このログにはBGMが含まれています。
音量設定をONにしますか?
(後からでもメニューから設定変更できます)

ある冬の一日

20220225_1

!SYSTEM
ソフィーが入室しました
!SYSTEM
んごが入室しました
ソフィー
こんばんは
んご
しゅっ
ばんばんばん!
!SYSTEM
かのが入室しました
んご
ほなやりますか!
ソフィー
よろしくお願いいたします。
んご
導入でちょっと迷ってました
なまさん的にやりたい導入とかってありました?
特になければこっちで入れときます!
ソフィー
お任せいたしましょう
かの
前にあったとき雪が降ったらまた会いましょうっていわれたから
んご
うんうん
かの
なんかドキドキの呼び出しかと思うよね
んご
体育館裏!?
それもあってちょっと悩んでるとこや…
呼び出すーー呼び出すか?待ってるか…
ソフィーに……
呼びに行ってもらうか!
ソフィー
お出かけ立案者ソフィーでよいのです?
んご
お出掛けしたいって言いだしたのは12で、フィオリ呼びに行ってもらっていい?ってソフィーに打診した感じにしよかなて
ソフィー
OKですー
んご
やったぜ
ほなそんなかんじでかいてきます🐊
ソフィー
はいです
かの
ほい
トゥエルヴ
 
 
 
んご
――雪が降ったら。
――教えてあげたい事が出来た。

そんな約束を交わして数日の時が経った。王都イルスファールに冬が到来し、厳しい風や空気に晒されつつも、なかなか望む雪の降らない日々が続いた。
吐く息は白く空気に溶けていくのに、空は厚い灰色の雲に覆われているのに。まだかまだかと降る事を待ち望む時ほど、雪は降らないものなのだ。
そんなある日の朝の事。長期休暇を与えられた少年が、眠りから目覚めて重たい瞼を持ち上げた。ちらりと見上げた窓の外では、ちらちらと白い雪が降っている。
途端にぱちりと目が冴えて、急いで身支度を整える。真っ先に向かったのは友人のタビットの家だった。
彼女にお出掛けの約束を取り付けると同時に、もう一人、星の標にいるある少女を呼びに向かってくれと頼んだ。
 
 
んご
遅くてごめんね(画像略
かの
いいのよ
ソフィー
よきですよ
どこへおでかけでしょう、楽しみです
んご
たぶんそのへんです
んご
星の標。王都イルスファールにおいても、高い依頼成功率を誇る名店として知られる冒険者ギルドだ。
どんなに厳しい寒さであろうとも、今朝も掲示板の前には幾人もの冒険者が集っている。
んご
あ、登場どうぞどうぞです
かの
たわし!?
んご
ソフィー!?
たわし!?
ソフィー
いつもならば掲示板へ、ではあるが。今日は先日できた友人を誘いにきたのである。
かの
流れとしてはフィオリをソフィーが誘うところからやって どこかへ連れ出されて おでかけ先でなんやかや って感じかな
んご
そんなかんじにしようかなと
かの
たぶん分割になるけどだいじょうぶ??
んご
移動はカットカット!
分割になったらなんかすまんやで…
フィオリ
―――ええ、別に、かまいませんよ。ガルバさんにはお世話になっていますし」 ――などと、何やらカウンターで、いかつい顔の店主とやり取りしているのは、黒いケープを肩に羽織った、魔術師然とした少女だ。
ソフィー
雪が降ったら、と言っていたのを思い出す。親愛なるお友達である彼から誘いである。
彼女がいればよいが…と思いつつ、店内を見回せば、目当ての人物を早速見つけることができた。
どうやら店主と話をしている様子である。話が終ったら声をかけてみよう。
フィオリ
「それじゃ、後で〈塔〉に行ってきます。……大丈夫ですよ、どうせ近々うかがおうって用事もあったんですから」 ガルバから何やら包みを受け取り、しまい込む。何か杖などの棒状のものなのか、細長くかさばる包みだ。それが、さほど大きくもない肩掛けカバンに、手品のようにするすると入ってしまった。
んご
ドラえもん
かの
でゅーらいもーん
ソフィー
きっと冬毛なのでもっこもこかもしれないです、タビット
フィオリ
肩にかかる銀髪をよけ、律儀に軽く頭を下げると、きびすを返して、店の外へ通じる戸口のほうへと歩いていく。
ソフィー
終わった頃を見計らって
「おはようございます、フィオリさん」
目線を少し下に下げれば、いつぞや一緒にキャンプをした白いうさぎ…もとい、タビットの姿が目に入るだろう。
フィオリ
フィオリも人間種族としては小柄な部類に入るが、そのかわいらしい声はさらに下から聞こえてきた。足をとめ、声の主を見やって、 「――あ。……この間は、どうも」
ソフィー
とりあえずライフォス神殿に連れていけばいいですかね
かの
無実の罪を着せられて裁かれる~
んご
ナイトメアってだけで罪なんだぞ
ソフィー
「ええ、楽しいお時間を過ごせました。今日もまたフィオリさんとそういったお時間を過ごしたいと、お友達が」
んご
あ、お店の外で待ってます!
お店の外なら頼まなくても良かったのでは?
フィオリ
「……え」
んご
外壁のあたりで待ってよう…
ソフィー
気恥ずかしいという思春期少年メンタルですよ(たぶん
ソフィー
お友達、という言葉が誰を示しているかは予想がつくだろう。
フィオリ
少女の反応は、驚き半分、意外さ半分といったところ。それにいくらかの戸惑いがスパイス。
んご
今日は外壁のちょっと外側まで遠足だよ
フィオリ
彼女が、また、というからには―― 「……トゥエルヴが?」 その友達という言葉がさすであろう少年の名を出し
んご
外壁?防壁?そんなのひとのかって
かの
いつも…… 壁の外へ出てはいけないと言っているだろう! 父さんと母さんを楽園送りにしたいのか!
んご
グリシャ……
ソフィー
「はい。もちろん、お時間があれば、ですわ」フィオリに事前の予定が入っている可能性もある。
んご
お前は立派な兵士にならなくてはならない……
フィオリ
「………」 予定はある。といっても、お使い程度の用事ではあるが。しかし、それより、 「……トゥエルヴが…… 本当に、ですか?」 ソフィーのにこやかな言葉には、少女にも何か思うところがあるのか、妙に念を押すような口調がかえってきた。
かの
お前がはじめたCCだろ……
ソフィー
疑われていますよお友達
んご
やくそくしたのに…
これだからナイトメアは……
ソフィー
「ええ。キャンプの時に伝えた約束を、と。今日がそのちょうどいい日、なのでしょう」
実は彼が何を自分達に見せたいのかは、まだ、知らないのである。
フィオリ
―――……」 まじまじ、とソフィーの顔をみつめる。この善良なタビットの女性が、間違ってもうそをつくような事はないだろうし、ということは、このお誘いは本当なのだろう。
――……フィオリ、雪が降ったら、会いに行ってもいい?」 ……ふと、そんな声が脳裏によみがえる。
「ちょ、……ちょっと、失礼します」 慌てたようにソフィーに断ると、そのまま店の戸口まで歩いていって、ばん、と扉を開ける。
んご
急に引用されると気恥ずかしいから、今度ヴィクトールのことえんげきしゅって呼ぶね
ソフィー
タビットは最初に出会った時と相変わらず、穏やかな様子で、言葉を待っていた。フィオリの様子にも、ええ、どうぞ、と。
フィオリ
何事かと振り向くほかの客など目に入っていないように、白い空を振り仰ぐ。
はたして―― 確かに、ちらちらと白い雪が降っていた。
「………」
ソフィー
フィオリが外の様子を確認しに行ったところを見ると、フィオリもまた、あの約束を覚えていたのだとわかる。
フィオリ
「……どこで、」
振り向き、ソフィーの目を見るその表情は真剣なもの。
ソフィー
外壁っていえばいいのかな。<どこにトゥエルヴ君が?
