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カストレへ

20220124_0

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ウィスタリアが入室しました
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シュナが入室しました
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ヴィクトールが入室しました
ヴィクトール
ひさしぶりすぎる…
ウィスタリア
エリカさんが10分ほど遅れるので少々お待ち下さい
ヴィクトール
お招きいただきただいま参上
シュナ
エリカ殿!?
ヴィクトール
主旨とか全然わかってないですが……ママ……
!SYSTEM
エスメラルダが入室しました
!SYSTEM
ヘーレムが入室しました
ヘーレム
ぎりぎりせーーーふ
ぐろさん10分遅れ了解だぜ
セーフというかめっちゃぴったりだった
ウィスタリア
主旨としては、カストレの近況を知ろう。と、
エリカさん関連のお話になる、と思います
!SYSTEM
エリカが入室しました
エリカ
こわい
お待たせしました
ウィスタリア
全員揃いましたね
!SYSTEM
レディチェックを開始 by ウィスタリア
エスメラルダ
チェック:✔
エリカ
チェック:✔
ヘーレム
おつかれんこんたまねぎ
チェック:✔
エリカ
途中でご飯食べていいですか?
シュナ
チェック:✔
エリカ
いいよ
ウィスタリア
いいですよ
シュナ
いいょぉ
ヴィクトール
チェック:✔
!SYSTEM
ラウンドをリセット by ウィスタリア
ラウンド: 0
ウィスタリア
では本日はお集まりいただきありがとうございます
ヘーレム
ヤンヤヤンヤッ
シュナ
お久しぶりです
ウィスタリア
BGMとかまではすみません、用意できてないので 各自でお願いします
エリカ
はい
ウィスタリア
本日のお話のラインとしては、
・カストレに行く
・カグラたちに会う
・エリカについての話をする
・後は流れ という形になる予定です
メイン進行は基本的に私が務めます
それではナレーションをしていきます。よろしくお願いします
シュナ
よろしくおねがいしまーす
エスメラルダ
宜しくお願いします
ヘーレム
わーい、よろしくおねがいします!
 
 
 
エリカ
よろしくお願いします。
 
 
 
ヴィクトール
よろしくお願いします
─── あれから幾月かが過ぎた
──、季節は終戦後の夏を超え、実りの秋に飽いて、そして厳しい冬へと移り変わる
その間、仕事をこなしていった者、冒険者稼業から離れていた者、大きな仕事を熟して来た者と様々で
未だあれから解けた道筋は交わる事はなかった ──のだが
配達員をしている少女と、星見の女神の声を聞く少女の呼びかけによって、一時、道が再び交わろうとしていた
ウィスタリア
事前知識として へーレムがシュナとヴィクトールを誘いに行ってくれてました
ヴィクトール
ふむふむ
シュナ
ハーイ
ヘーレム
そういえば何も伝えてなかったけどお誘いしたかった
エスメラルダ
エリカは少し離席してるそうです
ウィスタリア
そしてエリカもへーレムが再度声をかけてくれている想定です
ヘーレム
ごあんをたべろ
ウィスタリア
了解です
そうですね、食べていただく形で
 
 
 
 
リアン地方イルスファール王国 王都イルスファール
此処は、国内でも有数の冒険者ギルド支店として、その名を輝かしいものとしている
数多くの冒険者を取り揃え、高い依頼達成率を誇り、
国内外の組織、個人を問わず依頼が舞い込んでくる
エリカ
持ってきたので食べながら待ってほどほどで入ります
そんな宿の1階、テーブル席の一つ まるで置物の様に座っている青い瞳の少女が 集合地点としての目印だった
ヘーレム
ハチ公前集合ね!
エリカ
ザギンでシースー食べに行きましょう
ヴィクトール
ひさしぶりすぎて色々思い出さなきゃ
ウィスタリア
テーブル席に座り、湯気を上げるカップを目の前にして 微動だにしていない様子はどこか人形めいていて
少女が生きている証拠に、カップを包む手が小さく動いていた
ウィスタリア
いつでもどうぞ 登場は任意のタイミングで大丈夫です
シュナ
とことこと音を立て、狼耳と尻尾を持つ少女が宿の階段を降りてきた。ちらっと店内を見ると、まっすぐとウィスタリアの前へと向かう。
ウィスタリア
顔を上げて 「ご無沙汰しています、シュナさん」 接近に気がつくと、立ち上がり、お辞儀をする
エリカ
思った以上にお腹が張っててあんまり入らないつらい
ヴィクトール
旅先で手紙を受け取ったことにでもしようかな……
シュナ
そして久しぶりだったということになったのね
ウィスタリア
そうでした、これも ずーっと今まで
エスメラルダ
最初からいる具合ではなさそうだったので周りを見つつゆっくり入るわよ
ヘーレム
――ありがとう、帰ったらちゃんとお返しします!」 1階酒場の厨房奥から元気な声と共にひょっこり現れたのは、片手にギルドから借りたランチバスケットを持った幼い少女。忙しい合間を縫ってキャロラインの手を借り、昼食を作ったのだ。完全に旅行気分。
シュナ
「おまたせしました。お久しぶりですウィス。元気にしていましたか?」 尻尾が大きめに揺れている
ウィスタリア
カストレ⇔イルスファール を往復している生活をしてます
なので2週間置きくらいに戻って来る感じの生活で 顔は出していると思うけれど 毎回 「ご無沙汰してます」ってなる感じの
ウィスタリア
「はい。変わらずです」
静かに小さく頷くと 口元に薄い笑みを作る
ヘーレム
ルンルン気分でランチバスケットを頭の上に乗せて、軽い足取りで酒場に戻る。自身が居ない間に到着していたウィスタリアとシュナを見て、ぱっと表情を明るくさせた 「……ウィスタリア、シュナ!」
シュナ
「それは何よりです。色々タイミングが合わなかったですから、少し心配していました」 近づいて軽くハグ
シュナ
私がマタギしてたかもしれません
ヘーレム
すっかりご隠居モードに…
ウィスタリア
「ご心配をいつもおかけしてしまい、申し訳ありません」 きゅ、と腕を回し返して
ヴィクトール
ヴィクトールは世界を救いにいっていました
ウィスタリア
知られざる戦い
ヘーレム
2,3回救ってそう
シュナ
「ふふー。まあそれはお互い様ということで。あ、ヘーレム」
ウィスタリア
準魔剣だからそれはもう大変な仕事があったに違いありません
エリカ
すごい
エリカ
乾いたドアベルの音を響かせながら、旅装に身を包んだ白髪の娘が入って来る。
シュナ
ウィスタリアからゆっくりと手を離し、今度はヘーレムに向けて広げた。おいでおいで
ヴィクトール
月までいくくらいは普通
ウィスタリア
「へーレム。取りまとめ、ありがとうございます」 シュナにゆるく抱きつきながら 小さく頭を下げる
エスメラルダ
メーティオンはどこ?
ウィスタリア
月には何がいましたか?
