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- イーサンが入室しました
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- んごが入室しました
- んご
- しゅ
- イーサン
- こんばんは、お付き合い感謝です
- んご
- いえいえ~こちらこそ!
- イーサン
- 場所はとりあえずライフォス神殿の、礼拝堂でどうでしょうか?
- んご
- いいよ!
- イーサン
- では参りましょう、よろしくお願いいたします。
- んご
- よろしくおねがいしままままま
- イルスファール王国。数多くの
- 冒険者を有するこの国では日夜様々な困りごとが起こり、冒険者達がその解決に奔走している。
- しかしながら、国の全てがそうというわけでもなく、各々それぞれ休息…休暇は存在している。
- 今日はそんな休暇中の冒険者の、とある一日の様子である。
- イーサン
- お祈りに来てもらっても大丈夫でしょうか…?(小声
- んご
- はい!
- もういる方がいいです?今から行く感じですかね
- イーサン
- お任せします
- んご
- ほい!
- トゥエルヴ
- 先日、自身の所属する部隊の指揮官たる司祭から、長期の休暇に入るよう言い渡された。少年はm時折神殿へ鍛錬にくる、やたら自分を慕ってくる青年との時間を過ごしつつ、余った時間は日がな神殿に脚を運び、神への祈りを続けていた。
- 礼拝堂の長椅子の一角を陣取って、目を伏せて跪き、飽きるまで祈り続ける。
- 自分以外に人間はおらず、清閑な空間で神への祈りを捧げる。少年にとって、それは掛け替えのない大切な時間だった。
- 「………」 根っからの飽き性である少年にとって、唯一飽きない祈りを始めてから、どれくらい経っただろうか。さすがに小腹が空いてきたな、と祈りの合間にふとそんな考えが過る。
- 小腹…といえば、先日君は後輩たる青年に食べ歩きを教えてもらったのを思い出したり、あるいは君の友人であるタビットの少女がどこそこの某は美味しいですわなどと君に話していたのが頭をよぎったかもしれない。
- トゥエルヴ
- 何を食べようかな、今日も屋台はきているだろうか。あの気立ての良い後輩も訓練場にいるなら、行きにそちらへ足を運ぼう、タビットの少女にお土産なんかも……などと考えて、降ろしていた瞼をゆっくりと開けた。
- 瞼を開ければ、そこには誰もいない
- はずだった
- んご
- 目の前に居たらさすがにびびりそう
- イーサン
- 目の前にはたぶんいないですが気配には気づきそうです
- トゥエルヴ
- 「………」 僅かな気配に、信徒が祈りにやってきただろうか、と立ち上がる。此処を去る口実もできたことだしと振り返って
- イーサン
- そこにいたのは、自分とは真逆の容姿を持つ青年であった。初めて出会った時と変わらない、硬質な、どこか得体のしれない気配を纏う青年である。
- トゥエルヴ
- 「……うわっ」 まさか彼がいるとは思わなくて、思いがけず声を上げてしまった。あいつも礼拝にくることなんてあるのか……なんて考えて、遠巻きに出口を目指す。
- 常ならば特に何事もなかったはずであった、が。
- イーサン
- 「トゥエルヴ、少し話せるか」
- トゥエルヴ
- 声をかける気にはなれなかった。元から親密な関係ではなかったし、先日の、魔術師の少女の言葉が強く記憶に残っている 「――……は?」 だからこそ、青年から声をかけられて、素っ頓狂な声がでた。
- 『あれはイーサンさんの紹介で店に来た正式な依頼だったし』かの少女の、そんな言葉が頭に浮かんだかもしれない
- イーサン
- 「………とって食うわけではないのだが。俺とて必要があれば声くらいはかけるぞ」
- もっとも今まで声をかけた事由は仕事のことや報告の事などが主ではあった
- トゥエルヴ
- 広い礼拝堂に整然と並ぶ長椅子の向こう側にいる青年に、訝し気な瞳を向けた 「……なんの用?」 知り合いと世間話するには、遠い距離。今の二人を現わしているかのような距離だった。
- イーサン
- 「ただの確認だ」そう前置きして
- 「身体の調子はもういいのか」意外な言葉と思うかもしれない
- トゥエルヴ
- 「また紙束の話? それなら今は特に仕事は――……」 ぷいと顔を逸らしてから、投げられた問いにこれまた目を丸くした。
- 「……」 きょろきょろと、視線が泳ぐ。あの堅物な青年が、仕事以外でそんな問いをしてくるだろうか……?否!