んご
で、だいじょぶです!
フィオリ
「どこに、行けばいいんですか?」 この瞬間、〈塔〉へのお使いは飛行魔法(フライト)でも使って速攻で済ませようと決心したフィオリである。
んご
フィオリの宅急便
ソフィー
「待ち合わせ場所は…」とフィオリに王都の出入り口のうちひとつの場所を伝える。
ソフィー
地図改めてみたら入り口色々あったのでたぶんそのうちのどこかひとつです
んご
( ゚д゚ )彡そう!
移動します!
かの
おおういいよ
ソフィー
そしてその言葉に、彼女がトゥエルヴの誘いにのる気であることがわかった。
んご
あ、なんかやりたいことあれば
ぜんぜん
どうぞ!
フィオリ
そこなら、勝手知ったる場所である。こくり、とうなずいて、 「わかりました。一つ用事を済ませたら行くって、トゥエルヴに伝えてください。……ありがとう、ソフィーさん」
ソフィー
「ええ、お伝えいたしますわ」穏やかに、嬉しそうに、微笑んだ
かの
わたしはいいよ
ばびゅんと飛んでいっちゃう
んご
ばびゅん
ソフィー
ばびゅん
んご
じゃあフィオリは後からしゅたっと登場でもいいし最初からいましたでもいい感じに描写します
かの
ソフィーちゃんもよければ~
ソフィー
OKですー
んご
そふぃーはもういりゅ!
ソフィー
すすめてどうぞー
トゥエルヴ
ソフィーによって示された場所は、王都イルスファールを囲う二重の防壁に点在する、外へと繋がる門の一つ。門の外には広大は高原や森が広がっており、内側よりも防衛力に欠けるものの、そこでも根強く王都の民は暮らしていた。
日々多くの通行人が行き交う門の外側で、鞄といくつかの装備を手にした少年が誰かを待つようにして立っていた。
手にしたそれらは神殿から借りてきたもので、ソフィーに少女の呼び出しを任せ、自身はこれらを借りる許可を取っていたのだ。
――店に顔が出しにくいという、理由もあったりはしたのだが、それはまだ少年自身もほとんど自覚はなかった。
ふと門へと視線を向けた先に見知った顔を見つけて、少年は鞄を肩にかけ直した 「ソフィー」
ソフィー
「お誘い、お受けいただけましたわ。ただご用事があるそうで、それを済ませてからこちらにと」
んご
さいしょからはいなかった
かの
トゥエルヴの反応もみたいしあとからいきます
トゥエルヴ
「ん」 こくりとソフィーに頷いた。
ソフィー
「よかったですわね」
トゥエルヴ
「……」 約束はしていたものの、それがいつ叶うかなんてわからなかった。都合が合わなかった場合の事を考えてなかったな、とぼんやり考えているとそう声がかかって、視線を下にずらした。
ソフィー
フライトとおっしゃっていたので
空から登場すると思ってました
トゥエルヴ
「良かったかな」
んご
黒い……ユニコーン!?
ソフィー
「ええ。楽しいお出かけになりますわ」
トゥエルヴ
「それはソフィーがいるからだよ。君がいると、僕はいつも楽しいよ」 目線を合わせるように、よっこいしょとしゃがむ。
ソフィー
なおこの時点では全くどこにいくかも何をしに行くかも知らないはずである。
かの
なんで自分で誘わないのかとかつっこんでほしい(?
あとから空から登場します 空からじゃないかもしれない
んご
地面から
たけのこたけのこ
にょっきっき
ソフィー
「ふふ、ありがとうございます」ふんわりと微笑んだ。
かの
ソフィーあいてなら人にはいわないことも言いそう
んご
つつみかくさず
せきららとーくまで・・・
ソフィー
ソフィーは、思春期の少年特有のアレソレとか気恥ずかしさ半分くらいありそうとは思ってます
トゥエルヴ
笑顔にこそならないものの、少年を包む雰囲気がソフィーの笑顔に感応してふわりと和らいだ。
「……今日は少し寒い場所に行くから、辛かったら、ごめん」
ソフィー
お互い思春期のボーイ&ガールだから…。
ソフィー
「大丈夫ですよ。冬はもともと寒い物ですから」対策はばっちりですわ
フィオリ
そんな中―― ひゅん、と小柄な影が門の影へと降り立って。
ソフィー
見た目はもっこもこの大きなうさぎであるタビットは相変わらずなんのこともない、という雰囲気である。
空気と、少し風の流れを感じた。
トゥエルヴ
ふう、と吐いた息はやっぱり白く。色の白い肌は、血の色を透かすように少し赤い 「もこもこだね」 ソフィーの体毛に両手を伸ばしながら、視界の端に黒い影が映る。
フィオリ
「………」 すぐに出ていくかと思いきや、髪は乱れていないか、角はでていないか、衣服は乱れていないか、みじたくを手早く整えて、音を立てずに深呼吸をひとつ。
ソフィー
乙女だ…。
んご
うっかりして角が出ちゃう!?
乙女だ…
フィオリ
こほん、 「――お待たせしました」 人の耳に涼やかに響く声で、物陰から姿を現す。
かの
髪にかくれてちっちゃな角はあるから、前髪が乱れてのぞいてないかな的な……(ほぼ心配いらないのに気になってしまうやつ
ソフィー
「あまりお時間もたっておりませんから、お気になさらず、ですわ」
トゥエルヴ
もこもこ 「うん」 一言、それだけ。頷くとソフィーから手を離して、立ち上がった。
肩からずり落ちた鞄を再度背負い直して、踵を返した 「あっち」 と向かう先を指し示す。
ソフィー
はてさて。大抵のお出かけは自分が用意することが多かったが、今回は彼が主催である。
フィオリ
少年の反応は、あっさりしたものだ。フィオリはなぜかそれが気に入らなかったようで、一瞬、少しだけむっとした顔をする。 「………?」  トゥエルヴの指し示した先を見やってから首を傾げ
ソフィー
どんな楽しいことが待っているのだろうか。わくわくしているのは否定しない。
フィオリ
「……結局、どこへ行くんですか?」 歩き出した少年の背中を追いはじめながら、ソフィーにこそっと
トゥエルヴ
指し示した先には、小さな森。木々の密度はそう高くなく、林と言っても差し支えないサイズ。ぽつぽつと民家の影もあった。
ソフィー
「実は私も知らないのです」フィオリにこそっと
フィオリ
「………」 ソフィーに返すは、あっけにとられた顔。仕方ない、とかぶりを振って、歩をそろえて歩いていく。
トゥエルヴ
徒歩約1時間程度で、少年の指し示した森に到着した。近くに民家があることから、危険性もほとんどないように思われた。道中と同じ歩調で、そのままずんずんと森の中へと足を踏み入れていく。
木々には雪がうっすらと積もり、その上から更に新しい雪が降り積もっていく。夕方にもなれば、立派な樹氷が出来上がっているかもしれない。
フィオリ
夏とは違い、冬の森はしずかだ。小さな森ならばなおさらだった。 「……あの、ちょっと」 木々の間を吹き抜ける風に、ぶるっ、と細肩を抱く。 「トゥエルヴ、どこまで行くの……?」
ソフィー
森の木々を観察したり、樹氷ができそうですわね、などと呟きながらてくてくとついていく
フィオリ
もう1時間は歩いている。突然のお誘いにしては、けっこうな遠出だ。
トゥエルヴ
「あれ」 フィオリの声にぴたりと足を止めて、進行方向先の木々の合間を指差した。指し示した場所は少し開けた場所になっているようだが、何より目を引いたのは、雪の小山が出来ていることだろうか。
もう少し近付いてよくよく見てみれば、それは小さな雪のかまくらだと言う事が分かる。
フィオリ
「あれ……?」
よく見ればそれは、自然にできたものではないことはすぐに分かった。
ソフィー
「まぁ」少し驚いて。イルスファール王都にだけいたら見れないソレである。
フィオリ
「………」 雪の小山に歩み寄り、いろんな方向からしげしげと観察する少女。 「これ……って」 小山には、人が軽く入れそうな洞がある。
んご
なまさんがいつも用意してくれるから良い感じの写真を用意しようと思ったけど見つかりませんでした…
かの
かまくら的なものって欧米にもあるのかしら
んご
ありまぁす!
