- !SYSTEM
- んごが入室しました
- !SYSTEM
- おじが入室しました
- おじ
- んごお
- んご
- おじい
- おじ
- 今日は何するんご
- んご
- 何しようか!
- 話題はいくつか
- ありはします!
- おじ
- ジェイクで食べ歩きでもユアンでご奉仕でもその他でも
- んご
- ご奉仕(意味深
- おじ
- (|)12様のお食事をご奉仕しますにゃん
- んご
- 此処がメイド喫茶ですか…
- おじ
- (|)ようこそ、メイドインアビス喫茶へ
- んご
- やばい(やばい
- 先輩後輩でスパーリング練習するか、ユアンに女の子とのお付き合いの仕方を聞くか…
- どっちがいいかな!?
- おじ
- (三)おつきあいですって
- んご
- スパーリング練習は意味が重複していませんか
- おじ
- (圭)私、断然きになってきました
- んご
- (フェイスマスク3回くらい切り替わってる…
- おじ
- (二)トゥエルヴ様、是非kwsk
- んご
- (カウントダウン…?
- おじ
- (凸)
- んご
- 穴が開いちゃったねぇ…
- 後輩にお付き合いの仕方聞いてもいいんだけど
- 多分
- おじ
- (凹)
- んご
- 語り合えば大体ヨシ!!!って帰ってきそう
- おじ
- 言葉で語り合えば通じ合えます
- 時にぶつかり合う時もありますがその時は本気で語り合いましょう
- んご
- 男との付き合い方と何が違うんですか!?
- おじ
- 特にありませんね?
- んご
- 🤔
- おじ
- では今日は(三)私とお付き合いいただけますか
- んご
- はい!
- おじ
- 場所は星しべでよろしくて?
- んご
- よろしくて!
- おじ
- お時間は
- 1D12 → 1[1] +6 = 7
- んご
- あさがおはやい
- おじ
- おはやすぎません?
- 先輩起きてます?
- んご
- zzzzzzzz…
- いや先輩は実は朝は早い方かもしれない!朝の礼拝あるから!!!
- おじ
- でも礼拝終わったら二度寝しそう
- んご
- してそう
- おじ
- なので倍にして14の午後2時といきましょう
- んご
- 何よりその時間帯は依頼争奪戦に参加しそう
- そうね!!!
- おじ
- ほししべのタイムスケジュールはどんなんだろうか
- まあ2時で行きましょう。導入うつよ!
- んご
- 8時~10時がピークなイメージがあった
- わーい、お願いします!
- おじ
- 10時くらいで落ち着くのは解釈一致
-
-
-
- ――王都イルスファール、冒険者ギルド<星の標>
- 多くの冒険者を擁し、数多の依頼を抱えるこの店も昼のピークが過ぎてしまえば静かな物である。
- 依頼にあぶれた者、休みの者、鍛錬に専念する者、そして給士する者――
- 午後2時の星の標にはちらほらと、そんな人間たちが思い思いに過ごしているのであった
- おじ
- 導入おわり!
- んご
- ありがとうござます!
