- !SYSTEM
- エリカが入室しました
- エリカ
- ラーメン食べにきました
- !SYSTEM
- んごが入室しました
- んご
- らーめん!?
- エリカ
- だってラーメン食べれそうな名前だし……
- 場所はどうする?
- ほししべ!!!1
- 泣きがする
- んご
- ほししべ!!!!!
- ほししべだよ
- エリカ
- いいよ
- じゃあ水取ってくる間に最初やっといて(?)
- んご
- いいよ
- 時間はこのくらいだよ
- 4D6 → 16[3,5,6,2] = 16
- 16時くらいらしいよ
- エリカ
- ふつうじゃん……
- んご
- え…じゃあ…
- 4D6 → 15[2,6,3,4] = 15
- 15時だよ
- かわんなかったよ
- エリカ
- ふつうじゃん……
- 別に何時でも大丈夫だよ!!
-
- 冒険者ギルド、星の標。
今や王都イルスファールでも名が知れた冒険者ギルドの一つである。冒険者といえば、普段から荒事を引き受けたり戦争で遊撃隊として活躍したりと、何かといかついイメージを持たれそうな職業だが、必ずしもその枠に収まらない者たちもいる。
- これはそんな少し枠からはみ出した少女達のちょっとした日常の一幕である。
-
-
- んご
- おわり
- エリカ
- はやい
- ガルバ
- このギルドの店主を務める筋肉質で寡黙な大男は、厨房の奥で書類整理をしながら、時折入ってくる料理のオーダーに応えている 「……」
- エリカ
- 昼食には遅く、夕食にはまだやや早い時間帯。店内は静かなもので、騒ぎ立てるものはいない。
- そんな静かな店内の片隅で本を読んでいる白髪の娘の姿がある。
- キャロライン
- そんな店主をサポートするのは、この店の看板娘。からからと明るい声で冒険者達に声をかけながら店の掃除をしたり、料理を運んでいた 「エリカさん、飲み物のお代わりいりますか?」 空になったらしいカップを確認して、キャロラインがそう声をかけた
- エリカ
- 開いているのは、何の変哲もない料理本だ。しばらくこういった趣味の書物からは遠ざかっていたが、気持ちの変化でもあったのか、久しぶりに気が向いてキルヒア神殿の蔵書を借りてきた。
- 掛けられた声にふと上げられた顔には、まだ若干のぎこちなさはないとはいえないものの、以前のような明らかな棘はない。 「結構で――……いえ、せっかくですからいただきましょうか」
- キャロライン
- 「はぁい!」 エリカのそんな変化に目敏く気付いたのか、優しそうな笑顔で答えて、近くのカップを下げた。
- エリカ
- 彼女が去っていくと、また手元の本に目を落とす。
- ヘーレム
- そんな頃、階上からトントンと軽い足音を鳴らしながら一人の少女が降りてくる。周囲の人間と比べても、一回り以上に幼そうに見えるが、装いからして彼女も立派な冒険者だった。
- 髪は丁寧に結われ、うなじ付近から伸びる二つ結いの髪が、足取りに合わせてひょこひょこ上下した。
- エリカ
- 各種族の伝統的な料理について記された本をいくらか借りてきたのだが、目を引くのはドワーフたちの料理だった。故郷でも冒険でもあまり馴染みのない種族故、彼らの文化にも大きな興味を持つことは今までなかったのだが……調べてみると自分の常識からは離れた調理法や味付け、材料選びなどが記されていて、なかなか興味深いものだということが分かったのだ。
- んご
- 全部からそう
- エリカ
- からそう
- ヘーレム
- 階段の途中からふと視線を酒場へ移すと、見知った顔を見つけた。目を丸くしてぱちぱちと瞬きする。
- 一瞬止めた足を、再び動かす。先程よりも、ちょっとだけ足の速度が速い。
- 「エリカ!」 最後の一段はぴょんと飛び越え、階段下にいた冒険者にぶつかりそうになった。慌てて頭を下げて謝ってから、今度こそ目的の人物へと駆け寄った。
- エリカ
- 「……うん?」 視線を感じると、顔をあげる。珍しく掛けていた眼鏡のブリッジに指で触れて位置を整えると同時に名を呼ばれて。 「こんにちは、へーレム」
- んご
- メガネリカ!?!?