かの
ほーん
トゥエルヴ
「イグルー」 フィオリの横から、ひょっこりと穴の中を覗いた。
かの
ケェマクーラ(ネイティブ発音
トゥエルヴ
手慣れているのだろうか。意外と器用に、しっかりと作られたかまくらは、小さいながらも3人は入れる大きさになっている。
フィオリ
雪の家(イグルー)……」
ソフィー
「久方ぶりに見ましたわ」
ソフィー
ブロック型かまくらですね
https://static.turbosquid.com/Preview/2015/04/22__08_21_01/igloo_001.jpg58f717d5-f096-4c0b-8108-6ec08d7206bcLarge.jpg
こんなかんじですかね…?(いぐるーだと
かの
すごい
本格的だ
トゥエルヴ
「まだ雪が少ないから、作るの大変だったけど」 この地域は数日前に雪が降ったらしく、言われてみれば純白のかまくらとまではいかないようだった。ところどころ、土が混ざっている。
フィオリ
「って……」 穴の中をのぞいていたフィオリは、ばっと身を起こして、 「これを作ったの? トゥエルヴが?」
んご
匠の技
トゥエルヴ
「ん」 こくりと頷く。
フィオリ
「………」 ひとりで? ソフィーの様子を見れば、彼女が手伝ったりしたこともないのだろうし、おそらくはそうなのだろう。 「すごい…… というか、意外な特技というか……」
ソフィー
小柄なので入り口からも入りやすく。雪で作られたそこは寒い…かと思いきや、意外と寒さはない。
フィオリ
半ば感心したような、半ば呆れたような顔で、コンコンと雪壁を叩いてみる。しっかり固まっていて、強度もきちんとありそうだ。しっかり野営にも使えそうな代物である
――……」 思わず、少年の横顔をまじまじと見つめる。これが、彼が見せたかったものなのだろうか?
ソフィー
「もっと雪が深い雪国では簡易的な住居となっていることもあると聞いたことがありますわ」
トゥエルヴ
「……へぇ」 まるで他人事のようにソフィーの言葉に相槌を打って
視線を感じて、ちらりと横目でフィオリを見返した 「………」
それからふと視線を逸らすと 「本当は、テュッキュも見せたかったんだけど。早過ぎたかも」
フィオリ
視線がこちらを向けば、ふい~っとこちらはそらしてしまい
(テュッキュとは……!?) 魔術の知識は深いフィオリだが、あいにくと聞いたことのない言葉であった
トゥエルヴ
逸らした視線が、また少女へと向いた。
ソフィー
「雪がもう少しふっていればですわね」たぶんアレのことであろうとは思う
ソフィー
樹氷でしたっけ…
フィオリ
「……中、」 ソフィーのしっぽを見つめながら、少年におずおずと尋ねる。 「入ってみてもいいですか」
んご
ちょっとちがうらしいです
ソフィー
冬のウサギの尻尾とか
絶対ふわしてそう
トゥエルヴ
「………」 何かを期待していた瞳が、残念そうにゆっくりと降ろされる 「……うん」
フィオリ
少年の微妙な変化に気づかず、 「……失礼します」 とソフィーに断って、イグルーの中へ入っていくフィオリ。
ソフィー
フィオリが入ってくれば隅の方による。
フィオリ
「……わあ」 すぐに、イグルーの中から小さな歓声が聞こえた。 「……すごい。本当に、雪の小さな家みたい――
トゥエルヴ
少年はといえば、持ってきた鞄を肩から降ろして、スコップをかまくらにそっと立てかけた。中から聞こえてくる声に、ぱっと姿勢を屈ませて中を覗き込む。
ソフィー
「ふふ、なかなか見られないものですわね」フィオリの嬉しそうな声にそう応えて
フィオリ
「中は意外とあたたかいんですね。不思議。風がないから? これなら、確かに住処として使う人たちもいるって納得できるかも……」 興味津々といった顔で、白い天井を見上げる少女の顔は、年相応のそれである。
それでも、美しさや浪漫よりも、理屈や原理につい思いをはせてしまうのは、性分だろうか。
ソフィー
「しっかりお作りしてあるのもありますわね」
トゥエルヴ
「……」 好奇心を刺激されたその少女の瞳に、口をきゅっと引き締めた
フィオリ
ソフィーにうなずき、 「ひとりで作るなんて、たいへんだったんじゃないんですか。トゥエルヴは、前にも作ったことがあるの?」
トゥエルヴ
ふるふる、と首を横に振った 「ううん、初めて。でも、作り方は知ってた。誰かがよく作ってたから」
フィオリ
「……誰か……?」 要領をえない少年の言葉に、やや首を傾げつつも
ソフィー
「お作りになっていたのをご覧になっていたのですね」おそらくあいまいな言葉を考えると、幼い頃身近にいた人物だろうか?
トゥエルヴ
「……ん」 ソフィーに頷いて
フィオリ
「はじめてなんて思えないくらい、すごくよく出来てる。……もしかして、……もしかしなくても、わたしたちの為に?」
―――」 古い故郷の記憶などだろうか。トゥエルヴは、ずっと寒いところの出身なのだろうか。
トゥエルヴ
「……為に、は良く分からない。どっちかというと、僕の為」
フィオリ
「………」 その言葉に、瞬きをして、彼の顔をじっと見つめる。
トゥエルヴ
かまくらの中を覗き込んでいた姿勢を戻す。中の二人が見えなくなって、代わりに少年は周囲の雪をじっと見つめた 「いつも、二人に何か教えてもらってばかりだったから――
「だから今度は、教えて上げられたらいいって思ったんだけど……僕が知ってる事で、二人が知らない事なんて、ほとんどなかった」
フィオリ
「……そんなこと……」 少年の言葉を邪魔してしまわないよう、口をつぐむ
トゥエルヴ
「でもきっと、雪の名前は知らないだろうから」
ソフィー
「雪の名前?」
トゥエルヴ
「ん」 中の二人には見えないだろうけれど、こくりと頷いた
ゆっくり息を吸い込んで 「……僕が住んでいた場所は、此処よりずっと北で、ほとんど毎日雪が降ってたんだ」
「だから自然と、色んな状態の雪を違った名前で呼んでた」
フィオリ
「それじゃ、雪を現す言葉がたくさん……?」 自分の知らぬ、いずこかの雪深い土地―― そんな光景が目に浮かび、純粋に、興味を惹かれて。
んご
ZUNの到来
ソフィー
ずんがなおらない・・・
トゥエルヴ
「全部でいくつ呼び名があったかは、忘れちゃったけど……」 二人の表情は見れないが、声色にキラキラしたものが滲んでいるのが分かって、少年は胸のあたりがふわふわする感覚を覚えた。
んご
ZUNなおった!?