- ユアン
- 「――お気をつけてお帰り下さい。またのご来店をお待ちしております」
- 折り目正しいお辞儀で店を出ていく女性客をお見送りするのは、給士然としたぱりっとした恰好のフットマンである。
- トゥエルヴ
- そんな声をかけられながら退店した女性客とすれ違うようにして、街道からひょっこりと姿を現したのは、黒い眼帯に両目を覆われた少年。
- ユアン
- 但し、その頭部は謎の魔動機技術風の兜?でおおわれているのであった
- トゥエルヴ
- 少年の横を通り過ぎていく女性を、まるで見えているかのように眼帯越しの視線で少し追ってから、店に向き直る。
- 「ユアン?」 聞き覚えのある声からその主を推測して、確認を取るように名を呼んでは首を傾げた。
- ユアン
- すいっと頭を上げる所作一つとっても彼はフットマンであった。店の前が散らかっていないか、テラス席の設えはきちんとしているかと頭を巡らせ
- 「おや、これはこれはトゥエルヴ様。いらっしゃいませ――ご無沙汰でございますね」
- トゥエルヴ
- 「……」 そういえば一時期店にこなくなってしまってから、長い事彼と話をしていない気がした
- しばしの思考の後 「ん」 と頷いて
- ユアン
- 何度か顔を合わせている人物の声に視線?を投げかけ、流れるような動作で頭を下げるのであった
- 「お元気そうでこのユアン、嬉しく思う限りにございます。はてさて、いらっしゃいませとは申しましたが、本日はお食事に?」軽く首を傾げた
- トゥエルヴ
- どうせ見えはしないのに。そんな相手にも、彼は律儀にも完璧なお辞儀をしている。空気の流れ方や彼の性格で、そんな事を察する 「ん」 もう一度頷いて 「それと、ちょっと聞きたい事があって」
- ユアン
- 「はい、私にお答えできることであればなんでも――とは言え一先ず店内へどうぞ。暖かくなったとは申せども、時折の風はまだ冷たくございますので」ささ、と扉をあけまして
- トゥエルヴ
- 「色んな人に聞いてみてもいいんだけど……」 眼帯越しの目線を、ぐるりと巡らせる。恐らく彼の知人たちの事を思い描いている。少年の周囲には、この手の話に疎そうなのばっかりだった。
- もう一度頷くと、ユアンの声を頼りに店の扉を潜った。
- ジェイク(想像上)
- (てれてれ)
- トゥエルヴ
- ふっ(吹き飛ばす
- 「ご飯は甘いパンケーキがいいな、ふわふわなやつ」 そう注文してから、人の気配がしないテーブル席へ向かった。
- ユアン
- 「丁度日差しの気持ち良い席が空いておりますが、そちらでもよろしゅうございますか?」こつ、こつと皮靴を鳴らしながらテーブルへご案内しまして
- トゥエルヴ
- 適当なテーブル席へと向かう足をぴたりと止めて、くるり反転。ユアンに案内されるのを待った。
- ユアン
- 「はい、それでは季節の果物とクリームを添えたパンケーキをよろしいかと。シロップは別添えで?」どうぞ、と椅子を引き
- トゥエルヴ
- 丁寧な案内、紳士的なリードに魅惑的な提案。それらに一つずつ頷いて返していった。彼が店にいるときは、なんだか王様になった気分でいられる 「うん、美味しそう」
- ユアン
- 「お飲み物は如何致しましょう。本日は苺のシロップがございますので牛乳で割るなどしても春を感じられるかと存じますが」
- トゥエルヴ
- 「ユアンがいいなって思ったものでいいよ。君がお勧めしてくれる料理は、なんでも美味しいから」
- ユアン
- 「おやおやこれはこれは、フットマン冥利につきるお言葉でございます」ありがとうございますと頭を下げて
- トゥエルヴ
- 一度たりとも外した事がなかったのだ。料理に関する信頼度は、ガルバと肩を並べる。こと甘いものに関していえば、ユアンの方が一歩先へ行くほどだ。何故か彼自身がふふんとどやってみせて 「ユアンも何か食べたいものとかあったら、持ってきてもいいよ」 今回は相談に乗ってもらうし、自分一人だけ食べるのもなんなんだ
- ユアン
- 「それでは季節の果物とクリーム添えパンケーキ、苺シロップの牛乳割りでございますね。おやおや、私もご同席してよろしいので?」
