輝く瞳を向けながら、
- 椅子を引いて 座る様に示す
- クリスタリア
- ちょっとおてあらい
- テレーズ
- あい
- テレーズ
- 案内されたカウンター席へと着席する。背筋をピンと伸ばした美しい姿勢だ。
- 「……」キャロラインの姿は無く、閑散とした店内で掃除用具を持ってどこか手持無沙汰の様子のクリスタリアを見て、皿を磨く店主に少しだけ厳しい視線を向けた。
- クリスタリア
- ごめんおまたせた
- テレーズ
- ヨシ
- ガルバ
- テレーズの視線に気づくと、こちらからも一瞥して。
- クリスタリア
- テレーズが椅子に座ると、冷水の入ったグラスを運んで、
- テレーズ
- 新人の教育であれば休憩の取り方も共に学ばせるべきではないのか、という非難の視線だ
- クリスタリア
- メニューを、そっと広げてみせる。
- 「テレーズ?」 その視線に気づいたのか、ガルバが返答するよりも先に声をかけて。
- テレーズ
- 「……クリスタリア、変わりは無いかい?」メニューを持ってきてくれた少女に向ける時は、表情をやわらげ
- ガルバ
- 休憩の時間はキャロよりもむしろ頻度を多く取らせているんだが、とは思ったものの、クリスタリアが言えば口にはせずに
- 少女達の会話を見守る。
- テレーズ
- 「紅茶を頼もう、ポットで。カップは2つ。ミルクと砂糖、レモンは別で用意して欲しい」
- クリスタリア
- 数瞬、言葉を嚥下する様にぱちぱちと待って、
- 注文を復唱すると、間違っていないかどうかと問う様に、言葉ではなく 小さく小首を傾げてみせた。
- テレーズ
- 「それから、――」デザートのページを開くと、メニューをくるりと反転させ、クリスタリアの方へ向ける。
- 「君のお勧めを1つ、見繕ってもらおうかな」 注文の復唱に頷き返してからそんなことを言った。
- クリスタリア
- 向けられたメニューを覗き込み、垂れて来た髪を耳にかけてみせて。
- テレーズ
- 様子を見に来たのはこれが初めてではない。短い付き合いだが、これが彼女にとって苦手な分野の注文であることは理解している。
- クリスタリア
- 意図を理解すると、薄い唇が僅かばかり、嬉しそうに持ち上がった。――薄紫の瞳も、それを待っていたと瞬いた。
- 細く長い指が、そうっとテレーズが示したメニューへと伸びて行って、
- テレーズ
- おや、と思った。イレギュラーな出来事は苦手と見ていたがそうでもないらしい。
- クリスタリア
- 「こちらを」 ちょん、と指示したのは、自分の髪と同じ桃色のモンブランだ。
- クリスタリアが務めるよりも先に展開されていた季節物の商品で、控えめな甘さが人気を博している。
- テレーズ
- 杓子定規な物の考え方をしていたのは自分の方だったか、と苦笑を押し込めて 「うん、美味しそうだ。なら、それを2つ」
- クリスタリア
- 以前応える事の出来なかった分野――“おすすめ”、というものに対しての解を得た事を、君に知って欲しかったのか。瞳は燦燦と輝いていた。
- 唇が薄く開かれて、小さく吐息が抜ける。左手の人差し指と中指を立てて、2つ? と小首が傾げられる。
- テレーズ
- 「そう、2つだ。カップも2つ頼んだろう?」
- 「連れを待っていてね。応じてくれるかはまだ分からないが」
- クリスタリア
- はたと、そこで顔を上げて テレーズの連れがいるのだろうかと視線を回しかけたが、
- 「……、……」 1つずつ、嚥下して。盆を持つ手が、きゅっと力を込めた。 「それは、」
- 言葉にするには自信がなかったのか、薄紫の瞳が所在無さげにふるふる揺れる。
- テレーズ
- 「うん?」 顔を僅かに傾け、続きを促す
- クリスタリア
- ふるふると頭を振って、盆で口元を隠した。 「いえ、忘れてください」