- エリカ
- メガネサンダー!!1
- んご
- やだやだエリカがそんなメガネサンダーやるなんてやだやだ!!!!
- 解釈違いです!!!!
- エリカ
- こわい
- ヘーレム
- 「……あっ」 自分の礼儀のなさに頬と耳を染めて 「こ、こんにちはなのだわ」 と改めてお辞儀をした。
- お辞儀をして、もう一度エリカを見上げる。普段と違う装いに首を傾げた 「……眼鏡?」
- エリカ
- 「急がなくても、逃げたりはしませんよ」 危うく他の相手にぶつかりそうになっていたことをやんわりと窘めつつ、本に栞を挟んで閉じ、眼鏡を外した。 「……ああ、人前ではもう随分と掛けていませんでしたからね」
- 「別にそれほど目が悪いとか、そういうわけではないんですけど、昔は家に篭もって本を読んで過ごすことも多かったもので……読書には掛けた方が集中出来るんです」 そこまで集中して読むほどの本でもないのですがと、最後に付け加えて苦笑してみせる。
- ヘーレム
- 逃げない事は分かっているも、なんだか気持ちが逸ってしまった 「……だ、だって」 そんな風に言い訳を零そうとして、居た堪れなさそうに身を捩った。
- エリカ
- 「まあ、ぶつかってはいないみたいですし、謝ってもいたようですから問題はないでしょう」
- ヘーレム
- 咎められない事にほっとしつつ 「……そうなんだ?なんだか、すごく仕事のできるレディって感じなのだわ…!」 少し興奮気味
- エリカ
- 「えぇ……」 予想外の感想に困惑した声が漏れた。 「仕事というか、家や部屋に篭もる時の装飾品なんですけどね……」
- ヘーレム
- 「私も掛けてみていい? すごく恰好良いし、私も眼鏡をかけたら集中できるかしら!」
- 頂戴頂戴、とぱたぱたと両手を伸ばした。
- エリカ
- 「……まあ、掛けてみるならどうぞ」 減るものでもないと、差し出された手の上に眼鏡を乗せた。
- ヘーレム
- ぽんと載せられた眼鏡を興奮気味に見下ろしつつ、壊さないようにと慎重に顔に掛けてみる。大人用の大きさだからだろうか、鼻と耳の位置が合わず、ずるりと片側のブリッジが耳からずり落ちる。
- 慌てて手で抑えて 「……どうっ?」
- エリカ
- 「仕事が出来そうかどうかはともかく、いつもとは違った印象にはなりますね」
- ヘーレム
- 「えへへ」 胸を張って、嬉しそうに笑った。両手で眼鏡を抑えながら、今度はエリカの手元にあった本を見下ろした 「……それで、何のお勉強をしていたの?」
- エリカ
- 「ただ、やはりサイズが合っていませんから、欲しいなら自分用のものを発注してみた方がよさそうです」 嬉しそうな様子に少し顔をほころばせて頷いて。
- 「勉強というほどのものではありません。久しぶりに、料理の本でも読んでみようかと思って」
- ヘーレム
- 「……」 やっぱり大きさが合わなかったか…早く大人になりたいな、なんて内心で呟いてから 「……お料理?」
- エリカ
- 「一応言っておきますけど、大人かどうかではなく、大人の中でも個々人によって顔のサイズや似合うデザインが違うというだけの話ですからね」 へーレムの表情から考えを読むと、そんな言葉を返す。
- 「ええ。今まで余暇を趣味に使うなんて、家族に対して失礼だと思っていたので遠ざかっていましたが……まあ、色々と気持ちも変わりましたしね」
- ヘーレム
- 「……な、なんでわかったの!」 まさか内心のつぶやきが聞こえていたのか?なんてびっくりして
- エリカ
- 「そういうことを考えている時のあなたはわかりやすいですから」
- ヘーレム
- 「――……」 前回の依頼中に知ったエリカの過去の話、そして彼女の心境を思い出してドキリと心臓が脈打ったが、その内情の変化に次第に落ち着いていく事を自覚する。
- 「ぐっ……」 そんなに顔に出やすかっただろうか。眼鏡を抑えていた片方の手で、自分の頬をつねってみた。
- むにっと餅のように柔らかく伸びる頬に走る僅かな痛みで、顔をなんとか取り繕う。
- エリカ
- 「……ふふ、頬をつねっても表情は簡単には隠せませんよ」 口元に手を当てて、くすくすと笑う。