エリカ
荷物は必要最低限、腰には剣を佩き、今から冒険者としての仕事にでも出るのかという状態だ。
ウィスタリア
その場を譲るように 一歩下がって
エリカ
宇宙ネタはちゃんと
9年前からぐろSWに
存在してるから
まって
ヘーレム
両手で頭の上のランチバスケットを支えながらぱたぱた駆け寄って 「シュナだ、シュナだわ!」 くるくると彼女の周りを歩いてから、広げられた手に気付いてぽすんと胸に飛び込んだ。
エリカ
9年? かは分からないけどうろりんのタイミングから……
シュナ
「お久しぶりです。暫く見ないうちにまた可愛くなりましたか?」 よーしよしよし。もふもふ
シュナ
9年…うっ頭が
エリカ
見知った顔があるのを見つけると、そちらへと近付いていって。 「すみません。お待たせしてしまいましたか?」
ヘーレム
ウィスタリアにはにかっと笑って、サムズアップ 「何てことないのだわ!……わっ」 片手を離してしまってバランスを崩し、落ちかけたランチバスケットを慌てて抑える。
「えへへ……ちょっとだけ身長が伸びたくらいなのだわ!」 もふもふ>シュナ
ウィスタリア
「いえ、時間より前です」 エリカに気がついて会釈をして 「お待ちしていたのは、否定しません」
「長期のお仕事、お疲れ様です」
エリカ
「そういう時は『今来た所』だと答えるのが円滑なコミュニケーションのポイントだそうですよ」
シュナ
「ふふ」 尻尾が絡むぞもふもふやぞ 「あら、こんにちは」 エリカの挨拶に気付いて顔を向ける
エリカ
「へーレムに……シュナさんでしたね。お二人も、こんにちは」
ウィスタリア
「………、」少し考えて 頷き 「表現が難しいですね」 少し首を傾げて 「待ち遠しかった、といえばよろしいのでしょうか」 
エリカ
「ええ、思っていた以上に時間が掛かってしまい、約束を果たすのが遅くなってしまいましたね」 小さく頭を下げ、謝罪の意を示した。>ウィスタリア
ヘーレム
「エリカ!」 ウィスタリアの声と、シュナの視線を追ってエリカを見つければ、また花が綻ぶような笑顔を向けた。
ヴィクトール
店内で若者たちがかしましく話しているとき、大柄な男が、のっそりと店の中へ入ってくる。埃じみた旅装を見るに、長旅から帰ってきたばかりなのだろう。背中にしょっているのは、覆いをかけた槍か何かだろうか。
シュナ
「エリカさんは随分とお久しぶりになりますね。こんにちは。今日はひょっとしてご一緒に?」
エリカ
「異性相手ならその回答でも良いのではないでしょうか。知りませんけど」 自分には本で読んだ知識しかないのだ。
ウィスタリア
「いえ、急なお仕事だったと伺いましたので、問題ありません」 お気になさらず、と
エリカ
「へーレムは……」 彼女の傍にあるバスケットを見て。 「まるでピクニックにでも行くかのようですね」
ウィスタリア
「はい。今日はエリカさんをお連れするお約束なのです」 シュナに頷いて
エリカ
「……シュナさんも一緒に行かれるのですか?」
ヴィクトール
―――」 無精ひげの顎を撫でながら店内を見回す。
ウィスタリア
「──、ヴィクトールさん」 入ってきた大男に気がつくと 声をあげて
シュナ
「ええ。何回かはお邪魔しているんですけれど、今日は久しぶりにあの時のみんなと一緒に、ということで」
ウィスタリア
「本来の予定としては、私がエリカさんをカストレにお連れするというものだったのですが、」 ヴィクトールに手招きしながら会話に混ざって
エリカ
「…………」 華やかな雰囲気の店内とは対照的な印象の男に目を向ける。知らない相手だとすぐに視線を外そうとしたが、
エスメラルダ
ヴィクトールに続く様に、荷を抱えた青年が店内へと入って来る。大柄なヴィクトールと並べば細身に見える青年は、眼前にある彼の背に小さく声を掛けた。
エリカ
「……あれが」 名前だけは聞いたことがあった。成程。へーレムが頼りにするのも納得だ。
ウィスタリア
「折角、カストレに赴くのだから、皆さんで向かうのも良いなと、お声をかけた次第です」
エリカ
「あの時のみんな……え、もっと増えるんですか」
「な、なぜ私がそこに……」
ウィスタリア
「はい」 エリカに頷き
エスメラルダ
「久しぶりだな、ヴィクトール」 普段発する声よりも軽やかなそれを投げ掛けながら、ゆっくりと隣にやってきた。
ヘーレム
「……こ、これは所謂ケーコーショクってやつで……!」 浮かれ過ぎただろうかと慌てて訂正し 「あっ」
ヴィクトール
「おう」 傷跡の残る厳つい顔に、快活な笑みを浮かべて、ウィスタリアたちの居るテーブルへと歩いてくる。 「どうやら、遅刻はせずに済んだようだ」
シュナ
「なるほど。順番が逆だったんですね。エリカさんとの約束のほうが先、と」
「噂をすれば残りの2人が」
ヘーレムは開放しました
ウィスタリア
「南方への道は未だに蛮族勢力との戦闘が考えられるため、まとまった戦力があれば安心ができること、」
シュナ
尻尾は自分に巻きつけておきます。さむい
ウィスタリア
「それから、賑やかです」 表情を変えずに>エリカ
ヘーレム
シュナから一歩離れて、くるくる、とことことヴィクトールの周囲を回った。
ヴィクトール
「そんなになるか」 少し空けただけのつもりが、考えてみれば随分と月日が経っている。 「お前も壮健そうでなによりだ、エスメラルダ」
エリカ
「にぎやかな必要があるとは思えませんが……」
エスメラルダ
笑みを返しながら、ヴィクトールに続いてテーブルへと向かった。
ヴィクトール
「ヘーレム」 とことこと歩き回る少女に苦笑しながら、その名を呼ぶ。ヴィクトールの手には、いつの間にか、くしゃくしゃになった手紙がある。
エリカ
「はあ……」 正直大所帯での旅は苦手だし、逃げ出したい気持ちも出て来てしまった。しかし、此処で逃げればへーレムにどんなことを言われるか分かったものではない。
ウィスタリア
「………、大事な事として、私がそうしたかったのです」 「友人になる提案をするにあたって、親しい人を紹介するのも、良い方法だと伺いました」
ヘーレム
「!」 見覚えのあるそれに、目を丸くして、ヴィクトールを見上げた
エリカ
「……そういうことを言われると、断りづらいじゃないですか」
エスメラルダ
「シュナも久しぶりだな。元気そうで良かった」
ウィスタリア
「はい」 エリカに頷いた
ヴィクトール
「とにかく大事な用と書かれていたので駆け付けたが―― 次はもう少し具体的に頼む」>ヘーレム
シュナ
「エスメラルダさんもお元気そうで。まあ、皆さん風邪など引きそうにないですしね」
ヘーレム
遠足行くから戻ってきてとでも書いたのか??
エリカ
「……あなたがそういう話術を身につけているとは意外でした」 観念したように息を吐くと、男性陣二人に目を向け、頭を下げた。 「遅れましたが、お二人もどうも。ヴィクトールさんは、初めましてですね」
エリカ
へーレム「4層のMTぼしゅうちゅう」
ヘーレム
ヴィクトール
あなおCCするから来て!って手紙もらった
エスメラルダ
「体調管理を怠る様な面子ではないな」 うん。
エリカ
具体的じゃないですか
ヘーレム
具体的すぎひんか??
シュナ
色が似ているからもっと白化していこう
エリカ
第二カラーの紫系にするとシオンと被って頭がおかしくなってしぬ
シュナ
かわいそう
ヘーレム
第一声がそれか、と頬を膨らませたが、何よりもそれがヴィクトールらしかった。すぐに頬を萎めて 「おかえりなさい、ヴィクトール!」 と笑った
エスメラルダ
「ああ、」 エリカに視線を向け、頷きを返す。 「エリカも」
エリカ
頷きを返したその表情からは、以前ほどの棘はない。
ウィスタリア
「揃いましたね」 面々をゆっくりと見て
「お集まりいただき、ありがとうございます」 小さく頭を下げて
ヘーレム
ヴィクトールのおひげがじょりじょりするよぉ
ヴィクトール
――ああ」 短く答え、頷き。ふむ、とウィスタリアとエリカ、ふたりの少女を並び見て、顎を撫でる。
シュナ
ヒゲって同じ太さの鉄線より硬いらしい
ヘーレム
まじか…
ウィスタリア
「本日は、カストレに向かい、カグラ達と会う予定です」
エスメラルダ
補助動作で威力0のダメージを与えそう
ウィスタリア
ひげそりに使う刃は、航空機のエンジンに使われる材質とほぼ同じだからね
強度が凄まじいんだけど
それでも刃がかけるでしょう?
ヘーレム
くるりと体の向きを回転させて、ウィスタリアをウキウキの表情で見やった。
ウィスタリア
アメリカの大学の方でどうやったら刃が欠けないかを実験して
論文まででてるくらいだからね
ヴィクトール
「ああ、無事に戻ったぞ。お前は―― しばらく見ないうちに、少し、背が伸びたか?」>ヘーレム
シュナ
ヘーレム
モノシリスじゃん…
ウィスタリア
モノシリスです
エスメラルダ
行動は多分共にしてたけど、エスメラルダは話聞いてる前提でいいの?