- トゥエルヴ
- 「うん、勿論」
- ユアン
- 「恐縮にございます、それではお言葉に甘えさせて頂くとしまして。ただいまご注文の品をお持ち致しますので少々お待ちくださいませ」そしてこちらはお水ですとお冷を置いて一礼、こつこつと足音を鳴らしながら厨房へ下がっていくのである
- トゥエルヴ
- 「はーい」 のんびりとした態度で応えてから、テーブルの上に溶けだした。彼が勧めてくれた通り、この席は日当たりがよく、あったかくて心地いい。
- ユアン
- 待つことしばし、テーブルで溶ける彼の耳に届くのは近づいてくる規則的な革靴の音。
- 「お待たせ致しました。こちら季節の果物とクリーム添えパンケーキ、苺シロップの牛乳割りにございます」こと、ことと彼の前にご注文の品を置きまして、差し向かいの席にも何かを置きました
- トゥエルヴ
- 眼帯のおかげで、ぽかぽかな日差しに当たっても眩しくならない。黒を基調とした服装だから、熱が溜まりやすくてすぐに体中が暖かくなった。頬をテーブルに押し付けて溶けていると、ユアンの足音が聞こえて、そちらへと顔を向けた。
- 問題は心地が良くてつい眠気が誘われる事だったが……それも目の前に料理が並べられれば吹き飛んだ。ぱっと姿勢を戻して、くんくんと鼻を鳴らす。
- ユアン
- トゥエルヴ様の食の細さを考慮してやや小さめ、しかし厚く高さを出したこじゃれたパンケーキであった
- トゥエルヴ
- 甘いシロップの匂いに、ほどほどに酸味のある果物の香り。空腹が刺激されて、近くのフォークをひったくるように持てば、テーブルマナーもないも同然の勢いでパンケーキを口に運んだ 「……!」
- もぐもぐ、もぐもぐ……お世辞にも綺麗とは言い難い食べ方で、綺麗に飾り付けられたパンケーキを崩していく。諸行無常……
- ユアン
- 「おやおや、どうぞごゆっくりお食べ下さい。パンケーキは逃げませんし、お変わりはすぐおつくり出来ますので」テーブルのセッティングを少々修正すると、対面の席の横へと一度立ち
- トゥエルヴ
- 「……ん」 こくこく頷きつつ、頬にシロップをべったりとくっつけたまま食事を続行した。
- ユアン
- 「おやおや、頬にシロップが」失礼致しますと向かいの席からナフキンで口元をぬぐって差し上げまして
- トゥエルヴ
- 「……どうも」 簡素な礼を口にする 「……? 座らないの?」 もしかしてフットマンは立ったまま食事をとるのだろうか
- ユアン
- 「いえいえ、もちろん私も食事は座って取ります。では失礼いたしまして」椅子を引く音と軽い着席音、そして椅子の位置を正す音が対面から聞こえてくるだろう
- 「それでは私も軽く」頂きましょう、と言った瞬間、店中の視線がこのテーブルに向いた――ような気配がした
- トゥエルヴ
- 「………???」 こんな眼帯をしているからだろうか、視線には敏感な方だ。故に、一斉にこちら――正確にはユアン――へと向けられた視線にぎょっとした。
- 「……あの」
- 「なんか、見られてない?」 なんで…??
- ユアン
- 「はい、追加のご注文でございますか?」何かを手に取った気配があったが、トゥエルヴの言葉にそれを置きました。その瞬間視線は緩まったことでしょう
- トゥエルヴ
- 「………ううん」 追加では、ないけど……
- ユアン
- 「視線、にございますか? さしづめトゥエルヴ様が美味しそうに食べる姿が目に留まったのではないかと」
- 「時にトゥエルヴ様、私に聞きたいこと、とは」本題に入りました
- トゥエルヴ
- 「………どっちかというと――」 ユアンの方を見ていた気がするんだけど、と続くはずの言葉は、ユアンの一言により飲み込まれた。
- 「そうだった。えっと」
- 再びパンケーキの一欠けらを口に運んで、片頬をパンケーキで膨らませたまま 「女の子の楽しませ方っていうか、喜ぶ事っていうか……誰かともっと一緒に居たいときってどうすればいいと思う?」
- ユアン
- 「おやおや」トゥエルヴ様の口からそのようなことをお聞きできる日が来るとは
- トゥエルヴ