なおった
かの
なんか反映されないかとおもったらZUNZUNタイムだった
フィオリ
「……じゃあ、今日降っているような雪は?」 イグルーの外、森の中にしんしんと降る、優しい雪の光景をさして。
ソフィー
むむ
のまれているな・・・突然でてきたらどうしよう
トゥエルヴ
ふと空を見上げて、降ってくる雪を見つめる 「ヴィティ。白くて細かい雪」
んご
反映されないなら闇に呑まれてしまったかもしれない…
ソフィー
「他にはどのような呼び名がありますの?」
トゥエルヴ
「雪が強く飛んでいくのはピュリュ、ピュリュよりも雪が多いとミュラッカ。トゥイスクは、風がもっと強い」
ソフィー
その返答に瞬きをして。その反応から、この旅をしてそうなタビットでも、知らなかったことがうかがえる。
トゥエルヴ
二人の興味を惹いている気がして、ふわふわした心地のまま、振り返って雪原の一点を指差した 「あれはロスカ。水の混じった雪。踏むとぐちょぐちょする」
ソフィー
「氷になってしまった雪も呼び名はあるのでしょうか?」
ソフィー
雪がふってつもってるのではなく
数日たってこおりになって
そしてすべる
トゥエルヴ
「ポランネ。踏み固められた、氷みたいな雪」 姿勢をまたぱっと屈めて、キラキラした瞳と声で返した
フィオリ
「ヴィティ。……ピュリュ。ミュラッカ……」 どこか不思議な感じのする響きの言葉たちを、転がすようにつぶやく。
トゥエルヴ
また別の一点を指差しては、違う言葉を紡いでいった。それはいくつもいくつも零れていき、果ては50を下らない言葉の数となった。
ソフィー
「その呼び名は初めて聞きましたわ。他には…?」と、次々と出てくる言葉に楽しそうに反応を示す
フィオリ
「……言葉をつけることで、人は世界をはじめて見る――か」
「きっと、わたしが見てきた雪景色(もの)も、それだけの豊かなことばを使う人たちが見たら、ぜんぶひとつひとつ違う風景なんでしょうね」
トゥエルヴ
寒さか、はたまた興奮か。白い頬は赤く染まって、いつしか二人以上に興奮した心地で話していた。
フィオリ
「それは…… なんだか、いいな。少し、うらやましい」 素直に微笑んで、とっておきの世界の秘密を知ったような顔をした
「……と、忘れないうちに……」 律儀にメモるところが、勉強家の少女らしいところであるかもしれなかった
ソフィー
律儀にメモを取る様子を微笑ましく
トゥエルヴ
「……」 フィオリの言葉に、別の雪を指差していた手を止めて、何処か擽ったそうに身を捩った。
ソフィー
「教えてくれてありがとうございます」
トゥエルヴ
「………」 ソフィーに振り返って、どう答えればいいだろうかと迷った様子でぐっと押し黙る。
んご
つるり
トゥエルヴ
「……やっぱり、僕の為なんだ」
フィオリ
フィオリはひとしきりメモを書き留めると、無数の雪の名前を宝物のようにながめながら、そっと膝を抱えた。見たこともない人々の光景が―― 雪の中でもたくましく、感性豊かに暮らしている人々の姿が、ありありと想像できる。その中に、あるいは、幼い頃の少年の姿もあったのかもしれなかった。
トゥエルヴ
感謝の言葉を言われてみたかった。興味を惹かれた瞳で見つめられてみたかった。結局は自分の為に行ったものだったのだと、そう自覚しても、今の心地を手放す気にはなれなかった。ふわふわの気持ちのまま、ゆらゆらと体を横に揺さぶる。
フィオリ
ソフィーに向けた、トゥエルヴの言葉の真意はわからなかったが、別にそれでもよい、とフィオリは思った。 「……トゥエルヴの故郷(ふるさと)って、ずっと、ずっと遠いところにあるの?」
トゥエルヴ
「……ん」 すとん、とかまくらの入り口付近に腰を下ろして、こくりと頷く。
フィオリ
それとも、ソフィーなら知っているだろうか、と。素敵なウサギの女性にも目を向ける。
ソフィー
フィオリの視線には少し首を横に振った。互いの生い立ちについてはついぞこの友人とは実は語ったことはない。
トゥエルヴ
思い出したかのように鞄を漁り出すと、中から果物を数点取り出した。出掛けると思い立ってから用意できた、数少ないおやつ代わりだった 「はい」 とフィオリとソフィーにそれらを手渡す。
フィオリ
「そう―― きっと、いいところなんだろうね」 根拠なく、ただ、素直にそう思ったのだ
ソフィー
「ありがとうございます」素直に受け取った
故郷、という言葉に。そういえば里帰りしばらくしておりませんでした、などと思い出しつつ
トゥエルヴ
「……どうだろう。人は嫌いだったけど、雪は綺麗な場所だった」
「……ソフィーの故郷は、どんなところだったの?」
フィオリ
「……ありがとう」 なにせ突然の誘いだったので、何も準備せずに来てしまった。遠出するとわかっていれば、せめて―― 「……あ」
ふと思い出して、かたわらに置いていたカバンの中を漁る。確かこのあたりに――と探し当てたのは、
「……じゃあ、わたしからはこれ。前の冒険に持って行った、その余りですけどね」 固く焼いたビスケット。保存食の一種だ。
んご
おや…?み、見覚えが……うっあたまが
フィオリ
量もさほどあるわけではないが、3人で分け合うには十分だった。
かの
特におかしいものではないよ!
行動食4号よりは普通においしいかと…
トゥエルヴ
「………?」 受け取ったビスケットをまじまじと見つめて、見覚えのあるそれに僅か違和感を覚えたが、原因を探し当てられず口に運んだ
ソフィー
「小さな普通の街ですわ。王都に比べたら発展しているとはとても言えませんが、ただ、活気はありました」フィオリにもお礼を述べて
かの
おや…?
んご
前セッションで子供に渡したビスケットは結局12の手に渡ったという説が
どこかにあるかもしれない
かの
なるほど…?
んご
壁の味がする…
トゥエルヴ
「ソフィーみたいな、ふわふわな子がいっぱい暮らしていたの?」
ソフィー
「街道に近いため行商人もよく立ち寄って…そういえば大道芸人がいらっしゃったこともありましたわね」
トゥエルヴ
「だいどーげーにん」
ソフィー
「タビット族は数は多くなかったですが、おりましたわね」
トゥエルヴ
「劇をしたりするの?いいなぁ、僕もまた劇してみたいな」
ソフィー
「まぁ。舞台にたったことがあるのですか?」それはそれで興味が惹かれる話題である
フィオリ
「………」 ソフィーがもそもそビスケットを齧っている姿は、つい見入ってしまう謎の魅力があった
トゥエルヴ
「うん、王子様だったんだよ」 どや
フィオリ
「って……見るほうじゃなくて?」
「おう……じ……」
「……い、いったいどんなお話だったの……」
ソフィー
「ふふ…それは観客で見たかったですわね」
せっかくのお友達の晴れ舞台ですものね、と嬉しそうに
トゥエルヴ
「有名な御伽噺だって。確か……えーと……※シンディーリアってやつ」
んご
※シンデレラのケルディオン大陸版みたいなのという設定でやってました。
かの
なるほろ
ソフィー
「ええ。ガラスの靴を落としてしまった女の子が最後は王子様と結ばれるお話でしたわね」
フィオリ
「………」 その話なら、フィオリも知っている。普通の女の子なら誰しも一度は耳にする、そんなおとぎ話だ。確かにそれは見たかった、と内心で同意する。
トゥエルヴ
「…!」 ソフィーの言葉にぱっと表情を明るくさせて 「そう、ダンスもいっぱい練習したんだよ。ほら――」 フィオリの手を掴んで、外へと引っ張ろうと力を込めた。
ソフィー
あらあら、ふふふ、とそれを止めずに微笑ましく見守る
かの
グリム版じゃなくてよかった
フィオリ
「きゃ――」 不意に手をひかれて、少女は外へと連れ出される
んご
ぐろくなっちゃう
トゥエルヴ
足裁きや体幹の良さはさすがの冒険者と言うべきか。引っ張り出したフィオリに身体を寄せて、練習した通りに踊って見せた。
母親にお遊戯を見せる子供のように。ソフィーにどう?と視線で問いながら、軽やかに、身勝手に、フィオリを引っ張り回した。
フィオリ
――っ」 まともにダンスなど、踊ったことはない。目を白黒させながら、少年にリードされるままにただただ振り回される。
ソフィー
「がんばって練習されたのですね」ふふ
トゥエルヴ
「でも結局、邪魔が入ってダンスはお披露目できなかったんだ。だから、ソフィーとフィオリが初めての観客だよ」
フィオリ
触れ合ったところから伝わってくる少年の思いがけず固い筋肉や、骨ばった指に内心どぎまぎしつつ、それでも少しずつ慣れてきて、最後のほうは、かろうじて一緒にステップを踏んでいるように、見えないこともなかった。
んご
えっちなこといってる
骨ばった、指!!!!!!!!!!1
ソフィー
トゥエルヴの言葉には嬉しそうに微笑んだ
フィオリ
「ふ…… あはははっ」 耳まで真っ赤にしながら踊り、ひとりでに湧き出てくる笑い声を、雪景色の森に響かせる。
かの
ろまんちっく
トゥエルヴ
ソフィーの微笑みに、少年もおっとりと雰囲気をやわらげて応える 「……わっ」 フィオリの笑い声に驚いた声を上げた
かの
をあげーるよ
んご
どら…ごんぼーる!!!!