エリカ
それよりどうやったら剃刀負けしないかを研究してほしい
ウィスタリア
聞いてる前提でいいですよ
シュナ
「ヴィクトールさんもお久しぶりです」笑顔を向けつつ着席したのだった
ヘーレム
「…!」 ぱっとヴィクトールを見上げて 「うん、そうなのよ!」 明るい笑顔できゃっきゃとはしゃいでみせた。
ウィスタリア
後はカグラ達に約束を取り付けに行くのも同行していただいた、でもいいですか?>エスメラルダ
エスメラルダ
じゃあなんか知ってる顔だけしとくね……
ウィスタリア
予定合わせというか
エスメラルダ
これから話す事は知ってる体でいくから
だいじょうぶ
ヘーレム
「靴も新しいの買ったし……この調子ならすぐにヴィクトールの身長を抜いちゃうのだわ!」
ウィスタリア
わかりました
シュナ
「それはちょっとダメです」
エリカ
「…………彼の身長を抜きたいんですか?」 
ヘーレム
「えっ」
エスメラルダ
「せめて同性を目指そう、ヘーレム……」
ウィスタリア
「その際、エリカさんについての、お話をすることになると思います。それだけ、ご承知置き下さい。内容については、」
ヘーレム
「………」 どうして駄目なんだ……?すんっ
ウィスタリア
「現地で話す際にご説明します」
ヴィクトール
「そうだったな。お前は、カストレ(あちら)とイルスファールを繋ぐ役目を買って出ていた」>ウィスタリア
ウィスタリア
「基本的には皆さんで、カグラ達の近況を知りに行くのが、皆さんに集まって頂いた主旨になります」
シュナ
「私はもちろん構いませんけれど」 どんな内容なんだろうな
ヴィクトール
「そうか、そうか。では毎日、牛や山羊の乳を飲み、身体を鍛えるように」>ヘーレム
ヘーレム
「エリカの?」 ちらっとエリカを見て、すぐにウィスタリアに戻す。誘ったはいいものの、実は旅の目的は大雑把にしか聞いてなかった
ウィスタリア
「はい。それも継続中です」 頷いて>ヴィクトール
ヴィクトール
―――……」 ふむ、とエリカを見て
エスメラルダ
「……」 ちら、とエリカを一瞥する。先程の対応を見ても、ヘーレムの言葉通り彼女の様子は変わっている様に見える。
エリカ
「私も詳しい内容までは知りませんし、どんな内容であれ、私が同行する理由は薄いとは思いますが……」
ウィスタリア
「一先ず、予定通り列車に乗って、ユディスへ、そこから商隊(キャラバン)と合流して、カストレへ移動します」
エリカ
「……まあ、約束はしましたからね。それは果たします」
ウィスタリア
「……ありがとうございます」 エリカに頭を下げて
ヴィクトール
「なんだ、当人も存ぜぬか」 それではヘーレムの手紙に、肝心なところが抜けているように読めてしまっても仕方ないか、と
シュナ
「(なんだか前にお会いした時より、雰囲気柔らかくなりましたかね?)」
ヘーレム
「……ふふー、この前剣だって教えてもらったんだから」 なんて得意げにヴィクトールに伸びる鼻を見せながら 「エ、エリカは来ないとなのだわ!折角……!」 教えてもらった方法で料理だって作ったのだ。とはギリギリ口に出さず
ウィスタリア
「まだ私の推測でしかありません。そしてそれで混乱を招いてしまうのは、よろしいことではないと思うのです」
エスメラルダ
「……エリカが構わないのなら良いんだが」 この人数で行くのも。
ヴィクトール
「まあ、ウィスタリア(お前)がよくよく考えてのことだ。何か理由があるのだろう。―――そこまで言うのなら、今はそれで構わん」
ウィスタリア
「ありがとうございます」 ヴィクトールにも頭を下げて
エリカ
「正直な所、大人数での行動は苦手です。ウィスタリアさん以上に、コミュニケーション能力が欠如している自覚はありますしね」
ヘーレム
「エリカなら大丈夫よ!」 根拠は全くない
エリカ
「ただ、先も言ったようにウィスタリアさんとカストレに行くという約束をしてから、随分待たせてしまっていますから。この機会を私の我侭で逃してしまうというのも、申し訳ないでしょう」
ウィスタリア
「……、」 不思議そうな顔をして 「とても流暢な共通語です」
エスメラルダ
「……発語の問題じゃないぞ」
エリカ
「別に大丈夫じゃなくても――」 いい掛けて、前回の依頼の同行者たちとの話を思い出した。 「……まあ、訓練するいい機会でもあります」
ヴィクトール
「義理は硬いようだ」 わざわざ約束を守ろうとする
エスメラルダ
切られた言葉の続きに笑みを零して、こちらも柔らかく笑った。
エリカ
「ウィスタリアさん、その発言は人によっては神経を逆撫でしてしまいかねませんから気をつけた方がいいです」
ウィスタリア
「お話する機会にはお話して下さいました。問題は──、」
「承知しました」 頷いた
エスメラルダ
「コミュニケーションの訓練なら、うってつけだと思うよ」 ちらりとヘーレムを見つつ。
ヴィクトール
――ほう。お前が、剣を?」 この男が、純粋に面白そうに笑うのは珍しい。 「それでは、その腕前をいずれ見せてもらおうか」>ヘーレム
シュナ
「ウィスタリアはウィスタリアですねぇ」 苦笑している
ヘーレム
うきうきな表情は今だ陰らず、頭上に疑問符を浮かべてエスメラルダを見返した 「?」
ウィスタリア
「ありがとうございます」 シュナに頭を下げて 「──それでは、一先ず駅へ、それからユディスへと行きましょう」
ヘーレム
「勿論よ!ウィスタリアにも褒められたんだから!」 えへん、と胸を張った>ヴィクトール
エリカ
「へーレム相手の会話なら、もうだいぶ慣れましたよ。慣れていない相手が問題なんです」
ウィスタリア
「エスメラルダさん、本日もよろしくお願いします」
エリカ
「分かりました」
ヴィクトール
「………」 ウィスタリアを見て笑うシュナの横顔を見て、ふむ、と
エスメラルダ
「慣れていない相手、か。……シュナやヴィクトールとも会話をしてみるといい」 うむ。>エリカ
ウィスタリアには普段通りに頷きを返した。
シュナ
「私で良ければ喜んで」 尻尾がふわっさぁと揺れる
ウィスタリア
「後3年ほど訓練を行えば体格が出来上がってくると思います」 へーレムに頷いた
エリカ
「シュナさんはともかく――」 横目でヴィクトールを見た。あまり喋るタイプではなさそうだし、私とこの男で会話が成立するのか……?
ヘーレム
どやぁ……とさらに胸を張る
ヴィクトール
ぼそり、と呟き、目を伏せる。 「すこし、肩の荷が下りた―― というところか」 シュナの様子が、心なしか柔らかく、軽くなっている気がする。それは良い変化であるように感じられた。
エスメラルダ
「コミュニケーションというのは、言葉だけではないよ」 その視線に気づいて。
エリカ
いい天気ですね。ああ。で会話が終わるのを想像して諦めた。 「よろしくお願いします、シュナさん」
ヘーレム
簡単に想像できた>いい天気ですね、ああ
エスメラルダ
おわり NHK
シュナ
「はい。よろしくお願いします」 さらに尻尾がゆれた
ヘーレム
天気デッキを使いこなせ!
エリカ
「それは分かっていますが……慣れていない相手の心を言葉以外から察せるほど、私は人付き合いには慣れていません」
シュナ
月が綺麗ですね ああ でもいいよ
ヴィクトール
「………」 尻尾はさらに雄弁だな。
ヘーレム
!?
エスメラルダ
2コマ漫画書いてきてね>ヘーレム
ウィスタリア
「私のお姉さんです」 さり気なくシュナの紹介を補足した
ヘーレム
????
To Be Continued>>
エリカ
いい天気だと声を掛けるのはエリカ、月が綺麗だと声を掛けるのはシオンだよ
ヘーレム
ろまんちすと…
いや!!
エスメラルダ
「はじめから出来なくて良いんだ。少しずつで」
ヘーレム
シオンやっぱ惚れてるんじゃないの!
エリカ
「尻尾が揺れているのは……ええっと、肯定的な意味で捉えて良いのでしょうか」
エスメラルダ
答えはあなお2で!!
ヘーレム
脱いだ
シュナ
「!」 ぴん、と耳が立った 「ふふ、そうですよ。私はウィスのお姉ちゃんなのですよ」 尻尾ぶんぶんです
エスメラルダ
もう人皮脱げ
シュナ
「あ、え、やだ」 顔赤らめてお尻を抑えた。尻尾が動くのは無意識なのだ
では君たちは"星の標"を出発し、鉄道公社へと向かうと ユディス行きの列車へと乗り込む
ヴィクトール
かわいい
ヘーレム
かわいすぎんか
エリカ
「姉妹、ですか」 落ち着いた雰囲気の方が妹、というのも慣れないが、そういう関係もあるのだろう。
エスメラルダ
「大体は肯定や喜色、だと思うよ」
エリカ
いぬプレイは卑怯
エリカ
「覚えておきます」
ヘーレム
カタギになって普通の女の子らしさが蘇った……?