- 「――、以上で、よろしかったでしょう、か」 やがてゆっくりと盆を降ろし、ゆっくりと注文を確認して。
- テレーズ
- 「そうか、分かったよ。 ああ、頼む」
- クリスタリア
- 誰に仕込まれたのか、それとも名以外の記憶の片隅にあったのか、
- 優雅なカーテシーをひとつして、きびきびとした動作でガルバへと注文を伝えに行く。
- 伝え終わると、ほう、と息が抜ける。テレーズの言葉に、自分のことだろうか、などと頭を過ぎってしまった事がどうにも気恥ずかしかったのだが、
- テレーズ
- そう言って彼女を見送るとガルバの方へ視線を向け、言葉は出さずに口で か・り・る・ぞ と伝える
- クリスタリア
- 表情には、やはり浮かばない。けれど瞳は口よりもまざまざと語っていて、
- (動かない
- ふう、と深呼吸をしてホールへと戻っていく。
- ガルバ
- 店内を一瞥して、改めて君以外に客がいないことを確認すると、
- ゆっくりと頷いてみせた。>テレーズ
- テレーズ
- 「……」少しばかり不満げな表情で嘆息し、遊んでいる髪を椅子の背に流し
- そのまま注文の品と連れを待つのだった。
-
-
- ティーポット、カップを2つ、ミルク、砂糖、レモン、そして季節のデザートが2つ
- それらをトレーに載せ、危なげなく運ぶ様子を席にて見守る。
- そこに向ける視線は規律に厳しい前線指揮官のそれというよりは年の離れた妹の初めてのお使いを見守るかのようだが
- クリスタリア
- こつ、こつ、と靴を鳴らしながら歩いて来る姿は、体幹も確りと座っていて揺らぐことはなく
- 袖口から覗く細腕も、その保持には問題は無い様子で テレーズの視線に気づくと、薄紫がふたつ、瞬いた。
- 「――お待たせいたしました」 席に近付いて告げた言葉は、この数日の間でも何度も言葉にしていたからか、他のものよりも流暢で
- 彼女本来の声色なのだろう。凛とした、芯の通ったソプラノが鳴った。
- テレーズ
- 「ああ。1セットはそちら側に頼む」自分の隣の席を手で示して
- クリスタリア
- 言葉を受け取って、嚥下して、
- 『あぁ、やっぱり』 思わず素が――アル・メナスの言語が唇をついて出てしまった。例によって表情の変化は乏しいが、瞳はきゅっと丸まっている。
- テレーズ
- 「それから、注文をもう一つ。追加で」メニューを手に取ること無く、薄紫の瞳に青い瞳を合わせ
- クリスタリア
- 『はい、――、「はい」』
- テレーズ
- 「一緒にどうだい? ああ、店主殿には許可を取っているよ」
- クリスタリア
- ちら、とガルバを一瞥すれば、緩く返された頷きに、
- 少しだけ困った様に瞳が泳いだが、テレーズに向き直る頃にはそれも収まって。
- テレーズ
- 「君に断られると、そのデザートを一人で片付けなければならなくなる。それは些か手に余るのでね」
- クリスタリア
- 「……それでは、お伴させて、頂きます」 胸元に手を当てて一礼をして。
- テレーズ
- 「ありがとう」 こちらも胸に手を当て、礼を返す
- テレーズ
- 年齢とか体型はどんななんだね
- クリスタリア
- 丸裸にしてやるか……
- 16歳くらいで160以上165以下cm、全体的に細身だけれど
- テレーズ
- 「仕事中、無理を言ってすまないね」
- クリスタリア
- 確りと肉はついている(後衛職の様な身体つきではない)
- 胸元はテレーズ程ではないけれどちゃんとあるよ。
- クリスタリア
- 「いえ、店主の許可があるのであれば」 音を立てずに椅子を引いて、そこに浅く腰掛けると
- テレーズ
- テレーズはこれフローラよりやや下くらいかな・・・
- クリスタリア
- 大概長乳族
- テレーズ