- ヘーレム
- 「むぐぐ……」
- 悔しそうに小さく呻いてから、耳に届く微かな笑い声に、むずがゆそうにエリカへと視線を向ける。
- エリカ
- 「今読んでいた本のドワーフ料理は、へーレムには少し辛すぎるかも――……どうしました?」
- ヘーレム
- 「ううん。エリカが、笑ってくれて嬉しいだけ」 そうして今度は一緒に笑うようににこりと笑顔になると、もう一度視線を落として本を覗き込んだ。
- 「ドワーフのお料理……食べた事ないかも。やっぱり辛いの?クリスティナに頼んだら、作ってくれるかしら……?」
- エリカ
- 「どうでしょう。それだけではないでしょうけど、これに載っているのはそういうものが多いですね」
- ヘーレム
- 「……そういえば、あれからクリスティナに会ってない」 冒険者の等級から言って、やはり忙しいのだろうか 「私も見てみていい?」
- エリカ
- 「後は本格的に再現するためには、かなりの火力が必要になりそうです。一般家庭のキッチンでは、なかなか難しそうですね」
- ヘーレム
- 「かりょく」
- エリカ
- 「ランクからしても、人格からしても、彼女は引っ張りだこでしょうからね。仕事でないにせよ、友人などに連れられて何処かに行っているんじゃないですか」
- そう返しつつ、本をへーレムへと差し出した。
- 格式ばった本ではなく、だいぶカジュアルな印象の料理本のようだ。
- ヘーレム
- 「……うん。やっぱりそうよね。また、皆に会いたい」 もう一度ふわりと笑ってから、本を受け取る。
- エリカ
- 「同じ店に所属しているのですから、会おうと思えば会うくらい難しくないでしょう」
- ヘーレム
- ぱらりと頁をめくって、少しずれた眼鏡越しに本に目を通していく 「………激辛湯豆腐ドワーフ辛し添え……?」
- エリカ
- 「……また妙なものに目をつけますね」
- ヘーレム
- ぱらぱらまためくって 「……火竜ハバネロのマリネ……」
- 「もしかして、エリカって辛い物が好きなの……?」
- 見てるだけで舌がぴりぴりしてきた
- エリカ
- 「嫌いではありませんが、好きというわけでは……。今まで種族特有の料理は、きちんと学んだことがなかったものですから、興味を惹かれたんです」
- ヘーレム
- 「種族特有の……エルフだと、やっぱり野菜料理が多かったりするのかしら……?タビットは……にんじん料理とか?」
- エリカ
- 「どうなんでしょう……街に住んでいるエルフだと、そもそも種族というかその都市に合った料理を作りそうですし、森の奥に住んでいるような部族は文献に残したりしなさそうですから、参考資料にとぼしそうです」
- 「タビットも……、住んでいる場所に寄るんじゃないですか? 料理よりも神学などの方が好きそうなイメージです」
- 「おすすめは、やはりリルドラケンの料理ですね」
- ヘーレム
- 「ふふっ、そうかも」 三度の飯よりなんとやらだ
- 「リルドラケンの?」
- 見てるだけで辛くなってくる本から視線をずらして、興味を惹かれた様子でエリカを見上げる。
- エリカ
- 「新鮮な素材の味を余す所なく引き出そうとするもので、繊細な風味まで感じられてとても美味しいんです」
- ヘーレム
- 「……食べた事、あるの?」 断定するその言い方に、首を傾げる
- エリカ
- 「味の濃いものに慣れている人にとっては少し物足りなさを感じるかもしれませんが……。あんなに大柄な種族だというのに、そんな料理を作るなんて意外ですよね」
- 「この本の前に調べてみて、この前から自分で作ってみているんです」
- この本を読む前に。
- ヘーレム
- 「えっ!」
- エリカ
- 「……何を驚いてるんですか?」
- ヘーレム
- 本とエリカとを見比べて、眼鏡の位置を直そうとして今度は逆側にずれた眼鏡をそのままに 「ううん、エリカ、お料理できるんだって思って……」
- エリカ
- 「前の依頼の時も話していたじゃないですか。料理は得意な方ですよ。あくまで、家庭料理の範疇ですけど」
- んご
- やっぱり話してたよね!!!