- 「……任務中に、影響出るようなことはないと思うけど……」
- イーサン
- 「…そうか。先日の依頼についてはお前も聞いているだろう、俺達の仕事に星の標の協力があった件だ」
- トゥエルヴ
- もしかして、また何かやらかしただろうか?あるとすれば、休暇を言い渡される前に、警備の仕事をいくらかサボったくらいだが……。
- 「………」 再び泳ぐ視線。蜂蜜色をした瞳が、まるで逃げ道を探すようにきょろきょろと礼拝堂の中を彷徨った。
- 「……まあ」
- イーサン
- 「…冒険者達はお前が関わってると知り、お前の身を案じていた。時間があるならば、話をした方がいい」
- 『正確には、わたしの他に、ジェイクさんに、イーサンさんでしょ。それにアニトラさんに、ソフィア』
- トゥエルヴ
- 「……恩を、売るつもり?」 不甲斐なさに、つい声が刺々しくなった。
- 「彼らがお前という友人を案じるのは不思議な話ではないだろう。…恩というものでもあるまい、しいていえばただのお節介だ」
- イーサン
- @こちらです
- トゥエルヴ
- 「……別に、友人ってわけじゃ」 苦虫をかみつぶしたような表情になって
- ジェイクは、何事もなかったように接してくれている。きっと、こちらから何か言わなければ、何も言ってこないのだろう。フィオリは、何でもないことのようにあっけからんと笑って見せた。以前の任務で同行したアニトラやソフィアも、きっと同様に振舞ってくれる気がする。
では、こいつは――? じろり、と再び訝し気な視線がイーサンを見つめた。 - 何も言ってこなければよかったのに。それかいっそ、詰ってくれた方がまだマシだった 「………」
- イーサン
- 「交流は視野を広げることにもつながる、ルツィガーニャから心身を休める時間をいただいたならば、彼女が言うように外に目を向けることもひとつの手だ」
- トゥエルヴ
- 「……よ、余計な、お世話」 心配されることがこんなにむず痒い事だとは思わなかった。
- イーサン
- 「…そうだな、俺は彼らのように優しくはない」
- トゥエルヴ
- 「休みを貰う必要も、なかったし……」
- サーティーン
- 「…それは本心か?トゥエルヴ」
- トゥエルヴ
- やっぱり恩を売ってくるつもりか、と眉根を顰めた。何かを要求してくるような人間ではないと思っていたが、何が出てくるやらと警戒する。
- 「――……」 ぐ、と押し黙る。これ以上弱味を見せるわけにはいかない。
- サーティーン
- 「あの時に起こった出来事が、審問官として…トゥエルヴの名を継いだ者として、何を意味しているかはお前が一番わかっているだろう」
- トゥエルヴ
- 「……もう、同じ失敗を繰り返すなって言いたいの? それこそ、余計なお世話だ。そんなこと、言われなくたって……」
- サーティーン
- 「厳密に言えば違う」
- トゥエルヴ
- 「………?」 不機嫌に顰められた顔が、僅かばかり幼さを滲ませた。
- サーティーン
- 「なぜあの出来事が起こったのかお前自身がわかっているのか。トゥエルヴ」
- トゥエルヴ
- 「……何故って――」
- 「何故って、そんなの………」 記憶を掘り返すように、視線が下りていく。瞳が揺れて、降ろした手が拳を作った。
- 「……っ、お、お前に関係ない! 少し、」 呼吸を繰り返して 「……少し、おかしかっただけだ。あの時は……」
- サーティーン
- 「おかしかった?」
- トゥエルヴ
- 「……」 追及に煩わしそうな表情をしても、視線は床に留めたまま揺れている。
- 「――か、体が思うように動かなくて……疲れてたんじゃないの。だから、ルツィも休みをくれたんだ……」
- 片腕で、空いた片腕を抱き込む。これ以上踏み込まれたくないと、無意識に目が逃げ道を探す。
- イーサン
- トゥエルヴのその様子に、ひとつ息をついた。
- 「身体的な不調であったのならば、静養につとめれば解決する話だ、ただ」
- トゥエルヴ
- 自分の一番柔らかい部分を、鋏でこじ開けられているような感覚だ。自分自身消化しきれていない気持ちを思い出して、さっと血の気が引いて吐き気を催す 「………」