- もぐもぐと咀嚼しながらの言葉。恋愛相談ともとれそうなその相談内容とは裏腹に、少年自身は呆気からんとしていた。普段通りに首を傾げ乍らの質問。
- 「僕も、こういう質問あんまりした事ない。他人なんてどうでもよかったし、女の子って分かんないし」
- ユアン
- 「左様にございますね。ご一緒する方に楽しんでもらいたい、喜んで貰いたい、そして一緒に過ごしたいと感じることはとても素晴らしいことにございます」
- トゥエルヴ
- 「ソフィー……タビットの友達には、そんな風には思わなかったんだけどね。ソフィーとはずっと一緒にいたいけど、また会えるってわかるから寂しくなかったし、何したって喜んでくれたし」 もう一口、パンケーキを口に運ぶ
- ユアン
- 「しかしながら楽しいこと、喜ぶことと言うのは人によって十人十色、特に女性ともなればまさしく千差万別と呼ぶに相応しいもの」
- 「失礼を承知でお尋ねしますと――その方とは何度か面識が?」
- トゥエルヴ
- もぐ、もぐ…ユアンが話せば、話に集中しようと、その瞬間だけ咀嚼のスピードが落ちた。
- 「別に失礼だなんて思わないよ」 こてん、と首を傾げて応えて 「うん、仕事の時とか、街でたまに見かける」
- 「一緒に依頼を受けた事もあるし、街で会えば話しをするし」
- ユアン
- 「冒険者の方なのでございますね。なのであればお食事の席を共にしたりと言う事もある、と」ふむふむ
- トゥエルヴ
- 「うん」 こくこく、もぐもぐ
- ユアン
- 「では少し思い出して下さいませトゥエルヴ様、何度か寝食を共にし、旅をしたその御方が瞳を輝かせるように喜ばれたのはどのような時だったか、と」
- おじ
- 12「敵を無慈悲に蹂躙する時、かな」
- んご
- お姉様!?!?!?!?
- トゥエルヴ
- その問いに答えるのは、少年にとって簡単でもあり、難しくもあった。以前、自分なりに思考錯誤して目を輝かせようとしたが、簡単に実現できなかったのだ 「……知らないことを知る時。特に魔法の話になると、なんか楽しそう」
- ユアン
- 「探求心と好奇心が旺盛な、向上心の強いお方なのですね」大変すばらしいお方なのでしょう、と言葉を一度しめ
- トゥエルヴ
- 「……多分、そんな感じ」
- 良い事なんだろうが、自分がその欲求に応えるのがとても難しいだけに、厄介でもあった。
- ユアン
- 「とてもしっかりとした考えをお持ちで造詣も深く、故になかなかサプライズ的な手法では喜んで頂けない、と」
- トゥエルヴ
- 「………多分、そんな感じ…」 何から彼の方が分析が上手な気がする。感心
- 「悪戯したら殴られたから……変な事すると怖い」 まあ悪戯に関しては、相手を楽しませるというよりも自分が楽しくなりたいから実行したことだったが。
- ユアン
- 「ふむ……少し角度を変えましょう。依頼以外の場面でお会いした時に喜ばれたことはございましたか? 大きく目を輝かせるようなことでも、ささやかに、ゆっくり噛み締めるようなことでも」
- トゥエルヴ
- 「………」 フォークで無残にも突き刺したパンケーキの欠片。それを口に入れる寸でで動きがぴたりと止まると、悩むようにして眼帯越しの視線をあちこちへと彷徨わせた。
- ユアン
- 「恐らく、ですが冒険や魔法の知識と言うのはその方のライフワークであり仕事の一環でもございます。となればその知識量と言うのは相当で、なかなかその方面で目新しいものを見つけ喜んで頂くというのは難しいかと」
- トゥエルヴ
- 「――……」 うーんと唸る。記憶を探り、関係ない記憶まで探っては我に返ってを繰り返し
- ユアン
- 「なのでそういった知識欲、と言う観点で攻めるのであれば日常のささやかな知識でその方が知らなさそうなこと、好きそうな者を調べられるのがよろしいかと」
- トゥエルヴ
- 「……学校、の話をする時とか……猫、触る時とか」
- ユアン
- 「成程、トゥエルヴ様は学校のお話や猫はお好きですか?」
- トゥエルヴ
- 「別に……学校は行った事ない場所だし、猫は……苦手」
- ユアン