- エリカ
- ウン
- んご
- なんかふんわり記憶に残ってたけど確証がなかった
- エリカ
- 打ち上げの料理作るともいってたし;;
- んご
- ふええ…
- ヘーレム
- なんとなく頭の中だけで料理するエリカを想像してみる 「……」 ついでに想像の中のエリカに眼鏡も掛けてみた。
- はっとした表情になると 「……似合うかも」
- んご
- 萌えを理解してしまったヘーレム
- エリカ
- 「……何を想像したんですか」
- エリカ
- もえもえきゅん
- んご
- うっ
- ヘーレム
- 「エリカなら、きっと将来とても素敵なレディになるんだろうなって……」
- エリカ
- 「それはどうでしょうね……」 困ったような表情を見せて。 「へーレムの方が、ずっと素敵な女性になれますよ」
- ヘーレム
- 「エリカなら、絶対なれるわ!」 ふんふんと興奮気味に詰め寄ってから、付け加えられた一言にさらに詰め寄った 「…ほ、ほんとに!?」
- エリカ
- 「というか、私はそもそももう大人ですし……」 現時点でなっていないのだからなれないのだ。 「ええ。まだ若い分、これからいくらでも成長の余地がありますし、素敵な女性になろうと学ぶ姿勢も持っていますしね」
- ヘーレム
- 「大人になってからだって素敵なレディにはなれるのだわ!……たぶん」 大人になったことがないから分からないなどとは言えず、多分を付け加える。
- エリカ
- 「まあ、今からなったところで何というわけでもないですけどね」
- 「それはともかく、素敵な女性になりたいのなら、料理も少しずつ勉強していってはどうですか?」
- ヘーレム
- 「お料理を……?」
- エリカ
- 「男性だから、女性だからというわけではありませんが、料理は出来て損はないと思います」
- ヘーレム
- 記憶を探るように、視線をエリカから外して、虚空を彷徨わせる 「……そういえば、お母様もよく、レディになるならお料理を覚えないとねって言ってた……」 あの頃はまだ、危ないからと料理は手伝わせてくれなかったが
- 「……お料理」 呆然と呟いてから、もう一度手元の本に視線を戻す
- エリカ
- 「……この本はダメですよ?」
- ヘーレム
- 「………ウン」 ぱたんと本を閉じた
- 「あっ、じゃ、じゃあ――」
- 「私もリルドラケンのお料理、作ってみたい!」
- エリカ
- 「入門に丁度良い本なら、キルヒア神殿の蔵書にもあるはずですし――……うん?」
- ヘーレム
- 「エリカ、美味しいって言ってたでしょ?なら私が作ってあげるのだわ!」 名案だ!と表情をぱっと明るくさせて
- エリカ
- 「ふむ……そうですね。好みに合うかどうかはわかりませんが、ドワーフ料理よりはまだ味的にも、調理的にも親しみやすいかもしれません」
- エリカ
- ちなみにリルドラケン料理が和風、ドワーフ料理が中華+あめりかん
- らしい
- んご
- あっそうなのかw
- エリカ
- ざっくりとしたイメージだとそんな感じっぽい
- んご
- 精進料理を覚えるヘーレム
- エリカ
- 「では、ご馳走になりましょうか。まだ少し先の話になりそうですけど」
- エリカ
- ついでに髪の毛も剃るへーレム
- んご
- 出家するヘーレム
- ヘーレム
- 「うん!」 うきうきで頷いてから固まって、それからうんうんと唸って 「………あ、あの」
- エリカ
- 「なんですか?」
- ヘーレム
