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- が入室しました
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- アンフィスが入室しました
- アンフィス
- こんばんは
- よろしくお願いいたします。
-
- はい
- では、描写はさっくりと
- こちらで
- アンフィス
- ありがとう
-
Place└〈人の拠点〉:自販機前
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- 曲名不明100%
-
- ひどく虚無感に駆られていた。魔域の外からやってきた来訪者は、想像以上に強く──あろうことか、脅威であった魔動天使の1柱まで扱うようになっている。
- 強い──ということはこのことなのだろう。それに比べてわたくしがしていることは……
- そういった忸怩たる思いの中、少女は自販機の前にいた。休息をしろ、協力者からは強く言われており、そしていよいよ魔神街への突入が秒読みになっている。
- 彼らのいうことはもっともだ。だからこそ──飲み物を買ってからすぐに部屋に戻ろう。そんな思いで、人の拠点の隊長であるミシェルは踵を返したところだった。
-
- というところからどうぞ
- アンフィス
- 踵を返そうとしたときに、ちょうど見慣れた姿が見えるかもしれない。
- 協力者のひとりである少女である。
- ミシェル
- その姿を見て、一瞬何か声をかけようとは思ったが──特にかけるべき言葉は見当たらなかった。
- アンフィス
- 「ミシェルさん」ミシェルに対して休息をすすめていた少女であったが、ミシェルがそこにいることを咎めもせず、彼女は以前話した時と変わらず
- ミシェル
- 別に避けるつもりはない──が、と、思っていたところ彼女から声をかけられた。
- 「──アンフィスさん。何かお困りごとでも? 魔動機の扱いであれば何でも聞いてくれたら構いませんが」
- と、声をかけられれば普通に対応する。ただでさえ、自分が原因で戦力が削られているのだ。しかし、事態は前に進んでいる。
- 弱音は後でいい
- そういう思いが自身を鼓舞させ、いつも通りアンフィスに対応する。
- アンフィス
- 「いいえ、準備の方も、皆が協力してくれているおかげで、滞りなく」
- ミシェル
- 「はい──いよいよ、ですから。ここで全力を尽くさねば何に尽くすのか、というところですから」
- 「そういう中──私は休息を多くいただいていますが……」首を振り「本番、皆さんと同行する中で脚を引っ張るわけにはいきません。もう一度、ゆっくり休もうと思います」
- と、微笑みを浮かべて
- アンフィス
- 「…そうね。いいえ、むしろ…貴方や彼女の事を守れなかったのはこちらの落ち度よ」ごめんなさい、と改めてそう告げる >ミシェル
- ミシェル
- 「皆さんがどういうか分かりませんけれども──我々は今はチームだと思っています。こちらの落ち度や、私たちの落ち度と考える必要はないかと思いますわ」
- 「だからこそ、二度同じ手は踏まない」
- 轍
- アンフィス
- 「…ありがとう、ええ、もちろんよ」決着をつけるためにもあの街へと向かうのだから。
- ミシェル
- 「……と、偉そうにはいっていますが。わたくしはエリカさんたちに、至らなさを指摘されるような隊長ですから──」髪をかきやると……
- 「──……」少し黙って、遠くの方を見て
- アンフィス
- 「…ミシェルさん、よかったら、少し、お話をしてもいいかしら」
- ミシェル
- 「やはり力は正義なのかもしれませんね。もちろん──魔神人間のようなやり方は到底許されるわけではありませんが……」
- アンフィス
- 立ち話もなんである、ミシェルさえよければ、自販機の前のベンチへと促して
- 本来は部屋でこのまま休んでもらうべき…とは思うが、あまりそれを言いすぎても、彼女の性格上、帰って気にしてしまうだろうと思いつつ
- ミシェル
- 「──それは構いませんよ。──とはいえ、どういった話をすればいいか分からないけれども……」
- アンフィス
- 「ありがとう」貴方も何か飲む?と尋ねる
- ミシェル
- といいつつ、腰かける。