- 「ふむ、であればその線は無しと言う事で。成程お相手の方は楽しまれますでしょうがトゥエルヴ様が楽しめていないと気づいてしまえばむしろ気まずくなりますし」
- 「お食事は如何ですか?例えば今トゥエルヴ様がめしあがっているような甘いものはお好きですか?」
- トゥエルヴ
- 「………」 あの少女がそれらの話をするとき、自身は果たして楽しめていなかっただろうか。確かに少しばかり苦手意識が強まったが、あれはどちらかというと、知らない事に触れるのが――。続くユアンの質問にはっと我に返り
- 「……どうかな。甘いもの、好きなのかな。あんまり見た事なかったや」
- 「でも、女の子って皆甘いもの好きだよね。フィオリも、好きなのかな」
- ユアン
- 「お好きな方は多いかと存じ上げますが必ずとは限りません、体質的にあまり沢山食べられないという方もいらっしゃいますね」
- トゥエルヴ
- 「え、そうなの?……こんなに美味しいのに……」
- ユアン
- 私フットマンでございますので、トゥエルヴ様がうっかり名前をお出ししたことは華麗にスルー致します
- トゥエルヴ
- 先程逃した一口を、その一言と一緒に口に含んで咀嚼した。
- このフットマン、出来る――
- ユアン
- 「甘さにもいろいろございますので。蜂蜜のようなとろける甘さがお好きと言う方、チョコレートのような少し苦みを感じる甘さが良いと言う方。はたまた乳製のすっきりとした甘さを好まれる方、さまざまにございます」
- トゥエルヴ
- 「……全部食べさせて、反応見ればいい?」 なんだか、大変そうだ…
- ユアン
- 「それも一つの手でございますが――結論から申し上げれば『どれでも良い』に行きつくかと」
- トゥエルヴ
- 「どれでもいい」
- ユアン
- 「無論、お相手の方の一番の好みを把握し、それにあったお食事、贈り物を用意するのが最善ではございますが」
- 「トゥエルヴ様がどうしようかと考えてお渡ししたと伝わるのであれば何であれ嬉しいものにございます」
- トゥエルヴ
- 「……僕が考えたら、嬉しいの?」
- ユアン
- 「はい、何が好きだろうか、何が喜んで貰えるだろうか。あるいはこれは違うだろうか、ちょっとがっかりさせるだろうか。そんなことを考えながら選んだ物と言うのは何であれ、嬉しいものです――あまりにカっ飛んだ物はその限りではございませんが」
- トゥエルヴ
- 「………そういう、もんなんだ」 そんな事でも、いいのか。
- ユアン
- 「ございませんか? どう思うだろうか――そんなことを考えながらお渡ししたり、お見せしたりしたものでその御方が興味をしめしたようなささやかな何かが」
- トゥエルヴ
- もぐ……口の中に残っていたパンケーキを飲み込んで、見えもしないのにそれを見下ろした。
- 「ユアンが言ったように、甘いお菓子とか、本、かなぁ……」 以前も山積みの本を抱えて歩いていたし、きっと好きに違いない
- ユアン
- 「輝く大輪の花のような喜びも、風にそよぐ小さな花のような喜びもどちらも同じ喜び、大小はあれども貴賤はございません」
- トゥエルヴ
- 「むずかしいこというね」
- 詩的な事を理解するには、ちょっとばかり教養がなかった。
- ユアン
- 「ふふふ、山のようなパンケーキも、旅の合間に食べる一欠けらのビスケットもどちらも美味しゅうございましょう?そう言うことにございます」
- トゥエルヴ
- 「山のようなー…はちょっと飽きちゃうけどね。でもこのパンケーキはすごく美味しかったよ」 小食気味の少年に合わせてくれた量も、ぴったりのようだ。皿の上のパンケーキは、綺麗になくなっている。
- ユアン
- 「それはそれは、フットマン冥利につきるお言葉、大変うれしゅうございます」
- トゥエルヴ
- 本日二回目のどやり顔。ふふん
- 「じゃあ、お菓子……うん、お菓子にする。余ったら僕にもくれるかもしれないし」
- ユアン
- 「ふむ、そういえば商業区にチョコレートの珍しいお店が出店してるとか。何でも沢山の種類のチョコレートを好きに選んだ詰め合わせに出来ると」
- トゥエルヴ