- サーティーン
- 「もしそうでないならば、今一度、あの時と同じ状況下で審問官としての使命を果たせるかは、よく考えた方がいい、トゥエルヴ」
- トゥエルヴ
- 床を見つめていた目線をぱっと上げて、青ざめた表情でイーサンを見つめた 「……問われるまでもないだろっ。出来なきゃいけない……僕なら出来る!」
- 「穢れた奴らを殺すだけだ! ライフォスの望みを叶える、ルツィの命令を聞く、それだけだ! 今までだってそうしてきたのに……なんなんだよ、お前!」 静かな礼拝堂に、子供の叫び声が轟いた。
- サーティーン
- 「…そうだな、お前たちはルツィガーニャの指揮の元、神に仇なす者たちを…穢れを浄化することを使命としている、それは俺もわかっている」
- トゥエルヴ
- 「………そうだよ。何が起きたって、それは変わらない。変わっちゃいけない……」
- イーサン
- 「…ただトゥエルブ、お前は神の道具ではなく、意思と心を持った人間だ」
- トゥエルヴ
- 眉根を寄せて、イーサンを見つめた 「………僕は、別に自分の事を道具だなんて思ったこと、ない」
- 「僕はずっと、変わってない。初めて此処に連れてこられた時から、ずっと……。僕は僕の望みを叶える為に、ライフォスとルツィと一緒にいる為に、此処にいる」
- 「――自分を道具だと思ってるのは、お前の方なんじゃないの」
- イーサン
- 「……いつぞやお前に、魔動機のようだとは言われたな、確かに」
- 「そうであれた方が、楽に生きることができたやもしれん」
- トゥエルヴ
- 乱れる呼吸を必死に整えて 「………僕よりも、お前の方が休息が必要なんじゃないの。おかしいよ。今日のお前」
- イーサン
- 「先ほども言っただろう、ただのお節介だ」
- トゥエルヴ
- 「……お前が僕を気に掛けるのは、ルツィにそうしろって言われたからだろ。お前に心配されなくたって、僕は……もう、大丈夫だよ」 最後の言葉は、今までよりもずっと優しい声色だった。
- 気にかかる事は確かにある。今、審問隊としての役目を果たせと言われて、これまでと同じようにできるかなんて分からない。それでも……失敗から生まれるものもあるのだと教えてもらったのだ。落ち込んだら、一緒に屋台に行ってくれる後輩がいる。暖かさを共有してくれる人がいる。
- イーサン
- 弟が立派になって…(ほろり
- トゥエルヴ
- きっと大丈夫だ。少なくとも、この青年が危惧するよりはずっとマシなはずなのだ。
- んご
- ふ……
- イーサン
- じゃあ、兄は預かり物を渡してかえるね・・・
- んご
- 預かりもの。。。
- イーサン
- うしゃぎパイ
- んご
- うわあああああああああああ
- そふぃいいいいいいいいいいいいい
- イーサン
- もといミートパイ(うしゃぎじゃないよ)
- んご
- うさぎパイなんて出てきたら死ぬところだったよ
- イーサン
- 「…そうか」ふ、と一瞬だけ表情が柔らかくなった気がした
- トゥエルヴ
- 「………」 ちらりと青年を見上げた瞳に、その表情が映って。思わず目を丸くした。
- イーサン
- 「確認は以上だ」わざわざ言うあたりが妙なところで律儀である なお見間違いかと思う程一瞬で、今はまた元の堅物な表情である。
- トゥエルヴ
- 「――……なんなんだよ」 拗ねたように唇を突き出して、また青年から視線を外した。
- イーサン
- 「それと、これは外でお前に渡してほしいと頼まれた」と何やら紙袋を差し出した 中からはふわりとよい匂いがする
- トゥエルヴ
- 「……?」 こてん、と首を傾げる様はあどけない。
- イーサン
- 「おすそわけだそうだ、タビット族の少女がそう言っていた」
- トゥエルヴ
- 「……ソフィーから?」 目を丸くして、それまで絶対に縮まる事のなかった距離を、簡単に縮めた。足取り軽く、イーサンへ駆け寄って
- イーサン
- 青年はそれについて何を言うこともなく紙袋をトゥエルヴに渡した。
- んご
- 飯テロか…?