ソフィー
「ふふ…やっぱり、最初に思った通りですわね、お友達」
トゥエルヴ
「………」 目をぱちぱちさせながら、ソフィーに首を傾げてみせた。
ソフィー
楽しいお出かけになりましたでしょう?
笑ってくれたフィオリの様子と、楽しそうに彼女と踊っていたトゥエルヴの様子を見てそう言葉を紡いだ。
トゥエルヴ
――……」 ソフィーがいるから、万事が楽しい。出発前にそう答えた言葉を振り返り、目の前の少女を見下ろした。
フィオリ
まだ手は握ったままで、 「あはは、はいはい、もういいでしょう…… トゥエルヴがたくさん練習したのは、よくわかったから」 声の中にまだ笑いの残滓を響かせながら、はにかむように見上げて
トゥエルヴ
「……うん」 穏やかに目を細めて少女を見下ろして、そっと息を吐くようにソフィーの問いに答える。
「…………」 目が合ってしまってから途端に気恥ずかしくなって、ぱっと少女を解放した。
フィオリ
「……とと」 少しだけよろけて、思わず離れた手を見て―― ささっ、と背中へ隠した。
トゥエルヴ
さっきまではまるで感じなかった居心地の悪さにも似たむず痒さに、首をふるふると横に振って、駆け足でソフィーの方へと寄っていく 「……ソフィーも、楽しかった?」
ソフィー
「ええ。このかまくらも、たくさんの雪のお名前も、フィオリさんとのダンスも、どれも素敵なものですわ」
お誘いありがとうございます、と微笑んだ
フィオリ
「わ……わたしも――
「……わたしも、来れてよかった…… と思う…」 最後のほうは気恥ずかしそうにぼそぼそと。突然のお誘いは驚いたが、それも含めて、うれしいサプライズだったことは疑うべくもない。
トゥエルヴ
ソフィーに向いていた視線を肩越しにフィオリに向けて 「……そう」 素っ気ない返事とは裏腹に、むず痒そうに口をもごもごさせながら応えた。
ソフィー
ふわもこ枠のそふぃーと
おんなのことして見てるふぃおりちゃんの退避
対比
アオハルですね・・・
んご
もう一つちょっと聞いてみたい話題あったけど時間が!
つらい!
ソフィーはかぞくわく…
かの
ん~~~~
ソフィー
分割だって、いいじゃない!
かの
分割でつづきやってもいいけど
んご
また次回でも
ええんや…
かの
そやんか…
んご
だだだだだめか…?
ソフィー
なんじのなしたいようになすがよい
んご
また別の機会でも聞ける話なので大丈夫かな……って!!!
かの
状況をまたつくるのがたいへんそうならこのまま分割するといいし
別の機会でも大丈夫ならここでしめてもいいよ
んご
この状況で聞いた方が綺麗な気はするのは
まちがいないでしゅ
ソフィー
「ええ、そうですわね。今度は直接お誘いするのがよいと思いますわ」ふふ 
ソフィー
ここでぶっこんでいく
んご
時間大丈夫!?つらそげならきりがいいとこまでやって一旦おわりゅ!
かの
きりがいいとこまでやって一旦おわりょう
んご
おけりょう
かの
いつのまにかもう一時すぎてるからね…
トゥエルヴ
「……………」 ぎくりと体を固めて、ソフィーを見やった。
んご
ネムノキ!
な時間!
になっちゃうからね!
ソフィー
私は明日シゴトけもの
かの
きょうだいぶお仕事たいへんだったからねむみ
んご
頭も回らなくなってきた(頭が回らないのはいつものこと
仕事けもの!?
ここで区切ってもいいのではないでしょーーーか
ソフィー
タビットは穏やかに微笑むのみである。
フィオリ
「……………」 ソフィーの柔らかな、しかしずばりとした指摘に、フィオリはというと少年をそっと盗み見るのだった。
かの
いいわよ!
んご
次回までに返事を考える猶予を与えられる少年A
ソフィー
じゃあ次回は
んご
日程はまた…連絡しましゅ……
かの
すごい熟慮できそう
ソフィー
かまくらのなかでとーく
かの
ふぁい
んご
CCなのに長く時間とってしまってごめんねありがとね!
かの
楽しかったです。また次回もよろしゅううううう
んご
しゅううう
スヤミ…
ソフィー
with うしゃぎが持ってきた飯を添えて
かの
ではでは!
ソフィー
本日はおつかれさまでした
このまま残しておきますね
かの
ソフィー
こんばんは
かの
こんばんは
ソフィー
おやつを用意してきました
んご
いーん
ソフィー
こんばんは
んご
ごめんなさい!私の方がばたばたしてますちょっと5分ほど席につけまてん…
ソフィー
はいでーす
かの
いいのよ
んご
お待たせしました!
分割になっちゃってごめんけど、宜しくお願いします!
しゅっしゅっ
ソフィー
よろしくお願いいたします。
かの
おかえり
よろしくお願いします
んご
(そのまま続けていいよねきっとね
ソフィー
(OKだと思います
かまくらの中でのおやつは既に用意済みです
かの
流れ的に自然ならそのままでいいわよ
んご
少年は眼前に広がる雪景色に視線を留めたまま、言葉にしづらい事をどう述べようかと言葉を探した。もごもご、と唇が動くばかりで、なかなか言葉が出てこない 「……」
トゥエルヴ
ぼくです
かの
んご
んご
んごじゃない!