エリカ
オナカ イタイ
カストレに移動中に離席します
エスメラルダ
そこでしろ
ヘーレム
トイレ イケ
シュナ
💩 しろ
ウィスタリア
了解です
ヴィクトール
―――……」 静かに笑って、そんな光景を眺める。
列車の旅は、穏やかなもので 会話がそれぞれの近況などを取り交わし、そしてそれが歓談へと変わっていく
シュナ
憑き物は割と落ちたので
ヘーレム
「……ほぁぁ」 シュナの揺れる尻尾をじっと見つめた。ランチバスケットを手にしていなければ、きっと両手で掴みに行っていただろう。
シュナ
やめてー!
ヘーレム
わくわく…
ユディスへつくと、一泊し、次の日の朝、ウィスタリアとエスメラルダが慣れた様子で商隊が待機する場所へ移動し、そして昼前に商隊はカストレへ向かって移動をし始める
シュナ
セクハラですよ
ヘーレム
女の子同士だから大丈夫!だめか…?
"無足の荒野"は依然として蛮族との小競り合いは続いているが、カストレという南方拠点を得た人族は、補給路を途絶えさせぬよう努力しながら、防衛線を敷いていた
エスメラルダ
離席
ヴィクトール
本来の性格がでてきた感
"蛮都"と呼ばれた王都並みのインフラの整ったこの街は、アナスタシスの民という新たな住人と、イルスファール軍、カストレ方面軍を受け入れて
ウィスタリア
イルスファールカストレ方面軍 ですね
ヘーレム
ランチボックスの中にはサンドイッチ(普通)とおにぎり(可もなく不可もなく、ロシアンルーレット式)と卵焼き(砂糖)とウインナー(成れ果て)とサラダ(普通)が入ってたよ
シュナ
なぜウィンナーがなれはてになるのか。
ヘーレム
たこさんにして失敗したんだ…
しようとして!
防衛線を貼りながら、地上での生活を行うべく、力強く息づいていた
シュナ
名状しがたきものになったか…
アナスタシス兵の多くが新編されたカストレ方面軍に所属することになり、彼らのチェックや確認を経て、君たちはカストレの街へと入城する
 
 
ヴィクトール
入口で体温測られるご時世
エスメラルダ
戻り
ヘーレム
ちゃんとアルコール消毒してくださいね
おかり
技術を売りに出す者、戦場跡地から部品を拾って並べる者、純正の部品を卸す者、買付に来る商人達を相手にするための食品店や屋台など、
アナスタシス人以外の者も少しずつ交流をしようと流入してくるこの街は、穏やかに活気づいていた
シュナ
「来るたびに発展していますね。この街は……」 ふわーと喧騒を眺める
ヘーレム
「うん……」 同じくふわーと眺めて、見つけた屋台に駆け寄っては並べられた品物を物色した。
シュナ
「あっ……ふふ、ヘーレムはいつも通りですね」 可愛いものを見る目である
ヴィクトール
「人々の顔に活気が満ちている。良い兆候だな」 実感のこもった言葉を述べながら、歩みを進めるヴィクトール。彼はユディスへ一泊したあくる朝には、長旅の間に放ったらかしにしていた髭を剃り、身支度を整えていた。久しぶりに会うカグラや、その周囲への配慮ということもあろう。
命がけて買付に来る価値があるものだったり、ただのガラクタにしか見えないものがあったり、魔動機文明時代に生産されていた小物のたぐいが置かれたりしている
ウィスタリア
おかえり
ヘーレム
どれもこれも目新しく映るそれらに瞳を輝かせながら、あっちは何ですか?あれは?と店主に質問しては別の出店へと駆けて行った 「すごーい!」
ウィスタリア
「──、あちらに向かいます」 と丘の上にある、白い屋敷を指差して
エリカ
スッゴイイタカッタ
エスメラルダ
「ヘーレム、あまりはしゃぎ過ぎないようにな」 その背中を見送りつつ、街を眺めるというよりも、仲間達を眺めて。
ウィスタリア
おかえりなさい
エリカ
お待たせしました
ヴィクトール
「……ああいうところは変わらんな」 苦笑まじりに、ヘーレムのそんな様子を眺めながら、誰ともなしに。
ヘーレム
オナカギュルルングル
シュナ
「はい。ヘーレム回収してきます」 苦笑しながら追いかけた 「ヘーレム。あとで見られますから、戻ってきてくださーい」
ウィスタリア
とりあえずこんな感じに描写はしといた(カストレの活況?的なもの
エリカ
「迷子にならないか、しっかりと見ておかないといけませんね……」
エリカ
ふぁい
ヘーレム
「……あっ、はーい!」 エスメラルダとシュナに応えて、まだ後ろを眺めながら仲間の元へと駆け戻る。
ウィスタリア
「良いところだと思います」 小さく頷いて
君たちは、大通りを通りながら、白い館 ──かつて、この都市を治めていたドレイクとその夫人とされたものが住んでいた屋敷 ──、カストレの中心へと向かう
エリカ
「いくら和平が結ばれたとはいえ、最近まで戦争していた相手ですから、もっとぎくしゃくしているのかと思いましたが。思ったよりも、そういう印象はありませんね」
シュナ
「そうですね──とても、良いことです」 ヘーレムをゆるくホールドしつつ戻ってきた
丘を登り、警備のなされた道を往けば、屋敷の前まではすぐで
そこには──、
ヘーレム
周囲の出店に視線を奪われながらも、シュナと一緒に戻ってきました。
燃えるような赤い髪を風に微かに靡かせた長身の男が立っていた。
ヴィクトール
「そうだな―― 平坦な道ではないだろうが、手を取り進むことはできる」
レオン
かつて君たちと敵対し、そして共闘した男の名はレオン。様子からして、君たちを出迎えるために待っているのだろう。
ヴィクトール
「そのことを、改めて教えられるようだ」 何か思うところがあるのか、かみしめるように呟く。
エスメラルダ
――、レオン」 姿が見えれば、その名を呼んで手を挙げた。
エリカ
「知り合いですか?」
ウィスタリア
「──、」 旅行かばんを手に坂を登りきると 小さく会釈する 「ご無沙汰しております、レオンさん」 声がいつもより1トーン低い
レオン
「来たか」 組んでいた腕を解き、君たちへとひとつ頷いた。
ウィスタリア
「はい。カグラ、この街の代表の、」 護衛と口にしようとして 「大事な方です」 言い直した
ヴィクトール
「久しいな。お前が自ら出迎えとは」 出迎えなど要らぬのに、と、笑ってみせる。
エリカ
「……?」 会釈をレオンに返しつつ、少し前を行くウィスタリアの調子に内心で首を傾げた。
ヘーレム
「…あっ、レオンさん!お久しぶりなのだわ」 片手をシュナにホールドされながら、レオンによく躾けられたお辞儀をした
エスメラルダ
「ああ。以前、一緒に闘った仲間だよ」 エリカに頷きつつ、歩を進めて行く。
レオン
「ああ」 久しいという言葉には同意を示して。 「シオンも、今日久しぶりにこちらに戻ってきた所でな。先にカグラと二人で話をさせている」
ウィスタリア
「そうでしたか」 頷いて
レオン
「それで――」 君たちの後ろを行くエリカへと目を向けて。 「君たち以外にも同行者が居ると聞いていたが、彼女がそうか」
ヘーレム
分かっていた事だが、カグラとシオンもいると聞けば表情を明るくさせてソワソワし出した。
ウィスタリア
「はい」 レオンに頷いて
「今日、お連れするお約束をした、エリカさんです」
エリカ
「そうなります。〈星の標〉の所属、エリカです」
ヴィクトール
「そうか」 短く言葉を吐き、頷き。ふと視線を下ろす。 「……落ち着け、ヘーレム。気持ちは皆同じだ。
レオン
「君たちの知人であれば、問題はないだろう。中に案内しよう、付いてきてくれ」
シュナ
「レオンさんもお代わりなさそうですね」 こっちも見ての通りです
ウィスタリア
「お願いします」
エスメラルダ
「頼む」 頷いてついていこう。
ウィスタリア
「──、」
レオン
「街の状況は変われど、な」 背を向けると、屋敷の玄関に手を掛け、中へと君たちを誘導する。
ヘーレム
「……! お、お、落ち着いてるのだわ!」 どきりとして、慌てて取り繕った。特に乱れてもいない身嗜みを整えて
ウィスタリア
「──、本当にお変わりないのが、問題なのです」 小声で言った
彼について屋敷の応接間の前に辿り着くと、レオンが扉をノックする。
シュナ
「───ふむ」 「ああ、なるほど」
中からは落ち着いた少女とも女性とも取れる雰囲気の声が返ってきて、
扉を開けば、中には青い髪の少女と、その傍らに紫色の髪の娘が立っていて、君たちを嬉しそうな表情で出迎えた。