- 「紅茶で良かったかな? 好みがわからなかったから無難なものをと思ったが」
- クリスタリア
- 「此方こそ、お誘いいただき、」 「ありがとうございます」
- テレーズ
- 「一度、ゆっくり話をしたいと思っていたんだ」
- クリスタリア
- 「……あまり、頂いた経験が、ありません。普段は水で済ませて、おりましたので。ですから、」
- 「テレーズさんの、“おすすめ”を頂けたらと」
- テレーズ
- 「なら、そうだな……まずは何も入れずに素のままを味わってみるといい」
- クリスタリア
- 提供したことこそあれど、堪能したことはなかったのだと頷いて、
- テレーズ
- 「香りに慣れたら好みでレモンやミルクを。この季節の茶葉なら渋みはそう強くない。どちらかといえばレモンがオススメかな」
- クリスタリア
- 「いただき、ます……、」 言って、手に取って。唇に運ぶ直前、昼から飲んだくれるドワーフらが脳裏に浮かんだ。
- 彼らは酒を飲む際に乾杯と笑ってグラスを合わせていたし、他の客も同様にしている事が多かった。
- 「テレーズさん」 声をかけると、手に持ったそれを、テレーズに差し出して。 「……“かんぱい”、を」
- テレーズ
- 「……なんだって?」 差し出されたカップを前に、目を丸くしたポカンとした表情を浮かべた。普段の凛とした表情からするととても珍しい
- クリスタリア
- 「……訪れるお客様が、よく、出会いを祝して、と」
- テレーズ
- 「っ……、ああ、すまない、違うんだ」口元に手を当て肩を小さく震わせる。笑いの発作を押し込めて誤解させないように
- クリスタリア
- ちらりとテーブル席を一瞥して すぐにテレーズへと戻す。
- 「……、」 誤った事を言ってしまったろうかと、テレーズの反応を正直に受け止めつつ 震える肩に、小首を傾げた。
- テレーズ
- 「それは酒盛りの作法……と云えるかどうか分からないが、少なくともこれでやることじゃないんだ」
- クリスタリア
- 「さか、もり……」
- テレーズ
- 「これをぶつけ合ったら、割れてしまうだろう?」 自分のカップを持ち上げて
- クリスタリア
- 「……ジョッキ、を用いている際も、不穏な音がすることがありました」 がっちゃんがっちゃんするから。
- テレーズ
- 「まぁ、しかし……この機会を嬉しく思ってくれてのことなら、ああ、私も嬉しいよ」
- 「……出会いを祝して、乾杯」 カップをぶつけ合うのではなく、顔の高さに持ち上げて笑みを浮かべ
- クリスタリア
- 「……」 確かに、嬉しい、と感じる。抜け落ちてしまったものが多過ぎて、見失ってしまったものが多過ぎて、
- 目覚めたこの世界の事を知れば知るだけ、忘れてしまった世界の事を知る事になった。
- そんな中でも一際輝くのは、やはり。
- 「――、かんぱい」 あの日に眠りから醒ませてくれた彼らだ。彼らと再び見える事は、嬉しい。
- そっと、テレーズのカップよりも低い位置から、かつん、とカップを鳴らした。
- テレーズ
- 「……」触れさせる必要はないのだが、まぁ良いだろう。細かな作法は後で学べばいいことだ。
- 春摘み紅茶の花と果実のように甘くさわやかな香りを目を閉じて鼻で楽しんでから、カップに口をつける
- クリスタリア
- 見様見真似で、テレーズの所作をじっと見つめながら、
- 同様に、口を付ける。口の中にその香りが広がって―― 「――……」 瞳から、ほう、と力が抜ける。
- テレーズ
- 黄金色に煮だされた液体は、渋みの無い若葉の様な瑞々しい、すっきりとした風味を運んでくれるだろう。
- クリスタリア
- 熱と香りをゆっくりと嚥下すれば、じ、とテレーズに視線が向けられる。言葉を紡ぎこそしないものの、瞳ははらはらと輝いていて、
- テレーズ