初手やらかし
かの
初手こそやらかしやすい
トゥエルヴ
「……今は、ちょっと……あのお店、行きづらくて……」
漸く零した言葉は、何処か拗ねた子供じみた響きを含んでいた。
フィオリ
―――……」 それを咎めるでもなく、彼の言葉を辛抱強く待つ。瞳の中に、案じるような色が混ざった。
ソフィー
「まぁ、そうでしたの」何かお仕事であったのでしょうか、とは思いつつも、フィオリと同じく言葉を挟むようなことはしない。
トゥエルヴ
「………」 追及も詮索もされなかった事に、安堵と同時にむず痒さを覚えた。彼女らは、言いたくなければ聞いてはこないのだろう。辛抱強く、こちらを見守っている。
フィオリ
「………」 自分たちをこうやって誘い出すくらいだから、多少は落ち着いたものかと思っていた。しかしまだ、彼の中で折り合いがついていないのだろうか。
トゥエルヴ
その事に自然、心が軽くなった気がする。もごもごと動かしていた唇を一度引き締めると、ゆっくりと口を開いた 「……少し前に、仕事で失敗しちゃって――
「後処理を……星の標の冒険者に依頼したんだ。後で、その人達から"蛮族討伐の方は、〈星の標〉の冒険者がしかと引き受けた"って言伝を貰ったって、同じ職場の人が……」
フィオリ
おもむろにトゥエルヴのそばに寄ると――はあ、と少しだけため息をついて、少年の背中をぽんと叩いた。
トゥエルヴ
「……」 ぱっとフィオリに視線を向ける。近付かれた事に気付いても、逃げようとはしなかった。
フィオリ
トゥエルヴを横目に見上げながら、促すように、細い肩をすくめる。
トゥエルヴ
「な、慰めてるつもり? 別に落ち込んでなんてないし……ちょっと、前より行きづらくなったってだけの話……」 頬を膨らませて、ぷいとフィオリから視線を外した。
「……今はお休みも貰ったし、今度気が向いたら、顔を出すよ。そうしたらまた、お茶会しよう」 後半の言葉は、ソフィーに向けて
ソフィー
「ええ、喜んで」
トゥエルヴ
「………ん」 断られるとは終ぞ思わない。ソフィーの返答に満足気に頷いた。
ソフィー
店主も行ったメンバーもその失敗についてはおそらくどうこう思っていないだろうとは推測できる。
ソフィー
次のお茶会のメインお菓子が今決まりました
んご
やったあ!
フィオリ
「ふうん。そう。失敗のフォローに回ったガルバさんと、その後始末をした冒険者に、会わす顔がないって?」
トゥエルヴ
晴れやかな気分だ。悩んでいた事を誰かに話すと、こんなに心が軽くなるものなのかと。内心驚きにも似た感覚を覚えていると 「………」 フィオリの言葉にむぐっと頬を膨らませる。
「べ、別に」 そんなことないし
「僕、顔はこれしか持ってないし……」
フィオリ
「へーえ。そーう」 そんなことないんだー
トゥエルヴ
むっとした表情が、フィオリを見つめて 「……ソフィー」 優しい友人に助けを求める。
フィオリ
「………」 ふっ、と笑ってしまって
ソフィー
「ふふ…えぇ、失敗は一般的にはよいことではないというお言葉ですし、お気になされているとは思いますが…実は、失敗がなかったら生まれなかった物も世界にはありますのよ」
トゥエルヴ
「……失敗しなかったら生まれなかったもの?」
自分の部隊は常日頃から、失敗しないよう訓練されている。万が一失敗してしまった場合は、それを隠す傾向にあった。不思議そうな瞳が、ソフィーを見つめる。
ソフィー
「むかしむかし、あるところにお菓子作りが好きな姉妹がおりました。ある日姉妹はお友達のためにリンゴのタルトを作ろうしましたが」まるで昔話を語るかのような穏やかな声音である
トゥエルヴ
「………」 ぱちぱちと数度瞬きをして、隣のフィオリを見やった。
フィオリ
「………」 ソフィーのおとぎ話のような語り口に、トゥエルヴと目を合わせてかぶりを振る。少女にも想像ができなかったようで、タビットの話の向かう先に興味を惹かれて彼女を見つめる。
ソフィー
「りんごのタルトを作るためにりんごを炒めておりましたが…うっかりそのリンゴを焼きすぎてしまい、焦がしてしまいましたの」
んご
くそ
りんごで反応するwww
かの
わろたんご
んご
不意打ちを喰らったきぶんです
ソフィー
頭の中に黒こげのりんごがのったタルトや黒こげのリンゴが浮かんだかもしれない
トゥエルヴ
「真っ黒な、リンゴ……」 ふわふわ~とイメージが浮かばせ
ソフィー
「そのままタルト生地にリンゴをのせてオーブンで焼いたら更に黒焦げのタルトが出来てしまう、そう考えた姉妹はリンゴがこれ以上焦げないように、通常下に敷くタルト生地をそのまま上にかぶせてオーブンでやきました」
!SYSTEM
背景を変更 by んご
雪景色
んご
今です!
トゥエルヴ
「上に」 想像上のリンゴタルトをそのまま反転させる
ソフィー
「そうして出来上がったお菓子をひっくり返してみると…上にかぶせたタルト生地がふたとなり、リンゴがちょうどいい具合にキャラメリゼされ、香ばしくて甘いお菓子ができあがっておりました」
ソフィー
https://kinarino.k-img.com/system/press_eye_catches/000/039/350/c9b3486c67f0305d9527f190497825cabde6f44c.jpg?1643197785
んご
た、たるとたたんだーーー
ソフィー
「作りたかったりんごのタルト…は失敗したものの、失敗から生まれたそのお菓子は大変美味しく、姉妹の友人たちにも喜ばれました」
トゥエルヴ
「………」 キラキラした瞳でソフィーを見つめた。なんて美味しそうなんだろう。
「すごいね、美味しそう。僕も食べたい」
ソフィー
「失敗することはいいことばかりではありませんけれども、こんな風に素敵な物のきっかけになることもあるのですわ、お友達」
トゥエルヴ
丁度小腹も空いたのだ。鳴りそうになる腹を両手で抑えて、ふと視線を上げる 「……」
フィオリ
「へえ……」 失敗から生まれた発明というわけか。フィオリはとんとそちらの分野の知識は疎いが、ソフィーが語ると非常に説得力を感じられる。素直にうんうん感心して
ソフィー
「事実や起こった出来事は変えることはできませんが…その失敗からどうするか、は自由ですのよ」
トゥエルヴ
ゆらゆら揺れる瞳で、じっとソフィーを見つめて。寒さとは違う理由で赤くなった目元を隠すように、そっと視線をずらした 「………ん」 言葉を噛み締めるように、じっくりと頷く。
フィオリ
「………」 甘い想像から、はた、と我に返って
ソフィー
うふふ、と微笑んで
「今日はそのお菓子のご用意はできておりませんが、またの機会によければお作り致しますわ」
フィオリ
「そうそう。それに――
トゥエルヴ
「……! ほんと!」 先ほどまでのしおらしさは何処へやら。ぱっと瞳を輝かせた
「…?」 ちらりとフィオリを見やる。
フィオリ
「気まずいのはわかるけど、気にしているのは本人だけ、ってこともありますし」 澄ました顔で
トゥエルヴ
「……そうなの?」
「でも、分かんないじゃん……」 本人じゃないし。結局尻拭いをしてくれた冒険者が誰だったのかは、怖くて聞けずじまいだったのだ。
フィオリ
「だって――
その表情には、弟を見守るような信愛と、もう我慢できないという悪戯っぽい笑顔が絶妙にブレンドされている。
ソフィー