ヘーレム
此処から4PC操作か……
カグラ
――お久しぶりです、皆さん」
青い髪の少女――元アナスタシスの機神の巫女であり、現在のカストレのアナスタシス側の代表となっているカグラが、君たちに丁寧に頭を下げる。
ウィスタリア
「──、」 小さく頭を下げて 「直接顔を合わせるのは、だいぶ久しぶりになりますね、カグラ」
シュナ
「──ああ、本当に久しぶりです、カグラ」 手をひらひら、尻尾はぶんぶん丸
エスメラルダ
「カグラ、シオン。久しぶりだな」 カストレを訪れる事はあっても、その度に三人と顔を合わせていた訳ではない。
シオン
「皆、元気そうで良かったわ。一応、近況くらいはイルスファールに言った時に聞いていたけれど……」
「全然捕まらない人もいるし……」
ヘーレム
「カグラさん、シオンさん!」 尻尾ぶんぶん丸シュナに片手をホールドされたまま、シュナごと引っ張るように二人の元に駆け出した。
エリカ
「…………」 何でこんな所に呼ばれたんだろう本当に。微妙な疎外感を感じつつ、後ろで君たちの挨拶が落ち着くのを待つ。
ウィスタリア
「……」 視線がかすかにヴィクトールへ
シュナ
「シオンさんもお元気そうで」 穏やかに話していても尻尾は嘘をつけない 「わ、とと」
エスメラルダ
か、かわいそう……>エリカ
ヘーレム
うっ
や、やめろよなんか辛くなってきた
カグラ
「ふふ、シュナさんもへーレムさんも、元気みたいで良かった」
ウィスタリア
「シオンさんもお元気そうで良かったです」 小さく頷いて
シオン
エスメラルダ、ウィスタリアの二人を交互に見て。 「そっちも相変わらずそうね」
ヘーレム
カグラの腰に抱き着いて 「カグラさんも!」
ヴィクトール
「ああ。――二人とも、壮健そうで何よりだ」 一行の後ろから現れ、少女たちの再会を邪魔しないようにしながらも、シオンとカグラ、二人の姿を認めて頷いた。
レオン
「積もる話もあるだろうが、まずは落ち着いたらどうだ」
エスメラルダ
「ああ、元気にしている」 シオンの視線に頷きを返し。
カグラ
「っと、と……」 へーレムを受け止めて、嬉しそうに顔を見合わせる。 「こうされるのも、久しぶりですね」
ウィスタリア
「はい。継続して護衛役をして頂いてます」 シオンに頷き
エリカ
すごい
永遠に
ピピピン!
がなる
シオンを未だに外してないせいだ
そろそろ外そう
ヘーレム
「……お、おち…!」 先ほど嗜められた言葉そっくり繰り返されて言葉に詰まる
ヘーレム
ピピピン!
ウィスタリア
「──、ご紹介させて下さい」
シオン
「…………」 そういう話じゃないんだけど。いやそういう話なんだけど。 「まあいいわ。ほら、こっちに来て座って」
――と」
エスメラルダ
エリカに譲る様に一歩動く。
ウィスタリア
「こちらが、今回お連れした、エリカさんです」
シュナ
「嬉しいだけですよね」 よしよしヘーレム
カグラ
「すみません。再会の挨拶ばかりに気が行ってしまって……ご挨拶が遅れました」
ヘーレム
「お、落ち着いてるもん」 名残惜しそうにカグラから離れて、シュナに何度も頷く 「う、うんっ」
カグラ
「カグラ・ラーズグリーズ。カストレのアナスタシス側の臨時代表を務めています」
ヘーレム
今度こそ挨拶の邪魔をしないように、すすすっとシュナの傍に寄った。
シオン
「シオン・ティリクシィよ。カグラ様の護衛と、イルスファール、アナスタシス間の折衝役、連絡役だと思ってくれればいいわ」
レオン
「レオンだ」 後ろに控えたまま、それだけ短く答えた。
ヴィクトール
「………」 再会を喜ぶ気持ちはヴィクトールにもあったが、それはそれとして、だ。さて――と、エリカの背中を見やる。
エリカ
「エリカと言います。以後見知り置きを」
正直、見知り置いてもらう必要があるとも思っていないのだけど。
ウィスタリア
「──、先に私の推測から申し上げると、」
「アナスタシスの民の血を引く方になります」
シュナ
「───はい?」 え?
カグラ
「……アナスタシスの?」
ヴィクトール
――ほう?」
エスメラルダ
――、何?」
ヘーレム
大切な仲間と大好きな3人が知り合いになった事に、ニコニコと笑顔を見せていたが、思わぬ一言に目を瞬かせた 「……へ?」
シュナ
そうなんです?とエリカを見た
エリカ
「…………以前の会話から、それを疑っているのではないかとは少しは思っていましたけど」
「そんな顔をされても、私は知りませんよ。生まれたのも育ったのも、マルフォードですから」
ウィスタリア
「はい。疑っていたことは否定しません」
シオン
「ふむ……。とりあえず、どんな話をするにしても、座ったらどう?」
ウィスタリア
「わかりました」 頷いて
エスメラルダ
「……根拠を、と思ったが」
ウィスタリア
着席する
エスメラルダ
「そうだな。先に失礼しよう」 頷いて、手近な席に付く。
シオン
人数分座れるだけのソファがあるのだし、と 応接間の質のよさそうなそれらを示した。
レオン
全員が席に着くと、カグラが座るソファの脇に腕を組んで立って。
カグラ
「まずは、事情や根拠をお聞きした方が良いでしょうか」
シュナ
目をぱちくりしつつちょこんと座った
ウィスタリア
「根拠と事情については、エリカさんの許可が必要になります」
ヘーレム
ぽーっとしていたが、シュナと一緒にソファに座った。
ウィスタリア
「私とした会話の内容を、お伝えしてもよろしいでしょうか」
ヴィクトール
許可、か。 ふむ、と「――お前は、ウィスタリアとどういう約束をしたのだ?」>エリカ
エリカ
「……どうぞ。ここまで来て隠すほどのことでもありません」
エスメラルダ
「……」 小さく息を吐いて。 「エリカが構わないのなら、それでいい」
ウィスタリア
頷いて
エリカ
「単に、少し身の上話をして、それを聞いたウィスタリアさんがカストレに一緒に行かないかと誘って来たので、受けただけです」
ウィスタリア
「エリカさんは、戦争終盤時期、前兆もなく体調が唐突に悪化し、しばらく気を失っていたという経験をされています」
シオン
「それって……」
ヴィクトール
「………」 単に、と言うには込み入った事情があるのだろうと、話を聞く前から推察はできた。
ウィスタリア
「そして、その症状は、お母上が亡くなる前にも同様の状況が語られていました」
レオン
「城に突入する前……カグラを救い出した直後の話か」
ヘーレム
「身の上話……」 ふと、前回の依頼でエリカの過去を聞いた事を思い出す
ウィスタリア
「おそらくその時期と重なるものだと思います」 頷いて
ヴィクトール
「機神由来の、アナスタシスの民への干渉だろうか」
エスメラルダ
「……タイミングからしてそうではないか、という所かな」
ヴィクトール
エリカと、その肉親がそうであるのなら、という前提であればだが。
ウィスタリア
「また、お母上が亡くなったのも30歳前後。亡くなる前の症状として、老いたように急に体の自由が効かなくなり、寝たきりになり、」
カグラ
「そのタイミングでなら、そうですね。ロキがアナスタシスの民たちの魂を、〈剣〉の力によって奪い取ろうとした時のことだと思います」
シュナ
「……」
ウィスタリア
「どんな薬効も効果が作用せず、そしてうわ言のように、」
「エリカさんや妹さんへの恨み言を呟く、などの状況が見られた、とのことでした」
「これらの症状は、カグラやシオンさんから語られた、アナスタシス人の呪いによる末期症状と酷似しています」
「私の目的は、」 「カグラ達が所有しているであろう住人情報から、エリカさんのお母上の名前を見つけ出して、」
シオン
「……そうね。そういった症状は、“呪い”を持っていたアナスタシス人に共通するものではあるけれど――
ウィスタリア
「……恨み言が、本来お母上が持っていた性質ではなく、呪いによるものであったと、……そうなのではないかと、裏付けを取りたくて此処に参りました」
ヘーレム
そぉっと、まるで盗み見るようにエリカを見た 「………」
エリカ
「…………」 ウィスタリアの言葉に、目を伏せる。
ウィスタリア
「ある前提で話してはいましたが、ある場合はカグラの許可が必要となるはずです」
「なので、今回此処にお連れした次第です」
カグラ
