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冬国のリテラチュア 幕間 アーネスト、ロニ

20211112_0

!SYSTEM
ロニが入室しました
ロニ
うむ!
!SYSTEM
アーネストが入室しました
アーネスト
おす!
ロニ
うむ!
22時までゆるりと過ごせ!
時は来た!
アーネスト
デッデッデデデデッ
カーン
ロニ
では簡単に導入やりまーす♡
アーネスト
では描写h じゃああまえまーしゅ♡
ロニ先輩外にいたりします?
  
魔女の隠れ里、銀の館――
ロニ
中でも外でも!
アーネスト
外で熱く語り合おうや……♂
ロニ
いいとも!
  
アスミ率いる北の灯台調査へと向かう面々が転送されると、館は一気に静かになった。
ロニ
うむ!美味!
  
いやあまり静かになっていなかった。
アーネスト
音量の変わらないただ一人のドワーフ
  
すっかり定位置となった庭先の薪割り場に腰を下ろし、出かける前の腹ごなしとバケットサンドを端から食べつつ、その男はあいも変わらずクソデカボイスだった
ロニ
「うむ!うむ!この生ハムの塩気とマスカルポーネチーズのまろやかさ! こんがりと焼けたバケットと合わさって実に!美味! オリーブオイルと言うシンプルなソースのチョイスもまた素晴らしい!うむ!美味!」もぐもぐ
ロニ
そんな感じでどうぞ~
アーネスト
そんな庭先へ、足音がゆっくりと響いて来る。雪を踏み締める音がロニの言葉の合間を縫って、彼の耳に届く。
いそいそと歩いて来るのは、フードの付いた外套を纏った人物。背丈も声色も男女どちらとも付かない冒険者、アーネストだ。
普段使いであったマンゴーシュをお守りとして預け、その代わりとなるものを買いに里へと出て、そこから帰ってきた所だ。
「……あ、ロニさん」 目深に被られたフードの下に見える口元を緩ませながら、ロニの姿を見ればそう小さく零した。
ロニ
「うむ!おかえりだなアーネスト殿!」 バケットの最後の一口を口にしまい、飲み込むと変わらぬ声量で少年を出迎えた
アーネスト
わぁ……。小さく零しながらその声量に苦笑しつつ、
「どうしたんですか、……ごはん、足りませんでした?」 問い掛けながら、どこか暗い表情のまま傍まで歩いて来る。
ロニ
「出発前の腹ごなしと言う奴だな! 向かう先が都とは言え、次に食事が出来るのが何時になるかはわからぬからな!」備えあれば憂いなし!と笑って見せる
アーネスト
「よく食べますねえ」 人懐こい――というには、フードに隠れて見えない部分が大きいものの そう思える笑みでロニを見上げた。
ロニ
「ドワーフだからな! 酒があれば言う事なしだが流石に出発前に飲むわけにもいかん!」わはは わはは
アーネスト
「……」 ぼくの知っているドワーフはこんなに大きくはないんだよなあ。苦笑を深めつつ、
ロニ
「それにつけてもアーネスト殿、先日の立ち回りは実に見事だった! あの時も言ったがこれを踏み台にすると言う発想は俺にも無かった!」傍らに立てかけた巨盾を見上げ
アーネスト
「ロニさんは、」 いつも元気ですよね。憧れとも羨望とも取れない声色で続けようとした所で、彼から掛けられた言葉にはっとして。
「ご、ごめんなさい。大事な盾なのに使わせて頂いちゃって……」 
ロニ
「謝る必要は無い!むしろその頭の回転の速さに感心してしまった!」
アーネスト
「あの時みたいに、隠れて動くのは得意なんです。……それしかできないっていうか、ですけど」
「イスカさんや、ロニさん。誰かに紛れてみたりしないと……正面からじゃ、とても」 どこか先程からどんよりとした温度を纏いつつ、ロニに応える。
ロニ
「俺には出来ぬ芸当だな!しかも戦いの術だけではなく斥候の技術に魔術の心得もある! 実に多彩!」
「うむ!次からもどんどんとこの体と盾を使うといい!」
アーネスト
多彩と言われれば嬉しそうにしていたものの、続いた言葉には少しだけ肩が落ちて。
「……僕も、ロニさんみたいに闘えたら良かったんですけど」
ロニ
「ふむ?」腕を組み、少年の次の言葉を待つ
アーネスト
その様子に、少しだけ身体が縮こまった。
「格好いいなあって、思うんです。正面から向かっていける人達の事」
ロニ
「格好いいと言われれば悪いは気はしないな!だがそれしか出来ぬ故、そうしているだけと言う部分もある!」
アーネスト
「えー」 苦笑しつつ、ロニの正面にやってきて。
「堂々としている方が、こそこそしているより良くないですか?」
ロニ
時と場合による(ケースバイケース)、だな! ふむ!」ちらっと空を見上げて
アーネスト
「……」 そうかなあ、と唇を尖らせながら、ロニに吊られて空を見上げた。