- 「大丈夫ですわ。先ほど、買ったばかりですから」
- 首を振る
- アンフィス
- 自分は持ってきた袋に数本入れる。おそらく見回りや警戒をしている組みへの差し入れを持っていくつもりなのであろう。うち2本はココアのようである。
- ミシェル
- 「アンフィスさんの細かい気遣いには助かっています。わたくしは──余裕のない女ですから」と、袋を見て
- アンフィス
- 「…それは…今の状況を考えると、そうなってしまっても仕方がないわ」エリカに言われた言葉が耳に残っている
- ミシェル
- 「実際に力という意味でも余裕もありませんでしたもの」
- 「貴女方にとっては迷惑だったかもしれませんが、協力を申し出てくれて……例え、この魔域から出るためとはいえど苦心してくださる。それだけでもわたくしは幸福ものです」
- 続く言葉何かを言おうとしたが、それを呑んで
- アンフィス
- 「えぇ、私達も、私達の目的のために動いているところはあるわ」それは否定しない
- ミシェル
- 「それで構いません。わたくしたちを上手く利用してください」
- 「それに──どう考えても、魔神街での戦いは、貴方方にとって普通の戦い以上に、不快感を与えるものでしょうから」
- 「……いえ」
- 「他人の心配より、自分の心配ですわね」
- と、立ち上がって
- アンフィス
- 「……ミシェルさん」
- こんなことを言っても説得力がないとは思う、が。
- 「確かに私たちはお互いの目的があって、行動を共にしているわ、でも」
- 「私は貴方の力になりたいと思うし、それに、他の人に頼る必要があるところは、頼ってもいいと思うわ」
- いつぞや幼馴染に言われた言葉が頭をよぎる。
- ミシェル
- 「勿論、今の状態を頼っていないと、口が裂けても言えません」
- 「それに自分の実力の無さも十分自覚しているつもりですわ」
- 「だからこそ、正直、悔しいんですのよ。何もできなかったわたくし自身が──今は許せない、という我儘です」
- 「たかをくくっていたのかもしれません。今までこの人の陣営を何とか守り通してきた。曲がりなりにも」
- 「ただ、現実は──貴方方が教えてくれました。わたくしたちは井戸の中の蛙と同じ。魔動天使も。そして魔神人間──シュヴァルツさんも想像以上の存在だったと」
- 「泳がされていただけかもと思います──……だから」
- 「できることを考えます。私の力でできることで」
- と、まで言って
- 「あ──申し訳ございません」と、アンフィスに首を振った
- アンフィス
- 「…いいえ。謝る必要はないわ」
- 「手が必要になったら、いつでも言ってちょうだい」誰かに相談した方が、早く解決できる場合もあるから、と。
- 彼女の自分で考えるという意思を尊重したがゆえの言葉である。
- ミシェル
- 「既に手なら借りていますよ。このようなわたくしの与太話にも付き合ってくれたのですから──」
- 「……」
- 少しの沈黙の後いきをはき
- アンフィス
- 「…ふふ、それを言ってしまったら私もこの前お話を聞いてもらっているわ」おあいこね?と微笑んだ
- ミシェル
- 「──この世界は、シュヴァルツさんの目が正しいのかもしれません。力こそ全て、力さえあれば……何でも解決できてしまう」
- 「それはあなた方という武器を手に入れたわたくしも同じこと」
- 「だけど──人としての強さは何なのか……。それは魔神を頼ることに、何が違うのか」
- 「答えをみつけてきます」
- 「おやすみなさい」
- アンフィス
- 「…ええ、おやすみなさい、ミシェルさん」
- ミシェル
- と、今度こそくるりと、回り「アンフィスさんもゆっくり休んでくださいね」
- と、いって、部屋に戻っていく
- アンフィス
- ありがとう、と穏やかに微笑んで
- 少女の背中を見送る。彼女と話していると、言葉の端々で…少し、自分と似ているところがあるように思える。
- 少しでも彼女の気持ちが楽になるとよいが…と思って、声をかけた。
- 果たしてうまくできたかどうかは……・。
- 脳裏で幼馴染の青年が、またいつものように皮肉気に笑う様子が浮かぶ
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- アンフィス
- お付き合い感謝
-
- おつおつ