「……そうですか」 一呼吸置いてから、顔を上げ直して。 「偽名を用いていた場合は話は変わりますが、そうでなければ、エリカさんの出自について答えを得るのは、そう難しいことではないと思います」
ウィスタリア
(住人情報が、ある前提で話していましたが、ですね
シュナ
「────」 エリカさんの重荷が取れれば、と思ったわけでしょうか
ヴィクトール
―――……」 腕を組み、息を吐く。
レオン
「記録など、当たるまでもないな」
エスメラルダ
「……それは?」
シオン
カグラ、レオンの二人に頷いて。 「――そもそもとして」
ウィスタリア
視線をレオンに向けて
そしてシオンに向け直す
ヴィクトール
裏付け―― エリカの出自が真にアナスタシスにあったとしても、母の意思ではない、という可能性が生まれるに過ぎないが……。
シオン
「アナスタシス人で地上に出ることが出来た人間は、限られていたの。主に、私のような地上の調査役に巫女、統治者、あるいはその側近たち」
ヴィクトール
「確かに、以前そう言っていたな」
シオン
「地上へと抜け出す手段は厳重に管理、監視されていたし、それを掻い潜って抜け出すことはほぼ不可能だと言っていいわ」
ウィスタリア
「………」 小さく頷いて
ヴィクトール
「あの戦が本格化してからは、事情が異なるが―― こと、エリカの母、ということならば、条件にはあてはまるか」
エスメラルダ
「……エリカの生まれがマルフォードであるなら」
レオン
「そして、地上へと抜け出す権限を持っていた中で、地上で生死も不明で行方が知れなくなった人間は多くはない」
エスメラルダ
「少なくとも、遡る事に関しては問題はなさそうだな」 
カグラ
「……失礼ですが、エリカさん、ご年齢は」
ヴィクトール
「そういった記録は、いまも残っているのか?」 決して、持ち出せたものが多かったとは思わない
シオン
「一応、ね。アナスタシスがあんな状態になってしまったから、全てではないけれど」
エリカ
「……20です。……母の名は、マリナ、と」
ヘーレム
「じゃあ、エリカのお母様はアナスタシスの偉い方……」 重要な結果を待つような心持で、カグラを見た。
シュナ
「…………」 静かに目を閉じる。耳もややしおれる
カグラ
――ありがとうございます」
「シオン」
ヘーレム
もふもふぅ~~
エスメラルダ
MOF
ウィスタリア
「………、」 様子を見守るように口を閉ざして
シュナ
もふう
ヘーレム
MOFMOF
ウィスタリア
もふぅ
シオン
「はい。……名前だけでは、確定とは言えないでしょうけれど」
ヴィクトール
「……そうか」 シオンの言葉に頷く。ならば、あとは事の推移を見守るのみだろう。
シオン
「私たちの前の世代の調査役の中に、マリナという名前の女性は居たわ」
エスメラルダ
「……知り合いか?」
エリカ
少し俯けば、それに合わせて真っ白い髪が揺れる。
ヘーレム
「! じゃ、じゃあ本当に……エリカはアナスタシスの……。……エリカ?」 彼女の様子に首を傾げる
シオン
「彼女が行方知れずになったのは、私もまだ本当に小さな時期のはずだから、直接の関係らしい関係は殆ど」
ウィスタリア
「……、」 エリカの様子を伺うように目を向けて
エスメラルダ
「そうか。……すまない、話の腰を折ったな」
シオン
首を横に振って。 「でも……確か、マリナさんの髪は彼女とは違って濡羽色だったと思うけれど」
エリカ
シオンの言葉に顔を上げて。 「――他に。他になにか身体的な特徴でわかることはありませんか」
シオン
「……ごめんなさい。私も小さかったから。もう少し年齢の高い人たちに聞き込んでみれば、なにか分かるかも知れないけれど」
ウィスタリア
「カグラ、写真などは記録されていませんか?」
ヴィクトール
「………」 シオンたちより上の世代の者の証言。それが難しいことは、よく知っている。 「――誰か、居るか?」>シオン
ウィスタリア
「すぐには…とは思いませんが、何処かに…」
カグラ
「調査隊に所属していたのなら、残っている可能性はあります」
シオン
「一応、ね。その人たちでも30歳前後……マリナさんが失踪した時には、10歳やそこらだと思うから、有力な証言が得られるかどうかはちょっとわからないわ」
ヘーレム
同一人物であれば、嬉しい事のはずだ。それなのにエリカの様子は想定と違う。狼狽えるようにエリカを見つめては、言葉を紡ぐカグラやシオンに目を向けていく。
エリカ
「……私の母も、艶のある黒い髪をしていて。私たち姉妹も、母から受け継いだそれが自慢でした」
ウィスタリア
「……、お忙しいのは重々承知ですが、探してみて貰えないでしょうか」
「………、」
エリカ
「今のこの髪の色は、家族を失った後に、色がすっかりと抜け落ちてしまったからです」
「……家族からの、穢れた私に対する罰なのだろうと思って――
シュナ
「──」 そうか、本当に白髪といっていいものだったのか
ヴィクトール
「…………」 強い恐怖や悲しみを覚えた時に、一夜にして髪が白くなってしまった者のことを聞いたことがある。
エスメラルダ
「……」 
エリカ
「…………穢れ……」 なにか引っかかったのか、言葉を繰り返して、口元に手を当てる。
ヴィクトール
エリカの様子に、切実なものを見て。 「――おれからも頼む。出来る限り、当たってみてはもらえないか」>カグラたち
エスメラルダ
「……どうした?」
ヘーレム
「エリカ…?」
カグラ
「……ええ、それはもちろんです。エリカさんが望むのであれば、私たちも力を尽くします」
ウィスタリア
「………、」
エリカ
「……いえ、その」
「……私は、ナイトメアで、生まれた時から穢れを持っているのですが」
「妹は正真正銘、人間として生を受けました」
「そのはずなのですが……」
シュナ
「ですが…?」
エリカ
「思い返してみると、母は私だけでなく、妹に対しても時折『穢れを持って生まれてしまってごめんなさい』と言っていたような気がして……」
生んでしまって、だ
ウィスタリア
「……なるほど」
ヘーレム
「………人間なのに、穢れ……?」 首を傾げる
ヴィクトール
「それは…… 地上に生きる生命を、穢れた罪深い存在と信じていた―― そういう事ではないのか?」
シュナ
「または……アナスタシスの呪いを、穢れと言っていた。のかも知れませんね」
レオン
「そんな人間が、地上の男と子を成すとは思えないな」
エスメラルダ
「……呪いを、か」
レオン
「呪いを穢れと言っていた、というのは当たらずとも遠からず、だ」
エスメラルダ
「……何か、わかるのか?」
レオン
「君たちにカグラやシオンが話したかどうかは知らないが、僕たちアナスタシス人は、種族を問わず生まれながらにして穢れを持っている」
「“呪い”のせいでな」
ヘーレム
「……そう、なの?」 疑うわけではないが、思わずカグラとシオンを見上げた。
ヴィクトール
「成程。そちらか」
ウィスタリア
「……、裏付けの1つには、なりそうですね」
ヴィクトール
椅子に深く腰掛け、腕組みをして唸るように言った。
エスメラルダ
「……」
シオン
「ええ、そうよ。呪いが解かれた今はどうなったのかは、分からないけど、ね」
ヘーレム
「……じゃあ、じゃあやっぱりエリカのお母様はアナスタシスの人って事なのだわ…!」 何処となく嬉しそうにエリカに声をかけた
カグラ
「……写真や記録を、探してみます。きっと、確証が持てるなにかがあるはずですから」
エリカ
「……もし、そうだったとしたら」
ウィスタリア
「…お願いします」
エリカ
「母の今際の際の言葉は、すべて……その呪いによるものであって」
「……母自身が、私を恨んでいたわけではなかったと、思っても、良いのでしょうか」
エスメラルダ
「ああ。少なくとも、ウィスタリアが示したいのはその可能性だろう」
ウィスタリア
「……、私は」
ヘーレム
「絶対そうよ!エリカは、お母様に恨まれてなかったんだわ!」 するりと口をついて出た言葉は、やはり喜色が滲んでいた
ウィスタリア
「…そう思えたら良いと、思います」
シオン
「昨日まで優しかった人が、急に動かなくなり、床に伏せてただひたすらに生者への恨み辛みをうわ言のように呟く」
「そんな光景を、私たちは数え切れないくらい見てきたわ」
「私の両親だって、そうだった」
ヴィクトール
「……故人の想いをどう受け取るかは、いまを生きる者に託されている」