アーネスト
こいつら……
クリスマスカラーだ……
ロニ
「アーネスト殿は真正面から挑む戦い方が良い、と」雪こそ振っていないが、空は灰色の曇天である。
ロニ
ハロウインは終わったからね
アーネスト
「はい。……ずっと練習して、でも巧く出来なかった闘い方(やりかた)です」
ロニ
「ふむ、そうだな!」少し考えるそぶりを見せて
「『そんなことは無い! さらなる修練を積めばアーネスト殿が思うような戦い方も出来よう!』と言うのは簡単だが」
「俺やノーラ殿のような戦い方はアーネスト殿、貴殿に向いたやり方ではないだろう」
アーネスト
「……」 フードは動かない。
それを解っているけれど、認めたくないような。諦め交じりの意地が、頷く事を躊躇わせている。
ロニ
「まあ、俺が言った所で納得は出来ぬだろうがな!」 わはは、と笑うと首をぐるりと回して
アーネスト
「わかってるんですけど、ね。……憧れちゃうのは、やっぱりありますよ」 苦笑を浮かべ
「正面から不意を打つ方法でもあればいいんだけどなあ……」
ロニ
「ふうむ、正面から不意打ちとはなかなかに難しい議題だな!」
アーネスト
「……あ」
「ロニさんは、僕みたいな相手……陰から狙って来る様な相手と闘う時に、」
「特に、正面からぶつかる時って……どうされるのが嫌ですか?」
ロニ
「そうだな! 単純な打ち込みであればどうとでもなるだろうが――鎧の隙間を縫うような一撃は困るな!」
「後は毒!魔法!銃!」
アーネスト
「んー……」 ふんふん、とロニに頷いて見せて。
ロニ
「罠と言った搦め手で動きを封じられるのも困る! 俺たちは武具を着込む分機動力に欠ける故、そこを封じられれば格好の的でしかないからな!」
アーネスト
「一気に距離を詰めて斬りかかって、魔法を遣って……」 
「それなら、正々堂々不意を打てるかな」 ぽつぽつと呟きながら頷いた。
ロニ
「正々堂々不意を打つ! その発想は無かったな! いやはやアーネスト殿には良い意味で毎度驚かされる!」これが若さか
アーネスト
「僕だって、ロニさんの明るさと正面からぐーって行ける所、いっつも驚いてますよ!」 ぱっと顔を上げた拍子に、フードの奥にあるエメラルドの瞳と視線があった。
ロニ
「ははは! そう言って貰えると嬉しいものだな! うむ! 良い眼だ!」
アーネスト
気恥ずかしそうにフードをぎゅっとひっぱった。
ロニ
「無理強いするつもりもないが、今更何も恥じることはあるまい! 堂々とふるまってみても良いのではないだろうか!」
アーネスト
「……うう、ん」 堂々と。そう言われれば、こちらに来てからはあまり指摘される事もなかったと小さく息を吐いて
戦闘中にフードを弾かれる以外では、殆ど上げなかったフードを持ち上げた。
艶やかな黒髪は外套の中にすっぽりと覆われていたのか、長いポニーテールをするりと下ろし
「ど、堂々と……」 少年とも少女とも付かない、中性的な顔が露わになる。
ロニ
「うむ!」何がうむかなのかはさておき、少年の様子に男は頷くのだった
アーネスト
「故郷や家じゃ、よく笑われてたんです。弟の方が男らしかったから」
ロニ
「そう言うこともあるかもしれないが何、言わせておけばいい!」
「姿形がこうだからこうに違いないなどと言う物はごまんといるだろうが――それがどうしただ!」
アーネスト
「……そうやって、強く言える所。やっぱり、格好いいなって思います」
ゆっくりとフードの付いた外套を脱ぐと、それを腕にかける。
ロニ
「うむ! 何度も言われると流石にくすぐったくなるな!」 わははと笑いながら外套を脱ぐ少年を見て
アーネスト
「ふふ、それがどうした、ですよ!」
ロニ
――ははは! これは一本取られたな! アーネスト殿にはやはり驚かされる!」
「とは言え、外套を脱いで長く外にいては冷えてしまうな! 後は中で話すとしようか!」
アーネスト
嬉しそうに笑うと、ロニに頷いて。
「はい、じゃあ中に!」
ロニ
「うむ! ついでにおかわりでも作ろう!」まだ食うのか
アーネスト
「あっ、じゃあ僕の分もお願いします!」 手をあげて。
ロニ
「承知した!」
ロニ
こんな感じで如何か
アーネスト
了解でございまする
ロニ
うむ!
アーネスト
お疲れ様でした!
ロニ
お疲れさまでした!
ろに「生命11だと流石に厳しいな!」
アーネスト
余りにも無慈悲
ロニ
これからもどんどん壁としてつかってくれたまへ
アーネスト
これからは正面切って不意を撃つぞ
ロニ
やあやあ我こそは死ねぇ!
アーネスト
じゃーんけーん
死ねぇ(グー)
ロニ
グー!(物理
アーネスト
では此方は撤退!
ロニ
うむ!
撤退!!!
!SYSTEM
ロニが退室しました
背景
BGM