- イーサン
- 食べやすい大きさのミートパイ
- トゥエルヴ
- 紙袋を受け取ると、すぐに中を覗き込んで 「………!」 中身の美味しそうなミートパイに目をキラキラと輝かせた。
- 刺々した気持ちが溶けていき、その感覚に表情がおっとりと穏やかになった。
- イーサン
- 飯は全てを救う
- んご
- そうだぞ…
- トゥエルヴ
- うっかり警戒心を解いてしまってから、はっと我に返る。青年に、気の緩まったところを見せるわけにはいかない…。
- じりじりと後ずさるように逃げようとして、ふと、紙袋に手を突っ込んだ。ミートパイを一つ手に取ると、ちらりとイーサンを見上げて
- それをそっと手近な長椅子に置いた。またじりじりと後ずさりして、距離を開けていく 「………」
- イーサン
- まるで警戒しているでかい猫だな、とそんな本人に言えば毛を逆立てて怒りそうな感想を抱きつつ
- トゥエルヴ
- 「……要らない世話だったけど………どうもね」 心配してくれて。小さくその言葉を告げると、踵を返して走り出す。
- んご
- にげにげのにげ!
- イーサン
- おそらくおすそわけだろう、長椅子に置かれたミートパイを一つ手に取り、逃げた青年を追いかけることはせず
- 思ったよりも回復が速かったことを確認できたのは収穫である。方法が荒療治であったのは否定しない。
- んご
- なんやかんや心配してくれてんすよねぇ……
- 多分まだ臭いものには蓋をしてるだけだけど、また膿みをほじくりだそうね…
- イーサン
- 聞きづらいことをずばずばきいていく兄
- んご
- あにづらしやがって!
- イーサン
- 自分の心と向き合うのだ弟よ
- んご
- ぷいっ
- イーサン
- 青年が去った後、礼拝堂にある、皆が祈りを捧げるライフォスの像を見上げて
- 『――自分を道具だと思ってるのは、お前の方なんじゃないの』
- 『俺はただの道具でいい』
- んご
- イタリック!?
- 『少なくとも、敬虔な信仰の末のものではない』
- 『ライフォスよ、なぜ…なぜ僕らだけ…!』
- んご
- ゴクリ
- イーサン
- 『どうして僕には聞こえないの……』
- 『どうして俺に奇跡を授けたライフォス…!』
- イーサン
- 「…隣の芝が青い、とはよく言ったものだ」息をついて
- 青年達が出て行った後も、礼拝堂には人は来ず。ただ、神は静かに見守るだけである。
- イーサン
- おつかれさまでした
- んご
- お疲れ様です!
- いーーーさんの心情がちらみえした
- イーサン
- 兄の過去セリフチラ見せ
- 過去卓をそのうちやるかもしれないしやらないかもしれない
- んご
- やったあ!
- その時は是非参加するぜ…
- またCCしましょう…卓もやろう!
- ではおつかれさまんさたばさ!
- イーサン
- ありがとうございました
- んご
- シュシュシュッ
- !SYSTEM
- んごが退室しました