- 「ぜ、全部じゃなくていいから……ちょ、ちょっとだけ、お料理教えてもらっても、いい……?」 本当ならサプライズでエリカに料理を作ってあげたいのだが、その当人に教えを乞うというはちゃめちゃ感に、どこかしどろもどろになりながら
- 「き、基本だけ教えてくれたらいいから!あ、あ、あとは他の人に教えてもらうし、本も読むし……!」
- エリカ
- 「少しと言わず、あなたにその気があるなら料理くらい教えますよ。幸い、空き時間は多い方です」
- ヘーレム
- 「……ほんと!よ、よかった……」 ほうっと胸を撫で下ろす。自分で言った手前訂正できなかったのだが、他に料理を教えてくれそうな候補は、なかなかいなかった。
- んご
- ヴィクトールはなんか男の料理しそうだし、ウィスタリアは料理しなさそうだし、エスメラルダはレーションで良さそうだし、シュナも然り
- アーニャとアンフィスは出来そうか……
- エリカ
- 「豪華絢爛な料理は教えられませんが、日常的なものであればいくらでも。昔から、花嫁修業のつもりで色々作ってきましたから」
- ヘーレム
- 耳聡い少女の耳が、エリカの口にしたワードにぴくりとした。
- エリカ
- 「――まあ、途中からはそんな修行のつもりではなくなってしまいましたけど」
- ヘーレム
- 「……は、はなよめしゅぎょう!」
- エリカ
- 「多分、へーレムのお母様もそういうつもりであなたに料理について話したのでしょう」
- 「料理が出来る女性に惹かれる男性は、割と多いそうですよ」
- ヘーレム
- 「そ、そうよね!そうなのだわきっと!素敵な殿方にお料理を振舞うレディ、そのお料理に美味しいって言ってくれる殿方との生活は、レディの夢だものね!」
- 「も、もしかしてエリカ、好きな人がいたりしたの?許嫁とか!……は、それとも最近そんな方ができたから、またこうやってお料理のお勉強をしていたとか……?」
- エリカ
- 「それがレディの夢かどうかは分かりませんが、将来あなたの役に立つのは間違いないでしょう」
- 「いえ」 目を伏せてふるふると首を横に振る。 「子供の頃に周囲にナイトメアだと知られてからは、恋愛どころか友人関係とも無縁でしたから。最近も、特にそういった話はありませんし、今後もするつもりは今の所ありません」
- 「言ったでしょう、趣味だと。昔からの習慣が、今となっては貴重な趣味というだけです」
- ヘーレム
- 「………あっ、ご、ごめんなさい」 興奮のあまり言ってしまったが、辛い思い出を思い出させてしまった。
- エリカ
- 「気にしないでください。前よりはずっと素直に受け止められていますから」
- ヘーレム
- 「………」 感情を読み取るように、おずおずとエリカの瞳を見つめる。
- エリカ
- 見つめ返す瞳には、怒りや悲しみのようなものは浮かんでいない。 「あなたには、もう話したことですし、ナイトメアであることも受け入れてもらっていますしね」
- 「まあ、あの頃私をいじめていた相手をひっぱたいてやりたいという気持ちは、ないではないですが」
- ヘーレム
- 負の感情が宿っていないことが分かれば勢いを取り戻して 「……あ、当たり前なのだわ!エリカはエリカだもの!」
- エリカ
- 「だからへーレムも、そんなことで私の機嫌を窺うようなことはしなくていいんですよ」
- ヘーレム
- 「……うん。で、でも、また変な事言っちゃったら、エリカだって怒っていいんだからね?」
- エリカ
- 「私が咎めるべきことであればはっきりと言う性格なのは、先の依頼で十分に伝わっているでしょう?」
- ヘーレム