- 「……!」 笑みはしないものの、ぱっと表情が明るくなった気がした
- ユアン
- 「そう言うお店で一緒に選んでみる、と言うのもお相手の好みもしれて良いかもしれませんね」
- トゥエルヴ
- 自分用にも買う勢い。……いや、むしろ自分の為に買ってばかりで、肝心の相手への分を忘れてしまいそうな……
- 「一緒に選ぶのもありなんだ。なら、そっちの方が確実だね」
- ユアン
- 「はい、ですがお相手のことを忘れることのないように。おいてきぼりになると何であれ寂しいものでございますよ」
- トゥエルヴ
- 「……気を付ける」 出来る限り
- 「うん、ユアンのおかげで大丈夫そう。えーと……」
- 再び眼帯越しの視線を横へ流して
- ユアン
- 「もう一つ、とっておきの魔法の言葉がございます」
- 「別れ際にたった一言「ありがとう」の感謝の言葉、です」
- トゥエルヴ
- 「……」 静かに唇を閉じて
- 「もっと言っていい言葉なんだって、最近、知った」
- ユアン
- 「はい、忘れがちですがとても大事な良い言葉です」
- トゥエルヴ
- 「うん……ありがとう、ユアン」
- ユアン
- 「ふふふ、私もトゥエルヴ様とこのようなお話が出来てもとてもうれしゅうございます。ありがとうございます、トゥエルヴ様」こと、と置いたグラスはいつの間にか空になっていた
- んご
- !?
- いつの間に…
- ざわ……と店内がざわめいたかもしれない
- おじ
- (|)おいしゅうございました
- んご
- おや…?
- トゥエルヴ
- 「相談ばっかりだったから、つまらなかったんじゃないって思ったけど……それなら、よかった、かも――……??」 店内のざわめきに、これまた首を傾げた
- んご
- 送信した発言が消えたからZUNか?と思ったらZUNではなかった
- ユアン
- 「いいえいいえ、このようにああかもしれないこうかもしれないと頭を悩ませながら相談する、と言うのもある意味楽しいものでございますよ」
- トゥエルヴ
- 「……ユアンは頭が良いから。僕は、考えすぎてちょっと疲れた……」
- ユアン
- 「ふふふ、そこまでトゥエルヴ様が真剣に頭を悩ませている程、良い御方なのでございますね」
- トゥエルヴ
- 人付き合いは苦手な方だが、人選に間違いはなかったようだ。一つの回答を得て安堵したが、普段から考えるより先に行動していた為、頭を悩ませるのは些か気力を使う。ふう、と息を吐いた。
- 「……さあ、どうだろ」 後頭部を椅子の背もたれの上面に預け
- ユアン
- 「おやおや――さてトゥエルヴ様、疲れたところに甘いもの、チョコレートを一口いかがでございましょう」
- トゥエルヴ
- 「!」 ぱっと姿勢を戻して 「食べる」
- 「……あ、でも、もうお腹が一杯かも。持って帰ってもいい?」
- ユアン
- 「はい、ではご用意してまいりますので少々お待ちください」
- トゥエルヴ
- 「ん」 こくこく頷く
- そういえば話通しだったが、彼は彼の分を食べられたのだろうか。会話中、何かを食べている気配はなかった気がするが……ちらりと眼帯越しの視線を対面の席へ向けるが、眼帯で覆われた目では正解は掴めなかった。
- ユアン
- 「オレンジの皮を蜜付けにしてチョコレートを付けた物なのでして、お口に合えばよろしいのですが――」と言いながら再び厨房へと消えていくのであった
- おじ
- こんなところでしょうか
- んご
- そうね!
- いい感じに締められそうです
- ということでお疲れ様です!
- おじ
- では
- お
- んご
- ありがとごじゃました!
- お
- つ
- か
- れ
- おじ
- ありがとうざいました!
- んご
- さ
- ま!
- おじ
- ん
- さ!
- んご
- さ
- たば
- さ!
- おじ
- 綺麗にオチもつきましたね
- んご
- ヨシ!!!!!
- おじ
- では退室!ありがとうございました!
- んご
- 一体どうやって料理を食べたのか……それはこの星の標において、尤も深い謎だった
- おつかれーー!
- !SYSTEM
- おじが退室しました