「胸に手を当て―― お前の記憶にある母が、優しい人であったのなら、きっと、お前の思う通りなのであろうよ」
シオン
「そんな人たちの姿を見るたびに、あなたと同じように、自分が悪いことをしたのではないかなんて思ったものよ。……アナスタシス人たちは、それを地上の人間たちへの復讐心へと変えることで、乗り越えようとしていたけれど」
「そういう時は――」 ヴィクトールの言葉に頷いて。 「彼の言うように、それまでのその人のことを、信じてみるようにするの」
エリカ
「私の記憶にある……」
シュナ
「──いやはや、身につまされますね」
ヘーレム
「……つままれる?」
エリカ
「……父は、死の間際まで、私たちのことを案じてくれていました。妹も……死に際には会えませんでしたが、最期に見送った朝だって、……笑顔で、私に接してくれて」
ヘーレム
耳をひとつまみ
ウィスタリア
「他の人の事情を聞いて、他人事ではないように感じる、という意味です」
エリカ
「母は――……本当に、本当に優しい人だったんです。あの日が来て、倒れてしまうまでは」
シュナ
「私も……勝手な想像で、昔の仲間に恨まれてるだろうと大分鬱々としていましたからね。彼らはそんな事を言う人達ではなかったというのに」 苦笑した
ヘーレム
「……へぁ」 ウィスタリアを見た、なるほど、と
ウィスタリア
「……エリカさん、」
エリカ
「……っ……」 掌で口を抑えて、小さく嗚咽を漏らす。 「……すみ、ません。……こんな所で……」
エスメラルダ
「……そんな事を言う人ではなかった、か」 小さく呟き、過去の記憶に頭を振った。
ウィスタリア
「………、」 小さく、エリカの背に手を当てて
ヘーレム
「……エリ――」 強がる彼女しか見てこなかった為か、涙をこぼす彼女を見て思わず言葉が詰まった。
シュナ
「────」 エリカの方を見て静かに微笑んだ
エスメラルダ
「ここだからこそ、だろう。ずっと、心にあったものなのだろうから」 エリカに視線を向けると、
ヴィクトール
「それだけ、大切に思っていたのだろう?」 深く傷つき、重い影として引きずってしまうほど―― その声はどこか優しい。>シュナ
エスメラルダ
普段よりも穏やかな声色で言った。
ウィスタリア
「貴方に教えて頂いた、死者との向き合い方、復讐することこそが、その死に対して贖うことができる事」
「……それを受け取って、私なりの考えで、導き出した回答は、こうだと思ったのです」
シュナ
「はい。まあ、死んでいるだろう、恨んでいるだろうと決めつけて、彼らに大分失礼な話でした」 苦笑した
エリカ
「…………」 赤く腫れ掛けた眼を、ゆっくりと上げて。
ウィスタリア
「正しく向き合えるようにする。それが、死者や自分から言葉を受け取れる、引き出せる、方法なのではないかと」
「………記憶が曖昧な、私が言える事ではない…とは思うのですが」
ヴィクトール
―――……」 厳しい浮世だ。望まぬ別れを経験していない者のほうが少ないだろう。
ウィスタリア
「貴方なら、それができると思って」
エリカ
「……復讐だけが手向けだというのは、……私の、独り善がりでしかなかったと」
「……最近、思うようになったんです」
カグラ
「……エリカさん」
――私も、」
ウィスタリア
「……、」 背から手を離すと 促すようにして
カグラ
「私も、兄の事を信じています。……兄は、アナスタシスの人々を裏切り、利用し、地上への戦争を仕掛けて、自らもそれを認め、貫きました」
ヘーレム
おろおろ所在なさげにしていた手を下げて、ゆっくりとカグラを見る 「………」
カグラ
「けれど。言葉にはしていなくても、彼は……ずっと私たちの事を案じていたのだと。私は、ずっとそう信じ続けようと心に決めています」
「それが、私が知る(ロキ)の姿ですから」
ヴィクトール
―――………」
カグラ
「だからあなたも……あなたが信じる家族を、信じてあげてください」
エスメラルダ
「……」 名が出れば、静かに目を伏せた。
ウィスタリア
「………、」
エリカ
そう語るカグラの瞳から、決然としたものを感じて……少しの間を置いてから、ゆっくりと頷いた。
ウィスタリア
ハンカチを取り出すと、エリカに差し出して
レオン
「……軽率だとは言わないが、ロキについての君の考えは、あまり口にしないように気をつけてくれ」
カグラ
「……ごめんなさい、レオン。分かってはいるのだけど……彼女相手なら、と思って」
ウィスタリア
「……、私の目的は、ほぼ達せられました。引き続き、確証を得られる材料を探して頂けると幸いです」 と添えて
エリカ
「……すみません」 逡巡したものの、ハンカチを受け取ると静かにそれで涙を拭って。
ウィスタリア
「エリカさんも、ご足労とご許可、ありがとうございました」
シオン
「ええ。これから数日は私もカストレに居るつもりだから、その間に手掛かりが得られるように探しておくわ」
ヴィクトール
ふ、と口元を緩める。そうは言いつつも、レオンが口を挟まず、最後まで静観していたのは、カグラの意思や想いを察してのことだろうと分かっていたからだ。
エリカ
「いえ……私の方こそ、個人的な話に、皆さんまで巻き込んでしまって」
カグラ
「皆さんも、よろしければしばらくカストレで過ごしていきませんか?」
ヘーレム
エリカが落ち着いていく様子にほっと安堵して、いつの間にか立ち上がっていた体を、もう一度ソファに沈めた 「……はふぅ…」
エスメラルダ
「ああ。皆でゆっくり時間が取れたらと思うよ」
ヘーレム
「……いいのっ?」 ぱっとカグラをみて、ばばっと仲間達を見た
カグラ
「ウィスタリアは最近もこちらへ来ていますが、皆さんは久しぶりですから、カストレがどんな風になっているのかも、見て行ってほしいんです」
ヴィクトール
「ああ。しばらく――かは分からないが、元より、何日かは滞在するつもりだった」
ウィスタリア
「……」小さく頷いて 「良いですよね」 とエスメラルダに
レオン
「終戦当初に比べれば、治安も落ち着き、街も活気づいて来た。数日愉しむには、悪くない場所だろう」
シュナ
「そうですね。もとより予定はありませんし」
ヘーレム
「ヴィクトールはちょっとお休みしなきゃ駄目なんだからね!久しぶりに会ったと思ったら、お髭伸ばしっぱなしできちゃうんだから!」
ぷんすこ
ヴィクトール
「ちゃんと剃ってきただろう」 心外そうな顔を見せながらも、顎を撫でる。
エスメラルダ
「自分で言っていたじゃないか」 苦笑して、視線を向ける。
ヘーレム
「お洋服だって埃っぽかったし……」
エスメラルダ
「俺はウィスタリアの護衛だろう。ウィスタリアのいる場所が、俺のいる場所だ。許可は要らないさ」
カグラ
「では、皆さんの宿を手配しますね。こちらに泊まっていっていただければそれが一番ですが……色々と使用予定もありますので」
ヴィクトール
「旅をしていれば、誰でもそうなる」
ウィスタリア
「……」 小さく頷いて 口元だけ笑った
「お心遣いありがとうございます、カグラ」
シュナ
「いやまあ旅から直行なんですからそのくらいは──」 とヘーレムに言いかけてエスメラルダの台詞に絶句した
ヘーレム
「で、でもでもっ」
シオン
「旅の間でも、少しくらいは身だしなみに気を遣いなさいよ」
「猛獣みたいな見た目と匂いの男がいきなり街に現れでもしたらちょっとした騒ぎになるわよ。あなたはただでさえ目立つんだし……」
ヘーレム
「そ、そうなのだわ!ヴィクトールだって、いつ素敵なレディと出会えるかわからないんだから!」
ヴィクトール
「猛獣……」
エスメラルダ
「も、猛獣……」
エリカ
「……“姉”としては、今のセリフはどうなんです?」 >シュナ
ヴィクトール
「……けして人相が良いとは思った事がないが、そうか、猛獣か……」
「そうか…… もう少し、気を付けるとしよう」 男ばかりの旅だとどうもな。カグラたちと旅をしていた時は、彼なりに気を使っていたのかもしれない。
シオン
「べ、別に悪い意味だけで言ったわけじゃないわよ……? ほら、そういうのが好きな人だって居るでしょ」
シュナ
「あー、いえ、どう反応したらいいのか。あれで“そういうつもりじゃない”とか言うのがあの人なんですよ?」 ぼそぼそ
ヘーレム
「……? ……なんか狼狽えてる?」 シオン……?