フィオリのその表情に、ああ、やっぱりそうでしたのね、と内心で得心がいった。
フィオリ
「わたしだもの」 それ、と。
トゥエルヴ
「………」 その表情に、なんとなく恐怖を感じてしまった。負けた気がするから絶対口には出さないが……
「……?」 こてん、と首を傾げる。
フィオリ
「だから、ライフォス神殿からの依頼――そのときの蛮族討伐を引き受けたの。それ、わたし」
ソフィー
ということは、この少女が抱いているのは…失敗に対する呆れや怒りではなく、おそらくは
フィオリ
「正確には、わたしの他に、ジェイクさんに、イーサンさんでしょ。それにアニトラさんに、ソフィア」
トゥエルヴ
「………」 数秒固まってから、目を丸くした。
フィオリ
固まるトゥエルヴをよそに、指折りそのときの顔ぶれの名を挙げていく。
トゥエルヴ
さっと血の気が引いていく感覚と、高鳴る心臓の音が合わさって、混乱した表情で口を開閉させた。
ソフィー
「お店へ行きづらかったご理由がひとつ減りましたわね」
なぜならフィオリが抱いていたのは…友への怒りではなく、友への心配であっただろうから。
トゥエルヴ
ソフィーの顔を見つめて、口を閉ざして。どういう顔をしたらいいのか分からないといった様子で、視線を泳がせた 「…………」
ソフィー
フィオちゃんが優しいので兄は厳しくいこうと思います
トゥエルヴ
驚愕と、安堵と。以前の依頼である程度素性はばらしたとはいえ、実際に自身が行っている事を知られてしまった不安と。
んご
ぴえ・・・
フィオリ
「あれはイーサンさんの紹介で店に来た正式な依頼だったし、」 はしばしに感じる依頼主の思想などはともかく、とそれは置いておく。 「報酬も正しく出てるんだから。ことの発端がトゥエルヴの失敗だったとしても、必要以上に気にする必要はないと思う」
ソフィー
イーサン、という名前はトゥエルヴからは聞いたことがないが、おそらく冒険者であり、ライフォス神殿の関係者なのでしょうね、とは予想がついた。
んご
時空が歪みそうになった
フィオリ
「それでも気になるなら、アニトラさんたちにご飯かお酒でも奢って、だれかが助けを必要としてるときに、力になってあげればいい。そういうのが、冒険者の流儀なんでしょう」
トゥエルヴ
「……僕が――」 誰かの力になる。難しい事のように思えたが 「……それが冒険者の流儀なら、仕方ないね」
フィオリ
少女は背筋を伸ばし、ぐーっと伸びをした。
「冒険者の仕事の半分は、誰かの困りごとから始まるんだから」
トゥエルヴ
「………」 少女を見上げて、真似をするように自身も立ちあがってぐーっと伸びをした。
ソフィー
うふふ、と笑みを浮かべて
「そろそろお腹もすいてきましたし、よろしければ珍しい物を仕入れたので中でいただきませんか?」かまくらの中を示して
トゥエルヴ
「……!」
フィオリ
自分たちは教義に殉じる審問官であり、閉鎖的な社会に生きる魔術師であるが、すでにもうひとつの生き方を身に着けているはずだ―― 昔ならば考えることもなかったであろう、そんな実感が込もっている。
――――」 時に二つの生き方がぶつかることもあるだろうが――
「……」 ふと興味を惹かれて 「……珍しいもの、ですか?」
かの
誰かの力で反応してしまう
トゥエルヴ
「珍しいものって、何……? 甘いもの?」 ルンルン気分でソフィーの方へと駆け寄り
んご
誰かのぴー
かの
ピピピ!
二つの生き方がぶつかるキャラセッションしたいなあ
んご
2文字ネームは、やめよう!(戒め
ソフィー
「甘くもなりますし、ご飯にもなりますわ」
んご
二つの生き方がぶつかるキャラセッションをやろう!!!!!
トゥエルヴ
「……すごい、便利だ」 おーっ、とキラキラ瞳を輝かせた
かの
ある日宣告される副業禁止命令
トゥエルヴ
かまくらに入ろうと腰をかがめた寸前で、ふとフィオリを振り返り
んご
お、おわった……
働き方改革!
フィオリ
「……ふふ、ナゾナゾ(リドル)みたいですね」
ソフィー
「ええ、このあたりではあまり見かけられない代物で…遠い異国から取り入れた代物らしいですわ」
フィオリ
「?」 ふと視線を向けられ、 「な、なんですか」 お腹が鳴ったりはしていませんよ
ソフィー
冬といえばアレですね
トゥエルヴ
ふと眼前に広がる真っ白な景色と視界に一人だけ写る少女に、以前見た風景を思い出す 「……」
――今度は、ちゃんと」
フィオリ
――……?」
かの
ちょっとかんがえるか……
トゥエルヴ
「僕の意思で、」 そこまで口にしてから、唇を引き締めた。もしかしたら助けなんてもう必要ないかもしれないし、本当に必要があれば今度は言ってくれる気がする。なんとなく、そんな気がした。
「……なんでも」 普段通りの素っ気ない素振りでそう続けて、かまくらに入っていった。
ソフィー
ではちょっと美味しい物描写をヴぁ
んご
やったー!
フィオリ
「………」 僕の意思で―― 確かに、少年はそう言った。その先を聞くことはできなかったが、それでも良いような気がした。確かにそれは少女の心に刻まれた。
ふ、と笑って
――――さて、いったい何でしょうね」 ソフィーのお菓子の話である。笑って、雪でできた家の中へ続く。
んご
またチャンスがあれば今度こそフィオリの心象風景について聞いてやる……
かまくらの中、タビットの少女がリュックから取り出したのは陶器でできた小さな蓋がない箱のような代物であった。
箱の中に炭を入れ。火を付ければ…雪がとけないくらいの、じんわりとした暖かさが増すだろう。
あたたかくなってきた頃に、蓋がないはこの上に金網を置いて、そして、何やら四角い長方形の白い物を置いた。
んご
こ、これは
トゥエルヴ
物珍しそうに、ソフィーの動作をまじまじと見つめた 「………」
しばらくすれば香ばしい…先日焼いたポップコーンと同じような匂いと、そして
あらかじめいれておいたのであろう、きれこみから、白い風船のように、その物体はふくらんでいた。
ソフィー
https://www.shend-trend.com/wp-content/uploads/2017/11/cfcb14882a83c2124ab0ddf9bc11362c.png
トゥエルヴ
「………!?」
んご
砂糖醤油をもてい!
かの
Oh....mochi....
「一般的にはソイソースと砂糖を混ぜたソースでいただくそうですわ」
ソフィー
@こっちです
トゥエルヴ
「ふ、風船?風船を食べるの?」
ソフィー
「ええ、見目はコレですが食べ物ですのよ」
トゥエルヴ
丸くした目をぱちぱちと瞬かせて 「たべもの……」
フィオリ
「……これは…… 食べても大丈夫なものなんですか……?」 生き物みたいにふくらんでいく……
ソフィー
焦げ目がついた白い四角いソレに、茶色い…先ほどいっていたソイソースと砂糖を混ぜたソースをぬり、さらに焼く。
食欲をそそる香ばしいにおいがするだろう。
かの
ちょっとびっくりするよね
トゥエルヴ
芳ばしい香りと醤油の豊潤な香りに、思わずごくりと唾液を吞みこむ。
ソフィー
「中に含まれている水分が蒸発することでこのように膨らんでいますの」フィオリには構造を説明した。
ソフィー
前に団子が卓ででてきまして
じゃあおもちもありますよねと
異文化交流万歳
んご
いるすふぁーるにはなんでもある!!!
芋ようかんもある!!!!