- 「うん、良い葉だ。今年は当たりかもしれないな」
- クリスタリア
- 口元が、穏やかに緩んでいる。 「……季節や年によって、変わる、ものなのですか」
- テレーズ
- 瞳にかからない位置で切り揃えた前髪の下、長いまつげに縁どられた瞳が満足げに細められる。
- 「勿論。人だって歳月で変わるだろう?」
- クリスタリア
- 両手でカップを握り込んで、きらきらと輝く瞳を向けていたが、続いた問いには、少し困った様に視線が泳ぐ。
- 「……そう、なのですね?」
- テレーズ
- 「そうだよ。そのお陰で私はこうして君と会話を楽しむことが出来ているじゃないか」
- 「この紅茶も、夏には夏の、秋には秋の味わいがある。その頃、君はどう変わっているだろうね」
- クリスタリア
- その言葉に、視線を落とす。透き通った紅茶からは、変わらずに香りが漂って来る。
- 「……わかり、ません。先の事は、未だ」 頭を振って、けれどしっかりとテレーズを見据えて。
- 「その時が来れば、私がどう変わったか、皆さんから、伺いたい、です」
- テレーズ
- 「……また、一緒に笑い合える日が、」 カップの中で揺れる黄金色の水面に目を向け、遠くを見るような、痛みを堪えるような表情をわずかな間、浮かべた
- 「あ、ああ、勿論」
- クリスタリア
- 「――、」 その表情に、ぱちりと瞬きをして カップを置くと、
- テレーズ
- 「さあ、折角、頼んだんだ、ケーキもいただこう」 上の空だったことへの追求を受けないようにするためか、表情を切り替えてデザートに手を伸ばす
- クリスタリア
- 両手をテレーズの両頬へと触れさせようと伸ばす
- テレーズ
- 「……? どうしんだ、クリスタリア?」 伸ばされた手を怪訝そうに見つめる。先ほど垣間見せてしまった弱さはそこにはもうない
- クリスタリア
- 「お辛そうだと、」 止められる事が無ければ、指先が頬に触れる。血色の薄い白い指は、ひんやりとした温度を持つ――と思わせるも、その実確りと熱を持っている。
- 「思ったので。表情が、……歪んで? ……おりました」
- テレーズ
- 「――……」
- クリスタリア
- 「……」 帰る沈黙に、薄紫が蒼を覗く。
- テレーズ
- 「……以前、こうして余暇を共に過ごす友人がいたんだ。それを、思い出してしまって、ね」
- 「すまない、会話を楽しむなどと言っておきながら」
- クリスタリア
- 聴き取りながら、過去形である事に何らかの事情がある、あった事を感じ取る。続いた言葉に頭を振って、
- 「いいえ、和らげる事が出来ず、申し訳、ありません」
- テレーズ
- 「……いや、逆だよ」
- 「和らいでしまったからこそ、零れてしまったんだと思う」
- 「……そんな事より、君の近況を聞かせてくれないか? 何か困っていることはないかな」
- クリスタリア
- 「――、」 では、それでは常に張り詰めていなければならないではないか、と伝えようとしたものを飲み込んで。
- 「学ぶことが多く、1つずつ完了しているつもり、ではありますが、」
- 「困りごと、は」 「今、できました」
- テレーズ
- 「……うん」 追求しないでくれたことを察しつつ、学ぶことが多いという言葉に頷き
- 「うん?」 今、困りごとが出来たという言葉に
- クリスタリア
- こくりと頷いて、カップを手にして 一口
- 「助けて、いただいた……方へ、そのご恩を、返せて、いません」
- テレーズ
- 「恩、か……引き受けた依頼の中で出来る事をした結果だ。返さずとも構わない……と言っても納得は出来ないだろうな」
- 「私も同じだ。恩義を受けた相手がいるが、どう返していいか分からない」
- クリスタリア
- ぱち、と瞬きをして、じっとテレーズを見つめる。未だ、言葉を確りと使えない口よりも雄弁に瞳はその言葉を肯定した。