- 「………」 それでも、なんだかんだと最終的に折れてくれたのは彼女だった。ちらっと盗み見るようにエリカを見て 「……うん」 と頷く
- エリカ
- そんなへーレムの様子を見て、数秒考える。 「――今から時間があるなら、一緒にキルヒア神殿の図書館へいきましょうか」
- ヘーレム
- 「………うん」 上の空でまた頷いてから、言葉の意味を反芻して 「……えっ、図書館?」
- エリカ
- 「料理、勉強するんでしょう? 入門に良さそうな本を見繕ってあげます」
- ヘーレム
- 「ほ、ほんと!行きたいのだわ!」 途端、ぱっと表情が明るくなると、ずれた眼鏡のままエリカに詰め寄った
- エリカ
- 「私が付いて教えますから、今度アーニャさんやウィスタリアさんたちに振る舞ってあげてください。きっと喜びますよ」
- ヘーレム
- 「うん、うん!すっごく上手になったら、エリカにも美味しいお料理作ってあげるんだからね!」
- エリカ
- そう言えば、きっと彼女には自分が怒ったりしていないことがよく伝わるだろう。そう思っていった言葉だったが、思った以上に効果覿面のようで、思わず少し笑ってしまった。
- 「楽しみにしています、へーレム」 へーレムの顔に手を伸ばし、眼鏡のつるをつまむとそれを取り上げて自分が掛け直す。
- ヘーレム
- 「……そうだ、お料理出来るったら今度はカストレの皆にも――あっ」
- 「ふふ、やっぱりその眼鏡はエリカに似合うのだわ」
- んご
- 予測変換でおかしなことになってた「お料理出来るようになったら~」 です!
- エリカ
- 「……そうですか?」 改めて言われるとなんとなく気恥ずかしくなってしまって、外そうかとも思ったが、それはそれで彼女を困らせてしまいそうな気がした。眼鏡は外さず、はにかむような表情を返して。 「ありがとうございます」
- ヘーレム
- 「うんっ」 にぱっと笑うと、エリカの手を掴んで引いていく 「ほら、早く早く!」
- エリカ
- そう言って立ち上がると、ショールを羽織り、バッグに本をしまう。
- んご
- 女子大生かな
- エリカ
- 「引っ張らないでください……急がなくても――って、時間的に急がないといけませんね……」
- 手を引かれ、ぱたぱたと足早にへーレムについていく。
- エリカ
- 年齢的にも女子大生
- ヘーレム
- 大通りを二人、手を繋ぎながら早足で歩いていく少女達。冬になって陽が落ちる時間帯は早くなったものの、二人を取り囲む雰囲気は春の陽光のように暖かだったとかなんとか――。
- んご
- おわり!?
- エリカ
- あなおはおわり!!!
- んご
- あなおは終わってない!!!!!!!!!
- エリカ
- おわったもん!!!
- お疲れさまでした!!!
- んご
- おわってない!!!!!!!!!!!!
- まだマグロ漁出掛けてない!!!!!!!
- エリカ
- マグロ漁いってたもん
- こないだ
- んご
- ぼくはいってない!!!!!!!!!
- エリカ
- 君だけ部外者
- んご
- 僕だけ部外者!?!?!!??
- ないちゃう
- エリカ
- かわいそう
- よし
- んご
- うっうっ
- エリカ
- なんかチャット重くなってきたし撤退しよう
- んご
- ログはラウンジにはっておきます!!!!!
- エリカ
- はい!!
- んご
- そうね…
- エリカ
- お付き合いありがとうごじました!!
- んご
- こちらこそありがとう!!!!!!!!!
- エリカ
- )))
- !SYSTEM
- エリカが退室しました