ウィスタリア
「………、」 猛獣
エリカ
「……前途多難ですね」 うわ。>シュナ
ヴィクトール
「……先程と言っていることが矛盾していないか?」>シオン
シオン
「狼狽えてもいないし、矛盾してもいないわよ!」
レオン
「真面目な話が落ち着くとこれか」 ふ、と嫌味のない様子で笑って。 「宿の手配は、僕がしておこう。君たちはもうしばらく、歓談を愉しむといい」
ウィスタリア
「シオンさんの持ち味です」
シュナ
「ウィスはウィスで人の心の機微には敏感なのに……いやもうなるようになれとしか」
ヘーレム
「??」 慌ててる、何故…… 「餅味……」
エスメラルダ
食い意地のはった味だな……
ヘーレム
やっぱ醤油ですわ
エリカ
「そういう所だけははっきりと踏み込まないんですね……。いや、まあそういうことは男性から言ってほしいという気持ちは分かりますが……」
シュナ
ちょろっと垂らすだけが好きです
ウィスタリア
砂糖醤油にします
ヴィクトール
――――」 身だしなみと言えば――と。 「……シオンは、少し、髪が伸びたな」
カグラ
「……ふふ」 そんな様子をくすくすと笑って。 「甘えさせてもらうわ、レオン。お願いね」
ヴィクトール
のりとしょうゆ
ヘーレム
わかってんねぇ!
シオン
「えっ」 右を見て、左を見て。
ヘーレム
シオンの左手に居た少女が首を傾げて見せた 「……??」
ヴィクトール
もう一回右を見て
渡ってくださいね
シオン
「……わ、私?」 以前ほどではないものの、終戦時より伸びた髪を指でいくらか摘んで。
ウィスタリア
横断歩道は手をあげて
エスメラルダ
交通整理するヴィクトール.gif
ヘーレム
やばい
ヴィクトール
「? ああ」 ほかに誰が居ると
ヘーレム
すごい似合わなくてむしろ好き
シオン
「そ、そうね……伸びたわね」 
シュナ
「そもそもお互いどう思ってるのか未だに謎というか……いやまあ……男の影も無い私よりはマシでしょうけど。フフ……」 耳と尻尾はぺたーん
ヘーレム
シュナタソ…
シオン
「……まさか、あなたからそういうことを言われるとは思ってなかったわ……」
エスメラルダ
「ヴィクトールはよく見ているものだと思うが」
ヘーレム
シオンを見上げて首を傾げて、ヴィクトールを見上げて逆側に首を傾げて、もう一度シオンを見て
ウィスタリア
「………、」 自分の後ろ髪に触れてみる
エリカ
「その気になれば、あなたなら相手には困らなそうですけど」 いや、よくわからないけど。
シオン
「あなたはまず自分の心配をしなさい」 >エスメラルダ
エスメラルダ
「……?」 後ろ髪に触れた。伸びてはいる……。
ウィスタリア
「………」 手を下ろした
カグラ
「……本当に皆さんが相変わらずのようで、なんだか安心しました」
シュナ
「───」 ふふ…… >えりか
カグラ
――と、そうだ。宿に案内する前に、せっかくですから此処で一緒に食事をしていきませんか?」
ウィスタリア
「ありがとうございます。そうさせて頂ければ嬉しいです」 頷いて
ヴィクトール
「よく似合っている」 大きな戦いが終わり、問題はまだ数あれど、あの頃よりずっと生きることに余裕をもっていられる。それは良きことのように思われた。>シオン
カグラ
「用意してもらいますから、その間は屋敷や周りでゆっくりと過ごしていってください」
ヘーレム
はあはあ
シュナ
「あ、それはいいですね。お手伝いしちゃいますよ」
エスメラルダ
「ああ、ありがとう。何か、手伝えることはあるかな」
ウィスタリア
ではお時間も程々になってきたので
ヘーレム
「……あ、私も私も!エリカにお料理、教わったからちょっとは出来ちゃうのだわ!」
シオン
「!」 ぼっと顔が赤くなって、両手で鼻と口を覆うように隠した。
ヘーレム
ああ^~
ヴィクトール
「では、ありがたく厚意に預かろう。久しぶりの、良い機会だ」
ウィスタリア
宜しければこの辺りでゆっくりと〆て行かせていただければ
シオン
「きょ、今日は雪が降りそうね……! 温かい料理を用意しないと!」
ヘーレム
「……?」 隣のシオンを見上げて
ヴィクトール
ほい
ヘーレム
「………」 ヴィクトールを見上げて 「……!?」
エスメラルダ
「確かに寒いが……雪が降る程か?」
エスメラルダ
はい
ヘーレム
最後に察しておこう
シュナ
「一つ大人になりましたねヘーレム」
シオン
「カグラ様、私は先に食事の準備を手伝ってきますね……!」 カグラに声を掛けると、足早に部屋を出ていった。
ヘーレム
口をパクパクさせながらシュナを見た
エリカ
「……」 え、分からないの?って顔した。>エスメラルダ
エスメラルダ
「……」 なんだその顔は。>エリカ
シュナ
「エスメラルダさんより大人です」 もふもふ
ウィスタリア
「……、」 穏やかにその様子を見て
エリカ
「朴念仁という評価は、間違ってはいないようだな、と」
ヴィクトール
「ん?」 ぽんぽん、とヘーレムの頭を軽く叩いた。
ヘーレム
「えっ、あ……えっ!」 名状しがたい表情をした。二人は大好きなのだが、いや、しかし……!
エスメラルダ
「それはレオンのものだろう……」 
カグラ
「…………」 エスメラルダの言葉には曖昧な笑みを見せた。
ヘーレム
撫でられる感触にヴィクトールを見て 「……あ、あ、うっ」
エリカ
「複雑で、多難な人間模様ですね」 私は巻き込まれていなくて良かったですと肩を竦めた。 
「折角のご厚意ですし、私は一通り屋敷や庭を見て来ます」
冬の日、
1つの疑念が終わりを迎えて、再会の宴は、新たなる出会いも込みのものとなる。
数日の滞在を終えれば、また皆がそれぞれの道を歩き、再び交わる刻を待って、時流と一緒に過ぎ去っていく
ヘーレム
マグロ漁あるからまた交わるんだ。僕は知ってるんだ
エリカ
もうおわったよ
次に見える時は、いかなる時となるかは、皆はまだ、知らない
ウィスタリア
ながいーー
ヴィクトール
マグロ漁とはいったい・・・
ヘーレム
あなおはおわらない
ほら、フラグ立った!フラグ!
 
ウィスタリア
え、5分弱…?
 
ヘーレム
ZUNちゃん…
エリカ
ずんずんずずん
ずんずんは5分どころじゃないぜ
ウィスタリア
ズンが長すぎてズンになるわね、、、
というところでお疲れさまでした
エリカ
お疲れさまでした
ヘーレム
お疲れ様でした!
エスメラルダ
お疲れ様でした
ウィスタリア
急なあれでしたが、お集まり頂けて嬉しかったです
20220124_0 ログになります
エリカ
お付き合いありがとうございました
あなお2があるかどうかはわかりません
ウィスタリア
落ち着いたら退出どうぞ
ヘーレム
あなおは終わらない!!!!!!!!
エリカ
また次のあなおで会おう!
お疲れさまでしたー
ヘーレム
うおおおおおおおおおお
ウィスタリア
そのうちやります
!SYSTEM
エリカが退室しました
ヘーレム
お疲れ様でした!!!やったああ!
エスメラルダ
お疲れ様でした。撤退します。
ヴィクトール
お疲れさまでした! ログありがとー
!SYSTEM
エスメラルダが退室しました
ヘーレム
ログげっと!
ヴィクトール
経験点へーれむにおいつかねばね…
またあそんでください
ではでは
ヘーレム
いつの間にかもうカンスト近い…
またね!
!SYSTEM
ヴィクトールが退室しました
シュナ
ありがとうございました。私も撤退しまーす
!SYSTEM
ヘーレムが退室しました
!SYSTEM
シュナが退室しました
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BGM