ソフィー
適度にやけたらそれぞれ皿にとりわけ
火傷しないようにどうぞ、と2人に示した。
フィオリ
「な、なるほど……?」 原理を説明されてもなお、不思議な面持ちで見つめてしまう。 「………」 匂いは確かにおいしそうだ
トゥエルヴ
程なくして、ゆらゆらと体が揺れ始めた。それが美味しい食べ物であるに違いないと分かれば警戒心も一気に薄れ、今や頭の中はどんな味がするのか一色。
フォークを掴んで、まず膨らんだ部分を突いた 「………あ、しぼんだ」
ソフィー
本体にフォークをさせば、外側は少しの固さと、ぱりっという音、しかし中は柔らかさがある。
フィオリ
「あ、どうも……」 自分の分のお皿を受け取り、フォークを手に持つも、ふんぎりがつかずに、少年の様子をちらちら見守る。
トゥエルヴ
そうして一部分だけ切り分けて食べようと、フォークをそのふわふわのモノに突き刺し……てみたのだが、ふわふわのモノは切れることなく、延々と伸び続けた 「……のびる」
ソフィー
「それも特徴ですわね」
トゥエルヴ
「……おおー」 びよんびよんと暫く遊んでから、端っこを口に運んだ。幸運にもびよんびよんと伸ばしたおかげで、舌が焼けるほどの熱はなくなっていた。
もくもくもく……数度咀嚼して 「…!」 ぱっと瞳がキラキラした。
口から伸びる餅も掻きこむように口に入れ、頬がパンパンになった頃にようやく 「……もちもちしてる。あまい」 と感想を述べたのだった。
かの
舌を火傷しないようにする小魔法は妖精魔法だったか……残念(調べてきた
んご
考えてみればもちもちしてるって表現は餅を知っているから出来る表現なのでは……
かの
するどいな…
んご
そんな、魔法が…?
ソフィー
小さな長方形の代物であるが、存外、満足感がある食べ物であろう。
かの
もとは短編集でネタとして出た魔法群で、その本と、メイガスアーツに正式にのってる
>小魔法
トゥエルヴ
ハムスターのようにパンパンになった頬をもぐもぐと動かして、ゆっくり口の中で噛み切って、飲み込んでいく。
ソフィー
昔調子に乗っておもち六つのもちピザ作っちゃったんですよ(戒め
んご
ほぼ餅!
フィオリ
「………」 とりあえず、大丈夫そうだ――と判断して、端っこを齧ってみた。のびるのびる。
ソフィー
外側のぱりっとした固さ、焼けたソイソースの香ばしさ、中はパンとは異なる柔らかさ
んご
眉毛が伸び続ける魔法wwwwww
フィオリ
「………不思議な食感………」 眉を寄せ、手を口に当ててもくもくと咀嚼。 「……あ、でもおいしい」
かの
はい
んご
鼻毛しんけん
ソフィー
そしてタビットは次はいったいどこから取り出したのか、黄色い粉と色が濃い…蜂蜜のような物を取り出している。
ソフィー
黒蜜きなこ
トゥエルヴ
「ん、おいひい」 こくこく頷いて
「……はひみつ?」
ソフィー
「と似たようなものですわね」
トゥエルヴ
口の中にあった餅の最後の一欠けらをごくんと飲み込む 「……それも、そのふわふわにかけるの?」
ソフィー
小さめのもちも用意しており、今度は焼けたそれに蜜をからめ、黄色い粉をかける。
フィオリ
「…………」 そんな横で、無言でもくもくとオモチを食べているフィオリ。
ソフィー
「黄色い粉は豆から作られた粉ですわね」
トゥエルヴ
「へぇ………」 そわそわ
ソフィー
これが甘いものですわ、と
かの
信玄はこの世界にいるんだろうか……(いない
トゥエルヴ
「……焼き芋の時と一緒だね。ソフィーは、芋も豆も、甘くする魔法が使えるんだ」
ソフィー
https://img.cpcdn.com/recipes/6246710/750x500cq60/bbe36bcb798ca7cb5c2c570d12c9291c?p=1590129613
トゥエルヴ
誇らしげに、フィオリにそう言って。
んご
信玄餅…
フィオリ
「魔法……」 フォークをくわえて、思案気。 「……望む現実に改変するすべを魔法と呼ぶなら、これも広義の魔法と呼べないこともない……?」 ぶつぶつ……。
トゥエルヴ
「……また難しい事考えてる」
フィオリ
「……ん、でも、魔法を魔法たらしめる原理原則からすると……」 ぶつぶつ……。
ソフィー
「お料理は真語魔法や操霊魔法と似ている部分はありますわね」
トゥエルヴ
「………」 ふ、と目元を和らげて、フィオリを見つめた。
ソフィー
「理論を構築し、実践し、新しいものをお作り上げる」
@おが読文でした
@余分
なお甘い蜜を絡め、きな粉をかけた餅の味がどうであるかは言うまでもないだろう。
トゥエルヴ
興味に惹かれた少女を見るのは嫌いじゃなかった。好奇心を刺激されて、キラキラ輝く瞳で何かを見つめるのを見るのも、悪い気分じゃなかった 「フィオリ」 そろそろ意識を戻そうと、つんと頬を突いた。
ソフィー
「ご興味を持っていただけてよかったですわ」ふふ
フィオリ
こと魔法のこととなると、つい理屈屋の面が出てしまう。フィオリはなおも、むむむと唸っていたが、頬を突かれると我に返って、
「な、あ、え、」
トゥエルヴ
我に返った様子に 「冷めちゃうよ。食べよう」 そう続けてから、ソフィーに掌を差し出して 「今度は僕も風船作ってみたい。ソフィーに食べさせてあげたい」
フィオリ
―――こほん、」 何とか取り繕って―― 「そ、そうですね。いただきます」
「……なるほど、さっきと味が全然ちがう……。わたしはこっちのほうが好きかも……?」
ソフィー
「ええ、ありがとうございます」ポップコーンの時と同じである。焼くのを任せてみよう
かの
そろそろ収束にむけますか
んご
むけますか!
かの
(時計みてびっくりした
んご
おはやいもんです
ソフィー
優しい時間
フィオちゃんが手作りお弁当を12君へ作る日を楽しみにしております
料理とは化学です
トゥエルヴ
ソフィーから餅やフォークなどを受け取って、一つ二つ焦がしてしまったり、ソースをかけるタイミングを誤ってっしまったりと失敗を繰り返したが
ついには綺麗に焼けた餅をソフィーに食べさせる事に成功させたのだった。
かの
てづくりお弁当…… あまずっぺえ……
トゥエルヴ
失敗した餅は苦いと文句を垂れつつも食べきり、腹と胸が暖かく膨れる感覚と共に、ちょっとした冬のお出掛けは終わりを迎えたのだった。
んご
おわ
り!
ソフィー
おつかれさまでした
優しい時間でした
んご
おつかれさんどす!
重ね重ね分割になっちゃってごめんね、お時間いただけて嬉しかったです!
ソフィー
こちらこそ、お誘いありがとうございます。
かの
こちらこそありがとねー
んご
またいずれ、CCしましょう…
かの
今度はCCもいいけど卓かな!
んご
せやな!
ソフィー
楽しみにしております
んご
おかげさまで12君もセッション参加できるくらいには
かの
前の事件からのぐるぐるはこれで
んご
メンタル回復したし…
かの
ある程度回収したと思うし
んご
そうですね!
かの
つぎの展開だ(なにもかんがえてない
んご
まあお休み終わりだよって言われたらまた
ナイトメア狩りに行かせるんですがね!がはは
かの
ソフィーは
12にとって優しい日常とのつながりの象徴みたいな存在なんだなあと思いました
んご
Exactly(全く持ってその通りでございます
かの
狩っていいナイトメアしか狩っちゃだめだよ
んご
大体ソフィーとの一時が、情操教育になってます
ソフィー
お仕事ばかりでは気を張ってしまいますからね。
んご
大きな流れとしては考えてあるけど、まあまあまあ
なんかまたやろう…
ソフィー
兄もなんかやらないとな…。
んご
やれ…
ほな、撤退です!
ソフィー
ありがとうございましたー
かの
まとまるかわからないが…
私もなにか考えてみようかなと思いました(のまれた
ソフィー
楽しみにしていましょう
んご
今日のZUNは一段と強い
かの
ではではてったい!
んご
ありがとうございました、お疲れ様です!
!SYSTEM
かのが退室しました
んご
しゅっ
!SYSTEM
んごが退室しました

背景リスト

背景
BGM