- テレーズ
- 「だからなのかもしれないな……君を助けたいと思ったのも」
- 「自分が受け取った恩義を別の形で誰かに返す……自己満足に過ぎないかもしれないが」
- クリスタリア
- 「で、あったと、しても。自己満足、によるものでも」
- 「私は、貴女に、貴女方に救われました」
- 「なら、ば、……私も、誰かを救い、ます。この恩、を、誰かへと。そうして、いつか」
- 「その輪が、時計の針の様に、一つ巡って」 訥々と語る言葉は、少し聴き取り辛い。けれど、確りと伝えたいのか、止まる様子はない。
- 「その救いが、貴女方に、訪れる様に」
- テレーズ
- 「……」拙く、しかし確かな熱量をもって紡がれた言葉を、目を閉じて一言一言、しっかりと受け取り、頷く
- 「そうして、"つなぐもの"を巡らせて、いつか我が身へと還ってくるのであれば、確かにそれは救いになるだろうな」
- 「だが、無理はしないように。君が傷つき倒れれば、和も途切れ、救いではなく悲しみが広なってしまう」
- クリスタリア
- 頷いたテレーズに、どれだけの時間を眠っていたかも定かではないその少女は、優しく、そして美しく微笑んだ。
- 「はい。……それは、あなたも」
- 自分の胸元に触れて、任せろと示す様にふたつ胸を軽く叩いた。
- テレーズ
- 「……人を救うといっても、こればかりが方法ではない。君が望むなら別の生き方だって」
- クリスタリア
- 「……もし、他の望みを、私が抱く事が、あるのなら、その時は」
- 「別の生き方、というものを、探します」
- その言葉からは、テレーズは一種の芯の強さ――
- 言ってしまえば、頑固さを感じ取れる。
- テレーズ
- 「……」譲らない一線持っていることを思わせるその様に、似たもの同士なのかもしれない、と思った
- クリスタリア
- 「……?」 その心境を知ってか知らずか、
- テレーズ
- 「まず、この街で色々なものに触れてみるといい。そうすれば別の道も見えてくるかもしれない」
- クリスタリア
- じ、っと。かつてのテレーズと近しいそれを持ちつつ、見上げた。
- テレーズ
- 「ほら、手始めにそれを食べてみるといい」 桃色のモンブランを手で示して、自身もフォークを取る
- クリスタリア
- 「はい」 頷いて、食器に触れる。――その所作は、トレーズの動きと同様に滑らかだった。
- テレーズ
- さふっと一塊、削り取って口に運ぶ。顔の下半分を手で覆い、瞳を閉じてゆっくりと咀嚼する
- テレーズ
- ついにトレーズに…
- クリスタリア
- 同様にモンブランを一口含むと、 『――美味しい』 ぽつりと、テレーズには耳慣れない言語が漏れる。
- テレーズ
- 痛みや悲しみと言ったネガティブなものでなはない何かを堪えるように、手や顔、肩がちいさく震え
- テレーズ
- http://mediag.bunka.go.jp/mediag_wp/wp-content/uploads/2018/09/8212d840ef393c49dbe6f4b5a79a6d62.jpg こうなりそうなのを堪える( ˘ω˘ )
- クリスタリア
- イキ顔晒しやがってよぉ……
- テレーズ
- 「――」 うっとりした表情を抑えつつ甘味を味わい
- クリスタリア
- 「……、」 こちらはと言えば、テレーズとは違って堪える様子もなく
- 代わりに、上機嫌そうに頬が緩み、瞳が伏せられて。 「――すばら、しい、です」
- テレーズ
- 「……うん、君の選択は見事だった。 ほら、紅茶にレモンを加えてみるといい」
- 「また、味わいが違うだろう? そうして、食べ物にあわせた飲み物を選ぶというのも醍醐味なんだ」
- クリスタリア
- 「試食、した時も、同じ様に思いました」 好ましいのだ、と頷いて、続いた言葉には視線がカップに。
- 「……あわせた、変化を、愉しむ」
- テレーズ
- 「一つで完璧なものより、合わさって和を為す。それが調和というものだ」
- クリスタリア
- 「ここでも、輪、ですね」 先程の、救いの話から。
- テレーズ
- 「説教臭いかな」と微笑み
- クリスタリア
- ゆるりと頭を振って、 「他の方がそう、でも、」
- 「教えて、くださる、テレーズさんは、……とても有難い、と。そう思います」
- テレーズ
- 「そう言って貰えるのは、私にとっても有り難いよ」
- クリスタリア
- 目尻を下げて、穏やかに微笑んで。もう一口、そっと運ぶ。 「――……」
- テレーズ
- 「……」 黙々
- クリスタリア
- 暫く黙々と手を付けていって、
- レモンの量など、テレーズにそれぞれ教わりながら 食事を進めていく
- やがてそれらを食べ終えると、口元を拭いて 小さく息を吐く
- テレーズ
- 「ご馳走様、かな」 こちらはクリスタリアより一足先に完食して食後のお茶を楽しんでいた
- クリスタリア
- 「ごちそうさま、でした」 両手を合わせて、キッチンとテレーズ、それぞれに礼をして。
- 今度は何を食べているのだろう、とテレーズの手元に視線が落ちる
- テレーズ
- 手にしたカップを傾け、紅茶の残りを飲み干すと、視線に気付いて小首を傾げ
- クリスタリア
- 「色々な、愉しみ方が、……あるのですね」 視線に気づくと、それを合わせて。
- テレーズ
- 「ああ、人それぞれにね」
- クリスタリア
- 「尋ねて、みます。出会った方々に」
- テレーズ
- 「自分に合った楽しみ方を持っている事は幸いだと思う」
- 「うん、ここでの仕事はそれにうってつけだろう」
- こくりと頷いた所で、ドアベルがからころと鳴って、
- テレーズ
- 「だが、不埒な振る舞いをしてくる者がいたら、必ず私に言うように」
- グループの客が店内へとやってくると、クリスタリアはゆっくりと席を立った。
- クリスタリア
- 胸元に手を当てて頷くと、必ず、と微笑んで。
- 「お話の途中、申し訳ありません、」 「――行って参り、ます」
- テレーズ
- 「ああ、長々と引き留めてしまっていたようだな」
- 「話し相手になってくれてありがとう。心が休まったよ」
- クリスタリア
- 「充実した、時間でした。……また、」 いらしてください、と続けようとして、それでは呼びつけてばかりになってしまうと言葉を止めた。
- 「――また、お話をさせて、ください。次回、は、ゆっくりと」
- テレーズ
- 「ああ、楽しみにしている」
- クリスタリア
- 今一度、テレーズにカーテシーをして、
- 嬢ちゃん、と呼ばれた少女は、店内を歩いて行った。
- クリスタリア
- こちらからはこんなかんじーで!
- テレーズ
- 「……」 少しは休憩が取れたのならいいが、逆に気を使わせてしまったくらいだったな、と自身の言動を振り返って反省しつつ
- 久々の甘味を摂ってしまったので、体を動かさねばならないなと心に決めて店を後にするのだった。
- テレーズ
- 以上!
- クリスタリア
- お腹つまんで
- テレーズ
- お付き合い感謝なり
- クリスタリア
- 姿見の前で「……」ってする絵が用意される(天才)
- こちらこそお付き合いありがとうございました!
- 今後ともよろしくしてあげてくだせえ……
- テレーズ
- またブラのサイズが合わなくなってるって落ちこんでる絵かもしれない
- カルミアチャンと同時に現れて修羅場(?)になれ
- クリスタリア
- えっちがよ……
- ???
- よしではログをしまおう!ラウンジにはるまーす